JPS6228729Y2 - - Google Patents

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JPS6228729Y2
JPS6228729Y2 JP1981180435U JP18043581U JPS6228729Y2 JP S6228729 Y2 JPS6228729 Y2 JP S6228729Y2 JP 1981180435 U JP1981180435 U JP 1981180435U JP 18043581 U JP18043581 U JP 18043581U JP S6228729 Y2 JPS6228729 Y2 JP S6228729Y2
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capacitor
magnetic body
conductor
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terminal fitting
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JP1981180435U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、インダクタとコンデンサとを併せ備
えるL−C複合部品に関する。
この種のL−C複合部品は、主として、ローパ
スフイルタとして使用されるものであるが、従来
のものは、第1図に例示するように、円筒状に形
成された誘電体磁器コンデンサ1の内径部内に、
フエライトビーズ等で構成された円筒状の磁性体
2を嵌挿し、該磁性体2の貫通孔2a内に貫通導
体3を貫通させると共に、該貫通導体3を、ヘツ
ダ部4及びワツシヤ状の電極接続体5により、前
記コンデンサ1の電極に導通接続させた構造とな
つていた。コンデンサ1は、外周電極6と、中央
部のギヤツプg1によつて互いに隔てられた2つ
の内周電極7,8とを有し、該内周電極7,8を
軸方向の両端面から外周縁に導出して形成したリ
ード電極9,10に、前記ヘツダ部4及び前記電
極接続体5を半田11,12によつて接続固定し
た構造となつている。
上記した従来のL−C複合部品は、第2図に示
すように、磁性体2によるインダクタンスL1の
両端に、コンデンサ1の電極6−7,6−8間の
容量C1,C2をそれぞれ接続したπ形の等価回
路となる。
しかしながら、この従来のL−C複合部品は、
円筒状の磁器コンデンサ1の内部にフエライトビ
ーズより成る磁性体2を嵌める構造となつている
ため、両者1,2の何れか一方でも、成形誤差、
焼成時の縮率のバラツキ等により外径寸法が浮動
すると、嵌め合いがスムーズに行かず、無理に嵌
めたためにクラツク、破損、割れを生じることが
あつた。この欠点を避ける手段として、従来は磁
性体2に外周研磨を施し、寸法誤差を吸収してい
た。このため、磁性体2の加工に長時間を要し、
加工コストが高くなり、量産性が悪くなるという
欠点があつた。しかも磁性体2は脆いフエライト
ビーズで成り、外径寸法が1mmφ前後の微小部品
となることが多いため、外周研磨の途中でクラツ
ク、破損、割れ等を生じ易く、信頼性の高いもの
を歩留りよく製造することが困難であつた。
また、磁性体2の外径がコンデンサ1の内径寸
法よつて制限され、この制限された外径寸法の磁
性体2に対して貫通導体3を貫通させる必要があ
るため、必然的に磁性体2の肉厚が薄くなり、充
分な機械的強度を確保することが困難である。こ
のため、コンデンサ1の内径部内に磁性体2を嵌
挿する場合や、磁性体2の内径部内に貫通導体3
を貫通させる場合、更には磁性体2に外周研磨処
理を施す場合等に、わずかの外力、歪が加わつた
だけで磁性体2にクラツクが入り、破損しまたは
割れることがあつた。しかも、内周電極7,8の
あるコンデンサ1の内径部内に弾力性のない磁性
体2を嵌挿した構造であるため、半田浸漬法によ
つて内周電極7,8に貫通導体3を半田付けする
場合、ヒートシヨツクや内周電極7,8と磁性体
2との間に流入付着する半田の収縮応力によつ
て、コンデンサ1または磁性体2にクラツクが入
り、破損、割れを生じることもあつた。
本考案は上述する従来の欠点を除去し、加工、
組立が容易で量産性に富み、クラツク、破損、割
れ等を生じ難く高信頼度であり、しかも減衰特性
が良好で小型かつ安価なL−C複合部品を提供す
ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案に係るL−C
複合部品は、軸孔を有する柱状の磁性体と、軸孔
を有し前記磁性体の軸方向の少なくとも一端側に
