JPS6230304A - 油入電気機器用放熱容器の製造方法 - Google Patents

油入電気機器用放熱容器の製造方法

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JPS6230304A
JPS6230304A JP9462086A JP9462086A JPS6230304A JP S6230304 A JPS6230304 A JP S6230304A JP 9462086 A JP9462086 A JP 9462086A JP 9462086 A JP9462086 A JP 9462086A JP S6230304 A JPS6230304 A JP S6230304A
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welding
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thin metal
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Toshiaki Miyazaki
宮崎 俊秋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、絶縁油が循環する多数の中空フィン部゛を構
成した放熱容器を形成するに際し、薄金属板を用いても
溶接組立てに伴なう変形を抑制することのできる変圧器
タンクなど油入電気機器用放熱容器の製造方法に関する
(従来の技術) 従来より電気Ia器本体の小形化軽量化が進んでいるが
、これに伴ない電気機器本体を収容する容器も小形化軽
■化か要求され、特に容器を構成する金属板の板厚も極
端に薄くなっている。しかし板厚が薄くなると組立て溶
接するときの変形が大きく外観上2機能上問題があり、
外力とか電気機器本体の重量上の制約以外に、先ず製造
技術面からの制約によって板厚の薄さに限界があるもの
であった。
なかでも放熱容器、例えば変圧器用の放熱容器は負荷時
の発生熱を放散するための放熱器を必要とし、構造的に
複雑な組立て溶接の工程を持つので上記制約がきびしい
第4図は従来の油入変圧器の一例である。放熱容器の筒
状の胴部は多数の中空フィン部a、aを有する放熱板す
が用いられ、この放熱板すの中空フィン部a、aの内部
には絶縁油が充満し、変圧器運転時に油が循環して放熱
する。この放熱板すは経済上一枚の帯状薄金属板を所定
の間隔毎にパルス波形状に折り曲げて多数のフィン部を
形成し、各フィン部の長手方向両端を溶着閉塞して製作
する。
そしてこの放熱板すを筒状に折り曲げて、その幅方向両
端を、予め枠状に構成した薄金属板製側板C,Cに溶接
して放熱容器の胴部を形成する。
この溶接部分を第5図に示す。側板Cの一方の端縁部に
は側板Cの剛性を高めるためと側板Cが上部枠を構成す
る場合はタンク密封のパツキン座を構成するため、また
下部枠を構成する場合は底板を溶接し易くするためにそ
れぞれフランジ部dを持っている。フランジ部dは幅広
い程剛性は高まるが、あまり広くすると変圧器中身を収
めたとき、この中身とタンク内壁との隙間がそれだけ大
きくなるので、小型化の見地から得策でなく、現状フラ
ンジ部dの幅は10〜20mmである。
ところで、以上のような構造物を溶接した後で、溶接ビ
ードeと側板Cの溶接側端縁は温度低下による収縮で大
ぎな残留引張応力が生ずる。これにより側板Cは座屈を
起こし、第6図および第7図に示すように変形する。変
形量は溶接ビードと側板端縁部の収縮但に比例すること
は言うまでもなく、側板Cの剛性に反比例する。特に薄
金属板の溶接となると、板の厚みに対する溶接ビード但
が厚板の場合と比べて大きく、剛性は逆に小さいため、
変形量は格段と大きくなる。フランジ部dの幅を大きく
採れないことも手伝って変形を防ぐ手段がない。そして
このような変形を起こすとその矯正は非常な労力を要し
、かつ美麗な外観を得難くなる。溶接の施工の際も、作
業者は板が溶は落ちないように細心の注意を払い、少し
の手の動きのミスも許されない高度の緊張の持続を要求
されるので、当然作業性、生産性が低下する。溶接の自
動化は考えられるが、放熱板を筒状に折り曲げて容器の
胴部としての形状をある程度構成した後でのこのような
