JPS6237284A - 車両の4輪操舵装置 - Google Patents
車両の4輪操舵装置Info
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- JPS6237284A JPS6237284A JP17696385A JP17696385A JPS6237284A JP S6237284 A JPS6237284 A JP S6237284A JP 17696385 A JP17696385 A JP 17696385A JP 17696385 A JP17696385 A JP 17696385A JP S6237284 A JPS6237284 A JP S6237284A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- rod
- wheel steering
- control mechanism
- rear wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D7/00—Steering linkage; Stub axles or their mountings
- B62D7/06—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
- B62D7/14—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
- B62D7/15—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
- B62D7/1518—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a mechanical interconnecting system between the steering control means of the different axles
- B62D7/1545—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a mechanical interconnecting system between the steering control means of the different axles provided with electrical assistance
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は自動車等の車両において、ステアリングホイー
ルの操作により前輪とともに後輪を操舵するようになさ
れた4輪操舵装置に関する。
ルの操作により前輪とともに後輪を操舵するようになさ
れた4輪操舵装置に関する。
(従来技術)
従来、自動車等の4輪車における操舵装置は前輪のみを
操舵するものであるが、近時、回頭性および走行安定性
の向上を図る観点から、前輪のみでなく後輪をも転舵す
るようにした4輪操舵装置が提案されている。
操舵するものであるが、近時、回頭性および走行安定性
の向上を図る観点から、前輪のみでなく後輪をも転舵す
るようにした4輪操舵装置が提案されている。
このような4輪操舵装置においては、ステアリングホイ
ールがある一定の舵角で操作されたときの前輪の転舵角
に対する後輪の転舵角の比すなわち転舵比を、何段階か
に変更することが要求されるものであり、このため、前
輪ステアリング機構と後輪転舵機構との間に、車両の走
行状態に応答して所望の転舵比を得ることができる転舵
比変更装置を設けることが必要となる。そこで本出願人
はさきに特願昭59−48054号明細書において、確
実な動作を期待しうる信顛性の高いこの種の転舵比変更
装置を提案したが、この装置の場合、転舵比を変更する
ためのアクチュエータは、車速検出センサの出力に応答
して駆動され、かつ転舵比センサによってフィードバッ
ク制御されるパルスモータが用いられる。
ールがある一定の舵角で操作されたときの前輪の転舵角
に対する後輪の転舵角の比すなわち転舵比を、何段階か
に変更することが要求されるものであり、このため、前
輪ステアリング機構と後輪転舵機構との間に、車両の走
行状態に応答して所望の転舵比を得ることができる転舵
比変更装置を設けることが必要となる。そこで本出願人
はさきに特願昭59−48054号明細書において、確
実な動作を期待しうる信顛性の高いこの種の転舵比変更
装置を提案したが、この装置の場合、転舵比を変更する
ためのアクチュエータは、車速検出センサの出力に応答
して駆動され、かつ転舵比センサによってフィードバッ
ク制御されるパルスモータが用いられる。
ところで上記のような転舵比変更装置は、後輪操舵ロッ
ドの動作を制御するための制御機構の一部として後輪操
舵ロッドの近傍に取付けられるものであるが、アクチュ
エータであるモータは制御機構のケーシングの外部に制
御機構と密接して取付けられることが望ましい。しかし
ながら、制御機構が設けられる後輪操舵ロッドの近傍は
スペースが少なく、またモータを制御機構から離れた位
置に取付けることは、両者を接続する手段が必要となる
ことから得策でなく、モータの取付位置の選定に苦慮す
るところである。
ドの動作を制御するための制御機構の一部として後輪操
舵ロッドの近傍に取付けられるものであるが、アクチュ
エータであるモータは制御機構のケーシングの外部に制
御機構と密接して取付けられることが望ましい。しかし
ながら、制御機構が設けられる後輪操舵ロッドの近傍は
スペースが少なく、またモータを制御機構から離れた位
置に取付けることは、両者を接続する手段が必要となる
ことから得策でなく、モータの取付位置の選定に苦慮す
るところである。
