JPH056636Y2 - - Google Patents

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JPH056636Y2
JPH056636Y2 JP1985158005U JP15800585U JPH056636Y2 JP H056636 Y2 JPH056636 Y2 JP H056636Y2 JP 1985158005 U JP1985158005 U JP 1985158005U JP 15800585 U JP15800585 U JP 15800585U JP H056636 Y2 JPH056636 Y2 JP H056636Y2
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばテレビジヨンゲーム機におけ
るゲームソフト用カセツトのように一辺側から突
出されたプリント配線基板を雌側コンタクトに挿
入して電気的に導通接続させて装着するカセツト
着脱装置に関するものである。
(従来の技術) 近年、テレビジヨンゲームが子供達に限らず大
人の間にも一大ブームを起している。このテレビ
ジヨンゲームは、コンピユータを内蔵しテレビジ
ヨン受像機に接続される本体部と、この本体部に
挿抜されるゲーム用カセツトと、操作部とから構
成され、ゲーム用カセツトは、各種ゲームのソフ
トプログラムが記憶されたROM(リード オン
リー メモリ)を配線装備したプリント配線基板
を備え、このプリント配線基板の接続用一辺部を
外部に露出させてパツケージ化された構成になつ
ている。従つて、このゲーム用カセツトのプリン
ト配線基板と本体部のコンピユータ装備のメイン
プリント配線基板とを電気的に接続することでゲ
ーム操作が可能となる。この両プリント配線基板
の接続には、第7図に示すようなカードエツジ形
コネクタが用いられている。
即ち、一対の弾性導電片1,2の一端部が、半
田付けによりコンピユータ装備のメインプリント
配線基板3に電気的に接続され、この両導電片
1,2の他端部がそれぞれ湾曲されてばね部1
a,2aが形成されているとともに、このばね部
1a,2aの最短対向箇所に接点1b,2bが形
成されている。そして、コネクタの挿入口4内方
において、前記一対の接点1b,2bが、カセツ
トのプリント配線基板5の厚みより小さい間隔で
対設されている。この接点1b,2b間に、カセ
ツトのプリント基板5を挿入することにより、両
ばね部1a,2aが矢印で示すように外方に押し
拡げられ、この両ばね部1a,2aの弾性力によ
り両接点1b,2bがプリント配線基板5の配線
パターンに圧接し、両プリント配線基板3,5が
電気的に接続される。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、ゲーム用カセツト等は、使用時に挿
入し且つ不使用時には抜脱されるから、前述の一
対の接点1b,2bを雌側コンタクトとし且つプ
リント配線基板5を雄側コンタクトとするコネク
タは頻繁に断接されることになる。通常、2〜3
万回以上も断接されるから、ばね部1a,2aに
プリント配線基板5の挿入による変形により相当
のばね圧が生じるように設定しなければならな
い。即ち、雌側コンタクトに予め、大きなプリロ
ードをかける必要がある。その為に、導電片1,
2として高価な高性能ばね材を使用し、又、接点
1b,2bのめつき層も比較的厚くしなければな
らず、これがコストアツプの要因になつている。
しかも、前述のような高価な素材を用いて構成し
ても、あまりに頻繁に挿抜される為に、プリント
配線基板5の配線パターンの剥離や、ばね部1
a,2aの劣化により、電気的接続が良好になさ
れないトラブルが生じ、耐久性に著しい支障をき
たしているとともに、プリント配線基板からなる
雄形コンタクトの挿入力が大きすぎる欠点があ
る。
そこで、前述の欠陥を解消する目的で、例えば
第8図に示すようなコネクタが案出されている。
このコネクタは、雌側コンタクトを構成する一対
の導電片6,7を蛇行状に湾曲させてそれぞれに
3点の接点6a,6b,6cおよび7a,7b,
7cを形成し、更にこの両導電片6,7間に略楕
円状の拡開部材8を回転自在に設けたもので、プ
リント配線基板5の挿抜に先立つて拡開部材8を
回転させて実線で示すように位置させ、この拡開
部材8で両導電片6,7をそれぞれ外方に押し拡
げ、プリント配線基板5を非接触状態で挿入した
後に、拡開部材8を1点鎖線で示すように90°の
角度だけ回転させて各接点6a,6b,6c,7
a,7b,7cをプリント配線基板5に圧接させ
るものである。
前記構成とすれば、プリント配線基板5の挿抜
時における接点6a,6b,6c,7a,7b,
7cへの摺動がなくなり、配線パターンおよび接
点の摩耗が防止される。しかし、かかる構成であ
ると拡開部材8及びそれを操作する部材等各種の
