JPS6229769Y2 - - Google Patents

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JPS6229769Y2
JPS6229769Y2 JP17104680U JP17104680U JPS6229769Y2 JP S6229769 Y2 JPS6229769 Y2 JP S6229769Y2 JP 17104680 U JP17104680 U JP 17104680U JP 17104680 U JP17104680 U JP 17104680U JP S6229769 Y2 JPS6229769 Y2 JP S6229769Y2
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combustion
cylinder
holes
small holes
inner cylinder
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JP17104680U
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  • Wick-Type Burners And Burners With Porous Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、石油燃焼器具の燃焼筒に関するも
のである。
従来の技術 従来この種の燃焼筒で最上方に取付けた放熱ネ
ツトからの赤外線のみでは暖房効果が少ないの
で、燃焼時に赤熱する中筒の赤熱線を耐熱性の透
明外筒から照射するようにしているものが公知
(実開昭55−77005号公報参照)である。
即ちこの従来のものは第3図に示す如く多数の
小孔を穿つた内筒40と多数の小孔を穿つた中筒
41と該中筒41の外方に透明外筒42を具備し
た燃焼筒が公知である。
又従来この種の燃焼筒で第4図に示すごとく多
数の小孔を穿つた内筒43の上部に上部内筒44
を取付け、更に内筒43の外方に中筒45と、該
中、筒45の外方に透明外筒46を設け、又更に
透明外筒46の上部に透明上部外筒47を空気を
内筒43と中筒45間で形成した焔道48の上部
に送る間隙49を設けたものは公知(実開昭48−
27556号公報参照)である。
考案が解決しようとする問題点 ところで第3図に図示したものに於いては、中
筒41はパンチング板で形成し製作も比較的簡単
に行われ、しかも中筒41自体の強度も大である
反面、燃焼当初は比較的赤熱状態も良好である、
しかし燃焼してから10〜50時間後に全体が小豆色
の黒ずんだ赤熱状態を呈し、これは中筒41が燃
焼中に酸化されることが原因であり、以後この状
態を燃焼時は保ち続けて赤外線放出量が減少し、
又見た目も悪く、更に燃焼開始時から赤熱状態ま
でに至る時間も数分間要し、しかも中筒の上下に
赤熱ムラを生ずる欠点がある。
又第4図に図示したものに於いては中筒45の
上部で白炎燃焼方式を採用したものでストーブと
して使用するには見た目では温かく感じるもので
あるが、透明外筒46と透明上部外筒47との間
に空気を内筒43と中筒45間で形成した焔道4
8の上部に送る間隙49を設けなくてはならず、
複雑な工作手段を必要とし、且つ白炎燃焼は燃焼
温度がやや低く燃焼筒より生ずる輻射熱が少ない
等のおそれがあつた。
この考案は上記の問題点を解決したものであ
り、使用便利な石油燃焼器具の燃焼筒を得ること
を目的としたものである。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するためのこの考案の構成
を、略3分の2の高さより下方に多数の小孔2,
2・・を穿つと共に略3分の2の高さより上方に
小孔2より大径の多数の小孔3,3・・を穿ち且
つ上端には通気孔4を穿ちた上板5を設けた内筒
1と、多数の燃焼孔13,13・・を下方に穿つ
と共に多数の燃焼孔13,13・・より上方に多
数の小孔14,14・・を穿つて内筒1の略3分
の2の高さとした中筒12と、該中筒12の外方
