JPS6235330B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6235330B2
JPS6235330B2 JP16004880A JP16004880A JPS6235330B2 JP S6235330 B2 JPS6235330 B2 JP S6235330B2 JP 16004880 A JP16004880 A JP 16004880A JP 16004880 A JP16004880 A JP 16004880A JP S6235330 B2 JPS6235330 B2 JP S6235330B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
tension
elementary
conductors
power transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16004880A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5783108A (en
Inventor
Norimi Yoshimura
Tooru Kojima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP16004880A priority Critical patent/JPS5783108A/ja
Publication of JPS5783108A publication Critical patent/JPS5783108A/ja
Publication of JPS6235330B2 publication Critical patent/JPS6235330B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、多導体送電線の架設方法に関するも
のである。
近年建設される架空送電線は、電力需要の増大
に伴い、同一相内に複数本の素導体を配置する所
謂多導体送電線が広範に採用されている。
従来、この種多導体送電線を架設する方法とし
ては、同一相内に配置する複数本の素導体を、順
次延線し、次いで仮緊線し、しかる後これを一緒
に本緊線し同一弛度として架設する方法が採用さ
れている。この場合、延線時張力<仮緊線張力<
本緊線張力であり、各素導体に負荷する張力は同
一であつた。
しかしながら、この従来方法によると、各素導
体は、その仮緊線を先後の関係をもつて行うか
ら、換言すれば先に仮緊線した素導体は、次の素
導体の仮緊線が済む迄待機し、しかる後これら素
導体を一緒に本緊線するから、先に仮緊線した素
導体は、後から仮緊線した素導体に比し、その仮
緊線張力の印加時間が長くなる。特に送電ルート
が山岳部や海峡部を通過する場合には、長距離延
線や長径間延線となり、その工期が長くなるか
ら、その時間差は大きくなる。
そのため、各素導体に生じるクリープ伸びは、
同一張力が負荷されている場合、その印加時間の
長さに応じ大きくなるので、先に仮緊線した素導
体は、後から仮緊線した素導体に比しクリープ伸
びが大きくなる。
従つて、各素導体は相互に異つたクリープ伸び
を有した状態で一緒に本緊線され所定弛度で架設
されるので、架設直後においては、各素導体は同
一張力、同一長さとなつているが、内在するクリ
ープ伸びが異つているため、架設後一定年限を経
た各素導体は、その伸びに差が生じ、これがため
各素導体間で弛度差が生じてしまい、外観が悪く
なるばかりかスペーサ等に偏荷重を与えてスペー
サや導体そのものの信頼性を著しく低下せしめ
る。
また、このようなことのないように本緊線時の
張力を、各素導体ごとに変え、即ち将来生じるで
あろう弛度差を見込んで予め弛度差を設けておく
方法も考え得るが、将来生じるであろう弛度差の
量を予測することが困難であるばかりか、架設直
後においてスペーサ等に偏荷重を与えてしまい、
また外観が悪くなる欠点がある。
本発明は、このような欠点を改良したもので、
その要旨は鉄塔間に延線した複数本の素導体を、
順次に仮緊線し、これを一緒に本緊線して架設す
る多導体送電線の架設方法において、後から仮緊
線する素導体の仮緊線張力を、先に仮緊線した素
導体の仮緊線張力よりも高くすることを特徴とす
る多導体送電線の架設方法にある。
即ち、本発明は先後の関係を有して仮緊線する
素導体に負荷する仮緊線張力の大きさを相互に異
らせることにより、先に仮緊線した素導体と後か
ら仮緊線する素導体との仮緊線張力の印加時間差
に基づくクリープ伸びの差を、少なくし好ましく
は無くするものである。
次にこれを詳細に説明する。
第1図は、所定の張力を素導体に負荷した時
の、張力印加時間とクリープ伸びとの関係を示し
たもので、横軸に印加時間t、縦軸にクリープ伸
びεを示す。
実線は素導体に所定張力を負荷したときの時間
とクリープ伸びとの関係を示し、時間の経過とと
もに、そのクリープ伸びは増大する。
鎖線は、その負荷張力を実線のものよりも高く
したときにおける時間とクリープ伸びとの関係を
示す。
本発明は、このような関係に基づき、先に所定
の張力で仮緊線した素導体のクリープ特性を実線
とし、これの仮緊線後所定時間△t経過したとき
のクリープ伸び△εに、後から仮緊線する素導体
のクリープ伸び△εが同値となるように、その仮
緊線張力を鎖線のもののように高くするものであ
る。
上記△tは、先に行つた仮緊線から後の素導体
の仮緊線迄の各作業間の時間により決定し、また
各仮緊線張力の差は、素導体の各張力におけるク
リープ特性が実測経験的に求め得るので、このク
リープ特性により決定すればよい。
次に本発明の一実施例を第2図イ及びロに基づ
き説明する。
図は本発明を同一相内に2本の素導体を配置す
る多導体送電線に適用した例を示す。
図において1,2は素導体を示し、これは例え
ば断面積が760mm2の鋼心高力耐熱アルミ合金より
線からなる。
先ず一方の素導体1を第2図イに示す如くドラ
ム3から繰出し、これを鉄塔4の片側間に延線
し、これを径間外の戻り金車5で迂回させ、更に
鉄塔4の他側に延線し、次にこれを所定の張力例
えば12000Kgで仮緊線する。
このときのクリープ伸びと張力印加時間との関
係は温度を20℃としたとき第1図の実線のように
なる。
次に、他の素導体2を先に仮緊線した素導体1
