JPS6237616Y2 - - Google Patents

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JPS6237616Y2
JPS6237616Y2 JP1487879U JP1487879U JPS6237616Y2 JP S6237616 Y2 JPS6237616 Y2 JP S6237616Y2 JP 1487879 U JP1487879 U JP 1487879U JP 1487879 U JP1487879 U JP 1487879U JP S6237616 Y2 JPS6237616 Y2 JP S6237616Y2
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JP
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plate
lever
sliding body
cutting
cut
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JP1487879U
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【考案の詳細な説明】 本考案は切削加工機、特に切削終了時に刃具が
自動的に後退するようにした自動切上装置を有す
るダイヘツドに関する。
従来例えばパイプねじ切機においてはねじ切が
終了すると作業者が手動でダイヘツドを操作して
ダイヘツドに取付けたバイト(刃具)を引つ込め
るようにしているものが多い。しかしながらこの
方法では常に作業者がそばについている必要があ
るのみならずバイトをパイプから引つ込める際に
パイプのねじ部に傷、所謂“ツールマーク(歯
形)”を付け易くその部分からの漏洩等の問題が
生じていた。また作業者がそばについていてもね
じ切長さを均一にすることは困難であり熟練技術
が要求されていた。
本願出願人は上記の問題を解決するために特願
昭53−54027号において所定の切削加工が終了す
ると刃具が自動的に後退するようにした切削加工
機のダイヘツドを提案した。
本考案は上記特願昭53−54027号に開示した如
きダイヘツドにおいてその作動信頼性を一層向上
すべく改良したものである。
更にまた本考案の別の目的は特にテーパねじ切
機等のテーパ切削加工機において切削加工終了時
に刃具を徐々に自動的に後退せしめることにより
更に余分なテーパねじ加工を施し得るようにした
切削加工機のダイヘツドを提供せんとするもので
ある。
このような余分なテーパねじ山の加工は次の如
き理由によつて実際上しばしば必要になる。すな
わち、例えば水道管、ガス管等の管端に形成され
る接続用のテーパねじはJIS規格によりその最低
ねじ山数が定められているにすぎず、従つて実際
のねじ山数は規格のそれより数山多くなる場合が
ある。しかもその余分なテーパねじのねじ山数は
メーカの要求、管の使用目的、使用場所等に応じ
て種々異なつてくる。そのためその都度チエーザ
(テーパねじ切用刃具)を交換していたのでは作
業性を低下せしめるのみならず加工信頼性にも悪
影響を及ぼす。本考案に係るダイヘツドはこのよ
うな要求も充足するものである。
以下、添附図面に従つて本考案の好ましい実施
例を説明する。
第1図にバイト、チエーザ等の刃具を放射状に
保持したダイヘツドを示す。ダイヘツド本体1は
加工機(図示せず)の往復台(図示せず)上に載
置される。往復台はパイプ等の被加工素材100
(第1図)と平行に延びる一対の案内棒(図示せ
ず)によつて支持案内され往復動する。
ダイヘツド本体1は相対的に回動可能な一対の
対向した略環状プレート2,3(第2図)を有
し、例えばプレート3は刃具の数に等しい数(図
では4つ)の湾曲突起7(1つのみ図示)を有し
一方プレート2はこの湾曲突起7に対応する湾曲
溝(図示せず)を備えた刃具9を有する。刃具9
はプレート2の外表面から突出した保持部5内に
保持される。斯しくて2枚のプレート2,3が相
対回転すると突起7とこれに対応しかつ係合する
刃具の溝との作用により刃具9は半径方向に動き
得る。刃具を半径方向に動かすための斯かるスク
ロール機構は従来の切削加工機において典型的な
ものであり従つて詳述しない。
プレート3をプレート2に相対的に回動させれ
ば刃具9の半径方向の位置を予じめセツトでき
る。プレート3はその外周上の一部に張出部17
を有する。
プレート2はその外周上に径方向外方に突出し
た保持部19を有し、該保持部19はその内周面
に湾曲溝41を有し、該湾曲溝41には摺動体4
3が摺動自在に嵌め込まれる。摺動体43は湾曲
溝41内をこれに案内されてプレート2上で円周
方向に回動する。
摺動体43は例えばプレート2に固定されたピ
ン91(第1図)と摺動体43との間に配置され
るばね29により常時円周方向(第1図において
反時計方向)に弾撥付勢される。即ち摺動体43
は例えばその底部に形成した凹溝22(第4図)
内に配設されるばね29により第1図において反
時計方向の回転力を付与される。
切上レバー23はプレート2の外面(プレート
3と反対側の面)に固設される下端が開放した中
