JPS62297315A - 繊維強化プリプレグ用樹脂組成物およびその製法 - Google Patents

繊維強化プリプレグ用樹脂組成物およびその製法

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JPS62297315A
JPS62297315A JP13998786A JP13998786A JPS62297315A JP S62297315 A JPS62297315 A JP S62297315A JP 13998786 A JP13998786 A JP 13998786A JP 13998786 A JP13998786 A JP 13998786A JP S62297315 A JPS62297315 A JP S62297315A
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structural formula
formula
epoxy resin
resin
polyetherimide
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Shigeru Suzue
茂 鈴江
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、先進複合材料として、強度、弾性率、さらに
はこれらを比重で除した、比強度、比弾性率の大なるこ
とを要求される構造体に用いられるプリプレグに関する
。さらに詳しくは、プリプレグの粘着性と柔軟性を確保
しつつ、充分な耐熱性を保持し、耐水性とt#撃性の改
良がなされ、物性のバランスの優れた構造体を与えるプ
リプレグに関する。
[従来の技術] 先進複合材料は、強化繊維と、マトリックス樹脂からな
る不均一材料であり、一般にプリプレグとよばれる中間
基材が中間材料として便利なため、マトリックス樹脂と
しては、プリプレグとするこ°との容易なエポキシ樹脂
が従来から使用されている。マトリックス樹脂は、強化
w4雑の種類的性能を複合材料の構造体として発現させ
るために重要な役割を担っており、特に、耐熱性、耐水
性、耐溶剤性、非t!雑軸方向の種類的強度といった物
性は、マトリックスfJ?を詣の物性をfJi著に仄映
する。
従来から、特に耐熱性を要求される構造体は、特公昭5
5−25217に示されるようにテトラグリシジルジア
ミノジフェニルメタンと、ジアミノジフェニルスルホン
を主成分とするエポキシ樹脂系が用いられてきているが
、この系は耐熱性が良好である半面、靭性に乏しいため
、耐H撃性に劣るという欠点を有している。
他方、従来から熱可塑性樹脂であるポリスルホンをビス
フェノールA型エポキシ樹脂を主成分としたエポキシ樹
脂とブレンドする方法が知られており、(例えば、特公
昭46−17067、特公昭48−5107) 、靭性
や接着性の改善がなされているがそれにより得られたも
のは耐熱性の乏しいものであった。
さらに近年になり、テトラグリシジルジアミノジフェニ
ルメタンと4,4ゝ−ジアミノジフェニルスルホンを主
成分としたエポキシ樹脂系に対する靭性の改良のため、
ポリエーテルスルホンをはじめとする種々のポリマーを
エポキシ樹脂とブレンドすることによる改良が試みられ
ているが、(例えば、特開昭58−134126)耐熱
性、耐衝撃性、耐水性のバランスにおいて、充分に満足
すべき改良には、致っていない、また、パックナルら(
C−B、Bucknall et al) 、ポリ?−
(Poly−−mer )、24639 (1983)
あるいは、ディアマントら(J、Diamant  e
t al) 、第29回ナショナルサンペシンポジウム
(29th National SAMPE Symp
、)、422 (1984)などの和文の中で、この手
法では樹脂の靭性をあられすに1c値にあまり改善がみ
られないとの報告がなされている。
さらに、構造式[2]の硬化剤は、特開昭60−452
6.特開昭60−28421.特開昭60−58424
.特開昭60−197738.特開昭61−34020
.特開昭60−19512°2に見られる硬化剤である
が、これらは、いずれも既存のエポキシ樹脂や改質剤を
用いた組成物で検討されており、そのため耐熱性が低か
ったり、改質剤の添加量を多くすることができないなど
の問題を含んでいた。また、特開昭60−58424で
は、この系にポリエーテルイミドを添加して検討してい
るがさほどの効果は得られていない。
