JPS6237663Y2 - - Google Patents

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JPS6237663Y2
JPS6237663Y2 JP5522784U JP5522784U JPS6237663Y2 JP S6237663 Y2 JPS6237663 Y2 JP S6237663Y2 JP 5522784 U JP5522784 U JP 5522784U JP 5522784 U JP5522784 U JP 5522784U JP S6237663 Y2 JPS6237663 Y2 JP S6237663Y2
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JP5522784U
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JPS60167694U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、畳の製造に際し、畳を所望の寸法に
仕上げるべく、畳の縁辺側或は框辺側といつた縁
部を切断するのに使用する畳切断装置に関し、特
に畳の上下面間を斜めに横切る刃先を有する刃物
を往復微動させながら畳面に平行に移動させる形
式の畳切断装置に関するものである。
この形式の畳切断装置においては、刃物の往復
微動によつて刃先が畳に食い込む方向への進退の
変位を大きく生じるようでは、その痕跡がぎざぎ
ざの条痕となつて畳の切断面に生じることとな
り、きれいな切断ができない。そこで特公昭55−
20840号公報に示されているように、刃物の往復
微動を刃先線にそつて平行になすこと、つまり
は、刃物の往復微動の方向を刃先線の方向に一致
させるのが理想的であり、このようにすれば、そ
のような問題を完全に解消することができる。す
なわち、刃物に刃先が直線形であるものを使用す
る場合には、その直線刃先にそつて刃物を直線的
に往復微動させ、刃物に刃先が弧形であるものを
使用する場合には、その弧形刃先の曲率中心を支
点として刃物を往復微揺動させるとよく、このよ
うにすると刃先が畳に食い込む方向への進退の変
位を全く生じないわけである。しかしながら、ま
ず前者のように刃物を直線的に往復微動させるこ
とは、そのための機構が複雑になり、装置の製造
が面倒で高価になるという実施にとつて非常に不
利な問題がある。他方、後者のように、刃物を弧
形刃先の曲率中心を支点として往復微揺動させる
場合は、機構が簡単になり得る反面、装置の大き
さの制約において刃先と揺動支点との間の距離を
無制限に大きくすることはできず、弧形刃先の曲
率半径が小さく制限され、従つて刃先が傷んだ場
合の刃研ぎ作業がきわめて厄介になるばかりでな
く、畳の上下面間にわたつて斜めに横切る刃先の
角度をどの部位でも切れ味をよくするのに最も適
した角度に保つように設定することができないと
いう問題がある。
本考案は上記問題を解決することを目的とする
ものであつて、その構成の特徴は、畳面に対して
略々30゜〜40゜の角度で畳の上下面間を斜めに横
切る直線に近い弧形刃先をもつ刃物を、前記弧形
刃先とその曲率中心との中間位置に設定した支点
を中心に往復微揺動させながら畳面に平行に移動
させるようにしたもので、前記弧形刃先の曲率半
径を略々500mm〜3mとし、前記弧形刃先から前記
支点までの距離を略々200mm〜400mmとしたことに
ある。
本考案においては、その作用目的において、前
記支点を、前記弧形刃先の畳の上下面間における
略々中央の部位と当該弧形刃先の曲率中心とを結
ぶ曲率半径線上に設定することが好ましく、畳の
厚さが最大としての60mm程度の場合を基準にして
そのように設定するとよい。
以下本考案を実施例について図面を参照して説
明する。
図示の実施例装置において、機体1が支持台
(図面省略)に支持された定置の畳2に対し、そ
の切断すべき縁部にそつて移動されるようになつ
ている。機体1には、畳2の上方から下方に向つ
て突出して畳を上面2aから下面2bにかけて斜
めに横切る弧形刃先3aを有する刃物3と共に、
畳2をはさんで上下に対向配置の圧受板4と昇圧
板5が設けられている。このようにして、畳2の
縁部が、圧受板4と昇圧板5で上面2aと下面2
bから挾圧された状態で、機体1の移動に伴なつ
て刃物3が第1図及び第3図における右方に向つ
て畳2の面(上下面)に平行に前進移動すること
により、切断されるようになつている。
刃物3は、上部を支持アーム6の前部にボルト
等で取付けられて垂下状に支持されている。支持
アーム6は、後部を機体1の後上部に設置された
支軸7に枢着され、前部を機体1の上部に設置さ
れた回転軸8に備わるクランク9に連結杆10で
連結されている。回転軸8は機体1の適所に設け
られたモータ11によつてプーリとベルト等の適
当な回転力伝達手段を介して回転されるようにな
つている。このようにして回転軸8の回転による
クランク9の作動によつて連結杆10を介して支
持アーム6と共に刃物3が、従つて弧形刃先3a
が支軸7の中心を支点01として第3図に実線で
示す状態位置と仮想線で示す状態位置との間を往
