JP3036821B2 - 電磁クラッチ・ブレーキ - Google Patents

電磁クラッチ・ブレーキ

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JP3036821B2
JP3036821B2 JP2308049A JP30804990A JP3036821B2 JP 3036821 B2 JP3036821 B2 JP 3036821B2 JP 2308049 A JP2308049 A JP 2308049A JP 30804990 A JP30804990 A JP 30804990A JP 3036821 B2 JP3036821 B2 JP 3036821B2
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brake
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俊彦 植松
恭一 柿島
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株式会社甲府明電舎
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、ブラケットの中にクラッチとブレーキとを
組み込んだ電磁クラッチ・ブレーキに関する。
B.発明の概要 本発明は、入力軸を支持する第一ブラケットと出力軸
を支持する第二ブラケットとを結合し、出力軸のアマチ
ュアを入力軸のロータ又はブラケットに押圧するように
した電磁クラッチ・ブレーキにおいて、 第一ブラケットと第二ブラケットとの間にスペーサを
設け、出力軸のアマチュアをブラケットに代えてスペー
サに押圧する構成とすることにより、 スペーサと第二ブラケット又はこれに加えてスペーサ
と第一ブラケットとの間にシムを挟むだけでアマチュア
とロータ又はスペーサとのギャップの調整を容易に行え
るようにしたものである。
C.従来の技術 電磁クラッチ・ブレーキの構造を第3図に基づいて説
明する。
第一ブラケット1と第二ブラケット2とが複数のシム
20と複数のボルト3とを介して結合され、第一ブラケッ
ト1の中には軸受4a,4bを介して入力軸5が回転自在に
支持される一方、第二ブラケット2の中には軸受4c,4d
を介して出力軸6が回転自在に支持される。
入力軸5の一端には円周溝7aと7bとを有するロータ7
がボルト8を介して取り付けられ、円周溝7aには第一ブ
ラケット1に固定されたクラッチマグネット9がはいり
込み、円周溝7bにはライニング10が埋設される。
出力軸6の一端にはボルト11を介してアマチュアハブ
12が取り付けられ、アマチュアハブ12の外周部近傍の両
面にはリベット13を介してリング状のバネ板14が夫々取
り付けられる。夫々のバネ板14にはリベット15を介して
リング状のクラッチ側アマチュア16とブレーキ側アマチ
ュア17とが取り付けられる。クラッチ側アマチュア16と
ライニング10との間にはギャップG1が形成され、一方、
第二ブラケット2にはブレーキマグネット18が取り付け
られるとともにブレーキマグネット18に円周方向に沿っ
て埋設されたライニング19とブレーキ側アマチュア17と
の間にはギャップG2が形成される。
斯かる電磁クラッチ・ブレーキは運転中に時々回転を
止めることが多い機器に用いられる。つまり、入力軸5
から出力軸6へ回転を伝達するときにはクラッチマグネ
ット9を励磁してクラッチ側アマチュア16を吸引するこ
とによりクラッチ側アマチュア16をライニング10に押圧
させ、その後に出力軸6の回転を止めるときにはクラッ
チマグネット9の励磁を解くとともにブレーキマグネッ
ト18を励磁してブレーキ側アマチュア17を吸引すること
によりブレーキ側アマチュア17をライニング19に押圧さ
せる。クラッチ側アマチュア16,ブレーキ側アマチュア1
7はバネ板14を介して支持されるため軸心に沿って少し
だけ移動できるのである。
D.発明が解決しようとする課題 ところが、以下のような問題がある。
ギャップG1,G2は通常0.3±1mmであり、一方のライニ
ング10が摩耗してギャップG1が大きくなった場合はシム
20の数を減らして調整できるが、他方のライニング19が
摩耗してギャップG2が大きくなった場合は電磁クラッチ
・ブレーキを分解したあとに出力軸6に対して相対的に
アマチュアハブ12を移動させねばならない。
つまり、ギャップG2を調整する場合にブラケットの外
部から行うことができず、調整に時間がかかる。
そこで本発明は、斯かる課題を解決した電磁クラッチ
・ブレーキを提供することを目的とする。
E.課題を解決するための手段 斯かる目的を達成するための本発明の構成は、第一ブ
ラケットと第二ブラケットとをスペーサとシムとを介し
て結合するとともに一端が相互に対向する入力軸,出力
軸を第一ブラケット,第二ブラケットに回転自在に支持
し、 入力軸の一端にロータを固定し、ロータの外周面近傍
であって入力軸の軸心方向での反第二ブラケット側に配
置したクラッチマグネットを第一ブラケットに固定する
一方、第二ブラケットの内側にはブレーキマグネットを
前記スペーサに固定して設け、 第二ブラケット側からロータを介してクラッチマグネ
ットに対向するクラッチ側アマチュアと第二ブラケット
側からブレーキマグネットに対向するブレーキ側アマチ
ュアとを夫々バネ板を介して出力軸に取り付けたことを
特徴とする。
F.作用 入力軸に固定したロータとスペーサに固定したブレー
キマグネットとに対して、出力軸に固定したクラッチ側
アマチュア,ブレーキ側アマチュアをいずれも出力軸側
から押圧するように構成したことから、スペーサと第二
ブラケットとの間に挟んだシムの数を減らすだけで、ロ
ータ・クラッチ側アマチュア間のギャップとブレーキマ
グネット・ブレーキ側アマチュア間のギャップとの双方
