JPS62285920A - 改質されたポリアミド系エラストマ−および製法 - Google Patents

改質されたポリアミド系エラストマ−および製法

Info

Publication number
JPS62285920A
JPS62285920A JP12799586A JP12799586A JPS62285920A JP S62285920 A JPS62285920 A JP S62285920A JP 12799586 A JP12799586 A JP 12799586A JP 12799586 A JP12799586 A JP 12799586A JP S62285920 A JPS62285920 A JP S62285920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyamide
component
acid
units derived
groups
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12799586A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiko Hashimoto
英彦 橋本
Akira Todo
昭 藤堂
Hiroshi Wakumoto
涌本 浩
Koji Nagai
長井 孝司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP12799586A priority Critical patent/JPS62285920A/ja
Publication of JPS62285920A publication Critical patent/JPS62285920A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyamides (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なポリアミド系エラストマーとその製法に
関する。
〔従来の技術〕
ポリアミド系エラストマーの一種として、ハードセグメ
ントとしてポリアミド単位、ソフトセグメントとしてポ
リエーテル単位を有するポリエーテルエステルアミドブ
ロック共重合体については、すでに多数提案されている
。たとえば特公昭45−9193、同48−20633
、同48−32593、同52−50239、同54−
2)874、同55−22567、同56−1327 
、同56−43256、同56−45419 、同57
−24807、同58−11459、特開昭53−12
987、同54−129089 、同55−135wt
37 、同56−47430 、同56−65026、
同57−90017、同58〜189228、同58−
206627 、同58−2)0925 、同59−1
52926 、同59−207930 、同59−2)
3724 、同59−2)7726 、同60−832
2 、同60−49028、同60−53537、同6
0−63225、同60−110724 、同60−1
12826等には、両末端カルボキシル基のポリアミド
成分と両末端水酸基のポリオキシアルキレングリコール
成分とを必要に応じて芳香族ジカルボン酸やジオールの
共存下重縮合する技術が示されている。しかし、これら
の技術で得られるポリエーテルエステルアミドブロック
共重合体は、実質線状で飽和のものばかりである。
〔従来の技術の問題点〕
従来のポリエーテルエステルアミドプロツク共重合体は
、種々の優れた特性から各種の分野で使用されているが
、用途によっては永久歪を小さくしたりあるいは引張り
強度をより大きくさせることを望まれている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は前述したポリエーテルエステルアミドブロック
共重合体の性質とくに引張り強度や永久歪みを改良する
ことを目的とし、かかる技術的課題を解決するために以
下に示すような構成を採った。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち本発明は、ポリアミド成分として両末端がカル
ボキシル基および/またはカルボン酸エステル基のポリ
アミド(a)、ポリエーテル成分として両末端水酸基の
ポリオキシアルキレングリコール(b)、分岐鎖成分と
してカルボキシル基を3以上有するポリカルボン酸また
はそのエステル形成性誘導体(c)とを重縮合して得ら
れるポリアミド系エラストマーであって、(a)に由来
するポリアミド単位が95〜10−t%(′b)に由来
するポリエーテル単位が4〜85wt%(C)に由来す
る単位が0.01〜5wt%の割合で含まれていること
を特徴とする改質されたポリアミド系エラストマーであ
り、このようなエラストマーを製造するための好適な方
法として、前記(a)、(blおよび(c)の各成分を
触媒の存在下、溶融状態で反でさせることを特徴とする
改質されたポリアミド系エラストマーの製法を提供する
ものである。
〔作 用〕
両末端がカルボキシル基および/またはカルボン酸エス
テル基のポリアミド成分(alは、公知の方法により製
造できる。たとえば、両末端カルボキシル基のポリアミ
ド成分は、アミノカルボン酸やラクタムあるいはジカル
