JPS623050A - 合わせガラス用中間膜 - Google Patents
合わせガラス用中間膜Info
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- JPS623050A JPS623050A JP13803085A JP13803085A JPS623050A JP S623050 A JPS623050 A JP S623050A JP 13803085 A JP13803085 A JP 13803085A JP 13803085 A JP13803085 A JP 13803085A JP S623050 A JPS623050 A JP S623050A
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- laminated glass
- vinyl chloride
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- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野〕
本発明は合わせガラス用中間膜に関し、詳しくは特定の
平均重合度およびエチレン含有率を有するエチレン・塩
化ビニル共重合体と可塑剤とを特定割合で含有した組成
物をフィルムとなし、このフィルムに、a)カルボキシ
ル基オよび/または水酸基を有する塩化ビニル系共重合
体からなる躾を被覆、b)プラズマ処理またはプラズマ
重合のいずれかの接着処理を施す前または後に、電離性
放射線を照射することにより得られる接着加工性に優れ
るのみならず、耐貫通性、耐熱性等に優れた合わせガラ
ス用中間膜にlJ!l−する。
平均重合度およびエチレン含有率を有するエチレン・塩
化ビニル共重合体と可塑剤とを特定割合で含有した組成
物をフィルムとなし、このフィルムに、a)カルボキシ
ル基オよび/または水酸基を有する塩化ビニル系共重合
体からなる躾を被覆、b)プラズマ処理またはプラズマ
重合のいずれかの接着処理を施す前または後に、電離性
放射線を照射することにより得られる接着加工性に優れ
るのみならず、耐貫通性、耐熱性等に優れた合わせガラ
ス用中間膜にlJ!l−する。
[従来の技術の説明〕
合わせガラス用中間膜を2枚のガラス板の間に挾み、加
熱、加圧して得られる合わせガラスは、今日では、自動
車、航空様、高層ビル等の窓ガラスに広く利用されてい
る。
熱、加圧して得られる合わせガラスは、今日では、自動
車、航空様、高層ビル等の窓ガラスに広く利用されてい
る。
従来、この合わせガラス用中間膜としては、一般にポリ
ビニルブチラール膜が使用されている。
ビニルブチラール膜が使用されている。
この樹脂膜は、実際の使用に際しては、例えばジブチル
セバケート(DBS)等の高沸点可塑剤を、ポリビニル
ブチラール100重役部に対して約30重S部加えるこ
とにより中間膜としている。しかしながら、この可塑化
ポリビニルブチラール膜は、常温下での膜表面の粘着性
が強いため、製造した中IXl躾を巻き取るに際し、膜
表面に1炭酸ソーダ等の粉末からなる粘着防止剤を散布
して、この粘着性を防いでいる。このため合わぜガラス
V造作業の際には、水洗によりこの粉末を除き、更に乾
燥処理するという複雑な工程を含んでおり、作業工程上
に大きな難点を有している。また、粘着性があるとガラ
スを合わせる際に位置決めが困ガであるとか、ガラスと
ガラスの間に空気が残り、品質上問題が起りやすかった
。
セバケート(DBS)等の高沸点可塑剤を、ポリビニル
ブチラール100重役部に対して約30重S部加えるこ
とにより中間膜としている。しかしながら、この可塑化
ポリビニルブチラール膜は、常温下での膜表面の粘着性
が強いため、製造した中IXl躾を巻き取るに際し、膜
表面に1炭酸ソーダ等の粉末からなる粘着防止剤を散布
して、この粘着性を防いでいる。このため合わぜガラス
V造作業の際には、水洗によりこの粉末を除き、更に乾
燥処理するという複雑な工程を含んでおり、作業工程上
に大きな難点を有している。また、粘着性があるとガラ
スを合わせる際に位置決めが困ガであるとか、ガラスと
ガラスの間に空気が残り、品質上問題が起りやすかった
。
そこで、これらの難点を解消するため、製膜した場合、
常温では全く自着性を示さず、従って、従来可塑化ポリ
ビニルブチラール校に使用されていた粘着防止剤の散布
を必要とせず、合わせガラスを作製する際も、膜の水洗
