JPS6228566A - 可変vみぞ付プ−リ - Google Patents
可変vみぞ付プ−リInfo
- Publication number
- JPS6228566A JPS6228566A JP16585285A JP16585285A JPS6228566A JP S6228566 A JPS6228566 A JP S6228566A JP 16585285 A JP16585285 A JP 16585285A JP 16585285 A JP16585285 A JP 16585285A JP S6228566 A JPS6228566 A JP S6228566A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circular conical
- belt
- conical
- conical member
- movable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本発明は、可変Vみぞ付プーリに関するものである。
(ロ)従来の技術
断面が台形又は略台形のVベルトが巻き掛けられる可変
Vみぞ付プーリは、例えばJISB1854−1965
に示されるように、みぞの中心面に関して対称なVみぞ
を有している。すなわち、Vベルトの一方の斜面が接触
するVみぞの円すい面と他方の斜面が接触する■みぞの
円すい面とは同一の円すい母線角を存している。
Vみぞ付プーリは、例えばJISB1854−1965
に示されるように、みぞの中心面に関して対称なVみぞ
を有している。すなわち、Vベルトの一方の斜面が接触
するVみぞの円すい面と他方の斜面が接触する■みぞの
円すい面とは同一の円すい母線角を存している。
(ハ)発明が解決しようとする問題点
しかし、Vみぞ幅を可変とした可変Vみぞ付プーリの場
合には、上記のようにVみぞを対称に設定すると、次の
ような問題点が発生する。すなわち、Vみぞ幅を可変と
した可変■みぞ付プーリは、回転軸と一体に設けられた
固定円すい部材と、この回転軸と一体に回転するように
かつ軸方向に移動可能に設けられた可動円すい部材と、
から構成されているが、可動円すい部材を回転軸に対し
て軸方向に移動可能に案内するために両者間に必ず小さ
なガタが生じ、Vベルトから力が作用したとき可動円す
い部材が傾斜し、Vベルト側部の接触状態か対称でなく
なる。このため、例えばVベルトが多数のVブロックを
バンドによって連結したようなものの場合にはVブロッ
クの倒れが発生し、■ブロックの側部に偏摩耗が発生し
、またバンドとブロックとの案内面にも無理な力が作用
し、場合によってはバンドか破断する可能性がある。本
発明は上記のような問題点を解決することを目的として
いる。
合には、上記のようにVみぞを対称に設定すると、次の
ような問題点が発生する。すなわち、Vみぞ幅を可変と
した可変■みぞ付プーリは、回転軸と一体に設けられた
固定円すい部材と、この回転軸と一体に回転するように
かつ軸方向に移動可能に設けられた可動円すい部材と、
から構成されているが、可動円すい部材を回転軸に対し
て軸方向に移動可能に案内するために両者間に必ず小さ
なガタが生じ、Vベルトから力が作用したとき可動円す
い部材が傾斜し、Vベルト側部の接触状態か対称でなく
なる。このため、例えばVベルトが多数のVブロックを
バンドによって連結したようなものの場合にはVブロッ
クの倒れが発生し、■ブロックの側部に偏摩耗が発生し
、またバンドとブロックとの案内面にも無理な力が作用
し、場合によってはバンドか破断する可能性がある。本
発明は上記のような問題点を解決することを目的として
いる。
(ニ)問題点を解決するための手段
本発明は、可動円すい部材の倒れを見込んでVみぞを左
右非対称とすることにより、上記問題点を解決する。す
なわち、本発明による可変Vみぞ付プーリは、可動円す
い部材の円すい面の円すい母線角が、固定円すい部材の
円すい面の円すい母線角よりも大きく設定されている。
右非対称とすることにより、上記問題点を解決する。す
なわち、本発明による可変Vみぞ付プーリは、可動円す
い部材の円すい面の円すい母線角が、固定円すい部材の
円すい面の円すい母線角よりも大きく設定されている。
(ホ)作用
Vベルトを介して回転力の伝達が行われると、Vみぞを
構成する固定円すい而及び可動円すい面に対してVベル
トから押圧力が作用する。この押圧力によって固定円す
い部材側はほとんど変形しないが、可動円すい部材側は
回転軸に対する可動円すい部材のはめ合い用のすきま分
たけ傾斜する。可動円すい部材の円すい面の円すい母線
角は基準となる円すい母線角(すなわち、固定円すい部
材側の円すい母線角)よりも大きく設定されているため
、可動円すい部材に倒れが発生した状態ではVベルトと
接触する部分の円すい母線角は固定円すい部材側の円す
い母線角とほぼ一致する。従って、VベルトはVみぞの
両側の円すい面とほぼ最適な状態で接触する。これによ
りVベルトに無理な力が作用することが防止される。
構成する固定円すい而及び可動円すい面に対してVベル