空のレバーホルダ20内に設けられ、枢軸ピン2
5を介してレバーホルダ20、従つてプレート2
に枢着され枢軸ピン25を中心として揺動ないし
は回動可能となつている。レバー23にはプレー
ト2との間に復帰ばね60が設けられ切上レバー
23を常に第2図において時計方向に付勢し実線
で示す初期位置にもたらす。
プレート3は例えばねじ72によりプレート2
に一体化される内径リングプレート71によつて
相対的に回動可能に保持される。即ちプレート3
はプレート2とリングプレート71の肩部との間
に挾まれて回動可能である。
摺動体43は例えば、プレート2の保持部19
に対向するプレート3の張出部17に着脱自在に
取付けられるピン81を摺動体43の上部に形成
したねじ孔、ピン孔あるいはピン溝24(第2
図)に係入させることによりプレート3に一体化
され得る。即ち、プレート3及び摺動体43はプ
レート2に対して相対的に回動可能となる。
摺動体43は第1,4図によく示す如くその摺
動方向に延びる底部凹溝50を有する。凹溝50
は略水平溝部50Cとその先端部(内端部)に形
成される摺動体内方に向う傾斜凹溝部50Aとを
有する。摺動体43の凹溝50にはプレート2に
軸ピン52を介して枢着される揺動ブロツク54
の直立ピン53が係入せしめられる。軸ピン52
は第5図に示す如く、揺動ブロツク54に形成し
た貫通ピン孔58内に嵌合せしめられ、それによ
り揺動ブロツク54は軸ピン52を中心として回
動可能である。ブロツク54の傾斜側面56には
切上レバー23の上端が係止せしめられる。切上
レバー23の上端は第3図に示す如くブロツク5
4の傾斜側面56に対応する傾斜側面12を有す
る。摺動体43の傾斜凹溝部50Aとブロツク5
4の傾斜側面12の形状及び角度の大きさは後述
の如くパイプ100に形成すべきテーパ角、追加
のテーパねじ山等に応じて決定される。
ブロツク54はその盲溝63内に配置した復帰
ばね67により第1図においてピン52を中心と
して反時計方向の復帰力を受ける。
以上の如く構成することによつてプレート2と
プレート3との自動的相対回動が達成できる。即
ち、摺動体43は前述の如くばね29により第
1,4図において常に矢印B方向の力を受けるの
でこの摺動体43に直立ピン53を介して係合せ
しめられる揺動ブロツク54は第1図において軸
ピン52を中心として時計方向の回転力を受け
る。しかしながらブロツク54の傾斜側面56は
切上レバー23の上端傾斜側面12に係止してい
るのでブロツク54は第1図に示す位置に保持さ
れる。即ちこの位置では切上レバー23はブロツ
ク54の回転ストツパとして作用する。従つて両
プレート2,3は定位置に保持される。扨て、レ
バーホルダ20の底部から下方に突出する切上レ
バー23の自由端(下端)はリングプレート2,
3の中心開口内まで突出しパイプ100に当接し
得るようになつているのでパイプ100は切削加
工が終了近くなるとその先端が切上レバー23の
下端に当接し始めて切削レバーを徐々に押し(第
2図において右方に)始め、その結果切削レバー
23は軸ピン25を中心として第2図において反
時計方向に回動し始め、終には破線位置23′に
くる。
このとき切上レバー23の上端部の最狭幅部2
3A(第3図)が23A′の位置まで移動するの
でブロツク54は摺動体43に押されてl(第3
図)に相当する分だけ軸ピン52を中心として第
1図において時計方向に回動する。その結果ブロ
ツク54は一点鎖線で示す54′の位置を占め、
またそれに応じて直立ピン53も53′の位置に
くるので直立ピン53′は摺動体43の傾斜凹溝
部50Aから外れ摺動体43はストツパとして作
用していた直立ピン53がいなくなつたことによ
りばね29の力を受けて急激に矢印B方向(第1
図)に移動する。この時、直立ピン53は凹溝5
0の略水平溝部50C内にくる。その結果プレー
ト3はプレート2に対して相対回動し刃具9を加
工位置から急激に引つ込めることができる。
ブロツク54が軸ピン52を中心として位置5
4′まで回動するとき摺動体43は傾斜凹溝50
Aの傾斜面部50Bの傾斜角及び長さに応じて
徐々に矢印B方向に動くので、即ちプレート2と
3とは傾斜面部50Bの傾斜角及び長さに応じて
少しずつ連続的に相対回転するのでそれに応じて
刃具9は少しづつ後退せしめられる。従つてこの
傾斜面部50Bの角度及び長さを適当に調整する
ことによりパイプ100が切上レバー23に当接
し始めてから冒頭に述べた如き更に余分な所要の
テーパ加工をすることができる。
また、直立ピン53が傾斜凹溝部50Aから外
れると摺動体43は急激に大きく移動し、刃具9
を急激に後退せしめる。この状態が最終的切削完
了時である。従つて余分なテーパねじ山を加工す
るような必要がある場合には刃具9の歯幅による
が、パイプ100が切上レバー23に当接する位
置がJIS規格で定められた最少ねじ山数になるよ
うに設定しておけばよい。
即ち、刃具9として例えばテーパ歯を有するチ
エーザを使用する場合を考えると、第6図に示す
如くチエーザ9の歯幅dに相当するテーパねじが
パイプ100の先端に一度に切削されるから、切
上レバー23がパイプ100の先端に当接する位
置がJIS規格で定められた最小ねじ山と設定す
