JPS6228553A - 動力伝達装置の変速方法 - Google Patents

動力伝達装置の変速方法

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JPS6228553A
JPS6228553A JP60168352A JP16835285A JPS6228553A JP S6228553 A JPS6228553 A JP S6228553A JP 60168352 A JP60168352 A JP 60168352A JP 16835285 A JP16835285 A JP 16835285A JP S6228553 A JPS6228553 A JP S6228553A
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transmission
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Takayuki Miyao
隆之 宮尾
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車における動力伝達装置の変速方法に関
する。
[従来の技術] 従来、自動車における変速機として、外部から変速比を
制御することができる無段変速機は、エンジンの出力馬
力が小さなものにのみ実用され、エンジンの出力馬力が
大きな自動車には実用されていない。
[発明が解決しようとする問題点] このことは、自動車用として小型軽量にして、動力伝達
馬力が大きく、しかもその変速範囲の十分に広い無段変
速機の開発が困難であったからである。
本発明の目的は、上記のような問題を解消し、大きな出
力エンジンを搭載した自動車にも十分に搭載を可能とす
る無段変速機用の動力伝達装置の変速方法を提供するこ
とにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は下記のような構成からなっている6エンジンと
駆動輪との間の駆動系には、無段変速機と有段変速機を
直列に介設し、 Tja記エフェンジン転速度か所定の回転速度以下とな
っている状態においては、前記有段変速機における各変
速段の切り換えと前記無段変速機の変速とを組合せて前
記駆動輪を駆動し、前記エンジンの回転速度が前記所定
の回転速度以上となっている状態においては、前記無段
変速機を一定の変速比に固定し、前記有段変速機におけ
る変速段のみの切り換えによって前記駆動輪を駆動する
、 以上の作動からなっている。
[作用コ エンジンの回転速度が所定の回転速度以下の状態にある
ときの作用は、下記のようになっている。
無段変速機における変速比を操作することによって、エ
ンジンと駆動輪との間の変速操作をし、その変速操作に
おいて、無段変速機の変速が最大の変速比に達して、エ
ンジンから駆動輪までの間における変速比をそれ以上に
大きくすることかできなくなったときは、有段変速機に
おける変速段を更に上位の変速段にシフトアップして、
そのシフトアップした有段変速機の設定状態において、
無段変速機の変速比を必要な変速比に制御してゆく。
逆に、無段変速機の変速が最小の変速比に達して、エン
ジンから駆動輪までの間における変速比をそれ以下に小
さくすることができなくなったときは、有段変速機にお
ける変速段を更に下位の変速段にシフトダウンして、そ
のシフトダウンした有段変速機の設定状IEにおいて、
無段変速機の変速比を必要な変速比に制御してゆく。
上記作用に対し、エンジンの回転速度が所定の回転速度
以上となっている状態においては、無段変速機を一定の
変速比に固定し、有段変速機における変速段のみの切り
換えによって駆動輪を駆動する。
その結果、この状態においては、無段変速機における無
段変速に関与する機構の部分を休止させることができる
[実施例コ 第1図は、本発明における動力伝達装置の変速方法を実
施するための装置として、その一実施例としての動力伝
達装置をシステム図によって示したものである。
第1図において、エンジン1の出力軸1aは無段変速機
2における入力軸となっており、無段変速機2における
出力軸は有段変速機3における入力軸と共通の中間軸2
aとなっており、有段変速機3の出力軸3aは最終減速
機4および駆動軸4aを介して駆動輪5を駆動する構成
となっている。
アクセルペダル7はエンジン1における燃料調節装置1
b(ガソリンニシンにおいては、例えばキャブレタに相
当)に連動し、制御装置6はアクセルペダル7の位置お
よびその踏み込み速度、エンジン出力軸1aの回転速度
および中間軸2aの回転速度をそれぞれ検出している。
無段変速機2の変速比em(エンジン出力軸1aの回転
速度によって中間軸2aにおける回転速度を除した値)
は、制御装置6によって操作され、その変速比設定の構
成は、アクセルペダル7における踏み込み位置を送信す
る信号線7aが関数変換器7bを介して比較増幅器6a
の一方の入力回路へ入力し、エンジン出力軸1aの回転
