JPS6235923Y2 - - Google Patents

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JPS6235923Y2
JPS6235923Y2 JP1983135981U JP13598183U JPS6235923Y2 JP S6235923 Y2 JPS6235923 Y2 JP S6235923Y2 JP 1983135981 U JP1983135981 U JP 1983135981U JP 13598183 U JP13598183 U JP 13598183U JP S6235923 Y2 JPS6235923 Y2 JP S6235923Y2
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JP
Japan
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cylinder tube
diameter portion
cylinder
coupler
cover
Prior art date
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JP1983135981U
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JPS6041606U (ja
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Actuator (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の対象・産業上の利用分野) 本考案は流体圧により往復作動する流体圧シリ
ンダの改良に関し、流体を給排するためのポート
の位置を変更する可能性がある場合に特に利用さ
れる。
(従来技術) 従来より、流体圧シリンダのシリンダチユーブ
とシリンダカバーとを固定する方法には、溶接に
よるもの、タイボルトによるもの、シリンダチユ
ーブをかしめることによるもの、単純なねじ結合
によるもの等がある。流体圧シリンダの給排ポー
トは、一般的にシリンダカバーの周面に設けられ
ているため、上述の方法により固定されたあとで
給排ポートの位置を変更することは不可能であ
る。もちろん、スイベル継手を使用することによ
つて可能とはなるが、高価になるため一般的でな
い。そこで、シリンダチユーブとシリンダカバー
とが互いに回転可能なように、両者の周面間に嵌
入した止めリングにより連結することが行われて
いるが、組立て分解の困難性、強度的な問題を有
していた。
ポートの位置が簡単に変更できるか否かという
ことは、設計の自由度や配管作業及び保守点検の
難易度に大きな影響を及ぼすため、ポートの位置
が変更可能で且つ組立市分解の簡単な流体圧シリ
ンダの出現が望まれていた。
(考案の目的) 本考案は、上述の事情に鑑みて成されたもの
で、ポートの位置の変更が容易で且つ組立て分解
の簡単な流体圧シリンダを提供することを目的と
している。
(技術的手段) 本考案は、少なくとも一方のシリンダカバーに
は、外周面に開口する給排ポートが設けられ且つ
シリンダチユーブが嵌合する径小部と、該径小部
より径大な径大部と、上記径小部と径大部との境
界の段部であつてシリンダチユーブの端面が当接
する当接面と、が形成され、上記シリンダチユー
ブの端部外周面と上記径大部の外周面とには互い
にピツチの異なるおねじが設けられており、筒状
のカプラの内周面には上記両おねじにそれぞれ螺
合する2個のめねじが互いに同心状に設けられて
おり、上記シリンダチユーブと上記シリンダカバ
ーとが上記カプラにより連結され固定されている
ことを特徴とするものである。
(実施例) 以下、本考案を、実施例により図面を参照しな
がら説明する。
第1図において、1はシリンダチユーブ、2は
ピストン、3はピストンロツド、4はロツドカバ
ー、5はヘツドカバーであつて、ロツドカバー4
及びヘツドカバー5には給排用のポート6a,6
bがそれぞれの周面に開口し、またスパナ掛け用
の平面部4a,5aがそれぞれ設けられている。
第2図をも参照して、ロツドカバー4には、シリ
ンダチユーブ1の内周面1aに嵌入する径小部
7、端面1bに当接する当接面8、当接面8より
も径大の径大部9及び取付け用のねじ部4bが形
成されており、さらに径小部7にはシール用のパ
ツキン10が装着され、径大部にはピツチがP1
あるおねじ11が設けられている。
一方、シリンダチユーブ1の一方の端部外周面
1cには、上述のおねじ11と同じ巻き方向のね
じであつてピツチP2がP1よりも小さいおねじ12
が設けられている。円筒状のカプラ13の内周面
には、上述の両おねじ11,12にそれぞれ螺合
するめねじ14,15が互いに同心状に受けられ
ており、また外周面にはスパナ掛け用の平面部1
3aが設けられている。そして、シリンダチユー
ブ1が径小部7が嵌入した状態でカプラ13がロ
ツドカバー4の側へ進む方向に回転させられ、端
面1bが当接面8に当接して連結され固定されて
いる。
ヘツドカバー5にはシリンダチユーブ1に嵌入
する径小部5bに適当ピツチのおねじ16が設け
られ、またシリンダチユーブ1の他方の端部内周
面1aには、このおねじ16に螺合するめねじ1
7が、端面にはヘツドカバー5内へくい込ませる
ための断面楔状の刃部18がそれぞれ設けられ、
これらは強く締付けられて固定されている。なお
図中、3aは負荷取付け用のねじ部、19はシー
ル用のパツキン、20はブシユである。
上述の実施例の流体圧シリンダにおいては、シ
リンダチユーブ1とロツドカバー4及びヘツドカ
バー5とはねじ結合されているため組立て及び分
解が容易に行える。シリンダチユーブ1とロツド
カバー4とは、それぞれ互いにピツチの異なるお
ねじ12,11が設けられ、カプラ13により連
結されているから、カプラ13を左右いずれかに
回転させることによつて締付け又は緩めることが
できるとともに、シリンダチユーブ1とロツドカ
バー4との回転角度位置関係を任意の状態に保つ
たままで締付けることができる。すなわち、第1
図に示すようにポート6a,6bが共に上方を向
いた状態から一方のポート6aを例えば下方に向
く状態にするには、まずカプラ13を緩める方向
にn回転させると、カプラ13に対するロツドカ
バー4及びシリンダチユーブ1の移動距離Sc及
びStは Sc=P1×n St=P2×n となる。ところが、 P1>P2 であるから、端面1bと当接面8との間の距離
