JPS62292438A - インクジエツト記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ［＃梁状の利用分野］ 本発明はオリフィスからインクを吐出させ、これを紙な
どの記録媒体に付＠させて記録を行なうインクジェット
記録装置に閉じ、中でも該オリアイスから排出された不
要インクの除去手段を有するインクジェット記録装置に
関するものである。

［従来の技術］ 従来より、インクを吐出させて記録を行なうインクジェ
ット記録装置が知られている。このようなインクジェッ
ト記録装置は、一般に、インクを吐出させるための吐出
口としてのオリフィスおよび該インクに吐出エネルギー
を与える吐出エネルギー発生手段を備えたインク噴射ノ
ズルなどのインク吐出機能を有するインクジェット記録
ヘッドや、該インクジェット記録ヘッドに該ヘッド外部
からインクを供給するためのインク貯蔵容器などからな
るインク供給系を備えたものとして構成される。

そして、このようなインクジェット記録装置では、例え
ば使用環境の変化や長時間の未使用等により、インク噴
射ノズル内のインクが増粘したり、インク供給系に発生
した気泡によってインクが吐出しなかったつ、吐出しな
いまでもインクが吐出しずらくなることがあった。この
為、インクジェット記録袋：は、非記録時にあけるオリ
フィスからのインクの蒸発を防止してノズル内のインク
の増粘を防止するキャップ等からなる液封止部材や、イ
ンク噴射ノズル内の増粘したインクや気泡をノズル外に
排出させるための循環ポンプ等からなるインク回復系を
具備しているのが普通である。

ところで、このようなインク回復系を動作させてノズル
内のインクを回復させる際に、インク噴射ノズルよつ排
出される不要インク（よインクジェット記録ヘッドに沿
って滴下し、これをそのまま放置したのではヘッド回り
を汚してしまうので、インクジェット記録ヘッドの下方
に排インク受けを設けたり、インクジェット記録ヘッド
に多孔質セラミック等からなる液吸収材を設けるなどし
てインクによる装置の汚れを防止しでいた。

しかしながら、このような回復操作によって滴下した排
インクはノズル近傍に固着しやすくこれをそのまま放置
したのでは記録を困難にして記録品位を低下させること
があった。また、固着しないまでも長時間の使用下にお
いてはノズル近傍に不要インクが次第に残積して、この
残積した不要インクがインク吐出を妨げることがあった
。更には、上記不要インクにゴミ等が付着してインク吐
出を妨げることもあった。また、上記オリフィスからの
不要インクの排出は環境温度の突然の上昇などによって
生じることもあり、このような不要インクの問題の解決
が所望されていた。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は上記の諸点に鑑み成されたもので、オリフィス
から排出された不要インクを容易に除去することができ
、長時間の使用に際しでもインクジェット記録ヘッドの
性能を維持し、高品位の記録を長期にわたって行なうこ
とが可能なインクジェット記録装盲を提供することにあ
る。

［問題点を解決するための手段］ 本発明の上記目的は、以下の本発明によって達成される
。

インクを吐出させるためのオリフィスを備えたインクジ
ェット記録ヘッドを有するインクジェット記録装置にお
いて、前記オリフィスから排出された不要インクを気体
噴射により除去するための気体噴射ノズルと、該除去さ
れた前記不要インクを収容するための液受容部材とを具
備することを特徴とするインクジェット記録装置。

［作用コ 本発明のインクジェット記録装置は、オリフィスから排
出された不要インクを気体噴射によって除去する気体噴
射ノズルと、該除去された不要インクを収容するための
液受容部材とを備えでおり、上記不要インクをインクジ
ェット記録ヘッドの表面から容易に除去し得るとともに
、該除去された不要インクを液受容部材に収容するので
インクジェット記録ヘッドを含む装置回りを汚すことも
なく、またこのような不要インクによる記録品位の低下
を生じることなく高品位の記録を長期にわたって行なう
ことが可能である。

［実施例］ 以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。

第１図に本発明のインクジェット記録袋フの一例の装置
主要部、とりわけインクジェット記録ヘッド付近の断面
図を示す。

第１図において、図中に符合１で示すものは、記録時に
オリフィス３から記録信号に基づいてインクを吐出し記
録を行なう周知のイシクジェ・ント記録ヘッドである。

該ヘッド１は、後述する第４図に示す如くに記録媒体と
平行に配されたシャフト上を記録方向（主走査方向）に
移動可能なキャリッジに搭載され記録をなす、ここで、
２は上記キャリッジにインクジェット記録ヘッド１を固
定するためのヘッドホルダーである。オリフィス３はカ
ラー記録等の記録形態に応じて、一般に所望の数が配さ
れるが、本例では図中の長さＬ方向に複数を配しでいる
。カラー記録を行なう際には、上記記録ヘッド１と同様
のヘッドを３〜４個配するとよい。