復微揺動されるようになつている。
この装置において、畳2の厚さ(t)は通常最
大で60mm程度であり、これを基準に以下のように
設定する。
まず刃物の弧形刃先3aは、畳面(上下面)に
対する角度(α)が刃物の前進移動による畳の切
断にとつて抵抗少なく切れ味のよい角度である
略々30゜〜40゜で上記の最大60mm程度の厚さの畳
の上面2aと下面2bの間を斜めに横切るように
描かれる直線からなる角度基準線L1を仮定し、
この線に近い弧形とし、その曲率半径を略々50mm
〜3mとする。すなわち、上記厚さの畳の上面2
aから下面2bにかけて斜めに横切る弧形刃先3
aにおける畳の上面2aに交わる部位P1と下面2
bに交わる部位P2とを結んで描かれる直線を上記
の角度基準線L1に対応させ、その角度基準線L1
の両部位P1,P2の間の長さの中央に直角に描かれ
る直線からなる中心線L2を仮定し、その中心線
L2上における両部位P1,P2の各々から等しく
略々500mm〜3mの距離にある位置に当該弧形刃先
3aの曲率中心O2を設定する。
次に、そのような刃物の往復微揺動の支点O1
の位置については、上記の曲率中心O2に一致さ
せずに、それよりも弧形刃先3aに近づけて、そ
の曲率中心O2と弧形刃先3aとの中間位置に設
定し、この支点O1までの弧形刃先3aからの距
離を略々200mm〜400mmとする。すなわち、その支
点O1は、弧形刃先3aの畳の上面2aと下面2
bとの間における略々中央の部位P3と前記曲率中
心O2とを結んで前記した中心線L2に一致して描
かれるところの弧形刃先3aの曲率半径線L3
に設定し、この支点O1までの弧形刃先3aにお
ける前記した畳の上面2aに交わる部位P1と下面
2bに交わる部位P2との各々からの距離を等しく
前記の略々200mm〜400mmとする。
以上の設定は、刃物3が支点O1を中心とする
往復微揺動における適当な特定の状態位置にある
とき、たとえばその往復微揺動のストロークの一
方の終端にあるような第3図に実線で示す状態位
置にあるときを基準として、この状態で行うもの
とする。これにより、その基準の状態位置から別
の状態位置へと支点O1を中心に刃物3が揺動さ
れていくときの弧形刃先3aにおける畳の上面2
aに交わる部位P1と下面2bに交わる部位P2との
移動軌跡が、支点O1を中心として等しく略々200
mm〜400mmの半径で描かれる円弧L4に、一致する
ものとする。なお、支点O1を中心とする刃物3
のクランク9による往復微揺動のストロークは適
宜でよいが、好ましくは、たとえば弧形刃先3a
の長さにおいて15mm程度とする。また、弧形刃先
3aの全長は、そのストロークの往復微揺動によ
つても畳の上面2aと下面2bにわたる状態に維
持されるに足る長さに設定することはもちろんで
ある。
以上の構成によると、刃物3の往復微揺動の支
点O1が弧形刃先3aとその曲率中心O2との中間
位置の設定であるが、この場合の弧形刃先3aの
曲率半径が略々500mm〜3m、弧形刃先3aから支
点O1までの距離が略々200mm〜400mmであり、こ
のようにして弧形刃先3aが、厚さ(t)が最大
の60mm程度の畳2の上面2aと下面2bとの間を
畳面に対する角度(α)が略々30゜〜40゜で斜め
に横切る角度基準線L1の直線に近いものであつ
て、その角度基準線L1の直線と、当該弧形刃先
3aにおける畳の上面に交わる部位P1と下面に交
わる部位P2との支点O1を中心とする揺動軌跡円
弧L4との中間的な弧形になつているものである
ことにより、支点O1を中心とする弧形刃先3a
の長さにして15mm程度のストロークの往復微揺動
においては、この際の弧形刃先3aの畳に食い込
む方向への進退の変位は極めて微小にとどめら
れ、その畳面に対する角度の変動も極めて微小に
とどめられる。従つて、そのような往復微揺動し
ながらの機体1の移動に伴なう畳面に平行な刃物
3の前進移動において、弧形刃先3aが直線に近
いことによつて畳の上面2aと下面2bにわたる
どの部位においても大差なく同じように切断にと
つて好適な略々30゜〜40゜の畳面に対する角度に
維持された状態で、ほとんど抵抗なしに切れ味鋭
く、切断面にぎざぎざの条痕を生じるようなおそ
れなく、きれいに畳2が切断され得る。
この構成装置の場合、刃物3を直線的に往復微
動させるのでなしに支点O1を中心に往復微揺動
させるものであることにおいて、その機構が簡単
で装置を安価にできる。しかも弧形刃先3aから
支点O1までの距離が略々200mm〜400mmに設定さ
れることにおいて、この種装置の全体の大きさと
の関係において実施容易な無理のないものであつ
て、装置をコンパクトにできるものである。そし
て弧形刃先3aが直線に近いものであることにお
いて、使用によつて傷んだ場合の刃研ぎ作業が容
易であると共に、研ぎ減りして更に直線に近づく
ように変形されていつても前記したような切断の
好ましい作用をほとんど変化なく持続し得るもの
である。
なお図において12は、刃物3の刃面方向への
振れを防止するための挾持案内部材である。また
13は、刃物3を支軸7と支持アーム6及び挾持
案内部材12と共にまとめて機体1に取付ける媒
介をなす支持ブロツクであつて、これが機体1に