速度を検出している検出器ICの信号線1dは比較増幅
器6aにおける他方の入力回路へ入力し、比較増幅器6
aの出力信号線6bは無段変速機2の変速比amを制御
する回路となっている。
ここで、関数変換器7bの関数変換は、アクセルペダル
7の踏み込み量eとエンジン1の回転速度nとの関係に
おいて、第4図におけるコントロール線Cとなる関係の
関数変換を行なっている。
すなわち、第4図は、縦軸にエンジン1の出力トルクT
を示し、横軸にエンジンlの回転速度nを示し、パラメ
ータにアクセルペダル7の踏み込み量eを示し、踏み込
み量Ooはその踏み込み量が零のときの値を示し、踏み
込み量θmはその踏み込み量が最大となっているときの
値を示している。
したがって、比較増幅器6aにおいてコントロール線C
となる関係の関数変換をすることは、信号線7aにおけ
る踏み込み量の信号値がeなるとき、関数変換器7bか
らの信号線7Cにおける出力信号が、コントロール線C
との交点となっている作動点pにおけるエンジン回転速
度nに等しい指示信号noとなることを意味している。
このことは、第4図において踏み込み量がeとなってい
るとき、制御装置6が比較増幅器6aに指示信号noを
与え、その指示に従って無段変速機2における変速比を
制御し、その制御によってエンジン1の作動をコントロ
ール線C上の作動点p上に位置させることである。
この場合において、その変速比を具体的に決定する方法
は、下記のようになっている。
比較増幅器6aが、信号線1dにおける信号値(実のエ
ンジン回転速度nを示した値)から信号線7Cにおける
信号値(指示信号値noに相当した値)を減算し、その
g算値が正となっているときは、実のエンジン回転速度
nが指示信号値noより大き過ぎたとして、その減算値
(信号線6bの信号値)によって、変速比を増大させエ
ンジンlの負荷を大きくしてゆき、逆に、その減算値が
負となっているときは、実のエンジン回転速度nが指示
信号値noより小さ過ぎたとして、その減算値(信号線
6bの信号値)によって変速比を減少させ、その減少に
よっテエンジン1の負荷を軽減させ、その結果、エンジ
ン1の作動は常に、コントロール線C上を作動するよう
になるものである。
このように変速をする無段変速機2の実施例としてはト
ロイダル方式、ベルト方式あるいは油圧変速機方式等の
種々の方式があるが、第2図には、そのうち出力分割方
式の油圧変速機をシステム図よって示したものであり、
その構成は、差動歯車20におけるキャリヤ20bにエ
ンジン出力軸1aが連動し、リング歯車20aに中間軸
2aが連動し、太陽歯車20cには反力歯車20dが連
動し1反力歯車20dには、歯車21aを介して油圧ポ
ンプモータ21が連動し、エンジン出力軸1aには回転
摺動を可能に歯車2dが嵌合し、歯車2dとエンジン出
力軸1aに嵌着したハブ2bとの軸方向の間には、ハブ
2bと歯車2dとを選択的に係合離脱させるスリーブ2
Cを介設し、歯車2dには、歯車22bを介して油圧ポ
ンプモータ22が連動し、油圧ポンプモータ21と油圧
ポンプモータ22との間を連通している一方の油圧管路
2fと他方の油圧管路2gとの間には、バイパス弁2e
と、シャトル弁2mおよび2j、リリーフ弁21および
油圧源2kからなる圧油過給回路を介設している。
また、差動歯車20は、反力歯車20dを停止させたと
きのエンジン出力軸1aと中間軸2aとの間の変速比(
基準速度比ec)が1.40に設定しである。
通常この種、動力分割型の油圧変速機における使用可能
な変速範囲は、 ec/emin=1.61      (1)emax
/ec=1.72      (2)程度となっている
したがって、(1)および(2)式より、em= em
i n==0.87 em=emax=2.40 となる。
なお、emi nは、無段変速機2における最小変速比
であり、emaxは、無段変速機2における最大変速比
である。
このような油圧変速機における上記の変速は下記のよう
に行なわれるものとなっている。
第2図において、エンジン出力軸1aが駆動されている
状態においては、油圧管路2fが高圧状態となり、油圧
管路2gが低圧状態となり、そのため、油圧源2kから
の圧油は、シャトル弁2jを介して油圧管路2gへ過給
され、逆に、エンジン出力軸1aによってエンジンブレ
ーキをかけているときは、油圧管路2gが高圧状態とな
り、油圧管路2fが低圧状態となり、そのため、油圧源
2kからの圧油は、シャトル弁2jを介して油圧管路2
fへ過給され、この過給は、油圧変速機における漏れ油
の補給となっており、油圧管路2fあるいは2gのいず
れかの管路が所定の圧力以上となったときは、シャトル
弁2mからリリーフ弁21を介して、過度の油圧となら
ないように圧油がリリーフするようになっている。
このような油圧7R2kからの過給が行なわれ、バイパ
ス弁2eを閉じ、スリーブ2Cが歯車2dをハブ2bに
係合させた状態とし、且つエンジン出力軸1aが駆動さ
れている状態において、制御装置6によって油圧ポンプ