(発明の目的)
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、転舵比を変
更するためのモータを制御機構と密接して取付けて一体
化を図った4輪操舵装置を提供することを目的とする。
更するためのモータを制御機構と密接して取付けて一体
化を図った4輪操舵装置を提供することを目的とする。
(発明の構成)
本発明による車両の4輪操舵装置は、後輪操舵入力に応
答して後輪操舵ロッドの動作を制御する制御機構が転舵
比を変更するためのモータを備えており、後輪操舵ロッ
ドの支持ケーシングと制御機構の収納ケーシングとが並
設されてそれら2つのケーシング間に形成されたコーナ
ースペースに上記モータが配設されていることを特徴と
するものである。
答して後輪操舵ロッドの動作を制御する制御機構が転舵
比を変更するためのモータを備えており、後輪操舵ロッ
ドの支持ケーシングと制御機構の収納ケーシングとが並
設されてそれら2つのケーシング間に形成されたコーナ
ースペースに上記モータが配設されていることを特徴と
するものである。
(発明の効果)
本発明によれば、モータを制御Ha構と密接してコンパ
クトに配設でき、後輪操舵機構を車両に取付ける場合の
搭載性を高めることができる利点がある。
クトに配設でき、後輪操舵機構を車両に取付ける場合の
搭載性を高めることができる利点がある。
(実 施 例)
以下本発明の実施例について詳細に説明するが、まず本
発明による車両の4輪操舵装置の全体構成について第1
図を参照して概略的に説明しよう。
発明による車両の4輪操舵装置の全体構成について第1
図を参照して概略的に説明しよう。
第1図に゛おいて、左右の前輪IL、IRを転舵するた
めの前輪転舵装置Aは、ステアリングホイール2と、こ
のホイール2の回転運動を直線往復運動に変換するラッ
クアンドピニオン機構3と、この機構3の設けられた前
輪操舵ロッド4と、このロッド4の左右両端にそれぞれ
クイロッド5L、5Rを介して連結された左右のナック
ルアーム6L、6Rとから構成されている。
めの前輪転舵装置Aは、ステアリングホイール2と、こ
のホイール2の回転運動を直線往復運動に変換するラッ
クアンドピニオン機構3と、この機構3の設けられた前
輪操舵ロッド4と、このロッド4の左右両端にそれぞれ
クイロッド5L、5Rを介して連結された左右のナック
ルアーム6L、6Rとから構成されている。
一方、左右の後輪?L、7Rを転舵するための後輪転舵
装置Bは、ハウジング8の一部を構成する筒状ケーシン
グ8a内に左右方向(車幅方向)に摺動自在に保持され
た後輪操舵ロッド9と、このロッド9の左右両端にそれ
ぞれタイロッド10 L。
装置Bは、ハウジング8の一部を構成する筒状ケーシン
グ8a内に左右方向(車幅方向)に摺動自在に保持され
た後輪操舵ロッド9と、このロッド9の左右両端にそれ
ぞれタイロッド10 L。
10Rを介して連結された左右のナックルアームILL
、IIRとを有し、後輪操舵ロッド9の軸線方向の移動
により、後輪7L、7Rが転舵される。また後輪操舵ロ
ッド9には、このロッド9の動きをアシストするための
パワーステアリング装置が一体的に取付けられており、
そのため、ロッド9はケーシング8aと一体に形成され
たパワーシリンダ12を貫通し、このシリンダ12内を
左右の油圧室12a、12bに仕切るピストン13がロ
ッド9に固着されている。Cは後輪操舵ロッド9を制御
するための制御機構で、入力軸14および出力軸として
のMjHロッ)−15を備えており、その構成の一例に
ついては後述するが、前輪操舵ロッド4に設けられた第
2のランクアンドピニオン機構16によって、ステアリ
ングホイール2の操作に応じたロッド4の直線往復運動
が回転運動に変換され、この回転運動がユニバーサルジ
ツイント17.18および連結ロフト19を介して制御
機構Cの入力軸14に伝達される。一方、出力軸として
の制御ロッド15は後輪操舵ロッド9と平行に移動する
ように設けられている。また、この制御機構Cには、車
速に応じて転舵比(後輪転舵角θR/前輪転舵角θ、)
を変更するためのパルスモータ21が連結されており、
このモータ21は、車速センサ22により検出された車
速に対応した出力が与えられる制御回路23によって、
その回動方向および回動量が車速に応じて制御される。
、IIRとを有し、後輪操舵ロッド9の軸線方向の移動
により、後輪7L、7Rが転舵される。また後輪操舵ロ
ッド9には、このロッド9の動きをアシストするための
パワーステアリング装置が一体的に取付けられており、
そのため、ロッド9はケーシング8aと一体に形成され
たパワーシリンダ12を貫通し、このシリンダ12内を
左右の油圧室12a、12bに仕切るピストン13がロ
ッド9に固着されている。Cは後輪操舵ロッド9を制御
するための制御機構で、入力軸14および出力軸として
のMjHロッ)−15を備えており、その構成の一例に
ついては後述するが、前輪操舵ロッド4に設けられた第
2のランクアンドピニオン機構16によって、ステアリ
ングホイール2の操作に応じたロッド4の直線往復運動
が回転運動に変換され、この回転運動がユニバーサルジ
ツイント17.18および連結ロフト19を介して制御
機構Cの入力軸14に伝達される。一方、出力軸として
の制御ロッド15は後輪操舵ロッド9と平行に移動する
ように設けられている。また、この制御機構Cには、車
速に応じて転舵比(後輪転舵角θR/前輪転舵角θ、)
を変更するためのパルスモータ21が連結されており、
このモータ21は、車速センサ22により検出された車
速に対応した出力が与えられる制御回路23によって、
その回動方向および回動量が車速に応じて制御される。
24はハウジング8の上方に取付けられた転舵比センサ
で、このセンサ24の出力が制御回路23に与えられて