トから押圧力が作用する。この押圧力によって固定円す
い部材側はほとんど変形しないが、可動円すい部材側は
回転軸に対する可動円すい部材のはめ合い用のすきま分
たけ傾斜する。可動円すい部材の円すい面の円すい母線
角は基準となる円すい母線角(すなわち、固定円すい部
材側の円すい母線角)よりも大きく設定されているため
、可動円すい部材に倒れが発生した状態ではVベルトと
接触する部分の円すい母線角は固定円すい部材側の円す
い母線角とほぼ一致する。従って、VベルトはVみぞの
両側の円すい面とほぼ最適な状態で接触する。これによ
りVベルトに無理な力が作用することが防止される。
(へ)実施例
第1図に本発明の1実施例を示す。回転軸10と一体に
固定円すい部材12が設けられている。
固定円すい部材12が設けられている。
固定円すい部材12は円すい母線角θの円すい面12a
を有している。回転軸10に対して軸方向に移動可能に
かつこれと一体に回転するように可動円すい部材14が
設けられている。可動円すい部材14は円すい母線角が
θ′の円すい面14aを有している。円すい面12aと
円すい面14aとは互いに対面するように配置されてお
り、これによフてVみぞが形成されている。また、両円
すい面12a及び14aの円すい母線角の関係はθ′−
α=θ(ただし、αは小さい正の値)となるように、す
なわちθ′〉θとなるように設定されている。なお、α
は回転軸10に対する可動円すい部材14のはめ合い部
のガタに応じて決定される値である。
を有している。回転軸10に対して軸方向に移動可能に
かつこれと一体に回転するように可動円すい部材14が
設けられている。可動円すい部材14は円すい母線角が
θ′の円すい面14aを有している。円すい面12aと
円すい面14aとは互いに対面するように配置されてお
り、これによフてVみぞが形成されている。また、両円
すい面12a及び14aの円すい母線角の関係はθ′−
α=θ(ただし、αは小さい正の値)となるように、す
なわちθ′〉θとなるように設定されている。なお、α
は回転軸10に対する可動円すい部材14のはめ合い部
のガタに応じて決定される値である。
次にこの実施例の作用について説明する。円すい而12
a及び14aによって形成されるVみぞにVベルト16
が巻き掛けられて回転力の伝達が行わ九ると、Vベルト
16から円すい面12a及び14aに対して押圧力が作
用する。これによフて固定円すい部材12はほとんど変
形しないが、可動円すい部材14は回転軸10とのはめ
合い部のガタの分だけ倒れか発生するため、第1図に破
線によフて示すように傾斜する。このとき、第2図に示
すa点で角度約2αだけ傾斜するとすると、第2図中の
b点及び0点では角度約αだけ傾斜する。またd点及び
e点では傾斜はほとんど0となる。上記のような可動円
すい部材14の傾斜によって例えばb点及び0点におい
ては、可動円すい部材14の円すい面14aは、θ′−
αの円すい母線角を有する円すい面とほぼ同様の状態と
なっている。従って、b点及び0点の付近では傾斜面1
2aと傾斜面14aとはほぼ対称な最適な状態にある。
a及び14aによって形成されるVみぞにVベルト16
が巻き掛けられて回転力の伝達が行わ九ると、Vベルト
16から円すい面12a及び14aに対して押圧力が作
用する。これによフて固定円すい部材12はほとんど変
形しないが、可動円すい部材14は回転軸10とのはめ
合い部のガタの分だけ倒れか発生するため、第1図に破
線によフて示すように傾斜する。このとき、第2図に示
すa点で角度約2αだけ傾斜するとすると、第2図中の
b点及び0点では角度約αだけ傾斜する。またd点及び
e点では傾斜はほとんど0となる。上記のような可動円
すい部材14の傾斜によって例えばb点及び0点におい
ては、可動円すい部材14の円すい面14aは、θ′−
αの円すい母線角を有する円すい面とほぼ同様の状態と
なっている。従って、b点及び0点の付近では傾斜面1
2aと傾斜面14aとはほぼ対称な最適な状態にある。
なお、a点では円すい母線角が理想の状態よりも多少率
さい状態にあり、またd点及びe点では円すい母線角が
理想の状態よりも多少大きい状態となる。上記のように
してVベルト16は可動円すい部材14の円すい面14
aの接触部に対して平均してほぼ最適な状態、すなわち
固定円すい部材12の円すい面12aと同様な状態で接
触する。このため、Vベルト16に無理な力が作用する
ことはなく、Vベルトを構成するブロックの偏摩耗、バ
ンドの破断等の不具合の発生スプラインを介して軸方向
に移動可能にかつこれと一体に回転可能に構成した場合
も、上述した実施例と同様の効果が得られるが、前述し
た角度αは、ボールスプラインのたわみ分だけはめ合い
部のガタ分より大きめの値とする方が好ましい。
さい状態にあり、またd点及びe点では円すい母線角が
理想の状態よりも多少大きい状態となる。上記のように
してVベルト16は可動円すい部材14の円すい面14
aの接触部に対して平均してほぼ最適な状態、すなわち
固定円すい部材12の円すい面12aと同様な状態で接
触する。このため、Vベルト16に無理な力が作用する
