JPS6235767Y2 - - Google Patents

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JPS6235767Y2
JPS6235767Y2 JP7713479U JP7713479U JPS6235767Y2 JP S6235767 Y2 JPS6235767 Y2 JP S6235767Y2 JP 7713479 U JP7713479 U JP 7713479U JP 7713479 U JP7713479 U JP 7713479U JP S6235767 Y2 JPS6235767 Y2 JP S6235767Y2
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JP7713479U
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は天井裏空間部分が極めて狭い場合で、
かつ二重天井を形成するに好適なる連結金具の改
良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、天井裏空間が極めて狭い天井下地組を形
成する場合でも少なくとも腕等が入り込むだけの
空間部が必要であつた。すなわち第1図Aに示す
ものは、吊ボルト10に野縁受6の高さを上回る
高さにハンガー50を取付けた後、野縁受6をハ
ンガー50に嵌め込み、その下に野縁を直交させ
るにあたつて、野縁は金具を手で操作する作業の
深さが野縁6の上部に必要である。しかし、居住
空間を広くかつ二重天井を形成することの要望は
非常に多く、そのため天井裏空間が極めて狭くな
りその深さが50ミリ程度しかない場合が多くなつ
た。
そこで本考案者は先に第1図Bに示すように実
願昭52−111916号(出願公開54−56411号)をも
つて、コ状の野縁受6の高さを殆ど上回らない野
縁受固定金具を考案した。然し乍らこの野縁受6
に野縁を直交して取付けるに当たり、野縁の上部
に於ける手作業を要する連結金具では前述のよう
に極端に狭い天井裏空間の要求される天井下地組
の形成は事実上不可能である。
これを解決するため、さらに本考案者は昭和54
年実用新案登録願第71734号(実開昭55−172512
号)野縁受と野縁との連結金具を考案したがこの
ものにも多少不満足な点があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案の課題は従来使用されている野縁をその
まま利用して前記従来の欠点を解消し、空間がき
わめて狭い場合でも天井板の裏側を構成でき、か
つ天井下地組の形成及び天井板の取付を天井板の
施工設置されるべき階の床がある方の側から施工
できると共に取付が簡単に行われる連結金具を提
供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の手段は金属板体の長手方向に沿う一端
縁の両端部に平面部に重なるように折曲げた一対
の引掛爪を設け、長手方向に沿う他の端縁の両端
部に前記平面部と連続する立上り片を突設し、前
記両端縁の中間部に挿着脚を吊設したものであ
る。
〔実施例〕
第2図において1は金属製の野縁を示し、1枚
の金属板を折曲げ形成し、左右に起立片2,2を
設ける。起立片2,2の上方端部を外側に弧状
に、折曲げ引掛片3,3を形成する。なお引掛片
3は弧状に限らず〓形に折曲げても良い。また起
立片2,2の下端は左右に外側に張り出す差込片
4,4を形成し、かつ差込片4,4を内側に折返
した形状の底面目地部5を設ける。そして底面目
地部5、或いは野縁1の全面に天井ボードの模様
に適合する化粧紙等を貼付けて形成される。
第3図に示す符号6は天井スラブ面に埋設取付
けたボルト10に(第1図B参照)連結されるほ
ぼチヤンネル状の野縁受で、この野縁受6は1枚
の金属板を折曲げて端面ほぼコ字状に形成する。
次に第4図Aに示す実施例は前記チヤンネル状
の野縁受6と野縁1とを直交して連結する連結金
具11を表わしたものであつて、金属板体の長手
方向に沿う2端縁の一方の端縁の両隅部に突出し
た引掛爪13,13を板体の平面部12に重なる
ように折曲げ、該引掛爪13の先端部は弧状に形
成されている。さらに前記両端縁の中間に一定の
間隔を置いて鉤部15,15を対設した一対の挿
着脚14,14をそれぞれ対向して吊下してあ
る。なお鉤部15,15の間の巾W1は第2図に
示す野縁1の立上り片2,2の巾W2にほぼ等し