部材を設けなければならず、構成が著しく複雑化
するのみならずコストも高価となり、しかも拡開
部材8を正確に回転操作しなければならないの
で、操作が非常に面倒となる問題点を有してい
る。
本考案は、このような問題点に鑑みなされたも
ので、カセツトの雄側コンタクトを使用頻度に拘
わらず雌側コンタクトに確実に接触させて電気的
に接続することのできるカセツト着脱装置を提供
することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案のカセツト着脱装置は、前記目的を達成
する為に、枠状の保持フレームに支軸を介して回
転自在に取付けられた弾性体により前記保持フレ
ームに対し所定の斜め角度に付勢されたカセツト
装填用トレーと、カセツトの挿入方向の奥部の前
記支軸の近傍位置に設けられカセツトから突出さ
れたプリント配線基板からなる雄側コンタクトが
挿抜されるコネクタと、カセツトを前記支軸の周
りで回転させた時に前記トレーを前記保持フレー
ムに係脱するロツク機構部とを具備してなり、前
記コネクタは、前記雄側コンタクトが挿抜される
ようにボデイの相対向する壁部間に形成された空
間の一方の壁部寄りに逆へ字状に配設されるとと
もに、その先端部が上記空間の開口近傍に設けら
れた係止片部の外面に当接保持された弾性導電片
からなる第1のばね接触子と、前記空間の他方の
壁部の外面に接触した状態で配設され、その先端
部に曲成された横向きのU字部が他方の壁部の先
端部に上下変位可能に外嵌されるとともに、略へ
字状の曲成された前記U字部の先端部が前記空間
内へ突出された弾性導電片からなる第2のばね接
触子とからなり、上記第1のばね接触子における
逆へ字状の曲成部と第2のばね接触子における略
へ字状の曲成部とを前後にずらして配置して、前
記雄側コンタクトを斜め方向から挿抜可能とし、
かつこれら曲成部相互間に挿入された雄側コンタ
クトを略水平状態にしたときに、前記第1および
第2の曲成部が雄側コンタクトの配線パターンに
圧接されるように構成したものである。
(作用) 上記のような構成としたことにより、カセツト
はトレーに沿つて斜め方向から挿抜されるので、
このカセツトのプリント配線基板からなる雄側コ
ンタクトを、コネクタの雌側コンタクトの第1お
よび第2のばね接触子に対し、これを変形させな
いで挿抜されることになる。詳しくは、その先端
部が係止片部に当接保持された第1のばね接触子
の逆へ字状の曲成部と、横向きのU字部が他方の
壁部の先端部に上下変位可能に外嵌された第2の
ばね接触子の略へ字状の曲成部との相互間隔が、
第1および第2のばね接触子のばね力に関係なく
一定に保たれる。そのため、第1および第2のば
ね接触子のばね力を大きく設定しても、プリント
配線基板からなる雄側コンタクトが、第1および
第2のばね接触子の各曲成部により形成される第
1および第2の接点に非接触状態で挿入される
か、あるいは接触するにしても軽く接触するに過
ぎない状態で挿入されるから、前記雄側コンタク
トの挿入時に第1および第2のばね接触子が変形
されることがない。
そして、挿入後にカセツトを押圧してトレーに
より略水平状態に回転させ、かつロツク機構部に
よりその水平状態を保持させると、曲成部により
形成される第1の接点がカセツトと一体の雄側コ
ンタクトにより押圧されて第1のばね接触子の全
体が一方の壁部に近付く方向に変形するととも
に、曲成部により形成される第2の接点が押圧さ
れて第2のばね接触子の全体が他方の壁部の外面
から離れる方向に変形する。これによつて、第1
および第2のばね接触子が具備する大きな弾性復
元力により、第1および第2の接点が雄側コンタ
クトの配線パターンに強く圧接され、確実に電気
的に接続される。また、カセツトの抜脱時にも、
前記ロツク機構部を解除して再び斜め状態とする
ことで、雌側コンタクトの第1および第2のばね
接触子を変形させないでカセツトが抜脱される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳説す
る。
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示し、
第1図及び第2図において、9は枠状の保持フレ
ーム、10はこの保持フレーム9に回転自在に装
着されたカセツト11の装填用トレーをそれぞれ
示す。トレー10の挿入方向奥部の両側外面に突
設された支軸12が、第1図に1点鎖線矢印で示
すように保持フレーム9の取付孔13に嵌入さ
れ、トレー10は支軸12を支点に回動自在とな
つている。又、保持フレーム9の一対の円筒部1
4に挿入されたコイルスプリング15によりトレ
ー10の押上片16が上方に付勢され、トレー1
0は、その外側面に形成された位置決め突部17
の上面が保持フレーム10の内側面に形成した位
置決め係止溝18の上面に当接する位置まで追い
