JPS6231647Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6231647Y2 JPS6231647Y2 JP1985124670U JP12467085U JPS6231647Y2 JP S6231647 Y2 JPS6231647 Y2 JP S6231647Y2 JP 1985124670 U JP1985124670 U JP 1985124670U JP 12467085 U JP12467085 U JP 12467085U JP S6231647 Y2 JPS6231647 Y2 JP S6231647Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- pump
- springs
- spring
- injection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 36
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 36
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 19
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 8
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 4
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M41/00—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor
- F02M41/08—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined
- F02M41/10—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor
- F02M41/12—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor the pistons rotating to act as the distributor
- F02M41/123—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor the pistons rotating to act as the distributor characterised by means for varying fuel delivery or injection timing
- F02M41/128—Varying injection timing by angular adjustment of the face-cam or the rollers support
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は燃料噴射ポンプであつて、少なくとも
1つのポンプピストンの吐出運動を生ぜしめるカ
ム駆動装置を備えており、ポンプケーシング内に
支承されたカム駆動装置部分が噴射開始時期調整
のためにカム駆動装置回転部分に対して相対的
に、回転数に関連した吐出ポンプ圧によつて負荷
される調整ピストンによつて、2つの平行に作用
する戻しばねの力に抗して回動させられる形式の
ものに関する。
1つのポンプピストンの吐出運動を生ぜしめるカ
ム駆動装置を備えており、ポンプケーシング内に
支承されたカム駆動装置部分が噴射開始時期調整
のためにカム駆動装置回転部分に対して相対的
に、回転数に関連した吐出ポンプ圧によつて負荷
される調整ピストンによつて、2つの平行に作用
する戻しばねの力に抗して回動させられる形式の
ものに関する。
従来の技術
この種の噴射ポンプは広く公用されている。
本考案が解決しようとする問題点
この種の公知燃料噴射ポンプでは両方の戻しば
ねが同時に全回転数範囲にわたり作用する。ばね
の特性曲線を種々異なつて選ぶことによつて、な
るほど上方の回転数範囲で緩勾配の特性曲線が得
られるが、しかしこの場合、この緩勾配の度合に
は限度がある。そこで、内燃機関の許容される噴