、乾燥処理も必要としない接着加工性に優れかつ、耐貫
通性を始め、他の緒特性に優れた合わせガラス中間膜の
開発が望まれていた。
常温では全く自着性を示さず、従って、従来可塑化ポリ
ビニルブチラール校に使用されていた粘着防止剤の散布
を必要とせず、合わせガラスを作製する際も、膜の水洗
、乾燥処理も必要としない接着加工性に優れかつ、耐貫
通性を始め、他の緒特性に優れた合わせガラス中間膜の
開発が望まれていた。
[発明の目的]
本発明は、合わせガラス1m時の繁雑な接着加工作業性
を改善すると共に、耐貫通性、耐熱性等の緒特性を向上
させた合わせガラス用中間膜を提供することを目的とし
、特に自f71 rJX用フロントガラスに利用される
。
を改善すると共に、耐貫通性、耐熱性等の緒特性を向上
させた合わせガラス用中間膜を提供することを目的とし
、特に自f71 rJX用フロントガラスに利用される
。
F発明の梠成および作用]
本発明の目的は以下に示す合わせガラス用中間膜によっ
て達成される。
て達成される。
すなわち本発明は、平均重合度が400〜1 、100
、エチレン含有Mが101 ffi%以下のエチレン・
塩化ビニル共用合体100山岳部、可塑剤5〜60更聞
部を含有する組成物をフィルムとし、該フィルムに下記
のいずれかの接着処理 a)カルボキシル する塩化ビニル系共重合体からなる膜を被覆、b)プラ
ズマ処理またはプラズマ重合、を施ず前または後に、電
離性放射線を照射することを特徴とする合わせガラス用
中間膜。
、エチレン含有Mが101 ffi%以下のエチレン・
塩化ビニル共用合体100山岳部、可塑剤5〜60更聞
部を含有する組成物をフィルムとし、該フィルムに下記
のいずれかの接着処理 a)カルボキシル する塩化ビニル系共重合体からなる膜を被覆、b)プラ
ズマ処理またはプラズマ重合、を施ず前または後に、電
離性放射線を照射することを特徴とする合わせガラス用
中間膜。
従来よりポリ塩化ビニルは、安価であることから広く使
用されている。しかしながら、一般に使用されているポ
リ塩化ビニルは、平均重合度が約1、000であり、可
塑剤を加えて可塑化しても、フィルム製造後、ガラスと
加熱圧着する際の温度が、例えば170℃前後を必要と
し、その際にポリ塩化ビニルの熱分解により茶色に変色
をはじめ好ましくない。
用されている。しかしながら、一般に使用されているポ
リ塩化ビニルは、平均重合度が約1、000であり、可
塑剤を加えて可塑化しても、フィルム製造後、ガラスと
加熱圧着する際の温度が、例えば170℃前後を必要と
し、その際にポリ塩化ビニルの熱分解により茶色に変色
をはじめ好ましくない。
そこで、本発明では、変色を生じさせない程度の低い加
工温度でフィルムとガラスを圧着させることのできる素
材としてエチレン・塩化ビニル共重合体を用いるもので
ある。
工温度でフィルムとガラスを圧着させることのできる素
材としてエチレン・塩化ビニル共重合体を用いるもので
ある。
すなわら、本発明で用いられる可塑剤で可塑化したエチ
レン・塩化ビニル共重合体は、同様に可塑剤で可塑化し
た同じ重合度のポリ塩化ビニルと比較して加熱時の流動
性が高く、従って、より低温で加工することができる。
レン・塩化ビニル共重合体は、同様に可塑剤で可塑化し
た同じ重合度のポリ塩化ビニルと比較して加熱時の流動
性が高く、従って、より低温で加工することができる。
本発明で用いられるエチレン・塩化ビニル共重合体の平
均重合度は400〜1,100が望ましい。平均重合度
が 1.+OOより高いと、フィルムとガラスの圧着の
際、すなわち合わせガラス製造時に高温を必要とするた
め望ましくなく、また平均重合度が400より低いとフ
ィルム強度が低下し、合わせガラスとしての好適な性能
が(4られない。
均重合度は400〜1,100が望ましい。平均重合度
が 1.+OOより高いと、フィルムとガラスの圧着の
際、すなわち合わせガラス製造時に高温を必要とするた
め望ましくなく、また平均重合度が400より低いとフ
ィルム強度が低下し、合わせガラスとしての好適な性能
が(4られない。
本発明にあけるエチレン・j;化ビニル共重合体のエチ
レン含有mについては、エチレン伍が多ければ多くなる
ほど熱片の流動性が高くなり、それだけ合わせガラス1
m時の加工温度を低くすることができる。しかしながら
、工ルン吊をあまり多くづると透明性が低下するので、
エチレン含有開は10重足%以下どすることが合わばガ
ラスとしての使用に適している。
