JPS6235475A - カ−ドコネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種ＩＣカード、配線基板等のカード類のコネ
クタに関する。

従来技術とその問題点 従来のカードコネクタはカード挿入方向と対向する方向
へコンタクトを植立し、カード挿入時該コンタクトをカ
ード側面にて単に側方変位させ接圧を得る構成を採って
いるが、カードの抜差抵抗が太きくＩＣに有害な負担を
及ぼす欠点があるとされている。

又実開昭６０−第６２１６３号に示すように、カード挿
入軌跡と直角となる方向から弾発ピンを当接させ接圧を
得る考案も提供されているが、弾発ピン先端を押しのけ
てカード挿入を行う必要からカード先端縁に充分な角落
し加工をせねばならず、又弾発ビンの弾発力に抗しピン
先端を乗り越える時のカード押込抵抗は上記例示の場合
に比べより過大となる。

発明の目的 本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、
カード自身によって押し下げられる移動部材を介し回動
変位と後方変位するバネ接片によって、カード抜差時の
抵抗をより小さくすると同時に、適正な接圧をも確保し
得るようにした理想的なカードコネクタを提供するもの
である。

発明の構成 本発明は上記目的を達成するため、カードを差込むコネ
クタハウジング内にカード挿入方向へ移動する移動部材
を設け、該移動部材をカード自身で押下げられる如く配
置すると共にカード挿入溝側位に配したコンタクトにカ
ード挿入軌跡と交差する軌跡を以って回動変位し且つ退
行方向へと後方変位するバネ接片を具備させ、該バネ接
片をカード挿入に伴なう上記移動部材の下動によって回
動変位させつつカード側面と接触させ、該回動変位とカ
ード側面との接触による後方変位とを得ながら上記カー
ド挿入軌跡と交差する回動軌跡においてカード端子との
接圧を得る構成としたものである。

発明の実施例 以下本発明の実施例を第１図乃至第４図に基づいて説明
する。

図において１は側面に端子１ａを配したカード、２はコ
ネクタハウジングを示す、該コネクタハウジング２はカ
ード挿入口５′及び、該カード挿入口５′に連通ずるカ
ード１を抜差する挿入溝５を有し、該挿入溝５の側位に
配したコンタクト３を具備する。

上記コネクタハウジング２内に上記カード挿入方向と同
方向に移動可能な移動部材４を設け、該移動部材内側面
とハウジング内側面とによって上記カード挿入ｔＩ！１
５を画成する。

該移動部材４はカード挿入時、該カードｌ自身によって
押下げられ下動する如く配置する。該下動を得るため、
該移動部材にカード１下端面と当接する底壁６を設ける
。

他方コンタクト３は単一条片によって形成された脚片７
とバネ接片８とを具有し、該脚片７下端をハウジング外
に突出する如くハウジング２内に植立し、その先端に上
記バネ接片８を片持状態で連設する。該脚片７は移動部
材の外側位に植立されバネ接片８は該脚片７の端部から
曲げ部９を介して移動部材４の底壁６上へと延ばし、そ
の自由端にて移動部材４を高位に支持する。

即ち、移動部材４にバネ接片８の自由端を受は入れるカ
ード挿入溝５と連通ずる収容孔ｌＯを設け、該収容孔１
０内に上記バネ接片自由端を遊挿し、同自由端上面に収
容孔１０を形成する支持壁１２を支持させ上記高位支持
を得る。該支持壁１２と上記底壁６とはコンタクト並列
方向に平行して設けられ、両壁間を各コンタクト毎に設
けた隔壁１１によって仕切り、上記収容孔ｌＯを画成す
る。

バネ接片８は上記曲げ部９を介して回動変位可であり、
第２図Ａ、Ｂ図に示すように、上記移動部材４の高位支
持下においてカードｌが挿入され、該挿入過程において
カード下端面が底壁６に突き当り、移動部材４をバネ接
片８の弾力に抗し押下げる。第２図Ｃ図に示すように、
該移動部材４の下動に伴ないバネ接片８を支持壁１２に
よって押圧し、上記回動変位を得る。バネ接片８は該回
動軌跡が上記カード１の挿入軌跡と交差する如く配置さ
れ、該回動軌跡においてカード２側面と当接し、同側面
に配したカード端子１ａと接触する。バネ接片８は脚片
７の側方変位を伴ない退行方向へ後方変位可であり、該
カード２側面との当接にて回動変位すると同時に後方に
変位し、その反発力でカード端子１ａとの接圧を得る。