射量を得るためにまず噴射時点が調整される。し
かしこの場合、中間の回転数範囲以降では運転特
性の悪化が増大する。
ねが同時に全回転数範囲にわたり作用する。ばね
の特性曲線を種々異なつて選ぶことによつて、な
るほど上方の回転数範囲で緩勾配の特性曲線が得
られるが、しかしこの場合、この緩勾配の度合に
は限度がある。そこで、内燃機関の許容される噴
射量を得るためにまず噴射時点が調整される。し
かしこの場合、中間の回転数範囲以降では運転特
性の悪化が増大する。
問題点を解決した本考案の手段
上記欠点を取除く本考案の要旨は調整ピストン
が一方のばねの力に抗して所定距離だけ押戻され
た後にはじめて他方のばねが該ピストンに係合す
るように構成されており、前記所定距離がワツシ
ヤの間挿によつて前調節可能であり、かつ、両方
のばねが同軸的に配置されており、これらばねの
軸線内に棒がケーシング内で固定されており、か
つ、一方のばね及び調整ピストンと協働するスリ
ーブが棒に沿つて滑動可能に案内されている点に
ある。
が一方のばねの力に抗して所定距離だけ押戻され
た後にはじめて他方のばねが該ピストンに係合す
るように構成されており、前記所定距離がワツシ
ヤの間挿によつて前調節可能であり、かつ、両方
のばねが同軸的に配置されており、これらばねの
軸線内に棒がケーシング内で固定されており、か
つ、一方のばね及び調整ピストンと協働するスリ
ーブが棒に沿つて滑動可能に案内されている点に
ある。
実施例
次に図示の実施例につき本考案を具体的に説明
する。
する。
周知のように、デイーゼル機関ではピストンが
上死点OTの範囲に達したさいに燃料噴射が行な
われる。その場合、噴射開始時点は回転数に応じ
てOTの前からOTの直後までにおかれる。しか
も一般に高回転数では低回転数に比して早期に噴
射が行なわれる。ポンプからノズルまでの燃料の
移動に要する時間は回転数には無関係にほぼコン
スタントであるのに対して、ポンプ吐出に要する
時間及び機関燃焼に要する時間は回転数に応じて
変化する。時間関係のこの変化は噴射時期調整装
置によつて補償される。このことのために、噴射
時期調整装置の作業能力の大部分が使用される。
しかし、作業能力の残りの部分は機関側からの要
求に応じて燃料消費量、出力、運転特性、排ガス
等の改善に役立てられる。例えば噴射時期が著し
く排ガス改善に適合させられる場合には、早期調
整の度合を中間の回転数範囲以降から上方へ向か
つて軽減させて、これによつて機関の著しく不安
定な運転特性を回避する必要がある。
上死点OTの範囲に達したさいに燃料噴射が行な
われる。その場合、噴射開始時点は回転数に応じ
てOTの前からOTの直後までにおかれる。しか
も一般に高回転数では低回転数に比して早期に噴
射が行なわれる。ポンプからノズルまでの燃料の
移動に要する時間は回転数には無関係にほぼコン
スタントであるのに対して、ポンプ吐出に要する
時間及び機関燃焼に要する時間は回転数に応じて
変化する。時間関係のこの変化は噴射時期調整装
置によつて補償される。このことのために、噴射
時期調整装置の作業能力の大部分が使用される。
しかし、作業能力の残りの部分は機関側からの要
求に応じて燃料消費量、出力、運転特性、排ガス
等の改善に役立てられる。例えば噴射時期が著し
く排ガス改善に適合させられる場合には、早期調
整の度合を中間の回転数範囲以降から上方へ向か
つて軽減させて、これによつて機関の著しく不安
定な運転特性を回避する必要がある。
第1図に分配形燃料噴射ポンプを示す。ケーシ
ング1内ではシリンダ孔2内でポンプピストン3
が作業し、このポンプピストン3は図示しない戻
しばねの力に抗して往復動及び同時に回動運動さ
せられる。このポンプのポンプ作業室4にはポン
プピストン3の外周面に設けた縦みぞ5並びにケ
ーシング1内で延びる通路6を介して吸込室7か
ら燃料が供給される。この燃料供給はポンプピス
トン3の吸込行程時若しくは下死点で行なわれ
る。吐出行程開始時及びポンプピストン3の相応
の回転時に通路6が閉鎖されるやいなや、ポンプ
作業室4内の燃料はポンプピストン3内の縦通路
8内へ吐出される。燃料は縦通路8からさらに、
分岐した半径方向孔9(破線で示す)内及びポン
プピストン3の周面に設けた分配縦みぞ10を介
して圧力導管11の1つに供給される。圧力導管
11の数は機関シリンダの数に等しい。圧力導管
