JPS62297466A - 薄膜作製方法 - Google Patents
薄膜作製方法Info
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- JPS62297466A JPS62297466A JP13997886A JP13997886A JPS62297466A JP S62297466 A JPS62297466 A JP S62297466A JP 13997886 A JP13997886 A JP 13997886A JP 13997886 A JP13997886 A JP 13997886A JP S62297466 A JPS62297466 A JP S62297466A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C14/00—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
- C23C14/22—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
- C23C14/34—Sputtering
- C23C14/3407—Cathode assembly for sputtering apparatus, e.g. Target
- C23C14/3414—Metallurgical or chemical aspects of target preparation, e.g. casting, powder metallurgy
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
〔産業上の利用分野〕
本発明はスパッタリング法による薄膜の作製方法に関し
、中でも光ディスク等の光磁気記録媒体の記録層を構成
する磁性薄膜等を形成するに好適な薄膜作製方法に関す
るものである。
、中でも光ディスク等の光磁気記録媒体の記録層を構成
する磁性薄膜等を形成するに好適な薄膜作製方法に関す
るものである。
(従来の技術)
従来より、例えば磁性薄膜などの各種薄膜の作製方法と
して、蒸着法、スパッタリング法、化学気相堆積法(C
VD法)等の膜形成方法が知られている。中でも、上記
蒸着やスパッタリングなどの気相急冷法は、例えばFe
とBiと言ったように液相状態においても混合しない非
固溶体であって、通常の方法では合金を作ることが困難
な物質よりなる磁性薄膜を容易に形成し得ることから、
上記光ディスクなどの光磁気記録媒体の記録層の形成方
法として汎用されている。
して、蒸着法、スパッタリング法、化学気相堆積法(C
VD法)等の膜形成方法が知られている。中でも、上記
蒸着やスパッタリングなどの気相急冷法は、例えばFe
とBiと言ったように液相状態においても混合しない非
固溶体であって、通常の方法では合金を作ることが困難
な物質よりなる磁性薄膜を容易に形成し得ることから、
上記光ディスクなどの光磁気記録媒体の記録層の形成方
法として汎用されている。
このような気相急冷法の中でも、基本的には膜構成物質
からなるターゲットにイオン等を衝突させ、この衝突に
よってターゲットから膜構成物質を叩き出して薄膜を作
製するスパッタリング法は、例えば上記Fe−B1系等
の多成分系の薄膜を作製する際の組成比のコントロール
が容易であると言った蒸着法などの他の方法にはない優
れた特長を有している。
からなるターゲットにイオン等を衝突させ、この衝突に
よってターゲットから膜構成物質を叩き出して薄膜を作
製するスパッタリング法は、例えば上記Fe−B1系等
の多成分系の薄膜を作製する際の組成比のコントロール
が容易であると言った蒸着法などの他の方法にはない優
れた特長を有している。
しかしながら、スパッタリング法では、ターゲットとし
て固相のものを用いるため、成膜時間が長くなるとどう
してもターゲット表面が荒わることが避けられず、特に
Bi(融点271℃)などの融点が低く柔らかいもので
はこの荒れが甚しく、スパッタレートの低下などを招き
、形成される薄膜の組成比が不安定になったり、再現性
が劣化することがあった。
て固相のものを用いるため、成膜時間が長くなるとどう
してもターゲット表面が荒わることが避けられず、特に
Bi(融点271℃)などの融点が低く柔らかいもので
はこの荒れが甚しく、スパッタレートの低下などを招き
、形成される薄膜の組成比が不安定になったり、再現性
が劣化することがあった。
第3図に、このようなスパッタリング法による薄膜作製
方法の一例を示す。尚、第3図には、Fe−B1系の磁
性薄膜を作製する場合が例示されている。
方法の一例を示す。尚、第3図には、Fe−B1系の磁
性薄膜を作製する場合が例示されている。
第3図において、図中に符合1で示すものがFeのター
ゲットであり、2はBiのターゲットである。6はこれ
