JPS62288055A - サ−マルプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ［産業上の利用分野］ この発明は、熱転写形式にて印字する４ノーマルプリン
タ、詳しくはサーマルヘッドを圧接位置とリリース位置
との間にて移動するとともに熱転写リボンをリボン送り
するサーマルヘッド及び熱転写リボンの駆動機構に関す
る。

［従来技術〕 従来のサーマルプリンタは、キャリッジに対しサーマル
ヘッドを、プラテンに圧接する圧接位置とプラテンから
離間するリリース位置との間（こて移動可能に取付け、
前記キャリッジ或いはフレームに固定された電磁ソレノ
イド等のヘッド駆動手段により、印字動作時には前記サ
ーマルヘッドを圧接位置へ、また改行動作時にはリリー
ス位置へ移動している。また、キャリッジ或いはフレー
ムにリボン駆動モータを取付け、印字動作時にリボン駆
動モータを駆動して熱転写リボンをリボン送りするとと
もに、改行動作時にはリボン駆動モータの駆動を停止し
て前記熱転写リボンのリボン送りを規制している。

［発明が解決しようとする問題点］ 然し乍、上記した従来のサーマルプリンタは、サーマル
ヘッドを圧接位置とリリース位置との間にて移動する電
磁ソレノイド等のヘッド駆動手段と、熱転写リボンをリ
ボン送りするためのリボン駆動モータを夫々必要とし、
装置が大型化及び高コス１〜化する問題を有している。

［発明の目的］ 本発゛明の目的は、上記した従来の欠点に鑑み、単一の
駆動手段によりサーマルヘッドを圧接位置とリリース位
置との間で移動するとともに熱転写リボンをリボン送り
することが可能であり、装置を小型化及び低コスト化し
得るサーマルプリンタを提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ このため本発明は、駆動手段と、駆動手段により回転駆
動される駆動体と、第１カム部及び第２カム部を同心円
状に有し、回転可能に支持されかつ前記駆動体に連結さ
れたカム体と、前記駆動手段により前記駆動体が所要の
方向へ回転したとき、前記カム体の所要方向の回転に伴
って前記第１カム部と係合して前記サーマルヘッドを印
字用紙に圧接する圧接位置へ移動させるとともに、前記
駆動体が前記と逆方向へ回転したとき、前記カム体の前
記と逆方向への回転に伴って第２カム部と係合して前記
サーマルヘッドを印字用紙から離間するリリース位置へ
移動させる作動部材と前記駆動体が所要の方向へ回転し
たとき、前記駆動体とリボン駆動軸とを連結して該リボ
ン駆動軸を回転させるとともに前記駆動体が前記ど反対
の方向へ回転したとき、前記駆動体とリボン駆動軸との
連結〜　４− を解除するクラッチ手段とからサーマルプリンタを構成
している。

［発明の作用］ 本発明は上記のように構成されるため、駆動手段により
駆動体が所要の方向へ回転駆動されると、第１カム部と
の係合により作動部材が所要の方向へ移動してサーマル
ヘッドを圧接位置へ移動させるとともにクラッチ手段に
より駆動体とリボン駆動軸とを連結して熱転写リボンを
リボン送りすることが出来る。また、前記駆動手段によ
り前記駆動体が前記と逆方向に回転駆動されると、第２
カム部との係合により作動部材が前記と逆方向へ移動し
てサーマルヘッドをリリース位置へ移動させるとともに
クラッチ手段により駆動体とリボン駆動軸との連結を解
除してリボン送りを規制することが出来る。これにより
単一の駆動手段によりサーマルヘッドの移動及びリボン
送りを行なうことが可能であり、装置を小型化及び低コ
スト化することが可能である。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。