モータ22における押しのけ容積を変化させてゆくと、
油圧ポンプモータ21と油圧ポンプモータ22との間を
流れる作動油の量が変化し、そのことによって、油圧ポ
ンプモータ22における回転速度と油圧ポンプモータ2
1における回転速度の比、すなわちキャリヤ20bと太
陽歯車20cとの回転速度比が変化し、そのことによっ
てエンジン出力軸1aの回転速度に対する中間軸2aの
回転速度が変化する。すなわち無段変速機2の変速比e
mが変化するようになっている。
上記無段変速機2の構成に対し、第3図は、第1図にお
ける有段変速@3の具体的な実施例をスケルトンによっ
て示し、中間軸2aに゛嵌着した歯車3bは両市3dと
歯車係合し、歯車3dは副軸3Cに嵌着し、副軸3Cに
は歯車3e、3fおよび3gのそれぞれが嵌着し、出力
軸3aには、歯車3h、3+および3jがそれぞれ回転
摺動を可能に嵌合し、且つ出力軸3aにはハブ3Pおよ
び3qがそれぞれ嵌着し、3におよび3mは、それぞれ
スリーブである。
E記第3図の構成において、 1)図示のようにスリーブ3kを中立位置へ設定し、ス
リーブ3mをハブ3qと歯車3jが係合する状態に設定
すると、動力の流れは、中間軸2a、歯車3bおよび3
d、副軸3c、歯車3gおよび3j、スリーブ3mおよ
びハブ3qを介して出力軸3aに伝動した第1速の変速
段に設定し、この第1速の変速段に設定した状態におい
て、無段変速機2を上述の最小変速比eminから最大
変速比e m a xまで変速すると、その場合におけ
るエンジン出力軸1aから出力軸3aまでの総合変速比
e(出力軸3aの回転速度をエンジン出力軸1aの回転
速度によって除した値)の変速範囲は、第5図における
モードMlの範囲(e=0.32〜0.87)となり、 2)スリーブ3kを中立位置へ設定したままとし、スリ
ーブ3mをハブ3qと歯車31が係合する状態に設定す
ると、動力の流れは、中間軸2a、歯車3bおよび3d
、副軸3C1歯車3fおよび31、スリーブ3mおよび
ハブ3qを介して出力@ll3aに伝動した第2速の変
速段に設定し、この第2速の変速段に設定した状態にお
いて、無段変速機2を上述の最小変速比eminから最
大変速比e m a xまで変速すると、その場合にお
けるエンジン出力軸1aから出力軸3aまでの総合変速
比eの変速範囲は、第5図におけるモードM2の範囲(
e=0 、45〜1.24)となり、 3)スリーブ3mを中立位置へ設定し、スリーブ3kを
ハブ3pと歯車3hが係合する状態に設定すると、動力
の流れは、中間軸2a、歯車3bおよび3d、副軸3c
、歯車3eおよび3h、スリーブ3におよびハブ3pを
介して出力軸3aに伝動した第3速の変速段に設定し、
この第3速の変速段に設定した状態において。
無段変速機2を上述の最小変速比eminから最大変速
比e m a xまで変速すると、その場合におけるエ
ンジン出力軸1aから出力軸3aまでの総合変速比eの
変速範囲は、第5図におけるモードM3の範囲(e=0
 、62〜1 、71)となり、 4)スリーブ3mを中立位置へ設定したままとし、スリ
ーブ3kをハブ3pと歯車3bが係合する状態に設定す
ると、動力の流れは、中間軸2a、歯車3b、スリーブ
3に、9よびハブ3pを介して出力軸3aに伝動する第
4速の変速段に設定し、この第4速の変速段に設定した
状態において、無段変速機2を」二連の最小変速比em
i nから最大変速比emaxまで変速すると、その場
合におけるエンジン出力軸1aから出力軸3aまでの総
合変速比eの変速範囲は、第5図におけるモードM4の
範囲(e=0.87〜2.40)となる、 上記変速を可能とすることができるようになっている。
以上の本発明における実施例の構成において、以下その
作用を説明する。
第1図において、自動車が停止している状態においては
、有段変速機3が第1速の変速段に設定されている。
この状態において、アクセルペダル7を踏み込んでゆく
と、制御装置6は、その踏み込み量eに応じて無段変速
機2の変速比emを変化させてゆくことによって、エン
ジン1を第4図におけるコントロール線C上に作動させ
ながら、その出力馬力を増大させてゆく。
この場合において、エンジン出力軸1aと出力軸3aと
の間の総合変速比eは、第5図におけるモードM1が使
用される状態となっているため、総合変速比eのうちe
=o〜0.32の間においては無段変速機2のクラッチ
作用によって総合変速比eを増大させてゆく。
ここで、上記フランチ作用は、第2図の構成の場合、そ
の出力分割方式の油圧変速機となっていることから、変
速比emが零近傍において油圧管路2fの油圧が所定の
圧力以上に高くなり、その高圧となった油圧管路2fに
おける圧油の一部がリリーフ弁21からシャトル弁2j
を介して油圧管路2g側ヘリリーフし、そのリリーフ作
用が上記クラッチ作用に相当しているこのようなモード
M1における変速操作において、その総合変速比eが第
5図に示すe=0.87に達し、且つ比較増幅器6aに