溶接では、自動ならい装置、容器回転装置、容器移動装
置など大掛かりな装置を要し、投資額が膨大となる。
(発明が解決しようとする問題点) このように、放熱容器の構成板を薄くすることによる障
害や不都合が大きく、この種の容器を小型軽量化ができ
なかった現状を考慮し、本発明は、溶接による変形量を
極めて小ざくし、かつ溶接を簡単に自動化できるように
した油入電気機器用放熱容器の製造方法を提供すること
を目的とするものである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、帯状の薄金属板を
所定の間隔で波形に折曲げて多数のフィン部を形成し、
この各フィン部の長手方向両端を溶接閉塞して中空フィ
ン部とするとともに中空フィン部の波打つ方向に所定の
長さに切断してなる放熱板と、この放熱板の幅方向両端
にそれぞれ固着されて上部枠、下部枠を構成する薄金属
板製側板とによって筒状の胴部を形成する油入電気機器
用放熱容器の製造方法において、予め前記各薄金属板製
側板の一端縁部にそれぞれフランジ部を形成しておき、
この各薄金属板製側板の他端縁部と前記放熱板の端縁部
とを直線状の状態で突き合わせるか重ね合わせて並べた
後、その直線状の突き合わせ部または重合部を溶接して
接合板を形成し、その後この接合板を、前記中空フィン
部を外側にして間隔をおいた数個所で折曲げて胴部を形
成するようにしたものである。
(作用) したがって、本発明によると、予めフランジ部を設けた
側板と放熱板とを直線状に保持した状態で溶接した後折
り曲げるようにしたので、溶接による変形や溶接歪み、
溶接欠陥の発生を抑制することができ、しかも溶接の自
動化も容易に行なうことができる。
(実施例) 本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図乃至第3図において、先ず、第一工程で帯状薄金
属板を所定の間隔でパルス波形状に折り曲げて多数のフ
ィン部を形成し、同時に各フィン部の長手方向両端1’
、 1’を自動的に溶着閉塞して、内側に空隙を持つ多
数の中空フィン部1,1を形成する。
これを中空フィン部1,1の波打つ方向に所定の長さに
切断して放熱板2とする。
次に第二工程では、例えば第1図に示すように、上記放
熱板2をローラ3,3上に載せて移送できるようにする
。これは、第一工程からの連続する工程であってもよい
。そして放熱板2の幅方向両側に、放熱板2と同じ長さ
に切断した薄金属板製側板5,5を添える。この薄金属
板製側板5,5は上部枠、下部枠を構成するためのもの
で、それぞれ一端縁部にフランジ部10(第2,3図参
照)を予め形成しておく。このフランジ部10は上部枠
では側板5の剛性を高めるためとタンク密封のパツキン
座を構成するためのものであり、下部枠では側板5の剛
性を高めるためと底板の溶接を容易にするためのもので
おる。この実施例のフランジ部10は側板5の一端縁部
を中空フィン部1の突出する側と反対側に折曲げて形成
しており、その幅はタンクの人形化を招かないように比
較的小さく設定しである。ざらに後の工程で行われる放
熱板2及び側板5の折曲げに際して支障とならないよう
に所要個所に切欠き4,4が形成しである。放熱板2の
端縁部と、側板5のフランジ部10を形成していない端
縁部とは突き合わせたり、または側板5を下に少し重ね
たりして、その突き合わせ部または重合部を直線状の状
態に配置する。次に、これら放熱板2と側板5,5を保
持ローラ6.6で保持しながら移送する。保持ローラ6
.6の近くには定置した自動溶接用トーチ8,8の先端
が配置しである。この位置で移送された放熱板2と側板
5,5は移送されながらトーチ8,8によって突き合わ
せ部または重合部が先端から直線状に連続して溶接され
接合板を形成する。溶接後の側板5,5は引き続き矯正
ローラ7.7で矯正される。
次に、第三工程で、上記第二工程で製作された接合板を
上記切欠き4,4の位置で中空フィン1゜1を外側にし
て折り曲げて筒状にし、両端を溶接して胴部を形成する
く第2図参照)。11はその溶接線である。
また、上記折曲げにより各切欠き4,4は両側に位置す
るフランジ部10の端部が突き合わされるので、この突
き合わせ部を溶接して胴部仝周にわたる7タンク部10
を各側板5,5に形成する。
