JPH0714656Y2 - 電磁クラッチ・ブレーキ - Google Patents
電磁クラッチ・ブレーキInfo
- Publication number
- JPH0714656Y2 JPH0714656Y2 JP1989000838U JP83889U JPH0714656Y2 JP H0714656 Y2 JPH0714656 Y2 JP H0714656Y2 JP 1989000838 U JP1989000838 U JP 1989000838U JP 83889 U JP83889 U JP 83889U JP H0714656 Y2 JPH0714656 Y2 JP H0714656Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- armature
- brake
- plate
- electromagnetic clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は電磁クラッチ・ブレーキ、詳しくは、励磁解放
型であって、ヨーク内に収容されたコイルが励磁された
際にアーマチュアが電磁吸引力によってヨーク側に吸引
されてヨークとプレートとの間に介装されているインナ
ディスクが回転自在になるとともに、コイルが励磁状態
から解放された際にはアーマチュアがスプリング力によ
ってプレート側に押圧されてインナディスクが回転不能
になり、インナディスクにハブを介して連結された回転
軸に回転力を伝達させたり制動力を伝達させたりする電
磁クラッチ・ブレーキに関する。
型であって、ヨーク内に収容されたコイルが励磁された
際にアーマチュアが電磁吸引力によってヨーク側に吸引
されてヨークとプレートとの間に介装されているインナ
ディスクが回転自在になるとともに、コイルが励磁状態
から解放された際にはアーマチュアがスプリング力によ
ってプレート側に押圧されてインナディスクが回転不能
になり、インナディスクにハブを介して連結された回転
軸に回転力を伝達させたり制動力を伝達させたりする電
磁クラッチ・ブレーキに関する。
[従来の技術] 電磁クラッチ・ブレーキは、駆動源としては電力を必要
とするだけで油圧式や空気圧式のように特別の圧力発生
装置を必要としないことから、大動力を必要とする産業
機械、建設機械、車両等を除いた一般的な機器の動力伝
達或は制動用等に広く使用されている。
とするだけで油圧式や空気圧式のように特別の圧力発生
装置を必要としないことから、大動力を必要とする産業
機械、建設機械、車両等を除いた一般的な機器の動力伝
達或は制動用等に広く使用されている。
従来の電磁クラッチ・ブレーキには、例えば第2図
(A)(B)に示されるように構成されたものがあり、
同図において、1は環状のヨーク、2はヨーク1内に収
容されたコイル、3はコイル2に対向して配設され回転
軸(図示せず)の軸方向に前進後退可能なアーマチュ
ア、4はアーマチュア3に対しヨーク1と軸方向反対側
に配設されたプレート、5はアーマチュア3とプレート
4との中間に位置し相対回転不能に結合されたハブ6を
介して回転軸(図示せず)に連結されているインナディ
スク、7はヨーク1に一端部で螺合され周方向に複数個
配設された調整ボルトであり、調整ボルト7はそれぞれ
アーマチュア3及びプレート4を貫通しており、頭部の
回動によりプレート4を軸方向に変位させヨーク1の磁
極部とこれに対向するアーマチュア3との間の磁気空隙
長が調整できるようになっている。
(A)(B)に示されるように構成されたものがあり、
同図において、1は環状のヨーク、2はヨーク1内に収
容されたコイル、3はコイル2に対向して配設され回転
軸(図示せず)の軸方向に前進後退可能なアーマチュ
ア、4はアーマチュア3に対しヨーク1と軸方向反対側
に配設されたプレート、5はアーマチュア3とプレート
4との中間に位置し相対回転不能に結合されたハブ6を
介して回転軸(図示せず)に連結されているインナディ
スク、7はヨーク1に一端部で螺合され周方向に複数個
配設された調整ボルトであり、調整ボルト7はそれぞれ
アーマチュア3及びプレート4を貫通しており、頭部の
回動によりプレート4を軸方向に変位させヨーク1の磁
極部とこれに対向するアーマチュア3との間の磁気空隙
長が調整できるようになっている。
8はアーマチュア3をインナディスク5を介してプレー
