JPH01107605A - 弛度抑制型電線の架線方法 - Google Patents

弛度抑制型電線の架線方法

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JPH01107605A
JPH01107605A JP63238468A JP23846888A JPH01107605A JP H01107605 A JPH01107605 A JP H01107605A JP 63238468 A JP63238468 A JP 63238468A JP 23846888 A JP23846888 A JP 23846888A JP H01107605 A JPH01107605 A JP H01107605A
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capstan
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tension
relaxation
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Hiroyuki Hoshino
弘之 星野
Masahiro Terunuma
照沼 征広
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は簡易かつ高能率に?1flilを弛度抑制化し
、その状態を保持せしめて架線する方法に関する。
鋼心アルミ撚線よりなる%fliを架線した場合に架線
時の張力を線膨張係数の小さい鋼心にのみ分担せしめ、
通電による温度上昇があった際の弛度の増加を抑制して
既設鉄塔を用いて送電容量を増大せしめようという要請
のもとに、これまで種々なる弛度抑制型電線が提案せら
れてきた。
本発明は電線を引張力により弛度抑制化し、それを簡易
効率よく架線する方法を提供しようとするものである。
鋼心アルミ撚線は、鋼心の外周にアルミ線を撚り合わせ
てなるものであるが、これに弾性限度以上の引張力を与
えた場合には、弾性率の小さいアルミ線は弾性率の大き
い鋼心よりも先に降伏点に達し塑性変形領域での変形を
起す。
これを第5図の応カー歪(S−3)曲線により説明する
通常flililとして架線された鋼心アルミ撚線の架
線張力は電線の弾性限度内すなわち第5図におけるO−
A区間内にある。しかし、これにさらに張力を加え弾性
限A点よりもさらに張力を負荷して0→A−)Bと8点
に達してから張力を減じても、アルミ線がすでに降伏点
を越え塑性変形域に入っているためB−A−0という経
過をたどらず、第5図におけるB−+C−+Oなる経過
をたどるようになる。ここに、C→Oにおいては、清心
のみが弾性縮少するのみであり塑性伸びの生じたアルミ
線・はもはや縮少せず逆に鋼心の縮少によって圧縮応力
を受けることとなるから、この域ではアルミ線は架線張
力を全く分担せず、鋼心のみが張力分担することとなる
のである。
このようなA点、8点の張力の値は通常の鋼心アルミ撚
線の無風時の架線張力の4〜5倍程度と考えられる。
一例を410調2鋼心アルミ撚線の場合でみればA点は
荷重的10.80(1g、伸び2.698X10’、B
点荷重約12.000Kg、伸び4.698x10−3
、C点荷重約2.80ONy、伸び2X10−3である
。このようなA、B、0点等の張力は電線の各サイズご
とに実験により容易に確認することが可能である。しか
しながら、このような大きな引張荷重を架線工事現場に
おいて電線に与えることは鉄塔等の支持物の設計強度上
から困難である。
本発明の第1の目的は、電線に対して簡易効率よく強大
な引張力を与え能率よく電線を弛度抑制化することにあ
り、他の目的はそのようにして入手した弛度抑制型電線
を高能率かつ適確に架線する方法を提供しようとするも
のにある。
以下に実施例に基いて順次説明する。
いま模式的に第1図のようなキャプスタンに鋼心アルミ
撚ねよりなるff1Jii10を巻き付は矢印方向に巻
き取らせた場合について考える。キャプスタン1’ 、
1’ はキャプスタン2’ 、2’ よりも径が小さく
