JPS62296110A - ズ−ムレンズの像補正装置 - Google Patents

ズ−ムレンズの像補正装置

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JPS62296110A
JPS62296110A JP14080486A JP14080486A JPS62296110A JP S62296110 A JPS62296110 A JP S62296110A JP 14080486 A JP14080486 A JP 14080486A JP 14080486 A JP14080486 A JP 14080486A JP S62296110 A JPS62296110 A JP S62296110A
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lens
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focusing
focusing lens
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Akira Takashima
明 高嶋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明はズームレンズ、特に前玉固定ズームレンズにお
ける変倍操作時に生じる結像位置を補正するズームレン
ズの像補正装置に関する。
従来の技術 従来、変倍レンズより像側に合焦レンズを有したいわゆ
る前玉固定ズームレンズは周知であり、かかる前玉固定
ズームレンズは、合焦操作のために移動させる必要のあ
る合焦レンズを小型、軽量にできる、あるいは極近点の
被写体にも合焦できる優位点を有するが、反面、変倍操
作によって結像位置、即ち焦点位置が大きく移動してし
まう問題点を有している。
一方、変倍操作は被写体を確認しながらの操作が望まれ
る、即ち変倍操作中、任意の被写体に対する合焦状態が
維持されることが望まれることはいうまでもない。
そこで、前述したような前玉固定ズームレンズの場合何
らかの補正手段が必要となり、従来、例えば特開昭52
−66445号公報あるいは特開昭55−40447号
公報等に開示されたような手段が知られている。
前者は、変倍レンズ位置と被写体までの距離によって前
述した変倍操作時に必要な合焦レンズの移動量を、上記
各レンズ等によってあらかじめ決定される所定の関係式
より求めることを基本とし、上記関係式に基づく複数の
非直線カムを使用する機械的方法あるいは上記関係式に
基づく演算により上記移動量を求め、モータ等の駆動源
により合焦レンズを駆動する電気的方法を開示している
後者は、変倍レンズの移動により生じる結像位置のずれ
をオートフォーカス装置を使って検知し、即ち、結像位
置のずれを被写体までの距離情報が変化した場合と同様
に扱い合焦レンズの移動を行なう手段を開示している。
発明が解決しようとする問題点 前者における機械的方法は、非直線カム等の機構が複雑
かつ高精度の加工を必要とし極めて高価となってしまい
、また電気的方法は、変倍レンズ位置、被写体位置、合
焦レンズ位置の3種を正確に検知する構成が必要になる
と共に高次式の演算を行なわねばならず、上記検知構成
、演算素子を考えると、高価、大形状となってしまう問
題点を有している。
、後者の手段は、変倍レンズの移動による結像面のずれ
が比較的小さくかつ被写界深度の深い短焦点側であれば
特に問題はないが、逆に結像面のずれが大きくかつ被写
界深度の浅い長焦点側においては、依然として像ぼけを
生じてしまう問題点を有している。これは、オートフォ
カス装置によって結像面の移動を検出し合焦レンズを駆
動するまでには当然のことながらある程度の時間を必要
とし、この時間遅れが上記長焦点側の条件の場合、目立
ってくるために生じる問題点である。