[抛明が解決しようとする問題点1 以上のように主として熱可塑性樹脂を既存のエポキシ樹
脂にブレンドする手法によって靭性の改良がなされてい
るが、この手法によると室温で固い熱可塑性樹脂を大量
に含む場合には、昇温時の粘度低下は抑えられるものの
、半面、室温付近での粘着性と柔軟性を損なう問題があ
った。逆に熱可塑性樹脂を少量だけ含む場合には、耐衝
撃性の改善効果が小さいという問題があった。このため
、エポキシ樹脂組成物を、たとえば、テトラグリシジル
ジアミノジフェニルメタンと、粘度の低いエポキシ希釈
剤とを混合するなどしてこの問題を解決しようとしてい
るが、耐熱性の低下を招くため、根本的な解決策とはな
っていなかった。そこで、この問題解決のため詳細な検
討を行った結果、新しい構造式を有する耐熱性が良好で
粘度の低いエポキシ樹脂を導、入することで、タックが
良好でされに特に耐熱性と耐衝撃性において改善がなさ
れ、予想以上に、優れた物性バランスを有する成形体を
与えるプリプレグが得られることを発見し本発明に散っ
た。
[問題点を解決するための手段] すなわち本発明は次の構成を有する。
(1)0次の樹脂成分[A]、[B]、[C]を必須成
分とし、1.5℃/分の昇温過程における最低粘度が1
ボイス以上である繊維強化プリプレグ用樹脂組成物。
[A]  構造式[1]のエポキシ樹脂構造式[1] ただし、R1、R2はいずれか一方がCHa+他方がH
を表す。
[B]  構造式[2]の硬化剤 構造式[2] ただし、Rは炭素数3〜6のアルキレン基を表す。
[C]  +’R造式[3]のポリエーテルイミド構造
式[3] (2)0次の8!詣成分[A]、[B]、[C]を必須
成分とし、1.5℃/分の昇温過程における最低粘度が
1ポイズ以上である繊維強化プリプレグ用樹脂組成物を
製造量るに際して、[C]のポリエーテルイミドを粉砕
した後、100〜180℃で溶媒を用いずにエポキシ樹
脂に溶解し、1゜o0C以下に冷却の後、構造式[2〕
の硬化剤と混合することを特徴とする樹脂組成物の製法
[A]  構造式[1]のエポキシ樹脂I  R2 構造式[1] ただし、R1、R2はいずれか一方がCHa +他方が
Hを表す。
[B]  構造式[2]の硬化剤 構法式[2] ただし、Rは炭素数3〜6のアルキレン基を表す。
[C]  構造式[3]のポリエーテルイミド構造式[
3コ 構造式[1]で表されるエポキシ樹脂はクレゾール類を
原料にして公知の反応の組合わせにより合成することが
可能である。原料となるクレゾールはm−クレゾールま
たは0−クレゾールであり、中間体であるアミンクレゾ
ールを経て目的物となる0合成ルートは以下の組合わせ
により成り立つ。
(ルート1)クレゾールを硝酸でニトロ化した後水添し
てアミンクレゾールとする。
(ルート2)クレゾールを亜硝酸塩によりニトロソ化合
物としたのち水添してアミノクレゾールとする。
(ルート−3)アミノクレゾールとエピハロヒドリンの
反応により両者の付加物とする。
(ルート4)アミンクレゾールとエピハロヒドリンの付
加物を、苛性アルカリにより閉環させエボ(ルート4) 構造式[1]のエポキシ樹脂での中では特に構造式[3
]のエポキシ樹脂が純度の良好な樹脂が得やすいため優
れている。
構造式[3] 構造式[1]のエポキシ樹脂は、粘度が低く、なおかつ
硬化物の弾性率と耐熱性が良好なため、比較的tiのポ
リエーテルイミドを組成物中に含んでも組成物のタック
を失わないという特長をもっている。また、トリグリシ
ジル−p−アミンフェノールに比較して室温における保
存性に優れるため組成物中に大きな割合で含むことがで
きる。
しかしながら、樹脂の伸度に乏しいため、他のエポキシ
樹脂と混合して用いることもまた本発明において、は好
都合である。混合して用いることの可能なエポキシ樹脂
としては、例えば、テトラグリシジルジアミノジフェニ
ルメタン、トリグリシジ。
ルーm−アミノフェノール、トリグリシジル−p−アミ
ノフェノール、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビス
フェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型
エポキシmlW、クレゾールノボラック型エポキシBi
MFj、ブロム化エポキシ樹脂、川原式エポキシ樹脂、
および下記に構造式を示す一群のエポキシ樹脂等が、あ
げられるが、構造式[1]のエポキシ樹脂と均一に混合
する限りにおいて1分子中に1個以上のグリシジル基を
有するエポキシ樹脂が使用可能である。