なっていて、第1図における の部分では の部分より
も周速が大きい。従って、第1図の状態で電線10を巻
き取らせてやれば、供給される電線10ははじめ の周
速に近い値で進行するが、P点より以降では周速が大き
いため張力が高くなる。
いまキャプスタンと電線の摩擦係数をμとするとキャプ
スタンに巻き付けられた′R線の張力変化はeμθ(θ
は電線の接触角)によって変化する。
従ってμ=0.3とすると、キャプスタンに半周だけ接
する電線の張力変化はθ=πrad 、であるから、 e0°3x7c=2.566 すなわち、2.566倍だけ変化する。
従って、P点における張力を1.00とすれば、第1図
の各キャプスタンにおける張力変化の割合はそれぞれ同
図に数値を記入したような比率をもつこととなる。
一例として410#I2鋼心アルミ撚線の場合について
みるならば、弛度抑制化に必要なP点の張力を10tと
するには、出入口での張力を230にしてやればよいと
いうことになる。勿論、キャプスタンの数は第1図の数
に制限されるものではないから、キャプスタンの数をさ
らに増やすことにより、この出入口の張力を一層低くす
ることはできる。
従って、出入口にわずかの張力を与えることでP点にお
いて10を以上という強大な張力を発生させることがで
きる。このような値は先にみた通り、鋼心アルミ撚線の
鋼心には弾性伸びを、そしてアルミ線には塑性変形伸び
を起さしめるに十分な張力である。すなわち、電線を単
に周速の異る回転体に連続的に巻きつけることにより、
きわめて効率よくしかも簡易確実に弛度抑制化すること
ができることが、これによって理解できよう。
具体的には第2図に示すようにダブルキャプスタンを使
用し、その構造を軸方向において小径キャプスタン1と
大径キャプスタン2とにより構成し、それぞれに電線を
巻付は電線10を巻き取らせれば、P点においては、前
記第1図においてみた通り強大な引張荷重が発生し、巻
き取りという動作のみによって電線を簡易適確に弛度抑
制化することができる。
実施する場合には、第2図のように構成してなるダブル
キャプスタンを撚線工程の引き取りキャプスタンとして
使用してやれば撚線作業を行なうのみで連続的に弛度抑
制型電線を入手することができ、このようなダブルキャ
プスタンを延線の際の延線中として使用すれば、通常の
延線作業を行なっている間に延線車のところで当該延線
される電線を弛度抑制型電線に変換しつつ延線すること
が可能となる。
尚上記においては引張荷重の付与手段としてダブルキャ
プスタンを用いる場合について説明したが、勿論このダ
ブルキャプスタンに限る訳ではない。例えばシューチェ
ン式延線中の如く一輪のキャプスタンを有する装置を2
台(或いは更に複数)直列に配置して実施することもで
きる。
第6図はその一例を示すものであり、キャプスタンCと
C2をギヤボックスの如き伝動装置Gで結合し、キャプ
スタンC2の周速をキャプスタンC1の周速より速くな
るようにすれば、キャプスタンC1と02の間の張力は
大ぎくなり、前記ダブルキャプスタンの場合と同じ原理
によって電線10に負荷される張力により鋼心には弾性
限定内の変形を、アルミ撚線には塑性変形域における伸
びを生ぜしめることができる。
第7図は更に別な例を示すものであり、キャプスタンC
1及びC2を夫々独立にモータM1及びM2により駆動
せしめるものである。この場合、キャプスタンC1のモ
ータM1にはブレーキ作用をさせキャプスタンC2のモ
ータM2はブレーキ作用に打勝って電線10を巻き取る
ようにすれば、キャプスタンC1とC2の間の張力が大
きくなり前記アルミ撚線にのみ塑性変形域における伸び
を生ぜしめることができる。
しかしながら、この場合において、全く問題がないとい
う訳ではない。すなわら上記によって電線はきわめて簡
易確実に弛度抑制化されるが、このような′Fi線は先
に説明したように張力を取り去った状態では鋼心が弾性
縮少し、アルミ線は塑性伸びがしたままの状態になるた
め、アルミ線には鋼心の縮少力による圧縮力が加わり、
アルミ線を外方にはみ出させる作用をするため実質上鋼
