JPS6234763B2 - - Google Patents
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- JPS6234763B2 JPS6234763B2 JP52103902A JP10390277A JPS6234763B2 JP S6234763 B2 JPS6234763 B2 JP S6234763B2 JP 52103902 A JP52103902 A JP 52103902A JP 10390277 A JP10390277 A JP 10390277A JP S6234763 B2 JPS6234763 B2 JP S6234763B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- diallyl phthalate
- groups
- resin
- diallylphthalate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F8/00—Chemical modification by after-treatment
- C08F8/42—Introducing metal atoms or metal-containing groups
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
この発明は新規なジアリルフタレート系硬化性
化合物の製造法に関する。 この発明の樹脂は、 (式中、R1,R2,R3は水素又は炭素数1〜10
までのアルキル基、アリール基、アラルキル基よ
り選ばれる1価の炭化水素基、Xはハロゲン、ア
ルコキシ、アシロキシ、アミノキシ、N−アルキ
ル置換アミノキシ、フエノキシ、チオアルコキ
シ、チオフエノキシ、アミノ基より選ばれる基、
aは0〜2までの整数。) で示されるシリル基を分子中に少なくとも1つ以
上有する分子量(GPC法による重量平均分子
量)が250〜20000までのジアリルフタレート系硬
化性化合物である。 これまで、ジアリルフタレートモノマー、ある
いはジアリルフタレートプレポリマーは既に知ら
れていて熱硬化性樹脂として多く使用されている
が、本発明のようなシリル基含有のジアリルフタ
レート系硬化性化合物は知られていない。 本発明は末端あるいは側鎖にシリル基を含有す
るジアリルフタレートモノマーあるいはプレポリ
マーであり、熱硬化型ジアリルフタレート樹脂の
特徴だけでなく、接着性が著るしく向上され、更
に水分特に大気中の水分による常温硬化が可能と
なり、非常に使用範囲が拡大される。 該シリル基含有ジアリルフタレート系硬化性化
合物は新規な物質であり、その構造は製法及び実
施例中の検定記載により明らかである。 本発明のシリル基含有ジアリルフタレート系硬
化性化合物は、 (式中、R1は炭素数1〜10までのアルキル
基、アリール基、アラルキル基より選ばれる1価
の炭化水素基、Xはハロゲン、アルコキシ、アシ
ロキシ、アミノキシ、N−アルキル置換アミノキ
シ、フエノキシ、チオアルコキシ、チオフエノキ
シ、アミノ基より選ばれる基、aは0〜2までの
整数。) で示されるヒドロシラン化合物を、炭素−炭素二
重結合を有するジアリルフタレートモノマーある
いはジアリルフタレートプレポリマーを族遷移
金属の触媒下で反応させることにより容易に製造
される。 本発明において使用されるヒドロシラン化合物
は次の一般式を有するものであり、式 (式中R1,X,aは夫々前記の通り) この一般式に含まれるヒドロシラン化合物を具
体的に例示するとトリクロルシラン、メチルジク
ロルシラン、ジメチルクロルシラン、フエニルジ
クロルシランの如きハロゲン化シラン類;トリメ
トキシシラン、トリエトキシシラン、メチルジエ
トキシシラン、メチルジメトキシシラン、フエニ
ルジメトキシシランの如きアルコキシシラン類;
トリアセトキシシラン、メチルジアセトキシシラ
ンおよびフエニルジアセトキシシランの如きアシ
ロキシシラン類;トリアミノキシシラン、メチル
ジアミノキシシラン、メチルジアミノシラン等の
各種シラン類が挙げられる。 用いるヒドロシラン化合物の量はジアリルフタ
レートモノマーあるいは、ジアリルフタレートプ
レポリマー中に含まれる炭素−炭素二重結合に対
し、任意量の使用が可能であるが0.5〜2倍モル
量の使用が好ましい。これ以上のシラン量の使用
を妨げるものではないが、未反応ヒドロシランと
して回収されるだけである。 更に、本発明ではヒドロシラン化合物として安
価な基礎原料で高反応性のハロゲン化シラン類が
