JPS62299290A - 脱水兼用洗濯機の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明　　　　− 産業上の利用分野 本発明は洗濯と脱水を一つの槽で兼用する脱水兼用洗濯
機の制御装置に関するものである。

従来の技術 従来、この種の洗濯機においては、洗濯およびすすぎの
排水後、間欠的に脱水を数回性なって、洗剤の泡を十分
きってから正常な脱水動作に入る工程が一般的である。

この間欠脱水はふつう３〜５秒間モータＯＮ　、ＯＦＦ
を交互に数回繰り返す動作で、すべてのコースにおいて
脱水工程の当初には必ず一定回数、又は一定時間の間欠
脱水が行なわれていた。

発明が解決しようとする問題点 最近では衣類の多様化や、洗濯機の大型化、新水流の開
発等に伴って、洗濯機で洗える衣類の幅が広がってきて
いる。すなわち、薄手のデリケートな化繊のブラウスや
高級下着から表面が起毛し、二枚あわせ構造をした非常
に保温性にすぐれ、風合のよいマイヤー毛布のような大
物衣料品まで洗濯機で洗えるようになっている。

ところが、洗たく時においてこのマイヤー毛布は、その
構造上、毛布内部に多量の水を含む。

（このマイヤー毛布は、乾燥時の重量は２．６〜３．０
　ｋｇであるが、洗濯時に水を含んだ状態では約２６〜
３０ｋｇとなり、約１０倍の重さになっている）このた
め、洗濯排水後もかなりの洗剤液を毛布が含んでおり、
従来のいわゆる間欠脱水動作では、充分に洗剤分をふり
きることができず、本格的な脱水動作時に入っても洗濯
兼脱水槽と水受槽の間に洗剤の泡が発生充満してしまう
。この泡が抵抗となって脱水の起動が悪くなり脱水の終
わりになっても、定常の脱水回転数まで到達しない。

普通、この種の洗濯機の脱水回転数は、定常状態で８６
０〜９００ｒｐｍ　　であるが、マイヤー毛布の場合洗
たく後回−間欠脱水動作を行なった後の脱水回転数が４
ｏ○〜５００ｒｐｍ　程度にしか上がらない状態が起こ
る。

第６図は、間欠脱水４回行なって本脱水に入る場合の脱
水回転数を示す１例であるが、一般的な負荷を示す曲線
２３に対し、薄物の場合は２４で示すように早い時間で
脱水回転数が定常回転まで上がっている。また逆に、マ
イヤー毛布の場合２６で示すように４回の間欠脱水では
ほとんど泡切りの効果がなく、本脱水にはいっても、負
荷重量がかなり大きいのと、泡が抵抗となって、回転数
が定常回転の約半分までしか上がらない。

このため十分に絞れず、すすぎ効果が大きく低下してし
まい、所定の洗浄効果が得られないという問題があった
。また、逆に薄物の化繊衣類は、脱液が容易なため、間
欠脱水２〜３回で、十分泡切りの効果が得られ、必ずし
も所定回数間欠脱水を行なう必要もない。このように、
現在の固定の間欠脱水動作では、洗たくする衣類によっ
て間欠脱水動作が不十分で洗濯効果が低下したり、逆に
不必要に間欠脱水を行なって時間的な無駄を生じるとい
うような問題があった。

本発明は上記問題点に鑑み、洗たくする衣類によって適
切な間欠脱水が行うことを目的とする。

問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の脱水兼用洗濯機の制
御装置は、洗濯、すすぎ時の水位を設定する設定設定手
段と、洗濯槽内の水位を検知する水位検知手段と、制御
手段とを備え、この制御手段は所定水位から排水設定水
位までの排水時間を計時するとともに、この計時値と所
定排水時間とを比較しその比較値に対応して、モータの
駆動を制御し、間欠脱水動作の回数２回転数時間を可変
制御するものである。　　″ 作用 この構成により、所定水位から排水設定水位までの排水
時間が所定の排水時間（標準負荷時）に比べて長い場合
、すなわち薄物の化繊類が少量はいっている場合で、水
の容積が多く水位低下スピードが遅いときには、間欠脱
水の回数１回転数。

時間の少なくとも１つを減らし、逆に所定の排水時間に
比べて短い場合、すなわちマイヤー毛布など衣類内に十
分水を含むような大物衣類のような場合で、衣類外部の
水の容積が少なく水位低下スピードが速いときには間欠
脱水の回数２回転数。

時間の少なくとも１つを増やすことによって十分洗剤の
泡をきりを行い続いて正常な脱水運転が行なえることと
なる。

実施例 以下、本発明の実施例について、第１図〜第４図を参照
して説明する。図において、１は交流電源、２は給水弁
、３は攪拌翼および洗濯兼脱水槽を回転させるモータ、
４は水位検知スイッチ、６は洗濯機の水位設定を認知し
水位検知を行いモータ駆動を制御するための入力部、出
力部、記憶部。