く形成する。
さらに板体の引掛爪を設けない一方の端縁の両
隅は平面部12から延長する立上り片16,16
を形成し、立上り片16,16の基部の両側に切
欠17,17を形成し、第4図の二点鎖線で示す
ように垂直に起立することができるようにしてあ
る。
第4図Bに示す連結金具11′は前記第4図A
で説明した連結金具11とほぼ同様な構成である
が、引掛爪13′,13′を設けない側縁に凹形部
20を形成し、その一端縁を垂直に下方に折曲
げ、鉤部15′,15′が形成された挿着脚1
4′,14′を吊設し、また板体の長手方向と直角
の両端縁より平面部12′から延長して立上り片
16′,16′を形成し、その基端に切欠17′,
17′を設けてある。
第5図Aに示す連結金具は、第7図Aに示す野
縁1aの引掛片3a,3aが内曲りに形成される
野縁1aに使用するものであつて、金属板体の長
手方向に沿う両端縁中央部に垂直に下方に向けて
折曲げた舌状の挿着脚14a,14aを形成し、
挿着脚14aの左右に係止鉤18aを設けてあ
る。しかして連結金具11aの平面部12aに形
成された引掛爪13a,13a及び切欠部17
a,17aを有する立上り片16a,16aの構
成は第4図Aに説明した連結金具11の構成と同
じなのでその説明を省略する。
第5図Bの連結金具11a′は板体の長手方向に
沿う一端縁と凹形他端縁の中央部を下向に垂直に
折曲げ係合鉤部18a′,18a′を備えた舌状の挿
着脚14a′,14aが形成される。この連結金具
11a′の引掛爪13a′,13a′、立上り片16
a′,16a′及び切欠部17a′,17a′の構成は前
記第4図Bの実施例と同様なのでその説明を省略
する。
更に第6図Aに示す連結金具11bは金属板体
の長手方向に沿う両端縁に各々適当間隔を置いて
下方に垂直に折曲げた舌状挿着脚14b,14b
を設け、これに係合鈎部18b,18bを形成す
る。そして連結金具11bの引掛爪13b,13
b、立上り片16b,16b及び切欠部17b,
17bの構成は前記第4図Aで説明した連結金具
11の構成と同様なのでその説明を省略する。
第6図Bの連結金具11b′は長手方向に沿う一
端縁及び凹形他端縁の中央部に適当間隔を置いて
下向に垂直に折曲げられた係合鈎部18b′,18
b′が形成された一対の舌状の挿着脚14b′,14
b′を設け、その引掛爪13b′,13b′、立上り片
16b′,16b′及び切欠部17b′,17b′の構成
は前記第4図Bで説明した連結金具11′の構成
と同様なのでその説明は省略する。
〔考案の作動〕
天井スラブに取付けられたボルト10に、野縁
固定金具により野縁受6の高さ調整の後、野縁受
6を固定する。次に第4図の連結金具11の引掛
爪13,13を第8図に示すように野縁受6の下
方水平片9に挿入した後、立上り片16,16を
手先或いはプライヤー等を使用して一点鎖線で示
すように垂直状態に起立させ、野縁受背面部8の
外側に位置させ、該背面部と立上り片とを密接さ
せる。この場合、指で押し上げて曲げ野縁受の背
面部に立上り片の押え面を当接させれば平面部の
ねじれがなく、作業性もよい。
しかる後野縁1の立上り片2,2を上方に向け
連結金具の挿着脚14,14の鉤部15,15の
上縁に野縁の引掛片3,3が引掛つて野縁は連結
金具に連結されて野縁受6に直交する。その後、
野縁を野縁受と直交方向に摺動させて第11図に
示す天井ボード19の裏側の長手方向端縁の裏打
ちされた裏打材20、外側側面に穿された水平溝
21が既設の野縁1の差込片4に嵌まり込むよう
押付け、ボードの取付を終える。
以上を繰返して天井ボードを貼付するものであ
る。
又第4図Bの連結金具11′の連結方法は上記
の実施例と同様であるが、立上り片16′,1
6′が連結金具の側方に設けてあるため、その立
上りは側方方向から一点鎖線で示すように垂直に
立上げ、立上り片16′,16′の手前側の端縁と
野縁受の背面部8とを密接させることになる。
第5図A,Bに示す連結金具11a,11a′は
第7図A,Bに示す引掛片が内曲りに形成された
野縁1a,1bに使用するもので、野縁受と野縁
との連結方法は前記実施例と同様である。しかし
て、第9図に示すように、第5図Aに示す連結金
具11aの舌状の挿着脚14a,14aに野縁1
a(第7図A)の立上り片2a,2a又は野縁1
b(第7図B)の立上り片2b,2b間の開口部
を押込むようにして、該挿着脚14a,14aの
係合鈎部18a,18aと野縁1a又は1bの引
掛片3a,3a又は3b,3bと係合し、連結金
