JPS62284702A - 単板積層材の製造方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 （（イ）産業上の利用分野 本発明は予め前後端縁を対照的なはす切りの斜面に切削
加工するか、またはこれを切り揃えるように切削加工し
たものの板面に接着剤を塗布して長手方向に縦目の芯板
としたものの相互の前後端縁を重ね合せにしながらその
重ね合せ個所を階段状にずらして所定の積層数の長手方
向に縦目の中間製品に一旦仕組むか、またはその長手方
向に縦目の中間製品の上下層に更に繊維方向が長手方向
に直交する表裏板を一体に貼着して長手方向に横目の中
間製品に仕組みあげるようにした、ＬＶＬ（ラミネーテ
ッド・ベニヤ・ランバー）乃至はＬＶＢ　（ラミネーテ
ッド・ベニヤ・ボード）と通称されている単板積層材の
製造工程における改良された製造方法および装置に関す
るものである。

０）　従来技術 従来技術におけるこの種単板積層材の製造方法および装
置には、例えば特許第９８２５３５号（特公昭５４−１
４６４１号）単板積層材の連続製造装置に開示されてい
るような、「多列ローラーにより一定速度で搬送される
ベニヤ単板の先端部に順次当接してその搬送を段階的に
制止するように装置した昇降自在な多数のストッパ一群
と、該ストッパ一群により段階的に制止される前記ベニ
ヤ単板を前記多列ローラーに装着した昇降機構により都
度直下に打ち落して積層過程のベニヤ単板の継合部を階
段状にずらした形状の多層プライの中間製品を製造し、
これを更に冷圧若しくは熱圧プレスに挿入して連続状の
単板積層材に貼着して常法により後段工程で個々の製品
に切断加工し、および研削加工していた、単板積層材の
製造方法および装置」等がめった。

ｅ＼）　発明が解決しようとする問題点然しながら上記
従来技術の単板積層材の製造方法および装置は、「同一
種類、同一繊維方向のベニヤ単板の一装最の堆積から一
旦連続状の単板積層材を生産し、これを更に個々の製品
、に切断する、所謂原材料の形状に合せた製造工程で無
作為に単板同士の連接個所が形成されている連続状の単
板積層材を一旦生産し、これを更に無作為な単板同士の
連接個所のまま各種寸法の製品に切断する単板積層材の
製造方法および装置」であったから、該方法および装置
による個々の製品には、特にその最上面の表裏板に仕組
過程で分断された連接個所が不規則に存在することとな
るため著しく美観を損じ、またその二次加工時において
その分断される連接個所の仕組過程における加工精度や
、幾分開口状態にあるその付近の剥離強度等が品質的に
問題になり、少なくとも個々の製品の表裏板には仕組過
程で発生する分断された連接個所の存在は皆無な製品の
生産を良しとしていたものであるから、本発明はこれら
従来技術の「原材料の形状に合せた製造工程で連続状の
単板積層材を生産する手段」の難点を払拭すべくしたも
のである。

口　問題を解決するための手段 本発明は上記従来技術の難点の根元である「原材料の形
状に合せるように構成した製造工程での連続状の単板積
層材を生産する手段」に代え、「製品の形状に応じて原
材料の形状を任意に変えられるように構成した、多用性
を有する製造工程で、多種類に亘る連続状の単板積層材
を生産する手段」に改良したものであって、即ち本発明
の方法発明は ａ）表板と裏板は生産計画に応じた製品長さと幅をもっ
た横目（製品の長手方向に繊維方向が直交した木目）ま
たは縦目（製品の長手方向に繊維方向が平行した木目）
のベニヤ単板を用い、 ｂ）芯板には生産計画に応じた製品幅と適宜長さをもっ
た縦目のベニヤ単板を用い、Ｃ）前記表裏板はこれを連
続状の中間製品の上下層にそれぞれ前後端縁を連接して
配列し、 ｄ）また前記芯板はこれを連続状の中間製品の中間層に
階段状のずらし重ねに積層し、ｅ）更に前記連続状の中
間製品はこれを一体に熱圧して連続状の単板積層材を生
産し、ｆ）次いで前記連続状の単板積層材はこれを生産
計画に応じた所定の製品長さに前記表裏板の連接−個所
から個々の製品に切断する、 ことを構成要件とする単板積層材の製造方法でおる。

