JPS6226606Y2 - - Google Patents

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JPS6226606Y2
JPS6226606Y2 JP1982069328U JP6932882U JPS6226606Y2 JP S6226606 Y2 JPS6226606 Y2 JP S6226606Y2 JP 1982069328 U JP1982069328 U JP 1982069328U JP 6932882 U JP6932882 U JP 6932882U JP S6226606 Y2 JPS6226606 Y2 JP S6226606Y2
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JP
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idle
nozzle
intake air
engine
passage
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JP1982069328U
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
  • Jet Pumps And Other Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、先端が吸気通路に突出するノズルを
アイドルポートに装着するとともに、上記のノズ
ルの基端側に該ノズルの開口面積を調整するため
のアイドルアジヤストスクリユーを設けたエンジ
ンの気化器に関するものである。
この種のエンジンの気化器の従来例としては実
開昭51−162119号公報に示す如きものが知られて
いるが、これら従来の気化器においては、第1図
に示す如く運転中に吸気通路2内の吸気がスロー
燃料通路14側に逆流し、該吸気中に含まれてい
たカーボン40(これには主として排気中の
NOx発生量を減少させる目的で吸気中に環流せ
しめられる排気ガス中に含まれていたカーボン
と、混合気がシリンダ内で燃焼せずに吸気通路内
で燃焼するいわゆる逆火によつて発生したカーボ
ンがある)がアイドルノズル25の基端側に配置
したアイドリングアジヤストスクリユー18の計
量部19の表面に付着し、これが時間とともに次
第に堆積してアイドルノズル25からのスロー燃
料の流出を阻害し、その結果、アイドリング運転
が不安定になり遂にはアイドリング運転が不可能
になるということがあつた。
このように、運転中に吸気がスロー燃料通路1
4側に逆流する原因としては2つの場合が考えら
れる。そのひとつは、第1図に示す如くスロー燃
料通路開閉弁20をスロー燃料通路14中に設け
減速時にはこのスロー燃料通路開閉弁20によつ
てスロー燃料通路14を閉じてスロー燃料の供給
をカツトするようにしたものにおいて、エンジン
が減速運転から加速運転に移行した場合に発生す
ると考えられる吸気の逆流である。即ち、エンジ
ンが減速運転されスロー燃料通路開閉弁20がス
ロー燃料通路14を閉塞した場合には該スロー燃
料通路開閉弁20より燃料下流側に吸気通路2内
の吸気負圧が作用している。この状態からエンジ
ンが加速運転に移行してスロー燃料通路開閉弁2
0が開弁されると、燃料がスロー燃料通路14内
をアイドルノズル25側に向かつて流出し始める
と同時に吸気通路2内の吸気がアイドルノズル2
5からスロー燃料通路14側に向けて流入しよう
とする。この場合、液体である燃料の慣性が気体
である吸気の慣性力よりも大きいため、吸気は瞬
間的にスロー燃料通路14内に逆流することにな
る。
又、もうひとつの場合は、エンジンがアイドリ
ング運転から定常運転に移行した場合に燃料の供
給ポートがアイドルノズル25からメインノズル
(図示省略)側に切換わるいわゆるバツクブリー
ド時に発生すると考えられる吸気の逆流現象であ
る。即ち、エンジンがアイドル運転されている場
合には、燃料はその大部分がアイドルノズル25
から供給されメインノズル(図示せず)からはほ
とんど供給されない。この状態からエンジンが高
中負荷運転に移行すると、アイドルノズル25に
代つてメインノズルから燃料が流出し始め、この
ときスロー燃料通路14内の燃料がメインノズル
側に吸引され同時に吸気がアイドルノズル25か
らスロー燃料通路14内に逆流する。
尚、この際、アイドルノズル25内に逆流する
吸気は、アイドルノズル25の周壁によつてアイ
ドルアジヤストスクリユー18の計量部19に衝
突する如く方向づけられている。このため、アイ
ドルアジヤストスクリユー18の計量部19への
カーボンの付着作用が一層促進せしめられると考
えられる。
上述の如く、アイドルアジヤストスクリユー1
8に対するカーボンの付着は、カーボンを含んだ
吸気が吸気通路2側からスロー燃料通路14側に
逆流することが原因であり、従つて、アイドルア
ジヤストスクリユー18に対するカーボンの付着
を防止するためには吸気中にカーボンを混入させ
ないようにしたりスロー燃料通路14内への吸気
の逆流を防止したりすればよいわけであるが、現