尚、上記時間遅れをなくすためには、オートフォーカス
装置における結像面の移動を検知する速度あるいは合焦
レンズの駆動速度を上げることが考えられるが、オート
フォーカス装置自体もその測距原理に基づく必要時間は
どうしても存在し、またモータの性能、レンズの重さ等
のために速度上昇にも限界があり、先の時間遅れを壽全
になくすことはできない。
また、変位レンズの移動による結像面のずれ量そのもの
を少なくすることも考えられるが、この場合、レンズ構
成が極めて複雑になってしまうことになり、冒頭に述べ
たような前玉固定ズームレンズの特徴が十分に得られな
くなる恐れを生じる問題点を新たに有することになる。
本発明は上述したような諸点を考慮してなしたモノマ、
前玉固定ズームレンズにおける変倍操作時の結像面のず
れを簡単な構成で安価なかつ殆んど時間遅れなく補正で
きる像補正装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明によるズームレンズ、特に前玉固定ズームレンズ
の像補正装置は、合焦レンズをモータにより光軸方向に
移動させる移動手段と、変倍レンズおよび合焦レンズの
現在位置を検出し、夫々のレンズの位置情報を出力する
レンズ位置検出手段と、任意の被写体距離に対し合焦状
態の得られる変倍レンズ位置と合焦レンズ位置との関係
で示される合焦特性を考慮し上記変倍レンズの所定移動
量に対応する上記合焦レンズの必要移動量に近似した単
位移動量を上記レンズ位置検出手段の出力に応答して設
定する単位移動量設定手段と、現在の焦点状態を検出し
その検出結果に基づき上記単位移動量を補正する補正情
報を出力する補正手段と、上記単位移動量および上記補
正情報に基づき上記合焦レンズを移動せしめる移動信号
を上記移動手段に出力する移動制御手段とを備えて構成
される。
作  用 本発明によるズームレンズの像補正装置は、上述したよ
うに構成されることから、変倍操作時における合焦し/
ズの移動は、上記変倍操作時の変倍レンズ位置と合焦レ
ンズ位置との関係によって設定される単位移動量を基本
として現在の焦点状態を加味して行なわれることになり
、その移動動作は、簡単な演算処理による上記単位移動
量の設定および焦点状態の検出に基づく補正情報出力と
いう極めて簡単な処理にて行なわれることになるわけで
ある。
換言すれば、変倍操作時に必要な合焦レンズの必要移動
量の設定に焦点状態の検出による補正情報を使用するこ
とから上記単位移動量の設定はある程度の精度があれば
良く、即ち簡単な演算処理を行なうだけで良く、従って
変倍操作時、合焦レンズは素早く変倍レンズの移動に合
焦状態を維持しながら追従することになる。
実施例 第1図は本発明によるズームレンズ、特に前玉固定ズー
ムレンズの像補正装置の一実施例を示す構成図であり、
図中、1は前玉固定レンズL1 、変倍レンズL 1合
焦レンズL3、後述する補正手段9の一部を構成する振
動レンズL4からなる前玉固定ズームレンズである。
2はレンズ位置検出手段で、変倍レンズL2のの位置を
検出し変倍レンズ位置信号を出力する変倍レンズ位置検
出手段3および合焦レンズL3の位置を検出し合焦レン
ズ位置信号を出力する合焦レンズ位置検出手段4からな
る。5は合焦レンズL の移動手段で、前記合焦レンズ
L3を光軸L方向に沿って移動せしめるモータ6および
このモータ6の駆動を制御する駆動回路7からなる。
8は記憶手段で、任意の被写体距離に対し合焦状態の得
られる変倍レンズ位置と合焦レンズ位置との関係で示さ
れる合焦特性を複数に分割することによって得られる複
数領域の夫々においてあらかじめ設定される上記変倍レ
ンズL2の所定移動量に対応した合焦レンズL3の必要
移動量に近似した単位移動量を記憶しており、後述する
移動量設定手段16と共に単位移動量設定手段15を構
成する。
9は補正手段で、現在の焦点状態を検出し、その検出結
果に基づき上記の記憶手段8における単位移動量を補正