11は適宜シリンダ孔2の周囲に分配配置されて
おり、各圧力導管11内にはそれぞれ1つの吐出
方向で開くチエツク弁12が設けられている。
ング1内ではシリンダ孔2内でポンプピストン3
が作業し、このポンプピストン3は図示しない戻
しばねの力に抗して往復動及び同時に回動運動さ
せられる。このポンプのポンプ作業室4にはポン
プピストン3の外周面に設けた縦みぞ5並びにケ
ーシング1内で延びる通路6を介して吸込室7か
ら燃料が供給される。この燃料供給はポンプピス
トン3の吸込行程時若しくは下死点で行なわれ
る。吐出行程開始時及びポンプピストン3の相応
の回転時に通路6が閉鎖されるやいなや、ポンプ
作業室4内の燃料はポンプピストン3内の縦通路
8内へ吐出される。燃料は縦通路8からさらに、
分岐した半径方向孔9(破線で示す)内及びポン
プピストン3の周面に設けた分配縦みぞ10を介
して圧力導管11の1つに供給される。圧力導管
11の数は機関シリンダの数に等しい。圧力導管
11は適宜シリンダ孔2の周囲に分配配置されて
おり、各圧力導管11内にはそれぞれ1つの吐出
方向で開くチエツク弁12が設けられている。
吸込室7には吐出ポンプ13を介して燃料タン
ク14から燃料が供給される。この吐出ポンプ1
3は機関回転数に比例した回転数で駆動されかつ
容積形ポンプとして形成されており、それゆえ、
回転数増大に伴ない逐次吐出量が増大する。
ク14から燃料が供給される。この吐出ポンプ1
3は機関回転数に比例した回転数で駆動されかつ
容積形ポンプとして形成されており、それゆえ、
回転数増大に伴ない逐次吐出量が増大する。
ポンプピストン3の周りにはリングスライド弁
16が配置されており、このリングスライド弁1
6はポンプピストン3の吐出過程中に、縦通路8
に接続された半径方向孔17を開放制御する。こ
れによつて、吐出終了時点若しくはポンプピスト
ン3によつて圧力導管11内へ吐出される燃料量
が規定される。開放制御後に流出する燃料は吸込
室7内へ戻される。
16が配置されており、このリングスライド弁1
6はポンプピストン3の吐出過程中に、縦通路8
に接続された半径方向孔17を開放制御する。こ
れによつて、吐出終了時点若しくはポンプピスト
ン3によつて圧力導管11内へ吐出される燃料量
が規定される。開放制御後に流出する燃料は吸込
室7内へ戻される。
リングスライド弁16は中間レバー18を介し
て移動させられ、この中間レバー18はケーシン
グ1内へ挿入固定された軸19を中心として施回
可能でありかつ一端にヘツド20を有しており、
このヘツド20はリングスライド弁16の切欠き
21内に係合している。中間レバー18の他方の
アームには図示しない回転数信号発生器としての
遠心力式調整機が係合している。さらに、このレ
バー18には初ばね力を任意に変化させることの
できるばねが係合しており、このばねは遠心力に
抗して作用している。リングスライド弁16の軸
方向の位置によつて規定せられる燃料噴射量は要
するに回転数並びに任意に変えられる初ばね力に
関連している。
て移動させられ、この中間レバー18はケーシン
グ1内へ挿入固定された軸19を中心として施回
可能でありかつ一端にヘツド20を有しており、
このヘツド20はリングスライド弁16の切欠き
21内に係合している。中間レバー18の他方の
アームには図示しない回転数信号発生器としての
遠心力式調整機が係合している。さらに、このレ
バー18には初ばね力を任意に変化させることの
できるばねが係合しており、このばねは遠心力に
抗して作用している。リングスライド弁16の軸
方向の位置によつて規定せられる燃料噴射量は要
するに回転数並びに任意に変えられる初ばね力に
関連している。
ポンプピストン3はピン23を介して円板24
に結合されており、この円板24の下面に端面カ
ム25が設けられている。この円板24は駆動軸
26に固定的に結合されており、この駆動軸26
は機関回転数と同期した回転数で駆動される。端
面カム25はローラ環28のローラ27と協働し
ており、ポンプピストン3はカム円板24・25
の回転時に往復運動を行なう。端面カム25はカ
ム円板24・25の1回転時に全機関シリンダを
作動させる数だけ設けられている。ローラ環28
は回動調整可能にケーシング1内に支承されてお
り、ピン29を介して噴射調整ピストン30に結
