JPS6233754A - ガス浸炭熱処理方法 - Google Patents
ガス浸炭熱処理方法Info
- Publication number
- JPS6233754A JPS6233754A JP60172188A JP17218885A JPS6233754A JP S6233754 A JPS6233754 A JP S6233754A JP 60172188 A JP60172188 A JP 60172188A JP 17218885 A JP17218885 A JP 17218885A JP S6233754 A JPS6233754 A JP S6233754A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hardening
- carbon potential
- temp
- quenching
- carburizing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は残留応力をアップし、疲労強度の向上を図った
ガス浸炭熱処理方法に関する。
ガス浸炭熱処理方法に関する。
ガス浸炭熱処理はオーステナイト状態とした鋼の表面か
ら炭素原子を拡散固溶させ、それを所定温度に降温した
のち、焼入れにより急冷し、オーステナイトをマルテン
サイトに変態させるものであるが、不完全焼入れにより
焼入れ後もマルテンサイトに変態されないオーステナイ
トが存在する場合がある。
ら炭素原子を拡散固溶させ、それを所定温度に降温した
のち、焼入れにより急冷し、オーステナイトをマルテン
サイトに変態させるものであるが、不完全焼入れにより
焼入れ後もマルテンサイトに変態されないオーステナイ
トが存在する場合がある。
それらは残留オーステナイトと言われるもので、該残留
オーステナイトの存在は硬さを低下させるとともに、そ
の後の常温放置状態におけるマルテンサイトへの変態時
の体積膨張により変形あるいは置割れを生ぜしめるもの
であった。
オーステナイトの存在は硬さを低下させるとともに、そ
の後の常温放置状態におけるマルテンサイトへの変態時
の体積膨張により変形あるいは置割れを生ぜしめるもの
であった。
したがって、従来は残留オーマチナイトが存在しないよ
うな完全焼入れの研究が行われ、残留オーステナイトが
生じた場合にはその消滅のためサブゼロ処理等が採用さ
れていた。
うな完全焼入れの研究が行われ、残留オーステナイトが
生じた場合にはその消滅のためサブゼロ処理等が採用さ
れていた。
本発明は上記従来のごとく、残留オーステナイトを出来
るかぎり存在させない処理と異り、ショットピーニング
によりその大半をマルテンサイト変態できる残留オース
テナイトが焼入れ後に存在するように予め処理される。
るかぎり存在させない処理と異り、ショットピーニング
によりその大半をマルテンサイト変態できる残留オース
テナイトが焼入れ後に存在するように予め処理される。
そして、上記残留オーステナイトをショットピーニング
によりマルテンサイト変態させるものである。
によりマルテンサイト変態させるものである。
その結果、鋼の疲労強度が向上させられることを本発明
者は見い出したものである。
者は見い出したものである。
本発明では上記問題機の解決のため一浸炭拡散処理後の
降温過程の焼入れ適温直前にカーボンポテンシャルを急
激に上げた後に焼入れが行われる。
降温過程の焼入れ適温直前にカーボンポテンシャルを急
激に上げた後に焼入れが行われる。
つづいて焼入れ後に存在している残留オーステナイトを
ショットピーニングによりマルテンサイト変態させるも
のである。
ショットピーニングによりマルテンサイト変態させるも
のである。
本発明では浸炭拡、散処理後の降温過程の焼入れ適温直
前の数分間のカーボンポテンシャルが急激に上げられる
。
前の数分間のカーボンポテンシャルが急激に上げられる
。
それらは具体的には変成炉を使用しないガス浸炭法（特
願昭５９−２８１４９９号あるいは特開昭５１−７０１
３６号公報等）にあってはエアーの供給を止めあるいは
減少寺せる等して５分間程度カーボンポテンシャルを急
激に上げるものである。
願昭５９−２８１４９９号あるいは特開昭５１−７０１
３６号公報等）にあってはエアーの供給を止めあるいは
減少寺せる等して５分間程度カーボンポテンシャルを急
激に上げるものである。
そして、焼入れが行われるが、上記カーボンポテンシャ
ル制御により炭素量が増加させられているため全てがマ
ルテンサイト変態することなく、残留オーステナイトが
生ずるものである。
ル制御により炭素量が増加させられているため全てがマ
ルテンサイト変態することなく、残留オーステナイトが
生ずるものである。
該残留オーステナイトはショットピーニングマシンの能
力が及ぶ範囲とされる。
力が及ぶ範囲とされる。
すなわち、ショットピーニングマシンの能力が及ばない
範囲にまで残留オーステナイトが存在する状態では本発
明の効果は得られない。
範囲にまで残留オーステナイトが存在する状態では本発
明の効果は得られない。
したがって、残留オーステナイトの存在範囲はショット
ピーニングマシンの能力に合わせて相対的に決められる
ことになる。
ピーニングマシンの能力に合わせて相対的に決められる
ことになる。
本発明では上記残留オーステナイトがショットピーニン
