JPH0212412Y2 - - Google Patents

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JPH0212412Y2
JPH0212412Y2 JP1661184U JP1661184U JPH0212412Y2 JP H0212412 Y2 JPH0212412 Y2 JP H0212412Y2 JP 1661184 U JP1661184 U JP 1661184U JP 1661184 U JP1661184 U JP 1661184U JP H0212412 Y2 JPH0212412 Y2 JP H0212412Y2
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JP
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flame tube
tube
slit
red
air hole
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JP1661184U
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  • Wick-Type Burners And Burners With Porous Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内炎筒、外炎筒及びガラス外筒によつ
て複筒形の燃焼筒を形成し、ガラス外筒を通して
外炎筒の赤熱を見せる石油ストーブに関するもの
である。
従来のこの種の石油ストーブは例えば特開昭54
−45876号公報に見られるように外炎筒の赤熱部
に直径3mm〜4mm程度の円孔あるいはその孔面積
に相当する程度の角孔よりなる空気孔をあけるこ
とにより内炎筒と外炎筒の間を上昇する燃焼ガス
の一部をその空気孔を通して外炎筒の表面側に流
出させ、その外炎筒の表面に火炎を形成すること
により外炎筒表面の温度を850℃程度まで上げ、
優れた暖房効果とガラス外筒を通しての視覚効果
の両方を持たせるようにしていた。
しかしこのものは一方で外炎筒の赤熱部と対向
した内炎筒の空気孔が直径1.6mm程度の小孔とな
つているため外炎筒の赤熱部に比べてその表面温
度が700℃程度と低く、このため外炎筒の空気孔
を通して内炎筒の暗さが目だち、放射効率を落ち
るという欠点があつた。
本考案は上記の欠点をさらに改良するためにな
されたものであり、具体的には外炎筒の赤熱部に
対向した内炎筒の空気孔を横長のスリツト形状と
し、かつこのスリツトの1個当りの面積を外炎筒
の赤熱部に設けた空気孔の1個当りの面積と同等
か、それよりも大きくし、さらに前記スリツト状
空気孔の下部数段を内炎筒の内側から少許の間隙
を保持して金網により覆い、その金網の上下端を
内炎筒の内壁面に密着させたものであり、これに
よつて内炎筒の温度を今までよりも上げ、さらに
優れた暖房効果と視覚効果の両方を持たせるとと
もに、内炎筒での燃焼を安定させるようにしたも
のである。
以下図面に従がつて本考案の一実施例を説明す
ると、まず第1図及び第2図において、1は油タ
ンク、2は芯案内筒、3は芯外筒、4はこれら両
筒2,3の間に挿入され、下端を油タンク1内の
油に浸した芯であり、これらは周知のものであ
る。
5は複筒形の燃焼筒で、芯案内筒2の上端フラ
ンジ面に載置された内炎筒6、芯外筒3の上端フ
ランジ面に載置された外炎筒7及び外炎筒7の赤
熱部と対向してその外側に設けたガラス外筒8な
らびにガラス外筒8を支える外筒下9とで構成さ
れている。
また前記内炎筒6及び外炎筒7はその下部に直
径1.3mm程度の空気孔6a,7aを設け、またガ
ラス外筒8と対向した部分、すなわち赤熱部とな
る部分において、外炎筒7は従来と同様に直径3
mm〜4mm程度の円孔よりなる空気孔7bを設け、
内炎筒6は横長形状のスリツトで、かつその1個
当りの面積が前記空気孔7bと同等か、それより
大きい面積の空気孔6bを設けている。また第3
図及び第4図において10はリング状の金網で、
スリツト状空気孔6bの下部数段(図では3段)
を内炎筒6の内側から少許の間隙Tを保持して覆
つており、その上下端をビード出しにより内炎筒
6の内壁面に密着させている。
本考案は以上の構成よりなり、次にその作用を
説明すると、まず芯4に点火すると、内炎筒6と
外炎筒7の下部の空気孔6a,7aから流入する
空気によつてこの間で熱反応が起こり、灯油の蒸
気を炭素数の少ない炭化水素に分解していく。そ
してさらにリング外筒8に面した外炎筒赤熱部の
空気孔7bと内炎筒6の空気孔6b部分に達する
と、外炎筒7では空気孔7bが大きいことにより
その燃焼ガスの一部が空気孔7bを通して外炎筒
7の表面側に流出し、その表面側に火炎を形成し
て外炎筒を850℃程度の温度まで上昇させ、また
内炎筒6においても横長のスリツト状空気孔6b
が外炎筒7の空気孔7bと同等か、それより大き
いことにより内炎筒6の内側から多量に空気が流