、モータ21をフィードバック制御するようになされて
いる。
で、このセンサ24の出力が制御回路23に与えられて
、モータ21をフィードバック制御するようになされて
いる。
パワーシリンダ12を制御するための油圧制御機構りは
、後輪操舵ロッド9を収容する筒状ケーシング8aと一
体に形成された収納ケーシング8b内に制御機構Cとと
もに収納され、この油圧制御機構りは、油路を切換える
ためのスプールパルプ25を有する。このスプールパル
プ25は、後輪操舵ロッド9に連結部26を介して固定
されたパルプハウジング27内に摺動可能に設けられて
いる。またこのスプールパルプ25は、制御機構Cから
導出された制御ロッド15の延長上に設けられており、
後輪扼舵ロッド9と平行に、すなわち車幅方向に変位可
能に設けられている。そして上記パルプハウジング27
内およびパワーシリンダ12の油圧室12a、12b内
へオイルを供給するために、ハウジング8a、後輪操舵
ロッド9および連結部26のそれぞれの内部に複数の油
路が、以下に説明するような連通関係をもって形成され
ている。すなわち、オイルポンプ30により圧送される
オイルタンク31内のオイルは、油路32からハウジン
グ8a内の油路33に入り、さらに筒状ケーシング8a
内に摺動自在に支持された後輪操舵ワンド9内の油路3
4および連結部26内の油路35を経てパルプハウジン
グ27内の油室36に供給される。また、パワーシリン
ダ12の油圧室12a、12bは、後輪操舵ロッド9内
の油路37a、37bおよび連結部26内の油路38a
、38bをそれぞれ通じて油室36に連通し、さらにこ
の油室36内のオイルが、連結部26内の油路39、後
輪操舵ロッド9内の油路40、ケーシング8a内の油路
41を経て油路42からオイルタンク31内に復帰する
ようになされている。このような構成により、後輪操舵
ロッド9は、制御機構Cの出力軸である制御ロッド15
の左右方向への動きに対応してケーシング8a内を左右
に移動することになる。なお、42は後輪操舵ロッド9
を中立位置に復帰させるためにケーシング8aとの間に
装架されたリターンスプリングである。また、制御機構
Cおよび油圧制御機構りを収納する収納ケーシング8b
の下方には、オイルパン43が取付けられ、このオイル
パン43内にはオイルが満たされて各機構部を潤滑する
ように構成されている。
、後輪操舵ロッド9を収容する筒状ケーシング8aと一
体に形成された収納ケーシング8b内に制御機構Cとと
もに収納され、この油圧制御機構りは、油路を切換える
ためのスプールパルプ25を有する。このスプールパル
プ25は、後輪操舵ロッド9に連結部26を介して固定
されたパルプハウジング27内に摺動可能に設けられて
いる。またこのスプールパルプ25は、制御機構Cから
導出された制御ロッド15の延長上に設けられており、
後輪扼舵ロッド9と平行に、すなわち車幅方向に変位可
能に設けられている。そして上記パルプハウジング27
内およびパワーシリンダ12の油圧室12a、12b内
へオイルを供給するために、ハウジング8a、後輪操舵
ロッド9および連結部26のそれぞれの内部に複数の油
路が、以下に説明するような連通関係をもって形成され
ている。すなわち、オイルポンプ30により圧送される
オイルタンク31内のオイルは、油路32からハウジン
グ8a内の油路33に入り、さらに筒状ケーシング8a
内に摺動自在に支持された後輪操舵ワンド9内の油路3
4および連結部26内の油路35を経てパルプハウジン
グ27内の油室36に供給される。また、パワーシリン
ダ12の油圧室12a、12bは、後輪操舵ロッド9内
の油路37a、37bおよび連結部26内の油路38a
、38bをそれぞれ通じて油室36に連通し、さらにこ
の油室36内のオイルが、連結部26内の油路39、後
輪操舵ロッド9内の油路40、ケーシング8a内の油路
41を経て油路42からオイルタンク31内に復帰する
ようになされている。このような構成により、後輪操舵
ロッド9は、制御機構Cの出力軸である制御ロッド15
の左右方向への動きに対応してケーシング8a内を左右
に移動することになる。なお、42は後輪操舵ロッド9
を中立位置に復帰させるためにケーシング8aとの間に
装架されたリターンスプリングである。また、制御機構
Cおよび油圧制御機構りを収納する収納ケーシング8b
の下方には、オイルパン43が取付けられ、このオイル
パン43内にはオイルが満たされて各機構部を潤滑する
ように構成されている。
次に本発明の実施例における各部の構成についてさらに
詳細に説明しよう。第2図は、ハウジング8内に一体的
に構成された後輪操舵ロッド9、パワーシリンダ12、
制御機構Cおよび油圧制御機構りを示す図で、その右半
分を第2A図、左半分を第2B図として示しである。ま
た第3図および第4図はそれぞれ第2B図の■−■線お
よび■−■線における断面図である。
詳細に説明しよう。第2図は、ハウジング8内に一体的
に構成された後輪操舵ロッド9、パワーシリンダ12、
制御機構Cおよび油圧制御機構りを示す図で、その右半
分を第2A図、左半分を第2B図として示しである。ま
た第3図および第4図はそれぞれ第2B図の■−■線お
よび■−■線における断面図である。
まず第2A図においては、後輪操舵ロッド9に関連して
設けられたパワーシリンダ12、スプールバルブ25、
パルプハウジング27および各油路の詳細が示されてお
り、後輪操舵ロッド9は、その内部における油路の形成
を容易にするために、左右2つの部分9a、9bに分割
されており、これら2つのロッド部分9a、9bは筒状
体20内に左右から螺装されることによって一体に結合
されている。この筒状体20は、前記した油圧制御機構
りのパルプハウジング27および連結部26とともに一