ト4に押し付けインナディスク5に伝達トルク或は制動
トルクを発生させるためのスプリングであって、ヨーク
1の周方向に数箇所に設けられた穴に挿入されている。
ト4に押し付けインナディスク5に伝達トルク或は制動
トルクを発生させるためのスプリングであって、ヨーク
1の周方向に数箇所に設けられた穴に挿入されている。
上述のように構成された電磁クラッチ・ブレーキは、ブ
レーキとして使用する場合には、ヨーク1は回転しない
よう適当な固定体に固定され、ハブ6に被制動軸が結合
される。そしてコイル2に電流が供給されていないとき
には、アーマチュア3がスプリング8の力によってプレ
ート4側に向かって押圧され、効果的にインナディスク
5がアーマチュア3とプレート4とによって挟圧される
ことになり、それらの挟圧面に制動力が発生してインナ
ディスク5に相対回転不能に結合されたハブ6を介して
被制動軸に制動がかけられ、又コイル2に電流が供給さ
れると、アーマチュア3が電磁吸引力を受けスプリング
8の力に抗してヨーク1側に吸引されるのでインナディ
スク5に対する挟圧力は除かれ、被制動軸に対する制動
は解除される。
レーキとして使用する場合には、ヨーク1は回転しない
よう適当な固定体に固定され、ハブ6に被制動軸が結合
される。そしてコイル2に電流が供給されていないとき
には、アーマチュア3がスプリング8の力によってプレ
ート4側に向かって押圧され、効果的にインナディスク
5がアーマチュア3とプレート4とによって挟圧される
ことになり、それらの挟圧面に制動力が発生してインナ
ディスク5に相対回転不能に結合されたハブ6を介して
被制動軸に制動がかけられ、又コイル2に電流が供給さ
れると、アーマチュア3が電磁吸引力を受けスプリング
8の力に抗してヨーク1側に吸引されるのでインナディ
スク5に対する挟圧力は除かれ、被制動軸に対する制動
は解除される。
又電磁クラッチ・ブレーキをクラッチとして使用する場
合には、ヨーク1は回転するように回転体に取り付けら
れ、ハブ6に駆動軸が結合される。その作用はブレーキ
として使用される場合に準ずるようになっている。
合には、ヨーク1は回転するように回転体に取り付けら
れ、ハブ6に駆動軸が結合される。その作用はブレーキ
として使用される場合に準ずるようになっている。
[考案が解決しようとする課題] 上述のように構成されている電磁クラッチ・ブレーキに
おいては、ヨーク1とアーマチュア3との間の空隙の調
整は調整ボルト7によっており、又それ以外に空隙調整
法は種々考案されているが、いずれもねじで締め付ける
構造で、締め加減やライナ等で調整するため下記の欠点
がある。
おいては、ヨーク1とアーマチュア3との間の空隙の調
整は調整ボルト7によっており、又それ以外に空隙調整
法は種々考案されているが、いずれもねじで締め付ける
構造で、締め加減やライナ等で調整するため下記の欠点
がある。
ねじ加工の工数が必要、 締め加減又はライナ数の調整に時間を要し、又自動
組み立てができない。
組み立てができない。
緩む恐れがある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上述の問題を解決するために、ヨークと、前記
ヨーク内に収容されたコイルと、前記コイルに対向して
配設され回転軸の軸方向に前進後退可能なアーマチュア
と、前記アーマチュアに対し前記ヨークと軸方向反対側
に配設されたプレートと、前記アーマチュアと前記プレ
ートとの中間に位置しハブを介して回転軸に連結されて
いるインナディスクとを含んで成る電磁クラッチ・ブレ
ーキにおいて、前記ヨークの周辺部と前記プレートの周
辺部との間に軸方向に弾性を持たせ伸縮を可能にした複
数のスペーサが介装され、前記ヨークと前記プレートと
は前記複数の弾性部材により引き離す力を作用させた状
態で片側から打ち込んでセット可能な支持棒を有する複
数のリベットにより結合され前記ヨークと前記アーマチ
ュアとの間の空隙が定格値に設定されるようになってい
ることを特徴とする電磁クラッチ・ブレーキを提供しよ
うとするものである。
ヨーク内に収容されたコイルと、前記コイルに対向して
配設され回転軸の軸方向に前進後退可能なアーマチュア
と、前記アーマチュアに対し前記ヨークと軸方向反対側
に配設されたプレートと、前記アーマチュアと前記プレ
ートとの中間に位置しハブを介して回転軸に連結されて
