JPS6234032Y2 - - Google Patents

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JPS6234032Y2
JPS6234032Y2 JP15479783U JP15479783U JPS6234032Y2 JP S6234032 Y2 JPS6234032 Y2 JP S6234032Y2 JP 15479783 U JP15479783 U JP 15479783U JP 15479783 U JP15479783 U JP 15479783U JP S6234032 Y2 JPS6234032 Y2 JP S6234032Y2
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armature
gap
outer hub
hubs
nut
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JP15479783U
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JPS6061528U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本案はアーマチユアの吸引、釈放時、伝動摩擦
面の摩耗による、この摩擦面とアーマチユア間の
空隙を自動的に補正し、常にその空隙を一定に保
持させるようにした電磁クラツチ、または電磁ブ
レーキの自動空隙調整装置に関するものである。
先ず従来のこの種空隙調整装置を備えた電磁ブ
レーキの場合について、第1図を参照に説明する
に同図において1は一側方に開口する環状の凹所
を有する継鉄で開口端部は磁極部となつており、
背面において当該使用機械のハウジング2に固定
される。3は継鉄1の凹所に収納されたコイル、
4は継鉄1の開口部を塞ぐ状態に設けられた摩擦
板、5は摩擦板4と継鉄1に連らなる磁極とに亘
つて、これ等との間に空隙g1を隔てゝ対向するア
ーマチユアで環状の1個の板ばね或は複数個等角
度に配置された板ばね6を介してリベツト7およ
びこのリベツト間に位置する係止部材8によつて
外方ハブ9に連結される。係止部材8の頭部には
フランジ部が形成され、このフランジ部の内側面
と、これに対向すべくアーマチユア5に設けられ
た係止部10との間に間隙g2を隔てゝいる。外方
ハブ9は内周部において内方ハブ11にスプライ
ンによつて係合せられ、これ等両ハブは相対的に
軸方向へ移動可能となつている。12は間隙g2
調整用座金で係止部材8のねじ部の基部に嵌め込
まれる。13は内、外両ハブを連結するスプリン
グピン等の摩擦抵抗部材で外方ハブ9と内方ハブ
に軸方向に設けられた孔に亘つて圧入され、その
一方、例えば内方ハブ11の孔に対しては固定さ
れ、その他方である外方ハブ9の孔に対しては、
この外方ハブに一定以上の軸方向の牽引力が加え
られた場合、この外方ハブが摩擦抵抗部材13上
を摺動できるようになつている。14は被制動軸
で内方ハブ11に結合される。
上記構成においてコイル3に電流が供給されて
いないときには、アーマチユア5は板ばね6の力
によつて伝動摩擦面に対して引き離され、被制動
軸14に対する制動は解除される。
コイル3に給電が行なわれると継鉄1に連なる
一方の磁極部から出て空隙g1、アーマチユア5、
および空隙g1を順次経て継鉄1に連らなる他方の
磁極部に戻る磁束を生じアーマチユア5は電磁吸
引力を受け、磁極面に向つて吸引され、摩擦板4
に圧接せられ、そのアーマチユア、従つてこれに
機械的に連なる被制動軸14に制動がかけられ
る。
また伝動摩擦面が摩耗した場合、使用当初にお
いて空隙g1と間隙g2とを等しく設定しておけば、
アーマチユア5の吸引移動時、係止部材8のフラ
ンジ部がアーマチユア5の係止部10に当接した
状態でアーマチユア5と伝動摩擦面間には、その
伝動摩擦面の摩耗分に相当する分だけ間隙が存在
することとなり、そしてこのときのアーマチユア
5に対する電磁吸引力が摩擦抵抗部材13の外方
ハブ9に対する圧接による保持力を上回るよう、
その保持力が設定されているのでアーマチユア5
が伝動摩擦面に対接するまでのその吸引移動に伴
つて外部ハブ12は摩擦抵抗部材13上を左方
(同図において)へ移動せられ、そしてコイル3
の電流が断たれたとき、アーマチユア5は板ばね
6の力によつて図示する元の位置に復帰せられ、
被制動軸14に対する制動は解除されると同時
に、そのアーマチユア5の、斯る釈放移動は常に
定量、即ち使用当初設定された空隙g1に相当する