体に構成されるものである。そして、筒状体20内にお
いて両ロッド部分9a、9bの端面が互に接触すること
なく所定の間隙を隔てて対向し、かつロッド部分9a、
9bの端面近傍の外周面に0リングが取付けられている
ことにより、筒状体20の内周面との間に室28が形成
されている。
設けられたパワーシリンダ12、スプールバルブ25、
パルプハウジング27および各油路の詳細が示されてお
り、後輪操舵ロッド9は、その内部における油路の形成
を容易にするために、左右2つの部分9a、9bに分割
されており、これら2つのロッド部分9a、9bは筒状
体20内に左右から螺装されることによって一体に結合
されている。この筒状体20は、前記した油圧制御機構
りのパルプハウジング27および連結部26とともに一
体に構成されるものである。そして、筒状体20内にお
いて両ロッド部分9a、9bの端面が互に接触すること
なく所定の間隙を隔てて対向し、かつロッド部分9a、
9bの端面近傍の外周面に0リングが取付けられている
ことにより、筒状体20の内周面との間に室28が形成
されている。
左側のロッド部分9aには、第1図における油路37a
、37bの一部をそれぞれ形成すべ(、室28に臨む端
面からパワーシリンダ12の油圧室12a、12bに至
る2本の通路46.47が軸線に沿って延長して設けら
れている。そして通路46.47は軸線を直角方向にあ
けられた孔48.49によって油圧室12a、12bに
それぞれ連通している。また通路46のみは室28に連
通しているが、油圧室12bに連通する通路47には、
この通路47を室28から隔離するためにロッド部分9
aの端面側から球状の栓29が嵌入されている。同様に
して、右側のロッド部分9bにも、第1図における油路
34.40の一部をそれぞれ形成すべく、室28に臨む
端面から右方に延長する通路51.52が設けられてい
るが、これら通路51.52はともに室28から隔離す
るために栓29によって端面側が閉じられている。
、37bの一部をそれぞれ形成すべ(、室28に臨む端
面からパワーシリンダ12の油圧室12a、12bに至
る2本の通路46.47が軸線に沿って延長して設けら
れている。そして通路46.47は軸線を直角方向にあ
けられた孔48.49によって油圧室12a、12bに
それぞれ連通している。また通路46のみは室28に連
通しているが、油圧室12bに連通する通路47には、
この通路47を室28から隔離するためにロッド部分9
aの端面側から球状の栓29が嵌入されている。同様に
して、右側のロッド部分9bにも、第1図における油路
34.40の一部をそれぞれ形成すべく、室28に臨む
端面から右方に延長する通路51.52が設けられてい
るが、これら通路51.52はともに室28から隔離す
るために栓29によって端面側が閉じられている。
一方、ロッド部分9a、9bを連結している筒状体20
の内周面には、連結部26を通ってパルプハウジング2
7内の油室36に連通ずる4本の油路38b、38a、
35および39がこの順に開口しているが(第1回参照
)、そのうちの油路38aは室28に連通ずるように開
口しており、これにより、油圧室12aが孔48、通路
46、室28によって構成される油路37aと、油路3
8aとを通じてバルブハウジング27内の油室36に連
通ずる。また、左側のロッド部分9aの外周面には油路
38bに臨む位置に、溝およびOリングによって環状の
室52が形成され、この室53と通路47とを連通ずる
孔がロッド部分9aにあけられることによって、油圧室
12bが、孔49、通路47、環状の室52によって構
成される油路37bと、油路38bとを通してパルプハ
ウジング27内の油室36に連通ずる。通路51.52
が設けられている右側のロッド部分9bにも油路35.
39に臨む位置に、2本の環状の室53.54が形成さ
れ、室53と通路51とが、また室54と通路52とが
ロッド部分9bにあけられた孔によってそれぞれ連通し
ている。通路51.52は、これら通路51.52の右
端においてロッド部分9bにあけられた孔55.56に
よってそれぞれロッド部分9bの外周面に連通しており
、一方、筒状ケーシング8aに設けられた油路33.4
1のケーシング8aの内周面の開口部57.5日はロッ
ド部分9bの軸線方向に延長され、後輪操舵ロッド9の
左右方向への移動にもかかわらず、ケーシング8a内の
油路33が常にiIl路51に連通し、またケーシング
8a内の油路41が常に通路52に連通ずるよう考慮さ
れている。このような構成によって、オイルポンプ3o
がら延長した油路32が、油路33と、孔55、通路5
1、環状の室53によって形成される油路34と、油路
35とを通じてバルブハウジング27内の油室36に連
通し、また油室36が、油路39と、環状の室54、通
路52、孔56とによって形成される油路40と、油路
41.42とを通じてオイルタンク31に連通ずること
になる。
の内周面には、連結部26を通ってパルプハウジング2
7内の油室36に連通ずる4本の油路38b、38a、
35および39がこの順に開口しているが(第1回参照
)、そのうちの油路38aは室28に連通ずるように開
口しており、これにより、油圧室12aが孔48、通路
46、室28によって構成される油路37aと、油路3
8aとを通じてバルブハウジング27内の油室36に連
通ずる。また、左側のロッド部分9aの外周面には油路
38bに臨む位置に、溝およびOリングによって環状の
室52が形成され、この室53と通路47とを連通ずる
孔がロッド部分9aにあけられることによって、油圧室
12bが、孔49、通路47、環状の室52によって構
成される油路37bと、油路38bとを通してパルプハ
ウジング27内の油室36に連通ずる。通路51.52
が設けられている右側のロッド部分9bにも油路35.