、ここで、Gは次の構造を表す。
本発明に用いられる構造式[2]の硬化剤は、特開昭6
0−4526.特開昭60−28421゜特開昭60−
58424.特開昭60−197738、特開昭61−
34020に見られる硬化剤であるが、これらは、いず
れも既存のエポキシ樹脂や改質剤を用いた組成物で検討
されており、引張り伸度の大きな硬化物を与えることが
知られている。しかしながら耐熱性が低かったり、改質
剤のfll電量多くすることができないなどの問題を含
んでいた。また、アミン活性水素当量が大きいため組成
物中に大きな割合で含む必要が生じ組成物の粘着性を疎
外する点で問題であった0本発明においては、耐熱性が
良好で、低粘度の新規エポキシ樹脂を用いることでこの
点の改良がなされた。
本発明においては構造式[2]の中で特に次の化合物が
、物性の良好な硬化物を与えるため好ましい、さらに、
構造式[4]、構造式[5]の硬化剤がより好ましい。
構造式[4] 、構造式[5] また、これらの硬化剤はアミンの活性水素力fエポキシ
樹脂のエポキシ基に対して、0.4−1゜5当量の割合
で含むことが好ましい。
また、本発明において、三フッ化ホウ素モノエチルアミ
ン、N−(3,4−ジクロロフェニル)−N’、N’−
ジメチルウレアなどの重合触媒を用いることも可能であ
る。また、他の硬化剤、例えば少量のジシアンジアミド
を添加することも可能である。    一 本発明に用いる構造式[3]で示される熱可塑性8i詣
を、エポキシ樹脂にブレンドする手法は、例えば、特公
昭46−17067あるいは、特公昭48−5107に
ポリスルホンをエポキシ樹脂にブレンドする手法として
、公知である。しかしながら、該当する特許によると、
耐熱性は低く本発明による手法との差は歴然としている
。また、パックナル(C,B、Bucknall )ら
は、ポリ?−(POlymer) 24639 (19
83)に代表される一連の報告の中でテトラグリシジル
ジアミノジフェニルメタンあるいはまた、トリグリシジ
ル−P−アミノフェノールと、ジアミノジフェニルスル
ホンのmJR系にポリエーテルスルホンを加えたが、樹
脂の破壊靭性を表すに+c値にさしたる効果は、見出さ
れなかったと述べている。またディアマント(J、Di
amant)らも、第29回ナショナル サンペ シン
ポジウム(29th National SAMPE 
Symposium)  422 (1984)におい
て、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタンと、ジ
アミノジフェニルスルホンのエポキシ樹脂系に、ポリエ
ーテルスルホンや、ポリエーテルイミドを添加したが、
さしたる効果がないと論じている。このように、熱可塑
性IJRのブレンドは、既存のエポキシ樹脂を用いて検
討されていたが、本発明においては、エポキシ樹脂とし
て新たな構造を有するモノマーを用いた点に改良のポイ
ントがある。
さらに、マトリックス樹脂の粘度挙動は硬化の過程にお
いて重要な意味をもっている。すなわち、積層したプリ
プレグを加圧下において加熱すると、樹脂はまず粘度が
低下し強化ua推が動きやすくなる。さらに、加熱が進
むと、樹脂は硬化し強化繊維は固定される。そこで、こ
の間に強化繊維の配向に乱れが生じると、I&終的に得
られたCFRPの繊維の配向が乱雑となるため物性が低
下してしまう0以上の理由により昇温時の粘度挙動、特
に最低粘度が重要とな葛、最低粘度の下限はプリプレグ
中の樹脂含有量や積層の枚数や硬化方法(プレス使用、
オートクレーブ使用)や硬化条件(温度、圧力)により
著しく異なるため、−概に規定できないが、オートクレ
ーブを用いた成形では、一般には1ポイズ以上、より好
ましくはlOボイス以上が適し、プレス成形では10ポ
イズ以上、さらには好ましくは30ポイズ以上が適する
。積層枚数が増えるとさらに最低粘度の高い81詣系(
例えば30〜80ポイズ)が最適となる。
昇温過程の粘度は、コーンプレート式回転粘度計あるい
は、B型粘度計を用いて測定できる。昇温速度は、一般
に0.5〜5℃が適尚であるが、昇温速度を変化させる
と粘度挙動も変化するので一般には毎分1〜2℃の昇温
速度で測定することが好ましい。
以−ヒの要因を勘案すると、本発明に適した組成は次の
様に示される。
1)耐熱性を重視する場合 ■構造式[1]のエポキシ樹脂 好適  5〜100重量部 さらに好J  10〜90を置部 ■テトラグリシジルジアミノジフェニルメタントリグリ