する補正情報を出力するものであリ、本実施例では焦点
状態の検出装置として特開昭58−188965号公報
に開示された周知の装置における測距原理を利用すべく
振動レンズL4、振動レンズL4の駆動装置10、撮像
装置11、高周波成分抽出回路12、この高周波成分抽
出回路12から出力される高周波成分の位相と振動レン
ズL4の振動位相とを比較することにより前ビン、合焦
、後ビンという焦点状態を検知する焦点状態検知手段1
3からなる焦点状態検出装置Mを備え、さらに上記検知
した焦点状態に応じた補正情報を設定、出力する補正情
報設定手段14を有している。尚、この補正手段9の動
作は独立して行なわれるようになされていることはいう
までもない。
15は先にも述べたが単位移動量設定手段で、本実施例
においては記憶手段8と、変倍操作により変倍レンズL
2が所定量移動した時レンズ位置検出手段2からの夫々
のレンズ位置信号を受け現在の変倍および合焦レンズ位
置が属する先の記憶手段8で説明した複数領域の1つを
検知し、この検知領域における合焦レンズL3の単位移
動量を記憶手段8から取り出し、出力する移動量設定手
段16とから構成されている。
17は駆動制御手段で、上記移動量設定手段が出力する
単位移動量と補正手段9の出力する補正情報に基づき合
焦レンズL3を移動せしめる移動信号を移動手段6の駆
動回路7に供給する。
以下、上記のような構成からなる本発明によるズームレ
ンズの像補正装置の一実施例の動作について説明するが
、その前にまず、本実施例において単位移動量設定手段
15を構成する記憶手段8において説明した複数の領域
およびその領域側々に対応してあらかじめ記憶されてい
る合焦レンズL30単位移動量、並びに補正手段9にお
いて説明した特開昭58−188965号公報に開示さ
゛れた装置の焦点状態検出動作について述べてお−ぐ。
第2図は、所定の被写体距離に対し合焦状態の得られる
変倍レンズL2の位置と合焦レンズL3の位置との関係
を示した合焦特性図を示している。
尚、第2図中の曲線で示す関数悼前玉固定ズームレンズ
のレンズ構成により種々変化するが、第2図ではズーム
比率が例えば6倍程度の比較的大きなレンズの場合の一
例を示している。
また、縦軸が合焦レンズ位置、横軸が変倍レンズ位置を
示し図面の右側が長焦点側であることはいうまでもなく
、さらに21〜15は、夫々被写体距離が■、 2 m
 、 1 m 、 0.3m 、 0.1 mに対応し
ている。
かかる特性図からも明らかなように、前玉固定ズームレ
ンズの場合、変倍操作によって変倍レンズL2が移動す
ると合焦レンズL3も大きく移動させなければ、同一距
離の被写体に対しても合焦状態は得られない。また、合
焦レンズL3の合焦状態を得るための移動量は、変倍レ
ンズL2の位置、被写体までの距離に応じて大きく異な
ることも明らかである。
従って、第2図の特性に基づいた変倍レンズL2の移動
にともなう合焦レンズL3の正確な位置制御は冒頭にも
述べたように種々の不都合点を生じていたわけである。
そこで、本発明においては、第2図に示した特性を図中
に破線で示したような境界線により得られる複数の領域
A−Gに分割して考えている。尚、上記境界線は、実線
で示した合焦特性曲線の傾きを考慮し、得られる各領域
内における上記傾きがほぼ同等となるように設定してあ
り、かかる設定に基づく上記領域A−Gが先の記憶手段
8にて説明した複数の領域に該当する。
上記のように分割することにより、個々の領域A−G内
における変倍レンズL2の移動に対して必要な合焦レン
ズL3の移動特性は、はぼ一定である、即ち直線特性と
してみなせることになり、さらに直線特性とみなせると
いうことは、個々の領域A−Gについてみれば、複雑な
演算を必要とせずに、変倍レンズL2の移動量に単に比
例した合焦レンズL3の移動量を設定すれば合焦状態を
維持し、像補正を行なえると考えられることになる。
かかる点より本発明においては、変倍レンズL2の所定