容易に使用できる。 ハロゲン化シラン類を用いて得られるシリル基
含有ジアリルフタレート系硬化性化合物は空気中
に暴露すると塩化水素を発生しながら常温にて速
やかに硬化するが塩化水素による刺激臭や腐蝕に
問題があり限定された用途にしか実用上使用でき
ないので、更に続いてハロゲン官能基を他の加水
分解性官能基に変換することが望ましい。 加水分解性官能基としては、アルコキシ基、ア
シロキシ基、アミノキシ基、フエノキシ基、チオ
アルコキシ基、アミノ基等が挙げられる。 ハロゲン官能基をこれら加水分解性官能基に変
換する方法としては、メタノール、エタノー
ル、2−メトキシエタノール、sec−ブタノー
ル、tert−ブタノールおよびフエノールの如きア
ルコール類及びフエノール類、アルコール類お
よびフエノール類のアルカリ金属塩、オルトギ
酸メチル、オルトギ酸エチルの如きアルトギ酸ア
ルキル類、などをハロゲン官能基と反応させる方
法が具体的に挙げられる。 アシロキシ基に変換する方法ととしては、酢
酸、プロピオン酸、安息香酸の如きカルボン酸
類、カルボン酸類のアルカリ金属塩、などをハ
ロゲン官能基と反応させる方法が具体的に挙げら
れる。 アミノキシ基に変換する方法としては、N,
N−ジメチルヒドロキシルアミン、N,N−ジエ
チルヒドロキシルアミン、N,N−メチルフエニ
ルヒドロキシルアミンおよびN−ヒドロキシピロ
リジンの如きヒドロキシルアミン類、ヒドロキ
シルアミン類のアルカリ金属塩、などをハロゲン
官能基と反応させる方法が具体的に挙げられる。 アミノ基に変換する方法としては、N,N−
ジメチルアミン、N,N−メチルフエニルアミン
およびピロリジンの如き1級および2級アミン
類、1級および2級アミン類のアルカリ金属
塩、などをハロゲン官能基と反応させる方法が具
体的に挙げられる。 チオアルコキシ基に変換する方法としては、
エチルメルカプタン、チオフエノールの如きチオ
アルコールおよびチオフエノール類、チオアル
コールおよびチオフエノール類のアルカリ金属
塩、などをハロゲン官能基と反応させる方法が具
体的に挙げられる。 ヒドロシリル化反応によりジアリルフタレート
あるいはジアリルフタレートプレポリマーに導入
されるシリル基に関しハロゲン官能基の場合のみ
他の加水分解性官能基に変換するのではなく、他
のアルコキシ基、アシロキシ基等の場合も必要に
応じてアミノ基、アミノキシ基等の加水分解性官
能基に変換することができる。このようにヒドロ
シリル化反応により直接導入されるシリル基上の
加水分解性官能基を他の加水分解性官能基に変換
する反応温度は50〜150℃が適当である。又、こ
れらの変換反応は、溶剤を使用してもしなても達
成しうるが、使用する場合はエーテル類、炭化水
素類、酢酸エステル類の如き不活性な溶剤が適当
である。 本発明の製造方法において使用されるジアリル
フタレートモノマーあるいはプレポリマーとして
は、特に限定はなく一般に市販されているジアリ
ルフタレートモノマー、ジアリルイソフタレート
モノマー、あるいは分子量500〜20000までのプレ
ポリマーが使用できる。特に用いるジアリルフタ
レートプレポリマーが固体である場合はベンゼ
ン、トルエン、ジオキサン、酢酸エチル、テトラ
ヒドロフラン、クロロホルム、二塩化エタン等の
溶液としてヒドロシリル化反応を行なうことが便
利である。 本発明においては、ヒドロシラン化合物を、炭
素−炭素二重結合に反応させる段階で遷移金属錯
体の触媒を必要とする。遷移金属錯体触媒として
は、白金、ロジウム、コバルト、パラジウムおよ
びニツケルから選ばれる族遷移金属の錯体化合
物が有効に使用される。 このヒドロシリル化反応は50℃〜150℃の範囲
の任意の温度にて達成され、反応時間は1〜3時
間程度で充分である。 本発明のシリル基含有ジアリルフタレート系樹
脂は、大気中に暴露されると常温で網状組織を形
成し硬化する。この場合の硬化速度は、大気温
度、相対湿度および加水分解性基の種類により変
化するので使用にあたつては特に加水分解性基の
種類を充分考慮する必要がある。 本発明のシリル基含有ジアリルフタレート系樹
脂を硬化させるにあたつては、硬化促進剤を使用
してもしなくてもよい。硬化促進剤を使用する場
合は、アルキルチタン酸塩、オクチル酸錫および
ジブチル錫ラウレート等の如きカルボン酸の金属
塩、ジブチルアミン−2−ヘキソエート等の如き
アミン塩ならびに他の酸性触媒および塩基性触媒
が有効である。これら硬化促進剤の添加量は該樹
脂に対し0.001〜10重量%で使用するのが好まし
い。 この発明のシリル基含有ジアリルフタレート系
樹脂は、接着剤として有用である。実際、実施例
で示すように常温で速やかに各種の材質を接着す