ボン酸とジアミンなどのポリ、アミド形成性化合物の重
縮合時に、過剰量のジカルボン酸を存在させることによ
って製造できる。このジカルボン酸は重縮合中にポリア
ミド高分子鎖の成分としてとくに両末端に結合し、α、
ω−ジカルボン酸ポリアミドとなる。また一方で、ジカ
ルボン酸は連鎖抑制剤として作用し、その添加量を適宜
調整することにより、ポリアミドの平均分子量を調整す
ることができる。また、両末端カルボン酸エステルのポ
リアミド成分は、たとえば上記のポリアミド重合時のジ
カルボン酸をジカルボン酸エステルにしたり、あるいは
上記のα、ω−ジカルボン酸ポリアミドの両末端カルボ
キシル基を公知のエステル化反応を行うことによって得
ることができる。また、この際のエステル化率を調整す
ることにより、片末端をカルボキシル基、片末端がカル
ボン酸エステル基のポリアミドも生成できる。本発明に
おいては、これらの一種以上を用いる。これらのポリア
ミド成分の平均分子量は300〜15000 、  好
ましくは500〜6000である。
ポリアミド形成性化合物として使用されるアミノカルボ
ン酸やラクタムはとくに制限がなく公知のものが使用で
きるが、中でも炭素原子数10以上のアミノカルボン酸
もしくはラクタムが好ましく、たとえば10−アミノデ
カン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデ
カン酸、ラウリルラクタムなどが挙げられるが、特に1
1−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸、ラ
ウリルラクタムが好ましく、またこれらを併用して用い
ることもできる。
しかし、本発明の特徴を損なわない範囲でカプロラクタ
ムなどの他のラクタムあるいはアミノカルボン酸を併用
することが出来る。
またジアミンやカルボン酸も公知のものが使用でき、中
でもジアミンとしてヘキサメチレンジアミン、オクタメ
チレンジアミン、デカメチレンジアミン、m−またはp
−キシリレンジアミン、1.3−ビス(アミノメチル)
シクロヘキサン、1.4−ビス (アミノメチル)シク
ロヘキサン、イソホロンジアミン、ジカルボン酸として
テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレン−
2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボ
ン酸、ジフェニル−414′−ジカルボン酸等の芳香族
ジカルボン酸、1.4−シクロヘキサンジカルボン酸、
1.2−シクロヘキサンジカルボン酸、ジシクロへキシ
ル−4,4′−ジカルボン酸等の脂環式ジカルボン酸、
およびコハク酸、シュウ酸、アジピン酸、セバシン酸、
ドデカンジ酸等の脂肪族ジカルボン酸を挙げることがで
きる。特にテレフタル酸、イソフタル酸、1.4−シク
ロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、ド
デカンジ酸が好ましく用いられる。
さらに、末端にカルボキシル基を導入するためのジカル
ボン酸は、上記と同じジカルボン酸を過剰量添加するこ
とにより行われる。
本発明における両末端水酸基のポリオキシアルキレング
リコール(b)としては、アルキレン基の炭素原子数が
2以上の ポリオキシアルキレングリコールから選ばれ
、たとえばポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリテトラメチレングリコール、エチレンオ
キサイドとプロピレンオキサイドのブロック又はランダ
ム共重合体、エチレンオキサイドとテトラヒドロフラン
のブロック又はランダム共重合体などを挙げることでき
るが、耐熱性、耐水性、機械的強度などの点からポリテ
トラメチレングリコールが好ましく用いられる。
両末端に水酸基を有するこれらのポリオキシアルキレン
グリコールの平均分子量はかなり幅広く変化させうるが
、とくに200〜5000さらには200〜3000の
範囲が好ましい。また前記のポリテトラメチレングリコ
ールを用いる場合の好ましい分子量領域は重合時におけ
る相分離、低温特性、機械的性質の点から平均分子量5
00〜2000が良い。
カルボキシル基を3以上存するポリカルボン酸またはそ
のエステル形成性誘導体(C)としては、脂肪族、脂環
族、芳香族のポリカルボン酸類を挙げることができ、た
とえばエタン−1,1,2−トリカルボン酸、プロパン
−1,2,3−トリカルボン酸、ブタン−1,1,2−
トリカルボン酸、ブタン−1,2,3−トリカルボン酸
、2−メチル−プロパン−1,1,2−トリカルボン酸
、ヘプタン−2,2,6,6−テトラカルボン酸等の脂
肪族ポリカルボン酸、シクロプロパン−1,1,2〜ト
リカルボン酸等の脂環族ポリカルボン酸、ヘミメリット
酸、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸、
メリット酸等の芳香族ポリカルボン酸あるいはカルボキ
シル基の少な(とも一部が酸エステルや酸無水物等にな
ったエステル形成性誘導体を例示することができる。こ
れらの中ではとくに芳香族ポリカルボン酸類が好ましい
重合体中における各成分の割合は(alに由来する単位
が95〜10wt%とくに93〜15wt%、(b)に
由来する単位が4〜85−t%とくに6〜83−t%、
(C)に由来する単位が0.01〜5wt%とくに0.