第１図はサーマルプリンタの概略を示す路体斜視図であ
り、サーマルプリンタ１のフレーム（図示せず）間には
板状のプラテン３が数句けられている。このプラテン３
は用紙給送モータ（図示せず）に連結された給送ロール
５の回転により給送される印字用紙（図示せず）を支持
する。前記フレーム間には２本のガイド軸７が前記プラ
テン３と平行に横架されている。このガイド軸７にはキ
ャリッジ９が軸線方向へ摺動可能に支持されている。そ
して該キャリッジ９は連結されたキャリッジ駆動モータ
（図示せず）の駆動により前記プラテン３と平行に往復
動される。前記キャリッジ９のプラテン３側にはヘッド
ホルダ１１が、軸１３（第１図には図示せず）を中心に
その先端部が前記プラテン３に圧接する圧接位置とプラ
テン３から離間するリリース位置との間にて回動するよ
うに支持されている。そして該ヘッドホルダ１１には一
端がキャリッジ９に掛止された線ばね（図示せず）の他
端が掛止されている。該線ばねはその弾性力によりヘッ
ドホルダ１１の先端部がプラテン３に圧接する圧接位置
へ回動するように付勢している。ヘッドホルダ１１の回
動基端には後述する作動レバー３７の先端部に当接する
作動片１１ａ（第１図には図示せず）が一体形成されて
いる。

また、該ヘッドホルダ１１のプラテン３と対向する後面
にはサーマルヘッド（図示せず）が取付けられている。

このサーマルヘッドは多数の発熱素子が列方向へ配列さ
れ、印字データに基づいて各発熱素子を選択的に発熱駆
動することにより該印字データが熱転写形式のドツトマ
トリクスにて印字される。前記キャリッジ９の上面には
リボン支持軸１４及びリボン駆動軸１５が夫々回転可能
に支持されている。前記キャリッジ９にリボンカセット
１７を載置したとき、前記リボン支持軸１４にはリボン
カセット１７内のリボン供給スプールが、ま、たりボン
駆動軸１５にはリボンカセット１７内のリボン巻取スプ
ール（何れも図示せず）が夫々連結される。そしてリボ
ン供給スプールに巻回された熱転写リボン１９はリボン
カセット１７の一腕部１７ａから送出してサーマルヘッ
ドの印字面を通った後、他腕部１７ｂからリボン巻取ス
プールへ送入される。

第２図はヘッドホルダ１１及び熱転写リボン１９の駆動
機構を示す路体平面図、第３図は電動モータを省略した
第２図の左側面図、第４図はカム体の中央縦断面図、第
５図はカム体と作動レバーとの配置状態を示す底面図で
あり、前記キャリッジ９には駆動手段を構成するＤＣモ
ータ等の電動モータ２１が取付けられている。該電動モ
ータ２１の回転軸２１ａには駆動体を構成する第１ベベ
ル歯車２３が固着され、該第１へベル歯車２３にはキャ
リッジ９に回転可能に支持された第２及び第３ベベル歯
車２５・２７が回転軸２１ａを中心とする対向位置にて
夫々連結されている。前記第２ベベル歯車２５には第１
歯車２９が同軸に一体形成され、該第１歯車２９にはキ
ャリッジ９に回転可能に支持された第２歯車３１が中間
歯車３３を介して連結されている。該第２歯車３１には
カム体３５が同軸に一体形成され、該カム体３５の底面
には第４図及び第５図に示すように外周寄りに第１カム
部３５ａと、中央寄りに第２カム部３５ｂとが同心円状
に夫々形成され、これら第１カム部３５ａと第２カム部
３５ｂとは案内溝３５ｃにより接続されている。また、
前記第１カム部３５ａと第２カム部３５ｂとは後述の作
動レバー３７が前記ヘッドボルダ１１を圧接位置とリリ
ース位置との間にて移動するのに充分な高低差を有する
ように形成され、前記第２カム部３５ｂの摺接面が第１
カム部３５ａの摺接面より下方に位置している。前記キ
ャリッジ９には作動レバー３７が、前記カム体３５に対
して第１カム部３５ａと第２カム部３５ｂどのほぼ中間
を通過してプラテン３側へ延び、かつ軸３９を中心に上
下方向へ回動可能に支持されている。この作動レバー３
７の先端部両側には各一端がキャリッジ９に掛止されて
互いに対向し合う引張ばね４１・４３の他端が夫々掛止
され、各引張ばね４１・４３はその弾性力により前記作
動レバー３７が、常に第１カム部３５ａと第２カム部３
５ｂとのほぼ中間に応じた中立点に位置するように付勢
している。前記作動レバー３７の先端上部にはカムピン
３７ａが一体形成され、該カムビン３７ａは該第１カム
部３５ａ或いは第２カム部３５ｂに対し選択的に係合さ
れる。