る事が可能である。 一方、本発明のシリル基含有ジアリルフタレー
ト系樹脂は、大気中に暴露すると速やかに硬化し
すぐれた塗膜を与える。得られた塗膜についても
具体的に実施例で示す。 本発明の該樹脂は種々の充填剤・顔料等を混入
することが可能である。充填剤・顔料としては各
種シリカ類、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、酸化チタン、酸化鉄、ガラス繊維等が挙げら
れる。このようにして前記の用途だけでなく、建
造物、航空機、自動車等の被覆組成物、塗装組成
物、密封組成物および各種無機物の表面処理剤と
しても有用である。 次ぎに、実施例を記載する。 実施例 1 ジアリルフタレート30g、塩化白金酸0.000001
g、メチルジクロルシラン30gをフラスコに取
り、90℃で3時間反応する。反応後、続いてエタ
ノール20ml、オルトギ酸エチル20mlを加え室温で
1時間撹拌し、減圧で低沸部を除去すると、シリ
ル基含有ジアリルフタレートが得られた。その分
子量(測定はGPC法による重量平均分子量、以
下同じ)は500であつた。 シリル基が炭素−炭素二重結合に付加したこと
は、ジアリルフタレートの赤外吸収スペクトルを
観察することにより確認された。すなわち、反応
前の赤外スペクトルには炭素−炭素二重結合によ
る1648cm-1の吸収が存在するが、ヒドロシリル化
反応後には、この吸収は消失し、新たに750〜950
cm-1に新しい吸収が現れる。 得られたシリル基含有ジアリルフタレートに1
重量%のジブチル錫ラウレートを添加し、大気中
に暴露すると約30分でタツクフリーとなり速やか
に硬化する。図1に赤外吸収スペクトルを示す。 実施例 2 ジアリルフタレートプレポリマー(商品名ダツ
プL、大阪曹達社製、ヨウ素価約80)100g、塩
化白金酸0.00001g、ハイドロキノン1gを100ml
のトルエンに溶解した。この溶液にメチルジエト
キシシラン35ml加え90℃で3時間反応した。反応
生成物の分子量は14000であつた。 得られた樹脂の赤外スペクトルには出発原料に
存在した炭素−炭素二重結合による吸収は消失し
た。更に、得られた樹脂のヨウ素価を測定する
と、ヨウ素価4以下であり原料に存在した二重結
合が95%以上反応した事を示す。 反応生成物はこのトルエン溶液のまま空気に暴
露すると約30分でタツクフリーとなり硬化した。 実施例 3 ジアリルフタレートプレポリマー(商品名ダツ
プ、大阪曹達社製、ヨウ素価約60)10gを酢酸エ
チル10gに溶解する。この溶液にラジカル重合禁
止剤としてハイドロキノン0.05g加え更に塩化白
金酸0.00001g、メチルジクロルシラン2.9ml加え
80℃で3時間反応を行なつた。(生成物の分子量
13000)。得られた生成物を実施例1と同様にエタ
ノール、オルトギ酸エチルによりシリコン上のハ
ロゲン基をエトキシ基に変換した。 得られた溶液は炭素−炭素二重結合による1648
cm-1付近の吸収が全く消失し、ヒドロシランが付
加したことを示している。更に、得られた樹脂の
ヨウ素価は5以下であることからもこのことが支
持される。 実施例 4 ジアリルフタレートプレポリマー(実施例3に
使用したと同じもの)20gを酢酸エチル20gに溶
解し、ハイドロキノンを0.1g加えた。この溶液
に塩化白金酸0.00002g、メチルジエトキシシラ
ン5.8ml加え、90℃で3時間反応したところ、実
施例3と同一の赤外吸収スペクトルを与える樹脂
が得られた。 この溶液にジブチル錫マレエートを1重量%加
えた樹脂を空気中に暴露すると5分以内にタツク
フリーとなつた。 実施例5 (接着剤の例) 実施例2および実施例3で得られたシリコン基
含有ジアリルフタレート系樹脂溶液を2.5cm四方
の塩ビパネルに塗布し、重ね合わせ締め具を用い
て0.2〜0.4Kg/cm2の力を加える。24〜48時間室温
で乾燥する。乾燥後の樹脂の厚さは0.02〜0.05mm
であつた。この積層物の引張り剪断強度は次のと
おりであつた。
化合物の製造法に関する。 この発明の樹脂は、 (式中、R1,R2,R3は水素又は炭素数1〜10
までのアルキル基、アリール基、アラルキル基よ
り選ばれる1価の炭化水素基、Xはハロゲン、ア
ルコキシ、アシロキシ、アミノキシ、N−アルキ
ル置換アミノキシ、フエノキシ、チオアルコキ
シ、チオフエノキシ、アミノ基より選ばれる基、
aは0〜2までの整数。) で示されるシリル基を分子中に少なくとも1つ以
上有する分子量(GPC法による重量平均分子
量)が250〜20000までのジアリルフタレート系硬