ことはなく、Vベルトを構成するブロックの偏摩耗、バ
ンドの破断等の不具合の発生スプラインを介して軸方向
に移動可能にかつこれと一体に回転可能に構成した場合
も、上述した実施例と同様の効果が得られるが、前述し
た角度αは、ボールスプラインのたわみ分だけはめ合い
部のガタ分より大きめの値とする方が好ましい。
(ト)発明の効果
以上説明してきたように、本発明によると、可動円すい
部材の円すい面の円すい母線角が、固定円すい部材の円
すい面の円すい母線角よりも大きいので、回転軸と可動
円すい部材とのはめ合い部におけるガタを補正すること
ができ、Vベルトの摩耗、破断といった不具合の発生を
防止することができる。
部材の円すい面の円すい母線角が、固定円すい部材の円
すい面の円すい母線角よりも大きいので、回転軸と可動
円すい部材とのはめ合い部におけるガタを補正すること
ができ、Vベルトの摩耗、破断といった不具合の発生を
防止することができる。
第1図は本発明による可変Vみぞ付プーリを示す断面図
、第2図は第2図のII−目線に沿う断面図である。 10・・・回転軸、12・・・固定円すい部材、12a
・・・円すい面、14・・・可動円すい部材、14a・
・・円すい面、16・・・Vベルト。 特許出願人 日 産 自 動 車 株 式 会 社代
理人 弁 理 士 宮 内 利 行」
、第2図は第2図のII−目線に沿う断面図である。 10・・・回転軸、12・・・固定円すい部材、12a
・・・円すい面、14・・・可動円すい部材、14a・
・・円すい面、16・・・Vベルト。 特許出願人 日 産 自 動 車 株 式 会 社代
理人 弁 理 士 宮 内 利 行」
Claims (1)
- 回転軸と一体に形成された固定円すい部材と、回転軸と
一体に回転可能にかつこれに対して軸方向に移動可能に
設けられた可動円すい部材と、によって構成される可変
Vみぞ付プーリにおいて、可動円すい部材の円すい面の
円すい母線角が、固定円すい部材の円すい面の円すい母
線角よりも大きく設定されていることを特徴とする可変
Vみぞ付プーリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60165852A JPH0737821B2 (ja) | 1985-07-29 | 1985-07-29 | 可変vみぞ付プ−リ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60165852A JPH0737821B2 (ja) | 1985-07-29 | 1985-07-29 | 可変vみぞ付プ−リ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6228566A true JPS6228566A (ja) | 1987-02-06 |
JPH0737821B2 JPH0737821B2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=15820217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60165852A Expired - Fee Related JPH0737821B2 (ja) | 1985-07-29 | 1985-07-29 | 可変vみぞ付プ−リ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737821B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6302971B1 (en) * | 1999-02-25 | 2001-10-16 | Nissan Motor Co., Ltd. | Process for making moveable pulley half |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5054454U (ja) * | 1973-09-20 | 1975-05-23 |
-
1985
- 1985-07-29 JP JP60165852A patent/JPH0737821B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5054454U (ja) * | 1973-09-20 | 1975-05-23 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6302971B1 (en) * | 1999-02-25 | 2001-10-16 | Nissan Motor Co., Ltd. | Process for making moveable pulley half |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0737821B2 (ja) | 1995-04-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |