JPS6233401B2 - - Google Patents

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JPS6233401B2
JPS6233401B2 JP55017694A JP1769480A JPS6233401B2 JP S6233401 B2 JPS6233401 B2 JP S6233401B2 JP 55017694 A JP55017694 A JP 55017694A JP 1769480 A JP1769480 A JP 1769480A JP S6233401 B2 JPS6233401 B2 JP S6233401B2
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JP
Japan
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valve
force
cam
elements
rotation
Prior art date
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Application number
JP55017694A
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English (en)
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JPS56104108A (en
Inventor
Jon Jiru Piitaa
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JII KEI ENU TEKUNOROJII Ltd
Original Assignee
JII KEI ENU TEKUNOROJII Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by JII KEI ENU TEKUNOROJII Ltd filed Critical JII KEI ENU TEKUNOROJII Ltd
Publication of JPS56104108A publication Critical patent/JPS56104108A/ja
Publication of JPS6233401B2 publication Critical patent/JPS6233401B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/20Adjusting or compensating clearance
    • F01L1/22Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/12Transmitting gear between valve drive and valve
    • F01L1/14Tappets; Push rods
    • F01L1/16Silencing impact; Reducing wear

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は弁開閉機構の弁すきま調整装置に関
するものである。
内燃機関の弁装置において手作業により定期的
にネジ山を調整して行う機械的の弁すきま調整装
置はよく知られている。また関連して作動する2
部品の間に圧油を満たし、圧油の分量を変えて磨
滅分を補うようにした自動調整の油圧タペツトも
よく知られている。油圧タペツトにおいてはタペ
ツトの2つの部品間の動きがタペツトの内部に対
する液圧連結部を制御し、そこでトラツプされた
油の量を、従つて弁すきまを調整する。
油圧タペツトについては英国特許510864号があ
り、並目ネジを用いて液体的結合とタペツト内部
の油の容量とを制御して調整するものである。こ
のネジによつて弁機構において必要とするすきま
が保持される。またネジ山の一側が摩擦を少なく
するために急勾配の側面になつていて、弁作動荷
重が取り除かれたとき軸方向のバネ荷重に応じて
ネジ部が相対的に回動して調整が行われる。反対
側の側面は急角度をなし幅広い平面を設けて弁作
動方向にネジ山のすきまを塞ぐことにより油通路
が閉め切られる。油通路が閉じると、タペツト内
で液体的閉止が行われ、タペツト内の油圧によつ