移動量ΔZに対して合焦状態維持のために必要となる合
焦レンズL3の必要移動量ΔPに近似した、即ち上述し
た直線特性とみなせることを考慮した一定の移動量を上
記領域A−Gの個々において夫々下表に示すようにΔP
A〜ΔPGとしてあらかじめ設定しており、かかる複数
領域A−Gの個々においてあらかじめ設定されたΔPA
〜ΔPGが先に説明した記憶手段8において記憶されて
いる合焦レンズL3の単位移動量に該当する。
尚、上記単位移動量の設定は、上述した一実施例からも
明らかなように、本発明においては変倍レンズの移動に
対して必要となる合焦レンズの必要移動量のあくまで近
似値を求めれば良く、従って、上述したような領域判定
による記憶情報の取り出しの池、第3図の部分図に示す
ように現在の変倍および合焦レンズの位置情報から被写
体距離を簡単な演算により求め、変倍゛/ンズの所定量
の移動に対する焦点位置の概略移動量を求めることによ
り、即ち、先の記憶手段8を使用せずに上記概略束量か
ら単位移動量を設定する移動量演算手段18を用いる展
開も可能であることはいうまでもない。
次に本実施例において、補正手段9における焦点状態の
検出のために採用した装置について簡単に述べる。
第4図は、任意の被写体距離でかつ光路長が変化しない
場合における撮像装置11より出力される映像信号から
高周波成分抽出回路12によって抽出される高周波成分
量の合焦状態が得られる近辺の特性を示した図である。
第4図からも明らかなように、高周波成分量は合焦レン
ズL3が合焦点位置Qにある時を最大として山形となっ
ている。尚、図中の点R,Sは夫々焦点状態が後ビン、
前ピンとなる合焦レンズL3の位置を示している。
ここでQ、R,Sで示した合焦レンズL3の各位置にお
いて振動レンズL4を駆動装置10によって第4図に示
した振動波形A。、A1.A2にて振動させると、高周
波成分抽出回路12の各位置に対する出力は夫々B0.
B1.B2となる。
従って、上記出力B0.B1.B2の位相と振動波形A
。、A1.A2の位相とを比較してやれば、合焦。
後ビン、前ピンという3種の焦点状態を検知できること
は明らかであり、かかる振動等の動作が焦点状態検出動
作となる。尚、上記位相の比較による焦点状態の検知は
、焦点状態検知手段13にて行なわれる。
従って変倍操作時に上記焦点状態の検知を行なえば先に
説明した合焦レンズL3の各単位移動量ΔPA〜ΔPa
に基づく移動動作が第2図に実線で示した合焦特性に合
致しているか否かを検出できることになる。
この結果、例えば選択した適宜の単位移動量では焦点状
態が後ビンあるいは前ピン方向へ移行し合焦特性からず
れていっている場合には、そのずれを検出できることが
ら変倍操作を考慮してそのずれ分を補正できることにな
り、本実施例においては、補正量設定手段14にて上記
ずれ分に該当する合焦レンズL3の移動量を補正情報と
して設定出力している。
以下、第1図に図示した実施例の動作について説明する
今、第4図におけるX点、即ち変倍レンズL2の位置が
21合焦レンズL3の位置がPにあり、先の領域A−G
の内の領域Eに前玉固定ズームレンズ1が設定されてい
る場合において、変倍操作がなされ変倍レンズL2位置
が2から所定移動量ΔZだけ移動し、Z+ΔZに位置し
たとする。尚、説明の便宜上上記長焦点側への移動にょ
るΔZをΔZ>Oとし、逆方向への変倍操作をΔZく。
とする。
上記のような変位操作がなされるとレンズ位置検出手段
2は変倍レンズL2の位1iZ+ΔZおよび合焦レンズ
L3の位置Pを検知し、夫々の位置情報を単位移動量設
定手段15の移動量設定手段16に供給する。
移動量設定手段16は上記両レンズの位置情報から現在
の状態が先に説明した複数の領域A−Gの中の領域Eに
属することを検知し、記憶手段8より上記領域Eに対応
してあらかじめ設定されている合焦レンズL3の単位移
動量ΔPEを取り出すと共に先のΔZの符号を判断し、
