JPS6236656Y2 - - Google Patents

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JPS6236656Y2
JPS6236656Y2 JP1981153623U JP15362381U JPS6236656Y2 JP S6236656 Y2 JPS6236656 Y2 JP S6236656Y2 JP 1981153623 U JP1981153623 U JP 1981153623U JP 15362381 U JP15362381 U JP 15362381U JP S6236656 Y2 JPS6236656 Y2 JP S6236656Y2
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Japan
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bracket
seat bottom
seat
spring
frame
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JP1981153623U
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JPS5856628U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車用シートの上下調節装置の
改良に関するものである。
従来、特にシートの後部上下調節装置として
は、第1図に示す実開昭55−114737号の如く、シ
ートボトム1をベルクランク2で支持して、回動
用操作ノブ3によるロツド4の回転で、雄ねじ5
と、ベルクランク2のナツト6との螺合量を変化
させてベルクランク2を揺動させ、シートボトム
1の後部を上下調節するものが提案されている。
該装置は、回動定置手段としてねじ駆動式を採
用するから、微調節は容易であるもののノブ3を
回動操作する際の操作力が大きい上、シートボト
ムにがたつきが生じる等の問題があつた。
この考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、シートボトム下方の車体側の前部と後
部に、第1ブラケツトと第2ブラケツトを夫々設
け、一方のブラケツトにシートボトムを回動自在
に連結すると共に、他方のブラケツトに、上下調
節操作機構を介してシートボトムを回動自在に連
結する一方、該他方のブラケツトとシートボトム
との間に、シートボトムを上方または下方に付勢
するばね部材を介設して、該ばね部材の合理的な
配置により、上下調節時の操作性向上、シートボ
トムのがたつき吸収や着座感の向上を図るように
したものである。
以下、この考案の実施例を添付図面について詳
細に説明する。
第2図に示すように、自動車用シートは、シー
トボトム10とシートバツク11とをリクライニ
ング機構12で連結すると共に、シートボトム1
0下面のアツパーレール13を、車体フロア14
の支脚15で支持したロアレール16に嵌合し
て、シートボトム10を前後スライドできるよう
にした周知の構造である。
上記シートボトム10は、第3図及び第4図に
示すように、四角枠状のシートフレーム17で支
持され、該シートフレーム17の側フレーム17
a,17b下方のアツパーレール13,13の前
部に第1ブラケツト18,18を夫々固定すると
共に、該第1ブラケツト18,18と側フレーム
17a,17bとを夫々ヒンジピン19,19で
連結して、シートフレーム17、つまりシートボ
トム10の後部を上下動できるように支持する。
また、上記アツパーレール13,13の後部に
第2ブラケツト20,20を夫々固定する一方、
該第2ブラケツト20,20にスタビライザ21
を挿通して支承させ、着座者からみて右側の第2
ブラケツト20では、スタビライザ21に三叉状
のクランク部材22を固定して支持すると共に、
左側の第2ブラケツト20では、スタビライザ2
1に連動部材23を固定して支持する。
上記クランク部材22の連動部22aは、シー
トフレーム17の側フレーム17aに固定したフ
レームブラケツト24にピン25で連結すると共
に、連動部材23の連動部23aは、シートフレ
ーム17の側フレーム17bに固定したフレーム
ブラケツト24にピン25で連結して、スタビラ
イザ21の回転操作によるクランク部材22及び
連動部材23の同時回動で、フレームブラケツト
24,24を介してシートフレーム17の後部を
上下動できるようにする。
一方、上記シートフレーム17の側フレーム1
7aには、第3ブラケツト27を固定し、該第3
ブラケツト27に、側フレーム17aを挿通する
操作シヤフト28を支承して、第3ブラケツト2
7の間の操作シヤフト28にピニオン29を連係
させると共に、側フレーム17aからシートボト
ム10の外部に突出した操作シヤフト28に操作
ハンドル30を固定する一方、側フレーム17a
と操作ハンドル30との間の操作シヤフト28に
対して、ピニオン29側からのハンドル30の回
転を阻止するブレーキ機構31を設ける。
該ブレーキ機構31は、第5図及び第6図に示
すように、側フレーム17aに固定するケーシン
グ32の円筒部33に、操作シヤフト28と一体
の膨径部34を嵌合すると共に、該膨径部34と
円筒部33との間に制動ばね36を嵌装し、該制
動ばね36は、その弾力で円筒部33の内壁に圧
接し、両端部36a,36bは膨径部34の切欠
部35より内方に突出して、切欠部35の両側壁
35a,35bに係当させる。
上記制動ばね36の巻き径より若干小さな径の
環状の板ばね37は、制動ばね36と膨径部34
との間に嵌装し、板ばね37の両端部37a,3
7bは、膨径部34の切欠部35より内方に突出
して、制動ばね36の端部36aあるいは36b
と、切欠部35の側壁35aあるいは35bとの
間に張設する。つまり、制動ばね36と膨径部3
4とは相互にこの板ばね37により円周方向に付
勢される。
上記ピニオン29には、上記切欠部35に嵌合
する突起爪38を有するフランジ39を固定す
る。
ブレーキ機構31が上記構成であれば、ハンド
ル30を操作してピニオン29を回転させる場
合、操作シヤフト28の回転作動に伴ない切欠部
35の側壁35aあるいは35bか制動ばね36
の端部36aあるいは36bに、板ばね37の端
部37aあるいは37bを介して係当し、制動ば
ね36を収縮させてその巻き径を小さくし操作シ
ヤフト28の回転を可能とする。したがつて、ハ
ンドル30の回転は、操作シヤフト28からピニ
オン29に伝達される。
一方、ピニオン29に回転力が加われば、フラ
ンジ39の突起爪38が制動ばね36の端部36
aあるいは36bを押し、制動ばね36の巻き径
を拡径させるので、制動ばね36が円筒部33の
内壁に強く圧接され、操作シヤフト28の回転を
阻止する。したがつて、ハンドル30が回転する
ことはない。
上記ピニオン29には、上記第2ブラケツト2
0のクランク部材22の連係部22bにピン40
で枢着したラツク部材41を噛合させ、第3ブラ
ケツト27の挿通ピン42に嵌合したローラ43
でラツク部材41の噛合いを保障する。
なお、ラツク部材41は、ピニオン29と噛合
うラツク部41aと、クランク部材22と連動す
るさや部41bとで構成して、ラツク部41aを
さや部41bから出し入れして長さ調節すること
ができる。
第7図及び第8図に示すように、シートフレー
ム17の側フレーム17bの第2ブラケツト20
には、長孔にばね掛けピン44を挿通させ、該第
2ブラケツト20後方にバランサー用うず巻きば
ね45を配置して、外端を上記ばね掛けピン44
に掛け止めると共に、内端を、側フレーム17b
に立設した支軸46に嵌装してピン47で抜け止
めされる芯軸48のスリツト48aに挾み込み、
該うず巻きばね45の拡径力でシートフレーム1
7、つまりシートボトム10を常時上方に付勢し
ている。
このように、バランサー用うず巻ばね45をシ
ートフレーム17の上下動側の第2ブラケツト2
0に対して設けると、ばね作用に無駄がなく、ク
ランク部材22、連動部材23のリンク作用がス
ムースになる。また、シートボトム10を上方に
付勢しているので、シートボトム10のがたつき
がなくなり、上下操作もスムースになる。また乗
員がシートに着座するとレバー操作力が大となる
のは必須のことであるが、このバランサー用うず
巻きばね45を設けたことで、乗員が着座した際
でも、その負荷分をばね付勢力をもつて押し上げ
レバー操作が重くなるのを防止するようにしてい
る。
上記のように自動車用シートの上下調節装置を
構成すれば、第9図aのシートボトム10の後部
の下動位置から、第9図bの上動位置に調節する
には、着座者が右手で操作ハンドル30を上方に
引き上げると、操作シヤフト28、ブレーキ機構
31を介してピニオン29が回転し、ラツク部材
41が後動してクランク部材22を第2ブラケツ
ト21の回りに右回り回動させ、該クランク部材
22によりフレームブラケツト24を介してシー
トフレーム17の後部を持ち上げると、該シート
フレーム17(シートボトム10)は、第1ブラ
ケツト18のヒンジピン19を中心に後部が上方
へ揺動するようになる。
そして、適当な上動位置で操作ハンドル30か
ら手を離すと、着座者の体重によりラツク部材4
1を介してピニオン29に回転力が作用するが、
ブレーキ機構31により操作シヤフト28、つま
り操作ハンドル30の回転が阻止され、シートボ
トム10は調節した定置位置に確実に保持され
る。
一方、シートフレーム17はバランサー用うず
巻きばね45で上方に付勢されているので、シー
トボトム10のがたつきがない上、がたつき分は