いるインナディスクとを含んで成る電磁クラッチ・ブレ
ーキにおいて、前記ヨークの周辺部と前記プレートの周
辺部との間に軸方向に弾性を持たせ伸縮を可能にした複
数のスペーサが介装され、前記ヨークと前記プレートと
は前記複数の弾性部材により引き離す力を作用させた状
態で片側から打ち込んでセット可能な支持棒を有する複
数のリベットにより結合され前記ヨークと前記アーマチ
ュアとの間の空隙が定格値に設定されるようになってい
ることを特徴とする電磁クラッチ・ブレーキを提供しよ
うとするものである。
[実施例] 以下本考案による電磁クラッチ・ブレーキの実施例につ
いて第1図を参照して説明する。
いて第1図を参照して説明する。
第1図に示される本考案による電磁クラッチ・ブレーキ
の基本構造及び作用は第2図(A)(B)に示される従
来のものと調整ボルトの部分を除いて実質的に同一であ
り、第1図において第2図(A)(B)に示された従来
の電磁クラッチ・ブレーキと同一のものには同一符号を
付し、その部分の説明は省略する。
の基本構造及び作用は第2図(A)(B)に示される従
来のものと調整ボルトの部分を除いて実質的に同一であ
り、第1図において第2図(A)(B)に示された従来
の電磁クラッチ・ブレーキと同一のものには同一符号を
付し、その部分の説明は省略する。
本考案による電磁クラッチ・ブレーキが従来のものと異
なる点については次のとおりである。
なる点については次のとおりである。
第2図(A)(B)に示す調整ボルト7の代わりに
第1図に示す支持棒11aを有するリベット11が用いられ
ている。リベット11については第1図に示すブラインド
リベットや図示しない打ち込みリベットのような片側か
ら打ち込むだけでセットできるものが有効である。
第1図に示す支持棒11aを有するリベット11が用いられ
ている。リベット11については第1図に示すブラインド
リベットや図示しない打ち込みリベットのような片側か
ら打ち込むだけでセットできるものが有効である。
ヨーク1とプレート4との間に皿ばね12a及び軸方
向に弾性を持たせ伸縮を可能にしたスペーサ12bから成
る複数の弾性部材12が介装される。弾性部材12は全部に
弾性を持たせ伸縮を可能にしたスペーサ12bのみとする
こともできる。
向に弾性を持たせ伸縮を可能にしたスペーサ12bから成
る複数の弾性部材12が介装される。弾性部材12は全部に
弾性を持たせ伸縮を可能にしたスペーサ12bのみとする
こともできる。
本考案による電磁クラッチ・ブレーキの組み立て手順は
次のとおりである。
次のとおりである。
ヨーク1、弾性部材12、アーマチュア3、インナデ
ィスク5、プレート4等の各構成部品を組み合わせ、ヨ
ーク1とアーマチュア3との間の空隙が定格値になるよ
うに押し付ける。その場合空隙にライナを挿入しておく
か密着後引き離す。
ィスク5、プレート4等の各構成部品を組み合わせ、ヨ
ーク1とアーマチュア3との間の空隙が定格値になるよ
うに押し付ける。その場合空隙にライナを挿入しておく
か密着後引き離す。
リベット11を打ち込み固定する。組み立ては以上に
より完了し、調整、現合、回り止め等が一切不要のため
自動組み立てが可能になる。
より完了し、調整、現合、回り止め等が一切不要のため
自動組み立てが可能になる。
尚、ブラインドリベット、打ち込みリベット等のリベッ
ト11を使用しておけば、第1図に示す支持棒11aを引き
抜くことにより分解も簡単にできる。
ト11を使用しておけば、第1図に示す支持棒11aを引き
抜くことにより分解も簡単にできる。
[考案の効果] 本考案による電磁クラッチ・ブレーキは、上述のように
構成されているので、 調整ボルト等のねじ加工が不要のため工数が大幅に
低減される、 自動組み立てが可能となる、 調整ボルト等が緩む恐れがなく信頼性が向上する。
構成されているので、 調整ボルト等のねじ加工が不要のため工数が大幅に
低減される、 自動組み立てが可能となる、 調整ボルト等が緩む恐れがなく信頼性が向上する。
以上〜の効果がある。
第1図は本考案による電磁クラッチ・ブレーキの実施例
の半断面側面図、 第2図(A)は従来の電磁クラッチ・ブレーキの断面側
面図、 第2図(B)は第2図(A)の正面図である。 1…ヨーク 2…コイル 3…アーマチュア 4…プレート 5…インナディスク 6…ハブ 7…調整ボルト 8…スプリング 11…リベット 11a…支持棒 12…弾性部材 12a…皿ばね 12b…スペーサ