量であるので空隙g1の調整が行なわれたこととな
る。
なお間隙g2を一旦設定すれば、上記の伝動摩擦
面の摩耗に対する空隙補正作用から明らかなよう
にアーマチユア5は吸引時に空隙g1だけ吸引さ
れ、釈放時には間隙g2だけ戻されるので運転当初
におけるアーマチユア5の吸引と釈放の繰り返し
により、空隙g1がその設定された空隙g2に一致せ
られることとなる。従つて間隙g2の間隙長の調整
は空隙g1の初期設定用として利用される。
そしてこの空隙g1の設定、従つて間隙g2の調整
は係止部材8のねじ部に調整用座金12を嵌め込
み、またこの座金の厚さを変えることによつて行
なわれている。しかし従来の構成では上記から明
らかなように間隙g2の調整に当つては係止部材8
を取り外して座金を入れ替える必要があり、また
この係止部材の取り外しは、この係止部材の頭部
が装置内部に位置するだけに他の部品を分解する
必要があり、その上、この調整は1回の作業でそ
の目的を達成させることが困難で分解と組立作業
を何度か繰り返して行なわれるのが通常であり、
この調整のため多大の工数を費している。
またアーマチユア5に係止部材8のフランジ部
を収容させるための大きな凹所を形成する必要が
あり、しかもこの凹所は同一円周上に複数個必要
とするので凹所の存在によつて磁路が狭められ、
磁気吸引力が低下し、伝達トルクを低下させると
いつた不利があり、更には上記凹所に伝動摩擦面
の摩耗粉が堆積し、間隙g2を狭め、結果的に空隙
g1を小さくさせるといつた重大な問題を惹き起こ
す心配がある。
本案はこのような事情に鑑みなされたもので空
隙g1の調整を容易にすると同時にアーマチユアに
おける磁路の削減を極力避け、かつ使用中間隙g2
に変化を生じることのないこの種電磁ブレーキ、
またはクラツチの空隙調整装置を提供するもので
あつて以下本案を第2図に示す実施例、および第
3図に示す他の実施例について説明する。先ず第
2図の実施例から説明すると同図において1は継
鉄、2は当該電磁ブレーキが使用される機械のハ
ウジング、3はコイル、4は摩擦板、7は板ばね
6を外方ハブに連結するためのリベツト、11は
内方ハブ、13は内、外両ハブに亘つて設けられ
た摩擦抵抗部材、14は被制動軸でこれ等上記各
部の構成については第1図に示す従来の電磁ブレ
ーキのそれと同一であるが本案では係止部材8に
相当する部材としてボルト15と、これに螺合さ
せたナツト16を用いたものでボルト15は両端
にねじ部を有し外方ハブ17の周縁部に軸方向に
設けた透孔を貫通させた上、一方のねじ部で板ば
ね6と共にアーマチユア18の一側面に取り付け
られ、他方のねじ部にナツト16が螺合され、ナ
ツトと外方ハブ17の外側面との間に間隙g2を存
在させており、この間隙g2をナツト16の回動に
よつて変化させることで伝動摩擦面に対するアー
マチユア18の空隙g1を調整するものである。な
おナツト16は調整後の回り止めとしてダブルナ
ツトとするのが適当である。
第3図に示す実施例はボルト15のアーマチユ
ア18に対する結着手段としてねじ止めでなく、
かしめ付けにて行なつた場合を例示するものでそ
の他の構成、および作用は第2図に示すものと全
く同様である。
本案の実施例は以上で構成され、ブレーキ作
用、および空隙調整についての基本動作について
は上記従来の場合と同様であるが本案ではナツト
16を回動させてこのナツトと外方ハブ17の側
面間の間隙g2を調整することによつてアーマチユ
ア18と伝動摩擦面との空隙g1が任意にその間隙
g2に等しい空隙長に設定され、そして一旦設定が
終了すれば、この設定空隙が伝動摩擦面の摩耗に
拘らず維持される。即ち空隙g1を少なくとも設計
段階で必要最大限の空隙長が満たされるようにし
ておけば間隙g2を空隙g1に対し狭く調整した場
合、先ずアーマチユア18の吸引段階でその途中
においてナツト16が外方ハブ17に衝き当り、
その後アーマチユア18は外方ハブ17を伴つた
まゝ吸引され、そしてアーマチユア18の釈放時
には、上記吸引行程から外方ハブ17の摺動行程
を差引いた量だけ復帰移動せられることとなり、
結局空隙g1が間隙g2に等しくなるよう調整された
ことになる。
また一旦調整された後は伝動摩擦面が摩耗した
場合、アーマチユア吸引時、その摩耗分だけ外方
ハブ17が伝動摩擦面側に摺動せられるのでその
空隙gの補正が行なわれる。
実施例においては電磁ブレーキについて説明し
たが電磁クラツチの場合継鉄1は固定されること
なく被動側或は駆動側の回転体となるのみで本体
の構成自体は何等変らないので空隙の設定、およ
び設定後の使用中における空隙の自動調整作用は
