JPS6233280A - 空気循環乾燥機の湿度制御の方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く　産業上の利用分野　〉 本発明は乾燥室内の空気を送風機により被乾燥物を介し
て循環を繰返しながら、該乾燥室内を循環する空気の一
部を蒸発水分と共に排風機により外部に排除すると共に
、排除空気量に等しい外部の空気を乾燥室内に導入しな
がら乾燥を促進する乾燥方法において、乾燥室内を循環
する空気の湿度を湿度調ｍ器で検出し、所定の目標値に
合わせつつ乾燥を行う空気循環乾燥機の湿度の制御方法
およびその装置に関する。

〈　従来の技術　〉 従来この種の空気循環乾燥方法においては、温度は制御
するが湿度については常に出来る限り湿度の低い空気を
循環させ被乾燥物の乾燥時間を短時間に終了させる目的
のもとに製作されるために。

被乾燥物の表面の乾燥が進行し内部の乾燥が遅滞する傾
向が有る。

〈　発明が解決しようとする問題点　〉前記従来の方法
では被乾燥物の種類によっては、乾燥速度が早いために
表面層が膜となって内部水分の移動を妨げ、かえって乾
燥時間が長くなったり、乾燥収縮や割れが発生する事が
有る。

〈　問題点を解決するための手段　〉 従来の問題を解決するため、乾燥室内の空気を循環用送
風機により温度を所定の目標値に合わせつつ被乾燥物を
介して循環を繰返しながら、乾燥室内を循環する空気の
一部を排風機により外部に排除すべき空気を再び乾燥室
内に帰還導入させておき、乾燥室内を循環する空気の湿
度が被乾燥物から蒸発する水分により上昇し所定の限界
値を越えた時点で、前記排除する空気の乾燥室内への帰
還導入を遮断し、排除する空気は外部へ排除すると共に
、排除空気量に等しい外部の空気を乾燥室内に導入する
事により、乾燥室内を循環する空気の湿度を所定の目標
値に合わせつつ乾燥を行うようにしたものである。

〈　作用　〉 乾燥機の乾燥室に被乾燥物を収納して循環送風機を運転
し乾燥室内の空気を被乾燥物を介して循環すると共に、
排風機により乾燥室内を循環する空気の一部を排気口に
接続する排気ダクトより外部に排除すると共に、排除空
気量に等しい外部の空気は外気導入口に接続する外気導
入ダクトより乾燥室内に導入される。

排気ダクトには外気導入ダクトとを連絡する帰還ダクト
及びダンパーを設け、ダンパーにより排気ダクトを閉塞
すると排風機より排気される空気は排気ダクトより帰還
ダクトを経由して外気導入ダクトより乾燥室内に帰還導
入される事により、乾燥室に設ける温度調整器に連絡す
る空気温度調整装置により乾燥室内の空気を加熱もしく
は冷却する事により乾燥室内を循環する空気の温度を目
標値に保持すると、被乾燥物より蒸発する水分により循
環する空気の湿度は上昇する。

乾燥室に設ける湿度調整器は、排気ダクトに設けるダン
パーに連絡し、乾燥室内を循環する空気の湿度が所定の
限界値を越えた時点で、ダンパーを作動させ排気ダクト
を開放すると、排風機により乾燥室内を循環する空気の
一部は排気口に接続する排気ダクトより′外部に排除さ
れると共に、排除空気量に等しい外部の空気は外気導入
口に接続する外気導入ダクトより乾燥室内に導入される
事により、乾燥室内を循環する多湿空気の一部を外部の
空気と交換する事により乾燥室内を循環する空気の湿度
を低下させる。　　　　　　−湿度が目標値より低下す
ると再び排気ダクトのダンパーを閉塞する事により排除
空気は外気導入口より乾燥室内に帰還し、乾燥室内を循
環する空気の湿度を上昇する事により乾燥室内を循環す
る空気の湿度を所定の目標値に合わせつつ乾燥を行う。

〈　実施例　〉 本発明に係る空気循環乾燥機の湿度制御の方法およびそ
の装置の実施例を木材乾燥機の図面にもとすいて説明す
る。

木材の乾燥においては、４日程度の乾燥時間が必要であ
り、この間に含水率１００％以上の木材を含水率２５％
程度まで乾燥するものであり、乾燥室内を循環する空気
の温度と湿度の目標値は、乾燥筒１ロ目は温度を２５〜
４０℃に湿度は７０〜８０％とし、第２口重は温度を２
５〜４０℃に湿度は５０〜６０％とし、第３日日は温度
を３０〜４５℃に湿度は４０〜５０％とし、第４日月は
温度を５０〜７０℃に湿度は４０％以下とし、それぞれ
の目標値を予め温度調整器、湿度調整器及びタイマーに
組み込む事により乾燥時間の経過に従って温度及び湿度
の目標値を保持しながら木材の乾燥を行なうものである
。

乾燥室１の前部の扉７．７′を開放して収納室２内部に
被乾燥物である木材ａ、ａ’　を収納した後乾燥室１の
扉７．７′を閉塞することにより乾燥室１を密閉し、木
材乾燥機を管理する電気制御盤８により、循環送風機９
．９′、排風機１０、空気温度調整装置１１を起動して
木材の乾燥を開始する。隔壁４に設ける循環送風機９の
運転によリ送風機室３内部の空気は収納室２に吐出され
木材ａを通過進行し隔壁６と扉７，７′との間の通路よ
り隣室に流入、反転して再び木材ａ′を通過後隅ｔｉｌ
！５に設ける循環送風機９′に吸入され送風機室３を経
由して循環送風機９より吐出される循環を開始すると共
に、乾燥室１内部を循環する空気の一部は、温度調整器
１３に連絡する空気温度調整装置１１により加熱もしく
は冷却される事により乾燥室１内部を循環する空気の温
度を上昇もしくは下降する事により乾燥室１内部を循環
する空気の温度を目標値に維持する。