らFeおよびBiのターゲット1および2を載積するタ
ーゲットホルダーである。
ゲットであり、2はBiのターゲットである。6はこれ
らFeおよびBiのターゲット1および2を載積するタ
ーゲットホルダーである。
ターゲットホルダー6には、スパッタリング時のターゲ
ット温度の上昇を防止してスパッタリング条件の最適化
をはかる等を目的に、水冷パイプなどの冷却手段が設置
されるのが普通である。また、複数のターゲットを用い
る場合には、上記Biのターゲット2をその上に載せた
Feのターゲット1のような複合ターゲットを用いて膜
形成を行なうのが普通であるが、場合によっては複数の
ターゲットホルダー6上に複数の膜構成物質のそれぞれ
を別個に載積して膜形成を行なう場合もある。尚、第3
図では、説明を簡略化するため、イオン発生機構や薄膜
を形成する基板、また真空槽等は省略して示しである。
ット温度の上昇を防止してスパッタリング条件の最適化
をはかる等を目的に、水冷パイプなどの冷却手段が設置
されるのが普通である。また、複数のターゲットを用い
る場合には、上記Biのターゲット2をその上に載せた
Feのターゲット1のような複合ターゲットを用いて膜
形成を行なうのが普通であるが、場合によっては複数の
ターゲットホルダー6上に複数の膜構成物質のそれぞれ
を別個に載積して膜形成を行なう場合もある。尚、第3
図では、説明を簡略化するため、イオン発生機構や薄膜
を形成する基板、また真空槽等は省略して示しである。
上記のようなターゲットにイオン等を衝突させ、膜構成
物質、この場合はFeとBiをターゲットから叩き出し
、基板上に膜構成物質よりなる薄膜を形成させる訳であ
るが、この際、前述したようにスパッタリングの進行に
伴ってターゲット表面が荒れ、スパッタリングレートの
低下を招く等の不都合を生じるのである。
物質、この場合はFeとBiをターゲットから叩き出し
、基板上に膜構成物質よりなる薄膜を形成させる訳であ
るが、この際、前述したようにスパッタリングの進行に
伴ってターゲット表面が荒れ、スパッタリングレートの
低下を招く等の不都合を生じるのである。
このようなターゲット表面の荒れは、Fe(融点153
5℃)のように融点が高く比較的硬いものを用いる場合
にはそれほど大きな問題になることはないが、上記Bi
のような融点の低いものでは荒れが甚しいのである。ち
なみに、上記Fe−B1系では、スパッタリングの進行
に伴なうB+ターゲット表面の荒れによってB+ターゲ
ット表面が光散乱されて黒ずんで見えるようになり、こ
のような黒ずみに伴なってBiのスパッタリングレート
が低下して薄膜中のBi濃度の低下か起り、薄膜の組成
比を不安定にして作製薄膜の再現性を低下させていた。
5℃)のように融点が高く比較的硬いものを用いる場合
にはそれほど大きな問題になることはないが、上記Bi
のような融点の低いものでは荒れが甚しいのである。ち
なみに、上記Fe−B1系では、スパッタリングの進行
に伴なうB+ターゲット表面の荒れによってB+ターゲ
ット表面が光散乱されて黒ずんで見えるようになり、こ
のような黒ずみに伴なってBiのスパッタリングレート
が低下して薄膜中のBi濃度の低下か起り、薄膜の組成
比を不安定にして作製薄膜の再現性を低下させていた。
本発明は上記の諸点に鑑み成されたものであって、本発
明の目的とするところは、上記従来例のスパッタリング
法による薄膜作製方法の欠点を解消し、薄膜を再現性よ
く作成することが可能な新規な薄膜作製方法を提供する
ことにある。
明の目的とするところは、上記従来例のスパッタリング
法による薄膜作製方法の欠点を解消し、薄膜を再現性よ
く作成することが可能な新規な薄膜作製方法を提供する
ことにある。
本発明の上記目的は、以下の本発明によって達成される
。
。
スパッタリング法によって薄膜を作製するに際して、タ
ーゲットの一部もしくは全部を液相状態とすることを特
徴とする薄膜作製方法。
ーゲットの一部もしくは全部を液相状態とすることを特
徴とする薄膜作製方法。
本発明の方法では、スパッタリング用のターゲットが従
来法におけるが如くに固相状態とはされず、ターゲット
の一部もしくは全部が液相状態とされる。このような液
相状態のターゲットでは、膜構成物質がターゲット表面
から叩き出されても、液相状態であるのでターゲット表
面は直ちにならされて、固相状態のターゲットのように
表面が荒れて凹凸を生じることがなく、ターゲット表面
は常に滑らかな状態に保持されるため、スパッタリング
レートの低下などの問題を生じることなく、良質の薄膜
を再現性よく得ることが可能である。
来法におけるが如くに固相状態とはされず、ターゲット
の一部もしくは全部が液相状態とされる。このような液
相状態のターゲットでは、膜構成物質がターゲット表面
から叩き出されても、液相状態であるのでターゲット表
面は直ちにならされて、固相状態のターゲットのように
