JPH01244981A - 車両の後輪操舵装置 - Google Patents

車両の後輪操舵装置

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JPH01244981A
JPH01244981A JP7098188A JP7098188A JPH01244981A JP H01244981 A JPH01244981 A JP H01244981A JP 7098188 A JP7098188 A JP 7098188A JP 7098188 A JP7098188 A JP 7098188A JP H01244981 A JPH01244981 A JP H01244981A
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steering
rod
rear wheel
rotation
axis
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JP7098188A
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English (en)
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Hirotaka Kanazawa
金沢 啓隆
Yoichi Takeda
洋一 武田
Yukio Noguchi
幸男 野口
Isamu Chikuma
竹間 勇
Satoru Shimada
悟 島田
Kazuo Chikaraishi
一穂 力石
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NSK Ltd
Mazda Motor Corp
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NSK Ltd
Mazda Motor Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
    • B62D7/14Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
    • B62D7/15Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
    • B62D7/1518Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a mechanical interconnecting system between the steering control means of the different axles
    • B62D7/1545Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a mechanical interconnecting system between the steering control means of the different axles provided with electrical assistance

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両の後輪操舵装置に関するものである。
(従来の技術) 車両の後輪操舵装置としては、後輪の操舵ロッドに連係
された制御ロッドと、転舵比を変更する転舵比変更手段
と、ハンドルの回転角を入力する入力部材と、上記制御
ロッドと転舵比変更手段とを連結する連結手段とを備え
、上記制御ロットの軸心に対し転舵比変更手段の回転軸
心を変更し、この変更角と入力部材の回転角との整合に
より得られる変位に応じて後輪転舵角を制御する4輪操
舵装置は知られている(例えば特開昭62−37284
号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述した装置の如く、制御ロッドの軸心に対
し転舵比変更手段の回転軸心を変更し、この変更角と入
力部材の回転角との整合により得られる変位に応じて後
輪転舵角を制御するものでは、制御ロッドの軸心に対す
る回転軸心の変更により、後輪転舵角に左右差が生ずる
すなわち、第11図に示すように、転舵比変更手段の回
転軸心が制御ロッドの軸心と一致した位置にあれば、制