上記の場合と全く同様に行なわれる。また実施例
ではクラツチとして使用する場合コイル回転形と
なるがコイルを固定とし、継鉄とアーマチユア間
に被動側または駆動側に連結されるロータを介在
させるようにしたコイル固定形のクラツチに対し
てもそのまゝの構成で適用できることは勿論であ
る。
以上のようにして空隙g1の初期調整と設定後の
補正が行なわれるのであるが本案ではアーマチユ
アにボルトを結合し、このボルトを外方ハブを貫
通させてその端部を外方ハブの側方へ突出させ、
この突出部にナツトを螺合させ、このナツトの回
動によつて空隙g1の設定と、設定後の自動調整を
行なわせるようにしたものでその調整作業は各部
を分解することなく、そのまゝ外部でナツトの回
動のみで自由に、かつ微細に調整することができ
上記従来の場合のように各部の分解と組立作業を
何度も繰り返して座金を入れ替えて行なう必要が
なく、その調整が至つて容易であると同時に調整
工数を大巾に削減でき、また間隙g2の調整を外部
で行なうことができるので上記従来のように摩耗
粉の調整部への堆積によつて空隙g1が狂う心配も
なく常に一定の安定したアーマチユアの吸引、釈
放特性が期待でき、更にはアーマチユアに大きな
座ぐりを行なう必要がないので磁路面積の減少に
よるトルク低下が防止され、トルク特性の優れた
クラツチ、またはブレーキを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁ブレーキの縦断面図、第2
図は本案の実施例を示す電磁ブレーキの縦断面
図、また第3図は本案の他の実施例を示す電磁ブ
レーキの部分断面図である。 6……板ばね、11……内方ハブ、13……摩
擦抵抗部材、15……ボルト、16……ナツト、
17……外方ハブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相互に分割され、回転方向に対して連結された
    まゝ軸方向に対して相対的に移動可能となつた
    内、外両ハブ、その外方ハブに板ばねを介して支
    持されたアーマチユア、上記両ハブを連結すると
    ともに少くともその一方のハブの孔に圧入され、
    この圧入による圧接保持力を空隙調整時のアーマ
    チユアに対する電磁吸引力より小ならしめた摩擦
    抵抗部材、上記外方ハブを軸方向に貫通する状態
    にアーマチユアに連結されたボルト、および上記
    外方ハブの側方に当つて上記ボルトに螺合され、
    回動によつて外方ハブの側面との間隙を任意に調
    整可能としたナツトを備え、アーマチユア吸引時
    外方ハブをアーマチユアに伝動摩擦面の摩耗分に
    相当する量だけ同行させることを特徴とする電磁
    クラツチ・ブレーキの自動空隙調整装置。
JP15479783U 1983-10-04 1983-10-04 電磁クラツチ・ブレ−キの自動空隙調整装置 Granted JPS6061528U (ja)

Priority Applications (1)

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JP15479783U JPS6061528U (ja) 1983-10-04 1983-10-04 電磁クラツチ・ブレ−キの自動空隙調整装置

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JP15479783U JPS6061528U (ja) 1983-10-04 1983-10-04 電磁クラツチ・ブレ−キの自動空隙調整装置

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Publication Number Publication Date
JPS6061528U JPS6061528U (ja) 1985-04-30
JPS6234032Y2 true JPS6234032Y2 (ja) 1987-08-31

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JP15479783U Granted JPS6061528U (ja) 1983-10-04 1983-10-04 電磁クラツチ・ブレ−キの自動空隙調整装置

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JPS6061528U (ja) 1985-04-30

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