に熱透過物質からなり上端が内筒1より高くなる
透明筒16とを具備し、前記中筒12の小孔1
4,14・・はその形状を横長状とすると共に互
いに左右に隣接した小孔14,14間の上下に小
孔14,14を位置させた千鳥足のブリツク状と
し小孔14の開口面積を燃焼孔13の開口面積よ
り大としてパンチングして形状し、更に内筒1の
上板5上には通気孔4からの燃焼空気を外方に案
内する上案内板6を備え、更に小孔2と小孔3の
境界線を仕切るよう内筒1の内部途中に通気穴9
を多数穿つた第2整流板10を取付け、該第2整
流板10には通気穴9からの空気を外方に案内さ
せる上拡がり状の中案内板11を設け、又中筒1
2の上端と透明筒16との間に整流通口17を有
した整流環体15を設けたものである。
作 用 そしてこの考案は前記の手段により、燃芯27
を備えた火皿26上に載置し、燃芯27を多く突
出させて周知の燃焼操作をすることにより燃焼を
開始する。
即ち点火により燃芯27上端の内筒1と中筒1
2との間の炎道室20下部で燃油の蒸発ガスが発
生して内筒1の小孔2と中筒12の燃焼孔13と
から燃焼空気が供給されて燃焼する。
この燃焼は内筒1の下部と中筒12の積極的に
燃焼に寄与する部分aとで主たる燃焼を終わる
が、従たる燃焼は更に内筒の下部と中筒12の赤
熱に寄与する部分bから燃焼空気を得て行う、即
ち内筒1の第2整流板10による空気案内作用で
小孔2から大量の燃焼空気が炎道室20内に供給
され、且つ中筒12と透明筒16との間の蓄熱室
21に流入した空気は上方の整流環体15に抑制
されつつ中筒12の赤熱に寄与する部分bに穿つ
た横長状の小孔14より炎道室20内に供給され
て完全燃焼する。
これにより中筒12の赤熱に寄与する部分bは
赤熱して赤外線を透明筒16と介して放出する。
一方炎道室20より内筒1と透明筒16との間
の緩流熱室23に上昇した炎及び熱気は内筒1の
上部外壁面に添つて上昇するが、内筒1内部に取
付けた第2整流板10の通気穴9から上昇する空
気は、中案内板11にて外周方向に案内され小孔
3を経て緩流熱室23内の炎及び熱気に供給され
ると共に、上板5の通気孔4を介して上案内板6
に案内され緩流熱室23上部の炎及び熱気に供給
され、又同時に蓄熱室21内の高温度の熱気又は
空気も整流環体15の整流通口17で均一に整流
されつつ緩流熱室23内の炎及び熱気に供給さ
れ、従つて緩流熱室23内の炎は充分な三次燃焼
空気が得られ、しかも充分整流混合され良好な燃
焼を行い、この燃焼熱によつて内筒1の上部は赤
熱して赤外線を透明筒16を介して放出する。
又透明筒16を介しての全体的な燃焼状態とし
ては、中筒12上端の整流環体15は赤熱せず黒
ずんでおり、ちようと赤熱状態を中間で2分した
状態となる。
次に大火力燃焼から中火力燃焼程度に小さくす
ると、当然炎の炎上高さが低くなり、炎は緩流熱
室23迄に達せず炎道室20にとどまつている。
従つて、大火力燃焼時のように明確な三次燃焼
は行われないが、中筒12上端の整流環体15及
び整流通口17にて蓄熱室21内の高温度の熱気
又は空気は抑制されるので、充分に中筒12の赤
熱に寄与する部分bに穿つた小孔14より炎道室
20内に供給され、一方内筒1の燃焼空気は第2
整流板10による空気案内作用で小孔2から大量
の燃焼空気を炎道室20内に供給され、従つて完
全燃焼状態を保ち、これによつて整流環体15よ
り下方の中筒12の赤熱に寄与する部分bは良好
に赤熱状態を保つことができ、大火力燃焼時には
中筒12とそれより縦長の内筒1の上部が良好に
赤熱させられ、一方中火力燃焼時には中筒12の
みが良好に赤熱させられ、火力調節に伴う赤熱ム
ラを防止する。
実施例 次に図面に示すこの考案一実施例について説明
すれば、1は0.3〜0.8mmのFe−Cr系ステンレス
鋼板を用い下部全周に1.2〜3.0φの多数の小孔2
を均等に穿ち、更に上部全周に2.0〜8.0φの多数
の小孔3を均等に穿ち乍ら上部全体の40〜60%の
開口率となし、直径約80〜100φで高さ約150〜
200mmの筒状とした内筒で、上端の開口部には通