排気口１６には排風機１０を内設、排気ダクト１９を外
設し、外気導入口１５には外気導入ダクト１８を外設し
、帰還ダクト１２により排気ダクト１９と外気導入ダク
ト１８を連絡すると共に排気ダクト１９内部にはダンパ
ー１７を設けて排気ダクト１９を開放したり閉塞する。

乾燥室内を＠環する空気の湿度が目標値に達するまで、
湿度調整器１４に連絡するダンパー１７は排気ダクト１
９を閉塞する事により、排風機１０の運転により乾燥室
１内部を循環する空気の一部は排気口１６より乾燥室１
外部へ排除され、排気ダクト１９より帰還ダクト１２を
経由して外気導入ダクト１８より乾燥室１内部に帰還導
入され、内部に収納する木材ａ、ａ’　から水分が蒸発
するにしたがい乾燥室内を循環する空気の湿度が上昇し
ついには湿度調整器１４の目標値にまで達すると、湿度
調整器１４に連絡するダンパー１７は排気ダクト１９を
開放し、乾燥室１内部を循環する空気の一部を外部に排
除すると共に、湿度の低い外部の空気は外気導入ダクト
１８より外気導入口１５を通り送風機室３内部に導入さ
れ、乾燥室１内部を循環する空気に合流して乾燥室内の
湿度を低下しながら内部を循環する。

乾燥室内を循環する空気の湿度が下降しついには湿度調
整器１４の目標値を低下すると再びダンパー１７は排気
ダクト１９を閉塞するために排気は乾燥室内に帰還し、
乾燥室内を循環する空気の湿度は再び上昇を始める。

〈　発明の効果　〉 本発明は、乾燥室内の被乾燥物を介して多量の空気を循
環させながら、循環する空気の一部と共に被乾燥物より
の蒸発水分を乾燥室外部に排除し、替りに外部の空気を
乾燥室に導入する事により乾燥を促進する乾燥機におい
て、乾燥室内を循環する空気の湿度を目標値に保持しな
がら乾燥を促進する操作を湿度調整器に連絡するダンパ
ーの開閉により、乾燥室に導入する空気を湿度の低い外
気かもしくは乾燥室内より排除される湿度の高い排気か
に制御する事により、極めて容易にするものである。

またダンパーの開度を適当な位置に固定する事により、
導入口より乾燥室内に導入される空気に占める排気と外
気の比率を任意に設定する事が出来るために乾燥室内を
適度な湿度状態で乾燥することができ、被乾燥物の種類
によっては蒸発の盛んな乾燥初期においては自動的に乾
燥室内を循環する空気の湿度は高くなり、乾燥の進行に
伴い蒸発量が減衰するに従い自動的に湿度は低下するた
めに、湿度調整器を設ける事なく乾燥室内を循環する空
気の湿度は制御される。

またダンパーを温度調整器に連絡すると、乾燥室内の温
度が設定温度以下の場合においてはダンパーにより排気
ダクトを閉塞して排気を乾燥室内に帰還させる事により
、排気の有する熱量も乾燥室内に帰還する事により温度
上昇に要する時間は短縮される。また乾燥室内の温度が
設定温度以上に上昇した場合はダンパーを操作して排気
ダク１−を開放し、乾燥室内部を循環する空気の一部を
外部に排除すると共に、湿度、温度共に低い外部の空気
は外気導入ダクトより外気導入口を通り送風機室内部に
導入され、乾燥室内部をｗｉ環する空気に合流して乾燥
室内の湿度、温度を低下しながら内部を循環する。乾燥
の初期においては水分の蒸発量は多く、従って蒸発に消
費される熱量が多く必要となり、乾燥室内を循環する空
気の温度上昇に時間がかかるために乾燥室内の湿度は上
昇し、乾燥の進展と共に温度上昇に要する時間が短縮さ
れるに伴い、乾燥室内を循環する空気の湿度は自動的に
低下してゆくために、ダンパーを湿度調整器に連絡する
湿度制御の方法と同じ効果が得られるものである。

本発明による乾燥機は、木材の他に野菜、水産物、肉類
等の生物の乾燥から陶器、紙管等の乾燥迄、その応用範
囲はきわめて広〈実施できる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る木材乾燥機の一実施例を示した一部
を切り欠いた平面図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）乾燥室内の空気を送風機により被乾燥物を介して
   循環を繰返しながら、該乾燥室内を循環する空気の一部
   を蒸発水分と共に排風機により外部に排除すると共に、
   排除空気量に等しい外部の空気を乾燥室内に導入しなが
   ら乾燥を促進する乾燥方法において、平時は排風機によ
   り外部に排除する空気を乾燥室内に帰還導入させておき
   、乾燥室内を循環する空気の湿度が所定の限界値を越え
   た時点で、前記排除する空気の乾燥室内への帰還導入を
   遮断し、排除空気量に等しい外部の空気を乾燥室内に導
   入する事により乾燥室内を循環する空気の湿度を所定の
   目標値に合わせつつ乾燥を行うことを特徴とする空気循
   環乾燥機の湿度の制御方法。
2. （２）排風機に接続する排気口に設ける排気ダクトと外
   気導入口に設ける外気導入ダクトを帰還ダクトにより連
   絡すると共に排気ダクト内部にはダンパーをもうけて成
   る空気循環乾燥機の湿度の制御装置。