即ち変位操作の方向を考慮して上記ΔPEを駆動制御手
段17に出力する。
ここで、上記ΔZの符号について少し説明しておく。
第4図からも明らかではあるが、先の各領域A〜Gにお
ける変倍レンズL2の移動方向と合焦レンズL3の移動
方向との関係は、領域によっては正反対となっている。
従って記憶手段8から取り出した合焦レンズL3の単位
移動量に基づく合焦レンズの移動方向を変倍レンズL2
の移動方向によって一義的に決定するわけにはいかず、
よって各領域毎にΔZの符号判断を行ない、上記合焦レ
ンズL3の移動方向を決定するわけである。尚、説明の
便宜上、合焦レンズL3の近点側への移動をプラスとし
、従って上述している領域Eにおいては、ΔZ>oであ
るので合焦レンズL3の必要移動量ΔPf′i、まずΔ
P=−ΔPEとなされることは第4図の合焦特性図から
も明らかである。逆に領域EにおいてΔZ<Oならば、
上記ΔPはΔP=ΔPEとなされることはいうまでもな
い。
上記−ΔPEが供給された駆動制御手段17(d合焦レ
ンズL3を遠点側へ単位移動量ΔPEだけ移動するべく
移動手段5の駆動回路7へ移動信号を出力し、よって合
焦レンズL3はモータ6により移動せしめられることに
なる。
一方、補正手段9も適宜動作せしめられており、先に説
明した各部の動作により、現状の焦点状態が合焦、後ピ
ン、前ピンの3状態に検知され、この検知結果に応じた
補正情報Δeが補正情報設定手段14にて設定される。
尚、本実施例においては、上記補正情報Δeは先にも述
べたように合焦レンズL3の移動量であり、その内容は
同一絶対値ΔeAに設定され、その符号が領域A−Gに
関係なく前ピンの場合「−」、後ピンの場合「+」にな
され、合焦の場合Δe = Oとなるようにあらかじめ
決定されている。
次いで、上記補正情報Δeは駆動制御手段17に供給さ
れ、先に説明した必要移動量ΔPを補正する。
即ち、補正手段9の動作時、先のΔP=−ΔPEて基づ
く合焦レンズL3の移動により焦点状態が前ピンに移行
していたとすると、合焦レンズL3の必要移動量ΔPを
ΔP=−ΔPE+Δe=−ΔPE−Δ。Aに制御し、逆
に後ピンに移行していればΔP=−ΔPE+Δe=−Δ
PE+ΔeAに制御し、合焦ならΔP=−ΔPE+Δe
=−ΔPEをそのまま維持せしめ、夫々のΔPに応じて
合焦し/ズL3を移動せしめる移動信号を駆動制御手段
17は出力することになるわけである。
従って、移動手段6は上記駆動制御手段17の出力する
ΔPに応じた移動信号に基づき合焦レンズL3を、上記
ΔPの符号が正の時近点側へ、逆に負の時遠点側へΔP
の量だけ移動せしめることになる。
本実施例シておいては以上のような動作が、変倍レンズ
位置検出手段3によって変倍レンズL2が先のΔZ移動
する毎に行なわれることはいうまでもなく、この結果、
合焦レンズL3は第4図に実線で示した合焦特性に沿っ
て移動してゆくことになり、変倍操作時像がぼけること
はなく合焦状態が維持されることになる。尚、変倍操作
が終了し変倍レンズL2の所定移動量のΔZの移動が停
止すると、合焦レンズ4の移動も停止するよう変倍レン
ズ位置検出手段3の出力等を利用することにより構成さ
れることはいうまでもない。
また、上述した実施例においては補正手段9による補正
情報Δeを移動量としその絶対値ΔeAを一定値として
いたが、例えば補正量設定手段14が出力する補正情報
を現在の変倍および合焦レンズ位置が属する領域を考慮
して、即ち、第5図に部分図を示したようにレンズ位置
検出手段2の出力および焦点状態検知手段13の出力を
受けて設定され、記憶手段8から取り出された単位移動
量ΔPA〜ΔPGに駆動制御手段17にて掛け合わされ
る割合数値Δe′を補正情報とすることもできる。
例えば、先に説明した領域Eにおける変倍操作条件に対
応させて述べると、駆動制御手段17にて設定される合
焦レンズL3の必要移動量ΔPをΔP=ΔPE×Δe′
となし、合焦の場合無条件にΔe′=1領域Eにおける