気孔4を均等に周設した上板5を取付けて仕切
り、又上板5上には上拡がり状で内筒1の外径と
ほぼ同一又は若干大径を保ち、且つ通気孔4から
の空気を外方に案内させる上案内板6を取付け、
更に下端より若干上方の下部内方にも仕切るよう
に多数の通気穴7を穿ちた第1整流板8を取付
け、且つ径の異なる各小孔2,3の境界線(これ
を中心として下部と上部とに区分する)を仕切る
よう内部途中に通気穴9を多数穿ちた第2整流板
10を取付け、又第2整流板10上には上拡がり
状で内筒1内径より小径で且つ通気穴9からの空
気を外方に案内させる中案内板11を備えてい
る。
12は内筒1の外方に該内筒1より低身で間隔
を有して位置した直径約100〜120φで高さ約100
〜150mmの筒状で0.2〜0.6mmのFe−Cr系ステンレ
ス鋼板を用いた中筒で、下部の積極的に燃焼に寄
与する部分aである少なくとも全長の1/3である
下方、即ち内筒1の第1整流板8と対応する位置
に1.2〜3.0φの多数の燃焼孔13を穿ち、又上部
の赤熱に寄与する部分bである多くとも全長の2/
3である上方に1.5〜3.0×10.0〜15.0mmの横長状の
多数の小径14を互いに上下に一部重合させ乍ら
千鳥足のブリツク状に配設し、且つ小孔14の縦
径と各小孔14間である残部との寸法は1.5〜3.0
mmのほぼ同じとし全体的には40〜60%の開口率と
なし、且つ上端は内筒1の第2整流板10の高さ
と対応する位置とし乍ら該上端を外方に水平屈曲
又は環状の別部材から成る整流環体15を備え外
方の透明筒16の内側途中を仕切り、更に整流環
体15は燃焼空気及び熱気の一部を抑制と整流す
る為複数個で均等間隔に穿ちた小孔、又は透明筒
16内側方向の外周縁を若干隙間を保たせる手段
の整流通口17を形成している。前記透明筒16
は耐熱性で熱透過物質から成り、その外径は約
100〜150φで高さ約150〜230mm又は高さ約75〜
115mmを2個重合しても良く、更に透明筒16下
端は透明でない外筒18にて中筒12の積極的に
燃焼に寄与する部分aより若干高い位置で支持さ
れ、一方上端は透明筒16自身を内側方向に傾斜
を保つて内屈あるいは別部材であるリング状の案
内部材を傾斜を保つて嵌合した案内体19にて絞
つている。
又この案内体19の内周縁は下方の中筒12よ
り内側に位置させない。
前記内筒1と中筒12と透明筒16と外筒18
を組付けるに際し、内筒1と中筒12との間には
炎道室20を形成し、且つ中筒12と透明筒16
との間は炎道室20より若干大きい容積の蓄熱室
21を形成し、更に中筒12と外筒18との間に
空気流入室22を形成し、又炎道室20と蓄熱室
21と連通し乍ら上方に位置する内筒1上部と透
明筒16上部との間には炎道室20及び蓄熱室2
1より大きい緩流熱室23を形成し、全体は横ク
ロスピン24及び図示しない縦ピンにて一体形成
され燃焼筒25を形成する。
尚透明筒16上端に湾曲状の赤熱網を覆着して
も良いことはもちろんである。
26は芯案内筒(図示せず)の上部に備えられ
た火皿で、燃焼筒25を着脱自在に載置すると共
に炎道室20と対応する位置に燃芯27を嵌挿し
ている。
考案の効果 この考案は以上のような構成であり、略3分の
2の高さより下方に多数の小孔2,2・・を穿つ
と共に略3分の2の高さより上方に小孔2より大
径の多数の小孔3,3・・を穿ち且つ上端には通
気孔4を穿ちた上板5を設けた内筒1と、多数の
燃焼孔13,13・・を下方に穿つと共に多数の
燃焼孔13,13・・より上方に多数の小孔1
4,14・・を穿つて内筒1の略3分の2の高さ
とした中筒12と、該中筒12の外方に熱透過物
質からなり上端が内筒1より高くなる透明筒16
とを具備し、更に内筒1の上板5上には通気孔4
からの燃焼空気を外方に案内する上案内板6を備
えると共に、小孔2と小孔3の境界線を仕切るよ
う内筒1の内部途中には通気穴9を多数穿つた第
2整流板10を取付け、更にこの第2整流板10
には通気穴9からの空気を外方に案内させる上拡
がり状の中案内板11を設け、又中筒12の上端
と透明筒16との間に整流通口17を有した整流