グによりマルテンサイトに変態させられる。
グによりマルテンサイトに変態させられる。
また、本発明では降温して焼入れ適温に２０〜３０分程
度保程度て被処理品の均熱化を図る必要はなく、降温終
了と同時に焼入れを行ってよいＣ特開昭５８−１３３３
６９号公報）。
度保程度て被処理品の均熱化を図る必要はなく、降温終
了と同時に焼入れを行ってよいＣ特開昭５８−１３３３
６９号公報）。
矛１図にはガス浸炭熱処理の熱サイクルが示されている
。
。
すなわち、９３０°Ｃへの昇温工８（Ａ）、浸炭工程出
）、拡散工程（■１、降温工程０）及び焼入れ工程侶）
からなる。
）、拡散工程（■１、降温工程０）及び焼入れ工程侶）
からなる。
図中（Ｆ）は従来の保持工ａ、（ｅは従来の焼入れ工程
である。
である。
本発明では降温過程の）の焼入れ適温凹の直前の５分間
程度の範囲Ｇ）のカーボンポテンシャルが、急激に上げ
られるものである。
程度の範囲Ｇ）のカーボンポテンシャルが、急激に上げ
られるものである。
珂・２図には変成炉を使用しないガス浸炭法における本
発明のためのカーボンポテンシャルの制御のタイムチャ
ートの一例が示まれでいる。
発明のためのカーボンポテンシャルの制御のタイムチャ
ートの一例が示まれでいる。
すなわち、常時供給されている炭化水素ガス、例えばブ
タン（Ｃ１ＩＨ，Ｏ’Ｊ及びエアーのうち、カーボンポ
テンシャルを上げる時点ではエアーの供給を止め、かわ
りにアンモニア（ＮＨ３）を供給すればよいものであり
、具体的にはカーボスポテンシャルを０．７％程度から
１．４俤程度に上げるものである。
タン（Ｃ１ＩＨ，Ｏ’Ｊ及びエアーのうち、カーボンポ
テンシャルを上げる時点ではエアーの供給を止め、かわ
りにアンモニア（ＮＨ３）を供給すればよいものであり
、具体的にはカーボスポテンシャルを０．７％程度から
１．４俤程度に上げるものである。
上記操作はバッチ炉においては容易に行うことができる
。
。
しかしながら通常の連続炉では困難である。
そこで１本発明を連続炉で実施する場合には牙３図示の
ごとき形態とすることが望ましい。
ごとき形態とすることが望ましい。
すなわち、浸炭拡散室（１）と降温室（２）間に冷間′
呈（３）を構成し、該冷間呈（３）と浸炭拡散室（１）
及び降温室（２）間？てｆｉ ／４）及び（５）を設け
て浸炭拡散室（１）と雰囲気と降温室（２）の雰囲気が
混合しないように構成する。
呈（３）を構成し、該冷間呈（３）と浸炭拡散室（１）
及び降温室（２）間？てｆｉ ／４）及び（５）を設け
て浸炭拡散室（１）と雰囲気と降温室（２）の雰囲気が
混合しないように構成する。
この場合に、殆いて、浸炭拡散室（１）は９３０℃。
降温室ｆ２１は８４０〜８５０℃とされ、降ｉ、 ｘ
ｆ２＋は千２図に示したブタン、エアー及びアンモニア
を浸炭拡散室（１）とは別に供給してカーボンポテンシ
ャルを独自に制御できるよう構成される。
ｆ２＋は千２図に示したブタン、エアー及びアンモニア
を浸炭拡散室（１）とは別に供給してカーボンポテンシ
ャルを独自に制御できるよう構成される。
図中（６）は焼入れヱ、（７）は扉である。
上記構成においても連続炉のサイクルタイムとカーボン
ポテンシャルの制御を同期させる必要がある。
ポテンシャルの制御を同期させる必要がある。
すなわち、連−続炉のサイクルタイムの終了前。
５分間程度のみ降温室（２）のカーボンポテンシャルを
上げ、すぐに通常のカーボンポテンシャルにもどす操作
が行われる。その後、焼入れ室（６）において焼入れが
行われる。
上げ、すぐに通常のカーボンポテンシャルにもどす操作
が行われる。その後、焼入れ室（６）において焼入れが
行われる。
その結果、オーステナイトが全てマルテンサイト変態さ
せられずに被処理品には所定量の残留オーステナイトが
存在させられる。
せられずに被処理品には所定量の残留オーステナイトが
存在させられる。
本発明は該残留オーステナイトをショットピーニングに
よりマルテンサイト変態させるものである。
よりマルテンサイト変態させるものである。
その結果、表面層の硬化とともに残留応力のアップによ
る疲労強度を向上させることができるものである。
る疲労強度を向上させることができるものである。
本発明によれば、ガス浸炭処理において残留応力をアッ
プし、疲労強度の向上を図ることができるものである。
プし、疲労強度の向上を図ることができるものである。
図面は本発明の一実施例を示すもので、牙１図はガス浸
炭熱処理の熱サイクルを示す線図。 １・２図は本発明のガス供給例を示すタイムチャート、
１−３図は本発明を実施するための連続・炉の一例を示
す縦断面図である。 （Ａ）・・・昇温工程、（Ｂ）・・・浸炭工程、 ｔａ
）・・・拡散工程、（Ｄ）・・・降温工程、区）・・・
焼入れ工程。 （Ｆ）・・・（従来の）保持工８．（Ｇ）・・・（従来
の）焼入れ工程、 （１’；Ｊ・・・焼入れ適温、（１
）・・・浸炭拡散室、（２）・・・降温室、（３）・・
・冷開室、（６）・・・焼入れ室、ｒ４） ｆ５） （
７）・・・扉。
炭熱処理の熱サイクルを示す線図。 １・２図は本発明のガス供給例を示すタイムチャート、
１−３図は本発明を実施するための連続・炉の一例を示
す縦断面図である。 （Ａ）・・・昇温工程、（Ｂ）・・・浸炭工程、 ｔａ
）・・・拡散工程、（Ｄ）・・・降温工程、区）・・・
焼入れ工程。 （Ｆ）・・・（従来の）保持工８．（Ｇ）・・・（従来