また、前記作動レバー３７の先端部はヘッドホルダ１１
の作動片１１ａに当接している。

前記第３ベベル歯車２７には第３歯車４５が同軸に一体
形成され、該第３へベル歯車２７及び第３歯車４５を軸
支する軸４７にはクラッチ手段の一部を構成するアーム
４９が回転可能に支持されている。そしてアーム４９の
先端部にはクラッチ手段の一部を構成する第４歯車５１
が前記第３歯車４５に連結した状態にて回転可能に支１
肖されている。前記リボン駆動軸１５の軸端には第５歯
車５３が取付けられている。そしてアーム４９が軸４７
を中心に反時計方向へ回動したとき、第３１ｆｉｉ車４
５に連結された前記第４歯中５１と第５歯車５３とが連
結される。反対にアーム４９が軸４７を中心に時計方向
へ回動したどき、第３ｆｉｉ車４５に連結された第４歯
車５１と第５歯車５３との連結が解除される。

次に上記のように構成されたり一マルヘッドの圧接リリ
ース作用及びリボン送り作用を第２図乃至第８図に従っ
て説明する。

先ず、非印字時におけるヘッドホルダ１１の移動状態を
説明すると、サーマルヘッドのリリース状態を示す第６
図乃至第７図とリリース状態における作動レバー３７と
カム体３５との係合状態を示す第８図において、電動モ
ータ２１により第１ベベル歯車２３が第７図の反時計方
向く矢印方向）へ回動して該電動モータ２１の駆動力が
第２へベル歯車２５、第１歯車２９、中間歯車３３を介
して第２歯車３１に伝達されると、カム体３５は第６図
に示す反時計方向へ回転される。このとき、作動レバー
３７は第８図に示すようにカムビン３７ａと第２カム部
３５ｂとの係合により引張ばね４１の弾性力に抗して中
立点よりカム体３５の求心側に移動される。また、第７
図に示すように作動レバー３７はカムビン３７ａと第２
カム部３５すとの係合により軸３９を中心に下動される
。そして、下動した作動レバー３７の先端部と作動片１
１ａとの当接によりヘッドボルダ１１が線ばねの弾性力
に抗して第７図に示すｆｌ！１１３を中心とする時計方
向へ回動し、サーマルヘッドをプラテン３から離間する
リリース位置へ移動させる。尚、上記状態にてアーム／
４９は軸４７を中心に第７図に示す時計方向へ回動し、
第４歯車５１と第５＠車５３との連結が解除されている
。

