JPS62284847A - 水膨潤性樹脂組成物 - Google Patents

水膨潤性樹脂組成物

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JPS62284847A
JPS62284847A JP61126701A JP12670186A JPS62284847A JP S62284847 A JPS62284847 A JP S62284847A JP 61126701 A JP61126701 A JP 61126701A JP 12670186 A JP12670186 A JP 12670186A JP S62284847 A JPS62284847 A JP S62284847A
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water
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swellable
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櫛田 尚
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CI Kasei Co Ltd
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  • Building Environments (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、低温下においても長期間にわたって膨張機能
を維持し、しから止水板本体を構成する軟質ポリ塩化ビ
ニルに対し良好な接着性を示すため、止水板の膨張部用
材料として好適な新規水膨潤性樹脂組成物及びそれを使
用した止水板に関するものである。
従来の技術 一般に、コンクリート建造物の打継目部分では、時間の
経過に伴うコンクリート自体の変形、地盤の変動に伴う
ずれなどにより間隙を生じ、漏水の原因となるため、浸
透水の侵入を阻止する止水板を配置することが行われて
いる。
このような止水板としては、これまで止水板本体の表面
の少なくとも一部に水膨潤性材料より成る膨張部を設け
た構造のものや、その膨張部の表面をアルカリ可溶性遣
水膜で被覆したものなどが知られている。
しかしながら、このような止水板の膨張部に使用する水
膨潤性材料は、止水板本体を構成する材料との接着性が
不十分であるため、長期間にわたって使用しているうち
に、本体から剥離したり、あるいは5℃以下の低温で硬
化してほとんど膨潤しなくなり、その機能を失なうとい
う欠点がある。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、低温においても水膨潤性を維持するこ
とかでき、しかも止水板本体を構成する材料に対して良
好な接着性を示す水膨潤性材料を提供するとともにそれ
を用いて従来の欠点を改良した止水板を提供することで
ある。
問題点を解決するだめの手段 本発明者らは、これまで止水板本体の材料として汎用さ
れているポリ塩化ビニルに対し良好な接着性を示すとと
もに、低温においても十分な水膨潤性を維持しうる水膨
潤性材料を開発するために種々研究を重ねた結果、アク
リロニトリルブタノエンゴムとポリ塩化ビニルと塩素化
ポリエチレンから成る基本組成に、水膨潤性成分である
水膨潤性ゲルと可塑剤を配合することにより、その目的
を達成しうろことを見出し、この知見に基づいて本発明
をなすに至った。
すなわち、本発明は、アクリロニトリルブタジェンゴム
10〜35重量%、ポリ塩化ビニル40〜75重量%及
び塩素化ポリエチレン15〜50重量%から成る樹脂混
合物に対し、その100重量部当り10〜100重量部
の水膨潤性ゲルとポリ塩化ビニル100重量部当り15
0重量部以下の可塑剤を配合した水膨潤性樹脂組成物及
びこれを軟質ポリ塩化ビニルから成る止水板本体の表面
の少なくとも一部に膨張部として有し、さらにその表面
をアルカリ可溶性遮水膜で被覆した止水板を提供するも
のである。
本発明組成物は、基本的にはポリ塩化ビニルと水膨潤性
ゲルから成る軟質ポリ塩化ビニルベースの水膨潤性材料
に、膨張助剤としての塩素化ポリエチレンと高温膨張抑
制作用をもつアクリロニトリルブタジェンゴムと性可塑
剤を配合したものである。
したがって、本発明組成物の樹脂成分としては、アクリ
ロニトリルブタジェンゴムとポリ塩化ビニルと塩素化ポ
リエチレンとの混合物を用いることが必要である。この
混合物中におけるアクリロニトリルブタジェンゴムは、
低温下での膨張を可能にするとともに高温下における過
度の膨張を抑制し、低温膨張率/高温膨張率の比を小さ