また本発明の装置発明は ｇ）中間製品を熱圧するホットプレスと、ｈ）該ホット
プレスから吐出する連続状の中間製品を生産計画に応じ
た個々の製品長さに切断するクロスカットソーと、 ｉ）前記ホットプレスで熱圧するための連続状の中間製
品を多層プライに仕組むための横目または縦目の表裏板
と縦目の芯板とを交々側方から移載する吸着若しくは刺
着ヘッド或いはこれに準ずる機構を備えた自動移載機と
、 を一連工程に結合したことを構成要件とする単板積層材
の製造装置である。

（ホ）作　用 本発明は第２〜３図に例示するように製品１．２の表裏
板１ａ、１ｂ、　２ａ、　２ｂは、予め立案される生産
計画に応じた横目の製品１または縦目の製品２の製品長
ざ１とその製品幅Ｗに相当する横目の表裏板１ａ、１ｂ
または縦目の表裏板２ａ、２ｂからなるベニヤ単板の堆
積を用意する。また前記製品１，２の芯板３も予め立案
される生産計画に応じた製品幅Ｗに相当し、その長手方
向は適宜長さをもった方形、矩形の縦目のベニヤ単板の
堆積を用意する。

次に第４〜５図に例示するように予め生産計画に応じて
用意した横目または縦目の表裏板１ａ、１ｂ、２ａ、２
ｂを連続状の多層プライに積層される中間製品４ａ、４
ｂの上下層にそれぞれその前後端縁を連接して配列し、
またその中間層には多数の芯板３を階段状のずらし重ね
に、例えば板厚の２０〜３０倍程度の階段状のずらし重
ねに積層して、前記表裏板１ａ、１ｂ、２ａ、２ｂｔ、
：形成される前後端縁の分断された連接個所５ａ、５ｂ
が上下等位置に配列されるように、また芯板３の前後端
縁の重ね合せ個所６ａ、５ｂは無作為な位置に階段状に
配列されるように、前記用意されたベニヤ単板の堆積か
ら個々の表板１ａ、２ａ、裏板１ｂ、２ｂ、芯板３をそ
のまま、またはその前後端縁を対照的なはす切りの斜面
に切削加工し、或いはこれを切り揃えるように切削加工
し、且つその両面または片面に熱硬化性等の接着剤を塗
布して仕組ステーション上に交々移載されて連続状の中
間製品４ａ、４ｂに仕組まれるものである。

従って本発明によれば、表裏板１ａ、１ｂ。

２ａ、　２ｂ中に連接個所５ａ、５ｂ（７）皆無な、し
かも多種類に亘る製品１，２の生産も、その製品１，２
の生産計画に応じて予め表裏板ｌａ、１ｂ、２ａ、２ｂ
の長さと幅とを規正したベニヤ単板の堆積を用意するだ
けでよく、この種多種類に亘る単板積層材の製造工程に
おいてその多用性を格段に向上することが出来たもので
ある。

（ト）実施例 本発明の実施の一例は第１図に示、す通りであって、先
ず仕組ステーション７上で多層プライに仕組んだ連続状
の中間製品４ａ、４ｂは、該仕組ステーション７に連設
した蒸気。

電熱、高周波等の加熱源を装備した間欠移送型または連
続移送型のホットプレス８に挿入されてここで連続状の
単板積層材９が生産され、引続き後段に配設された丸鋸
等からなるクロスカットソー１０に送られてここで前記
連続状の単板積層材９をその生産計画に応じた長さの製
品１，２に表裏板１ａ、１ｂ、２ａ、　２ｂの連接個所
５ａ、５ｂ付近から切断して自動堆積機１１に送り、該
自動堆積機１１により横に押し出しながら、或いは落下
させながら堆積される。また前記ホットプレス８の前段
のベルトコンベア等からなる仕組ステーション７の側方
には、表裏板１ａ、１ｂ。