演算制御部等より成る制御手段、６，７は制御手段から
の信号をモータ３および給水弁２に伝達するためのトラ
イアックである。第２図Ｂは、標準負荷１２が入ってい
る排水直前の場合で、８は所定水位、９は排水設定水位
、Ｔ、は８から９までの排水時間（標準負荷時）１ｏは
攪拌翼、１１は洗面兼脱水槽である。

第２図人は化繊薄物１３が少量入っている排水直前の場
合で、ｔ、は所定水位８から排水設定水位９までの排水
時間である。第２図Ｃはマイヤー毛布１４が槽一杯に入
っている場合で、衣類外部の水１６の量は第２図Ａ、Ｂ
の場合に比べかなり少なくなっている（大半が毛布に含
まれている）。

同様にｔ２はこの場合の所定水位８から排水設定水位９
までの排水時間である。所定水位８および排水設定水位
９はＡ、Ｂ、Ｃいずれの場合も固定されたものである。

上記構成において、本実施例の動作を第４図により説明
する。

同図において、一般に洗濯およびすすぎ終了後、ステッ
プ１６で排水弁が開となり、自動的に排水が開始される
。同時にステップ１了で制御手段６は所定水位８から排
水設定水位９までの排水時間ｔを計時する。その計時値
をステップ１８の判断により、を岬ｔ８の場合（すなわ
ち、第２図Ｂの場合）ステップ１９で、間欠脱水の回数
２回転数。

時間は、所定の通り行なわれる。またｔ＞ｔｓの場合（
第２図人の場合）ステップ２０へ進み、間欠脱水の回数
２回転数２時間を所定値よりも減らして行なう。またｔ
　（ｔ　ｓの場合（第２図Ｃの場合、大部分が毛布に吸
水されているので見かけの排水スピード（水位低下）は
かなり速い）、ステップ２１に進み、間欠脱水の回数１
回転数１時間を増やして行なう。間欠脱水の回数９回転
数２時間は例えば、第３図のように設定してもよいが、
要するに、回数２回転数１時間の少くとも１つを可変と
すればよく、また、ｔ８に比較して段階的に増減しても
かまわない。そして間欠脱水終了後、ステップ２２で継
続的に本脱水が行なわれるわけである。

このため、少量の薄物の場合は、余分な脱水を行うこと
もなく、また逆に、毛布のように水を多くふくむ大物衣
類の場合は、十分な間欠脱水を行なってから本脱水に入
るため、脱水も正規の状態で良好に行なわれ、すすぎの
効果をより高めることができる。また、実現には、現在
の洗たく機の制御手段で十分対応できるものであるので
、実用性のかなり高いものである。

発明の効果 以上のように本発明によれば、洗濯、すすぎ時の水位を
設定する水位設定手段と、洗濯槽内の水位を検知する水
位検知手段と、所定水位から排水設定水位までの排水時
間を計時するとともに、この計時値と所定排水時間とを
比較し、その比較値に対応して洗濯およびすすぎ排水後
に洗濯兼脱水槽を間欠的に動作させる間欠脱水動作の回
数、モータ回転数および時間の少くとも１つを可変とす
る制御を行なう制御手段を備えることにより、十分水を
含みやすい大物、厚物の衣類や、逆に殆んど水を含まな
い少量の薄物の衣類を排水時間の長短で間接的に判別し
、前者の場合には、間欠脱水を十分行なうように制御し
、本脱水時にも正規の回転数が得られるため、十分なす
すぎ効果が得られる。また後者の場合は、間欠脱水を短
時間で行なうように制御されるため、絞りすぎによる無
駄を省き、形くずれなども防止できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による脱水兼用洗濯機の概略
的な電気回路図、第２図は同洗濯機に各々の負荷が入っ
たときの排水直前の状態を示すモｌフ デル図、第３図は同洗濯機にお彰る排水時間ｔと間欠脱
水の回数２回転数１時間の関係を示す図、第４図は同要
部のフローチャート、第６図は従来の洗濯機で各々の負
荷における間欠脱水および本脱水時の回転数を示す図で
ある。 ２給水弁、３・・・・・・モータ、４・・・・・・水位
検知スイッチ、６・・・・・・制御手段、１１・・・・
・・洗濯兼脱水槽。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名２−
給水弁 ３−モータ ４−一一水位検知スイ、ツナ ５−　制御手段 第１図 第２図　　　　　　　１！−廁記東駄槽第３図 第　４　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 攪拌翼を底部に内設した洗濯兼脱水槽と、洗濯時には前
   記攪拌翼を、脱水時には前記洗濯兼脱水槽を駆動するモ
   ータと、前記モータの駆動を制御する制御手段と、洗濯
   、すすぎ時の水位を設定する水位設定手段と、洗濯槽内
   の水位を検知する水位検知手段とを備え、前記制御手段
   は所定水位から排水設定水位までの排水時間を計時する
   とともにこの計時値と所定排水時間とを比較し、その比
   較値に応じて、洗濯およびすすぎ排水後に、洗濯兼脱水
   槽を間欠的に動作させる間欠脱水動作の回数、回転数お
   よび時間の少なくとも１つを可変する脱水兼用洗濯機の
   制御装置。