配置されたコンデンサと、前記磁性体及び前記コ
ンデンサの前記軸孔を貫通し前記コンデンサの電
極の一方に導通する貫通導体と、前記磁性体及び
前記コンデンサを内蔵させ前記コンデンサの電極
の他方に導通する外部端子金具とを備え、前記外
部端子金具は、前記貫通導体の軸方向の両端側か
ら、前記磁性体及び前記コンデンサを覆うように
結合させた2つの筒状部分でなり、前記筒状部分
の軸方向の端面側で前記コンデンサの電極の他方
を接続固定させたことを特徴とする。
以下実施例たる添付図面を参照し本考案の内容
を具体的に説明する。第3図は本考案に係るL−
C複合部品の正面断面図である。図において、1
3はフエライトビーズ等で成る磁性体である。こ
の磁性体13は軸孔14を有する円柱状になつて
いる。
15は前記磁性体13の軸方向の少なくとも一
端面側に備えられるコンデンサである。この実施
例では、コンデンサ15は、中心部に軸孔16を
有する円環状の誘電体磁器17の両面に電極18
及び電極19を被着形成した構造のものを、前記
磁性体13の軸方向の両側に配設して設けてあ
る。
20は貫通導体である。該貫通導体20は前記
磁性体13及びコンデンサ15の軸孔14,16
内を貫通させると共に、前記コンデンサ15の電
極18,19の一方、例えば電極18に導通接続
させてある。この実施例では、貫通導体20の一
端側にヘツダ部21を設け、このヘツダ部21を
一方のコンデンサ15の電極18に半田付け等の
手段によつて固着すると共に、磁性体13を間に
挟んで反対側にあるもう一つのコンデンサ15の
電極18に対し、ハトメ等の結合手段22によつ
て貫通導体20を導通接続させてある。結合手段
22と貫通導体20との間は、例えばカシメもし
くは半田付け等の手段によつて機械的、電気的に
結合し、また結合手段22とコンデンサ15の電
極18との間は半田付け等によつて結合する。
このように、磁性体13の軸方向の端面側にコ
ンデンサ15を配設すると、従来と異なつて、磁
性体13とコンデンサ15との間の嵌め合いが必
要でなくなるから、加工、組立時または半田付け
時の磁性体13及びコンデンサ15のクラツク、
破損、割れ等を防止することができる。しかも、
磁性体13とコンデンサ15とを、貫通導体20
を介して軸方向に重ねるようにして組立ればよい
ので、組立作業が容易になる。
23は外部端子金具である。該外部端子金具2
3は、前記磁性体13及びコンデンサ15を内蔵
する円筒状の内径部を有し、その軸方向の両端側
を内側に折曲げて受部24,25を形成し、この
受部24,25の内面上に前記コンデンサ15の
電極19,19を半田付け等の手段によつて固着
してある。このように、本考案においては、磁性
体13及びコンデンサ15を外部端子金具23に
よつて完全にシールドする構造をとつているか
ら、減衰特性の良好なL−C複合部品を実現する
ことができる。また、外部端子金具23が磁性体
13及びコンデンサ15に対する保護体となるの
で、磁性体13及びコンデンサ15の破損等を確
実に防止できる。
また、この外部端子金具23は略中間部で2つ
の部分23A,23Bとに分離可能になつてい
る。このような分離構造であると、部分23Aと
部分23Bとに分離した状態で、例えば部分23
A内に磁性体13及びコンデンサ15を内蔵さ
せ、その後部分23Aに対して部分23Bを結合
させて当該外部端子金具23を組立ることができ
るので、その組立作業が容易になる。この実施例
では、部分23Aと部分23Bとは互いに突き合
せて接合する構造となつているが、端部を互いに
嵌合密着させる構造として、シールド作用を向上
させることも可能である。
更に、外部端子金具23の外周の一部にはツバ
26を突設してある。このツバ部26は外部端子
金具23の外周の全周に環状に設けてもよく、部
分的に設けてもよい。このようなツバ26がある
と、当該L−C複合部品をシヤーシ等に半田付け
する場合に自動半田付けを行なうことが可能にな
る。
なお、27,28は防湿性及び絶縁性を高める
ために設けた絶縁塗料である。
第4図は上記実施例のL−C複合部品の等価回
路図を示している。図示するように、本考案によ
れば、磁性体13によるインダクタンスL1の両
端に、コンデンサ15,15による容量C1、C
2をそれぞれ接続したπ形のフイルタ回路が得ら
れる。
第5図は本考案に係るL−C複合部品の他の実
施例を示す図で、シールドケース29の内部に第
3図に示したL−C複合部品30を内蔵させると
共に、このL−C複合部品30の貫通導体20の
両端を、前記シールドケース29に取付けたフオ
ノジヤク等の接続具31,32にそれぞれ接続し
た構造となつている。この実施例の場合は、接続
具31,32にケーブルを接続するだけの簡単な