合されており、この噴射調整ピストン30の移動
によつてローラ環28が回動させられるようにな
つている。これによつて、ローラ27の位置が端
面カム25に対して相対的に変化させられ、これ
によつて吐出開始時点、要するに駆動軸26の回
動角に関連したポンプピストンの吐出行程が変化
させられる。これによつて、噴射開始時点が変化
させられる。噴射調整ピストン30は吸込室7内
の燃料圧によつて負荷されており、この燃料圧は
通路31を介して、噴射調整ピストン30の上方
の室32へ伝達される。この燃料圧の大きさに応
じて、噴射調整ピストン30が少なくとも1つの
戻しばね33の力に抗して多かれ少なかれ移動さ
せられ、これによつて噴射開始時点が相応して変
化させられる。第3図から判るように戻しばねが
2つ配置されている。ばねを収容した室34は負
荷軽減通路35を介して燃料タンク14に又は吐
出ポンプ13の吸込導管36に接続されている。
吸込室7内の圧力の制御は圧力制限弁38を介し
て行なわれる。この圧力制限弁38はピストン3
9と協働しており、このピストン39は戻しばね
40の力に抗して吐出燃料圧によつて移動させら
れ、そのさい、流出開口41が多かれ少なかれ開
放制御される。この流出開口41からは戻し通路
42が吐出ポンプ13の吸込導管36へ通じてい
る。この吐出ポンプ13自体は圧力導管43を有
しており、この圧力導管43は吸込室7内へ開口
しており、かつこの圧力導管43から制御導管4
4が分岐しており、この制御導管44は圧力制限
弁38へ通じている。
に結合されており、この円板24の下面に端面カ
ム25が設けられている。この円板24は駆動軸
26に固定的に結合されており、この駆動軸26
は機関回転数と同期した回転数で駆動される。端
面カム25はローラ環28のローラ27と協働し
ており、ポンプピストン3はカム円板24・25
の回転時に往復運動を行なう。端面カム25はカ
ム円板24・25の1回転時に全機関シリンダを
作動させる数だけ設けられている。ローラ環28
は回動調整可能にケーシング1内に支承されてお
り、ピン29を介して噴射調整ピストン30に結
合されており、この噴射調整ピストン30の移動
によつてローラ環28が回動させられるようにな
つている。これによつて、ローラ27の位置が端
面カム25に対して相対的に変化させられ、これ
によつて吐出開始時点、要するに駆動軸26の回
動角に関連したポンプピストンの吐出行程が変化
させられる。これによつて、噴射開始時点が変化
させられる。噴射調整ピストン30は吸込室7内
の燃料圧によつて負荷されており、この燃料圧は
通路31を介して、噴射調整ピストン30の上方
の室32へ伝達される。この燃料圧の大きさに応
じて、噴射調整ピストン30が少なくとも1つの
戻しばね33の力に抗して多かれ少なかれ移動さ
せられ、これによつて噴射開始時点が相応して変
化させられる。第3図から判るように戻しばねが
2つ配置されている。ばねを収容した室34は負
荷軽減通路35を介して燃料タンク14に又は吐
出ポンプ13の吸込導管36に接続されている。
吸込室7内の圧力の制御は圧力制限弁38を介し
て行なわれる。この圧力制限弁38はピストン3
9と協働しており、このピストン39は戻しばね
40の力に抗して吐出燃料圧によつて移動させら
れ、そのさい、流出開口41が多かれ少なかれ開
放制御される。この流出開口41からは戻し通路
42が吐出ポンプ13の吸込導管36へ通じてい
る。この吐出ポンプ13自体は圧力導管43を有
しており、この圧力導管43は吸込室7内へ開口
しており、かつこの圧力導管43から制御導管4
4が分岐しており、この制御導管44は圧力制限
弁38へ通じている。
第2図の表では縦軸に噴射調整角αが、横軸に
回転数nがとられている。噴射調整角というのは
駆動軸26と噴射調整ピストンとの間の相対的な
回動量を、要するにローラ環28の回動量を表わ
す。回転数nはポンプ回転数若しくは比例的な機
関回転数を表わす。本考案によれば回転数n1ま
で、要するに中間の回転数までは所定度の噴射調
整角α1が得られる。この回転数n1を過ぎると調
整量がわずかとなり、要するに回転数n1以降は特
性曲線Vが緩勾配で延びる。
回転数nがとられている。噴射調整角というのは
駆動軸26と噴射調整ピストンとの間の相対的な
回動量を、要するにローラ環28の回動量を表わ
す。回転数nはポンプ回転数若しくは比例的な機