シジル−!n−アミノフェノールトリグリシジル−p−
アミンフェノールから選ばれるエポキシ樹月旨 好適  0〜90を全部 さらにり子適  O〜 80r[置部 ■ビスフェノールA型エポキシ樹脂 ビスフェノールF型エポキシ樹脂 フェノールノボラック型エポキシ[1Mから選ばれるエ
ポキシ樹脂 好適  O〜 40重量部 さらに好適  O〜 30:Ii量置 部ポリエーテルイミド 好適  0〜50ffi量部 さらに好適 10〜401i量部 ■構造式[2]の硬化剤 好適 20〜80!II量部 さらに好適 30〜703i量部 2)u性を重視する場合 ■構造式[1]の、エポキシ樹脂 好適  5〜7oTLi部 さらに好適 lO〜 50重量部 ■テトラグリシジルジアミノジフェニルメタントリグリ
シジル−m−アミンフェノールトリグリシジル−p−ア
ミノフェノールから選ばれるエポキシ樹脂 好JO〜 60重量部 さらに好適  0〜50重量部 ■ビスフェノールA型エポキシ8!詣 ビスフェノールF型エポキシ樹脂 フェノールノボラック型エポキシ(M脂から選ばれるエ
ポキシ8!詣 好適  O〜 801重量部 さらに好適 20〜70重量部 ■ポリエーテルイミド 好適  0〜50重量部 さらに好適 10〜40!i量部 ■措造式[2]の硬化剤 好適 20〜80!量部 さらに好適 30〜70!i量部 本発明における樹脂組成物の製法は、構造式[3]のポ
リエーテルイミドを粉砕したのち、100℃〜180℃
で溶媒を用いずにエポキシ樹脂に溶解し、100℃以下
に冷却ののち構造式[2]の硬化剤と混合する方法であ
る。ポリエーテルイミドの粉砕をすることによりエポキ
シ樹脂とポリエーテルイミドを短時間でかつ無溶媒で均
一に混合することが可能となる。ポリエーテルイミドの
粉砕方法としては、衝撃式粉砕機による方法が良好であ
る。他のジェット粉砕機による方法、沈殿法による方法
はあまり良い結果が得られない、また、衝撃式粉砕機は
、粉砕時に液体窒素やドライアイス等により冷却を行う
ものが、本発明の目的により適している。衝撃式粉砕機
は、特にそのタイプを限定しないが、ブレード(羽根)
をモーターで回転し、ライナー(ブレードのぶつかる壁
)とブレードとのあいだで粉末が衝撃を受けるタイプの
粉砕機が好ましい0本発明に用いる熱可塑性樹脂は、粉
砕により200μm以下の粒径とすることが好ましいが
150μm以下がより好ましい。
粉砕後にふるい、あるいは気流分級機により大きな粒子
を除くことは組成物中に未溶解の粒子をなくすることに
大きな効果がある。
本発明の樹脂組成物にさらに液状ゴムや固形ゴムやシリ
カ微粉末を添加することも可能である。
これらの手法により眉間剥離力を強化することが可能で
ある。
本発明の組成物は、先進襠合材料のマトリックスfUJ
Rとして用いられるが、その強化uANには、炭素繊維
、アラミド!1itlt、炭化ケイTE、 m Kl、
アルミナttutt、ボロン繊維、タングステンカーバ
イド繊維があげられ、これらは、組合わせて用いること
が可能であり、繊維の形状は限定されない。
また本発明によるプリプレグは、硬化後にプリプレグ間
に強固に接着された層として存在するいわゆるインター
リーフ層と組合わせて用いることができる。インターリ
ーフ層は、特にその成分を限定ぎれないが、例えば次の
ような成分のものが用いられる。
■、ポリアミド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテル
イミド、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン等の
熱可塑性樹脂 ■ ■の熱可塑性樹脂とエポキシ樹脂やフェノール樹脂
等の熱硬化性樹脂の混合物■ 、エポキシ樹脂やフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂と、
液、状ゴム、固形ゴム、あるいはまた無aJRの微粉末
から構成される組成物また、構造式[1]のエポキシ樹
脂をインターリーフ層の成分の一部として用いるこ、と
も可能である。
以下は、実施例を開示してさらに詳細に本発明を説明す
る。
[実施例] 実m例1 ポリエーテルイミドの衝撃式粉砕機による粉
砕 エンジニアリングプラスチック(株)から入手した、ポ
リエーテルイミドULTEM100O5kgを、液体窒
素を用いて冷却が可能な衝撃式粉砕機である、リンレッ
クスミルLX−0(ホソカワミクロン/大阪ガス商標)
を用いて粉砕した。
この時内部の温度を一80℃に保った。粉砕には、2.