レン含有mについては、エチレン伍が多ければ多くなる
ほど熱片の流動性が高くなり、それだけ合わせガラス1
m時の加工温度を低くすることができる。しかしながら
、工ルン吊をあまり多くづると透明性が低下するので、
エチレン含有開は10重足%以下どすることが合わばガ
ラスとしての使用に適している。
従って、本発明においては、平均重合度400〜+,1
00、かつエチレン含有的が10重惜%以下のエチレン
−塩化ビニル共手合体な用いる。
00、かつエチレン含有的が10重惜%以下のエチレン
−塩化ビニル共手合体な用いる。
本発明に用いられる可塑剤としては、透明性、相溶性等
の点で問題なければ一般の可塑剤を使用することができ
、特に限定されるものではない。
の点で問題なければ一般の可塑剤を使用することができ
、特に限定されるものではない。
可塑剤の配合量は、電離性放射線を照射することによっ
て、耐貫通性が向上することから広い範囲の値が採れ、
具体的にはエチレン・塩化ビニルjl−重合体100重
役部に対し、5〜60ffi ffi部が適している。
て、耐貫通性が向上することから広い範囲の値が採れ、
具体的にはエチレン・塩化ビニルjl−重合体100重
役部に対し、5〜60ffi ffi部が適している。
また本発明には、前)ホしたエチレン・塩化ビ二ル共重
合体、可塑剤以外に各種添加剤を加えることができる。
合体、可塑剤以外に各種添加剤を加えることができる。
例えば、耐熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑材
等である。さらに本発明においては、Ti順性放射線、
特に電子線を照射する場合に、電子線の架橋をより効果
的に行わせるために、少なくとも2個のビニル基、(メ
タ)アクリロイル基を有する化合物を架橋剤として少ω
添加することもできる。これらの架橋剤としては、例え
ばジビニルベンゼン、トリアリルインシアヌレート、エ
チレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート等であり、エチレン・塩化ビニル
共重合体1ootm m部に対し、0.5〜5.0重量
部が好ましく使用される。
等である。さらに本発明においては、Ti順性放射線、
特に電子線を照射する場合に、電子線の架橋をより効果
的に行わせるために、少なくとも2個のビニル基、(メ
タ)アクリロイル基を有する化合物を架橋剤として少ω
添加することもできる。これらの架橋剤としては、例え
ばジビニルベンゼン、トリアリルインシアヌレート、エ
チレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート等であり、エチレン・塩化ビニル
共重合体1ootm m部に対し、0.5〜5.0重量
部が好ましく使用される。
これらエチレン・塩化ビニル共重合体、可塑剤等からな
る組成物は、加熱ロール、加圧ニーダ−あるいは押し出
し機等で混練した後、加熱プレスあるいはTダイ等でフ
ィルム化することができる。
る組成物は、加熱ロール、加圧ニーダ−あるいは押し出
し機等で混練した後、加熱プレスあるいはTダイ等でフ
ィルム化することができる。
このようにして得られたフィルムは、そのままガラスと
加熱圧着してもガラスとの接着性は木質的に悪く、衝撃
を加えると簡単に剥離してしまい、合わけガラスとして
の性濠は持ち合わせていない。
加熱圧着してもガラスとの接着性は木質的に悪く、衝撃
を加えると簡単に剥離してしまい、合わけガラスとして
の性濠は持ち合わせていない。
従って、ガラスとの接着向上のために種々検討した結果
、下記に示す2つの接着処理のいずれかを行い、かつそ
の接C処理の前または後に電離性放射線を照射すること
によって、ガラスとの良好な接着性を示し、かつフィル
ム同士の自着性もなく、更に合わせガラスとしての良好
な性能、すなわち高い耐貫通性、耐熱性、透明性等を示
すことを見い出した。
、下記に示す2つの接着処理のいずれかを行い、かつそ
の接C処理の前または後に電離性放射線を照射すること
によって、ガラスとの良好な接着性を示し、かつフィル
ム同士の自着性もなく、更に合わせガラスとしての良好
な性能、すなわち高い耐貫通性、耐熱性、透明性等を示
すことを見い出した。
本発明において用いられる接着処理としては、次に示す
いずれかが選択される。
いずれかが選択される。
(接着処理1〉
上記した組成物からなるフィルムに、カルボキシル基お
よび/または水酸基を有する塩化ビニル系共重合体から