の半断面側面図、 第2図(A)は従来の電磁クラッチ・ブレーキの断面側
面図、 第2図(B)は第2図(A)の正面図である。 1…ヨーク 2…コイル 3…アーマチュア 4…プレート 5…インナディスク 6…ハブ 7…調整ボルト 8…スプリング 11…リベット 11a…支持棒 12…弾性部材 12a…皿ばね 12b…スペーサ
Claims (1)
- 【請求項1】ヨークと、前記ヨーク内に収容されたコイ
ルと、前記コイルに対向して配設され回転軸の軸方向に
前進後退可能なアーマチュアと、前記アーマチュアに対
し前記ヨークと軸方向反対側に配設されたプレートと、
前記アーマチュアと前記プレートとの中間に位置しハブ
を介して回転軸に連結されているインナディスクとを含
んで成る電磁クラッチ・ブレーキにおいて、前記ヨーク
の周辺部と前記プレートの周辺部との間に軸方向に弾性
を持たせ伸縮を可能にした複数のスペーサが介装され、
前記ヨークと前記プレートとは前記複数のスペーサによ
り引き離す力を作用させた状態で片側から打ち込んでセ
ット可能な支持棒を有する複数のリベットにより結合さ
れ前記ヨークと前記アーマチュアとの間の空隙が定格値
に設定されるようになっていることを特徴とする電磁ク
ラッチ・ブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989000838U JPH0714656Y2 (ja) | 1989-01-10 | 1989-01-10 | 電磁クラッチ・ブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989000838U JPH0714656Y2 (ja) | 1989-01-10 | 1989-01-10 | 電磁クラッチ・ブレーキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0292124U JPH0292124U (ja) | 1990-07-23 |
JPH0714656Y2 true JPH0714656Y2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=31200206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989000838U Expired - Lifetime JPH0714656Y2 (ja) | 1989-01-10 | 1989-01-10 | 電磁クラッチ・ブレーキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714656Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6325952B2 (ja) * | 2014-09-12 | 2018-05-16 | 小倉クラッチ株式会社 | 無励磁作動ブレーキ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5385250A (en) * | 1977-01-06 | 1978-07-27 | Mitsubishi Electric Corp | Frictional rotary electromagnetic device |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61194830U (ja) * | 1985-05-27 | 1986-12-04 |
-
1989
- 1989-01-10 JP JP1989000838U patent/JPH0714656Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5385250A (en) * | 1977-01-06 | 1978-07-27 | Mitsubishi Electric Corp | Frictional rotary electromagnetic device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0292124U (ja) | 1990-07-23 |
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