5時間を要した。粉砕後150μmの分級を行った。得
られた粉末の粒度分布を粉砕前と共に図1に示す、また
同様に、液体窒素を用いない衝撃式粉砕機であるファイ
ンピクトリーミルFVP−1(ホソカワミクロン(株)
商標)を用いて粉砕を行った。これにより得られた粒度
分布も図1と同様であった。
実施例2〜・7および、比較例1,2 本件においては、強化繊維を含まないで、樹脂組成物を
硬化させた場合と、炭素!!維プリプレグを作成して、
成形しコンポジットとした場合の物性を測定した0表1
に、樹脂組成を一部してまとめ、表2には、強化wt推
を含まない樹脂硬化物の物性を、表3には、コンポジッ
ト物性を一括してまとめた。また、以降は、実施例2〜
7、比較例1.2といった呼称により、表1に示す樹脂
組成を表現することとする。
構造式[3]のエポキシ樹脂は本文中のルート1.3.
4の方法により合成された0表1中のELM434は住
人化学工業く株)S/のテトラグリシジルジアミノジフ
ェニルメタン、EP828は油化シェルエポキシ(株)
製のビスフェノールA型エポキシ樹脂である。EPC8
30は大日本インキ工業(株)製のビスフェノールF型
エポキシ樹脂である。摺、造式[4]の硬化剤はイハラ
ケミカル(株)製のCUA−4を用いた。構造式[5]
の硬化剤は公知の方法によりジニトロ安息香酸エステル
を中間体として合成した。また、ULTEMはエンジニ
アリングプラスチック(株)から入手した、ポリエーテ
ルイミドULTEM100Oを実施例1により粉砕した
ものである。
強化tuM1を含まない樹脂硬化物の物性は、次の様に
して測定した。
(方法) 表1に示されるエポキシ樹脂とポリエーテル
イミド(含まれる場合のみ)を、所定量だけ丸底ビーカ
ーに秤量し、160℃のオイルパスにて加熱し均一混合
させる。その後、真空脱泡をしてから、厚さ2mmの型
に流しこみ180℃2時間の硬化により硬化板を得た。
その硬化板を切出して、JIS  K−7113に準じ
て引張試験を行った。また、DSCの昇温過程によりに
よりガラス転移温度(T g)を、また、40時間沸水
浸漬における重量増加率により、吸水率を求めた。
また、硬化以前の樹脂配合物のタックを判定してこれら
の結果を表2に示した。
次に、これらの樹脂組成物を溶媒を用いずに調合し、そ
れを用いてCFクロスプリプレグを作製し、成型してC
FRP物性を測定した。
[樹脂調合方法(実施例2の場合)コ 小型ニーグーに構造式[3]のエポキシ樹脂を500g
、ELM434を400g、EP828を100g秤量
し150℃に加熱混合した。そこに実施r!AI 1に
より得た微粉末状のポリエーテルイミド150gを添加
して0.5時間強力に攪拌した。これによりポリエーテ
ルイミドが完全に溶解したことを、位相差顕微鏡による
観察で確認した。
この後、ニーダ−を60℃に冷却して、構造式[4]の
硬化剤600gを加えさらに攪拌し樹脂組成物を得た。
昇温過程の粘度は、コーンプレート型粘度計を用いて、
毎分1.5℃の昇温速度で測定した。実施例2と比較例
1の粘度曲線を、図1に示した。
離型紙にこの樹脂を押広げ、トレカクロス7373(東
しく株)商標)と圧着することによりプリプレグを作製
し、た、成形後のm雑の重量含有率が59%となるよう
に樹脂の厚さを調節した。
得られたプリプレグを疑似等友釣に24枚積層してオー
トクレーブ中で6kgf/mm2の加圧下で180℃で
2時間の成形を行いC−F RPを得た。この成形体の
厚さは平均5.0)であった。
このCFRPを高さ150mm、幅100mmに切断し
、衝撃後圧縮試験を行った。試験片の中央に落錘試験に