なる膜を被覆する方法。
よび/または水酸基を有する塩化ビニル系共重合体から
なる膜を被覆する方法。
すなわら、カルボキシルWJ5よび/または水酸基を有
する塩化ビニル系共重合体を有機溶剤に溶解させ、その
溶解液を合わせガラス用フィルム表面に塗布または浸漬
付着して乾燥させ、フィルム表面にカルボキシル基およ
び/または水H1を有する膜を形成させるか、あるいは
溶解液を離型紙またはポリエステルフィルム等の離型性
のある紙、フィルム上にツー1−シた後、乾燥させて得
られた膜を合わせガラス用フィルムの表面に圧着させて
被覆することも可能である。ここにおいて、カルボキシ
ル基を含イ1する塩化ビニル系共重合体としてゼオン4
00 x +10A、水酸基を有する塩化ビニル系共
重合体としてゼオンKP−2等が例示され、また溶剤と
してはテトラヒドロフラン等が用いられる。
する塩化ビニル系共重合体を有機溶剤に溶解させ、その
溶解液を合わせガラス用フィルム表面に塗布または浸漬
付着して乾燥させ、フィルム表面にカルボキシル基およ
び/または水H1を有する膜を形成させるか、あるいは
溶解液を離型紙またはポリエステルフィルム等の離型性
のある紙、フィルム上にツー1−シた後、乾燥させて得
られた膜を合わせガラス用フィルムの表面に圧着させて
被覆することも可能である。ここにおいて、カルボキシ
ル基を含イ1する塩化ビニル系共重合体としてゼオン4
00 x +10A、水酸基を有する塩化ビニル系共
重合体としてゼオンKP−2等が例示され、また溶剤と
してはテトラヒドロフラン等が用いられる。
(接着処理2)
上記した組成物からなるフィルムの表面をプラズマ処理
またはプラズマ重合する方法。
またはプラズマ重合する方法。
プラズマ処理やプラズマ重合は、接着しにくいポリエチ
レン等のフィルムの表面を活性化させたり、あるいは接
着性モノマーを表面上に重合させ 、たりすることによ
り、接着させやすい表面に変えることは、既に知られて
いる。しかしながら、本発明においては、エチレン・塩
化ビニル共m合体を主成分とする組成物からなるフィル
ムの表面をプラズマ処理、プラズマ重合することにより
、ガラスとの接着性を増し、合わせガラスとして良好な
性能を見い出すことができた。この方7人においては、
種々条件を検討した結果、プラズマ発生時の導入ガスは
、空気、アルゴンガスが最良であった。窒素ガスは合わ
せガラスの削貞通蛋験時のガラス■散吊が、空気、アル
ゴンガスより若干多かったが、貫通はしなかった。
レン等のフィルムの表面を活性化させたり、あるいは接
着性モノマーを表面上に重合させ 、たりすることによ
り、接着させやすい表面に変えることは、既に知られて
いる。しかしながら、本発明においては、エチレン・塩
化ビニル共m合体を主成分とする組成物からなるフィル
ムの表面をプラズマ処理、プラズマ重合することにより
、ガラスとの接着性を増し、合わせガラスとして良好な
性能を見い出すことができた。この方7人においては、
種々条件を検討した結果、プラズマ発生時の導入ガスは
、空気、アルゴンガスが最良であった。窒素ガスは合わ
せガラスの削貞通蛋験時のガラス■散吊が、空気、アル
ゴンガスより若干多かったが、貫通はしなかった。
本発明においては、この接着処理の前または後に゛電離
性放射線を照射を行なうことによって耐貫通性、耐熱性
を著しく向上させることができる。
性放射線を照射を行なうことによって耐貫通性、耐熱性
を著しく向上させることができる。
すなわら、電離性放射線の照射により、エチレン・塩化
ビニル共重合体のエチレン部が架橋し、三次元構造をと
ることにより、中間膜強度を向上させることができ、そ
の結°果として耐熱性、耐貫通性を向上させることがで
きる。ここでいう耐熱性とは、耐貫通性試験の雰囲気温
度を示す。すなわちJISで規定されている温度は20
℃であるが、夏期には40℃にも上昇し、合わせガラス
の温度も上昇するわけであるが、温度が高くなりすぎる
とフィルムの強度が低下し、創口通性試験で不合格とな
ってし、まう。従って、電離性放射線を照射することに
よってフィルムの強度を壜加させ、ある程度温度が高く
なっても耐貫通性試験に合格することが望ましいのであ
る。また、通常、耐貫通性試験ではt14!Rを落下さ
せる高さは4.OIであるが、この場合の衝撃は自動車
を40kg/時で運転していた時に激突した場合に、運
転手の頭がフロントガラスにぶつかる衝撃の程度と同じ
であり、更に自動車のスピードを上げても貝通しにくい