次に印字動作時におけるサーマルヘッドの圧接動作及び
リボン送り動作を説明すると、第２図及び第３図と第５
図において、印字動作に先立って電動モータ２１が所要
の方向へ駆動されると、第３図に示す時計方向に対する
第１ベベル歯車２３の回転により該電動モータ２１の駆
動力が第２ベベル歯車゛２５、第１歯車２つ、中間歯車
３３を介して第２歯車３１に伝達され、カム体３５ば第
２図に示す時計方向へ回転される。このとき、作動レバ
ー３７が引張ばね４１の弾性力によりカム体３５の求心
側から中立点側へ付勢されているため、第６図に示す反
時計方向に対するカム体３５の回転に伴ってカムビン３
７ａが案内溝３５ｃに係合してカム体３５の外周側へ移
動し、第５図に示すように第１カム部３５ａに係合する
。このとき、第２カム部３５ｂに対して第１カム部３５
ａが上方に位置するため、作動レバー３７はその先端部
に当接する作動片１１ａを介して作用する線ばねの弾性
力により、駆動される。また、ヘッドホルダ１１は作動
レバー３７による作動片１１ａの押し下げが解除される
ため、線ばねの弾性力により第７図に示すリリース位置
から反時計方向へ回動してサーマルヘッドを第３図に示
す圧接位置へ移動させる。尚、作動レバー３７は第１カ
ム部３５ａにカムビン３７ａが係合した状態にて引張ば
ね４３の弾性力によりカム体３５の外周側から中立点側
へ付勢されている。

また、前記第１ベベル歯車２３の回転に伴って第３ベベ
ル歯車２７が反時計方向へ回転されると、第４歯車５１
が第３歯車４５との連結状態を維持しながら軸４７を中
心とする反時計方向へ移動して第５歯車５３に連結され
る。これにより電動モータ２１の駆動力が第５歯車５３
に伝達され、リボン駆動軸１５を第２図に示す反時計方
向へ回転させることにより熱転写リボン１９がリボン送
りされる。そして上記動作後、熱転写リボン１９を介し
てプラテン３の印字用紙にサーマルヘッドを圧接した状
態で熱転写リボン１９をリボン送りするとともにキャリ
ッジ９を所要の方向へ移動しながら印字データに基づい
てサーマルヘッドの発熱素子を選択的に発熱駆動するこ
とにより印字データが熱転写形式にて印字される。尚、
印字動作時には電動モータ２１の駆動状態が維持されて
いるが、作動レバー３７のカムビン３７ａが回転するカ
ム体３５の第１カム部３５ａとの係合状態が維持される
ため、作動レバー３７の上動状態が保持される。

次に、改行動作時の作用を説明すると、第６図乃至第８
図において、改行動作に先立って電動モータ２１が前記
と逆方向へ駆動されと、第１へベル歯車２３が第７図に
示す反時計方向へ回転してカム体３５を第８図に示す時
計方向へ回転させる。

このとき、前記引張ばね４３の弾性力により作動レバー
３７がカム体３５の外周側から中立点側へ付勢されてい
るため、カム体３５の回転に伴ってカムビン３７ａが案
内溝３５Ｇを通過して第２カム部３５ｂに係合される。

これにより作動レバー３７が軸３９を中心に下動して作
動片１１ａを押下げることによりヘッドホルダ１１が線
ばねの弾性力に抗して第３図に示す圧接位置から時計方
向へ回動し、サーマルヘッドを第７図に示すリリース位
置へ移動させる。

また、反時計方向に対する第１ベベル歯車２３の回転に
伴って第３ベベル歯車２７が時計方向へ回転されると、
第３歯車４５に連結された第４歯車５１が反時計方向へ
回動し、第４歯車５１と第５歯車５３との連結が解除さ
れる。これによりリボン駆動軸１５対する電動モータ２
１の駆動力の伝達を遮断し、熱転写リボン１９のリボン
送りが規制される。上記動作後に４−ヤリッジ９を前記
と逆方向へ移動するとともに給送ロール５の駆動により
印字用紙を一印字行分、紙送りして改行動作を行う。尚
、改行動作時には電動モータ２１の駆動状態が維持され
ているが、作動レバー３７のカムビン３７ａが回転する
カム体３５の第２カム部３５ｂとめ係合状態が維持され
るため、作動レバー３７の下動状態が保持される。

このように本実施例は、印字動作時には電動モータ２１
の駆動によりカム体３５を所要の方向へ回転して作動レ
バー３７を上動させることによりサーマルヘッドを圧接
位置へ移動するとともに第４歯車５１を第５歯車５３に
連結してリボン駆動軸１５を回転させてリボン送りする
ことが出来る。

