JPS6231349A - 電動機の固定子製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）　産業上の利用分野 本発明は電動機の固定子製造方法に関する。

（ロ）　従来の技術 従来、電動機の固定子コイルの口出線をリード線に接続
する場合には、たとえば実公昭５７−２８５２９号公報
に開示されるように、日出線とリード線の接続部に、絶
縁チューブを被冠してこの接続部を絶縁すると共に絶縁
チューブを固定子コイルのコイルエンドの緊締糸にて、
コイルエンドの表面に緊縛するものである。

このため固定子コイルの日出線が多いときには、夫々の
口出線とリード線の接続部に絶縁チューブを被冠する必
要があり、この被冠作業は絶縁チューブの口径が小さい
ため、手作業で行なわれており、作業が極めて煩瑣であ
る。

また、絶縁チューブ内で接続部が可動であることから、
緊締糸の緊縛状態をきつくしないと、リード線の引抜き
強度を上げることができず、前記公報では、この引抜き
強度を上げるために、リード線を保持するリード受板を
特別に使用しており、部品点数が多く製造作業効率が悪
い欠点がある。

くハ）　発明が解決しようとする問題点本発明はかかる
点に鑑み発明されたものに　して、固定子コイルの口出
線とリード線の接続部を絶縁チューブを用いることなく
絶縁すると共に接続部数が多い場合にも、各接続部の絶
縁が容易であり、且リード線の引抜き強度を損わない固
定子の製造方法を提供せんとするものである。

（ニ）問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため、本発明はＶ字状に折曲し
た帯状絶縁紙のＶ字状溝内に、固定子コイルの口出線と
リード線の複数の接続部を配置すると共に各接続部がＶ
字状溝から外れないように帯状絶縁紙を融着して複数の
接続部を離間して帯状絶縁紙に取付ける。この帯状絶縁
紙を、固定子コイルを構成する主補内コイルのコイルエ
ンドの層間に挿入し、このコイルエンドを緊締糸にて緊
縛して帯状絶縁紙を固定するものである。

（ホ）　作用 一枚の帯状絶縁紙に複数の接続部を取付けることにより
、これらの接続部を絶縁することができる。また帯状絶
縁紙を固定子コイルの主補内コイルの層間に挿入固定す
るため、リード線の引抜き強度が強いものとなる。した
がって接続部数が多い場合も製造作業効率が従来例に比
し向上する。

また帯状絶縁紙が主補内コイルの層間紙の大きさである
ときには、層間紙の働きをし、眉間絶縁を施すことがで
きる。

（へ）実施例 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は固定子製造過程における固定子の斜視図である
。この図面において、（１）は電磁鋼板を積層固定した
固定子コアにして、そのスロットに固定子コイル（２）
を構成する２極の主コイル（３）（３）と補助コイル（
４）（４＞が巻装されている。これらの主補内コイルの
日出線（５）は保護チューブで被覆されてリード線（６
）にスポット溶接にて接続され、接続部（７）を形成し
ている。

（８）は帯状絶縁紙にして、ポリエステル樹脂コイルム
製のフープ材からその幅の中央でＶ字状に折曲され、所
定長さに切断きれて形成される。

この帯状絶縁紙はＶ字状溝（９）の開口（１０）が固定
子コア（１）に対抗するように、水平台上に位置決めき
れる。この場合に、複数の接続部（７）は予め治具にて
固定子コア（１）の−側方向に離間して水平に並置支持
されており、Ｖ字状溝（９）内に各接続部（７）が位置
するように、帯状絶縁紙が水平台上に位置決めされる。

この状態で各接続部（７）の両側位置において、帯状絶
縁紙（８）におけるＶ字状溝（９）を構成する対抗片間
が部分的に融着され、Ｖ字状溝〈９）から各接続部（７
）が外されないようになる。融着部分（１１）を図中斜
線で示す。

続いて、帯状絶縁紙（８）の折曲部（１２）を先にして
、Ｖ字状溝（９）にへらを差込み、帯状絶縁紙（９）を
主補内コイル（３）（４’）のコイルエンドの層間に挿
入する。この場合、帯状絶縁紙（８）の太ききが、主補
内コイル（３）（４＞の層間紙となる大きさであるとき
には、帯状絶縁紙が眉間紙となり、主補内コイルの眉間
絶縁を高めることができる。

層間短絡は、固定子コア（１）の内側に位置する補助コ
イル（ｔ）（４）のスロットピッチの最大の位置におい
て生じ易いので、帯状絶縁紙（８）の大きさは、少なく
とも第２ｒ５Ａに示すＡ及びＢ部にわたる大きさである
ことが望ましい。

第２図は固定子の平面図であり、この図面から明らかな
ように、帯状絶縁紙〈８）を眉間に挿入した主補内コイ
ル（３）（４”）のコイルエンドを緊締糸（１３）にて
緊縛する。尚、帯状絶縁紙は、主補内コイル間に挿入さ
れるため、ポリエステル樹脂コイルム等の滑り易い樹脂
コイルム材が好ましい。

（ト）発明の効果 本発明は、固定子コイルの口出線とリード線の複数の接
続部を、Ｖ字状に折曲した帯状絶縁紙のＶ字状溝内に離
間して取付けるものであるから、複数の接続部を１個の
帯状絶縁紙にて絶縁することができ、同時に絶縁処理す
ることも可能となる。

また、この帯状絶縁紙を固定子コイルの主補内コイルの
１間に挿入して、緊締糸の緊縛にて主補内コイルの眉間
に取付は固定するので、リード線の引抜き強度が従来例
に比し同等以上となり、従来例に比し製造容易な固定子
製造方法を提供することができる。

帯状絶縁紙が主補両コイルの層間１祇の大ききであると
きには、帯状絶縁紙が層間紙の働きをなし、眉間絶縁を
高めることもできる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は製造過程にお
ける固定子の斜視図、第２図は製造後の固定子の正面図
である。 （２）・・・固定子コイル、（５〉・・・日出線、（６
）・・・リード線、（７）・・・接続部、（８）・・・
帯状絶縁紙、（９）・・・Ｖ字状溝、（３）（４）・・
・主補両コイル、（１３）・・・緊締糸。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）固定子コイルの口出線とリード線の複数の接続部
   を、Ｖ字状に折曲した帯状絶縁紙のＶ字状溝内に配置す
   ると共に各接続部がＶ字状溝から外れないように帯状絶
   縁紙を融着して、複数の接続部を離間してＶ字状溝にて
   保持する工程と、帯状絶縁紙をＶ字状溝の折曲部から固
   定子コイルの主補両コイルのコイルエンドの層間に挿入
   する工程と、 帯状絶縁紙を有する固定子コイルのコイルエンドを緊締
   糸にて緊縛する工程と、 を備えてなる電動機の固定子製造方法。
2. （２）前記帯状絶縁紙は主補両コイルの層間紙となる大
   きさである特許請求の範囲第１項記載の電動機の固定子
   製造方法。