、すなわら4.Onよりも高いところから落下させても
貫通しにくいものが望まれていた。
ビニル共重合体のエチレン部が架橋し、三次元構造をと
ることにより、中間膜強度を向上させることができ、そ
の結°果として耐熱性、耐貫通性を向上させることがで
きる。ここでいう耐熱性とは、耐貫通性試験の雰囲気温
度を示す。すなわちJISで規定されている温度は20
℃であるが、夏期には40℃にも上昇し、合わせガラス
の温度も上昇するわけであるが、温度が高くなりすぎる
とフィルムの強度が低下し、創口通性試験で不合格とな
ってし、まう。従って、電離性放射線を照射することに
よってフィルムの強度を壜加させ、ある程度温度が高く
なっても耐貫通性試験に合格することが望ましいのであ
る。また、通常、耐貫通性試験ではt14!Rを落下さ
せる高さは4.OIであるが、この場合の衝撃は自動車
を40kg/時で運転していた時に激突した場合に、運
転手の頭がフロントガラスにぶつかる衝撃の程度と同じ
であり、更に自動車のスピードを上げても貝通しにくい
、すなわら4.Onよりも高いところから落下させても
貫通しにくいものが望まれていた。
このように本発明は、合わせガラス層中rEJ膜に要求
されている課題を電離性放射線を組成物に照射すること
により解決するものである。
されている課題を電離性放射線を組成物に照射すること
により解決するものである。
本発明に用いられる電離性成Q4線としては、電子線、
γ線、X*等が挙げられるが、工業的に広く利用されて
いる電子線が好ましく用いられる。
γ線、X*等が挙げられるが、工業的に広く利用されて
いる電子線が好ましく用いられる。
本発明において、電離性放射線、特に電子線の照射線R
は2〜20M rad、の範囲が好ましく用いられ、照
射線はが2M rad、よりも小さいと電子線照射によ
る効果は比較的少なく 、20M rad、より大きい
と、エヂレン部分の架橋度が高くなり、照射後のフィル
ムをガラスの間に挾んで加熱圧着する際の流動性が乏し
くなり、[7しにくくなる。例えば電子線層rJ4[1
を5M rad、、IOM rad、照射すると、耐貫
通性試験における合わせガラスの温度が未照射の場合に
30℃であったものが、40℃に上昇させることができ
る。また、合わせガラスの温度を20℃に固定して落下
高さを高くすると、未照射の場合4.5−であったもの
を最大6.0腸まで向上させることができる。電子線は
フィルムの片側から照射することもできるし、加速電圧
が低く、透過能力が小さい場合には、両側から照射する
ことも可能である。
は2〜20M rad、の範囲が好ましく用いられ、照
射線はが2M rad、よりも小さいと電子線照射によ
る効果は比較的少なく 、20M rad、より大きい
と、エヂレン部分の架橋度が高くなり、照射後のフィル
ムをガラスの間に挾んで加熱圧着する際の流動性が乏し
くなり、[7しにくくなる。例えば電子線層rJ4[1
を5M rad、、IOM rad、照射すると、耐貫
通性試験における合わせガラスの温度が未照射の場合に
30℃であったものが、40℃に上昇させることができ
る。また、合わせガラスの温度を20℃に固定して落下
高さを高くすると、未照射の場合4.5−であったもの
を最大6.0腸まで向上させることができる。電子線は
フィルムの片側から照射することもできるし、加速電圧
が低く、透過能力が小さい場合には、両側から照射する
ことも可能である。
[実施例の説明]
以下、本発明を実施例、比較例、従来例に基づいて具体
的に説明する。なお、各表中の配合数値はすべて重岱部
である。
的に説明する。なお、各表中の配合数値はすべて重岱部
である。
実施例1〜4および 1〜4
第1表に示す配合にてブレンドし、それぞれ押し出し薇
で厚さ 0.78mのシート状に押し出してフィルムを
得た。これらのフィルムに下記に示すA〜Dの方法によ
り接着処理を施した。また、この接着処理の前または轡
に所望により電子線照射を行なった。
で厚さ 0.78mのシート状に押し出してフィルムを
得た。これらのフィルムに下記に示すA〜Dの方法によ
り接着処理を施した。また、この接着処理の前または轡
に所望により電子線照射を行なった。
次に、これらのフィルムのフィルム同士の自着性を調べ
るために下記の測定法によりフィルム同士の密着力を測
定し、結果を第1表に示した。さらに、合わせガラスの
性能を調べるためにJIS−R−3212「自vJm安
全ガラスの試験方法」に準拠した下記の方法により、耐