具11aと野縁1a又は1bと連結する。
なお、野縁受6と連結金具11aとの連結方法
は前記実施例と同様である。
更に第5図Bに示す連結金具11a′と野縁1a
又は1bとの連結方法は第5図Aにおいて説明し
た実施例の連結方法と同様で、連結金具11a′と
野縁受6との連結方法は、第4図Bに示す実施例
を説明したのと同様である。
第6図A,Bに示す実施例は巾広な野縁1c
(第7図C)にも又巾狭な野縁1b(第7図B)
にも使用することができる連結金具11b,11
b′であつて、第6図Aに示す連結金具11bを第
7図Cに示す野縁1cに使用する場合には、野縁
1cの立上り片2c,2cの間の開口部を挿着脚
14b,14bの外側に挿入し、挿着脚14b,
14bの外側の係合鈎部18b,18bに野縁1
cの引掛片3c,3cを引掛ける。又、第7図B
に示す野縁1bを装着する場合は、左右いずれか
の挿着脚14bの一方に挿着し、挿着脚14bの
係合鈎18b,18bと野縁1bの引掛片3b,
3bと係合し、野縁1bと連結金具11bとの連
結するものである。そして野縁受6と、連結金具
11bとの連結方法は前記実施例と同様である。
第6図Bに示す連結金具11b′と巾広な野縁1c
又は巾狭な野縁1bとの連結方法は前記第6図A
における実施例と同様であり、連結金具11b′と
野縁受6との連結方法は前記第5図Bで説明した
実施例と同様である。
〔考案の効果〕
本考案は上記の構成であるから、野縁受の長手
方向に直交する野縁を簡単なスナツプイン方式で
連結でき、連結金具と一体になつた野縁、或いは
連結金具と一体になつた野縁の裏打ちボードを極
めて容易に摺動させることができ、天井ボードの
位置調整を行ないながら天井ボードをはることが
できる。
さらに野縁受の下側からの作業のみで天井下地
組、或いはボード取付ができるので天井ふところ
の極めて狭い場所でも天井ばりが可能である。
さらに狭い巾の野縁と広い巾の野縁を組合せて
使用して天井下地組を完成できるので多用途に使
用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは取付ボルトと野縁受とを取付け
た状態を示す側面図、第2図は引掛片が外曲りに
形成された野縁の斜面図、第3図は野縁受の斜面
図、第4図A,B、第5図A,B、第6図A,B
は本考案に係る連結金具の斜面図、第7図A,
B,Cは引掛片が内曲りに形成された野縁の正面
図、第8図、第9図は本考案の連結金具により野
縁受と野縁とを連結した状態を示す斜面図、第1
0図、第11図は天井ボードの裏面に野縁或いは
裏打材が取付けられた状態を示す裏面図である。 12……平面部、13……引掛爪、14,1
4,14′,14′,14a,14a,14a′,1
4a′,14b,14b,14b′,14b′……挿着
脚、15,15,15′,15′……鉤部、16,
16,16′,16′,16a,16a,16a′,
16a′,16b,16b,16b′,16b′……立
上り片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 金属板体の長手方向に沿う一端縁の両端部に
    平面部に重なるように折曲げた一対の引掛爪を
    設け、長手方向に沿う他の端縁の両端部に前記
    平面部と連続する立上り片を突設し、前記両端
    縁の中間部に挿着脚を吊設した野縁受と野縁と
    の連結金具。 (2) 金属板体の長手方向に沿う一端縁に、野縁の
    起立片に係止する鉤部を備えた挿着脚を設け、
    長手方向に沿う他端縁の両隅部から平面部と連
    続する立上り片を形成した実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の野縁受と野縁との連結金具。 (3) 金属板体の長手方向に沿う両端縁に1個或い
    は2個の舌状の挿着脚を吊設し、一方の端縁の
    端部隅部から平面部と連続する立上り片を形成
    した実用新案登録請求の範囲第1項記載の野縁
    受と野縁との連結金具。
JP7713479U 1979-06-08 1979-06-08 Expired JPS6235767Y2 (ja)

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JPS55176913U JPS55176913U (ja) 1980-12-18
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