Saは、 Sa=Sc−St=(P1−P2)×n となる。そこで、シリンダチユーブ1及びカプラ
13を固定した状態でロツドカバー4のみをねじ
の締まる方向へ半回転させると、このときの端面
1bと当接面8との間の距離Sbは、 Sb=Sa−P1×0.5 =(P1−P2)×n−P1×0.5 となる。この状態でカプラ13のみを締まる方向
へ回転させると、 n1=n−P/P−P×0.5 で計算されるn1回転したときに端面1bと当接面
8とが当接し、再び固定状態となる。
このように、P1とP2とを適当に定めて製作して
おきnを適当に選ぶことによつて、シリンダチユ
ーブ1とロツドカバー4との角度位置を任意に選
んで固定することができ、したがつてポート6a
の位置に任意に調整することができる。また、カ
プラ13による締付けは、両おねじ11,12の
ピツチ差(P1−P2)の小しなピツチのねじを使用
した場合と同様の効果を生じ、ゆるみ止め効果を
期待することができると共に、流体圧シリンダが
所要の定位置に取付けられ、各給排用ポート6
a,6bに配管されると可動部分はカプラだけで
あるが、該カプラはピツチの異なる上記両おねじ
に互いに規制されるため、使用中の振動や衝撃を
受けてもカプラ自体が回動することはなく、この
ためより一層大きなゆるみ止め効果を発揮する。
部品としてはカプラ13が追加されているのみで
かるから、構造簡単でコンパクトである。ヘツド
カバー5にはシリンダチユーブ1の刃部18がく
い込んでいるからゆるみ止め効果を期待すること
ができる。
上述の実施例においては、P1>P2としたが、P1
<P2としてもよい。また両おねじ11,12のね
じ径は異なつていても同一であつてもさしつかえ
ない。シリンダチユーブ1とヘツドカバー5との
連結にも、上述のカプラ13を用いて固定するよ
うにしてもよい。
(考案の効果) 本考案によると、両おねじのピツチの差によつ
て、シリンダチユーブとシリンダカバーとがいか
なる角度位置であつてもカプラにより締付け固定
することができるので、シリンダチユーブの周面
に開口する給排ポートの位置を任意の位置に容易
に変更することができる。またこれらはカプラを
介してねじ結合されているので、組立て分解が簡
単である。
しかも本考案によれば、シリンダカバーの径大
部外周面に設けられたおねじと、シリンダチユー
ブの端面外周面に設けられたおねじとは互いに異
なるピツチに形成されているため、カプラによる
締付けは、両おねじのピツチ差の小さなピツチの
ねじを使用した場合と同様の効果を生じ、ゆるみ
止め効果を期待することができる。
さらにまた本考案によれば、流体圧シリンダが
所要の定位置に取付けられると、カプラはピツチ
の異なる上記両おねじに互いに規制されて振動や
衝撃を受けけてもカプラ自体が回動することがな
く、このためより一層大きなゆるみ止め効果を発
揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は流体圧
シリンダの一部断面側面図、第2図は第1図の要
部拡大図である。 1……シリンダチユーブ、1b……端面、1c
……外周面、4……ロツドカバー(シリンダカバ
ー)、6a……ポート(給排ポート)、7……径小
部、8……当接面、9……径大部、11,12…
…おねじ、13……カプラ、14,15……めね
じ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも一方のシリンダカバーには、外周面
    に開口する給排ポートが設けられ且つシリンダチ
    ユーブが嵌合する径小部と、該径小部より径大な
    径大部と、上記径小部と径大部との境界の段部で
    あつてシリンダチユーブの端面が当接する当接面
    と、が形成され、上記シリンダチユーブの端部外
    周面と上記径大部の外周面とには互いにピツチの
    異なるおねじが設けられており、筒状のカプラの
    内周面には上記両おねじにそれぞれ螺合する2個
    のめねじが互いに同心状に設けられており、上記
    シリンダチユーブと上記シリンダカバーとが上記
    カプラにより連結され固定されていることを特徴
    とする流体圧シリンダ。
JP13598183U 1983-08-31 1983-08-31 流体圧シリンダ Granted JPS6041606U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13598183U JPS6041606U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 流体圧シリンダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13598183U JPS6041606U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 流体圧シリンダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6041606U JPS6041606U (ja) 1985-03-23
JPS6235923Y2 true JPS6235923Y2 (ja) 1987-09-12

Family

ID=30305886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13598183U Granted JPS6041606U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 流体圧シリンダ

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JP (1) JPS6041606U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5518566U (ja) * 1978-07-21 1980-02-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5518566U (ja) * 1978-07-21 1980-02-05

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Publication number Publication date
JPS6041606U (ja) 1985-03-23

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