おける出力値(信号線6bの値)が正の方向へ一定の値
以上の速度をもって増大しているときは、下記の作動に
よって、その使用モードをモードM1からモードM4に
切り換える。
制御装置6は、上記のようなモードM1の操作において
、その総合変速比eが上記のe=0.87の状態に達す
ると、一時的に燃料調部装置1bにおけるエンジンlへ
の燃料供給を下げてゆき、その下げは、第2図における
油圧管路2fの油圧と油圧管路2gにおける油圧との差
が零となるまで下げてゆく。
すなわち、油圧変速機において、油圧管路2fの油圧と
油圧管路2gにおける油圧との差が零となることは、エ
ンジン出力軸1aが無段変速機2を駆動しているトルク
が零となった状態となって、エンジン出力軸1aが駆動
輪5を駆動もせず且つ駆動輪5によってエンジン出力軸
1aが駆動されるようなこともない状態となっているこ
とを意味している。
したがって、この状態においては、有段変速機3内にお
けるトルク伝達状態も無負荷の状態となっているから、 1)その無負荷状態となった瞬間において、制御装置6
はスリーブ3mを図示の状態から中立の位置へ設定する
この場合において、このようにスリーブ3mが中立の位
置へ設定されたことによって、エンジン出力軸1aと駆
動輪5との間の伝動状態が切り離されたことになるが、
この状態において、エンジン出力軸1aは駆動輪5側を
駆動もせず駆動もされない駆動トルク零の状態(エンジ
ン1の摩擦抵抗トルクと平行した状態)となっているか
ら、そのスリーブ3mの中立設定した後もエンジン出力
軸1aの回転速度は、その中立直前と同一の回転速度を
維持している。
2)このように上記1)の設定が終了し且つエンジン出
力軸1aの回転速度が一定の回転速度を維持している状
態において、制御装置6は、無段変速機2の変速比em
を最小の変速比に設定する。
ここで、上記1)および2)の動作は非常に短い時間(
例えば1秒以内)に行なわれるため、出力軸3aもその
自動車の走行慣性力によって、一定の回転速度を維持し
ている。
このように、エンジン出力軸1aおよび出力軸3aの回
転速度が一定の状態を維持している際において、無段変
速機2の変速比emが最小に設定されたことは、第5図
から明らかなように、モードM4における総合変速比e
がe=0.87の最小となっている状態に等しい状態を
示している。すなわち、この状態は有段変速機3が第4
速に設定され且つ無段変速機2における変速比emが最
小の値に設定されている状態に等しい状態となり、この
場合、無段変速Ja2における変速比emは既に最小の
値に設定されているため、この状態において、歯車3b
とハブ3pの回転速度が一体となって回転しているに等
しい同期の状態になっていることになる。
そこで、この同期状態において、 3)制御装置6は、スリーブ3kを第3図における中立
の位置から左方へ移行させて第4速の変速段を設定し、
動力伝達装置全体としては、第5図におけるモードM4
の状態に設定したことになる。
ここで、モードMlからモートM 4へのモード変換は
、エンジン出力軸1aと出力軸3aの回転速度をそのま
まの回転速度に維持したまま、エンジン出力軸1aと出
力軸3aとの間において、総合変速比eがモードM1に
おけるe=0.87からモードM4におけるe=0 、
87へ変化したのみであって、総合変速比eは連続的し
て無段階にモードMlからモードM4に切り換えられて
いる。
したがって、上記モードの切り換えにおけるショックは
全く生じない。
4)このように上記モードの変換が終了すると、制御装
置6は、燃料調節装置1bにおけるエンジン1への燃料
供給の位置をアクセルペダル7の指示する位置へ戻し、
それ以後の作動・は、アクセルペダル7の指示に従って
、エンジン1を第4図のコントロール線C上において作
動させることになる。
また、上記のモードM4における作動において、総合変
速比eが減少して、その総合変速比eが最小の0.87
に達し且つ比較増幅器6aの出力における値の減少速度
が一定の速度以上であったときは、上記1)〜4)まで
の作動と同様の操作によって、モードM4からモードM
1へのモード変換をすることになる。
また、上記モード変換において、エンジン出力軸1aの
トルクが零となる検出は、エンジン出力軸1aから駆動
輪5までにおけるトルクを直接に検出してもよく、無段
変速機2がベルト式の無段変速機である場合は、ベルト
の張力を検出してトルク零の状態を検出してもよい。
また、上記のトルク検出は、エンジン出力軸1aの回転
速度がモード変換の最中において一定回転速度を維持し
ているように行なっているものであるから、その操作は
、そのモード変換奈開始する直前のエンジン出力軸1a
における回転速度を記憶させておき、有段変速機3にお
いてエンジン出力軸la側と駆動輪5側とが切り離され
ると同時に、制御装置6が、エンジン出力@laについ
てその記憶している回転速度となるまで燃料調節装置1
bを調整することとしてもよい。
また、上記変速操作において、総合変速比eがe=0.