御ロッドの移動はなく、後輪が転舵されない状態すなわ
ち転舵比に=0(後軸転舵角/前軸転舵角)となるが、
上記回転軸心が制御ロッドの軸心と一致しない位置すな
わち転舵比に=S(正または負の定数)の状態に変更さ
れると。
ハンドルの回転角θH=Oで入力部材が回転されない基
準位置の一方側と他方側とでは、制御ロッドに対する転
舵比変更手段の相対位置が異なり、制御ロッドと転舵比
変更手段との間隔り。は連結手段によって略一定に保た
れているので、上記−力価と他方側とで制御ロッドの移
動量に差が生じ(Lx>Lz)、その結果として、後輪
転舵角において左右差が生ずる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、後輪操舵に
おける左右差を解消することができる車両の後輪操舵装
置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、後軸の出力部材
に連結された連結部材と、転舵比を変更する転舵比変更
手段と、ハンドルの回転角を入力する入力部材と、上記
連結部材と転舵比変更手段とを連結する連結手段とを備
え、上記連結部材の細心に対し転舵比変更手段の回転軸
心を変更し、この回転軸心の変更角と入力部材の回転角
との整合により得られる変位に応じて後輪転舵角を制御
するものにおいて、上記入力部材の回転角を、基準位置
に対し一方側と他方側で所定量の差を持たせる回転角変
更手段を備えていることを特徴とする。
(作用) 回転角変更手段によって、入力部材の回転角を、基準位
置に対し一方側と他方側とで所定量の差を持たせるよう
になるので、転舵角が大きくなる側を小さく、転舵角が
小さくなる側を大きくすることで、左右差が解消される
(実施例) 以下本発明の実施例について詳細に説明するが、まず、
本発明を適用した車両の4軸操舵装置の全体構成につい
て第1図を参照して概略的に説明する。
第1図において、左右の前輪IL、IRを転舵するため
の前輪転舵装置Aは、ステアリングホイール2と、この
ホイール2の回転運動を直線往復運動に変換するラック
アンドピニオン機構3と。
この機構3の設けられた前輪操舵ロッド4と、このロッ
ド4の左右両端にそれぞれタイロッド5L。
5Rを介して連結された左右のナックルアーム6L、6
Rとから構成されている。
一方、左右の後輪7L、7Rを転舵するための後輪転舵
装置Bは、ハウジング8の一部を構成する筒状ケーシン
グ8a内に左右方向(車幅方向)に摺動自在に保持され
た後輪操舵ロッド9と、このロッド9の左右両端にそれ
ぞれタイロッド10L、IORを介して連結された左右
のナックルアームILL、IIRとを有し、後輪操舵ロ
ッド9の軸線方向の移動により後輪7L、7Rが転舵さ
れる。
また、後輪操舵ロッド9には、このロッド9の動きをア
シストするためのパワーステアリング装置が一体的に設
けられており、そのため、ロッド9はケーシング8aと
一体に形成されたパワーシリンダ12を貫通し、このシ
リンダ12内を左右の油圧室12a、12bに仕切るピ
ストン13がロッド9に形成されている。
Cは後輪操舵ロッド9を制御するための制御機構で、入
力軸14および出力軸としての制御ロッド15を備えて
おり、その構成の一例については後述するが、前輪操舵
ロッド4に設けられた第2のラックアンドピニオン機構
16によって、ステアリングホイール2の操作に応じた
ロッド4の直線往復運動が回転運動に変換され、この回
転運動がユニバーサルジヨイント17,18および連結
ロッド19を介して制御機構Cの入力軸14に伝達され
る。一方、出力軸としての制御ロッド15は後輪操舵ロ
ッド9と平行に移動するように設けられている。また、
この制御機構Cには、車速に応じて転舵比(後輪転舵角
θR/前輸転輸転舵角)を変更するためのパルスモータ
21が連結されており、このモータ21は、車速センサ
22により検出された車速に対応した出力が与えられる
制御回路23によって、その回動方向および回動量が車
速に応じて制御される。
24はハウジング8の上方に取付けられた転舵比センサ
で、このセンサ24の出力が制御回路23に与えられて
、モータ21をフィードバック制御するようになされて
いる。
パワーシリンダ12を制御するための油圧制御機構りは
、後輪操舵ロッド9を収容する筒状ケーシング8aと一
体に形成された収納ケーシング8b内に制御機構Cとと
もに収納され、この油圧制御機構りは、油路を切換える