表面が荒れて凹凸を生じることがなく、ターゲット表面
は常に滑らかな状態に保持されるため、スパッタリング
レートの低下などの問題を生じることなく、良質の薄膜
を再現性よく得ることが可能である。
本発明の方法では、ターゲットの一部もしくは全部を液
相状態とすることが必要である。ターゲットは一成分系
のものでも多成分系のものでもかまわないが、例えば前
述したFe−B1系の如くに融点の大きく異なる膜構成
物質よりなる薄膜を作製する場合には、融点の低い膜構
成物質のターゲットを液相状態に保持するだけで本発明
の目的を十分に達成し得るものである。しかしながら、
ターゲットを液相状態に保持するに際して、ターゲット
を膜構成物質の融点を余り大きく越える温度で保持した
のでは、蒸着膜が形成されて得られる薄膜の組成比を不
安定なもにすることがあるので、ターゲット温度を膜構
成物質の融点よりも約lθ〜100℃程度高めに保持し
て液相状態を保つことが好ましい。
相状態とすることが必要である。ターゲットは一成分系
のものでも多成分系のものでもかまわないが、例えば前
述したFe−B1系の如くに融点の大きく異なる膜構成
物質よりなる薄膜を作製する場合には、融点の低い膜構
成物質のターゲットを液相状態に保持するだけで本発明
の目的を十分に達成し得るものである。しかしながら、
ターゲットを液相状態に保持するに際して、ターゲット
を膜構成物質の融点を余り大きく越える温度で保持した
のでは、蒸着膜が形成されて得られる薄膜の組成比を不
安定なもにすることがあるので、ターゲット温度を膜構
成物質の融点よりも約lθ〜100℃程度高めに保持し
て液相状態を保つことが好ましい。
(実施例)
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の詳細な
説明する。
説明する。
第1図に、本発明の方法の一態様を示す。本例には、前
述した第3図におけると同様のFe−B1系の磁性薄膜
を作製する場合が示されている。
述した第3図におけると同様のFe−B1系の磁性薄膜
を作製する場合が示されている。
第1図において、図中に符合1で示すものはFeのター
ゲットであり、2はチップ状のBiのターゲットである
。81のターゲット2は、これと同形状のFeのチップ
3に載積された状態で、ターゲットホルダー6に保持さ
れたFeのターゲット1上に配置されている。ターゲッ
トホルダー6には不図示の水冷バイブが配されており、
スパッタリング時のターゲット温度の上昇を防止してタ
ーゲット温度を所望の温度に保持し得るようにされてい
る。尚、図中には特に示されていないが、膜形成を行な
う基板の前面には、任意の時点で膜形成を行なうべく配
された開閉可能なシャッターが設けられている。
ゲットであり、2はチップ状のBiのターゲットである
。81のターゲット2は、これと同形状のFeのチップ
3に載積された状態で、ターゲットホルダー6に保持さ
れたFeのターゲット1上に配置されている。ターゲッ
トホルダー6には不図示の水冷バイブが配されており、
スパッタリング時のターゲット温度の上昇を防止してタ
ーゲット温度を所望の温度に保持し得るようにされてい
る。尚、図中には特に示されていないが、膜形成を行な
う基板の前面には、任意の時点で膜形成を行なうべく配
された開閉可能なシャッターが設けられている。
FeおよびBiのターゲット1および2を上記のように
した後、これらターゲットが配された真空槽(不図示)
内を圧力0.0I〜O,l Torr程度のA「ガスで
満たし、放電パワ−50〜200W程度でスパッタリン
グを行ない、Biのターゲット2が温度上昇して液相状
態になるのを待って、膜形成を行なう基板前面のシャッ
ターを開くことにより薄膜の作製を行なった。この際、
チップ3上のBiのターゲット2は液相状態になっても
表面張力によフて流出することは少ないが、チップ3に
凹部を設けて流出防止をはかってもよい。
した後、これらターゲットが配された真空槽(不図示)
内を圧力0.0I〜O,l Torr程度のA「ガスで
満たし、放電パワ−50〜200W程度でスパッタリン
グを行ない、Biのターゲット2が温度上昇して液相状
態になるのを待って、膜形成を行なう基板前面のシャッ
ターを開くことにより薄膜の作製を行なった。この際、
チップ3上のBiのターゲット2は液相状態になっても
表面張力によフて流出することは少ないが、チップ3に
凹部を設けて流出防止をはかってもよい。
このような方法でFeとBiの2成分よりなる磁性薄膜
を作製したところ、Biのターゲット2は前述した従来
法におけるが如くに表面が荒れて黒くなるようなことは
なく、また、作製した薄膜のBI濃度も一定となり、し
かもこのような薄膜を再現性゛よく得ることができた。
を作製したところ、Biのターゲット2は前述した従来
法におけるが如くに表面が荒れて黒くなるようなことは