熱性、耐貫通落下高さ、可視光線?に′i!!i率の測
定を行なった。それぞれの結果を第1表に示した。
るために下記の測定法によりフィルム同士の密着力を測
定し、結果を第1表に示した。さらに、合わせガラスの
性能を調べるためにJIS−R−3212「自vJm安
全ガラスの試験方法」に準拠した下記の方法により、耐
熱性、耐貫通落下高さ、可視光線?に′i!!i率の測
定を行なった。それぞれの結果を第1表に示した。
(接着処理法)
A:ゼオン400x 110A (カルボキシル基含
有塩化ビニル共重合体)をテトラヒドロフラン(T H
E )に溶解させて得られた液にフィルムを浸漬させた
後、自然乾燥させた。
有塩化ビニル共重合体)をテトラヒドロフラン(T H
E )に溶解させて得られた液にフィルムを浸漬させた
後、自然乾燥させた。
8:、1@沖製作所製ブラズ7重合装置(商品名:LC
VD−20−40011I G)を用いて、圧力0.0
65T orr 、放電パワー230VX 0.4A、
流入ガスとしてアルゴンを40cc/ sin、の流量
で注入しながら 1分間プラズマ処理を行なった。
VD−20−40011I G)を用いて、圧力0.0
65T orr 、放電パワー230VX 0.4A、
流入ガスとしてアルゴンを40cc/ sin、の流量
で注入しながら 1分間プラズマ処理を行なった。
C:島津製作所製プラズマ重合装置(商品8二LCVD
−20−4001L IG> ヲ用イT、圧力0、06
5 T orr 、放電パワー230V X 004A
、流入ガスとして乾燥空気を40cc/sin、の流
mで注入しながら 1分間プラズマ処理を行なった。
−20−4001L IG> ヲ用イT、圧力0、06
5 T orr 、放電パワー230V X 004A
、流入ガスとして乾燥空気を40cc/sin、の流
mで注入しながら 1分間プラズマ処理を行なった。
(フィルム同士の密着力測定法)
2枚のフィルムを合わせて水平に置き、40℃の雰囲気
で0.5に1;)/Ciの荷重を1時間かけ、その模2
0℃にて25厘でT型剥離試験を行なう。
で0.5に1;)/Ciの荷重を1時間かけ、その模2
0℃にて25厘でT型剥離試験を行なう。
さらに、この膜を30.5C11X 30.5cmの厚
さ2.8yrrsの2枚のガラスの間に挟み、130℃
の加熱プレスで10分間放置し、そのまま15 kg/
Ciの圧力で10分間圧着し、その後すぐに室温20
℃の空気に曝して厚さが6.36 m (中間膜の厚さ
が0.76jw>の透明な合わせガラスを得た。
さ2.8yrrsの2枚のガラスの間に挟み、130℃
の加熱プレスで10分間放置し、そのまま15 kg/
Ciの圧力で10分間圧着し、その後すぐに室温20
℃の空気に曝して厚さが6.36 m (中間膜の厚さ
が0.76jw>の透明な合わせガラスを得た。
(耐熱性)
加温した合わせガラスを水平に設ホし、2.28kQの
表面の滑らかな鋼球を4.0mの八ざから落下させ、加
温の程度を20℃、30℃、40℃、50℃と上げてい
き、貫通しない上限温度を調べた。
表面の滑らかな鋼球を4.0mの八ざから落下させ、加
温の程度を20℃、30℃、40℃、50℃と上げてい
き、貫通しない上限温度を調べた。
(T14貫通落下高さ)
20℃に保持した合わせガラスを水平に設がし、2.2
8 kgの表面がなめらかな鋼球を4.0■、4.5麺
、5.Os 、 5.5■、6.0腸、6.51と落
下高さを上げていき、貫通しない上限の高さを調べた。
8 kgの表面がなめらかな鋼球を4.0■、4.5麺
、5.Os 、 5.5■、6.0腸、6.51と落
下高さを上げていき、貫通しない上限の高さを調べた。
(可視光線透過率)
分光光度計(日立製作所社製)で400厘μから750
1μまでの透過率(%)を測定した。
1μまでの透過率(%)を測定した。
第7表の結果から明らかなように、平均重合度力430
〜1,050、エチI、iン含有mが1〜種1%のエチ
レン・塩化ビニル共重合体を用い、可塑剤が5〜60重
量部までの範囲で調製したフィルムを用い、前記した接
着処理および電子線照射を施した実施例1〜4のフィル
ムは、フィルム同士では自着性を示さず、かつそれらを
2枚のガラスに挾み合わせガラスとした場合に、良好な
特性、すなわち透明性、耐熱性に優れ、また′f!4T
14貫通落下高い値な示した。
〜1,050、エチI、iン含有mが1〜種1%のエチ
レン・塩化ビニル共重合体を用い、可塑剤が5〜60重