実的には吸気中にカーボンを混入させないように
することは技術上及び排気対策上困難であり、ま
た吸気の逆流を完全に防止することは気化器の作
動特性上困難である。
本考案は、上記の如き従来のエンジンの気化器
の問題に鑑み、アイドルノズルからスロー燃料通
路内への吸気の逆流を抑制してアイドルアジヤス
トスクリユーの計量部へのカーボンの付着を可及
的に減少せしめ、以つてアイドル運転の安定性を
向上せしめ得るようにしたエンジンの気化器を提
供することを目的としてなされたものであつて、
先端が吸気通路に突出するノズルをアイドルポー
トに装着するとともに、上記ノズルの基端の開口
面積を調整するアイドルアジヤストスクリユーを
設けたエンジンの気化器において、上記ノズルの
軸方向中間部のしかも吸気流に対向する側面に吸
気の動圧をノズル内に導く開口を設けたことを特
徴とするものである。
以下、本考案のエンジンの気化器を第2図及び
第3図に示す実施例に基づいて説明すると、第2
図には本考案実施例に係るエンジンの気化器Zが
示されている。この気化器Zは、メインジエツト
7及びエマルジヨンチユーブ15を有し且つフロ
ート室5と連通するメイン燃料通路13の吸気通
路2のベンチユリー3側の開口端にメインノズル
9を取付ける一方、該メイン燃料通路13から分
岐し且つスロージエツト8を有するスロー燃料通
路14の先端部を吸気通路2のスロツトルバルブ
4の直下流位置に開口させてアイドルポート17
としている。このアイドルポート17には、後に
詳述する本考案の主体をなすアイドルノズル30
を取付けている。また、アイドルポート17より
直吸気上流側位置にはスロー燃料通路14に連通
するスローポート16が開口せしめられている。
このスロー燃料通路14の中間位置には、ソレ
ノイドバルブ20が取付けられている。このソレ
ノイドバルブ20は、エンジンが減速運転された
時にスロー燃料通路14を閉塞して該スロー燃料
通路14を介する供給燃料をカツトし、燃費特性
の向上を図るためのものであつて、エンジンが減
速運転に移行したことを検出する減速運転検出器
22からの信号に基づいて制御器21により適宜
に開閉制御される。
アイドルノズル30は、第3図に示す如く鍔付
直管状に形成されており、先端部30bを吸気通
路2内に突出させた状態でアイドルポート17に
取付けられている。このアイドルノズル30は、
そのスロポート16側の側面、即ち吸気流に対向
する側面30cのしかもその軸方向中間部であつ
てアイドリング時にスロツトルバルブ4と吸気通
路2の壁面2aの間に形成される小隙間状のアイ
ドリング時吸気通路37の直下流に位置する部位
に適宜大きさの開口38を形成している。この開
口38は、吸気Aの流れに沿う方向に向けて形成
されており、アイドリング時には上記アイドリン
グ時吸気通路37を通つてアイドルノズル30側
に流れる吸気Aの動圧を該アイドルノズル30内
に導入する如く作用する。また、このアイドルノ
ズル30の基端部30a側には、円錘状の計量部
19を有するアイドルアジヤストスクリユー18
が螺着されており、該アイドルアジヤストスクリ
ユー18を適宜に螺回操作してアイドルノズル3
0の基端部30aとの間隔を調整することにより
燃料入口35の開口面積を変化させて燃料供給量
を制御することができるようになつている。
続いて、図示実施例のエンジンの気化器の作用
を説明すると、エンジンがアイドリング運転され
ている場合にはスロツトルバルブ4が全閉に近い
状態(第2図、第3図に示す開度)になつてお
り、燃料Fはメインノズル9からは流出せずにす
べてスロー燃料通路14を通つてアイドルポート
17に取付けたアイドルノズル30から流出す
る。今、エンジンが高速運転状態から減速された
とすると、ソレノイドバルブ20によつてスロー
燃料通路14が閉じられ該ソレノイドバルブ20
より燃料下流位置においては吸気通路2内の負圧
が作用することになる。この状態からエンジンが
再び加速運転されると、ソレノイドバルブ20が
開弁され燃料Fは、第3図に示す如くスロー燃料
通路14を通つて再びアイドルノズル30(スロ
ツトルバルブ14の開度がアイドリング位置より
大きい場合にはアイドルノズル30の外にスロー
ポート16)から吸気通路2内に流出せしめられ
るが、このような減速運転から加速運転への運転
切換時には、吸気通路2内の吸気の慣性が燃料F
の慣性よりも小さいため、ソレノイドバルブ20
の開弁と同時に瞬間的に吸気通路2内のカーボン
を含んだ吸気がアイドルノズル30内にその先端
部30b側から基端部30a側に向けて逆流せし
められる。
ところが、図示実施例の気化器Zにおいては、
アイドルノズル30の軸方向中間部のしかも吸気
流に対向する側面30cに開口38を形成してい
るため、常時この開口38を通してアイドルノズ
ル30の内部に吸気の動圧が導入され、しかもこ
の動圧はこのアイドルノズル30内に導入された
後、該開口38より先端側に位置する周壁30d
のガイド作用によつてその先端部3b側に導かれ
るところから、減速運転から加速運転への切換え
時にアイドルノズル30内にその先端部30b側
から基端部30a側に向けて瞬間的に逆流する吸