化性化合物である。 これまで、ジアリルフタレートモノマー、ある
いはジアリルフタレートプレポリマーは既に知ら
れていて熱硬化性樹脂として多く使用されている
が、本発明のようなシリル基含有のジアリルフタ
レート系硬化性化合物は知られていない。 本発明は末端あるいは側鎖にシリル基を含有す
るジアリルフタレートモノマーあるいはプレポリ
マーであり、熱硬化型ジアリルフタレート樹脂の
特徴だけでなく、接着性が著るしく向上され、更
に水分特に大気中の水分による常温硬化が可能と
なり、非常に使用範囲が拡大される。 該シリル基含有ジアリルフタレート系硬化性化
合物は新規な物質であり、その構造は製法及び実
施例中の検定記載により明らかである。 本発明のシリル基含有ジアリルフタレート系硬
化性化合物は、 (式中、R1は炭素数1〜10までのアルキル
基、アリール基、アラルキル基より選ばれる1価
の炭化水素基、Xはハロゲン、アルコキシ、アシ
ロキシ、アミノキシ、N−アルキル置換アミノキ
シ、フエノキシ、チオアルコキシ、チオフエノキ
シ、アミノ基より選ばれる基、aは0〜2までの
整数。) で示されるヒドロシラン化合物を、炭素−炭素二
重結合を有するジアリルフタレートモノマーある
いはジアリルフタレートプレポリマーを族遷移
金属の触媒下で反応させることにより容易に製造
される。 本発明において使用されるヒドロシラン化合物
は次の一般式を有するものであり、式 (式中R1,X,aは夫々前記の通り) この一般式に含まれるヒドロシラン化合物を具
体的に例示するとトリクロルシラン、メチルジク
ロルシラン、ジメチルクロルシラン、フエニルジ
クロルシランの如きハロゲン化シラン類;トリメ
トキシシラン、トリエトキシシラン、メチルジエ
トキシシラン、メチルジメトキシシラン、フエニ
ルジメトキシシランの如きアルコキシシラン類;
トリアセトキシシラン、メチルジアセトキシシラ
ンおよびフエニルジアセトキシシランの如きアシ
ロキシシラン類;トリアミノキシシラン、メチル
ジアミノキシシラン、メチルジアミノシラン等の
各種シラン類が挙げられる。 用いるヒドロシラン化合物の量はジアリルフタ
レートモノマーあるいは、ジアリルフタレートプ
レポリマー中に含まれる炭素−炭素二重結合に対
し、任意量の使用が可能であるが0.5〜2倍モル
量の使用が好ましい。これ以上のシラン量の使用
を妨げるものではないが、未反応ヒドロシランと
して回収されるだけである。 更に、本発明ではヒドロシラン化合物として安
価な基礎原料で高反応性のハロゲン化シラン類が
容易に使用できる。 ハロゲン化シラン類を用いて得られるシリル基
含有ジアリルフタレート系硬化性化合物は空気中
に暴露すると塩化水素を発生しながら常温にて速
やかに硬化するが塩化水素による刺激臭や腐蝕に
問題があり限定された用途にしか実用上使用でき
ないので、更に続いてハロゲン官能基を他の加水
分解性官能基に変換することが望ましい。 加水分解性官能基としては、アルコキシ基、ア
シロキシ基、アミノキシ基、フエノキシ基、チオ
アルコキシ基、アミノ基等が挙げられる。 ハロゲン官能基をこれら加水分解性官能基に変
換する方法としては、メタノール、エタノー
ル、2−メトキシエタノール、sec−ブタノー
ル、tert−ブタノールおよびフエノールの如きア
ルコール類及びフエノール類、アルコール類お
よびフエノール類のアルカリ金属塩、オルトギ
酸メチル、オルトギ酸エチルの如きアルトギ酸ア
ルキル類、などをハロゲン官能基と反応させる方
法が具体的に挙げられる。 アシロキシ基に変換する方法ととしては、酢
酸、プロピオン酸、安息香酸の如きカルボン酸
類、カルボン酸類のアルカリ金属塩、などをハ
ロゲン官能基と反応させる方法が具体的に挙げら
れる。 アミノキシ基に変換する方法としては、N,
N−ジメチルヒドロキシルアミン、N,N−ジエ
チルヒドロキシルアミン、N,N−メチルフエニ
ルヒドロキシルアミンおよびN−ヒドロキシピロ
リジンの如きヒドロキシルアミン類、ヒドロキ
シルアミン類のアルカリ金属塩、などをハロゲン
官能基と反応させる方法が具体的に挙げられる。 アミノ基に変換する方法としては、N,N−
ジメチルアミン、N,N−メチルフエニルアミン
およびピロリジンの如き1級および2級アミン
類、1級および2級アミン類のアルカリ金属
塩、などをハロゲン官能基と反応させる方法が具
体的に挙げられる。 チオアルコキシ基に変換する方法としては、
エチルメルカプタン、チオフエノールの如きチオ
アルコールおよびチオフエノール類、チオアル
コールおよびチオフエノール類のアルカリ金属
塩、などをハロゲン官能基と反応させる方法が具
体的に挙げられる。 ヒドロシリル化反応によりジアリルフタレート