量部までの範囲で調製したフィルムを用い、前記した接
着処理および電子線照射を施した実施例1〜4のフィル
ムは、フィルム同士では自着性を示さず、かつそれらを
2枚のガラスに挾み合わせガラスとした場合に、良好な
特性、すなわち透明性、耐熱性に優れ、また′f!4T
14貫通落下高い値な示した。
これに対して電子線照射を行わない比較例1〜4におい
ては、耐熱性に劣り、また耐貫通落下高さも低い値を示
す。
ては、耐熱性に劣り、また耐貫通落下高さも低い値を示
す。
えLll
一般に自動小用フロントガラスに使用されている可塑化
ボリビニルブヂーラールを界面するためし=、市販され
ているポリビニルブチラールとジブデルセバケートおよ
び紫外線吸収剤を用いて第2表に示Vvj合に従って配
合し、押し出し機で中間膜を得た。実施例1と同様に膜
同士のF!!4カおよび合わせガラスを作成した掛のf
f4m通性試験、可視光線透過率を測定し結果を第2表
に示した。
ボリビニルブヂーラールを界面するためし=、市販され
ているポリビニルブチラールとジブデルセバケートおよ
び紫外線吸収剤を用いて第2表に示Vvj合に従って配
合し、押し出し機で中間膜を得た。実施例1と同様に膜
同士のF!!4カおよび合わせガラスを作成した掛のf
f4m通性試験、可視光線透過率を測定し結果を第2表
に示した。
第 2 表
この従来例1では、膜同士の密着力は5.2kg/25
1Mの剥趙力を示し、膜同士を密着させないためには、
粘性防止剤を散布する等の処理が必要であった。
1Mの剥趙力を示し、膜同士を密着させないためには、
粘性防止剤を散布する等の処理が必要であった。
[発明の効果]
以上説明したごとく、特定範囲の平均重合度およびエチ
レン含有mを有するエチレン・塩化ビニル共重合体と可
塑剤を特定範囲で含有する組成物をフィルムとした後、
接着処理としてカルボキシル基および/または水MWを
有する塩化ビニル系共重合体からなる膜で被覆したり、
プラズマ処理またはプラズマ重合し、さらにこの接15
1!l理の前または後にπ館性放射線を照射することに
よって得られる本発明の合わせガラス用中間膜は、製膜
した場合に常温においては膜同士は自着性を示さないの
で、従来、可塑化ボリビニルブヂラール躾に使用されて
いた粘着防止剤の散布を必要とせず、従って膜の水洗お
よび乾燥処理を必要としないので中間jtAと合わせガ
ラスとの接着加工性に優れる。
レン含有mを有するエチレン・塩化ビニル共重合体と可
塑剤を特定範囲で含有する組成物をフィルムとした後、
接着処理としてカルボキシル基および/または水MWを
有する塩化ビニル系共重合体からなる膜で被覆したり、
プラズマ処理またはプラズマ重合し、さらにこの接15
1!l理の前または後にπ館性放射線を照射することに
よって得られる本発明の合わせガラス用中間膜は、製膜
した場合に常温においては膜同士は自着性を示さないの
で、従来、可塑化ボリビニルブヂラール躾に使用されて
いた粘着防止剤の散布を必要とせず、従って膜の水洗お
よび乾燥処理を必要としないので中間jtAと合わせガ
ラスとの接着加工性に優れる。
また、本発明の中間膜を用いて合わせガラスとした時に
、電子線未照射のものと比べて、耐熱性、耐貫通落下高
さに優れることから、自vJ1!用のフロントガラス、
高層ピル等の窓ガラス用の中間膜として好適に利用され
る。
、電子線未照射のものと比べて、耐熱性、耐貫通落下高
さに優れることから、自vJ1!用のフロントガラス、
高層ピル等の窓ガラス用の中間膜として好適に利用され
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、平均重合度が400〜1,100、エチレン含有量
が10重量%以下のエチレン・塩化ビニル共重合体10
0重量部、可塑剤5〜60重量部を含有する組成物をフ
ィルムとし、該フィルムに下記のいずれかの接着処理 a)カルボキシル基および/または水酸基を有する塩化
ビニル系共重合体からなる膜を被覆、b)プラズマ処理
またはプラズマ重合、 を施す前または後に、電離性放射線を照射することを特
徴とする合わせガラス用中間膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13803085A JPS623050A (ja) | 1985-06-26 | 1985-06-26 | 合わせガラス用中間膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13803085A JPS623050A (ja) | 1985-06-26 | 1985-06-26 | 合わせガラス用中間膜 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS623050A true JPS623050A (ja) | 1987-01-09 |