気は、この先端部30b部分に集中的に作用する
吸気の動圧によりその進入が効果的に阻止される
ことになる。従つて、逆流吸気中のカーボンがア
イドルポート17側に流入するのが抑制され、そ
の結果、アイドルアジヤストスクリユー18の計
量部19に付着するカーボン量を可及的に減少せ
しめることができる。
尚、バツクブリード時に発生する吸気の逆流現
象の場合においても上記した場合と同様の作用に
よつてアイドルポート17内への吸気の逆流が抑
制される。
次に、本考案の効果を説明すると、本考案のエ
ンジンの気化器は、先端が吸気通路に突出する如
くアイドルポートに取付けられたノズルの軸方向
中間部のしかも吸気流に対向する側面に吸気の動
圧をノズル内に導く開口を設け、該開口からノズ
ル内に導かれた吸気の動圧をさらにノズルの周壁
によつてその先端部側へ案内するようにしている
ため、このノズル先端部に集中的に作用する吸気
の動圧によつてカーボンを含んだ吸気が該ノズル
を通つてアイドルポート側に逆流するのが効果的
に抑制され、該アイドルポート内に配置したアイ
ドルアジヤストスクリユーに対するカーボンの付
着量が可及的に減少せしめられるところから、従
来のエンジンの気化器の如くアイドルアジヤスト
スクリユーに付着したカーボンによつてノズルの
開口面積が設定開口面積より絞られるということ
がなくなり、エンジンのアイドリング運転時にお
ける安定性を長期に亘つて維持することができる
という実用的効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のエンジンの気化器の要部縦断面
図、第2図は本考案実施例に係るエンジンの気化
器の縦断面図、第3図は第2図の部拡大図であ
る。 2……吸気通路、9……メインノズル、16…
…スローポート、17……アイドルポート、18
……アイドルアジヤストスクリユー、30……ア
イドルノズル、38……開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端が吸気通路に突出するノズルをアイドルポ
    ートに装着するとともに、上記ノズルの基端の開
    口面積を調整するアイドルアジヤストスクリユー
    を設けたエンジンの気化器において、上記ノズル
    の軸方向中間部のしかも吸気流に対向する側面に
    吸気の動圧をノズル内に導く開口を設けたことを
    特徴とするエンジンの気化器。
JP6932882U 1982-05-10 1982-05-10 エンジンの気化器 Granted JPS58172043U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6932882U JPS58172043U (ja) 1982-05-10 1982-05-10 エンジンの気化器

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JP6932882U JPS58172043U (ja) 1982-05-10 1982-05-10 エンジンの気化器

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Publication Number Publication Date
JPS58172043U JPS58172043U (ja) 1983-11-17
JPS6226606Y2 true JPS6226606Y2 (ja) 1987-07-08

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ID=30079060

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JP6932882U Granted JPS58172043U (ja) 1982-05-10 1982-05-10 エンジンの気化器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009015018B4 (de) * 2009-03-26 2020-10-08 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Verbrennungsmotor

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52140723A (en) * 1976-05-19 1977-11-24 Hitachi Ltd Carburetor

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JPS52140723A (en) * 1976-05-19 1977-11-24 Hitachi Ltd Carburetor

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JPS58172043U (ja) 1983-11-17

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