JPS6240159Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6240159Y2 JPS6240159Y2 JP1981035235U JP3523581U JPS6240159Y2 JP S6240159 Y2 JPS6240159 Y2 JP S6240159Y2 JP 1981035235 U JP1981035235 U JP 1981035235U JP 3523581 U JP3523581 U JP 3523581U JP S6240159 Y2 JPS6240159 Y2 JP S6240159Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- space
- impeller
- sound absorption
- air guide
- fan casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 claims description 15
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 7
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 2
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 1
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 1
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 1
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 1
- 230000001743 silencing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ブレード音を大巾に低減させた電動
送風機に関するものである。
送風機に関するものである。
従来、真空掃除機等に使われている電動送風機
を第1図a,bに示す。31は電動機であり、軸
端にはZ枚のブレード32を有したインペラ33
が固着されている。インペラ33の回りにはエア
ガイド34が置かれ、このエアガイド34とイン
ペラ33を覆うようにフアンケーシング35が電
動機31のブラケツトに嵌着されている。空気は
矢印で示す様に吸入孔36より流入し、インペラ
33を通り、エアガイド34に導かれ、電動機3
1の排気孔37より流出する。電動機31が回転
すると、電動機軸に取付けられているブレード3
2が回転するが、この時空気は、ブレード22が
インペラ33とエアガイド34のガイド壁の先端
部との隙間38を通過する度に、ブレード22に
より周期的に圧縮される。その結果、電動機31
の回転数N(r.p.s.)と、ブレード枚数Zとをか
け合わせたN×ZHzの周期で圧力脈動が起り、
NZHzの騒音、いわゆるブレード音を発生し、電
動送風機の大きな欠点の一つとなつている。この
ブレード音を小さくするためには、隙間38の大
きさ、エアガイド形状などを変更する必要がある
が、フアンの送風効率の関係から、やたらに変更
する事が出来ず、効果的な改良は現実的には難か
しい。
を第1図a,bに示す。31は電動機であり、軸
端にはZ枚のブレード32を有したインペラ33
が固着されている。インペラ33の回りにはエア
ガイド34が置かれ、このエアガイド34とイン
ペラ33を覆うようにフアンケーシング35が電
動機31のブラケツトに嵌着されている。空気は
矢印で示す様に吸入孔36より流入し、インペラ
33を通り、エアガイド34に導かれ、電動機3
1の排気孔37より流出する。電動機31が回転
すると、電動機軸に取付けられているブレード3
2が回転するが、この時空気は、ブレード22が
インペラ33とエアガイド34のガイド壁の先端
部との隙間38を通過する度に、ブレード22に
より周期的に圧縮される。その結果、電動機31
の回転数N(r.p.s.)と、ブレード枚数Zとをか
け合わせたN×ZHzの周期で圧力脈動が起り、
NZHzの騒音、いわゆるブレード音を発生し、電
動送風機の大きな欠点の一つとなつている。この
ブレード音を小さくするためには、隙間38の大
きさ、エアガイド形状などを変更する必要がある
が、フアンの送風効率の関係から、やたらに変更
する事が出来ず、効果的な改良は現実的には難か
しい。
本考案は上記の欠点を解決し、エアガイド形状
などの変更をせず、すなわち、フアン送風効率に
影響を与えずして、ブレード音を低減することを
目的とするものである。
などの変更をせず、すなわち、フアン送風効率に
影響を与えずして、ブレード音を低減することを
目的とするものである。
本考案の構成は、フアンケーシングにインペラ
とエアガイドを内包するとともに、上記エアガイ
ドのボリユート部と連通する吸音孔をフアンケー
シングに複数形成し、これら吸音孔は間に空間を
おいて上記フアンケーシングの外側から弾性体の
カバーで覆い、かつ上記空間には吸音材を介在さ