やられて、第2図に示すように所定の斜め角度状
態に保持される。
そして、トレー10及び保持フレーム9の前部
には、トレー10を略水平状態で保持フレーム9
に係脱するロツク機構部19が設けられている。
この実施例では、ロツク機構部19としてハート
カムを例示してあり、トレー10の前端から垂設
した保持枠20に嵌着されたハート状のカム溝2
1aを有するカム板21と、保持フレーム9の前
端に形成した保持枠22に嵌着されたホルダ2
3、このホルダ23に内装された補助ばね24及
びカムフオロワピン25から構成されている。
又、第4図に示すように、前記カム溝21aの適
所に段部21bが形成されていて、補助ばね24
によりカム溝21aに押し付けられているカムフ
オロワピン25は、1点鎖線矢印で示すように一
方向に回動し、トレー10の非押圧状態状には、
トレー10がコイルスプリング15で押し上げら
れてカムフオロワピン25が実線で示す下方位置
にあり、トレー10を押し下げることにより1点
鎖線矢印に沿つて移動して破線で示す上部位置で
係止され、トレー10並びにカセツト11が略水
平状態に保持される。次に再度トレー10が押し
下げられると、カムフオロワピン25が係止位置
から離脱して1点鎖線矢印に沿つて元の下方位置
に復帰する。
26はカセツト11から突出されたプリント配
線基板からなる雄側コンタクト11aが挿抜され
るコネクタで、第3図に示すように、弾性導電片
からなる第1および第2のばね接触子27,28
から構成されている。以下、このコネクタ26の
具体的な構成について説明する。すなわち、図5
に示すように、ボデイ29における相対向する壁
部29A,29B間には空間Sが形成されてお
り、この空間Sの一方の壁部29A寄りには第1
のばね接触子27が配設されている。この第1の
ばね接触子27は逆へ字状に曲成されており、そ
の曲成部が第1の接点27bとなつている。ま
た、前記第1のばね接触子27の先端部27a
は、前記空間Sにおける開口の近傍にボデイ29
と一体に設けられた係止片部30の外面に当接保
持されている。このような第1のばね接触子27
は矢印A方向から空間S内へ挿入され、その係止
片27cを一方の壁部29Aの係止孔29aに係
止させることによつて取り付けられている。
また、他方の壁部27Bの外面に接触した状態
で第2のばね接触子28が配設されている。この
第2のばね接触子28は、その先端部に横向きU
字部28aが曲成されており、この横向きU字部
28aが他方の壁部29Bの先端部に上下変位可
能に外嵌されているとともに、このU字部28a
の先端部に形成された逆へ字状の曲成部28bが
前記空間S内へ突出されており、この曲成部28
bが第2の接点を構成している。このような第2
のばね接触子28は矢印B方向からボデイ29に
挿入され、その係止片28cを他方の壁部29B
の係止面29bに係止することによつて取り付け
られている。
ここで、前記した第1の接点27bは第2の接
点28bよりも後方にずらして配置されており、
これら第1および第2の接点27b,28b相互
間に対して、プリント配線基板からなる雄側コン
タクト11aが斜め方向から挿抜される構成とな
つている。また、前記第1および第2のばね接触
子27,28によつて雌側コンタクト31が構成
されており、この雌側コンタクト31の部分が保
持フレーム9に後方から嵌着されている。なお、
前記係止片部30の内面は、雄側コンタクト11
aを所定の斜め方向から挿抜させる際のガイド面
となつている。
一方、両ばね接触子27,28のそれぞれの他
端部分を湾曲させて雌側コンタクト32が形成さ
れている。即ち、両ばね接触子27,28の他端
部を折り返してその折り返し部27d,28dに
接点27e,28eを形成し、両接点27e,2
8eをプリント配線基板の厚みより小さい間隔で
対設させる。この雌側コンタクト32は保持フレ
ーム9の下面に接合し、コンピユータ装備のメイ
ンプリント配線基板(図示せず)を常時挿入して
おく、従つて、頻繁に挿抜しないので、既存形態
の雌側コンタクト32としても、何ら不都合が生
じず、両雌側コンタクト31,32を同時に構成
できる利点の他に、メインプリント配線基板に半
田付けする従来のものと異なり、分離可能である
ので、メインプリント配線基板等の故障時にも、
検査や部品交換等を容易に行える。
又、保持フレーム9の前方側右部に突部33が
直立形成され、トレー10の対向箇所には突部3
3の挿通孔34が突設され、更にカセツト11の
対応箇所に突部33の逃げとなる凹部11bが両
面に形成されている。
次に、前記構成とした実施例装置の作用に付い
て説明すると、カセツト11の装填に際しては、
このカセツト11を第2図に示すD矢印方向にス
ライドさせながら挿入すると、カセツト11から
突出しているプリント配線基板の一辺部が雄側コ
ンタクト11aとして雌側コンタクト31の両接