環体15を設けたものであるから、整流環体と第
2整流体及び中案内板及び上板とを適正配置した
事によつて、内筒を中筒より高くしても完全な三
次燃焼ができ、且つ内筒を良好な赤熱状態にさせ
られ従来では見られぬ大きな特徴を有する。
又中筒のみで赤熱させるには高さ方向の限界を
有したものを、緩流熱室に供給される整流環体の
整流通口を介しての高温の空気と中案内板にて外
周方向に案内され内筒上部の小孔を経て流入して
来た高温の空気及び上板上の上案内板に案内され
て緩流熱室上部に供給される空気によつて、炎道
室を上昇して来た蒸発ガスの三次燃焼を行い、こ
の熱で内筒の中筒より露出した部分を赤熱させ、
従つて従来のものに比較して高さ方向の赤熱面積
の増大が計られ、赤外線の放出量も増大され著し
く暖房効果を向上させることができる。
特に透明筒を用いた燃焼筒が具有する火力調節
によつて上部が黒ずみ下部のみが赤熱し、且つそ
の中間が小豆色となつて見苦しく明確に区分でき
なかつたものを、整流環体を中心にして中間色で
ある小豆色となる箇所を排除し明確に区分でき、
暖房効果及び美観を向上させられ、しかも火力調
節の際に整流環体を中心にして赤熱状態を目で確
認し乍ら火力調節の目安とすることができると共
に、赤熱ムラのない多段状の燃焼が行える。
又中筒には横長状の小孔を千鳥足のブリツク状
に配設したので、見た目も美しく透明筒を備えた
燃焼筒のデザイン効果を一層向上させるものであ
る。又更に構造が極めて簡単であり、安価に提供
できる等の幾多の実用的効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の縦断面図、第2
図は同横断面図、第3図及び第4図は従来の断面
図。 1……内筒、3……小孔、4……通気孔、5…
…上板、6……透明筒、9……通気孔、10……
第2整流板、11……中案内板、12……中筒、
15……整流環体、16……透明筒、17……整
流通口、26……火皿。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略3分の2の高さより下方に多数の小孔2,
    2・・を穿つと共に略3分の2の高さより上方に
    小孔2より大径の多数の小孔3,3・・を穿ち且
    つ上端には通気孔4を穿ちた上板5を設けた内筒
    1と、多数の燃焼孔13,13・・を下方に穿つ
    と共に多数の燃焼孔13,13・・より上方に多
    数の小孔14,14・・を穿つて内筒1の略3分
    の2の高さとした中筒12と、該中筒12の外方
    に熱透過物質からなり上端が内筒1より高くなる
    透明筒16とを具備し、前記中筒12の小孔1
    4,14・・はその形状を横長状とすると共に互
    いに左右に隣接した小孔14,14間の上下に小
    孔14,14を位置させた千鳥足のブリツク状と
    し小孔14の開口面積を燃焼孔13の開口面積よ
    り大としてパンチングして形状し、更に内筒1の
    上板5上には通気孔4からの燃焼空気を外方に案
    内する上案内板6を備え、更に小孔2と小孔3の
    境界線を仕切るよう内筒1の内部途中に通気穴9
    を多数穿つた第2整流板10を取付け、該第2整
    流板10には通気穴9からの空気を外方に案内さ
    せる上拡がり状の中案内板11を設け、又中筒1
    2の上端と透明筒16との間に整流通口17を有
    した整流環体15を設けた事を特徴とする石油燃
    焼器具の燃焼筒。
JP17104680U 1980-11-29 1980-11-29 Expired JPS6229769Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5794005U JPS5794005U (ja) 1982-06-09
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ID=29529419

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