せたものである。
とエアガイドを内包するとともに、上記エアガイ
ドのボリユート部と連通する吸音孔をフアンケー
シングに複数形成し、これら吸音孔は間に空間を
おいて上記フアンケーシングの外側から弾性体の
カバーで覆い、かつ上記空間には吸音材を介在さ
せたものである。
上記本考案の構成によると、発生したブレード
音は吸音孔よりケーシングとカバーとの間の空間
に導びかれて、吸音材の作用も相まつて合理的に
吸音されるものである。
音は吸音孔よりケーシングとカバーとの間の空間
に導びかれて、吸音材の作用も相まつて合理的に
吸音されるものである。
また上記吸音作用を発揮する空間を弾性材から
なるカバーで構成しているため、真空掃除機など
の機器に本電動送風機を組込んだ場合、カバーは
もちろん空間が緩衝材として有効に働らき、機器
への振動伝播をおさえる作用も有する。
なるカバーで構成しているため、真空掃除機など
の機器に本電動送風機を組込んだ場合、カバーは
もちろん空間が緩衝材として有効に働らき、機器
への振動伝播をおさえる作用も有する。
以下本考案の実施例を添付図面とともに説明す
る。
る。
第2図a,bにおいて、電動機1の軸端には複
数のブレード2をもつインペラ3が固着されてお
り、このインペラ3の周囲にはエアガイド壁4a
及びエアガイド壁に囲まれた空間、即ちボリユー
ト部4bを有するエアガイド4が置かれている。
5はインペラ3、エアガイド4を覆うように、配
置されたフアンケーシング6は吸入口、7は排気
孔、8はインペラ3とエアガイド4のガイド壁の
先端部付近との隙間である。上記フアンケーシン
グ5の外周にはボリユート部4bに対向する位置
に多数の吸音孔9が設けられており、この吸音孔
9を弾性体からなるカバー10が覆つている。ま
たカバー10と、フアンケーシング5の間に構成
された空間11にはフエルト材,ウレタン等の吸
音材12が充填されている。次に、ブレード音の
消音作用について述べる。空気の周期的圧力変動
の結果生じるブレード音は、空気の流れと同様に
エアガイド4で導かれ、電動機1の排気孔7から
外部へ伝搬するのであるが、途中で吸音孔9によ
り空間11に吸音される。すなわち、空間11と
吸音孔9とにより一種の共鳴器が構成され、その
共鳴周波数をブレード音の周波数に接近する様に
吸音孔9、空間11の大きさを適当に決めると、
ブレード音が空間11に吸音されて吸音材12と
の摩擦により減衰する。したがつて、排気孔7よ
り伝搬するブレード音は大巾に低減される事にな
る。
数のブレード2をもつインペラ3が固着されてお
り、このインペラ3の周囲にはエアガイド壁4a
及びエアガイド壁に囲まれた空間、即ちボリユー
ト部4bを有するエアガイド4が置かれている。
5はインペラ3、エアガイド4を覆うように、配
置されたフアンケーシング6は吸入口、7は排気
孔、8はインペラ3とエアガイド4のガイド壁の
先端部付近との隙間である。上記フアンケーシン
グ5の外周にはボリユート部4bに対向する位置
に多数の吸音孔9が設けられており、この吸音孔
9を弾性体からなるカバー10が覆つている。ま
たカバー10と、フアンケーシング5の間に構成
された空間11にはフエルト材,ウレタン等の吸
音材12が充填されている。次に、ブレード音の
消音作用について述べる。空気の周期的圧力変動
の結果生じるブレード音は、空気の流れと同様に
エアガイド4で導かれ、電動機1の排気孔7から
外部へ伝搬するのであるが、途中で吸音孔9によ
り空間11に吸音される。すなわち、空間11と
吸音孔9とにより一種の共鳴器が構成され、その
共鳴周波数をブレード音の周波数に接近する様に
吸音孔9、空間11の大きさを適当に決めると、
ブレード音が空間11に吸音されて吸音材12と
の摩擦により減衰する。したがつて、排気孔7よ
り伝搬するブレード音は大巾に低減される事にな
る。
次にこの電動送風機を真空掃除機に使用した例
を第3図に示す。14は上記構成における電動送
風機であり、弾性体のカバー10と廻り止めゴム
15とを介して本体ケース16に弾性支持されて
いる。17は集塵用フイルタであり、18はコー
ドリールを示している。空気の流れは矢印で示す
様に、床ノズルを介して流入孔19より流入し、
集塵用フイルタ17で塵を分離し、電動送風機1
4を通り、掃除機排気孔20より排気される。す
なわち、弾性体のカバー10は、ブレード音の吸
音効果を生じさせる空間11を構成するカバー
と、電動送風機の振動を本体ケースに伝えなくす
る防振用弾性体を兼ねる事になる。
を第3図に示す。14は上記構成における電動送
風機であり、弾性体のカバー10と廻り止めゴム
15とを介して本体ケース16に弾性支持されて
いる。17は集塵用フイルタであり、18はコー
ドリールを示している。空気の流れは矢印で示す
様に、床ノズルを介して流入孔19より流入し、
集塵用フイルタ17で塵を分離し、電動送風機1
4を通り、掃除機排気孔20より排気される。す
なわち、弾性体のカバー10は、ブレード音の吸
音効果を生じさせる空間11を構成するカバー
と、電動送風機の振動を本体ケースに伝えなくす
る防振用弾性体を兼ねる事になる。
以上の様に本考案は外周部に吸音孔を有したフ