てタペツトの2部品間に弁作動荷重を伝えるよう
になつている。
これに対して本発明の目的とするところは、簡
単な機械的構成(液体的のものに対して)による
内燃機関の弁機構の弁すきま調整装置を提供する
にある。
この発明は内燃機関の弁機構に関し、機構の2
要素間に自動的に働くすきま調整装置を設け、こ
れらの要素は軸方向に予めきめられた自由な遊隙
をもつて協同して働くネジ部を有し、これらの要
素には要素間に伝達される弁作動力にある意味で
は対抗するバネ荷重が働いているものであり、弁
作動力の伝達が行なわれないときネジ部にバネ荷
重が働らき要素を相対的に回動させてこの機構の
すきまをネジ山の軸方向の遊隙に等しいように形
成し、一方向の軸方向荷重により接触するネジ部
の接触面の摩擦力を他方の接触面の摩擦力より大
きくするようにしてある。従つて弁作動力の作用
によるネジの接触面が大きい摩擦力の方である場
合は作動力がネジ部間に伝えられるから、この摩
擦力によつて弁が作動している間、要素間の相対
的回動が行なわれないものである。
本発明と前記の従来例との基本的な相違は、こ
の発明においては弁作動中にネジ山間に大きな摩
擦力が働らき、正確な調整が保持されて確実な弁
作動が行われることである。これは従来のものが
大量の油をネジ部に直接に供給しタペツト内の油
圧がネジ部の2部品間の固着を防ぐするようにし
てあるのと対照的である。
そして基本的なことはないが、弁作動中に部品
間の相対的な回動を防ぐすべての摩擦力はネジ山
間の大きい摩擦力によつてまかなわれるのであ
る。
バネによる軸方向荷重は1つの要素に第2ネジ
部を介して作用し、該第2ネジ部は前記バネによ
り発生する当該要素の他の要素に対する相対的回
動とは反対方向の当該要素の回動を抑制するよう
に形成するのが望ましい。
協同して働らくネジ山は鋸歯ネジ山が望まし
い。各ネジ山は緩傾斜面と急勾配面(ねじの軸に
対してほとんど垂直な)とを有している。
鋸歯ネジ山を一方向に回動するとき、鋸歯ネジ
山のくさび作用によつて互に接触する緩傾斜面に
よつて大きい摩擦力を生じ。そして他方向に回動
するとき鋸歯ネジ山は互に接触するその急勾配面
により小さい摩擦力を生じる。
オーバーヘツドカム軸の配置により有効空間が
不足するため、一般にプツシユロツド機構よりオ
ーバーヘツドカム軸機構の方が手動による弁すき
ま調整は困難である。このことが自動すきま調整
装置を特に要求し、而も適当に簡潔な装置として
構成されることが必要がある。
本発明の別の実施例によると内燃機関のオーバ
ーヘツドカム軸作動弁用の弁作動機構が設けら
れ、該弁作動機構はバケツト型タペツトとタペツ
トを押す調整スリーブと弁軸との間の自動すきま
調整装置とを含み、弁軸、該調整スリーブとは互
いに係合するネジ山を有し、調整スリーブは弁軸
に対して調整スリーブと弁軸との間の弁作動力の
伝達と反対方向にバネ荷重されている。
タペツトの端部には、調整スリーブを手動で回
動する接近孔を設けるのが望ましい。
調整スリーブとステムとの間の相対的な回動に
よつてバネが影響されないようにボール部材をバ
ネと調整スリーブとの間に設けるのが望ましい。
カムとタペツトとの係合は弁すきまを増大する
方向にタペツトと調整装置のスリーブとを回動す
るようにするのが望ましい。この回動は、カムが
弁を閉じる位置にありタペツトに係わるカムの面
が片寄りの状態にあるときにのみ行われるのが望
ましい。この片寄りはカムの走行面に面取り部を
設けることにより得られる。
弁機構の全高を最小にするために、主弁軸はで
きるだけタペツトの内に収めることが望ましい。
これによつて機構の高さが最小になる。調整装置
がバケツトの内部に設けてあることはバネがタペ
ツト内の反力部まで普通に延びるのを阻止する。
しかしこの発明の実施例によれば、弁バネを受け
るスリーブは調整装置のスリーブより弁の頭部に
近いところで弁軸に固定され、調整装置のスリー
ブを取り巻いて延びてバケツト内に弁バネの反力
部となる外側フランジを形成している。
2つの要素は1つの回動可能要素と1つの非回
動要素とすることができ、その回動可能要素は抗
回動部材を介して別の1つの回動可能要素により
作動され、該抗回動部材は非回動要素に対して回
転しないが軸方向可動に保持される。普通の弁機
構では、例えばカムとの僅かの偏心係合によりタ
ペツトのような幾つかの要素は回転される傾向が
あり、若し斯かる回転傾向が自動すきま調整装置
に伝達されると、前記2つの要素の望まれない相
対回転を生ずる可能性がある。抗回動部材はその