あるいはジアリルフタレートプレポリマーに導入
されるシリル基に関しハロゲン官能基の場合のみ
他の加水分解性官能基に変換するのではなく、他
のアルコキシ基、アシロキシ基等の場合も必要に
応じてアミノ基、アミノキシ基等の加水分解性官
能基に変換することができる。このようにヒドロ
シリル化反応により直接導入されるシリル基上の
加水分解性官能基を他の加水分解性官能基に変換
する反応温度は50〜150℃が適当である。又、こ
れらの変換反応は、溶剤を使用してもしなても達
成しうるが、使用する場合はエーテル類、炭化水
素類、酢酸エステル類の如き不活性な溶剤が適当
である。 本発明の製造方法において使用されるジアリル
フタレートモノマーあるいはプレポリマーとして
は、特に限定はなく一般に市販されているジアリ
ルフタレートモノマー、ジアリルイソフタレート
モノマー、あるいは分子量500〜20000までのプレ
ポリマーが使用できる。特に用いるジアリルフタ
レートプレポリマーが固体である場合はベンゼ
ン、トルエン、ジオキサン、酢酸エチル、テトラ
ヒドロフラン、クロロホルム、二塩化エタン等の
溶液としてヒドロシリル化反応を行なうことが便
利である。 本発明においては、ヒドロシラン化合物を、炭
素−炭素二重結合に反応させる段階で遷移金属錯
体の触媒を必要とする。遷移金属錯体触媒として
は、白金、ロジウム、コバルト、パラジウムおよ
びニツケルから選ばれる族遷移金属の錯体化合
物が有効に使用される。 このヒドロシリル化反応は50℃〜150℃の範囲
の任意の温度にて達成され、反応時間は1〜3時
間程度で充分である。 本発明のシリル基含有ジアリルフタレート系樹
脂は、大気中に暴露されると常温で網状組織を形
成し硬化する。この場合の硬化速度は、大気温
度、相対湿度および加水分解性基の種類により変
化するので使用にあたつては特に加水分解性基の
種類を充分考慮する必要がある。 本発明のシリル基含有ジアリルフタレート系樹
脂を硬化させるにあたつては、硬化促進剤を使用
してもしなくてもよい。硬化促進剤を使用する場
合は、アルキルチタン酸塩、オクチル酸錫および
ジブチル錫ラウレート等の如きカルボン酸の金属
塩、ジブチルアミン−2−ヘキソエート等の如き
アミン塩ならびに他の酸性触媒および塩基性触媒
が有効である。これら硬化促進剤の添加量は該樹
脂に対し0.001〜10重量%で使用するのが好まし
い。 この発明のシリル基含有ジアリルフタレート系
樹脂は、接着剤として有用である。実際、実施例
で示すように常温で速やかに各種の材質を接着す
る事が可能である。 一方、本発明のシリル基含有ジアリルフタレー
ト系樹脂は、大気中に暴露すると速やかに硬化し
すぐれた塗膜を与える。得られた塗膜についても
具体的に実施例で示す。 本発明の該樹脂は種々の充填剤・顔料等を混入
することが可能である。充填剤・顔料としては各
種シリカ類、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、酸化チタン、酸化鉄、ガラス繊維等が挙げら
れる。このようにして前記の用途だけでなく、建
造物、航空機、自動車等の被覆組成物、塗装組成
物、密封組成物および各種無機物の表面処理剤と
しても有用である。 次ぎに、実施例を記載する。 実施例 1 ジアリルフタレート30g、塩化白金酸0.000001
g、メチルジクロルシラン30gをフラスコに取
り、90℃で3時間反応する。反応後、続いてエタ
ノール20ml、オルトギ酸エチル20mlを加え室温で
1時間撹拌し、減圧で低沸部を除去すると、シリ
ル基含有ジアリルフタレートが得られた。その分
子量(測定はGPC法による重量平均分子量、以
下同じ)は500であつた。 シリル基が炭素−炭素二重結合に付加したこと
は、ジアリルフタレートの赤外吸収スペクトルを
観察することにより確認された。すなわち、反応
前の赤外スペクトルには炭素−炭素二重結合によ
る1648cm-1の吸収が存在するが、ヒドロシリル化
反応後には、この吸収は消失し、新たに750〜950
cm-1に新しい吸収が現れる。 得られたシリル基含有ジアリルフタレートに1
重量%のジブチル錫ラウレートを添加し、大気中
に暴露すると約30分でタツクフリーとなり速やか
に硬化する。図1に赤外吸収スペクトルを示す。 実施例 2 ジアリルフタレートプレポリマー(商品名ダツ
プL、大阪曹達社製、ヨウ素価約80)100g、塩
化白金酸0.00001g、ハイドロキノン1gを100ml
のトルエンに溶解した。この溶液にメチルジエト
キシシラン35ml加え90℃で3時間反応した。反応
生成物の分子量は14000であつた。 得られた樹脂の赤外スペクトルには出発原料に