39に臨む位置に、2本の環状の室53.54が形成さ
れ、室53と通路51とが、また室54と通路52とが
ロッド部分9bにあけられた孔によってそれぞれ連通し
ている。通路51.52は、これら通路51.52の右
端においてロッド部分9bにあけられた孔55.56に
よってそれぞれロッド部分9bの外周面に連通しており
、一方、筒状ケーシング8aに設けられた油路33.4
1のケーシング8aの内周面の開口部57.5日はロッ
ド部分9bの軸線方向に延長され、後輪操舵ロッド9の
左右方向への移動にもかかわらず、ケーシング8a内の
油路33が常にiIl路51に連通し、またケーシング
8a内の油路41が常に通路52に連通ずるよう考慮さ
れている。このような構成によって、オイルポンプ3o
がら延長した油路32が、油路33と、孔55、通路5
1、環状の室53によって形成される油路34と、油路
35とを通じてバルブハウジング27内の油室36に連
通し、また油室36が、油路39と、環状の室54、通
路52、孔56とによって形成される油路40と、油路
41.42とを通じてオイルタンク31に連通ずること
になる。
なお、油圧制御機構りを構成するバルブハウジング27
、油室36およびスプールバルブ25の構造およびその
作用については、通常のパワーステアリング装置に用い
られる油圧制御機構と同様であるから、これ以上の詳細
な説明は省略するが、本実施例の場合、スプールバルブ
25は円筒状に形成され、その内部においてリターンス
プリング61が制御ロッド15およびバルブハウジング
27との間に設けられ、バルブハウジング27が後輪操
舵ロフト9とともに移動しても、その移動に追随してス
プールバルブ25がバルブハウジング27に対する中立
位置に復帰しうるように構成されている。
、油室36およびスプールバルブ25の構造およびその
作用については、通常のパワーステアリング装置に用い
られる油圧制御機構と同様であるから、これ以上の詳細
な説明は省略するが、本実施例の場合、スプールバルブ
25は円筒状に形成され、その内部においてリターンス
プリング61が制御ロッド15およびバルブハウジング
27との間に設けられ、バルブハウジング27が後輪操
舵ロフト9とともに移動しても、その移動に追随してス
プールバルブ25がバルブハウジング27に対する中立
位置に復帰しうるように構成されている。
次に、本発明の実施例の装置の左半分を示す第2B図を
参照すると、そこに制御機構Cの構成の一例が示されて
いる。この制御機構Cの構成については、本出願人が先
に特願昭59−48054号明細書において提案したも
のであるが、第2A図から明らかなように、油圧制御機
構りのスプールバルブ25と連結されている制御ロッド
15は車幅方向に摺動自在に保持されており、その移動
軸線を1!、として示しである。この制御機構Cは揺動
アーム71を備えており、この揺動アーム7エは、その
基端部が回動軸72の一端に取付けられたホルダ73に
ピン74によって揺動自在に枢着されている。ホルダ7
3が取付けられている回動軸72は、制御ロッド15の
移動軸線i、と直交する軸線I2を中心にして回動自在
にハウジング8に支持されており、前記揺動アーム71
を枢支するピン74は、両輪線j!、、1tの交点位置
に設けられているとともに、軸線12と直交するように
ホルダ73に支持されている。したがって、軸72の回
動によって、ピン74の軸線と軸線11とのなす傾斜角
が変化する。すなわち、ピン74を中心とした揺動軌道
面の、軸線11と直交する面(この面を「基準面」と呼
ぶ)に対する傾斜角が変化することになる。
参照すると、そこに制御機構Cの構成の一例が示されて
いる。この制御機構Cの構成については、本出願人が先
に特願昭59−48054号明細書において提案したも
のであるが、第2A図から明らかなように、油圧制御機
構りのスプールバルブ25と連結されている制御ロッド
15は車幅方向に摺動自在に保持されており、その移動
軸線を1!、として示しである。この制御機構Cは揺動
アーム71を備えており、この揺動アーム7エは、その
基端部が回動軸72の一端に取付けられたホルダ73に
ピン74によって揺動自在に枢着されている。ホルダ7
3が取付けられている回動軸72は、制御ロッド15の
移動軸線i、と直交する軸線I2を中心にして回動自在
にハウジング8に支持されており、前記揺動アーム71
を枢支するピン74は、両輪線j!、、1tの交点位置
に設けられているとともに、軸線12と直交するように
ホルダ73に支持されている。したがって、軸72の回
動によって、ピン74の軸線と軸線11とのなす傾斜角
が変化する。すなわち、ピン74を中心とした揺動軌道
面の、軸線11と直交する面(この面を「基準面」と呼
ぶ)に対する傾斜角が変化することになる。
一方、揺動アーム71の先端部と制御ロッド15とは、
ポールジヨイント75.76と連結部材77とを介して
連結されている。この連結部材77は連結長を調整でき
るようになされているが、その軸線方向の剛性が十分に
確保されたものとされる。
ポールジヨイント75.76と連結部材77とを介して
連結されている。この連結部材77は連結長を調整でき
るようになされているが、その軸線方向の剛性が十分に
確保されたものとされる。
このような連結部材77により、揺動アーム71の先端
部のボールジヨイント75と、制御ロッド15の基端部
のボールジヨイント76との間隔は常に一定に保持され
る。したがって、ボールジヨイント75が第2B図の左
右方向に変位すれば、この変位に応じて、制御ロッド1
5が軸線j!、に沿って左右方向に移動することになる
。
部のボールジヨイント75と、制御ロッド15の基端部
のボールジヨイント76との間隔は常に一定に保持され
る。したがって、ボールジヨイント75が第2B図の左
右方向に変位すれば、この変位に応じて、制御ロッド1
5が軸線j!、に沿って左右方向に移動することになる
。
連結部材77は、そのボールジヨイント75に近い部位
において回転付与アーム80に支持されており、このア
ーム80は、軸線11上に固定されたピン81に回動自
在に支持された大径の傘歯車82と一体に設けられてい
る。連結部材77は、軸線l、と直交する方向に摺動自
在に設けられたボールジヨイント83によって支持され
ており、また、第2B図で仮想線で示されている軸14
は、この制御機構Cの入力軸14であり、この入力軸1
4は、第1図を参照すれば明らかなように、ステアリン
グホイール2の回動角度に対応して回動される。入力軸
14の先端には傘歯車82と係合する傘歯車84が取付
けられ、ステアリングホイール2の回動が上記回転付与