ような回転傾向が伝達されるのを防ぐが、なお軸
方向の移動による調整はできる。
抗回動部材は前記のネジ部とネジ巻方向が同一
であるがピツチの小さい第2ネジ部を介して回動
可能要素を支持できる。この第2ネジ部は回動可
能要素にネジ部の高摩擦でのネジ係合部分によつ
て生じる回転傾向に反対方向の回転を与え、従つ
て弁作動機構が軸方向荷重により調節外に回転す
る傾向を減じる。この第2ネジ部は一般のV形ネ
ジで形成してもよい。
第1図に示す実施例において、弁作動機構10
はネジ部16で係合する非回動要素である第1要
素12と、回動可能要素である第2要素14との
2要素を有している。第2要素14はプツシユロ
ツド22のソケツト20に収まるボール18を有
する。プツシユロツド22はカム軸(図示しな
い)に設けたカム24の作動により往復動する。
プツシユロツド22の往復動は第2要素14の
ネジ部16を介して第1要素12に伝えられる。
第1要素12はロツカーアームであつて、軸26
に枢支され、軸26のまわりをプツシユロツド2
2の軸心に平行な一平面上においてのみ運動す
る。第1要素12の連接部28は内燃機関の開閉
弁の弁軸(図示しない)に当接している。この弁
は通常の弁バネ(図示しない)を備えている。
第2要素14について便宜上3部分に分けて説
明する。第1部分18は前に述べたようにプツシ
ユロツド22のソケツト20に当接している。第
2部分30はネジ部であつて第1要素12のネジ
部16に係合している。第2部分30のネジ32
は鋸歯ネジであつてその作動は後に述べる。
第2要素14の第3部分34は細目ネジである
が標準形のネジ山をもつネジとして形成するのが
好ましい。前記第3部分34がネジ込まれたネジ
38を有する胴部36がバネ部材40に熔接など
により固着される。第3部分34のネジと胴部3
6のネジ38は第2ネジ部を形成する。バネ部材
40は胴部36と第1要素12との間にあつて作
動し第1要素12の取付座42に締め具44によ
つて固定される。この構造により第2要素14が
回転しても、胴部36は回転せずに保持されるこ
とができ、胴部36が固定されれたバネ部材40
は要素14の回転に回動されるこなく保持され
る。
この調整機構は一般的に内燃機関の弁機構にお
いて過剰弁すきまを除去するため自動的に調整す
るものである。その作動方法を第2図ないし第4
図について説明する。ここで便宜上第1要素12
はナツトとして示され第2要素14はネジとして
示される。
カムが第2図に示す回転位置にあるときネジ部
30には弁作動荷重がかかつていない。それでバ
ネ部材40の力によりネジ部30の第1ネジ面、
例えば急勾配面46ナツト12の第1ネジ面、例
えば急勾配面48とを接触させている。ネジ部3
0の第2ネジ面、例えば緩傾斜面50とナツト1
2の第2ネジ面、例えば緩傾斜面52とは軸方向
にすきまがあり、これが弁機構に必要なすきまで
ある。そのほかにはすきまがないことを図示する
ために弁機構はカム24と接触させてある。
カムが回転するとプツシユロツド22を介して
第2要素14に荷重がかかる。この荷重は両要素
の連絡部(ネジ部16,30)に伝えられる。ネ
ジ部16,30は軸線に平行に、この場合は垂直
上方に相対的に動き、第3図に示すようにネジ部
30の急勾配面46とナツト12の急勾配面48
との間にすきま54ができる。ネジ部30の緩傾
斜面50とナツト12の緩傾斜面52とは接触し
鋸歯ネジからなるその特殊形状によつてしつかり
とクサビ止めされる。両要素間の相対回転運動は
この鋸歯ネジのクサビ作動によつて防止される。
その結果として荷重はプツシユロツド22から第
1要素12と第2要素14とを介して連設部28
に伝えられそれから弁に伝えられる。
ネジ部30が上方に動き、ネジ部30の急勾配
面46とナツト12の急勾配面48との間にすき
ま54ができるまで、両急勾配面46,48が接
触しない中間の時期がある。そこでたとえばカム
24がプツシユロツド22に偏心的に働らくと
き、上昇するネジ部30を回動しようとするトル
クを生じ、弁すきまは増すようになる。第3部分
34のネジは胴部36のネジ38に対して相対回
転可能であるが、このネジ部30の回動は胴部3
6のネジ38に対するバネ部材40の作動によつ
て抑制される。
第4図は磨滅が発生しているが調整をしていな
い場合の概念上の状態を示している。この磨滅は
調整機構とカム24との中間面56に起こり第4
図において中間面の間隙として図示されている。