の）焼入れ工程、 （１’；Ｊ・・・焼入れ適温、（１
）・・・浸炭拡散室、（２）・・・降温室、（３）・・
・冷開室、（６）・・・焼入れ室、ｒ４） ｆ５） （
７）・・・扉。
Claims (1)
- ショットピーニングによりその大半をマルテンサイト変
態できる残留オーステナイトが焼入れ後に存在するよう
に降温過程の焼入れ適温直前にカーボンポテンシャルを
急激に上げた後に焼入れを行い、つづいて残留オーステ
ナイトをショットピーニングによりマルテンサイト変態
することを特徴とするガス浸炭熱処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60172188A JPS6233754A (ja) | 1985-08-05 | 1985-08-05 | ガス浸炭熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60172188A JPS6233754A (ja) | 1985-08-05 | 1985-08-05 | ガス浸炭熱処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6233754A true JPS6233754A (ja) | 1987-02-13 |
| JPH0545665B2 JPH0545665B2 (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=15937206
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60172188A Granted JPS6233754A (ja) | 1985-08-05 | 1985-08-05 | ガス浸炭熱処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6233754A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6431927A (en) * | 1987-07-28 | 1989-02-02 | Mazda Motor | Production of heat-treated steel parts |
| JPH09176792A (ja) * | 1996-12-09 | 1997-07-08 | Mazda Motor Corp | 熱処理鋼部品及びその製造方法 |
| US6858096B2 (en) * | 2000-12-25 | 2005-02-22 | Nissan Motor Co., Ltd. | Rolling element for a continuously variable transmission (CVT), a CVT using the rolling element and a method for producing the rolling element |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58189323A (ja) * | 1982-04-22 | 1983-11-05 | ダナ・コ−パレイシヤン | はだ焼面の形成法 |
-
1985
- 1985-08-05 JP JP60172188A patent/JPS6233754A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58189323A (ja) * | 1982-04-22 | 1983-11-05 | ダナ・コ−パレイシヤン | はだ焼面の形成法 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6431927A (en) * | 1987-07-28 | 1989-02-02 | Mazda Motor | Production of heat-treated steel parts |
| JPH07109005B2 (ja) * | 1987-07-28 | 1995-11-22 | マツダ株式会社 | 熱処理鋼部品の製造方法 |
| JPH09176792A (ja) * | 1996-12-09 | 1997-07-08 | Mazda Motor Corp | 熱処理鋼部品及びその製造方法 |
| US6858096B2 (en) * | 2000-12-25 | 2005-02-22 | Nissan Motor Co., Ltd. | Rolling element for a continuously variable transmission (CVT), a CVT using the rolling element and a method for producing the rolling element |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0545665B2 (ja) | 1993-07-09 |
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Legal Events
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