ためのスプールバルブ25を有する。このスプールバル
ブ25は、後輪操舵ロッド9に連結部26を介して固定
されたバルブハウジング27内に摺動可能に設けられて
いる。またこのスプールバルブ25は、制御機構Cから
導出された制御ロッド15の延長上に設けられでおり、
後輪操舵ロッド9と平行に、すなわち車幅方向に変位可
能に設けられている。
そして上記バルブハウジング27内およびパワーシリン
ダ12の油圧室12a、12b内八オイルを供給するた
めに、ハウジング8a、後輪操舵ロッド9および連結部
26のそれぞれの内部に複数の油路が、以下に説明する
ような連通関係をもって形成されている。すなわち、オ
イルポンプ30により圧送されるオイルタンク31内の
オイルは、油路32からハウジング8a内の油路33に
入り、さらに筒状ケーシング8a内に摺動自在に支持さ
れた後輪操舵ロッド9内の油路34および連結部26内
の油路35を経てバルブハウジング27内の油室36に
供給される。また、パワーシリンダ12の油圧室12a
、12bは、後輪操舵ロッド9内の油路37a、37b
および連結部26内の油路38a、38bをそれぞれ通
じて油室36に連通し、さらにこの油室36内のオイル
が、連結部26内の油路39、後輪操舵ロッド9内の油
路40、ケーシング8a内の油路41を経て油路42か
らオイルタンク31内に復帰するようになされている。
このような構成により、後輪操舵ロッド9は、制御機構
Cの出力軸である制御ロッド15の左右方向への動きに
対応してケーシング8a内を左右に移動することになる
なお、42は後輪操舵ロッド9を中立位置に復帰させる
ためにケーシング8aとの間に装架されたリターンスプ
リングである。また、制御機構Cおよび油圧制御機構り
を収納する収納ケーシング8bの下方には、オイルパン
43が取付けられ、このオイルパン43内には各機構部
を潤滑するオイルが満たされている。
次に本発明の実施例における各部の構成についてさらに
詳細に説明する。第2図Ca)(b)は、ハウジング8
内に一体的に構成された後輪操舵ロッド9、パワーシリ
ンダ12.制御機構Cおよび油圧制御機構りを示す図で
、その右半分を第2図(a)、左半分を第2図(b)と
して示しである。
また、第3図は要部の説明図で、第4図および第5図は
それぞれ第2図(b)のIV−IV線およびV−■線に
おける断面図である。
まず、第2図(a)においては、後輪操舵ロッド9に関
連して設けられたパワーシリンダ12、スプールバルブ
25、バルブハウジング27および各油路の詳細が示さ
れており、後輪操舵ロッド9は、その内部における油路
の形成を容易にするために左右2つのロッド部分9a、
9bに分割されており、これら2つのロッド部分9a、
9bは筒状体20内に左右から螺装されることによって
一体に結合されている。この筒状体20は、前記油圧制
御機構りのバルブハウジング27および連結部26と一
体に構成されている。そして、筒状体20内において両
ロッド部分9a、9bの端面が互に接触することなく所
定の間隙を隔てて対向し、かつロッド部分9a、9bの
端面近傍の外周面にOリング(図示せず)が取付けられ
ていることにより、筒状体20の内周面との間に室28
が形成されている。
左側のロッド部分9aには、第1図における油路37a
、37bの一部をそれぞれ形成すべく、室28に臨む端
面からパワーシリンダ12の油圧室12a、12bに至
る2本の通路46.47が軸線に沿って設けられている
。そして通路46゜47は軸線を直角方向にあけられた
孔48.49によって油圧室12a、12bにそれぞれ
連通している。また通路46は室28に連通しているが
油圧室12bに連通する通路47には、この通路47を
室28から隔離するためにロッド部分9aの端面側から
球状の栓29が嵌入されている。同様にして、右側のロ
ッド部分9bにも、第1図における油路34,40の一
部をそれぞれ形成すべく、室28に臨む端面から右方に
延びる通路51゜52が設けられ、これら通路51.5
2はともに室28から隔離するために栓29によって端
面側が閉じられている。
一方、ロッド部分9a、9bを連結している筒状体20
の内周面には、連結部26を通ってバルブハウジング2
7内の油室36に連通ずる4本の油路38b、38a、
35および39がこの順に開口しているが(第1図参照
)、そのうちの油路38aは室28に連通するように開
口しており。