関回転数を表わす。本考案によれば回転数n1ま
で、要するに中間の回転数までは所定度の噴射調
整角α1が得られる。この回転数n1を過ぎると調
整量がわずかとなり、要するに回転数n1以降は特
性曲線Vが緩勾配で延びる。
第3図は第1図の噴射調整ピストンの詳細を示
す。ばね33に対して同軸的に第2のばね46が
設けられており、このばね46は棒47の周りに
配置されている。この棒47はキヤツプ49の孔
48内にプレスばめされており、このキヤツプ4
9はケーシング1に固定されている。この棒47
はスリーブ50の案内に役立つており、このスリ
ーブ50は噴射調整ピストン30とばね46との
間に配置されている。ばね46とキヤツプ49と
の間にワツシヤ51が配置されている。
す。ばね33に対して同軸的に第2のばね46が
設けられており、このばね46は棒47の周りに
配置されている。この棒47はキヤツプ49の孔
48内にプレスばめされており、このキヤツプ4
9はケーシング1に固定されている。この棒47
はスリーブ50の案内に役立つており、このスリ
ーブ50は噴射調整ピストン30とばね46との
間に配置されている。ばね46とキヤツプ49と
の間にワツシヤ51が配置されている。
内燃機関のスタート後に噴射ポンプの吸込室7
内の圧力が上昇するやいなや、増大する回転数に
伴ない噴射調整ピストン30がばね33に抗して
移動させられる。中間の回転数n1が得られたさい
に噴射調整ピストン30は距離hだけ戻される。
この距離h以降では噴射調整ピストン30はスリ
ーブ50に接触し、このため、引続く圧力上昇時
にはばね33の他にばね46も圧力に抗して作用
することになる。これによつて、「早期」方向で
の噴射調整量の増大が回転数変化に比してわずか
となる。要するに噴射調整の特性曲線が、この回
転数以降では緩勾配で延びることになる。距離h
は内燃機関に応じてワツシヤ51の数によつて前
調整可能である。棒47によつて、振動運転時で
もばね46の正確な案内が保証されかつばね46
がスリーブ50に均一に係合することができる。
内の圧力が上昇するやいなや、増大する回転数に
伴ない噴射調整ピストン30がばね33に抗して
移動させられる。中間の回転数n1が得られたさい
に噴射調整ピストン30は距離hだけ戻される。
この距離h以降では噴射調整ピストン30はスリ
ーブ50に接触し、このため、引続く圧力上昇時
にはばね33の他にばね46も圧力に抗して作用
することになる。これによつて、「早期」方向で
の噴射調整量の増大が回転数変化に比してわずか
となる。要するに噴射調整の特性曲線が、この回
転数以降では緩勾配で延びることになる。距離h
は内燃機関に応じてワツシヤ51の数によつて前
調整可能である。棒47によつて、振動運転時で
もばね46の正確な案内が保証されかつばね46
がスリーブ50に均一に係合することができる。
本考案の効果
本考案によれば、調整ピストンが一方のばねの
力に抗して所定距離だけ押戻された後にはじめて
他方のばねが調整ピストンに係合するために、中
間の回転数範囲以降の特性曲線が著しく緩勾配と
なるため、その範囲以降の運転特性が著しく改善
されると共に、両方のばねが同軸的に同じ場所に
配置されているため構造及び組付けが簡単であ
り、その上、両方のばねが棒によつてガイドされ
ているため、ばねに対する振動の影響が少なく、
さらにワツシヤによつて所定間隔が前調節可能で
あるため、この所定間隔を必要に応じて簡単に変
化されることができる等の効果がある。
力に抗して所定距離だけ押戻された後にはじめて
他方のばねが調整ピストンに係合するために、中
間の回転数範囲以降の特性曲線が著しく緩勾配と
なるため、その範囲以降の運転特性が著しく改善
されると共に、両方のばねが同軸的に同じ場所に
配置されているため構造及び組付けが簡単であ
り、その上、両方のばねが棒によつてガイドされ
ているため、ばねに対する振動の影響が少なく、
さらにワツシヤによつて所定間隔が前調節可能で
あるため、この所定間隔を必要に応じて簡単に変
化されることができる等の効果がある。
第1図は本考案の1実施例の略示縦断面図、第
2図は本考案の1実施例に基づく装置による回転
数−調整量を示す表及び第3図は第1図の部分拡
大詳細図である。 1……ケーシング、2……シリンダ孔、3……
ポンプピストン、4……ポンプ作業室、5……縦
