JPS6228954Y2 - - Google Patents

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JPS6228954Y2
JPS6228954Y2 JP1983181268U JP18126883U JPS6228954Y2 JP S6228954 Y2 JPS6228954 Y2 JP S6228954Y2 JP 1983181268 U JP1983181268 U JP 1983181268U JP 18126883 U JP18126883 U JP 18126883U JP S6228954 Y2 JPS6228954 Y2 JP S6228954Y2
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JP
Japan
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feathers
futon
gusset
cloth
slit
Prior art date
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JP1983181268U
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JPS6088865U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は羽毛が片寄りするのを防止した羽毛
布団に関する。
表地と裏地との間に羽毛が充填される布団にお
いては、上記羽毛が片寄るのを防止する必要があ
る。その手段として表地と裏地との間にこれらに
上下端を縫合してマチ布を格子状に設け、このマ
チ布によつて区画形成された矩形状の多数の収容
部に各々羽毛を充填することにより片寄りを防止
するようにしている。
このような構造の羽毛布団においては、表地、
裏地およびマチ布を縫合して収容部を区画形成し
てから、各収容部に羽毛を充填するため、羽毛を
均等に充填することができるように布団を構成し
なければならない。
従来、各収容部に羽毛を均等に充填することが
できるようにするため、特公昭56−1094号に示さ
れる布団が提案されている。この布団は表地と裏
地との間に格子状に設けられるマチ布の交差部を
縫合せず、この縫合しない間隙にパイプを挿入し
てマチ布の仕切空間内である収容部に羽毛を空気
圧送して充填するようにしている。つまり、1つ
の収容部に羽毛を充填したならばパイプをずらし
て隣りの収容部に充填するということを順次繰り
返す。
ところで、羽毛布団はその表地、裏地およびマ
チ布が綿などをダウンプルーフ加工、つまり高密
度のメツシユに加工された布地が用いられている
ため、1つの収容部に羽毛を空気圧送すると、こ
の収容部内に空気がたまつて圧力が上昇する。そ
のため、1つの収容部に羽毛を充填し終つてパイ
プを隣りの収容部にずらしたときに、これら収容
部が均等圧力となる前にマチ布の縫合されていな
い交差部から隣りの収容部に圧力空気が逃げるの
で、この空気流とともに羽毛も隣りの収容部に移
動してしまう。したがつて、各収容部に羽毛を均
等に充填することが難かしいという欠点があつ
た。
この考案は上記事情にもとづきなされたもの
で、その目的とするところは、マチ布により区画
形成された多数の収容部に羽毛をパイプで空気圧
送する場合に、圧力上昇した収容部から圧力の低
い収容部に羽毛が移動しないようにして、各収容
部に羽毛を均等に充填できるようにした羽毛布団
を提供することにある。
以下、この考案の一実施例を第1図と第2図を
参照して説明する。第1図中1は布団である。こ
の布団1はダウンプルーフ加工された表地2と裏
地3との間に格子状に立体的に交差させた帯状の
縦マチ布4と横マチ布5とが設けられ、これらマ
チ布4,5によつて矩形状の多数の収容部6が区
画形成されてなる。各マチ布4,5は上下端が表
地2と裏地3とに縫合されているとともに、交差
部も縫合されている。
上記布団1の長手方向に沿つて配置された複数
の縦マチ布4のうち、幅方向一端側の1枚を除く
他の縦マチ布4の各収容部6の一辺を形成する部
分には、それぞれ矩形状の重ね布7が重合縫着さ
れている。この重ね布7にはくの字状の第1のス
リツト8が形成されている。また、縦マチ布4の
重ね布7と対向する部分には第1のスリツト8と
逆向きのくの字状、つまり第1のスリツト8に対
してわずかにずれた状態で第2のスリツト9が形
成されている。重ね布7には上記第1スリツト8
によつて第1舌片10が形成され、縦マチ布4に
は第2のスリツト9によつて第2の舌片11が形
成されている。なお、布団1の幅方向に沿う各列
の複数の収容部6の一辺にそれぞれ設けられた重
ね布7はこの幅方向に対して斜めにずれている。
このように構成された布団1の収容部6に羽毛
Fを充填するには、第1図に鎖線で示すように第
1のスリツト8と第2のスリツト9とを押し開い
てパイプ15を布団1の幅方向に挿通し、その先
端を幅方向一端側の収容部6(これを第1の収容
部とする)に位置させる。この状態で上記パイプ
15から圧力空気とともに羽毛Fを所定時間噴出
させる。そして、第1の収容部6に所定量の羽毛
Fを充填したら、上記パイプ15をわずかに引き
抜き、その先端を第1の収容部6の隣りの第2の
収容部6に位置させて先程と同じように羽毛Fを
充填する。このとき、第1の収容部6の圧力が第
2の収容部6よりも高くなつているから、これら
収容部6の境界壁の第1、第2のスリツト8,9
を通つて第1の収容部6の圧力空気が羽毛Fとと
もに第2の収容部6に流入しようとする。しかし
ながら、上記第1のスリツト8と第2のスリツト
9とはわずかにずれた位置に形成されているとと
もに、第1、第2の舌片10,11によつて上記
第1、第2のスリツト8,9が直接連通するのを
防いでいる。そのため、第1、第2のスリツト
8,9の部分に第1の収容部6の圧力が加わつて
も、これらスリツト8,9から第1の収容部6の
圧力空気が第2の収容部6に逃げずらいから、第
1の収容部6に充填された羽毛Fが第2の収容部
6に流れ込むことがない。
このようにして布団1の幅方向1列の4つの収
容部6に順次羽毛Fを充填したならば、他の列の
収容部6についても同様に行なえばよい。そし
て、各収容部6に収容される羽毛Fは上述したよ
うに第1のスリツト8と第2のスリツト9とがず
れて形成されているため、充填の途中あるいは充
填後において他の収容部6に移動することがない
から、各収容部6に羽毛Fを均等に充填すること
ができるばかりか、充填後に片寄りすることもな
い。
また、布団1の幅方向に沿う各列の複数の収容
部6の一辺に各々設けられた重ね布7は、この幅
方向に対して斜めにずれている。そのため、たと