これにより、油圧室12aが孔48、通路46、室28
によって構成される油路37aと、油路38aとを通じ
てバルブハウジング27内の油室36に連通ずる。また
、左側のロッド部分9aの外周面には油路38bに臨む
位置に、溝およびOリングによって環状の室52が形成
され、この室52と通路47とを連通ずる孔がロッド部
分9aにあけられることによって、油圧室12bが、孔
49、通路47、環状の室52によって構成される油路
37bと、油路38bとを通じてバルブハウジング27
内の油室36に連通ずる6通路51゜52が設けられて
いる右側のロッド部分9bにも油路35,39に臨む位
置に、2本の環状の室53.54が形成され、室53と
通路51とが、また室54と通路52とがロッド部分9
bにあけられた孔によってそれぞれ連通している。通路
51゜52は、これら通路51.52の右端においてロ
ッド部分9bにあけられた孔55.56によってそれぞ
れロッド部分9bの外周面に連通しており、一方、筒状
ケーシング8aに設けられた油路33゜41のケーシン
グ8aの内周面の開口部57,58はロッド部分9bの
軸線方向に延び、後輪操舵ロッド9の左右方向への移動
にもかかわらず、ケーシング8a内の油路33が常に通
路51に連通し、またケーシング8a内の油路41が常
に通路52に連通ずるよう考慮されている。
このような構成によって、オイルポンプ3oから延びる
油路32が、油路33と、孔55、通路51、環状の室
53によって形成される油路34と、油路35とを通じ
てバルブハウジング27内の油室36に連通し、また油
室36が、油路39と、環状の室54、通路52.孔5
6とによって形成される油路40と、油路41,42と
を通じてオイルタンク31に連通ずることになる。
なお、油圧制御機構りを構成するバルブハウジング27
、油室36およびスプールバルブ25の構造およびその
作用については、通常のパワーステアリング装置に用い
られる油圧制御機構と同様であるから、これ以上の詳細
な説明は省略するが。
本実施例の場合、スプールバルブ25は円筒状に形成さ
れ、その内部においてリターンスプリング61が制御ロ
ッド15およびバルブハウジング27との間に設けられ
、バルブハウジング27が後輪操舵ロッド9とともに移
動しても、その移動に追随してスプールバルブ25がバ
ルブハウジング27に対する中立位置に復帰しうるよう
に構成されている。
次に、本発明の実施例の装置の左半分を示す第2図(b
)を参照すると、そこに制御機構Cの構成の一例が示さ
れている。この制御機構Cの構成については、本出願人
が先に特願昭59−48054号明細書において提案し
たものであるが、第2図(a)から明らかなように、油
圧制御機構りのスプールバルブ25と連結されている制
御ロッド15は車幅方向に摺動自在に保持されており、
その移動軸線を21として示しである。
この制御機構Cは揺動アーム71を備えており、この揺
動アーム71は、その基端部が回動軸72の一端に取付
けられたホルダ73にピン74によって揺動自在に枢着
されている。ホルダ73が取付けられている回動軸72
は、制御ロッド15の移動軸線Q□と直交する軸線Q2
を中心にして回動自在にハウジング8に支持されており
、前記揺動アーム71を枢支するピン74は、両軸M=
 n 1−Q2の交点位置に設けられているとともに、
軸線Q2と直交するようにホルダ73に支持されている
。したがって、回動軸72の回動によって、ピン74の
軸線と軸線Q□とのなす傾斜角が変化する。すなわち、
ピン74を中心とした揺動軌道面の、軸線Q、と直交す
る面(この面を「基準面」と呼ぶ)に対する傾斜角が変
化することになる。
一方、揺動アーム71の先端部と制御ロッド15とは、
ボールジヨイント75.76と連結部材77とを介して
連結されている。この連結部材77は連結長を調整でき
るようになされているが、その軸線方向の剛性が十分に
確保されたものとされる。このような連結部材77によ
り、揺動アーム71の先端部のボールジヨイント75と
、制御ロッド15の基端部のボールジヨイント76との
間隔は常に一定に保持される。したがって、ボールジヨ
イント75が第2図(b)の左右方向に変位すれば、こ
の変位に応じて、制御ロッド15が軸線Q1に沿って左
右方向に移動することになる。
連結部材77は、そのボールジヨイント75に近い部位
において回転付与アーム80に支持されており、この回
転付与アーム80は、前後方向において軸線ρ1に対し