ΔZ〉○であるため、後ピンの場合Δe’=0.9、前
ビンの場合Δ@’= 1.1とするような展開も可能で
ある。
さらに補正手段9による先の補正情報Δeを移動量とす
る場合、その絶対値ΔθAをある程度大きな値に設定す
ると、補正することにより逆補正が必要になることも考
えられることから、上記絶対値ΔeAは焦点状態検知手
段13の検知精度よりも小さく、かつその量だけ合焦特
性からずれても像ボケを生じないような量に設定するこ
とが望ましいことはいうまでもない。
尚、焦点状態検知手段13の動作周期が極めて短かい場
合には逆補正を必要とするような移動であってもその移
動中に合焦状態が存在し、かつこの合焦状態を検知でき
ることになり、従って、との合焦状態の検知によりそれ
までの補正の解除が可能となることから、上記のよりな
ΔeAの限定の必要はなくなることはいうまでもない。
さらに、補正手段9における焦点状態の検出圧採用する
装置が上述した実施例とは異なり、合焦レンズL3の合
焦点までの合焦移動量ΔeBを出力できる合焦点検出装
置例えば第6図に部分図で示したように2個のレンズ1
9,20とラインセンサ21およびラインセンサ21の
出力を演算処理して合焦点までの合焦移動量を出力する
演算手段22からなるような装置M′であればその移動
量ΔeBをそのまま移動量である補正情報Δeとして使
用できることになると共により合焦特性に沿った好まし
い移動動作を期待できることになることもいうまでもな
い。
発明の効果 本発明によるズームレンズ、特に前玉固定ズームレンズ
の像補正装置は、変倍操作時、合焦レンズは変倍レンズ
位置と合焦レンズ位置に基づき設定される必要移動量に
近似した単位移動量を基本として、焦点状態を加味して
移動することになり、従って合焦レンズの移動動作に必
要な演算処理は変倍操作時の高精度を要求されない単位
移動量の設定および焦点状態の検知による補正情報設定
という極めて簡単な演算処理にて行なわれることになる
このため、変倍操作により変倍レンズが移動すれば殆ん
ど時間遅れなく上記設定された単位移動量に基づく移動
を合焦レンズは開始し、さらに上記補正情報にてその移
動が補正されることになり変倍操作時も像ぼけがなく合
焦状態が維持され、また必要となる演算素子も少なくで
きることになり、追従特性が良く、安価で簡単に構成で
きる極めて実用価値の高い効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に:よるズームレンズの像補正装置針実
施例を示す構成図、第2図は前玉固定ズー図、第3図は
第1図中図番16で示した単位移動量設定手段の他の例
を示す部分図、第4図は、第1図中図番9で示した補正
手段に採用した焦点状態検出手段の測距原理を説明する
だめの高周波成分量の特性図、第5図、第6図は第1図
中図番9で示した補正手段の他の例を示す部分図を夫々
示している。 1・・・・・前玉固定ズームレンズ、2・・・・・・レ
ンズ位置検出手段、3・・・・・・変倍レンズ位置検出
手段、4・・・・・合焦レンズ位置検出手段、5・・・
・・・移動手段、6・・・・・・モータ、7・・・・・
・駆動回路、8・・・・・・記憶手段、9・・・・・・
補正手段、1o・・・・・・駆動装置、11・・・・・
・撮像装置、12・・・・・・高周波成分抽出回路、1
3・・・・・・焦点状態検知手段、14・・・・・補正
量設定手段、15・・・・・単位移動量設定手段、16
・・・・・移動量設定手段、17・・・・・駆動制御手
段、18・・・・・・移動量演算手段、19120・・
・・・・レンズ、21 m・・ラインセンサ、22演算
手段。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名/−
1肋玉厘ぴζスhへしンス゛ ど−トンλ4罎を図已乎次 3−−一寝ン亡しンヌ3′f!浸呂グを乏4−Aト声、