着座時のクツシヨンとなり着座感が良好になると
共に、付勢力の援助で上動操作もスムースにな
る。また、このバランサー用うず巻きばね45
で、乗員がシートに着座した際、レバー操作が重
くなるのを防止している。
なお、シートボトム10を下動させるには、操
作ハンドル30を下方に引き降せば、上述の手順
と逆にしてシートボトム10が最下動の定置位置
に確実に保持されるようになる。
さらに、本実施例では、バランサー用うず巻き
ばね45を乗員が着座した際の負荷中心よりも後
方に設けたため、テコ作用により弱い付勢力でも
十分に機能を果すようになつている。
以上の説明からも明らかなように、この考案
は、シートボトムのシートフレームの前部(また
は後部)を車体側の一方のブラケツトに連結する
と共に、該シートフレームの後部(または前部)
を上下調節機構を介して車体側の他方のブラケツ
トに連結する一方、上下動側のブラケツトとシー
トボトムとの間にばね部材を介設して構成したも
のであるから、シートボトムの上下動側における
ばね作用が合理的で無駄がなくなり、上下動操作
が軽くスムースに行なえるようになる。
また、シートボトムのがたつきが吸収されるの
で商品価値も向上し、このがたつき分は着座時の
クツシヨンともなり着座感も良好となる。
さらに、乗員がシートに着座した際、レバー操
作を軽く行なうことができ、乗員にとつてきわめ
て操作性が良いものである。また本実施例に示し
たように弱いばね付勢力ですむので収納がコンパ
クトになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の上下調節装置の側面図、第2図
はこの考案に係るシートの側面図、第3図は上下
調節装置の分解斜視図、第4図は操作側の上下調
節装置の斜視図、第5図はブレーキ機構の縦断面
図、第6図は第5図のA−A断面図、第7図はフ
リー側の上下調節装置の側面図、第8図は第7図
の要部拡大図、第9図a及び第9図bは操作態様
を示す上下調節装置の側面図である。 1……シートボトム、13……アツパーレー
ル、14……車体フロア、17……シートフレー
ム、17a,17b……側フレーム、18……第
1ブラケツト、19……ヒンジピン、20……第
2ブラケツト、21……スタビライザ、22……
クランク部材、23……連動部材、24……フレ
ームブラケツト、27……第3ブラケツト、28
……操作シヤフト、29……ピニオン、30……
操作ハンドル、31……ブレーキ機構、41……
ラツク部材、44……ばね掛けピン、45……う
ず巻きばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートボトム下方の車体側の前部と後部に、第
    1ブラケツトと第2ブラケツトを夫々設け、一方
    のブラケツトにシートボトムを回動自在に連結す
    ると共に、他方のブラケツトに、上下調節操作機
    構を介してシートボトムを回動自在に連結する一
    方、該他方のブラケツトとシートボトムとの間で
    シートの後端もしくは後端近くに、シートボトム
    を上方に付勢するばね部材を介設したことを特徴
    とする自動車用シートの上下調節装置。
JP1981153623U 1981-10-15 1981-10-15 自動車用シ−トの上下調節装置 Granted JPS5856628U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981153623U JPS5856628U (ja) 1981-10-15 1981-10-15 自動車用シ−トの上下調節装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981153623U JPS5856628U (ja) 1981-10-15 1981-10-15 自動車用シ−トの上下調節装置

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Publication Number Publication Date
JPS5856628U JPS5856628U (ja) 1983-04-16
JPS6236656Y2 true JPS6236656Y2 (ja) 1987-09-18

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JP1981153623U Granted JPS5856628U (ja) 1981-10-15 1981-10-15 自動車用シ−トの上下調節装置

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JPS5856628U (ja) 1983-04-16

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