みぞ、6……通路、7……吸込室、8……縦通
路、9……半径方向孔、10……分配縦みぞ、1
1……圧力導管、12……チエツク弁、13……
吐出ポンプ、14……燃料タンク、16……リン
グスライド弁、17……半径方向孔、18……中
間レバー、19……軸、20……ヘツド、21…
…切欠き、23……ピン、24……円板、25…
…端面カム、26……駆動軸、27……ローラ、
28……ローラ環、29……ピン、30……噴射
調整ピストン、31……通路、32……室、33
……戻しばね、34……室、35……負荷軽減通
路、36……吸込導管、38……圧力制限弁、3
9……ピストン、40……戻しばね、41……流
出開口、42……戻し通路、43……圧力導管、
44……制御導管、46……ばね、47……棒、
48……孔、49……キヤツプ、50……スリー
ブ、51……ワツシヤ。
2図は本考案の1実施例に基づく装置による回転
数−調整量を示す表及び第3図は第1図の部分拡
大詳細図である。 1……ケーシング、2……シリンダ孔、3……
ポンプピストン、4……ポンプ作業室、5……縦
みぞ、6……通路、7……吸込室、8……縦通
路、9……半径方向孔、10……分配縦みぞ、1
1……圧力導管、12……チエツク弁、13……
吐出ポンプ、14……燃料タンク、16……リン
グスライド弁、17……半径方向孔、18……中
間レバー、19……軸、20……ヘツド、21…
…切欠き、23……ピン、24……円板、25…
…端面カム、26……駆動軸、27……ローラ、
28……ローラ環、29……ピン、30……噴射
調整ピストン、31……通路、32……室、33
……戻しばね、34……室、35……負荷軽減通
路、36……吸込導管、38……圧力制限弁、3
9……ピストン、40……戻しばね、41……流
出開口、42……戻し通路、43……圧力導管、
44……制御導管、46……ばね、47……棒、
48……孔、49……キヤツプ、50……スリー
ブ、51……ワツシヤ。
Claims (1)
- 燃料噴射ポンプであつて、少なくとも1つのポ
ンプピストンの吐出運動を生ぜしめるカム駆動装
置を備えており、ポンプケーシング内に支承され
たカム駆動装置部分が噴射開始時期調整のために
カム駆動装置回転部分に対して相対的に、回転数
に関連した吐出ポンプ圧によつて負荷される調整
ピストンによつて、2つの平行に作用する戻しば
ねの力に抗して回動させられる形式のものにおい
て、調整ピストン30が一方のばね33の力に抗
して所定距離だけ押戻された後にはじめて他方の
ばね46が該ピストンに係合するように構成され
ており、前記所定距離hがワツシヤの間挿によつ
て前調節可能であり、かつ、両方のばね33,4
6が同軸的に配置されており、これらばねの軸線
内に棒46がケーシング内で固定されており、か
つ、一方のばね46及び調整ピストン30と協働
するスリーブ50が棒47に沿つて滑動可能に案
内されていることを特徴とする燃料噴射ポンプ。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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DE19762648991 DE2648991A1 (de) | 1976-10-28 | 1976-10-28 | Kraftstoffeinspritzpumpe |
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JPS6231647Y2 true JPS6231647Y2 (ja) | 1987-08-13 |
Family
ID=5991706
Family Applications (2)
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Family Applications Before (1)
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JP12806277A Pending JPS5354618A (en) | 1976-10-28 | 1977-10-25 | Fuel injection pump |
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