て一定量eだけ偏位して固定されたピン81に回動自在
に支持された大径の傘歯車82と一体に設けられている
(第3図参照)。
これによって、入力軸14の回転角を基準位置に対し、
−力価と他方側とで所定量の差を持たせる回転角変更手
段が構成されている。
連結部材77は、軸線Q□と直交する方向に摺動自在に
設けられたボールジヨイント83によって支持されてお
り、また、第2図(b)で仮想線で示されている軸14
は、この制御機構Cの入力軸であり、この入力軸14は
、第1図を参照すれば明らかなように、ステアリングホ
イール2の回動角度に対応して回動される。入力軸14
の先端には傘歯車82と係合する傘歯車84が取付けら
れ、ステアリングホイール2の回動が上記回転付与アー
ム80に伝達される。
このため、揺動アーム71は、ステアリングホイール2
の回動角に応じた量だけピン74を中心にして揺動され
ることになるが、入力軸14の回動により回転付与アー
ム80が回動され、これに応じて揺動アーム71がピン
74を中心にして回動された場合、ピン74の軸線が軸
線Q1と一致している状態にあるときには、揺動アーム
71の先端のボールジヨイント75は前記基準面上を回
動するのみであるから、制御ロッド15は静止したまま
である。
しかしながら、ピン74の軸線が軸線Q□に対して傾斜
していると、このピン74を中心にした揺動アーム71
の揺動に伴ってボールジヨイント75が、第2図(b)
の左右方向に変位し、この変位は連結部材77を介して
制御ロッド15に伝達されて、制御ロッド15が軸線Q
1に沿って移動し、油圧制御機構りのスプールバルブ2
5を作動することになる。そしてピン74の軸線を中心
とした揺動アーム71の揺動の角度が同じであったとし
ても、ボールジヨイント75の第2図(b)の左右方向
の変位は、ピン74の傾斜角すなわち、ホルダ73の回
動角の変化に伴って変化することになる。
上記ピン74の軸線Q、に対する傾斜角すなわちホルダ
73の基準面に対する傾斜角を変化させるため、ホルダ
73の回動軸72に、第6図がらさらに明らかなように
、ウオームホイールとしてのセクタギア90が取付けら
れているとともに、このセクタギア90に係合するウオ
ームギア91が回動軸92上に設けられている。そして
この回動軸92に傘歯車93が取付けられ、さらにこの
傘歯車93に、前述した転舵比θR/θFを変更するた
めに設けられているパルスモータ21の回転軸94上の
傘歯車95が係合することにより、ボルダ73の基準面
に対する傾斜角が変更されるようになされている。
モータ21は、ハウジング8の左端において、筒状ケー
シング8aと収納ケーシング8bとの間のコーナースペ
ースに取付けられており、制御機構Cに対する第2の入
力軸であるモータの回転軸94は軸線Q1と平行になる
ように配置されている。モータ21にはカバー97が取
付けられている。
また、ホルダ73の軸72は、第4図に示すように、ハ
ウジング8と一体に形成され上方に延びる筒状体62内
に延長され、上端にポテンショメータ等からなる転舵比
センサ24が取付けられている。ホルダ73の傾斜角、
すなわち軸72の回動角はこの転舵比センサ24によっ
て検出される。
第7図はモータ21を制御する場合の車速と転舵比k 
(=θR/θF、ここでθFは前輪転舵角、ORは後輪
転舵角)との関係を示すグラフである。
車速が低い場合は車両の回頭性を良好にするため、後輪
が前輪に対して逆方向にすなわち逆位相で転舵される必
要があり、したがって転舵比は負となされる。車速が約
40b/時に達したとき転舵比はゼロ1弓なり、前輪の
転舵角に関係なく後軸は転舵されない。高速走行の場合
には、コーナリング時の後輪のグリップ力を向上させて
安定性を強めるために、後輪は前輪と同方向にすなわち
同位相に転舵される。このように車速に応じて転舵比を
変更するために、制御機構Cが設けられており、そこで
用いられる転舵比センサ24は、所望の転舵比を得るべ
くモータ21を制御するために極めて重要な役割を果た
すものであるから、車両の走行中にタイヤがはね上げる
石等によって損傷を受けないように保護する必要がある
。そのため、第4図からも明らかなように、転舵比セン
サ24は後輪操舵ロッド9の上方位置に設けられる。
第8図は車速センサ22で検出される車速に応じて転舵
比を変更するべくモータ21を制御するための制御回路
23の一例を示したもので、制御回路23は、判別回路