アーム80に伝達される。このため、揺動アーム71は
、ステアリングホイール2の回動角に応じた量だけピン
74を中心にしてI♂動されることになるが、入力軸1
4の回動により回転付与アーム80が回動され、これに
応じて)8動アーム71がピン74を中心にして回動さ
れた場合、ピン74の軸線が軸線11と一致していると
きには、揺動アーム71の先端のボールジヨイント75
は前記基準面上を回動するのみであるから、制御ロッド
15は静止したままである。しかしながら、ピン74の
軸線が軸線IIに対して傾斜していると、このピン74
を中心にした揺動アーム71の揺動に伴ってポールジョ
イン1−75が、第2B図の左右方向に変位し、この変
位は連結部材77を介して制御′II1口・ノド15に
伝達されて、制御ロッド15が軸線11に沿って移動し
、油圧制御機構りのスプールバルブ25を作動すること
になる。そしてピン74の軸線を中心とした揺動アーム
71の揺動の角度が同しであったとしても、ボールジヨ
イント75の第2B図の左右方向の変位は、ピン74の
傾斜角すなわち、ホルダ73の回動角の変化に伴って変
化することになる。
において回転付与アーム80に支持されており、このア
ーム80は、軸線11上に固定されたピン81に回動自
在に支持された大径の傘歯車82と一体に設けられてい
る。連結部材77は、軸線l、と直交する方向に摺動自
在に設けられたボールジヨイント83によって支持され
ており、また、第2B図で仮想線で示されている軸14
は、この制御機構Cの入力軸14であり、この入力軸1
4は、第1図を参照すれば明らかなように、ステアリン
グホイール2の回動角度に対応して回動される。入力軸
14の先端には傘歯車82と係合する傘歯車84が取付
けられ、ステアリングホイール2の回動が上記回転付与
アーム80に伝達される。このため、揺動アーム71は
、ステアリングホイール2の回動角に応じた量だけピン
74を中心にしてI♂動されることになるが、入力軸1
4の回動により回転付与アーム80が回動され、これに
応じて)8動アーム71がピン74を中心にして回動さ
れた場合、ピン74の軸線が軸線11と一致していると
きには、揺動アーム71の先端のボールジヨイント75
は前記基準面上を回動するのみであるから、制御ロッド
15は静止したままである。しかしながら、ピン74の
軸線が軸線IIに対して傾斜していると、このピン74
を中心にした揺動アーム71の揺動に伴ってポールジョ
イン1−75が、第2B図の左右方向に変位し、この変
位は連結部材77を介して制御′II1口・ノド15に
伝達されて、制御ロッド15が軸線11に沿って移動し
、油圧制御機構りのスプールバルブ25を作動すること
になる。そしてピン74の軸線を中心とした揺動アーム
71の揺動の角度が同しであったとしても、ボールジヨ
イント75の第2B図の左右方向の変位は、ピン74の
傾斜角すなわち、ホルダ73の回動角の変化に伴って変
化することになる。
上記したピン74の軸線11に対する傾斜角すなわちホ
ルダ73の基準面に対する傾斜角を変化させるため、ホ
ルダ73の回動軸72に、第5図からさらに明らかなよ
うに、ウオームホイールとしてのセクタギア90が取付
けられているとともに、このセクタギア90に係合する
ウオームギア91が回動軸92上に設けられている。そ
してこの回動軸92に傘歯車93が取付けられ、さらに
この傘歯車93に、前述した転舵比θ、l/θ、を変更
するために設けられているパルスモータ21の回転軸9
4上の傘歯車95が係合することにより、ホルダ73の
基準面に対する傾斜角が変更されるようになされている
。モータ21は、ハウジング8の左端において、筒状ケ
ーシング8aと収納ケーシング8bとの間のコーナース
ペースに取付けられており、制御機構Cに対する第2の
入力軸であるモータの回転軸94は軸線11と平行にな
るように配置されている。モータ21にはカバー97が
取付けられている。また、ホルダ73の軸72はハウジ
ング8と一体に上方に延長された筒状体62内に延長さ
れ、上端にポテンショメータ等からなる転舵比センサ2
4が取付けられている。ホルダ73の傾斜角、すなわち
軸72の回動角はこの転舵比センサ24によって検出さ
れる。
ルダ73の基準面に対する傾斜角を変化させるため、ホ
ルダ73の回動軸72に、第5図からさらに明らかなよ
うに、ウオームホイールとしてのセクタギア90が取付
けられているとともに、このセクタギア90に係合する
ウオームギア91が回動軸92上に設けられている。そ
してこの回動軸92に傘歯車93が取付けられ、さらに
この傘歯車93に、前述した転舵比θ、l/θ、を変更
するために設けられているパルスモータ21の回転軸9
4上の傘歯車95が係合することにより、ホルダ73の
基準面に対する傾斜角が変更されるようになされている
。モータ21は、ハウジング8の左端において、筒状ケ
ーシング8aと収納ケーシング8bとの間のコーナース
ペースに取付けられており、制御機構Cに対する第2の
入力軸であるモータの回転軸94は軸線11と平行にな
るように配置されている。モータ21にはカバー97が
取付けられている。また、ホルダ73の軸72はハウジ
ング8と一体に上方に延長された筒状体62内に延長さ
れ、上端にポテンショメータ等からなる転舵比センサ2
4が取付けられている。ホルダ73の傾斜角、すなわち
軸72の回動角はこの転舵比センサ24によって検出さ
れる。
第6図はモータ21を制御する場合の車速と転舵比θ、
l/θF(ここでθ、は前輪転舵角、θ8は後輪転舵角
)との関係を示すグラフである。車速が低い場合は車両
の回頭性を良好にするため、後輪が前輪に対して逆方向
にすなわち逆位相で転舵される必要があり、したがって
転舵比は負となされる。車速か約40km/時に達した
とき転舵比はゼロになり、前輪の転舵角に関係なく後輪
は転舵されない。高速走行の場合には、コーナリング時
の後輪のグリツプ力を向上させて安定性を強めるために
、後輪は前輪と同方向にすなわち同位相に転舵される。
l/θF(ここでθ、は前輪転舵角、θ8は後輪転舵角
)との関係を示すグラフである。車速が低い場合は車両
の回頭性を良好にするため、後輪が前輪に対して逆方向
にすなわち逆位相で転舵される必要があり、したがって
転舵比は負となされる。車速か約40km/時に達した
とき転舵比はゼロになり、前輪の転舵角に関係なく後輪
は転舵されない。高速走行の場合には、コーナリング時
の後輪のグリツプ力を向上させて安定性を強めるために
、後輪は前輪と同方向にすなわち同位相に転舵される。
このように車速に応じて転舵比を変更するために、制?