その後、筒状の胴部の一方の側板5に形成されたフラン
ジ部10に底板12を溶接して敢然容器を構成する。
このようにして、上部枠、下部枠を構成する側板5,5
に予めフランジ部10.10を設けてあき、この側板5
,5を中空フィン1,1を有する放熱板20両側に添え
て直線状に溶接できるようにし、その後で折り曲げ加工
によって筒状に組み立てるようにすれば、溶接を自動化
し易く、溶接変形歪み等の発生を極力抑えることができ
、薄金属板の使用が可能となる。すなわち、側板5.5
には予めフランジ部10.10が設けられて剛性が高め
られているので、放熱板2と側板5,5との溶接に際し
て側板5,5に変形が生じるのを極力抑えることができ
る。しかも、その溶接は平板状態で直線上に行えるので
、溶接の自動化が容易でおり、そしてこの自動化により
作業者に極度の緊張を与えることなく溶接できる。これ
により、前記側板5,5がフランジ部10.10を有す
ることによって変形が少なくなることと相俟って溶接歪
み、溶接欠陥の発生を少なくすることかできる。この場
合、実施例のように保持ローラ6.6て拘束した状態で
溶接し、さらに矯正ローラ7゜7によって矯正するよう
にすれば、溶接歪み等をより一層少なくすることができ
る。
一方、接合板を筒状にして両端を溶接するときや切欠き
の突き合わせ部を溶接するときには、薄板溶接に対す6
従来と同様の熟練と緊張を要するが、溶接長さが比較的
短いので問題なく、また単純な溶接線のため、自動化が
容易である。
[発明の効果] このように本発明方法によれば、予めフランジ部を設け
た側板と放熱板とを直線状に保持した状態で溶接した後
折り曲げるようにしたので、溶接による変形や溶接歪み
、溶接欠陥の発生を抑制することができ、しかも溶接の
自動化も従来の溶接自動化設備に比べて格段の少投資額
で実施できるというすぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による放熱容器の製造方法の一実施例を
示す斜視図、第2図は同方法で製造された変圧器用放熱
容器の斜視図、第3図は製造時のフランジ部の形成状態
を示す拡大斜視図、第4図は従来の油入変圧器の正面図
、第5図は第4図のX−X線に沿う拡大断面図、第6図
は回部に溶接歪が発生した状態を示す断面図、第7図は
溶接歪の状態を示す斜視図である。 1・・・中空フィン部   2・・・放熱板3・・・a
−ラ      4・・・切欠ぎ5・・・側板    
   6・・・保持ローラ7・・・矯正ローラ    
8・・・自動溶接用トーチ10・・・フランジ部−21
1・・・溶接線12・・・底板 (8733)代理人 弁理士 猪 股 祥 晃(ばか 
1名) 第1図 第2図   第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)帯状の薄金属板を所定の間隔で波形に折曲げて多
    数のフィン部を形成し、この各フィン部の長手方向両端
    を溶接閉塞して中空フィン部とするとともに中空フィン
    部の波打つ方向に所定の長さに切断してなる放熱板と、
    この放熱板の幅方向両端にそれぞれ固着されて上部枠、
    下部枠を構成する薄金属板製側板とによって筒状の胴部
    を形成する油入電気機器用放熱容器の製造方法において
    、予め前記各薄金属板製側板の一端縁部にそれぞれフラ
    ンジ部を形成しておき、この各薄金属板製側板の他端縁
    部と前記放熱板の端縁部とを直線状の状態で突き合わせ
    るか重ね合わせて並べた後、その直線状の突き合わせ部
    または重合部を溶接して接合板を形成し、その後この接
    合板を、前記中空フィン部を外側にして間隔をおいた数
    個所で折曲げて胴部を形成することを特徴とする油入電
    気機器用放熱容器の製造方法。
JP9462086A 1986-04-25 1986-04-25 油入電気機器用放熱容器の製造方法 Granted JPS6230304A (ja)

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JPS6248363B2 JPS6248363B2 (ja) 1987-10-13

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