存在した炭素−炭素二重結合による吸収は消失し
た。更に、得られた樹脂のヨウ素価を測定する
と、ヨウ素価4以下であり原料に存在した二重結
合が95%以上反応した事を示す。 反応生成物はこのトルエン溶液のまま空気に暴
露すると約30分でタツクフリーとなり硬化した。 実施例 3 ジアリルフタレートプレポリマー(商品名ダツ
プ、大阪曹達社製、ヨウ素価約60)10gを酢酸エ
チル10gに溶解する。この溶液にラジカル重合禁
止剤としてハイドロキノン0.05g加え更に塩化白
金酸0.00001g、メチルジクロルシラン2.9ml加え
80℃で3時間反応を行なつた。(生成物の分子量
13000)。得られた生成物を実施例1と同様にエタ
ノール、オルトギ酸エチルによりシリコン上のハ
ロゲン基をエトキシ基に変換した。 得られた溶液は炭素−炭素二重結合による1648
cm-1付近の吸収が全く消失し、ヒドロシランが付
加したことを示している。更に、得られた樹脂の
ヨウ素価は5以下であることからもこのことが支
持される。 実施例 4 ジアリルフタレートプレポリマー(実施例3に
使用したと同じもの)20gを酢酸エチル20gに溶
解し、ハイドロキノンを0.1g加えた。この溶液
に塩化白金酸0.00002g、メチルジエトキシシラ
ン5.8ml加え、90℃で3時間反応したところ、実
施例3と同一の赤外吸収スペクトルを与える樹脂
が得られた。 この溶液にジブチル錫マレエートを1重量%加
えた樹脂を空気中に暴露すると5分以内にタツク
フリーとなつた。 実施例5 (接着剤の例) 実施例2および実施例3で得られたシリコン基
含有ジアリルフタレート系樹脂溶液を2.5cm四方
の塩ビパネルに塗布し、重ね合わせ締め具を用い
て0.2〜0.4Kg/cm2の力を加える。24〜48時間室温
で乾燥する。乾燥後の樹脂の厚さは0.02〜0.05mm
であつた。この積層物の引張り剪断強度は次のと
おりであつた。
【表】
実施例6 (塗料の例)
実施例2および実施例3で得られた樹脂溶液を
軟鋼板の上に塗布し常温で放置した。硬化後の膜
厚はそれぞれ0.06mm、0.18mmであつた。得られた
塗膜の性質は次の通りであつた。
軟鋼板の上に塗布し常温で放置した。硬化後の膜
厚はそれぞれ0.06mm、0.18mmであつた。得られた
塗膜の性質は次の通りであつた。
図1は、本発明の実施例1におけるジアリルフ
タレート(図−1の1)及びシリル基含有ジアリ
ルフタレート樹脂(図−1の2)の赤外吸収スペ
クトル図である。
タレート(図−1の1)及びシリル基含有ジアリ
ルフタレート樹脂(図−1の2)の赤外吸収スペ
クトル図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ジアリルフタレートモノマーあるいはジアリ
ルフタレートプレポリマーを、式 (式中、R1は炭素数1〜10までのアルキル
基、アリール基、アラルキル基より選ばれる1価
の炭化水素基、Xはハロゲン、アルコキシ、アシ
ロキシ、アミノキシ、N−アルキル置換アミノキ
シ、フエノキシ、チオアルコキシ、チオフエノキ
シ、アミノ基より選ばれる基、aは0〜2までの
整数。) で示されるヒドロシラン化合物と触媒の存在下50
〜150℃の温度で反応させることを特徴とする分
子量250〜20000までのジアリルフタレート系硬化
性化合物の製造方法。 2 触媒が周期律表の族遷移金属およびそれら
の錯体より選ばれる特許請求の範囲第1項記載の
ジアリルフタレート系硬化性化合物の製造方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10390277A JPS5437184A (en) | 1977-08-29 | 1977-08-29 | Novel diallylphthalate curable compound, its preparation, and adhesive and paint containing resin therefrom |
| GB7834490A GB2007678B (en) | 1977-08-29 | 1978-08-24 | Curable dially phthalate polymer and process for producingsame |
| US05/936,378 US4161572A (en) | 1977-08-29 | 1978-08-24 | Curable diallyl phthalate compounds and process for producing same |