アンケーシングと、フアンケーシングに設けられ
た吸音孔を覆う弾性体からなるカバーと、フアン
ケーシングとカバーとの間の空間に充填された吸
音材とを設けることによつてブレード音を大巾に
低減し、しかも、フアン効率には影響を与えない
電動送風機を提供できるものである。また本電動
送風機を真空掃除機などに組込む場合は上記カバ
ーを緩衝支持材として活用でき、その弾性および
空間を介して電動送風機の振動を合理的に吸収し
て掃除機などのケースへの振動伝播をおさえて静
音化を促進できるものである。
アンケーシングと、フアンケーシングに設けられ
た吸音孔を覆う弾性体からなるカバーと、フアン
ケーシングとカバーとの間の空間に充填された吸
音材とを設けることによつてブレード音を大巾に
低減し、しかも、フアン効率には影響を与えない
電動送風機を提供できるものである。また本電動
送風機を真空掃除機などに組込む場合は上記カバ
ーを緩衝支持材として活用でき、その弾性および
空間を介して電動送風機の振動を合理的に吸収し
て掃除機などのケースへの振動伝播をおさえて静
音化を促進できるものである。
第1図は従来の電動送風機を示し、aは平面
図、bはA−A′の部分断面図を示す。第2図は
本考案の実施例における電動送風機を示し、aは
平面図、bはB−B′の部分断面図を示す。第3図
は電動送風機を真空掃除機に使用した場合の断面
図である。 5……フアンケーシング、10……カバー、1
1……空間、12……吸音材。
図、bはA−A′の部分断面図を示す。第2図は
本考案の実施例における電動送風機を示し、aは
平面図、bはB−B′の部分断面図を示す。第3図
は電動送風機を真空掃除機に使用した場合の断面
図である。 5……フアンケーシング、10……カバー、1
1……空間、12……吸音材。
Claims (1)
- 電動機の軸端に固着された複数枚のブレードを
有するインペラと、インペラの周囲に設置され複
数のボリユート部を有するエアガイドと、エアガ
イド、インペラを内包するフアンケーシングと、
このフアンケーシングに設けられ、前記ボリユー
ト部に連通する複数の吸音孔と、この吸音孔を覆
い、フアンケーシングとの間に空間を形成する弾
性体のカバーと、前記空間に充填した吸音材とか
らなる電動送風機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981035235U JPS6240159Y2 (ja) | 1981-03-12 | 1981-03-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981035235U JPS6240159Y2 (ja) | 1981-03-12 | 1981-03-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57148096U JPS57148096U (ja) | 1982-09-17 |
JPS6240159Y2 true JPS6240159Y2 (ja) | 1987-10-14 |
Family
ID=29832515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981035235U Expired JPS6240159Y2 (ja) | 1981-03-12 | 1981-03-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6240159Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07121596B2 (ja) * | 1985-05-21 | 1995-12-25 | 大日本印刷株式会社 | 自動刻印装置 |
JPH045758Y2 (ja) * | 1985-07-17 | 1992-02-18 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5027405B2 (ja) * | 1973-05-18 | 1975-09-08 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5027405U (ja) * | 1973-07-04 | 1975-03-29 | ||
JPS5928154Y2 (ja) * | 1979-01-17 | 1984-08-14 | 松下電器産業株式会社 | 電動送風機 |
-
1981
- 1981-03-12 JP JP1981035235U patent/JPS6240159Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5027405B2 (ja) * | 1973-05-18 | 1975-09-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57148096U (ja) | 1982-09-17 |
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