なく、また、作製した薄膜のBI濃度も一定となり、し
かもこのような薄膜を再現性゛よく得ることができた。
尚、第1図において、Biのターゲット2をFeのチッ
プ3に載せたのは、Feのターゲット1にBiのターゲ
ット2を直接載せたのではFeのターゲット1を冷却す
る水冷パイプの影ツをBiのターゲット2がじかに受け
て液相状態を保持するのか困難になるのを防止するため
である。しかしながら、このようなチップ3を用いるこ
とは本発明では必ずしも必要ではなく、例えばスパッタ
リング時の放電パワーを大きくする等により、Biの温
度上昇をはかりて液相状態の保持を容易したような場合
には、チップ3を特に設ける必要はない。但し、放電パ
ワーを犬きくする場合には、固相状態のFeのターゲッ
ト1の表面が荒れないように十分な注意をはらうことか
好ましい。また、本例ではスパッタリング時のターゲッ
ト温度の上昇を利用してターゲットを液相状態としたが
、もちろんヒーター等の加熱手段によりターゲットを加
熱してターゲットを液相状態に保持してもよい。
プ3に載せたのは、Feのターゲット1にBiのターゲ
ット2を直接載せたのではFeのターゲット1を冷却す
る水冷パイプの影ツをBiのターゲット2がじかに受け
て液相状態を保持するのか困難になるのを防止するため
である。しかしながら、このようなチップ3を用いるこ
とは本発明では必ずしも必要ではなく、例えばスパッタ
リング時の放電パワーを大きくする等により、Biの温
度上昇をはかりて液相状態の保持を容易したような場合
には、チップ3を特に設ける必要はない。但し、放電パ
ワーを犬きくする場合には、固相状態のFeのターゲッ
ト1の表面が荒れないように十分な注意をはらうことか
好ましい。また、本例ではスパッタリング時のターゲッ
ト温度の上昇を利用してターゲットを液相状態としたが
、もちろんヒーター等の加熱手段によりターゲットを加
熱してターゲットを液相状態に保持してもよい。
第2図に、本発明の方法の別の態様を示す。本例には、
FeのターゲットおよびBiのターゲットを、それぞれ
別個のターゲットホルダーに保持して第1図におけると
同様のFe−B1系の磁性薄膜を作製する場合か例示さ
れている。
FeのターゲットおよびBiのターゲットを、それぞれ
別個のターゲットホルダーに保持して第1図におけると
同様のFe−B1系の磁性薄膜を作製する場合か例示さ
れている。
第2図において、図中に符合4で示すものがFeのター
ゲットであり、5がBiのターゲットである。本例では
、これらターゲット4および5を別個のターゲットホル
ダー6−1および6−2にそれぞれ別個に保持し、Bi
のターゲット5を液相状態とし、Feのターゲット4は
固相状態としてスパッタリングを行なう。
ゲットであり、5がBiのターゲットである。本例では
、これらターゲット4および5を別個のターゲットホル
ダー6−1および6−2にそれぞれ別個に保持し、Bi
のターゲット5を液相状態とし、Feのターゲット4は
固相状態としてスパッタリングを行なう。
本例の如く、膜構成物質を別個のターゲットホルダーに
保持してスパッタリングを行なう場合には、個々の膜構
成物質のスパッタリングレートをかなり自由にコントロ
ールすることができるので、例えば上記Fe−B1系の
磁性薄膜であれば、膜厚方向にBi濃度を任意に変化さ
せたり、膜厚方向のBi濃度を周期的に変化させる等の
ことが可能であり、しかも本発明では上記8iのターゲ
ット5の如くにターゲットを液相状態として薄膜を作製
するためターゲット表面が荒れてスパッタリングレート
が変化してしまうことかなく、上記IIQ J’A方向
に81濃度か任意に変化したような構成の磁性薄膜を再
現性よく作製することができるのてある。もちろん、本
例の如くに複数のターゲットホルダーを用いる場合には
、該複数のホルダーに保持するターゲットの全てを液相
状態にしてもよい。
保持してスパッタリングを行なう場合には、個々の膜構
成物質のスパッタリングレートをかなり自由にコントロ
ールすることができるので、例えば上記Fe−B1系の
磁性薄膜であれば、膜厚方向にBi濃度を任意に変化さ
せたり、膜厚方向のBi濃度を周期的に変化させる等の
ことが可能であり、しかも本発明では上記8iのターゲ
ット5の如くにターゲットを液相状態として薄膜を作製
するためターゲット表面が荒れてスパッタリングレート
が変化してしまうことかなく、上記IIQ J’A方向
に81濃度か任意に変化したような構成の磁性薄膜を再
現性よく作製することができるのてある。もちろん、本
例の如くに複数のターゲットホルダーを用いる場合には
、該複数のホルダーに保持するターゲットの全てを液相
状態にしてもよい。
尚、上記においては、主としてFe−B1系の磁性薄膜
を作製する場合を例として本発明を説明したが、その他
、C01Ni等の磁性体を用いた各種の磁性薄膜を作成