作業で使用できること、シールドケース29によ
つてL−C複合部品30がシールドケース29内
に収納されているので、減衰特性が向上するこ
と、高密度実装が可能になること等の利点が得ら
れる。
以上述べたように、本考案に係るL−C複合部
品は、軸孔を有する柱状の磁性体と、軸孔を有す
る柱状の磁性体と、軸孔を有し前記磁性体の軸方
向の少なくとも一端側に配置されたコンデンサ
と、前記磁性体及び前記コンデンサの前記軸孔を
貫通し前記コンデンサの電極の一方に導通する貫
通導体と、前記磁性体及び前記コンデンサを内蔵
させ前記コンデンサの電極の他方に導通する外部
端子金具とを備え、前記外部端子金具は、前記貫
通導体の軸方向の両端側から、前記磁性体及び前
記コンデンサを覆うように結合させた2つの筒状
部分でなり、前記筒状部分の軸方向の端面側で前
記コンデンサの電極の他方を接続固定させたこと
を特徴とするから、加工、組立が容易で量産性に
富み、クラツク、破損、割れ等を生じ難く高信頼
度であり、しかも減衰特性が良好で小型かつ安価
なL−C複合部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のL−C複合部品の正面断面図、
第2図はその等価回路図、第3図は本考案に係る
L−C複合部品の正面断面図、第4図は同じくそ
の等価回路図、第5図は同じく別の実施例におけ
る正面断面図である。 13……磁性体、15……コンデンサ、16…
…軸孔、18,19……電極、20……貫通導
体、23……外部端子金具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 軸孔を有する柱状の磁性体と、軸孔を有し前
    記磁性体の軸方向の少なくとも一端側に配置さ
    れたコンデンサと、前記磁性体及び前記コンデ
    ンサの前記軸孔を貫通し前記コンデンサの電極
    の一方に導通する貫通導体と、前記磁性体及び
    前記コンデンサを内蔵させ前記コンデンサの電
    極の他方に導通する外部端子金具とを備え、前
    記外部端子金具は、前記貫通導体の軸方向の両
    端側から、前記磁性体及び前記コンデンサを覆
    うように結合させた2つの筒状部分でなり、前
    記筒状部分の軸方向の端面側で前記コンデンサ
    の電極の他方を接続固定させたことを特徴とす
    るL−C複合部品。 (2) 前記外部端子金具は、外周につば部を有する
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載のL−C複合部品。 (3) 全体をシールドケース内に内蔵させ、前記外
    部端子金具を前記シールドケースに接続固定す
    ると共に、前記貫通導体の両端を前記シールド
    ケースに取付けた接続具にそれぞれ接続したこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    または第2項に記載のL−C複合部品。
JP18043581U 1981-12-03 1981-12-03 L−c複合部品 Granted JPS5885308U (ja)

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JP18043581U JPS5885308U (ja) 1981-12-03 1981-12-03 L−c複合部品

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JPS5885308U JPS5885308U (ja) 1983-06-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0614459Y2 (ja) * 1987-04-15 1994-04-13 株式会社村田製作所 Lc複合部品

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JPS564247B2 (ja) * 1978-04-24 1981-01-29

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JPS5911445Y2 (ja) * 1979-06-21 1984-04-09 ティーディーケイ株式会社 Lc複合部品

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JPS564247B2 (ja) * 1978-04-24 1981-01-29

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