４は非記録時に、ヘッドホルダー２に当接し、インクジ
ェット記録ヘッド１内のインクが乾燥して増粘するのを
防止するための密閉空間を構成する液封止部材としての
キャップ容器である０本例の装置は、このキャップ客器
４に気体噴射ノズルと液受容部材とを設けることにより
、オリフィス３から排出される不要インクの除去を行な
うように成したものである。第２図に上記キャップ容器
４付近の斜視図を示す。

ここでキャップ客器４は、オリフィス３から排出される
不要インクを収容する液受容部材としての液吸収材５を
内臓しており、該液吸収材５は後述する菌３図に示す如
くにインクジェット記録ヘッド１に当接自在とされてい
る。７はキャップ容器４を記録ヘッド１に密着もしくは
離別させるための駆動伝達機構である。６は不要インク
をキャップ容器外部へ排出するための排出口であり、１
２は排出口６から排出されるインクを排インク容器１１
に送るためのチューブである０本例では液受容部材を液
吸収材５としたが、液受容部材は単なる受は皿などであ
ってもよい、しかしながら、液受容効率等を考慮すると
、例えばポリビニルアルコール、ポリアミド等の多孔質
材料からなる液吸収材５が好適に用いられる。

気体噴射ノズル８は、キサ・ンブ容器４の上部に該容器
の内部から気体噴射が可能なように設置され、オリフィ
ス３から排出される不要インクを液吸収材５方向に吹き
落す、９は気体噴射ノズル８から噴出させる空気を送る
ためのエアーポンプであり、１０はエアーポンプ９と気
体噴射ノズル８とを連結するパイプである０本例では噴
出気体を空気としであるが、Ｎ２などであってもよい、
もちろん、噴出気体の送付はエアーポンプによることは
必ずしも必要ではなく、ファンモータ、プロワ−型モー
タ、ダイヤフラム型ポンプ等によってもよい、また、本
例では気体噴射ノズル８に複数の気体吐出口を設けてい
るが、気体吐出口は１つであってもよい。しかしながら
、オリフィス３がインクジェット記録ヘッドの主走査方
向に複数配されるような場合には、不要インクの流出方
向を適正に制御するため、該複数のオリフィスに応じた
気体吐出口を設けるのがよく、好適には気体噴射ノズル
８の気体吹き出し幅をオリフィス３の配列幅よりも広く
するとよい。もちろん、気体吐出口をスリット状として
気体噴射を行なう等のことも可能である。

次に、上記インクジェット記録袋＝の動作例についで説
明する。

非記録時においでは、菓３図（ａ）に例示の如くにキャ
ップ客器４がヘッドホルダー２にと着し、第３図（ａ）
中に破線で示す液吸収材５はキャップ容器内部に収納さ
れ、インクジェット記録ヘッド１はキャップ客器４によ
り外気と遮断されてインクの増粘防止がはかられる。こ
こで、記録再開時もしくはインクの増粘や固着あるいは
ゴミ等の付着によりインクの吐出が不良となった際に記
録ヘッドのインク回復操作を行なう訳であるが、この際
、キャップ客器４は第３図（ａ）の状態から（ｂ）を経
て第３図（ｃ）の如くに後退し、液吸収材５はキャップ
客器４から突出した状態でヘッドホルダー２に当接する
。

この第３図（Ｃ）の状態で、不図示のインク供給循環装
置によりインクを循環してインクジェット記録ヘッド１
内の増粘インクや不要な気泡をオリフィス３から排出す
る。こうして排出された不要インクは、記録ヘッド表面
ｔｉ下しはじめる。

このような不要インクは前述したように固着しやすく、
これをこのまま故ゴしたのではインクの吐出不良や装置
の汚れの原因となる。しかしながら本発明では、このよ
うな不要インクを気体噴射ノズルと液受容部材によって
容易に除去することができるのである。すなわち、上記
の如き不要インクの滴下とほぼ同時にエアーポンプ９を
始動し、気体噴射ノズル８がら空気を吹き出す、この空
気流によって不要インクは速やかに記録ヘッド表面を滴
下し、ヘット下部に当接した液吸収材５に吸収される。

従って、本発明では不要インクが記録ヘット表面に固着
することはなく、ヘッド表面は常に清浄に保持される。

こうしてインクの滴下が終了したのを確認した後、エア
ーポンプ９を停止してインクの回復操作を終了する。

このような回復操作を行なった後、第３図（ｂ）の如く
に液吸収材５を後退させ、第４図に示す如くにキャリッ
ジ２０を記録媒体２１の前面を左右に走査して記録を行
なう、尚、第４図は、上記の如き気体噴射ノズル８と液
吸収材５とを有する本発明のインクジェット記録装百の
一例の要部を説明する模式的説明図であり、図中に符合
２０で示すものがヘッドホルダー２に保持されたインク
ジェット記録ヘッドを搭載するキャリッジである。キャ
リッジ２０はプラテン２３に平行に配されたシャフト２
２上に摺動自在に取り付けられており、キャリッジ送り
モータ２５に連結されたベルト２６により記録媒体２１
の前面を左右に移動可能にされでいる。２４は記録媒体
２１の送りモータである。