また、改行動作時には前記電動モータ２１を前記と逆方
向へ駆動することによりカム体３５を逆方向へ回転して
作動レバー３７を下動させることによりサーマルヘッド
をリリース位置へ移動するとともに前記第４歯車５１と
第５歯車５３の連結を解除してリボン送りを規制するこ
とが出来る。これによりサーマルヘッドの移動動作とリ
ボン送り動作とを単一の電動を−９２１により行なうこ
とが可能であり、装置の小型化及び低コスト化を図り得
る。

上記説明は、キャリッジ９に電動モータ２１を取付け、
該電動モータ２１の正逆回転によりサーマルヘッドを圧
接位置とリリース位置との間にて移動するとともに熱転
写リボン１つをリボン送りするものとしたが、フレーム
間に軸線方向に溝が形成されたモータ軸を横架するとと
もに該モータ軸にフレームに固着された電動モータ２１
を連結し、該モータ軸に第１へベル歯車２３を前記溝に
係合して回り止めされるとともに軸線方向へ移動可能に
取付け、転動モータ２１の駆動により前記モータ軸を回
転して前記第１ベベル歯車２３を正逆回転させて前記サ
ーマルヘッドを圧接位置とリリース位置との間にて移動
するとともに熱転写リボン１９をリボン送りするもので
あってもよい。

［発明の効果］ この、ように本発明は、単一の駆動手段によりサーマル
ヘッドを圧接位置とリリース位置との間で移動するとと
もに熱転写リボンをリボン送りすることが可能であり、
装置を小型化及び低」スト化し得るサーマルプリンタを
提供することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図はサーマルプリンタの概略を示す路体斜視図、第
２図はヘッドホルダ及び熱転写リボンの駆動機構を示す
路体平面図、第３図は電動モータを省略した第２図の左
側面図、第４図はカム体の中央縦断面図、第５図はカム
体と作動レバーどの配置状態を示す底面図、第６図乃〒
第８図はサーマルヘッドの圧接リリース作用及びリボン
送り作用を示す説明図である。 図中１はサーマルプリンタ、１５はリボン駆動軸、１９
は熱転写リボン、２１は駆動手段を構成する電動モータ
、２３は駆動体を構成する第１へベル歯車、３５はカム
体、３５ａは第１カム部、３５ｂは第２カム部、３７は
作動部材としての作動レバー、４９はクラッチ手段の一
部を構成するアーム、５１はクラッチ手段の一部を構成
する第４歯車である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、多数の発熱素子が配列されたサーマルヘッドを
   熱転写リボンを介して印字用紙に圧接しながら前記発熱
   素子を選択的に発熱して熱転写形式にて印字するサーマ
   ルプリンタにおいて、 駆動手段と、 駆動手段により回転駆動される駆動体と、 第１カム部及び第２カム部を同心円状に有し、回転可能
   に支持されかつ前記駆動体に連結されたカム体と、 前記駆動手段により前記駆動体が所要の方向へ回転した
   とき、前記カム体の所要方向の回転に伴って前記第１カ
   ム部と係合して前記サーマルヘッドを印字用紙に圧接す
   る圧接位置へ移動させるとともに、前記駆動体が前記と
   逆方向へ回転したとき、前記カム体の前記と逆方向への
   回転に伴って第２カム部と係合して前記サーマルヘッド
   を印字用紙から離間するリリース位置へ移動させる作動
   部材と、 前記駆動体が所要の方向へ回転したとき、前記駆動体と
   リボン駆動軸とを連結して該リボン駆動軸を回転させる
   とともに前記駆動体が前記と反対の方向へ回転したとき
   、前記駆動体とリボン駆動軸との連結を解除するクラッ
   チ手段と、 を備えたことを特徴とするサーマルプリンタ。