87を中心に、所定の時間(例えば10秒)以内におい
て、所定の回数(例えば3回)以上、モードMl側とモ
ートM4側との間を往復する、いわゆるハンティング現
象を生じたときは、モードM2を選択すれば、そのよう
なハンティングを防止できる。
この場合、そのモード変換は、例えば、モードM4から
モードM2へ変換するときは、基本的には上記1)〜4
)までの操作を行ない、その作動において、モードM2
に変換するため、第3図においてスリーブ3mを左端へ
移行させることによって第2速の変速段を設定するとき
、無段変速機2の変速比emを操作し、その変速比が歯
車31とハブ3qが同期する変速比に相当するまで変速
比emを調整し、その同期した時点において第3速に設
定すればよい。
また、この場合において、歯車31とハブ3qが同期す
る時点の確認は、第3速における歯車比が分っているた
め、モード変換直前の出力軸3aの回転速度とその歯車
比を使用して、その同j<Jlするときに中間軸2aが
達していなければならない目標の回転速度を算出し、そ
の変速操作によって中間軸2aの実回転速度が、その目
標回転速度に達したとき、その第2速への設定を行なえ
ばよい。
また、逆にモードM2からモードM4へ、あるいはモー
ドM1への変換時にも同様に行なえばよい。
また、このようなモードの使用において、第6図は、通
常の乗用車が平坦舗装路を定常走行している場合の車速
V(km/h)と総合変速比eとの関係の例を示したも
のである。
この第6図から理解できるように、総合変速比e=0.
87〜2.40の変速範囲を有するモードM4は、車速
Vが30km/h以上の殆どの車速において、モード変
換をすることなく、モードM4のままで走行できること
になり、しかもそのモードM4は有段変速機3を直結(
第4速)として使用するため、有段変速機3における動
力伝達効率を最良の状態として使用することが可能とな
っている。
以上のような変速操作において、エンジン1の回転速度
が所定の回転速度、例えばその回転速度が350Orp
m以上となったときは、無段変速機2を機械的に一定の
変速比に固定してエンジン出力軸1aと中間軸2aとの
間は、変速機としてではなく、単なる一定変速比の伝動
機構として無段変速機2の実質上の作動を停止させ、エ
ンジン1と駆動輪5との間の変速は、従来における歯車
変速機のみの変速と同し有段変速機3のみによる下記の
ような変速作用をさせる。
上記のように、エンジン1の回転速度nか所定の回転速
度となったとき、そのエンジン1における作動点は第4
図において21となっており、エンジン1の回転速度n
がこの作動点p1を越えたとき、制御装置6は、燃料調
節装置lbを上述のように、一時的に、エンジン出力軸
1aにおける駆動輪5を駆動するトルクが零となるよう
に設定し、この状態において、制御装置6は、現在にお
けるアクセルペダル7の踏み込みioと現在における車
速■とから有段変速機3が採用すべき変速段を選択する
この場合において、有段変速機3における変速段の選択
は、下記のように行なっている。
有段変速機3のみによってエンジン出力軸1aから駆動
輪5までの間の変速をする場合、そのいずれかの変速段
を採用したエンジン1の作動は、コントロール線Cに近
似させて、第4図における制御線C1、COおよびC2
の範囲内において作動するように設定し、この作動にお
いて、第4図における制御線C1、COおよびC2の示
す特性は、踏み込み量eとエンジン回転速度nとの関係
によって再整理することが可能であり、且つ有段変速機
3においてそれぞれ変速段が決定されれば、エンジン回
転速度nと自動車の車速Vとが比例関係にあるため、結
局、制御線C1,COおよびC2の示す特性は、各変速
段ごとに、踏み込み量θと車速Vとの関係において整理
することが可能となり、その結果は第7図に示す関係と
なる。
すなわち、第7図において、アクセルペダル7が踏み込
まれて、車速Vが増大して、第1速の変速段R1の領域
を越えると、有段変速機3は第2速の変速段R2に切り
換えられ、第2速の変速段R2の領域を越えると、有段
変速機3は第3速の変速段R3に切り換えられ、更に第
3速の変速段R3の領域を越えると、有段変速機3は第
4速の変速段R4に切り換えられてゆくことになり、逆
に、車速Vが低下してゆくときは、それぞれの変速段の
領域を通過するごとに、その変速段を下位の変速段に切
り換えてゆくようになっている。
このような第7図における特性を使用した変速段の選択
において、制御装置6は、作動点pl (第4図)とな
っている現在の踏み込み量θ1と車速■とから、有段変
速機3において使用すべき変速段を選択し、その変速段
に設定してゆく作用は、次に第3図において、スリーブ
3におよび3mを中立位置へ設定する。
この状態においては、上述したと同様、非常に短い時間
における変速段選定の間であると同時に、エンジン出力
軸1aを上記のように駆動トルクが零となる状態に設定
しているから、エンジン出力軸1aと出力軸3aの回転
は、その中立とした状態においても一定の回転を維持し
ている。
この状態において、無段変速機2の変速比emを操作す
ると(まだ、この段階においては、無段変速機2を一定
の変速比に固定していない)、エンジン出力軸1aおよ
び出力軸3aが一定の回転速度となっていることに対し
