JPS62294753A - フイ−ドバツク気化器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フィードバック気化器に係り、特にスロー系
からメイン系へのバックブリードを生ずる運転領域にお
いて、安定した空燃比の混合気を供給出来るフィードバ
ック気化器に関する。

〔従来の技術〕

従来のフィードバック気化器においては、特開昭５８−
１６７９４２号公報に記載のごとく、スロー混合気補正
用空気通路は、エンジン吸入負圧に応じて通路をＯＮ　
　ＯＦＦさせるような機構を有しておらず、スロー系か
らメイン系へのバックブリードにより生ずる圧力変動の
、スロー混合気補正用空気通路を経ての補正用デユーテ
ィソレノイドへの伝播の防止に対して配慮がされていな
かった。

他方、実公昭軸−３１０７１号公報及び特開昭５６−９
６４１号公報に記載の様にスロー燃料系のエアブリード
通路をエンジン吸入負圧によって開閉する例はあるが、
フィードバック気化器の場合高度補正等も行う［１的か
ら大きな制御１ｔＪを必要とするために、通常スロー燃
料系のエアブリードの径はスロー混合気補正用デユーテ
ィソレノイドエアオリフィス径よりも小さくなっている
（略１／２）。従つて、フィードバック気化器の場合、
スロー燃料系のエアブリード通路を閉じても混合比変動
防止に対する効果が十分でなく、すなわちスロー混合気
補正用空気通路を閉じる必要がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来技術は、前記のごとくスロー系からメイン系へのバ
ックブリードが生ずる運転領域での空燃比の変動につい
て配慮がなされておらず、従って、スロー系からメイン
系へのバックブリードが生ずると、このバックブリード
による通路内の圧力変動が混合気補正用デユーティソレ
ノイドのオリフィス部に伝播し、補正空気流量が変動し
空燃比が大きく変動する。この空燃比の変動はエンジン
の発生トルクを変動させ、いわゆるサージングといわれ
る運転性不具合を発生させるという問題があった６ 本発明の目的は、このようなスロー系からメイン系への
バックブリードが生ずる運転領域でも、安定した変動の
少ない空燃比の混合気を供給できるフィードバック気化
器を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、スロー系からメイン系へのバックブリード
が生ずる運転領域（成る、一定吸入負圧以下）では、ス
ロー混合気補正用空気通路を遮断する機構を設け、スロ
ー通路内の圧力変動が混合気補正用デユーティソレノイ
ドのオリフィス部に伝播しないようにしてやることによ
り、達成される。

〔作用〕

前記の如き機構を設ければ、成る一定以下のエンジン吸
入負圧ではスロー混合気補正用空気通路を遮断する様作
動する。それによって、スロー系からメイン系へのバッ
クブリードが生ずる圧力変動の混合気補正用デユーティ
ソレノイドオリフィスへの伝播は防止されるので、従っ
て、スロー混合気補正空気流量の変動、すなわち混合気
の空燃比の変動を防止でき、この空燃比の変動によるエ
ンジンの発生トルク変動を防止でき、いわゆるサージン
グといわれる運転性不具合を防止できる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図、第２図、第３図によ
り説明する。

第１図は本発明によるフィードバック気化器の構造説明
図である。１はフロート室で、フロート室１からメイン
ウェル２への燃料供給は、メインジェット３で計量され
た燃料のメイン燃料通路４と、混合比補正用デユーティ
ソレノイド５のプランジャ６に連動するバルブ７によっ
て開閉制御される燃料オリフィス８によって計量された
燃料のメイン補正燃料通路９とを用いて行なわれる。こ
のメイン補正燃料通路９は、メインジェット３の下流に
連通されており、燃料オリフィス８で計量された燃料を
、メインジェット３で計量された燃料に合流させる構成
としである。この合流された燃料は、メインウェル２内
に導入され、ここでメインエアブリード１０で計量され
た空気と混合され、メインノズル１１よりベンチュリー
１２内に供給される。

一方、スロットルバルブ１３の開度が小さい低速運転域
では、メインノズル１１の先端に生ずる負圧が小さいの
で、燃料はメインノズル１１から噴出されず、メイン燃
料通路４から分岐されたスロー燃料通路１４を通って、
スロージェット１５で計量され、スローエアブリード１
６で計量された空気、および混合比補正用デユーティソ
レノイド５のプランジャ６に固定されたバルブ１７によ
りエアオリフィス１８を開閉制御することにより計量さ
れスロー混合気補正空気通路１９を経て供給されるスロ
ー混合気補正空気と混合され、アイドルホール２０およ
びバイパスホール２１から供給される。