| FR7824877A FR2401939A1 (fr) | 1977-08-29 | 1978-08-29 | Polymere de phtalate de diallyle durcissable et procede pour sa production |
| US06/001,853 US4282336A (en) | 1977-08-29 | 1979-01-08 | Curable diallyl phthalate compounds and process for producing same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10390277A JPS5437184A (en) | 1977-08-29 | 1977-08-29 | Novel diallylphthalate curable compound, its preparation, and adhesive and paint containing resin therefrom |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5437184A JPS5437184A (en) | 1979-03-19 |
| JPS6234763B2 true JPS6234763B2 (ja) | 1987-07-29 |
Family
ID=14366346
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10390277A Granted JPS5437184A (en) | 1977-08-29 | 1977-08-29 | Novel diallylphthalate curable compound, its preparation, and adhesive and paint containing resin therefrom |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US4161572A (ja) |
| JP (1) | JPS5437184A (ja) |
| FR (1) | FR2401939A1 (ja) |
| GB (1) | GB2007678B (ja) |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5437184A (en) * | 1977-08-29 | 1979-03-19 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | Novel diallylphthalate curable compound, its preparation, and adhesive and paint containing resin therefrom |
| JPS55129405A (en) * | 1979-03-29 | 1980-10-07 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | Silyl group-containing vinyl resin and its preparation |
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| JPS5763351A (en) * | 1980-10-03 | 1982-04-16 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | Composition having improved pot life |
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| JPS59124954A (ja) * | 1982-12-30 | 1984-07-19 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 硬化性組成物 |
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| US5527936A (en) * | 1995-02-17 | 1996-06-18 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Hydrosilylation of unsaturated compounds |