点27b,28b間に斜め方向から挿入される。
この時、カセツト11の両凹部11bを摘んで挿
入することにより容易に行うことができる。又、
第2図に示すように、カセツト11の外枠11c
がコネクタ26のボデイ29の外面に摺接してガ
イドされる。
そして、カセツト11を挿入したならば、この
カセツト11の前端部を下方に押すと、トレー1
0が第2図にE矢印で示すように支軸12を支点
に回動し、ロツク機構部19のカムフオロワピン
25が第4図の実線位置からカム溝21aに倣つ
て摺動し、破線位置で係止し、トレー10並びに
カセツト11が略々水平状態に保持される。この
時、カセツト11を誤挿入したり、正規のカセツ
ト11以外のものが挿入された場合には、突部3
3がカセツト11に当接してカセツト11の回動
を阻止する。
次に、コネクタ26の作用を第5図に基づいて
説明すると、雄側コンタクト11aは、同図に実
線で示す斜め方向に挿抜され、この時、両ばね接
触子27,28の各接点27b,28bに対して
軽く接触するか非接触である。即ち、雄側コンタ
クト11aは雌側コンタクト31の圧接力が加わ
らないので、これによる配線パターンの剥離やば
ね部27a,28aの劣化が生じない。
そして、雄側コンタクト11aを挿入後、矢印
C方向に回動させて1点鎖線で示す略水平状態に
すると、両ばね接触子27,28が押し拡げられ
て両接点27b,28bが雄側コンタクト11a
の配線パターンに圧接し、電気的に接続される。
この場合、雄側コンタクト11aの挿入時には、
両接点27b,28bへの無理な摺動がないか
ら、雄側コンタクト11aと配線パターンの剥離
を有効に防止できると共に、トレー10の支点と
コネクタ26の接続回転時とが一致していること
により、両ばね接触子27,28としてもこじら
れず、比較的安価な素材を用いることができ、且
つ接点27b,28bの良導電性めつき層も薄く
することができる。又、各構成部材をユニツト化
してワンタツチ装着できるようになつているの
で、組立性及びメンテナンス性にすぐれている。
そして、ゲームが終了してカセツト11を引抜
く場合、カセツト11を下方に押圧すると、ロツ
ク機構部19のロツクが解除され、トレー10は
コイルスプリング15の付勢力により上方に回動
されて第2図に示す斜め状態に自動的に復帰する
ので、カセツト11をその凹部11cを摘んで引
き抜く、この時、前述のように両接触子27,2
8の圧接がない状態で雄側コンタクト11aをス
ムーズに引き抜くことができる。
第6図は本考案の他の実施例を示し、前記実施
例と略々同等の効果を得るものである。同図にお
いて第5図と同一若しくは同等のものに同一の符
号を付してある。この実施例では、各ばね接触子
27,28の端部を後方に大きく折り返した上、
先端部27a,28aに湾曲部を設けて接点27
b,28bを形成してあるため、第5図のものよ
り大きなばね圧を得ることができる。
尚コネクタ26としては、前記実施例に限らず
種々のものが考えられ、例えばコ字型とする必要
はなく、メインプリント配線基板を挿入する雄側
コンタクト32を後方から挿入して取付けるよう
にしても良い。
(考案の効果) 以上のように、この考案のカセツト着脱装置に
よれば、カセツトから突出しているプリント配線
基板からなる雄側コンタクトを雌側コンタクトに
挿抜するとき、雌側コンタクトを構成している。
第1および第2のばね接触子のばね力を大きく設
定していても、それら接触子が雄側コンタクトの
配線パターンに強く擦れることがない。したがつ
て、カセツトの着脱時に、雌雄両コンタクトが無
理に摺動することがなくなり、雌側コンタクトの
頻繁な挿抜にかかわらず、プリント配線基板の配
線パターンが剥離したり、雌側コンタクトが大き
く変形して使用不能となるなどの問題を効果的に
解消することができる。
そして、カセツトの挿入後に雄側コンタクトを
水平状態にし、ロツク機構部を介してその水平状
態を保持させたときは、第1のばね接触子の全体
が空間の一方の壁部に近付く方向に変形するとと
もに、第2のばね接触子の全体が他方の壁部の外
面から離れる方向に変形する。つまり、第1およ
び第2のばね接触子の全体が変形するものである
から、これらばね接触子のばね接片としてのスト
ロークが非常に長くなり、これらばね接触子の曲
成部により形成される第1および第2の接点を雄
側コンタクトの配線パターンに強く圧接されるこ
とができ、しかも第1および第2のばね接触子の
ばね圧のバランスをとりやすくなる。従つて、第
2のばね接触子が第1のばね接触子のばね力に負
けてこじられるといつたこともなく、雄側コンタ
クトとの圧接の信頼性を著しく高めることができ
るとともに、長期にわたり確実な電気的接続を達
成することができる。
加えて、第1のばね接触子をボデイの後方か
ら、第2のばね接触子をボデイの前方からそれぞ
れ挿入することができるので、これら接触子に予