この状態において弁機構の全すきまは、ネジ部1
6における所望のすきまと中間面56における付
加のすきまとを加えたものになる。
この状態においてバネ部材40の作用により第
2要素14が下方に力を受けネジ部30の摩擦力
の小さい面である急勾配面46が第1要素12の
ネジ部16の急勾配面48に接触している。ネジ
部32の粗さと結びついても摩擦力は非常に小さ
くバネ力の影響によつて第2要素14を回動させ
下方に動かす。この運動は調整機構とカム24が
接して中間面56における間隙がなくなる第2図
に示すような状態になるまで続く。そのあと弁機
構は新たな磨滅を生じ再びすきまを増大するよう
になるまで、第2図、第3図に示すようになつて
作動する。実際には生じた磨滅に従つて調整が漸
次に行われ、中間面56において示されたような
本質的な過大なすきまを生じることはない。この
ようにして弁機構は自ら調整され磨滅は補償され
る。
勿論この調整作業において第2要素14を回動
可能にするとともにこれに関連して胴部36のネ
ジ38(抗回動要素)の摩擦力を小さくしておく
必要がある。これに対しては、すきまが保持され
機構が正常に作動しているときに第2要素14が
偶然に回動しないようにネジ38に適度の摩擦力
を持たせることが望ましい。実際上ネジ38には
摩擦力の大小の折合いが必要であり、これは普通
のネジおよび細目ネジによつて得られる。
第5図および第6図はオーバーヘツドカム軸を
有する内燃機関の弁装置における本発明の実施例
である。
弁61は頭部62と軸部63とを備えシリンダ
ヘツド鋳物64において普通の方法で案内されて
いる。このシリンダヘツドにはタペツト案内65
が設けてありその内をバケツト形タペツト66が
摺動する。オーバーヘツドカム軸68に設けられ
たカム67は普通の方法でタペツト66に作動
し、従つて弁61を作動する。主弁バネ69は、
カム67が回転して弁を閉止状態に戻す普通の目
的に用いられる。弁バネ69の反作用点の詳細に
ついては次に述べる。
前記の機構は普通のものであるが、この発明は
弁軸63とタペツト66との間に設ける調整機構
に関するもので弁機構のすきまを自動的に調整す
るものである。
内方において、ネジ調整スリーブ71は弁軸6
3の上部の外側に設けられたネジ部72と協働す
る。このネジ部72は第2図、第3図、第4図に
ついて述べたネジ部30に相応するもので、特に
軸方向のすきまを組込み、相対的に回動するとき
一方の接触面は摩擦力が大きく他方の接触面は摩
擦力が小さいようにしてある。
弁軸63の上部には孔73が設けてありその内
部に調整バネ74が収めてある。この調整バネ7
4の一端は孔73の底部に他端はボール75を介
在して調整スリーブ71の閉鎖端部76に圧接さ
れる。こうしてこの調整バネ74は調整スリーブ
71に対して弁軸63を下方へ相対的に動かすよ
うに作用してネジ部72の摩擦力の小さい接触面
において互いに接触するようにし、ネジ部を回転
させて過剰すきまを除去するようにしてある。
調整スリーブ71の閉鎖端部76はタペツト6
6を支えており張出部77と一体になつている。
張出部77に近接してタペツトに接近孔78が設
けてあり弁機構を調整するときスリーブ71を手
動で回動できるようにしてある。
主弁バネの反力を受けるスリーブ79は調整装
置の調整スリーブ71を取り巻いており、その下
端において普通のコレツト81により弁軸63に
固定される。スリーブ79はタペツト66の内部
で軸方向に延び、その上端は外側に拡がり、主弁
バネ69の反力を受けるフランジ82と一体にな
つている。主弁バネ69はフランジ82とシリン
ダヘツドの取付座との間で作動する。このように
して弁機構の高さに全く高さを付加することなく
弁バネ69の標準高さがほぼ保持されることがで
きる。
第6図に示すように、カム面に面取り83が設
けてあり、タペツト66が回転状態にあるカム6
7に接触するとき、カムはタペツトにその中心か
ら片寄つた位置において接触する。従つてカムの
回転によつてタペツトは回動させられるようにな
る。
この調整機構のすきまを増大する作動は大体に
おいて第1図ないし第4図について記述した通り
であるが、簡単に説明する。まずこの機構のすき
まは大きく取つてあり、カムは図示の位置にあり
弁は着座している。バネ74は調整スリーブ71
を上方に動かし、調整スリーブ71は摩擦力の小
さい接触面でネジ72と接触するので、ネジの効
果によつて弁軸63を回動させる。この作動によ
つてタペツト66図の上方に移動しカム67に接