する場合にも本発明は適用し得るものである。また、こ
れら磁性薄膜の他、Se(融点220℃)、Cd(融点
321℃)、In(融点157℃)、Sn(融点232
℃)、pb(融点328℃)等の低融点金属の薄膜を、
単独でもしくはそれらを組合わせて作製する等のことも
可能である。
を作製する場合を例として本発明を説明したが、その他
、C01Ni等の磁性体を用いた各種の磁性薄膜を作成
する場合にも本発明は適用し得るものである。また、こ
れら磁性薄膜の他、Se(融点220℃)、Cd(融点
321℃)、In(融点157℃)、Sn(融点232
℃)、pb(融点328℃)等の低融点金属の薄膜を、
単独でもしくはそれらを組合わせて作製する等のことも
可能である。
以上に説明したように、本発明によれば、ターゲットの
一部もしくは全部を液相状態に保つことにより、良質な
薄膜を再現性よく得ることができる。
一部もしくは全部を液相状態に保つことにより、良質な
薄膜を再現性よく得ることができる。
第1図は本発明の方法の一例を説明する図、第2図は本
発明の方法の別の例を説明する図、第3図は従来法の一
例を説明する図である。尚、第1図乃至第3図のそれぞ
れには、ターゲットを保持した状態におけるダーゲット
ホルダーの模式的断面図が示されている。 1.4−Feのターゲット 2.5=Biのターゲット 3−−−Feのチップ
発明の方法の別の例を説明する図、第3図は従来法の一
例を説明する図である。尚、第1図乃至第3図のそれぞ
れには、ターゲットを保持した状態におけるダーゲット
ホルダーの模式的断面図が示されている。 1.4−Feのターゲット 2.5=Biのターゲット 3−−−Feのチップ
Claims (2)
- (1)スパッタリング法によって薄膜を作製するに際し
て、ターゲットの一部もしくは全部を液相状態とするこ
とを特徴とする薄膜作製方法。 - (2)前記ターゲットがBiであることを特徴とする特
許請求の範囲第1項に記載の薄膜作製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13997886A JPS62297466A (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 | 薄膜作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13997886A JPS62297466A (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 | 薄膜作製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62297466A true JPS62297466A (ja) | 1987-12-24 |
Family
ID=15258095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13997886A Pending JPS62297466A (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 | 薄膜作製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62297466A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0665729A (ja) * | 1991-10-31 | 1994-03-08 | Siemens Solar Ind Internatl Inc | 液状物質のスパッタ蒸着方法及び装置 |
JP2002129315A (ja) * | 2000-10-23 | 2002-05-09 | Ulvac Japan Ltd | 薄膜作製方法及びその装置 |
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1986
- 1986-06-18 JP JP13997886A patent/JPS62297466A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0665729A (ja) * | 1991-10-31 | 1994-03-08 | Siemens Solar Ind Internatl Inc | 液状物質のスパッタ蒸着方法及び装置 |
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JP4587548B2 (ja) * | 2000-10-23 | 2010-11-24 | 株式会社アルバック | 酸化物透明導電膜の作製方法 |
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