上記接圧はバネ接片８のカード端子１ａとの接触点と曲
げ部９とを結ぶ線がカード側面に対し垂直となったとき
最大であり、好ましくは該最大接圧点を通過する位置ま
でカードｌａを挿入し、移動部材４を押下げ、且つバネ
接片８を回動変位させる。即ち、バネ接片８とカード端
子１ａとの接圧点Ｐが曲げ部９の下位となる位置におい
て接触を完了する。同完了位置において移動部材４を任
意の係脱可能なロック手段（図示せず）によって下位位
置に保持する。該ロック手段を解除しカード１を引上げ
ることによりバネ接片８の分力たる上方復元力を伴ない
ながら、軽い力にて抜去できる。

第１図、第２図、第３図は上記思想に従い、カ−ドｌの
片側面と接触する如く上記移動部材４及びコンタクト３
を片列配置とした場合を示す。

これに対し第４図は上記思想に従いカードｌの両側面に
配したカード端子１ａとの接圧を得る如く構成されたコ
ネクタ構造を示す。

即ち、上記移動部材４の中央部にカード挿入溝５を形成
し、該カード挿入溝５の両側にバネ接片８の前記収容孔
１０と同支持壁１２とを配し、両移動部材部分を底壁６
によって連結し、他方線移動部材の左右外側位に並列し
て前記コンタクト３を植立させ、該各列のコンタクト３
の片持バネ接片８を互いに対向方向に延ばし、その自由
端を前記の如く上記各収容孔ｌＯ内に遊挿して支持壁１
２に弾持させ、移動部材４をカード挿入溝５の両側にお
いて高位に支持する。

第４図Ａ、Ｂ、Ｃ図に示すように、カードｌ自身による
移動部材４の押下げ、該押下げに伴なうバネ接片８の回
動変位、及びカード側面との当接、該当接とカード挿入
進行に伴なうバネ接片８の後方変位動作並びにその結果
として得られるカード端子１ａとの接圧に関しては、前
記第２図の説明と同様の原理によるものである。

発明の効果 本発明は上記によって従来のカード抜差抵抗の問題等を
有効に解決しカード自身によって押し下げられる移動部
材を介し回動変位と後方変位するバネ接片によって、カ
ード抜差時の抵抗をより小さくすると同吟に、適正な接
圧をも確保し得る理想的なカードコネクタを提供するこ
とができる。

即ち、カードとコンタクトとをバネ接片を後方変位させ
つつカード挿入方向と同調する方向に回動変位させ接圧
を得るようにしたものであるから、両変位によって挿入
力が著しく軽減され且つ両変位によって発生する反発弾
力にて適正な接圧をも確保できるのである。加えてコン
タクト構造を実施に応じ任意に曲げ加工するのみで上記
思想に従った原理動作が得られ、最小限の部品にて所期
の目的を達成でき構造の簡素化も果すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はカード及びそのコネクタの外観を示す斜視図、
第２図Ａ、Ｂ、Ｃ図はカードの挿入前、挿入過程、挿入
完了の各状態を示す同断面図、第３図Ａ図は第２図Ｂ図
に対応する一部切欠して示す同斜視図、第３図Ｂ図は第
２図Ｃ図に対応する一部切欠して示す同斜視図、第４図
は他側を示し、同Ａ、Ｂ、Ｃ図はカードの挿入前、挿入
過程、挿入完了の各状態を示す同断面図である。 １・・・カード、１ａ・・・カード端子、２・・・コネ
クタハウジング、３・・・コンタクト、４・・・移動部
材、５・・・カード挿入溝、６・・・底壁、７・・・コ
ンタクトの脚片、８・・・同バネ接片、９・・・同曲げ
部、１０・・・バネ接片収容孔、１１・・・隔壁、１２
・・・支持壁。 図面の浄書（内容に変更なし） 第１図 手続補正書（方式） 昭和６０年１１月ニア日 特許庁長官　宇　賀　道　部　殿 特願昭６０−第１７２８２３号 ２　発明の名称 カードコネクタ ３　補正をする者 事件との関係　特許出願人 名称　山−電機工業株式会社 ４代理人〒１４４ ５　補正命令の日付 昭和６０年１０月２９日 ６　補正の対象 図面 ７　補正の内容

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コネクタハウジング内にカード挿入方向へ移動する移動
   部材が設けられ、該移動部材がカード自身で押下げられ
   る如く配置され、又コネクタハウジング内にカード接触
   用コンタクトが設けられ、該コンタクトにカード挿入軌
   跡と交差する軌跡を以って回動変位し且つ退行方向へと
   後方変位するバネ接片を具備させ、該バネ接片をカード
   挿入に伴なう上記移動部材の下動によって回動変位させ
   る如く配量し、カード挿入時該バネ接片が上記カード挿
   入軌跡と交差する回動軌跡においてカード側面に配した
   カード端子と当接し同バネ接片の上記回動変位と後方変
   位とを得て接圧を得る構成としたことを特徴とするカー
   ドコネクタ。