la構Cが設けられており、そこで用いられる転舵比セ
ンサ24は、所望の転舵比を得べくモータ21を制御す
るために極めて重要な役割を果たすものであるから、車
両の走行中にタイヤがはね上げる石等によって損傷を受
けないように保護する必要がある。そのため、第3図か
らも明らかなように、転舵比センサ24は後輪操舵ロッ
ド9の上方位置に設けられる。
la構Cが設けられており、そこで用いられる転舵比セ
ンサ24は、所望の転舵比を得べくモータ21を制御す
るために極めて重要な役割を果たすものであるから、車
両の走行中にタイヤがはね上げる石等によって損傷を受
けないように保護する必要がある。そのため、第3図か
らも明らかなように、転舵比センサ24は後輪操舵ロッ
ド9の上方位置に設けられる。
第7図は車速センサ22で検出される車速に応じて転舵
比を変更するべくモータ21を制御するための制御回路
23の一例を示したもので、制御回路23は、判別回路
101、比較回路102および駆動回路103を有し、
判別回路101は、車速センサ22からの車速信号が入
力され、比較回路102には、判別回路101からの判
別信号が入力されるとともに、転舵比センサ24から転
舵比信号が入力され、この判別信号と転舵比信号とを比
較した結果にもとづいて、駆動回路103がモータ21
を駆動する。
比を変更するべくモータ21を制御するための制御回路
23の一例を示したもので、制御回路23は、判別回路
101、比較回路102および駆動回路103を有し、
判別回路101は、車速センサ22からの車速信号が入
力され、比較回路102には、判別回路101からの判
別信号が入力されるとともに、転舵比センサ24から転
舵比信号が入力され、この判別信号と転舵比信号とを比
較した結果にもとづいて、駆動回路103がモータ21
を駆動する。
次に第8図、第9図を参照すると、本発明の装置を車両
に取付けるための構成を示したものである。図中、10
5はメインフレーム(図示せず)に取付けられている車
幅方向に延長されたサブフレームで、一方の後輪7Lは
、このサブフレーム105に一端ヲ枢支されたサスペン
ションアーム106、ストラット(図示せず)およびリ
ンク107によって支持されている。サブフレーム10
5の前方側には左右方向に所定の間隔を隔てた2ケ所に
図示のようなブラケット108が溶接により固着されて
いる。このブラケット10日は、サブフレーム105の
前方側において前上方へ向って傾斜して延長した取付面
を形成する平坦な前壁109と、この前壁109の両側
から後方へ折曲げられて、サブフレーム105に溶接さ
れた左右の側壁110とからなる。
に取付けるための構成を示したものである。図中、10
5はメインフレーム(図示せず)に取付けられている車
幅方向に延長されたサブフレームで、一方の後輪7Lは
、このサブフレーム105に一端ヲ枢支されたサスペン
ションアーム106、ストラット(図示せず)およびリ
ンク107によって支持されている。サブフレーム10
5の前方側には左右方向に所定の間隔を隔てた2ケ所に
図示のようなブラケット108が溶接により固着されて
いる。このブラケット10日は、サブフレーム105の
前方側において前上方へ向って傾斜して延長した取付面
を形成する平坦な前壁109と、この前壁109の両側
から後方へ折曲げられて、サブフレーム105に溶接さ
れた左右の側壁110とからなる。
一方、後輪操舵ロッド9を収容している筒状ケーシング
8aには、前述した第2A図、第2B図、第3図および
第4図にも示されているように、その後部側に、筒状ケ
ーシング8aの軸線方向に上記所定の間隔を隔てて一対
の取付用フランジ63が一体に形成されている。この取
付用フランジ63は上下方向に配列された各2個の取付
ボルト孔64を有しており、ボルト65およびナツト6
6によってブラケット108の平坦な前壁109の前面
に密着して固定され、これにより本発明の装置がサブフ
レーム105に強固に取付けられる。
8aには、前述した第2A図、第2B図、第3図および
第4図にも示されているように、その後部側に、筒状ケ
ーシング8aの軸線方向に上記所定の間隔を隔てて一対
の取付用フランジ63が一体に形成されている。この取
付用フランジ63は上下方向に配列された各2個の取付
ボルト孔64を有しており、ボルト65およびナツト6
6によってブラケット108の平坦な前壁109の前面
に密着して固定され、これにより本発明の装置がサブフ
レーム105に強固に取付けられる。
以上の説明で明らかなように、本発明の実施例によれば
、後輪操舵ロッド9の動作を制御する制御機構Cがモー
タ21を備えており、一方、後輪操舵ロッド9の支持ケ
ーシング8aと制御機構Cの収納ケーシング8bとが並
設されてそれら2つのケーシング8a、8b間にコーナ
ースペースが形成され、このコーナースペースにモータ
21が配設されているから、後輪操舵機構を車両へ搭載
する場合の搭載性が良く、かつ空間の有効利用を図るこ
とができる。
、後輪操舵ロッド9の動作を制御する制御機構Cがモー
タ21を備えており、一方、後輪操舵ロッド9の支持ケ
ーシング8aと制御機構Cの収納ケーシング8bとが並
設されてそれら2つのケーシング8a、8b間にコーナ
ースペースが形成され、このコーナースペースにモータ
21が配設されているから、後輪操舵機構を車両へ搭載
する場合の搭載性が良く、かつ空間の有効利用を図るこ
とができる。
第1図は本発明による車両の4輪操舵装置の全体構成を
概略的に示す説明図、第2図は本発明の実施例の右半分
と左半分とをそれぞれ第2A図および第2B図として示
す全体図、第3図は第2B図のm−m線に沿う断面図、
第4図は第2B図のrV−rV線に沿う断面図、第5図
は第2B図のモータ駆動部分を示す一部断面底面図、第
6図は車速と転舵比との関係を示すグラフ、第7図は転
舵比変更のための制御例を示すブロック回路図、第8図
は後輪操舵機構を取付けた車体の後部部分を示す平面図
、第9図は第8図のIX−IXに沿う断面図である。 IL、IR・・−前輪 2−・ステアリングホイール