のギャップを同時に調整できる。
G.実施例 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。なお、本実施例は従来の電磁クラッチ・ブレー
キの一部を改良したものなので、従来と構成が同一の部
分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみ
を説明する。
(a)実施例の構成 本発明による電磁クラッチ・ブレーキの構成を、第1
図〜第2図に基づいて説明する。
第1図に示すように、第一ブラケット1と第二ブラケ
ット2との間に第2図に示す複数枚のシム24と共に略リ
ング状のスペーサ21が挟まれる。そして、従来において
は第二フランジ2に結合されていた略リング状のブレー
キマグネット18が補助部材22を介してスペーサ21に結合
される。
一方、出力軸6に取り付けられたアマチュアハブ12に
おけるロータ7側には補助リング23が取り付けられ、補
助リング23に板バネ14を介してクラッチ側アマチュア16
が取り付けられる。そして、アマチュアハブ12における
反ロータ7側には板バネ14を介してブレーキ側アマチュ
ア17が取り付けられる。
これらのクラッチ側アマチュア16,ブレーキ側アマチ
ュア17は、ロータ7のライニング10あるいはブレーキマ
グネット18のライニング19に対向し、ギャップG1,G2
形成する。
(b)実施例の作用 次に、電磁クラッチ・ブレーキの作用を説明する。
斯かる電磁クラッチ・ブレーキにおいても従来と同様
に動作し、クラッチマグネット9を励磁するとクラッチ
側アマチュア16が磁力によって吸引されるとともにバネ
板14がたわんでライニング10に押圧される。従って、入
力軸5から出力軸6へ回転が伝達される。
クラッチマグネット9の励磁を解くとともにブレーキ
マグネット18を励磁すると、ブレーキ側アマチュア17が
ライニング19に押圧される。従って、出力軸6の回転に
ブレーキがかかる。
ライニング10,19が摩耗してギャップG1,G2が大きくな
った場合には、シム24を1枚づつ摩耗量に合わせて除去
する。これによりギャップG1,G2を同時に小さくするこ
とができる。シム24は第2図に示すようにボルト3を挿
通するための切欠部24aを有するのでボルト3を緩める
だけでよく、着脱作業が容易である。
ギャップG1がギャップG2よりもより多く摩耗すること
も考えられるので、このような場合には第一ブラケット
1とスペーサ21との間にもシム24を挟んでおいてギャッ
プG1の方がG2よりも大きくなった場合にはこのシム24を
も除去するようにすればよい。
第1図に示すように出力軸6に歯車6aが形成されてい
る場合には、設置場所から電磁クラッチ・ブレーキを取
り外して分解したあとにギャップG1,G2を調整すると歯
車音等の騒音を発生することが多い。しかし、本発明で
はこのようなことがなく、しかも従来の1/10以下の時間
でギャップ調整ができる。
H.発明の効果 以上の説明からわかるように、本発明による電磁クラ
ッチ・ブレーキによれば以下の効果がある。
(a)入力軸に固定したロータとスペーサに固定したブ
レーキマグネットとに、出力軸にバネ板を介して取り付
けたクラッチ側アマチュア,ブレーキ側アマチュアを、
いずれも出力軸側から対向させて設けたので、スペーサ
と第二あるいは双方のブラケットとの間にシムを挟んで
おき、このシムを除去することによってクラッチ側アマ
チュア・ロータ間のギャップとブレーキ側アマチュア・
ブレーキマグネット間のギャップとの調整が容易に行え
る。
(b)第一ブラケットと第二ブラケットとを結合するボ
ルトを緩めてスペーサと第二あるいは双方のブラケット
との間に挟んだシムを除去するだけでギャップ調整がで
きるので、電磁クラッチ・ブレーキの分解作業が困難な
場所への電磁クラッチ・ブレーキの設置が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図は本発明による電磁クラッチ・ブレーキ
の実施例に係り、第1図は電磁クラッチ・ブレーキの構
成図、第2図はシムの構成図、第3図は従来の電磁クラ
ッチ・ブレーキを示す構成図である。 1……第一ブラケット、2……第二ブラケット、5……
入力軸、6……出力軸、7……ロータ、9……クラッチ
マグネット、12……アマチュアハブ、14……板バネ、16
……クラッチ側アマチュア、17……ブレーキ側アマチュ
ア、18……ブレーキマグネット、21……スペーサ、24…
…シム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 67/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一ブラケットと第二ブラケットとをスペ
    ーサとシムとを介して結合するとともに一端が相互に対
    向する入力軸、出力軸を第一ブラケット、第二ブラケッ
    トに回転自在に支持し、 入力軸の一端にロータを固定し、ロータの外周面近傍で
    あって入力軸の軸心方向での反第二ブラケット側に配置
    したクラッチマグネットを第一ブラケットに固定する一
    方、第二ブラケットの内側にはブレーキマグネットを前
    記スペーサに固定して設け、 第二ブラケット側からロータを介してクラッチマグネッ
    トに対向するクラッチ側アマチュアと第二ブラケット側
    からブレーキマグネットに対向するブレーキ側アマチュ
    アとを夫々バネ板を介して出力軸に取り付けたことを特
    徴とする電磁クラッチ・ブレーキ。
JP2308049A 1990-11-14 1990-11-14 電磁クラッチ・ブレーキ Expired - Lifetime JP3036821B2 (ja)

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