め相手側の接触子に近付く方向へのプリロードを
かけておくことが可能であり、これによつて、カ
セツトの装着時における雌雄コンタクトの電気的
接続を一層確実なものとできる。
また、本考案のように構成すれば、従来のよう
に雌側コンタクトの一対のばね接触子を拡開させ
るために、拡開部材やその部材を操作するための
操作部材を設けなくてもよいので、構成を著しく
簡素化することができ、しかも操作上の面倒もな
く、更にはコスト的にも大幅に低下させることが
できるなど、実用上有用な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案のカセツト着脱装置
の一実施例を示し、第1図は分解斜視図、第2図
は右側面図、第3図はコネクタの縦断面図、第4
図はロツク機構部のカム板の正面図、第5図はコ
ネクタに雄側コンタクトを挿入する場合の一部の
縦断面図、第6図は本考案の他の実施例の一部の
縦断面図、第7図及び第8図は何れも従来装置に
用いられているカードエツジ形コネクタの縦断面
図である。 9……保持フレーム、10……トレー、11…
…カセツト、11a……雄側コンタクト、12…
…支軸、15……コイルスプリング、19……ロ
ツク機構部、26……コネクタ、27,28……
ばね接触子、27b,28b……接点、31……
雌側コンタクト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 枠状の保持フレームに支軸を介して回転自在
    に取付けられた弾性体により前記保持フレーム
    に対し所定の斜め角度に付勢されたカセツト装
    填用トレーと、カセツトの挿入方向の奥部の前
    記支軸の近傍位置に設けられカセツトから突出
    されたプリント配線基板からなる雄側コンタク
    トが挿抜されるコネクタと、カセツトを前記支
    軸の周りで回転させた時に前記トレーを前記保
    持フレームに係脱するロツク機構部とを具備し
    てなり、前記コネクタは、前記雄側コンタクト
    が挿抜されるようにボデイの相対向する壁部間
    に形成された空間の一方の壁部寄りに逆へ字状
    に配設されるとともに、その先端部が上記空間
    の開口近傍に設けられた係止片部の外面に当接
    保持された弾性導電片からなる第1のばね接触
    子と、前記空間の他方の壁部の外面に接触した
    状態で配設され、その先端部に曲成された横向
    きのU字部が他方の壁部の先端部に上下変位可
    能に外嵌されるとともに、略へ字状の曲成され
    た前記U字部の先端部が前記空間内へ突出され
    た弾性導電片からなる第2のばね接触子とから
    なり、上記第1のばね接触子における逆へ字状
    の曲成部と第2のばね接触子における略へ字状
    の曲成部とを前後にずらして配置して、前記雄
    側コンタクトを斜め方向から挿抜可能とし、か
    つこれら曲成部相互間に挿入された雄側コンタ
    クトを略水平状態にしたときに、前記第1およ
    び第2の曲成部が雄側コンタクトの配線パター
    ンに圧接されるように構成したことを特徴とす
    るカセツト着脱装置。 (2) 前記ロツク機構部は、カムフオロワピンが一
    方向に回動するルートカムを使用して構成され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載のカセツト着脱装置。 (3) 前記保持フレームの挿入方向手前側に突部を
    設けるとともに、カセツトの前記突部に対応す
    る箇所に、突部の逃げとなる凹部を形成したこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    又は第2項に記載のカセツト着脱装置。
JP1985158005U 1985-07-18 1985-10-16 Expired - Lifetime JPH056636Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985158005U JPH056636Y2 (ja) 1985-10-16 1985-10-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6282987A (ja) * 1985-10-04 1987-04-16 任天堂株式会社 ゲ−ム機用カ−トリツジとそれを用いるゲ−ム機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6282987A (ja) * 1985-10-04 1987-04-16 任天堂株式会社 ゲ−ム機用カ−トリツジとそれを用いるゲ−ム機

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