と同様に延線し、次いで先の素導体1の仮緊線張
力よりも高い張力、例えば14440Kgの張力で仮緊
線する。この仮緊線のときのクリープ伸びと張力
印加時間との関係は第1図の鎖線のようになる。
また先の素導体1と後の素導体2との仮緊線張
力を印加する時間は、素導体1に12000Kgの張力
を240時間印加したときのクリープ伸びが0.0142
%、素導体2に14440Kgの張力を72時間印加した
ときのクリープ伸びは素導体1と同様に0.0142%
となるので、実施例では先の素導体1の仮緊線時
から168時間経過する前に後の素導体2の延線を
終了し、次いで先の素導体1の張力印加時間が
168時間になつてから後の素導体2に14440Kgの張
力を72時間印加した。この間、先の素導体1にも
そのままの張力を印加し続けた。この間の両素導
体1,2は、その張力の大きさが異るので、第2
図ロに示すように、その弛度が異つた状態で鉄塔
4間に仮緊線される。
しかる後、両素導体1,2を、一緒に同一張力
で本緊線し同一弛度として架設した。
尚、本発明は2導体送電線に限らず4導体、6
導体、8導体、10導体送電線等の多導体送電線に
も適用でき、更にこのような多導体送電線の場合
には、素導体を1本づつ仮緊線せずに複数本づつ
同時に仮緊線することもできる。
また各素導体に負荷する仮緊線張力の大きさ及
び時間は、先に仮緊線した素導体のクリープ伸び
と、後から仮緊線する素導体のクリープ伸びが同
一となるように決定することが望ましいが、これ
に限らず後から仮緊線する素導体の仮緊線張力を
単に高くするだけでもよい。
このようにしても両素導体を同一張力で仮緊線
する従来方法に比し、両クリープ伸びの差が少く
なるので、その効果を奏する。
しかして本発明によれば、鉄塔間に延線した複
数本の素導体を、順次に仮緊線し、これを一緒に
本緊線して架設する多導体送電線の架設方法にお
いて、後から仮緊線する素導体の仮緊線張力を、
先に仮緊線した素導体の仮緊線張力よりも高くし
たので、両素導体のクリープ伸びは、その差が従
来方法に比し少くなるので、両素導体間の経年的
弛度差が少くなり、従つてスペーサ等に与える偏
荷重が少くなり、また外観上も良好となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明多導体送電線の架設方法の原理
を説明する説明図、第2図イ及びロは本発明多導
体送電線の架設方法の一実施例を説明する説明図
である。 1,2…素導体、4…鉄塔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鉄塔間に延線した複数本の素導体を、順次に
    仮緊線し、これを一緒に本緊線して架設する多導
    体送電線の架設方法において、後から仮緊線する
    素導体の仮緊線張力を、先に仮緊線した素導体の
    仮緊線張力よりも高くすることを特徴とする多導
    体送電線の架設方法。
JP16004880A 1980-11-13 1980-11-13 Method of aerially mounting multiconductor transmission line Granted JPS5783108A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16004880A JPS5783108A (en) 1980-11-13 1980-11-13 Method of aerially mounting multiconductor transmission line

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16004880A JPS5783108A (en) 1980-11-13 1980-11-13 Method of aerially mounting multiconductor transmission line

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5783108A JPS5783108A (en) 1982-05-24
JPS6235330B2 true JPS6235330B2 (ja) 1987-07-31

Family

ID=15706787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16004880A Granted JPS5783108A (en) 1980-11-13 1980-11-13 Method of aerially mounting multiconductor transmission line

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5783108A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63228131A (ja) * 1987-03-17 1988-09-22 Koito Mfg Co Ltd カラ−表示液晶表示装置
JPH0199029A (ja) * 1987-10-12 1989-04-17 Sharp Corp カラー液晶表示セル
JPH0199028A (ja) * 1987-10-12 1989-04-17 Sharp Corp カラー液晶表示セル
JPH0217721U (ja) * 1988-07-21 1990-02-06

Cited By (4)

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JPH0199029A (ja) * 1987-10-12 1989-04-17 Sharp Corp カラー液晶表示セル
JPH0199028A (ja) * 1987-10-12 1989-04-17 Sharp Corp カラー液晶表示セル
JPH0217721U (ja) * 1988-07-21 1990-02-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5783108A (en) 1982-05-24

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