対して適当な部分でピン14を中心に傾動調節自
在に取付けられていることによつて、刃物3の畳
面に対する刃面角度を垂直からそれ以外の角度に
微調節可能にするものである。また15及び16
は、機体1に設けられた平刺し縫い用の針及び釜
であつて、これによつて畳2が畳床への畳表と縁
布との縫着をされながら縁部を切断され得る。こ
れらは必要に応じて装備されるものである。また
圧受板4と昇圧板5とは、そのいずれか一方又は
両方を昇降動可能にされ、最大の60mm程度からど
のような厚さの畳でも挾圧して切断できるように
される。
以上のようにして本考案に従えば、畳面に対し
て略々30゜〜40゜の角度で畳の上下面間を斜めに
横切る直線に近い弧形刃先をもつ刃物を、支点を
中心に往復微揺動させながら畳面に平行に移動さ
せるもので、揺動支点を弧形刃先とその曲率中心
との中間位置に設定し、弧形刃先の曲率半径を
略々500mm〜3mとし、弧形刃先から揺動支点まで
の距離を略々200mm〜400mmとしたことにより、刃
物の微動が簡単な機構でできて装置が安価にでき
ること、特に揺動支点の位置的な装置全体の大き
さとの関係が寸法的に無理なく、装置がコンパク
トに収まること、刃先の微揺動による畳への食い
込み方向への進退の変位が極めて微小にとどめら
れ、畳の切断面にぎざぎざの条痕の生ずるおそれ
がないこと、刃先が畳の上下面にわたるどの部位
でも大差なくほとんど同じように切れ味をよくす
るのに最も適した30゜〜40゜の畳面に対しての角
度に保たれ得ること、及び刃先の刃研ぎが容易で
あり、刃先が研ぎ減りしてより直線に近づくよう
に変形していつても切断作用がほとんど同じに維
持されることの特長がある。概して本考案に従え
ば、従来のこの形式の各種装置に認められていた
種々の問題が総合的に解決され、切断作用におい
て、藁床の畳は勿論、厚さ3mm程度といつたベニ
ヤ板を用いた発泡スチロール床の畳や、インシユ
レーシヨンボード等を用いた化学床の畳のような
非常に切断しにくい畳であつてもほとんど抵抗な
く効率的に容易迅速に、切断面をきれいに高精度
に切断できるようになる優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の畳切断装置の実施例を示す正
面図、第2図はその装置を部分的に破断して示す
側面図、第3図は第1図の1部分の拡大図であ
る。 1……機体、2……畳、2a……上面、2b…
…下面、3……刃物、3a……弧形刃先、O1
…支点、O2……弧形刃先の曲率中心。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 畳面に対して略々30゜〜40゜の角度で畳の上
    下面間を斜めに横切る直線に近い弧形刃先をも
    つ刃物を、前記弧形刃先とその曲率中心との中
    間位置に設定した支点を中心に往復微揺動させ
    ながら畳面に平行に移動させるようにしたもの
    であつて、前記弧形刃先の曲率半径を略々500
    mm〜3mとし、前記弧形刃先から前記支点まで
    の距離を略々200mm〜400mmとしたことを特徴と
    する畳切断装置。 (2) 前記支点を、前記弧形刃先の畳の上下面間に
    おける略々中央の部位と当該弧形刃先の曲率中
    心とを結ぶ曲率半径線上に設定したことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の
    畳切断装置。
JP5522784U 1984-04-13 1984-04-13 畳切断装置 Granted JPS60167694U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5522784U JPS60167694U (ja) 1984-04-13 1984-04-13 畳切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5522784U JPS60167694U (ja) 1984-04-13 1984-04-13 畳切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60167694U JPS60167694U (ja) 1985-11-07
JPS6237663Y2 true JPS6237663Y2 (ja) 1987-09-25

Family

ID=30577700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5522784U Granted JPS60167694U (ja) 1984-04-13 1984-04-13 畳切断装置

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JP (1) JPS60167694U (ja)

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JPS60167694U (ja) 1985-11-07

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