くし高温安定性を付与するために配合されるものであり
、U(指温合物の重量に基づき10〜35重量%の範囲
て゛用いられる。この車力弓O重量%未満では十分な高
温安定性が得られないし、また35重量%よりも多くな
ると、軟質ポリ塩化ビニルベースの水膨潤性材料がもつ
好ましい物性、例えば大きい膨張率、柔軟性、止水板本
体との優れた接着性などがそこなわれる。
次にポリ塩化ビニルは、樹脂混合物の重量に基づき40
〜75重量%の範囲で用いられる。この量が40重量%
未満ではエキスパンション機能や強度が低くなる上に、
止水板本体との接着性が不十分になる。また、この量が
75重量%よりら多くなると、施工後におけるコンクリ
ート構造物の変動に対する追従性や止水性が低下する。
なお、本発明組成物におけるポリ塩化ビニルは、塩化ビ
ニル単独重合体のみならず、塩化ビニル共重合体、例え
ばポリウレタン、塩素化ポリエチレン、エヂレンー酢酸
ビニル共重合体等の幹ポリマーに塩化ビニルを重合した
グラフト重合体をも包含し、特にボ゛リウレタンの塩化
ビニルグラフト重合体゛は、止水板本体との接着性がよ
く、また、膨張時の強度や柔軟性に優れている。
さらに、塩素化ポリエチレンは、ソフトタッチな膨張を
与えるための膨張助剤で、かつコンクリートとの密着性
を増し、コンクリート割れの抑制に有効で、止水性を高
めるものであり、樹脂混合物の重量に基づき15〜50
重量%の範囲で用いられる。この量力弓5重量%未満の
場合は効果が不十分であるし、また50重量%よりも多
くなるとエキスパンション機能や強度をそこなうように
なる。
本発明組成物においては、止水板の膨張部としての十分
な性能を付与するだめの、水膨潤性ゲルとして例えば無
水マレイン酸−イソブチレン共重合体の架橋化物を前記
樹脂混合物100重量部当り10〜100重量部の割合
で配合することが必要である。この無水マレイン酸−イ
ソブチレン共重合体の架橋化物は、公知の水膨潤性ゲル
であり、例えば特開昭57−73007号公報に記載さ
れ−た方法に従って製造することができる。
上記の水膨潤性デルのほかに、ポリアクリル酸塩の架橋
化物、ビニルアルコール−アクリル酸塩共重合体などの
カルボン酸重合体系のゲルが本発明組成物の水膨潤性ゲ
ルとして好適に使用される。
この量が10重量部未満では組成物の水膨潤性が小さく
、止水効果が不十分になるし、主た100重量部よりも
多くなると、強度や賦形性が低下する。
次に、本発明組成物においては、ポリ塩化ビニル100
重量部当す150重量部以下の割合の可塑剤が用いられ
る。この可塑剤としては、7タル酸ノオクチル(DOP
)、7タル酸ジイソデシル(DIDP)、7タル酸ブチ
ルラウリル、7ジピン酸ジオクチル、7ジピン酸ジイソ
デシル((11D^)、アゼライン酸ジオクチル(DO
2)、セバシン酸ジオクチル(DOS)などが好ましい
。これらは、単独で用いてもよいし、また2種以上組み
合わせて用いてもよい。この量が少なすぎると、エキス
パンション機能や柔軟性が不十分になるし、また逆に多
すぎると強度や止水性の低下をもたらすので、前記の範
囲内で選ぶことが必要である。
この本発明組成物においては、35°Cの水中での体積
膨張車力弓O倍以下で、35℃の水中での体積膨張率に
対する5℃の水中での体積膨張率の比すなわち低温膨張
率/高温膨張率が173以上になるように、それぞれの
成分の配合量を選ぶのが好ましい。
この本発明組成物には、前記した成分に加えて、少量の
ゴム成分、例えばポリイソブチレンや通常軟質ポリ塩化
ビニルベースの材料に慣用されている添加剤、例えば安
定剤、滑剤、顔料などを所望に応じ添加することができ
る。
次に添付図面に従って、本発明の詳細な説明する。
図面は、本発明の止水板の構造の1例を示す斜視図であ
って、止水板本体1の長手両側縁部に水膨潤性材料から
成る膨張部2,2が形成され、その表面はアルカリ可溶
性遮水膜3,3によって被覆されている。
この止水板本体1は軟質ポリ塩化ビニルすなわちポリ塩
化ビニルに可塑剤、安定剤、充てん剤などを配合したら
ので形成されている。また、膨張部2は、前記した本発
明の水膨潤性樹脂組成物から成っている。そして、この
表面に施されているアルカリ可溶性遮水膜の材料として
は、例えばポリ塩化ビニル、アクリロニトリルブタジェ
ンゴム、塩素化ポリエチレン、インブチレン−無水マレ
イン酸共重合体などから成る樹脂混合物に可塑剤、安定
剤を配合した組成物が用いられる。
作用 本発明の止水板は前記のように構成され、これをコンク
リート継目部に配置しておくと、コンクリートからのア
ルカリ性溶によりアルカリ可溶性遮水膜の少なくとも一
部が溶解除去される結果、膨張部が水と接触して膨潤し
てコンクリートの間隙に充満し、これによって水の流通
が阻止され止水作用を示すことになる。