触し、この機構の唯一のすきまは弁軸63と調整
スリーブ71とが係合するネジのすきまであるよ
うになる。この弁機構の標準の作動においてはネ
ジ72の摩擦力の大きい接触面で調整スリーブ7
1と接触した状態で軸方向に荷重がかけられ、軸
方向の動きは調整スリーブ71とネジ72を介し
てタペツト66から弁61に伝えられ通常の方法
で弁が開けられる。過大のすきまが発生するとス
リーブ71と弁軸63との間の相対的回動によつ
て調整機構が自動的に働く。
第5図、第6図に示す機構は弁機構のすきまが
必要とする最小以下に減るようなとき、すきまを
増すようにすることもできる。この効果は、カム
67によつてタペツト66を回動させてそれによ
つて調整スリーブ71をすきまが増す方向に回動
させるように、カム67に面取り83を形成する
ことにより得られる。このタペツト66を回動さ
せようとする力は弁が完全に着座していてタペツ
ト66とカム67の間に働く力が調整装置のバネ
74のみであるときに発生する。カムの回転毎に
発生するこの僅かな回転傾向が、すきまが過小に
なるのを防止するようにすきまを増大する方向へ
の充分な偏りを生じる。このすきまは両ネジ部間
のすきまに等しいものであるから過度に大きくは
ならず、カム67とタペツト66との間には面取
り83によつてタペツトが回動するだけで他の接
触はない。
第7図の実施例は内燃機関の弁作動機構210
を示しており、鋸歯ネジ(次に述べる)からなる
ネジ216を備えた非回動要素212と、前記ネ
ジ216とかみ合うネジ232を有する回動可能
要素214とが共存している。回動可能要素21
4は雄ネジ部でその下端に頭部215がある。頭
部215は抗回動要素217を介してプツシユロ
ツド222に向かつている。プツシユロツド22
2の上端は、抗回動要素217の球面を支える球
面のソケツトシート220と一体になつている。
抗回動要素217は上方に延びてスリーブ219
と一体になり、その上端に設けた耳部221と2
23を非回動要素212にそれぞれ設けた凹部2
52と227とに挿入している。この凹部に耳部
221と223とを入れることにより、非回動要
素212に対応し抗回動要素217が回動しない
ようにしている。プツシユロツド222と回動可
能要素214の間に非回動要素を介在させること
によりプツシユロツドを回動させようとする傾向
は回動可能要素に伝わらない。
回動可能要素214と抗回動要素217との間
は、次に述べるような方法により回動可能要素の
回動により及ぼされる摩擦力を制御するようにし
てある。たとえば抗回動要素217の鋭い縁を有
する穴231に、回動可能要素の頭部の円錐面2
29を当接することにより摩擦力が制御される。
プツシユロツド222の往復運動はカム軸(図
示しない)に設けたカム224の回転によつて行
われる。プツシユロツド222の往復運動は回動
可能要素214のネジ232を介して非回動要素
212に伝えられる。非回動要素212はロツカ
ーアームであつて軸226に枢支され、軸226
のまわりをプツシユロツド222の軸心に平行な
一平面上においてのみ自由に運動する。すきま調
整に対してロツカーアーム212は非回動要素に
なつている。非回動要素212の連接部228は
内燃機関の開閉弁の弁軸(図示しない)に当接し
ている。この弁は通常の弁バネ(図示しない)を
備えている。
板バネ240はロツカーアーム212の取付座
242においてネジ244により固定されてい
る。板バネ240は回動可能要素214の連接部
234に当接しロツカーアームに対して回動可能
要素214を下方に押圧するようになつている。
回動可能要素214と非回動要素212とは係
合する鋸歯ネジによつて弁装置のすきまを自動的
に調整するようになつている。そしてその作動方
法は第1図とそれに係わる第2図ないし第4図に
示す実施例と同様である。
ネジの面46と48(第2図ないし第4図に示
す)との間にすきま54を形成するためにネジが
上方に動くとき、両ネジ面が接触しない中間の時
期がある。この時期において接触はしないが、他
の時期においてカム224はプツシユロツド22
2を回動しようとする。そしてこのような回動が
調整機構の回動可能要素214に伝わる弁機構の
調整状態を阻害することになる。この回動させよ
うとする傾向は抗回動要素217に及ぶが、回動
しないロツカーアーム212には回動が伝わらず
この回動の傾向は回動可能要素214に進むこと
がない。回動可能要素214は調整状態を阻害す
る見せかけの回動を受けることがない。