、中間軸2aの回転速度が調整され、その変速段の選択
が同期して設定できるように中間軸2aの回転を制御す
る。
すなわち、その変速段を設定した場合における中間軸2
aと出力軸3aとの間の歯車比をZ(通常の表現と同じ
に、出力軸3aの回転速度n3aによって中間軸2aの
回転速度n2aを除した値)とすると、 n2 a o=Z* n3a        (3)の
関係にあり、Zは既知の値であり、且つn3aは上記中
立にする直前において、そのとき有段変速機3が使用し
ていた変速段と中間軸2aの回転速度から知ることが可
能となっているから、n2aoの値を算出することがで
きる。ここで、H2aoは、その選択しようとしている
変速段の設定において、その設定が同期した状態におい
て設定することができる中間軸2aの目標の回転速度で
ある。
このように、制御装置6がn2aoを算出し、且つ無段
変速機2の変速操作によって、中間tjd+91の車の
同虹濾ぼn2λが。
n2a=n2a。
となるまで変速して同期状態を設定し、その同期状態に
おいて、制御装置6は有段変速機3をその変速段に設定
する。
このように設定した状態において、制御装置6は第2図
におけるスリ、−ブ2Cを図示の状態から右方へ移行さ
せ、ハブ2bと歯車2dとの係合を離脱させ、歯車2d
および22bおよび油圧ポンプモータ22を自由回転で
きる状態に設定し、且つ油圧ポンプモータ22の押しの
け容積を零に設定する。
このように、油圧ポンプモータ22の押しのけ容積が零
に設定され且つエンジン出力軸1aから切り離されたこ
とは、油圧ポンプモータ22かいずれからも干渉されず
に作動を停止することになり、又、油圧ポンプモータ2
2における押しのけ容積が零となったことは、油圧ポン
プモータ21と油圧ポンプモータ22との間の圧油の流
れを停止させたことになるから、油圧ポンプモータ21
の回転は、流体的に拘束され停止する。
すなわち、無段変速機2は太陽歯車20cを停止させた
単なる増速歯車となる。ここで、差動歯車20が、太陽
歯車20cを画定したことによる歯車比(中間軸2aの
回転速度によってエンジン出力軸1aの回転速度を除し
た値、すなわち上述の基準速度ecの逆数)は、0.7
14となっている。
この場合において、無段変速機2がベルト式等の他の形
式の無段変速機であったときは、上記のように無段変速
機を構成している機構部分を停止させるために、エンジ
ン出力軸1aと中間軸2aを機械的に直結し、そのベル
ト駆動部分を駆動系から切り離すようにすればよい。
上記有段変速機3のみによる駆動の準備が完了した時点
において、制御装置6は、再び燃料調節装置1bの設定
をアクセルペダル7による設定の位置へ戻す。
この状態は、第4図において、踏み込み量e1と同−踏
み込み最上の作動点p2となる。
このような作用に続いて、さらにアクセルペダル7が踏
み込まれてゆき車速Vが増速してゆき、アクセルペダル
7の踏み込み量eが制御線cOを越えようとする作動点
p3に達すると、制御装置6は変速段をシフトダウンす
る。
このシフトダウンは、下記のように行なっている。
作動点p3に達すると、制御装置6は、一時的に燃料調
節装置1bにおける燃料供給量を十分に下げ、その下げ
たとき、その使用していた変速段の第3図におけるスリ
ーブ3 k’あるいは3mを中立位置へ設定し、その設
定した状態において、制御装置6は、これからシフトダ
ウンする新たな変速段の歯車比Zを使用して、前記(3
)式からn2aoを算出し、その中立位置の状態におい
て、制御装置6は、中間軸2aにおける実の回転速度n
2aと目標回転速度n2aOとを比較しながら、燃料調
節装置ibを調節し、n2a=n2aoとなったとき、
制御装置6は、その中立位置から新たな変速段へシフト
ダウンをする。
このシフトダウンが完了した新たな作動点は第4図にお
いてp4となり、更に制御装置6が燃料調節装置1bの
設定をアクセルペダル7が指示している位置に戻してゆ
くとき、自動車の車速Vが希望の車速に達したとき、運
転者は、その希望した車速に対応したアクセルペダル7
の踏み込み量eに調整し、その作動点はp5となる。
このような自動車の加速に対し、この作動点P5から車
速Vを下げてゆくときは、アクセルペダル7の踏み込み
量eを戻してゆくことになるが、その場合におけるエン
ジンlの作動は。
作動点p5、p6およびp7の軌跡のように作動する。
この場合において、作動点p6は作動点p1と同じエン
ジンlの出力馬力に相当する位置であり、この位置以下
のエンジン1の作動点であれば、本来、同じエンジン1
の出力馬力となる作動点p1に戻し、無段変速機2によ
る上述のような変速に戻してもよいことになる。
しかし、作動点piを中心に出力馬力を増減するいわゆ
るハンティング現象が生じる恐れもあるため、その車速
Vを戻してからの、無段変速機2による変速に切り換わ
るのは、出力馬カ一定のラインV1より十分に回転速度
の低いp7に相当するエンジン1の回転速度以下となっ
たとき、再び無段変速機2を使用した変速に戻す。
ここで、再び無段変速機2に戻る作用は、下記のように
なっている。
制御装置6が、アクセルペダル7の戻されていること、
及びエンジン1の回転速度nが第4図における作動点p
7以下となったことを検出して、油圧ポンプモ゛−夕2