より1500ポンドインチ/インチの衝撃を与えたのち
にASTM  D−695に従い圧縮強度試験を行った
。結果は表2に衝撃後圧縮強度として表示した。
実施例2〜7はポリエーテルイミドを15ti部含むに
もかかわらず比較例1と同様に樹脂組成物の粘着性は良
好である。比較例2は粘着性に欠はプリプレグに適して
いないことが判明した。構造式[3]のエポキシ樹脂が
低粘度であることがポリエーテルイミドを15ffi量
部合みながらも十分な粘着性を有することに寄与してい
る0表2に示した強化しない樹脂硬化物の引張物性から
は実施例2〜7はいずれも強度、弾性率、伸度が良好で
あることを示しまたガラス転移温度も比較例2を上回っ
ている。兼な、吸水率も比較例と同等である。これらの
値から実施例はいずれも耐熱性や耐水性が良好な組成物
であることが確認された。
また、特に実/it!i例2,3,6.7は耐熱性に優
れ実施例4,5は靭性に優れることが理解される。
表3にはコンポジットのi=を衝撃試験の結果を示すが
いずれも比較例2を上回った。このことから、ポリエー
テルイミドの含量が増加することによりコンポジットの
耐衝撃性が向上することが理解され、本発明による組成
物が酎fat M性に優れたコンポジットを与えること
がこれにより証明された。
[本発明の効果] 本発明による樹脂組成物を用いることにより耐衝撃性が
良好で耐μm耐水性に優れなおかつ充分に粘着性を有し
成形性に優れたプリプレグを得ることができる。 ・
【図面の簡単な説明】
図1は実施例1の粉砕後の粒度分布を示す、単位は重量
%である。 図2は実施例2と比較例1の昇温過程における粘度挙動
を示す。 0 25 45 75.100150 直径  μm 図1・ ポリエーテルイミドの粉砕後 の粒度分布 温度  ℃ 図2 樹脂組成物の昇温過程における 粘度挙動

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、次の樹脂成分[A]、[B]、[C]を必須成
    分とし、1.5℃/分の昇温過程における最低粘度が1
    ポイズ以上である繊維強化プリプレグ用樹脂組成物。 [A]構造式[1]のエポキシ樹脂 ▲数式、化学式、表等があります▼ 構造式[1] ただし、R_1、R_2はいずれか一方がCH_3、他
    方がHを表す。 [B]構造式[2]の硬化剤 ▲数式、化学式、表等があります▼ 構造式[2] ただし、Rは炭素数3〜6のアルキレン基を表す。 [C]構造式[3]のポリエーテルイミド ▲数式、化学式、表等があります▼ 構造式[3]
  2. (2)、次の樹脂成分[A]、[B]、[C]を必須成
    分とし、1.5℃/分の昇温過程における最低粘度が1
    ポイズ以上である繊維強化プリプレグ用樹脂組成物を製
    造するに際して、[C]のポリエーテルイミドを粉砕し
    た後、100〜180℃で溶媒を用いずにエポキシ樹脂
    に溶解し、100℃以下に冷却の後、構造式[2]の硬
    化剤と混合することを特徴とする樹脂組成物の製法。 [A]構造式[1]のエポキシ樹脂 ▲数式、化学式、表等があります▼ 構造式[1] ただし、R_1、R_2はいずれか一方がCH_3、他
    方がHを表す。 [B]構造式[2]の硬化剤 ▲数式、化学式、表等があります▼ 構造式[2] ただし、Rは炭素数3〜6のアルキレン基を表す。 [C]構造式[3]のポリエーテルイミド ▲数式、化学式、表等があります▼ 構造式[3]
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