101.比較回路102および駆動回路103を有し1
判別回路101は、車速センサ22からの車速信号が入
力され、比較回路102には、判別回路101からの判
別信号が入力されるとともに、転舵比センサ24から転
舵比信号が入力され、この判別信号と転舵比信号とを比
較した結果に基づいて、駆動回路103がモータ21を
駆動する。
ところで、軸線Q、に対して傘歯車82が同軸状に配置
されている従来例(第10図参照)は、入力軸14の回
転角θが同一であれば、ボールジヨイント75.85の
部分(点A、B)の回動角は等しく、後輪の転舵角に左
右差が生じている。
しかしながら、上記のように構成すれば、軸線Q□に対
し傘歯車82が一定量eだけ偏心して設けられているこ
とから、軸線Q1に対しボールジヨイント83の部分(
点B)が偏心回動するので、入力軸14の回転角θが左
右同一であっても、第9図に示すように、ボールジヨイ
ント75の部分(点A)の回動角は、入力軸14の回転
角θ=0となる基準位置に対し、傘歯車82が偏心して
いる右側の方が左側よりも大きくなる(α1〉α2)。
それによって、制御ロッド15の移動量が補正され、左
右差が解消される。
なお、同位相の状態では、車両が機敏で、横力が高いの
で、左右差が生ずることは望ましくないのに対し、逆位
相の状態は、速度が遅く、小回りが要求されるだけであ
るから、左右差があっても大きな問題はない、そのため
、同位相の状態で左右差が少なくなるように調整するこ
とが望ましい。
また、その場合、同位相の状態では、舵角が大きいほど
左右差は大きくなるが、舵角を大きく切る領域ではない
ので、舵角がセンター付近になる領域での左右差が生ず
る所でセツティングすることが望ましい。
さらに、ボールジヨイント83は、傘歯車82に対して
半径方向に移動可能となっているので、2輪操舵のとき
も操舵可能である。
(発明の効果) 本発明は、上記のように、ハンドルの回転角を入力する
入力部材の回転角を、基準位置に対し一方側と他方側で
所定量の差を持たせる回転角変更手段を設けたから、後
輪操舵における左右差を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した車両の4輪操舵装置の全体構
成を概略的に示す説明図、第2図(a)(b)は本発明
の実施例の右半分と左半分とをそれぞれ示す全体図、第
3図は要部の説明図、第4図は第2図(b)のIV −
IV線に沿う断面図、第5図は第2図(b)の■−■線
に沿う断面図、第6図は第2図(b)のモータ駆動部分
を示す一部断面底面図、第7図は車速と転舵比との関係
を示すグラフ、第8図は転舵比変更のための制御例を示
すブロック回路図、第9図および第10図は本実施例お
よび従来例についての回動軌跡の説明図。 第11図は左右差が生じる説明図である。 7L、7R・・・・・・後輪、9・・・・・・後輪操舵
ロッド、14・・・・・入力軸、15・・・・・制御ロ
ッド、21・・・・・パルスモータ、71・・・・・揺
動アーム、72・・・・・・回動軸、73・・・・・ホ
ルダ、74・・・・・・ピン、75゜76・・・・・ポ
ールシミインド、77・・・・・・連結部材。 80・・・・・回転付与アーム、82・・・・傘歯車、
83・・・・・・ボールジヨイント。 特許出願人   マツダ株式会社 イへ注入  沼波知明「−」 第5記 第6図 晃8図 晃10図 第9 図 第1] 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)後輪の出力部材に連結された連結部材と、転舵比
    を変更する転舵比変更手段と、ハンドルの回転角を入力
    する入力部材と、上記連結部材と転舵比変更手段とを連
    結する連結手段とを備え、上記連結部材の軸心に対し転
    舵比変更手段の回転軸心を変更し、この回転軸心の変更
    角と入力部材の回転角との整合により得られる変位に応
    じて後輪転舵角を制御するものにおいて、上記入力部材
    の回転角を、基準位置に対し一方側と他方側で所定量の
    差を持たせる回転角変更手段を備えていることを特徴と
    する車両の後輪操舵装置。
JP7098188A 1988-03-25 1988-03-25 車両の後輪操舵装置 Pending JPH01244981A (ja)

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