02〜2−t%である。(bl成分および(c)成分に
由来する単位が上記割合より少ない場合弾性挙動の劣っ
たものとなり、逆に多くなると、硬質セグメントを形成
するポリアミド単位が少なくなって、耐熱性や剛性に劣
るようになる。
また、重合体は種々の分子量を採りうるものの、成形加
工性ならびに製造された成形品の実用物性の観点からは
、25℃のm−クレゾールで測定した固有粘度〔η〕が
概ね0.5〜5.0dl/gとくに1.2〜3.Oa/
gの範囲のものが好ましい。
重合体はまた分岐鎖成分を有しているものの実質的にゲ
ルがなく、m−クレゾールに可溶でもある。
本発明のポリアミド系エラストマーを製造するには、前
述の(a)、(1))、(c)の各成分を触媒の存在下
溶融状態で反応させて、重縮合させればよい。
この時使用される触媒としては、従来のポリエーテルエ
ステルアミドブロック共重合体の製造で知られているチ
タン(Ti) 、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(
If)のアルコキシド化合物のほか、アルミニウム(A
A)、ゲルマニウム(Ge)、!易(Sn)、アンチモ
ン(Sb)のアルコキシド化合物、アルキルアルコキシ
ド化合物を用いてもよい。
具体的には、T i  (OCH3)4 、T 1(0
−iso C3Hq )a、T i  (0−n C4
HQ t%T i  (OtertC4Hl )4、Z
 r (OCz Hs )−、。
Zn (0−1so Ca Hl )a、Z r (0
−n C4Hq )4、Z r (0−n Cs H+
+)a、Z r (On Ch H1)tsHf  (
OCz Hs )イHf  (OnCa 89 )4、
Hf  (Oiso C3Hl )4、A E (OC
H3) ff、AZ (OCZ H5):1.、Af 
(Oiso C3H7)i、Ai(0−5ec C4H
l)I 、Aj! (0−iso C3H7L(0−5
ec C4Hl)、Al (OnC4Hq)、A、!!
  (Otertc4Hq)z 1、AA  (0−n
CaH+t):+、A 1 (0−n C+aHxt)
:+、5b(OCH:+)3、S b (OCz Hs
)i 、S b (0−iso CI Hl ):)、
S b (0−n C4Hl)!、S b(’OSeC
C4H9)3  、S b  (Otertcn  H
l)z  、Sb(○−1so  C3H7)2(On
 Ca  Hl)、Sb  (Oncs  HI?)3
、S b  (0−n C+sH:+t)z、Sn  
(OCH3)z  、Sn  (OCz  Hs)z 
 、5n(0−iso  Cal  H7)!、3n 
 (OnC4Hl)Z 、S n  (0−n Ca 
 H+t)z、Sn(○−nc+sH:+7)z、(C
a  Hl)2  Sn  (OCH3)2  、 (
C4Hq  )zSn  (OnC4Hl)!  、 
(C4Hq  )  z  S n(Onc+aH*t
)z、G e  (OCH3)z  、G e(OC2
HA)2 、Ge   (Oiso  (、l  H7
)2、G e  (On C4Hq )z、G e  
(0−n C++  H+t)z、G e  (0−n
 C+aH:++)z、 (C4Hq  )  z  
S n(OCH3)!  、 (C4Hl )2G e
  (0−n CaH7)2、 (C4Hl )z  
Ge  (OnC,Hq)z 、(Ca Hl ) z
 Ge (Onc+5Hzt)z、などを例示でき、こ
れらは各単独でまたは2種以上混合して使用することが
できる。
反応は前記触媒の存在下において攪拌しながら5 mm
Hg以下、好ましくは1 mmm1(以下の高真空下、
100〜400℃好ましくは200〜300℃の反応温
度で行う。この際、触媒の添加量は、(al成分と(k
11成分及び(C)成分の総量に対して好ましくは0.