7 L、 7 R−後輪 8a・−・筒状ケーシング
8b−一・収納ケーシング 9・−後輪操舵ロッド12
・−・パワーシリンダ 12a、12b・・−油圧室1
3・−ピストン 14−人力軸 15−制御ロノド 20−筒状体 21−パルスモータ 22−車速センサ24・・・転舵
比センサ 25・−スプールパルプ26・−・連結部
27・・−パルプハウジング43−オイルパン
63−取付用フランシフ1・−揺動アーム 72−
・−回動輪73−・・ホルダ 77−・一連結部
材94−モータの回転軸 105・・−サブフレーム1
O8−取付用ブラケット 特許出願人 マツダ株式会社 日本精工株式会社 代理人 弁理士 山 元 俊 仁 第 4 図 党6図 ゛第7図 手続補正書 (方式) 昭和60年11月12日
概略的に示す説明図、第2図は本発明の実施例の右半分
と左半分とをそれぞれ第2A図および第2B図として示
す全体図、第3図は第2B図のm−m線に沿う断面図、
第4図は第2B図のrV−rV線に沿う断面図、第5図
は第2B図のモータ駆動部分を示す一部断面底面図、第
6図は車速と転舵比との関係を示すグラフ、第7図は転
舵比変更のための制御例を示すブロック回路図、第8図
は後輪操舵機構を取付けた車体の後部部分を示す平面図
、第9図は第8図のIX−IXに沿う断面図である。 IL、IR・・−前輪 2−・ステアリングホイール
7 L、 7 R−後輪 8a・−・筒状ケーシング
8b−一・収納ケーシング 9・−後輪操舵ロッド12
・−・パワーシリンダ 12a、12b・・−油圧室1
3・−ピストン 14−人力軸 15−制御ロノド 20−筒状体 21−パルスモータ 22−車速センサ24・・・転舵
比センサ 25・−スプールパルプ26・−・連結部
27・・−パルプハウジング43−オイルパン
63−取付用フランシフ1・−揺動アーム 72−
・−回動輪73−・・ホルダ 77−・一連結部
材94−モータの回転軸 105・・−サブフレーム1
O8−取付用ブラケット 特許出願人 マツダ株式会社 日本精工株式会社 代理人 弁理士 山 元 俊 仁 第 4 図 党6図 ゛第7図 手続補正書 (方式) 昭和60年11月12日
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ステアリングホイールの操作により前輪が転舵され
るとともに後輪が所望の可変転舵比をもって転舵される
ように構成された車両の4輪操舵装置において、 前記ステアリングホイールの舵角および前記転舵比の双
方に関連した後輪操舵入力に応答して後輪操舵ロッドの
動作を制御する制御機構が前記転舵比を変更するための
モータを備えており、このモータが、前記後輪操舵ロッ
ドの支持ケーシングと前記制御機構の収納ケーシングと
が並設されてそれら2つのケーシング間に形成されたコ
ーナースペースに配設されていることを特徴とする車両
の4輪操舵装置。 2、前記制御機構は、所定の軸線方向に沿って移動可能
となされた制御ロッドと、この制御ロッドの前記軸線上
にその揺動中心が配置され、かつ前記ステアリングホイ
ールの舵角に応じて揺動される揺動アームと、この揺動
アームの前記軸線に対する傾斜角を変更するために、前
記揺動アームを枢着し、かつ前記軸線に対しほぼ直交す
る軸線のまわりで回動可能な軸に取付けられたホルダと
、前記揺動アームの先端部と前記制御ロッドとを連結す
る連結部材とを備え、前記モータが前記ホルダの回動軸
を回転することにより前記転舵比を変更することを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60176963A JPH0637176B2 (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 | 車両の4輪操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60176963A JPH0637176B2 (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 | 車両の4輪操舵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6237284A true JPS6237284A (ja) | 1987-02-18 |
JPH0637176B2 JPH0637176B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=16022773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60176963A Expired - Lifetime JPH0637176B2 (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 | 車両の4輪操舵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637176B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6146767A (ja) * | 1984-08-13 | 1986-03-07 | Nissan Motor Co Ltd | 4輪操舵車の操舵装置 |
-
1985
- 1985-08-13 JP JP60176963A patent/JPH0637176B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6146767A (ja) * | 1984-08-13 | 1986-03-07 | Nissan Motor Co Ltd | 4輪操舵車の操舵装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0637176B2 (ja) | 1994-05-18 |
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