る。即ち、この場合、チエーザ9の歯幅dがJIS
規格の最小ねじ山数に一致する。本考案ではこの
チエーザ9をそのまま用いて追加のテーパねじ1
01を切ることができる。即ち、パイプ100が
第6図において右方に動くのに対し、チエーザ9
が上記の傾斜側面56並びに傾斜凹溝50Aの作
用により第6図において徐々に上方に後退し、
9′の位置にくるからである。9′の位置はブロツ
ク54の直立ピン53が丁度傾斜凹溝50Aの傾
斜面50Bから外れる瞬間に相当する。
尚、刃具9はいきなり急激に後退せしめられる
ことはなく直立ピン53が傾斜凹溝部50Aから
外れるまでの間は確実にゆつくりと少しづつ後退
せしめられるので冒頭に述べた如き“ツールマー
ク”等の問題は解消される。
摺動体43の初期位置への復帰は両プレート
2,3の一方を手動操作で回動して戻せばよい。
被加工素材としてはパイプに限らず棒状素材で
あれば如何なるものでもよい。
また加工としてはねじ切、テーパねじ切、面取
り加工等が考えられるが加工の種類にも限定は加
えられない。
また、上述の如く追加のテーパねじのテーパ及
び長さは揺動ブロツク54の傾斜側面56と切上
レバー24の上端部の対応傾斜面との間の傾斜角
及び長さ、並びに摺動体43の傾斜溝50Aの傾
斜面50Bの傾斜角及び長さにより決定される。
例えば傾斜側面56の傾斜角と傾斜面50Bの傾
斜角とを同一にすれば、傾斜側面56の作用によ
る揺動ブロツク54の回動量がそのまま一対一の
関係で摺動体43、従つて刃具9の移動量に変換
されることになる。また、例えば、傾斜溝50A
の傾斜面50Bの長さを短かくすれば追加のテー
パねじ長さを小さくすることができる。あるいは
また、傾斜側面56の傾斜角を大きくしても傾斜
面50Bの傾斜がゆるやかであれば刃具はゆるや
かに後退する。このように傾斜面56と50Bと
は相関関係があり両者を適切に設計することによ
り所望の追加テーパねじを切削し得る。
また、切上レバー23を枢支する枢軸ピン25
の位置あるいは切上レバー23の形状を適当に設
計変更することにより切上レバー23が被加工素
材の先端に当接する位置を調整して素材上に形成
すべき例えば切削ねじ長さを変えることができ
る。
また切削ねじ長さは従来の如く作業者に左右さ
れることなく実質上常に一定である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動切上装置を有するダ
イヘツドの正面図、第2図は第1図の−線断
面図、第3図は第1図の−線断面図、第4図
は第1図に示す摺動体の斜視図、第5図は第1図
に示す揺動ブロツクを第4図とは反対側から見た
斜視図、第6図は追加のテーパねじの切削を説明
する図。 1……ダイヘツド、2,3……プレート、9…
…刃具、23……切上レバー、43……摺動体、
54……揺動ブロツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相対的に回動可能な一対の対向した環状プレー
    ト間に刃具を可動に保持して前記両プレートの相
    対回転運動に伴つて刃具を半径方向に前進後退せ
    しめるようにした切削加工機のダイヘツドにおい
    て、前記プレートの一方に一端がプレートの中心
    孔内に突出する切上レバーを復帰ばねを介して枢
    着し、上記一方のプレート上に該プレートとの間
    に介在させたばねにより円周方向に常時弾撥付勢
    されかつ他方のプレートに一体的に連結されてそ
    れと共に回動可能な摺動体を摺動自在に取付け、
    該摺動体に傾斜凹溝部を有する凹溝を形成して該
    凹溝内に上記一方のプレートに回動自在に枢着さ
    れる傾斜面付き揺動ブロツクに形成したピンを係
    入せしめ、該ピンは揺動ブロツクが所定量回動し
    たときのみ上記凹溝の傾斜溝部分から外れて摺動
    体を該ピンから自由となし、上記揺動ブロツクの
    傾斜面に上記切上レバーの他端に形成した対応傾
    斜面を係合せしめ、以つてプレートの中心孔内を
    延びる被加工素材が切上レバーの一端に当接して
    切上レバーが枢動すると上記の斜面どうしの係合
    により揺動ブロツクが応動して摺動体から離脱し
    それにより両プレートを相対回動させることによ
    り刃具を自動的に後退せしめ得るようにした切削
    加工機のダイヘツド。
JP1487879U 1979-02-09 1979-02-09 Expired JPS6237616Y2 (ja)

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JP1487879U JPS6237616Y2 (ja) 1979-02-09 1979-02-09

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Publication Number Publication Date
JPS55115730U JPS55115730U (ja) 1980-08-15
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