Family
ID=15212403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13803085A Pending JPS623050A (ja) | 1985-06-26 | 1985-06-26 | 合わせガラス用中間膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS623050A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6420131A (en) * | 1987-06-16 | 1989-01-24 | Saint Gobain Vitrage | Adhesive film for glass and manufacture and application thereof |
US5631496A (en) * | 1993-05-13 | 1997-05-20 | Eupec Europaelsche Gesellsch. F. Leistungshalbleiter Mbh & Co.Kg | Semiconductor component having a passivation layer and method for manufacturing same |
WO2008156057A1 (ja) * | 2007-06-18 | 2008-12-24 | Seiko Epson Corporation | 接合方法、接合体、液滴吐出ヘッドおよび液滴吐出装置 |
US7754337B2 (en) | 2004-08-05 | 2010-07-13 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Method of reforming interlayer film for heat-insulating laminated glass |
CN110819030A (zh) * | 2019-10-28 | 2020-02-21 | 台玻武汉工程玻璃有限公司 | 一种隔音夹胶玻璃及其制备方法 |
-
1985
- 1985-06-26 JP JP13803085A patent/JPS623050A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6420131A (en) * | 1987-06-16 | 1989-01-24 | Saint Gobain Vitrage | Adhesive film for glass and manufacture and application thereof |
US5631496A (en) * | 1993-05-13 | 1997-05-20 | Eupec Europaelsche Gesellsch. F. Leistungshalbleiter Mbh & Co.Kg | Semiconductor component having a passivation layer and method for manufacturing same |
US7754337B2 (en) | 2004-08-05 | 2010-07-13 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Method of reforming interlayer film for heat-insulating laminated glass |
WO2008156057A1 (ja) * | 2007-06-18 | 2008-12-24 | Seiko Epson Corporation | 接合方法、接合体、液滴吐出ヘッドおよび液滴吐出装置 |
CN110819030A (zh) * | 2019-10-28 | 2020-02-21 | 台玻武汉工程玻璃有限公司 | 一种隔音夹胶玻璃及其制备方法 |
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