レジ入゛イヱ!ヲ5ta呼子(5−騒動仇役 6−一一七−グ 第1図      q−潤工手設 )o −Nlun口造ト M−焦た、仄態挾已枚! ! 第2図 第3図 第 4 図 第5図 Z/−ラインで二iブ M′−合焦党、狭已身」! /7へ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合焦レンズをモータにより光軸方向に移動させる
    移動手段と、変倍および前記合焦レンズの現在位置を検
    出し夫々のレンズの位置情報を出力するレンズ位置検出
    手段と、任意の被写体距離に対し合焦状態の得られる変
    倍レンズ位置と合焦レンズ位置との関係で示される合焦
    特性を考慮し前記変倍レンズの所定移動量に対応する合
    焦レンズの単位移動量を前記レンズ位置検出手段が出力
    する現在の変倍および合焦レンズ位置情報に応答して設
    定する単位移動量設定手段と、現在の焦点状態を検出し
    てその検出結果に基づき前記単位移動量を補正する補正
    情報を設定し、出力する補正手段と、前記単位移動量お
    よび前記補正情報に基づき前記合焦レンズを移動せしめ
    る移動信号を前記移動手段に出力する駆動制御手段とを
    備えてなるズームレンズの像補正装置。
  2. (2)単位移動量設定手段は、任意の被写体距離に対し
    合焦状態の得られる変倍レンズ位置と合焦レンズ位置と
    の関係で示される合焦特性をその傾ききを考慮して複数
    に分割することによって得られる複数領域の夫々におい
    て、あらかじめ設定される変倍レンズの所定移動量に対
    応した合焦レンズの必要移動量に近似した1種の単位移
    動量に記憶している記憶手段と、変倍操作により前記変
    倍レンズが前記所定移動量移動した時、レンズ位置検出
    手段が出力する変倍および合焦レンズ位置情報を受け現
    在状態が属する前記複数領域の1つを選択し該選択領域
    に対応した前記単位移動量を取り出し出力する移動量設
    定手段とからなる特許請求の範囲第(1)項記載のズー
    ムレンズの像補正装置。
  3. (3)単位移動量設定手段は、レンズ位置検出手段が出
    力する変倍および合焦レンズ位置情報から被写体距離を
    演算し変倍レンズの所定量の移動による焦点位置の概略
    移動量を求め、該概移動量から合焦レンズの単位移動量
    を設定する移動量演算手段からなる特許請求の範囲第(
    1)項に記載のズームレンズの像補正装置。
  4. (4)補正手段は、合焦、後ピン、前ピンの3種の焦点
    状態を検出する焦点状態検出装置と、前記3種の焦点状
    態に応答して合焦時零、後ピン あるいは前ピン時同一絶対値で符号の異なる合焦レンズ
    の移動量を補正情報として出力する補正量設定手段とか
    らなる特許請求の範囲第(1)項に記載のズームレンズ
    の像補正装置。
  5. (5)補正手段は、合焦、後ピン、前ピンの3種の焦点
    状態を検出する焦点状態検出装置と、前記3種の焦点状
    態に応答して合焦時1、後ピンあるいは前ピン時現在の
    変倍および合焦レンズ位置が属する領域を考慮して設定
    され単位移動量設定手段が出力する単位移動量に掛け合
    わされることにより前記単位移動量を増減する割合数値
    を補正情報として出力する補正量設定手段とからなる特
    許請求の範囲第(1)項に記載のズームレンズの像補正
    装置。
  6. (6)補正手段は、変倍操作による変倍レンズの移動に
    対応した合焦レンズの合焦移動量を直接検出できる合焦
    点検出装置であり、前記合焦移動量を補正情報として出
    力する特許請求の範囲第(1)項に記載のズームレンズ
    の像補正装置。
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