| US6013752A (en) * | 1997-06-04 | 2000-01-11 | Ameron International Corporation | Halogenated resin compositions |
Family Cites Families (10)
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|---|---|---|---|---|
| US2723987A (en) * | 1954-10-18 | 1955-11-15 | Dow Corning | Carboxy organosilicon compounds |
| US2970150A (en) * | 1957-12-17 | 1961-01-31 | Union Carbide Corp | Processes for the reaction of silanic hydrogen-bonded siloxanes with unsaturated organic compounds with a platinum catalyst |
| US3450736A (en) * | 1963-09-12 | 1969-06-17 | Mobil Oil Corp | Modified siloxane polymers and compositions containing same |
| US3296196A (en) * | 1964-06-01 | 1967-01-03 | Gen Electric | Siloxane polymers containing allylcinnamate groups |
| US3503943A (en) * | 1965-10-21 | 1970-03-31 | Exxon Research Engineering Co | Silane modified ethylene-propylene terpolymer |
| GB1090328A (ja) * | 1965-10-23 | |||
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| JPS5437184A (en) * | 1977-08-29 | 1979-03-19 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | Novel diallylphthalate curable compound, its preparation, and adhesive and paint containing resin therefrom |
| DE2856906A1 (de) * | 1977-12-29 | 1979-07-05 | Kanegafuchi Chemical Ind | Haertbares polyesteroligomer und verfahren zu seiner herstellung |
| JPS591423B2 (ja) * | 1977-12-29 | 1984-01-12 | 鐘淵化学工業株式会社 | 室温硬化性組成物 |
-
1977
- 1977-08-29 JP JP10390277A patent/JPS5437184A/ja active Granted
-
1978
- 1978-08-24 GB GB7834490A patent/GB2007678B/en not_active Expired
- 1978-08-24 US US05/936,378 patent/US4161572A/en not_active Expired - Lifetime
- 1978-08-29 FR FR7824877A patent/FR2401939A1/fr active Granted
-
1979
- 1979-01-08 US US06/001,853 patent/US4282336A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FR2401939B1 (ja) | 1985-04-19 |
| GB2007678B (en) | 1982-09-22 |
| US4161572A (en) | 1979-07-17 |
| FR2401939A1 (fr) | 1979-03-30 |
| GB2007678A (en) | 1979-05-23 |
| US4282336A (en) | 1981-08-04 |
| JPS5437184A (en) | 1979-03-19 |
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