2における押しのけ容積を今までの零の状態から、押し
のけ容積を増大させてゆき、その増大によって油圧管路
2gおよび2fにおける圧油の流れが許容される状態と
なって、油圧ポンプモータ21が回転し始め、その回転
によって生じた圧油は油圧ボンプモータ22を駆動し且
つその回転速度を増速し、その回転は、歯車22bを介
して歯車2dを増速してゆき、その増速によって、歯車
2dの回転速度がエンジン出力軸1aの回転速度に等し
くなったとき、制御装置6がスリーブ2cを左端へ移行
させて歯車2dをハブ2bに係合する。
すなわち、この状態は、最初の説明における無段変速機
2による変速を可能とする状態に戻されたことになり、
その制御は、工゛ンジンlの作動が第4図におけるコン
トロール線C上を作動する最初の制御に切り換わったこ
とになる。
この場合において、有段変速機3における変速段が最初
の説明のように、上位の変速段あるいは下位の変速段へ
切り換える必要が生じたときは、その最初に説明したと
同じ方法によってその切り換えを行なってゆくことにな
る。
以上のような、無段変速機2を使用した変速から有段変
速機3のみによる変速への切り換え、あるいはその逆の
切り換えは制御装置6が上記のように自動的に行なって
いるが、この切り換えは、運転者からの指示によって行
なってもよい。
すなわち、エンジン1の回転速度nが第4図におけるp
lの作動点に達したときは、制御装置6が、エンジン1
の回転速度を作動点21以上の回転速度とならないよう
に燃料調節装置1bにおけるエンジン1への燃料供給を
抑え、赤ランプを点燈させる等して、運転者にそのこと
を知らせ、そのことによって、運転者がそれ以上のエン
ジン1の出力馬力範囲を使用したいときは、手動によっ
て有段変速機3のみの変速方法へ切り換えればよい。
また、最初から、全ての運転を有段変速ia3のみの変
速によって運転したいときは1手動によって、最初から
制御装置6にその指示を与えておけばよい。
また、上記のように、自動的に第4図における作動点2
1以上を有段変速機3のみによる変速に切り換えること
は、無段変速機2のみによる全範囲の変速をする方法に
比し、それほど走行上の魅力を減するものではない。
それは、非常に特別な場合を除き、殆どの運転者の運転
は、アクセルペタルアの踏み込み量eを60パーセント
以下において使用しており、また少なくとも我が国にお
ける運転者の大部分は、車速Vを130km/h以下に
おいて走行している。
このようなことを考慮し、且つエンジン1の作動を高出
力トルクとなる第4図のコントロール線C上に作動させ
ると、エンジンlの回転速度nは、通常の乗用車の一般
の使用において、3500〜4000 r p m以下
の使用となる。
これに対し、通常の乗用車におけるエンジン1が最高出
力を出すエンジン回転速度nは、5000〜6000r
pmとなッテいる。
すなわち、作動点p1におけるエンジン回転速度nを上
記の3500〜4000rP′mの所定の値に設定する
れば、全走行時間の殆どを無段変速機2によって運転す
ることが可能となり、非常に特殊な場合のみ、あるいは
非常に特殊な運転を好む運転者のみが、まれにして有段
変速機3のみを使用することになる。
また、上記のことから、作動点p1におけるエンジン回
転速度nを上記の3500〜4000rpmの所定の値
に設定する場合は、無段変速機2における無段変速に関
与する機構の部分は、エンジン1の最大出力馬力に対し
、エンジン1の最大出力馬力の65パ一セント程度の範
囲内において使用されるだけでよいことになるまた、上
記第1図における実施例においては、エンジン1側から
無段変速機?および有段変速機3の順に配設しているが
、エンジン1から駆動輪5に至る間の変速比は、無段変
速機2における変速比と有段変速機3における変速比、
あるいは無段変速fi2における歯車比と有段変速機3
における歯車比との積によって決定されるものであるか
ら、無段変速機2と有段変速機3はエンジン1から駆動
輪5との間に直列に介設しておればよいものである。
したがって、第1図の構成は、エンジンlの側から有段
変速機3および無段変速機2の順に配設する構成であっ
てもよい。
また、上記実施例において無段変速機2を出力分割型の
無段変速機とした場合、第2図の実施例における油圧ポ
ンプモータ21および22は、必ずしも油圧ポンプモー
タでなくともよいそれは、エンジン出力軸1aと反力歯
車20dとの間において、エンジン出力軸1aと反力歯
車20dとの回転速度の比を変化させる構成であればよ
いものであって、例えば歯車2dと反力歯車20dとの
間にベルト式の変速機あるいはトロイダル型の変速機等
を設けてもよい。
また、第2図において、歯車2dとハブ2bとの間にお
ける係合離脱の装置は、他のいかなるクラッチでもよい
ことは、容易に理解できるであろう。
[発明の効果] 本発明における動力伝達装置の変速方法の効果は、下記
のとおりである。
l)エンジン1の回転速度が所定の回転速度以下におい
てのみ、無段変速機2を使用する構成となっているから
、無段変速機2の動力伝達能力が、エンジン1の最大出
力馬力より十分に小さなものであっても、実用に供すこ
とが可能となる。
その結果、無段変速機2を小型軽量とすることが可能と
