JPS6233798Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この案は、風呂場、洗濯機置場等の床や流し台
などに取付けられる排水目皿栓、排水トラツプ等
の排水器具類に排水管を取付けるのに用いられる
排水器具類の取付用アダプタに関するものであ
る。

一般に市販されている、上記のような排水器具
類は、内径の異なる２種類の排水管が取付けられ
るように、アダプタを装着した形態で市販されて
いる。

ところが、従来のアダプタ付きの市販品はアダ
プタが取付部に緊密に嵌合しているため、小径管
を取付けようとする場合に、これを取付部から抜
き取ろうとしても、なかなか抜けないことがあ
る。

本考案はこのような事情に鑑みなされたもの
で、排水器具類の取付部から容易に抜き取ること
ができるアダプタを提供しようとするものであ
る。

即ち、本考案は排水器具類の排水管取付部に嵌
装される筒状アダプタであつて、下部内面にスト
ツパ用突起を設けたもので、その実施例を図面に
基づき説明すれば次の通りである。

図示の実施例は排水目皿栓用のものを示したも
ので、１は上端にフランジ状の目皿受け部２と、
排水管取付部３と、目皿受け部２に着脱自在に設
けた目皿４とから成る排水目皿栓である。

排水管取付部３は下方に向つて漸次小径となる
ようにテーパー筒状に形成され、その外側に合成
樹脂製の所要肉厚の円筒状のアダプタ５が嵌装さ
れている。このアダプタ５も排水管取付部３と同
様下方に向つて小径となるようにテーパー筒状と
なつている。

アダプタ５の下部内面にはストツパ用突縁６が
一体に形成されていて、この突縁６の設置位置は
排水管取付部３に一杯に嵌装した時でもフランジ
状の目皿受け部２との間にドライバーＤが楽に入
る位の間隙部Ｐが形成されるように設けられてい
る。

なお、この実施例では突縁６に段部５ａが形成
されていて、その段部５ａにはツマミ７を有する
中網８が嵌装されている。

上記アダプタ５を排水管取付部３から抜き取る
には、目皿受け部２との間隙部ＰにドライバーＤ
のような外し棒の先端を挿入して捻じり、この操
作を外し棒を横に移動させ乍ら２，３回繰返え
す。

以上のように、本考案によればアダプタ５の上
縁と目皿受け部２との間には間隙部Ｐが形成され
ているので、これにドライバーのような操作棒の
先端を挿入して捻ることによりアダプタを容易に
抜き取ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は排水目皿栓の断面図である。 １……排水目皿栓、２……目皿受け部、３……
排水管取付部、４……目皿、５……アダプタ、６
……突縁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 排水器具類の排水管取付部に嵌装される筒状ア
   ダプタであつて、下部内面にストツパ用突起を設
   けた排水器具類の取付け用アダプタ。