え第1の収容部6と第2の収容部6との境界壁の
第1、第2のスリツト8,9に漏れが生じても、
第1の収容部6から第2の収容部6に漏れた圧力
空気が第2の収容部6とこの第2の収容部6に隣
り合う第3の収容部6との境界壁に形成された第
1、第2のスリツト8,9の個所に直接当ること
がない。したがつて、第1の収容部6から流出し
た圧力空気によつて第2の収容部6と第3の収容
部6との境界壁の第1、第2のスリツト8,9が
押し開けられるということがないから、圧力空気
の漏れはこの部分で止まることになる。
なお、上記一実施例ではマチ布に2重の部分を
作るためにこのマチ布に矩形状の重ね布を重合縫
着したが、マチ布全体を2枚にしてもよく、また
第3図に示すように縦マチ布4を布団1の長手方
向に対して複数に分割し、分割された端部を重ね
合せて縫着することにより2重の部分を形成して
もよい。
さらに、縦マチ布4の2重の部分に形成される
第1、第2のスリツト8,9はくの字状だけでな
く第4図に示すような山形状、第5図に示すよう
なコ字状あるいは第6図に示すような直線状など
であつてもよく、その形状はなんら限定されな
い。なお、第6図に示す直線状の場合、他の形状
のように第1、第2の舌片10,11が形成され
ることがないが、第1、第2の舌片10,11が
なくとも一対のスリツト8,9がずれていれば、
この部分を羽毛Fが流通するのを阻止できる。
以上述べたようにこの考案は、布団の表地と裏
地との間にマチ布を格子状に設けて矩形状の多数
の収容部を区画形成し、一方向に沿う各列の複数
の収容部の互いに対向する一辺のマチ布に上記収
容部の幅方向に対して順次ずらして2重の部分を
形成し、その2重の部分の2枚の布地にそれぞれ
スリツトをわずかにずらして形成した。したがつ
て、各収容部に羽毛をパイプで順次空気圧送して
充填する際に、1つの収容部の圧力が高くなつて
もその収容部の圧力が隣りの圧力の低い収容部に
逃げることがない。つまり、1つの収容部に充填
された羽毛が圧力空気とともに隣りの収容部に流
出することがないから、各収容部に羽毛を均等に
充填することができる。また各収容部に羽毛を充
填したのち、、その羽毛が他の収容部に移動す
る、つまり、羽毛が片寄ることも防止できる。ま
た、収容部に形成される2重の部分を上記収容部
の幅方向に対して順次ずらして形成した。したが
つて、仮に1つの2重の部分から圧力空気が漏れ
ても、その圧力空気が他の2重の部分に直接当た
るのが防げるから、1の収容部で漏れが生じて
も、その漏れが他の収容部に伝播するようなこと
がない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す布団の一部
断面した平面図、第2図は同じくマチ布に形成さ
れた2重の部分の斜視図、第3図はこの考案の他
の実施例を示すマチ布に2重の部分を形成する斜
視図、第4図乃至第6図はそれぞれこの考案のさ
らに他の実施例を示すマチ布の2重の部分の正面
図である。 1……布団、2……表地、3……裏地、4,5
……マチ布、6……収容部、7……重ね布、8…
…第1のスリツト、9……第2のスリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 布団の表地と裏地との間にマチ布を格子状に設
    けて羽毛が充填される矩形状の多数の収容部を区
    画形成し、一方向に沿う各列の複数の収容部の互
    いに対向する一辺のマチ布に上記収容部の幅方向
    に対して順次ずらして2重の部分を形成し、これ
    ら2重の部分の2枚の布地にそれぞれスリツトを
    わずかにずらして形成したことを特徴とする羽毛
    布団。
JP18126883U 1983-11-24 1983-11-24 羽毛布団 Granted JPS6088865U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18126883U JPS6088865U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 羽毛布団

Applications Claiming Priority (1)

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JP18126883U JPS6088865U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 羽毛布団

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6088865U JPS6088865U (ja) 1985-06-18
JPS6228954Y2 true JPS6228954Y2 (ja) 1987-07-24

Family

ID=30392834

Family Applications (1)

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JP18126883U Granted JPS6088865U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 羽毛布団

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6415012A (en) * 1987-07-07 1989-01-19 Miyake Houkoushiyo Kk Feather futon

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5836862B2 (ja) * 1978-06-30 1983-08-12 日本電信電話株式会社 衛星中継装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53135113U (ja) * 1977-03-31 1978-10-26
JPS5836862U (ja) * 1981-09-04 1983-03-10 日本ベツド製造株式会社 羽毛布団

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5836862B2 (ja) * 1978-06-30 1983-08-12 日本電信電話株式会社 衛星中継装置

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Publication number Publication date
JPS6088865U (ja) 1985-06-18

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