入して急激な燃焼を行ない、内炎筒6の温度を上
昇させる。またこの際内炎筒6の下段のスリツト
状炎孔6b部では未だ燃焼速度の遅いガスのため
火炎が炎孔6bに付着したり飛んだりする不安定
な状態となりやすいが、この部分には内炎筒6の
内側と少許の間隙を保持して貼られた金網10に
よつて整流された空気が均一に送られるため安定
した火炎を形成することができる。
これによつて燃焼筒全体から輻射熱が放散され
るとともに、ガラス外筒8を通して外炎筒7の赤
熱が見え、また外炎筒7の空気孔7bを通して内
炎筒6の赤熱が見え、視覚効果が上昇するもので
ある。
実験によればスリツト状の空気孔6bを縦巾
W0.8mm、横巾H20mmとし、内炎筒6と金網10
との隙間Tを1mmとすることによつてそれまで
700℃程度しか上らなかつた内炎筒6の温度を770
℃程度まで上げることができ、またそれによつて
も内炎筒6での燃焼を安定させることができた。
またこの実験によれば前記スリツトの縦巾Wを1
mm以内に設定することによつてスリツトから流入
する空気にスピードを持たせ、スリツトの縁部か
ら少しはなれたところに火炎を形成し、その火炎
によつて内炎筒6を均一に赤熱することができ
た。
尚スリツトの縦巾Wを1mm以上に広げると、火
炎がスリツトの縁部に付着した状態となり、火炎
からの赤熱でスリツトの縁部のみ異常加熱され、
他の部分との間に赤熱むらを生じる。
またスリツトから噴出する空気の巾が広くなる
ため混合ガスと空気の混合が不均一となり、スリ
ツトから噴出した空気層の中央部でO2過多とな
つていわゆる水酸化反応が起こり、遊離カーボン
が発生してイエロー炎となる。
この現象は空気孔6bをスリツト形状に変えて
外炎筒7の空気孔7bと同等程度の大きさの円孔
にした場合でも同様である。
またこの空気孔6bの大きさを外炎筒7の空気
孔7bより小さくした場合には従来物と同様に空
気不足によつて内炎筒6の温度上昇が抑えられ、
好ましくない。
以上説明したように本考案は外炎筒の赤熱部と
対向した内炎筒の空気孔を横長のスリツト形状と
し、かつこのスリツト1個当りの面積を外炎筒の
赤熱部に設けた空気孔と同等かそれより大きく
し、さらに前記スリツト状空気孔の下部数段を内
炎筒の内側から少許の間隙を保持して金網により
覆い、その金網の上下端を内炎筒の内壁に密着さ
せたので、内炎筒の温度を上げて赤熱を良くする
ことができるとともに、その燃焼も安定させ、従
来のものに比べてさらにガラス外筒を通しての視
覚効果を上げることができるのみならず、放射効
果も上げることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る石油ストーブでの縦断面
図、第2図は同要部斜視図である。また第3図及
び第4図は同要部斜視図及び縦断面図である。 図において、6は外炎筒、6bはスリツト状一
次空気孔、7は外炎筒、8はガラス外筒、10は
金網である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内炎筒6、外炎筒7及びガラス外筒8によつて
    複筒形の燃焼筒5を形成し、前記ガラス外筒8を
    通して外炎筒7の赤熱を見せる石油ストーブにお
    いて、前記外炎筒7の赤熱部に対向した内炎筒6
    の空気孔6bを横長のスリツト形状とし、かつこ
    のスリツト1個当りの面積を外炎筒7の赤熱部に
    設けた空気孔7bの1個当りの面積と同等かそれ
    よりも大きくし、さらに前記スリツト状空気孔6
    bの下部数段を内炎筒6の内側から少許の間隙を
    保持して金網10により覆い、その金網10の上
    下端を内炎筒6の内壁に密着させてなる石油スト
    ーブ。
JP1661184U 1984-02-07 1984-02-07 石油スト−ブ Granted JPS60128118U (ja)

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JP1661184U JPS60128118U (ja) 1984-02-07 1984-02-07 石油スト−ブ

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JP1661184U JPS60128118U (ja) 1984-02-07 1984-02-07 石油スト−ブ

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JPS60128118U JPS60128118U (ja) 1985-08-28
JPH0212412Y2 true JPH0212412Y2 (ja) 1990-04-09

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JP1661184U Granted JPS60128118U (ja) 1984-02-07 1984-02-07 石油スト−ブ

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