001〜5重量%、とくに好ましくは0.05〜2重量
%の範囲に調整される。また、後述するようにジオール
、芳香族カルボン酸類などの他の成分も重縮合させる場
合には、その量に応じ適宜前記の添加量を変化させ得る
反応時の(a)、(1))、(C)各成分の仕込量は、
製造しようとするポリアミド系エラストマー中の各成分
に由来する単位の組成割合に対応し、たとえば前記らよ
うな組成の重合体を製造したい場合には、(a) 15
〜10w t%と(に93〜15ivt%、fb) 4
〜85w t%とくに6〜83譬t%、(c)0.01
〜5臀L%とくに0.02〜2−t%の割合で仕込む。
本発明のポリアミド系エラストマーは、上記の(a)、
(1))および(C)の3成分だけからなっていても充
分であるが、必要に応じてその性質を損なわない範囲で
ジオールや芳香族カルボン酸またはそのエステルなどを
共存させて重縮合を行ってもよい。
このジオールとしては、たとえばエチレングリコ−ル、
プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、1,5−ベンタンジオール、1.
6−ヘキサンジオールなどがあり、芳香族カルボン酸ま
たはそのエステルとしてはフタル酸、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,5
−ナフタレンジカルボン酸、アントラセンジカルボン酸
、4.4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸およびそ
れらのエステルなと:を挙げることができる。
本発明においては、さらには重合物の性質を改良するた
めに、公知の種々の添加剤すなわち耐熱安定剤、耐候安
定剤、帯電防止剤、スリップ剤、アンチブロッキング剤
、防曇剤、滑剤、無機および有機の充填剤、難燃剤、゛
染料、顔料などを重合前後あるいは重合中に添加しても
かまわない。
〔実施例] 以下本発明の内容を好ましい実施例でもって説明するが
、本発明はとくにことわりのない限り何らこれらの実施
例に限定されるものではない。
尚、以下の実施例および比較例における試験片の作成方
法および物性測定は次の方法を用いた。
試験片の作成:乾燥した生成物を成形温度230度、プ
レス圧50kg/adの条件下 でプレス成形し、110×110× 5mmのプレスシートを得た。こ のシートより50X5mmのダンベ ル試験片を打ち抜き試験片とし た。
引張試験  :引張強度および伸びは、インストロン社
製引張試験機モデル 1122を用いて、23℃、クロスヘ ッドスピード50mm/minの条件 で測定した。
永久歪み  :上記引張試験機によってクロスヘッドス
ピード50mm/minの条 件で試験片を100%伸長し、次 に同一スピードでクロスヘッド を試験開始前の位置までもどし、 さらに同様に100%伸長する。
この試験において、2回目の伸 長時に残留している歪みを永久 歪とした。
固有粘度〔η] : 25℃、m−クレゾールによる。
実施例1 予めアジピン酸の存在下に、11−アミノウンデカン酸
を重縮合することにより製造した平均分子量795の両
末端にカルボキシル基を有するナイロン−11オリゴマ
ー16.6g (成分A)、平均分子量1965の両末
端に水酸基を存するポリテトラメチレングリコール43
.2g(成分B)および、トリメシン酸0.15g(成
分C)と、テトラブトキシチタニウム0.18g(成分
A+B+Cに対し0.3重量%)とを、攪拌機付き反応
器に導入した。次いで反応器内を窒素置換した。その後
混合物を250°Cに加熱し、1時間高速攪拌下反応さ
せたのち、反応系を徐kに減圧して1時間でl mmH
gとし、さらに2時間反応を行った。反応器内にきわめ
て精鋼な溶融物が生成した。該生成物の各種物性評価結
果を表1に示す。
比較例1 トリメシン酸を用いず、ナイロン−11オリゴマーを1
7.4g用いた他は実施例1と同条件で反応を行った。
結果を表1に示す。
比較例2 減圧下での反応時間を2時間から6時間とした他は比較
例1と同条件で反応を行った。結果を表1に示す。
実施例2〜5 成分(C)を表2に示すものに代える外は、実施例1と
同条件で反応を行った。
実施例6 予めヘキサメチレンジアミンとアジピン酸ジメチルをア
ジピン酸ジメチル過剰下で重縮合することらより製造し
た、平均分子量800の量末端カルボン酸メチルエステ
ル基を有するナイロン−6,6オリゴマ=16.7gを
ナイロン−11オリゴマーの代わりに用いた以外は実施
例1と同様の条件下で反応を行った。結果を表3に示す
実施例7 予めヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸ジメチル(
DMT)およびイソフタル酸ジメチル<DMI)(DM
T/DMIのモル比3/7)を酸成分過剰下で重縮合す
ることにより製造した、平均分子量800の両末端にカ
ルボン酸メチルエステル基を有するヘキサメチレン・テ
レフタルコポリアミド16.7gをナイロン−11オリ
ゴマーの代わりに用いた以外は実施例1と同様の条件で