回動可能要素214と抗回動要素217との間
には回動に抗する摩擦力が働く。この機構に弁作
動荷重がかかりネジ部間の大きい摩擦力にこの摩
擦力が加わるとき有効に働き、この機構の所要の
調整状態を保持するのを助ける。
第8図に示す実施例は、抗回動要素117と回
動要素114との間の中間面に鋸歯ネジ132に
対して同一ネジ巻方向からなる普通ネジが構成さ
れ、第1図のネジ34と同様の作用及び効果が得
られる。普通ネジ131のピツチは鋸歯ネジ13
2のピツチより小さいから、鋸歯ネジを調整する
にあたり普通ネジ131の逆調整は鋸歯ネジの調
整より小さいことになる。鋸歯ネジでより大きな
調整範囲が必要とされるが調整が摩耗を補うに効
果的である。第7図の例の回動可能要素214の
頭部215と抗回動要素217との間の単純接触
の代わりに普通のネジ131を使用することは軸
方向の荷重が加えられると、鋸歯には図の上から
力が加えられ、抗回動要素117には図の下から
力が加えられるので、鋸歯による回転の方向とは
反対の方向に回動可能要素132は回転する傾向
にある。ネジ131はさらに弁操作の間調節の必
要とされる状態を保持する傾向にある。
第7図及び第8図の例ではカムによりタペツト
に加えられる回転力は回動可能要素には伝わらな
いので、非回動要素に回転力が伝達されないのに
対し、第1図の例では回転力が回動可能要素に伝
わるがその回動は抗回動要素により制御され、実
質的には何れの例も同じ作用・効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
この調整装置の一部破断した正面図、第2図ない
し第4図は2要素の相対位置を示す断面図、第5
図は別の実施例による調整装置の断面図、第6図
は第5図の方向から見た側面図、第7図はさら
に別の実施例による調整装置の一部破断した正面
図、第8図は第7図に示す装置の変形例の一部破
断した斜視図である。 12……要素、14……要素、16……ネジ、
38……ネジ、40……バネ、63……弁軸、6
6……タペツト、67……カム、71……スリー
ブ、72……ネジ、74……バネ、75……ボー
ル、78……接近孔、79……スリーブ、82…
…フランジ、83……面取り、131……ネジ、
140……バネ、214……回動可能要素、、2
19……反回動部材、222……回動可能要素、
240……バネ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 弁に開閉方向の動きを与えるために回転可能
    なカムを有する内燃機関の弁開閉装置に使用する
    弁すきま調整装置において、 カムから弁に開閉方向の力を伝達するために配
    置された第1と第2の2つの要素を有し、該2つ
    の要素には予め定めた弁軸方向の自由遊隙をもつ
    て互いに噛み合う鋸歯ネジ山が形成され、 前記第1要素と第2要素との間に弁作動力の伝
    達方向とは反対方向の力を弁軸方向に加える軸方
    向弾性バネを有し、 前記鋸歯ネジ山は第1ネジ面と第2ネジ面を有
    し、前記カムによる弁作動力の下で互いに接触す
    る第2ネジ面の摩擦力が前記軸方向弾性バネ力の
    下で接触する第1ネジ面の摩擦力より大になるよ
    うに形成し、前記第2ネジ面の摩擦力が前記カム
    による弁作動力の作用で係合するとき前記要素間
    の相対回転を阻止するように設定され、前記第1
    ネジ面の摩擦力が前記カムによる弁作動力が作用
    せずに前記軸方向弾性バネ力のみの作用下で接触
    する場合に前記要素間に回転を許容し、前記カム
    による弁作動力も作用する場合には前記要素間の
    回転を阻止するように設定されており、弁作動力
    がかからないとき前記軸方向弾性バネの力により
    前記鋸歯ネジ山は互いに軸方向に係合し、互いに
    係合する鋸歯ネジ山間の反作用により前記2つの
    要素間に相対回転を生じて前記2つの要素間の間
    隙が鋸歯ネジ山間の予め定めた弁軸方向の自由遊
    隙に等しくなるようにしたことを特徴とする弁す
    きま調整装置。
JP1769480A 1980-01-12 1980-02-15 Regulator for clearance of valve Granted JPS56104108A (en)

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