心と)ルミ撚線層との間には微小な間隙が生じ、そのま
ま設置した場合あるいは引留クランプ圧着のため切断し
たりした場合鋼心とアルミ線との間にすべりが起って鋼
心が縮んでしまうおそれがある。
そうなれば、折角アルミ線に塑性伸びを生じさせた効果
が相殺されてしまい、弛度抑制化した効果が失なわれて
しまう結果になる。
本発明は前記引張りにより一度弛度抑制化させた後上記
のような効果の喪失を惹起せしめることなく確実に弛度
抑制化状態を維持して架線せしめるようにするものであ
る。
架空送電線用の電線は一般に架線する鉄塔がきめられた
上で製造される。従って電線の架線径間長は予めこれを
知ることができる。すなわち、プレハブ架線工法の場合
にはきわめて高精度に計尺されるが通常の緊線工法によ
る場合においても鉄塔径間がきまることで必要架線圧を
おおよそ知ることができる。
第3図において、Xがそのような電線10の架線長端部
である。
前記弛度抑制化に先立って電線10の架線長端部Xの外
側に当る余長部分にクランプ11を圧着する。このクラ
ンプ11により鋼心とアルミ線とは一体に圧着保持され
るから鋼心とアルミ線の間でずれの生ずることはない。
この状態で前記ダブルキャブタンにより弛度抑制化せし
めドラム20に巻き取って現地に搬入する。(前記延線
車により弛度抑制化する場合には、クランプ11を圧着
したのち延線車を通過せしめればよい)しかして、プレ
ハブ架線工法の場合には地上にて、また通常の緊線工法
の場合には延線し緊線修了後鉄塔上において、第4図に
示すようにカムアロング40を取付け、ワイヤ41で仮
止めしておいて、架線長端部Xの内側となる位置に、鋼
心とアルミ線とを一体に把持可能になる仮クランプ30
(図示のものはPGクランプを用いた例を示している)
を噛ませて鋼心とアルミ線の間にずれを生じないように
しておいて、架線長端部Xにおいて電線10を切断し、
引留クランプを圧着する。この引留クランプの圧着が完
了したのちはもはや鋼心とアルミ線とがずれを生ずるお
それはないから、仮クランプ30を取はずせばよい。
引留゛クランプが碍子連に連結されることにより、電線
は終始−員して完全に弛度抑制化された状態で架線され
ることになる。
以上、本発明をもってすれば、電線を簡易高能率に弛度
抑制化せしめ得るとともに、その弛度抑制化送電線プル
に保持せしめて架線することが可能となるものであり、
電力需要の増大に適応した弛度抑制化送電線を簡便に提
供できるものとしてその意義は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るTJFlへの張力負荷状況を示す
説明図、第2図はその具体的実施例を示す説明図、第3
図は電線へのクランプ圧着状況を示す説明図、第4図は
引留クランプ圧着の際の各クランプの位δ関係を示す説
明図、第5図は電線の応力−歪曲線図、第6図及び第7
図は電線に張力を負荷するための別な具体例を示す説明
図である。 1.1’、2.2’:キャプスタン、 10:Wl線、 11:クランプ、 30:仮クランプ、 X:架線長端部。 第 1 図 第 2[21 算 3 凹 に 4 n 算 5図 ’lkpT)−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、鋼心アルミ撚線よりなる電線の架線長の外側にクラ
    ンプを圧着して、当該電線を周速の遅い回転体とそれよ
    りも周速の速い回転体に連続的に巻きつけて、その周速
    の変化する部分において電線に張力を負荷し、鋼心は弾
    性伸び範囲内においてアルミ撚線層に塑性変形伸びを生
    ぜしめて電線を弛度抑制化し、当該電線の架線長の内側
    に仮クランプを噛ませて電線を架線長端部で切断し、引
    留クランプを圧着したのち前記仮クランプを取はずす弛
    度抑制型電線の架線方法。
JP63238468A 1988-09-22 1988-09-22 弛度抑制型電線の架線方法 Granted JPH01107605A (ja)

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