発明の効果 本発明組成物は、軟質ポリ塩化ビニルベースであるため
、軟質ポリ塩化ビニルから成る止水板本体との接着性が
よく、水膨潤後も剥離することなく、十分にその機能を
発揮することができる上に、アクリロニトリルブタンエ
ンゴムを配合したことにより、低温時における膨張率と
高温時における膨張率との差が小さく、どのような環境
下でも同じ、ように優れた止水効果を示すという長所が
ある。
実施例 次に実施例に従って、本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 第1表に示す配合の樹脂組成物を押出成形し、厚さ2u
、中20zz、長さ100uの短冊状試料片を作成した
。各試料片を5℃、20℃及び35℃の水道水に7日間
浸漬し、水膨張体積倍率を求めると共に、膨張前及び2
倍膨張時の硬度(JIS硬度A)を測定した。結果を第
2表に示す。
この結果によれば、試料NO61〜3(実施例)は、い
ずれら5°Cで4〜5倍膨張し、35°C′?″′ら約
7倍径度であった。これに対し、試料No、4(比較例
)は35°Cでも2倍以下の膨張率であり、No。
5(比較例)は35°Cで30倍以上の過剰な膨張率を
示した。
第      1      表 (配合量は重量部数で表わした。) 1 )  Geon103EP、(日本ゼオン社製の平
均重合度1050の単独重合体)。
2)  GC#4130、(電気化学工業社製のポリウ
レタンの塩化ビニルグラフ)重合体)。
3 )  N1pol旺21、(日本ゼオン社製)。
4) グイソラックRA135、(大阪曹達社製)。
5) ビスタネツクスMML−80、(エクソン化学社
製)。
6)Klデル201、(クラレイソプレンケミカル社製
のインブチレン−無水マレイン酸共重合体の架橋化物)
7) 入ミ力ゲル5P−520、(住友化学工業社のビ
ニルアルコール−アクリル酸塩共重合体)。
第     2     表 実施例2 第3表に示す配合の各樹脂組成物を用いて、図面に示す
とおりの止水板を共押出成形した。膨張部I及び■はい
ずれも止水板本体と良好な接着性を示したが、遣水膜を
取除いた止水板の切片を35℃の水に浸漬したところ、
膨張部■は5日月に止水板本体から剥離した。膨張部l
は10日問経過後ち止水板本体との良好な接着を保った
第     3     表 り配合剤は第1表のちのと同じものを使用した。
2) イソパン04、(クラレイソプレンケミカル社製
)。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の止水板の構造の例を示す斜視図であり、図
中符号1は止水板本体、2は膨張部、3はアルカリ可溶
性遮水膜である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アクリロニトリルブタジエンゴム10〜35重量%
    、ポリ塩化ビニル40〜75重量%及び塩素化ポリエチ
    レン15〜50重量%から成る樹脂混合物に対し、その
    100重量部当り10〜100重量部の水膨潤性ゲルと
    ポリ塩化ビニル100重量部当り150重量部以下の可
    塑剤を配合した水膨潤性樹脂組成物。 2 軟質ポリ塩化ビニルから成る止水板本体の表面の少
    なくとも一部に、アルカリ可溶性遮水膜で被覆された水
    膨潤性材料から成る膨張部を有する止水板において、該
    水膨潤性材料として、アクリロニトリルブタジエンゴム
    10〜35重量%とポリ塩化ビニル40〜75重量%と
    塩素化ポリエチレン15〜50重量%との樹脂混合物に
    、その100重量部当り10〜100重量部の水膨潤性
    ゲルとポリ塩化ビニル100重量部当り150重量部以
    下の可塑剤を配合した水膨潤性樹脂組成物を用いたこと
    を特徴とする水膨潤性止水板。
JP61126701A 1985-10-07 1986-05-31 水膨潤性樹脂組成物 Granted JPS62284847A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0399148U (ja) * 1990-01-31 1991-10-16
JPH04110809U (ja) * 1991-03-12 1992-09-25 有限会社岩本技研 止水板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0399148U (ja) * 1990-01-31 1991-10-16
JPH04110809U (ja) * 1991-03-12 1992-09-25 有限会社岩本技研 止水板

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