反応した。結果を表3に示す。
実施例8 ヘキサメチレンジアミンの代わりに1.3−ビス(アミ
ノメチル)シクロサキサンをナイロン−6,6オリゴマ
ーの代わりに用いた以外は実施例6と同条件で反応を行
った。結果を表3に示す。
表       3 〔発明の効果〕 以上に述べたように、本発明のポリアミド系エラストマ
ーは従来のポリエーテルエステルアミドブロック共重合
体に比して、引張り強度が大きく、かつ、永久歪は小さ
いという性質を示すと共に、短時間で高分子量となり、
換言すれば同一分子量ならばポリエーテルエステルアミ
ドブロック共重合体に比べて短時間の反応時間ですむと
いう特徴がある。
よってこのような性質を利用して、バンパーエンドキャ
ップ、ブーツ、ホース等の自動車部品、サツカーシュー
ズ、野球シューズ、ゴルフシューズ等のスポーツシュー
ズ、シャトルコック、ラケットパーツ等のスポーツ用品
、シール、バッキング等のシール材、ギヤ、軸受、ベア
リングシール、ブツシュ、ロール、ベルト、キャスタ、
ジヨイント等の弱電用部品、OA機器用パーツ、電線シ
ース材、ケーブル被覆などの用途に使用できる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリアミド成分として両末端がカルボキシル基お
    よび/またはカルボン酸エステル基のポリアミド(a)
    、ポリエーテル成分として両末端水酸基のポリオキシア
    ルキレングリコール(b)、分岐鎖成分としてカルボキ
    シル基を3以上有するポリカルボン酸またはそれらのエ
    ステル形成性誘導体(c)とを重縮合して得られるポリ
    アミド系エラストマーであつて、(a)に由来するポリ
    アミド単位が95〜10wt%(b)に由来するポリエ
    ーテル単位が4〜85wt%(c)に由来する単位が0
    .01〜5wt%の割合で含まれていることを特徴とす
    る改質されたポリアミド系エラストマー。
  2. (2)25℃、m−クレゾールで測定した固有粘度〔η
    〕が0.5〜5.0dl/gである特許請求の範囲第1
    項記載の改質されたポリアミド系エラストマー。
  3. (3)実質的にゲルがなくm−クレゾールに可溶である
    特許請求の範囲第1項または第2項に記載されたポリア
    ミド系エラストマー。
  4. (4)ポリアミド(a)の平均分子量が300〜150
    00である特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    かに記載の改質されたポリアミド系エラストマー。
  5. (5)ポリオキシアルキレングリコール(b)の平均分
    子量が200〜5000である特許請求の範囲第1項な
    いし第4項のいずれかに記載の改質されたポリアミド系
    エラストマー。
  6. (6)ポリカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体
    (c)が芳香族ポリカルボン酸類である特許請求の範囲
    第1項ないし第5項のいずれかに記載の改質されたポリ
    アミド系エラストマー。
  7. (7)両末端がカルボキシル基および/またはカルボン
    酸エステル基のポリアミド(a)、両末端水酸基のポリ
    オキシアルキレングリコール(b)およびカルボキシル
    基を3以上有するポリカルボン酸またはそのエステル形
    成性誘導体(c)とを、触媒の存在下、溶融状態で反応
    させることを特徴とする改質されたポリアミド系エラス
    トマーの製法。
JP12799586A 1986-06-04 1986-06-04 改質されたポリアミド系エラストマ−および製法 Pending JPS62285920A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12799586A JPS62285920A (ja) 1986-06-04 1986-06-04 改質されたポリアミド系エラストマ−および製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12799586A JPS62285920A (ja) 1986-06-04 1986-06-04 改質されたポリアミド系エラストマ−および製法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62285920A true JPS62285920A (ja) 1987-12-11

Family

ID=14973847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12799586A Pending JPS62285920A (ja) 1986-06-04 1986-06-04 改質されたポリアミド系エラストマ−および製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62285920A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544012A (ja) * 2005-06-16 2008-12-04 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド 脂肪族ポリエステルアミド組成物およびその製法