この様な構造においては、高速、高負荷運転域ではメイ
ンノズル１１の部分に生ずる負圧、すなわちメイン燃料
通路４に生ずる負圧に対して、バイパスホール２０の部
分に生ずる負圧、すなわちスロー燃料通路１４に生ずる
負圧が小さいため、スローエアブリード１６から空気が
スロー燃料通路１４を通ってメイン燃料通路に流れ込む
、いわゆるパックブリード現象が生ずる。このバンクブ
リード現象は、メイン系とスロー系の負圧バランスによ
るものであるため１通常がなりの負圧変動を伴う。この
負圧変動は、スロー混合気補正空気通路１９を経て、エ
アオリフィス１８に伝播され、従ってエアオリフィスを
流れる空気流量が変動し、混合気の空燃比が変動する。

その現象をＣＯの変動で見てみると、第２図のごとくで
ある。

２２はダイヤフラム機構である。負圧室２３にはエンジ
ン吸入負圧が負圧通路２４を経て導入されており、ダイ
ヤフラム２５は導入された負圧により作動する。このダ
イヤプラムの作動と対抗してダイヤフラムスプリング２
６が設置され、またダイヤフラムと連動してプランジャ
２７を作動する。このプランジャ２７はスロー混合気補
正空気通路１９内に設置されたシート２８を０Ｎ−ＯＦ
Ｆさせる。

従って、前述の高速、高負荷時（エンジン吸入負圧で略
−１５０＋ｏｍＨｇ以下）には、ダイヤフラム２５が発
生する力よりもスプリング２６の力の方が大きくなり、
シート２８はプランジャ２７により閉じられることにな
り、前記圧力変動は遮断されるので、混合気の空燃比は
変動せず安定した混合気が祖給される。この効果をＣＯ
の変動で見てみる奢、第３図のごとくである。

なお、通常混合比補正の制御中を大きくとるために、ス
ローエアブリード１６の径に対しエアーオリフィス１８
の径は約２倍大きいために、スロー混合気補正通路１９
を０Ｎ−ＯＦＦさせた方が有効であり、スロー燃料系エ
アブリード通路の遮断では効果が不十分である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、スロー系からメイン系へのバーツクブ
リード運転領域でも、安定した空燃比の混合気を供給で
きるので、エンジンの発生トルク変動に起因する。いわ
ゆるサージングなどの運転性不具合を防止できる効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例のフィードバック気化器の
構造説明図、第２図は従来フィードバック気化器の混合
比変動を、第３図は本発明の実施例の混合比変動を示す
図である。 １・・・フロート室、２・・・メインウェル、３・・・
メインジェット、４・・・メイン燃料通路、５・・・混
合比補正用デユーティソレノイド、６・・・プランジャ
、７・・・バルブ、８・・・燃料オリフィス、９・・・
メイン補正燃料通路、１０・・・メインエアブリード、
１１・・・メインノズル、１２・・・ベンチュリー、１
３・・・スロットルバルブ、１４・・・スロー燃料通路
、１５・・・スロージェット、１６・・・スローエアブ
リード、１７・・・バルブ、１８・・・エアオリフィス
、１９・・・スロー混合気補正通路、２０・・・アイド
ルホール、２１・・・バイパスホール、２２・・・ダイ
ヤフラム機構、２３・・・負圧室、２４・・・負圧通路
、２５・・・ダイヤフラム、２６・・・ダイヤフラムス
プリング、２７・・・プラジャ、２８・・・シート。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、スロー燃料系のエアブリード径がフロー混合気補正
   用の空気通路に設けられたデューティソレノイドエアオ
   リフィス径よりも小さいフィードバック気化器において
   、前記スロー混合気補正用の空気通路を、ある一定エン
   ジン吸入負圧以下では、前記デューティソレノイドの動
   作に関係なく閉じる弁手段を設けたことを特徴とするフ
   ィードバック気化器。 ２、特許請求の範囲第１項に記載の発明において、スロ
   ー混合気補正用空気通路を閉じる弁手段が、吸入負圧に
   応動して変位するダイヤフラムによつて制御されるダイ
   ヤフラム弁であることを特徴とするフィードバック気化
   器。