次に、第３図（ａ）〜（ｃ）の如き動作を行なう駆動伝
達機構７の一例を第５図（ａ）および（ｂ）に示す、尚
、第５図（ａ）には駆動伝達機構７をインクジェット記
録ヘッドの記録媒体との対向面に平行な面で切断した際
の断面図が、第５図（ｂ）には駆動伝達機構７をプラテ
ン側から見た際の側面図が示されている。

第５図（ａ）および（ｂ）において、キャップ容器４は
フレーム１３に固定されたガイド１４上に謂載され、イ
ンクジェット記録ヘッド方向に摺動可能になっている。

キャップ客器４および液吸収材５には、それぞれラック
ギヤー１５および１７が固定されており、液吸収材５に
固定されたラックギヤー１７はキャップ客器４とガイド
１４とに平行な方向に摺動可能になっている。１８はモ
ータ１６の回転をラックキャー１５Ｊよび１７に伝達す
る平歯車である。

この篤５図（ａ）　；！３よび（ｂ）において、キャッ
プ容器４はインクジェット記録ヘッドと離別した第３図
（ｂ）に相当する位百にある。この状態から第３図（Ｃ
）の状態にするには、モータ１６を回転させることによ
りキャップ客器４を第５図（ｂ）における右方向へ移動
させるとともに、液吸収材５を左方向にインクジェット
記録ヘッドに当接する位百まで移動させてモータ１６ヲ
停止させることにより行なう。また、第３図（ａ）の状
態にするにはモータ１６を上記と逆方向に回転させ、キ
ャップ容器４がインクジェット記録ヘッドに当接したと
ころでモータ１６を停止させるることにより行なう。

第６図は、本発明のインクジェット記録装置の別の例を
説明する図である。本例は気体噴射ノズル８の気体吐出
口を第１図の妃〈にキャップ容器４内に配するのではな
く、キャップ容器外部に配したものであり、もちろん第
１図におけると同様の効果を得ることが可能である。

以上、主として気体噴射ノズルと液受容部材とを、液封
止部材としてのキャップ容器に配設する場合を最適な例
として本発明を説明したが、本発明は上記例のみに限定
されるものではなく、気体噴射ノズルおよび液受容部材
は液封止部材とは５り個に設けてもよい。この場合には
液封止部材におけるような高い密閉性は特に要求されな
いので、不要インクを飛散させない程度の囲いを設けた
支持部材に上記気体噴射ノズルと液受容部材とを配する
等により本発明の目的を達成することが可能である。尚
、気体噴射ノズルおよび液受容部材が液封止部材と一体
的に設けられた上述の実施例のインクジェット記録装置
が、部品点数も少なく駆動機構も簡単であるので最適で
ある。

〔発明の効果］ 以上に説明した如く、気体噴射ノズルと液受容部材とを
有する本発明のイシウジエット記ｉゑ装置では、オリフ
ィスから排出された不要インクを速やかに、しかも装冨
回つを汚すことなく除去することが可能である。従って
、従来ともすればこのような不要インクによって引き起
こされていた記録品位の低下を生じることなく、高品位
の記録を長期にわたって行なうことが可能であり、しか
も長期の使用に際しても特にメインテナンスを必要とし
ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のインクジェット記録製雪の一例の記録
ヘッド付近の断面図、第２図は本発明のインクジェット
記録製雪に係わるキャップ容器付近の斜視図、第３図（
ａ）〜（ｃ）は本発明のインクジェット記録装置の動作
例を説明する図、第４図は本発明のインクジェット記録
製雪の一例の要部説明図、第５図（ａ）および（ｂ）は
本発明のインクジェット記録装薗に係わる駆動伝達機構
の一例を説明する図、第６図は本発明のインクジェット
記録製雪の変形例の断面図である。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）インクを吐出させるためのオリフィスを備えたイ
   ンクジェット記録ヘッドを有するインクジェット記録装
   置において、前記オリフィスから排出された不要インク
   を気体噴射により除去するための気体噴射ノズルと、該
   除去された前記不要インクを収容するための液受容部材
   とを具備することを特徴とするインクジェット記録装置
   。
2. （２）前記オリフィスを複数有することを特徴とする特
   許請求の範囲第１項に記載のインクジェット記録装置。
3. （３）前記気体噴射ノズルの吹き出し幅が、前記複数の
   オリフィスの配列幅よりも広いことを特徴とする特許請
   求の範囲第２項に記載のインクジェット記録装置。
4. （４）前記液受容部材が前記インクジェット記録ヘッド
   とは別に設けられ、前記気体噴射ノズルによる気体噴射
   時に前記インクジェット記録ヘッドもしくは該インクジ
   ェット記録ヘッドを保持するヘッドホルダーに当接する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第３項のい
   ずれかに記載のインクジェット記録装置。
5. （５）前記液受容部材が前記オリフィスに当接しないこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第４項に記載のインクジ
   ェット記録装置。