US10059808B2 (en) 2014-10-01 2018-08-28 Bridgestone Corporation Tire skeleton and tire
CN109627435A (zh) * 2018-12-13 2019-04-16 沧州旭阳科技有限公司 一种制备永久抗静电支化聚酰胺弹性体的方法、由该方法制备的弹性体及其用途
WO2023080109A1 (ja) * 2021-11-05 2023-05-11 三洋化成工業株式会社 シューズソール用ブロックポリマー、シューズソール用樹脂組成物及びシューズソール

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544012A (ja) * 2005-06-16 2008-12-04 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド 脂肪族ポリエステルアミド組成物およびその製法
US10059808B2 (en) 2014-10-01 2018-08-28 Bridgestone Corporation Tire skeleton and tire
CN109627435A (zh) * 2018-12-13 2019-04-16 沧州旭阳科技有限公司 一种制备永久抗静电支化聚酰胺弹性体的方法、由该方法制备的弹性体及其用途
WO2023080109A1 (ja) * 2021-11-05 2023-05-11 三洋化成工業株式会社 シューズソール用ブロックポリマー、シューズソール用樹脂組成物及びシューズソール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4663428A (en) Polyesteramide
US4438240A (en) Polyamide elastomer
US4343743A (en) Novel polyesteramides having low glass transition temperatures
US4376856A (en) Polyether-ester amide and process for preparation thereof
TW201331259A (zh) 脂肪族-芳香族共聚醚酯
JPS62285920A (ja) 改質されたポリアミド系エラストマ−および製法
US4309518A (en) Molding compositions containing high-molecular weight linear polyester
US4816544A (en) Polyamideimide elastomer and production thereof
JPS6337125A (ja) 改質されたポリアミド系エラストマ−および製法
US5811495A (en) Esteramide copolymers and production thereof
JP3373341B2 (ja) ポリ乳酸共重合物
CN115490850A (zh) 聚酰胺弹性体及其制备方法
JPH0228216A (ja) 改質ポリアミド(イミド)の製造方法
EP1553121A1 (en) Aliphatic polyester polyether copolymer, process for producing the same and aliphatic polyester composition using the copolymer
GB2063279A (en) New Thermoplastic Elastomers Based on Aliphatic Copolyetheresteramide Blocks of High Molecular Weight
JPS62246930A (ja) ポリエ−テルエステルアミドブロツク共重合体の製法
JPS63117035A (ja) 熱可塑性ポリエ−テルイミドアミド
JPH07330898A (ja) ラクタムの開環反応方法および生分解性ポリラクトンアミド樹脂の製造方法
JPS61289124A (ja) 自己捲縮性複合繊維
JP4196759B2 (ja) 芳香族アミド−ポリラクトン系ブロック共重合体及びその製造方法
JP2612597B2 (ja) 透明なポリアミド系エラストマーの製造方法
CN115477753A (zh) 聚酰胺弹性体的制备方法以及聚酰胺弹性体
CN114395363A (zh) 一种聚酰胺热熔胶及其制备方法和应用
JPH08283408A (ja) ポリエステルアミドの製造方法
JP2641500B2 (ja) 低硬度ポリアミドイミドエラストマーの製造方法