なり、且つ無段変速機2を小型とすることができること
は、無段変速412における回転動力損失部分も小さく
なるから全体として動力伝達効率が良好になる。
また、実際の自動車の運転において、殆どの運転者はエ
ンジンlの最大出力を使用してはおらず、まれな場合あ
るいはまれな運転者のみが、その最大出力近傍を使用し
ていることを考慮すると、その所定の回転速度の選定を
適切(例えば、エンジン1の最大出力馬力の65パ一セ
ント程度)にすれば、実用上、殆どの走行範囲を無段変
速機2の変速によって走行することが可能となる。
2)無段変速機2を使用した変速においては、有段変速
機3を補助変速機として使用することができるため、無
段変速機2のみの変速範囲が狭くても、全体の変速範囲
を十分に広くすることができ、エンジン1の経済燃費制
御を理想とする範囲までの十分な変速制御ができること
になる。
3)変速範囲を広くする方法として、無段変速機2に有
段変速機3を連動させる方法を採用しているため、無段
変速機2と有段変速機3を独立に構成させることが可能
となり、有段変速機3とは関係なく無段変速機2を自由
に設計することが可能となるから、無段変速機2を十分
に単純化し、且つ軽量とすることができる。
4)第6図において述べたように、自動車の利用される
走行速度のうち、最も利用される車速V=30〜130
km/hc7)範囲の走行においては、通常の自動車に
おいて、エンジン1から駆動輪5までの総合変速比eが
増速された範囲で使用される場合が多い。
これに対し、無段変速機2を出力分割方式の無段変速機
とし、且つ、その差動南東20を単純差動歯車として、
そのうちキャリヤ20bを無段変速機2の入力軸とし、
リング歯車20aを無段変速機2の出力軸とするときは
、差動歯車20における基準速度比を増速(差動歯車2
0の入力軸の回転速度に対して、差動歯車20の出力軸
回転速度を増速する)することが容易となる。したがっ
て、有段変速機3を直結としておけば、上記総合変速比
eは広い変速範囲に渡って、増速の変速をすることがで
きる。
このように、有段変速機3を直結状態において走行する
ことは、有段変速機3が他の減速された変速段に対し、
有段変速機3における動力伝達効率を5パ一セント程度
向上させることが可能となる。
このことは、自動車の最も使用される走行範囲を効率良
く使用することができることになる
【図面の簡単な説明】
第112は、本発明における動力伝達装置の変速方法を
実施するための動力伝達装置の一実施例をシステム図に
よって示したものであり、第2図は、第1図における無
段変速機2の具体的な一実施例をシステム図によって示
し、第3図は、第1図における有段変速機3の具体的な
一実施例をスケルトン図によって示し、第4図は、第1
図におけるエンジンlの作動特性図を示し、第5図は、
第1図におけるエンジン出力軸1aから出力軸3aまで
において、有段変速機3を各変速段に設定した場合の無
段変速機2による総合変速比eを示したものであり、第
6図は、通常の乗用車における平坦路定常走行時の車速
Vと総合変速比eとの関係を示し、第7図は、第1図に
おける無段変速!!12の変速比を固定し、有段変速機
3のみを使用する場合の各変速段の選定特性を示したも
のである。 実施例に使用した主なる符号は下記のとおりである。 1:エンジン、  2:無段変速機、  2b:ハブ、
  2Cニスリーブ、  2d:歯車、  31有段変
速機、 5:駆動輪、 6:制御装置、7:アクセルペ
ダル、  2o:差動歯車、20b:キャリヤ、  2
0a:リング歯車、20c:太陽歯車、   20d:
反力歯車、  21および22:油圧ポンプモータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エンジンと駆動輪との間の駆動系には、無段変速機
    と有段変速機を直列に介設し、 前記エンジンの回転速度が所定の回転速度 以下となっている状態においては、前記有段変速機にお
    ける各変速段の切り換えと前記無段変速機の変速とを組
    合せて前記駆動輪を駆動し、 前記エンジンの回転速度が前記所定の回転 速度以上となっている状態においては、前記無段変速機
    を一定の変速比に固定し、前記有段変速機における変速
    段のみの切り換えによって前記駆動輪を駆動する、 以上の作動からなる動力伝達装置の変速方 法。 2、無段変速機は、出力分割型の無段変速機であり、 前記出力分割の構成をなす差動歯車は、 該無段変速機の入力軸がキャリヤに連動し 該無段変速機における出力軸が、リング歯 車に連動し、 太陽歯車が反力歯車に連動している、 上記構成をなし、 前記反力歯車には、該反力歯車の回転速度 を制御する一方の装置が連動し、 前記一方の装置には、該一方の装置との回 転比を変化させる他方の装置が連動し、 前記他方の装置は、クラッチを介して、前 記入力軸と選択的に係合離脱を可能にしている構成とな
    っているものである、特許請求の範囲第1項記載の動力
    伝達装置の変速方法。 3、一方の装置および他方の装置は、それぞれ油圧ポン
    プモータである特許請求の範囲第2項記載の動力伝達装
    置の変速方法。
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