JPS6221476A - 電子ビ−ム溶接方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は厚肉チューブ、パイプ形状の難溶接性材料の溶
接方法に関し、特に耐食性、機械的性質の改善を要する
材料の電子ビーム溶接方法に関する。

（従来の技術） 電子ビーム溶接において、電子ビーム溶接金属の性質（
機械的性質、腐食性等）が、母材よシ劣る場合、溶接金
属の性能を向上させるために、インサートメタルを溶接
開先にはさんで電子ビーム溶接を行っていた。しかしこ
のインサントメタルの作製には多くの手間が必要である
という欠点があった。

そこで本発明はこの従来技術の欠点を解消する電子ビー
ム溶接法として、溶接開先に溶接ワイヤを巻き付け、か
つ溶接中に溶接プール内に上記溶接ワイヤを添加しなが
ら溶接することを特徴とする電子ビーム溶接法を、同日
付で提案した。

この日付で提案した方法を、第３図、第４図により説明
する。

第３，４図中、１は電子ビームガン、２はチューブ又は
パイプ母材、５は溶接ワイヤ（又は置き棒）４は溶加棒
又はワイヤ、５は第１溶接ビード、６は第２溶接ビード
、７は電子ビーム、８は開先スリットである。

この同日提案の、チューブ又はパイプのインサートメタ
ル方式の電子ビーム溶接方法は、第３．４図に示すよう
に、開先スリット８内に溶接ワイヤ３をおき、電子ビー
ム溶接し、その後、第１ビード５の表面側のアンダーカ
ットをなくし、凸型の良好な表面ビード形状６となるよ
うに溶接ワイヤ４を溶湯プール６内に添加しながら電子
ビーム化粧溶接するものであった。

ところが、この方法では、■溶接ワイヤ４の溶加による
表面ビードの形状修復は十分ではなく、アンダーカット
が残り易いこと、■ワイヤの添加位置が不安定変動し、
ビード形状が凹凸形状となシ易いこと、■溶接ワイヤ送
給位置決め装置が必要であシ設備コスト大であること、
等の欠点があった。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、 （１）表面ビード修復の九めの溶接ワイヤ又は置き棒の
添加の必要性をなくすこと、 （２）予め溶接ワイヤをチューブ又はパイプ開先溝に巻
きつけることによ〕連続溶接を加能とすること、 （３）溶接ワイヤ送給位置決め装置を不要とし、低コス
ト、高効率な溶接法とすること、を解決せんとするもの
である。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、管状物を電子ビームで溶接するに際し、溶接
継手の開先の形状をＴ型とし、この開先に溶接ワイヤを
巻つけて溶接するととを特徴とする電子ビーム溶接方法
に関する。

第１．２図は本発明の一実施態様例を示す図でおる。

第１，２図中、２１は電子ビームガン、２２は母材、２
３はＴ型開光の溝内に巻つけた溶接ワイヤ、２５′はＴ
Ｗ開先の表面近傍に巻つけた溶接ワイヤ（２５と２５’
とは同材溶接ワイヤ）、２４は第１ビード、２５は第２
ビード、２６は電子ビーム、２７はＴ型開光である。

溶接ワイヤ２５は母材２２のＴ型開先２７の溝内にラセ
ン状に連続的に巻かれており、電子ビームガン２１より
の電子ビーム２６が母材２２、溶接ワイヤ２ｓを貫通す
ることにより第１溶接ビード２４が溶込まれる。第２溶
接ビード２ｓはＴ型開先２７の表面部にコイル状に巻か
れた溶接ワイヤ２５’に電子ビーム２６の焦点をぼかし
ながら照射し、かつオシレージロンすることによ）均一
凸型ビードとなる。

以上の操作は連続作業で行うことができる。

（発明の効果） 従来の電子ビーム溶接法はインサート材を開先内にはさ
むため、ビードのたれ下が如がひどく、そのため表面ビ
ードはアンダーカットとな夛やすい。そのため、例えば
同日提案の発明のように、溶接ワイヤの添加によシ良好
な凸型ビードを形成させる必要があったが、溶接ワイヤ
の添加には前述したような困難性があった。

これに対して本発明は予めＴ型開光の溝内及びその表面
近傍に溶接ワイヤを巻きつけておくだけで良好な凸型ビ
ードが形成できるのでその工業的効果は絶大なものがあ
る。

【図面の簡単な説明】

第１．２図は本発明の一実施態様例を示す図、第５．４
図は従来技術を示す図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 管状物を電子ビームで溶接するに際し、溶接継手の開先
   の形状をＴ型とし、この開先に溶接ワイヤを巻つけて溶
   接することを特徴とする電子ビーム溶接方法。