２ａ、　２ｂを該仕組ステーション７上にその前後端縁
を連接個所５ａ、５ｂで密に突き合せるように側方から
移載可能に装置した多関節型ロボットその伯の移載機構
からなる表裏板用の自動移ｉｎ［１２ａ、１２ｂと、そ
の反対側に芯板３を１乃至複数枚づつ順次階段状のずら
し重ねに、例えば板厚の２０〜３０倍程度の階段状のず
らし重ねに仕組ステーション７上に側方から移載可能に
装置した多関節型ロボットその他の移載機構からなる芯
板用の自動移ｉｌｉ機１３ａ、１３ｂをそれぞれ配設す
る。更にまた前記芯板用の自動移を機１３ａ、’１３ｂ
の前段側方には接着剤を塗布した芯板３ａ、３ｂを引続
き搬送可能なリングロール等からなるコンベア１４を配
設すると共に、該コンベア１４の適当搬送位置に上下動
および前接動自在にストッパー１５ａ、１５ｂを架設し
て、前記スプレッダ−１６によりその両面または片面に
接着剤を塗布した芯板３ａ、３ｂを仕組みのための移送
開始点となる所定の搬送位置に都度制止させて、前記自
動移載機１３ａ、１３ｂによる仕組ステーション７上へ
の移載動作に待機させるものである。この場合前記自動
移載機１３ａ、１３ｂの頭部には、前記接着剤を塗布し
た芯板３ａ。

３ｂを吸着若しくは刺着可能に、ファン、ブロア等に連
通した吸着ヘッドや釘等を用いた刺着機構および解除機
構を備えた刺着ヘッド、或いはこれに準ずる機構が付設
される他、該自動移載機１３ａ、１３ｂはその側方への
移載動作の際に前記接着剤を塗布した芯板３ａ。

３ｂのコンベア１４上の移送開始点に到来して制止され
るまでの左右の板ずれや全体的な曲り等もその移載過程
でセンサー等により検知され、およびこれを移送過程で
補正可能に装置されるものでおる。次にまた前記スプレ
ッダ−１６の前段には吸着若しくは刺着ヘッド、或いは
これに順する機構を備えた芯板用の自動供給機１７ａ、
１７ｂにより、場合によっては作業員の手作業により前
段工程から堆積姿態で供給された芯板３を搬入コンベア
１８上に縦目に繰出し可能に装置されると共に、該搬入
コンベア１８上に繰出された縦目の芯板３の前後端縁を
対照的な斜面に、例えば板厚の４〜８倍程度の斜面に切
削加工可能なプレーナー、丸鋸等からなるスカーフマシ
ン１９が一連工程中に、若しくは工程を前後に区分して
装置されているものである。

従って本発明によれば、表裏板１ａ、１ｂ。

２ａ、２ｂ中に連接個所５ａ、５ｂが皆無な、しかも多
種類に亘る製品１，２の生産も、その製品１，２の生産
計画に応じて予め表裏板１ａ、１ｂ、２ａ、２ｂ（７）
長さト幅、！：　ヲＪｆｆ　正したベニヤ単板の堆積を
用意するだけでよく、この種多種類に亘る単板積層材の
製造工程においてその多用性を格段に向上することが出
来たものである。

（ト）　発明の効果 本発明は叙上のように「製品の形状に応じて原材料の形
状を任意に変えられるように構成した、多用性を有する
製造工程で、多種類に亘る連続状の単板積層材を生産す
る手段」に改良したものであるから、従来技術の「原材
料の形状に合せるように構成した製造工程での連続状の
単板積層材を生産する手段」が惹起していた、最上面の
表裏板に仕組過程で分断された連接個所が不規則に存在
することとなるため著しく美観を損じ、またその二次加
工時においてその分断される連接個所の仕組過程におけ
る加工精度や、幾分開口状態にあるその付近の剥離強度
等が品質的に問題になり、少なくとも個々の製品の表裏
板には仕組過程で発生する分断された連接個所の存在は
皆無な製品の生産を良しとしていたこの種工法の評価基
準にも悸るものであった等の従末技術の難点を悉く払拭
することに成功したものであり、本発明による時は製品
の表裏板は予めナチュラルな一枚板か若しくは原板用の
単板横はぎ機等によって予め前段工程で精密に切断され
接着剤により精密に接合された良質の横はぎ板であり、
少なくとも仕組過程で発生した幾分開口状態にある分断
された連接個所を不規則に有する表裏板ではないので著
しく美観を高め、且つ二次加工時においてもトンネル、
オーバーラツプ、剥離等の障害を惹起することのない優
良な製品を能率的に生産することが出来た、実施効果の
極めて顕著な発明である。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施の一例を示すものであって、第１図は
装置配列の平面図、第２図は横目の製品の斜視図、第３
図は縦目の製品の斜視図、第４図は横目の製品の仕組過
程の斜視図、第５図は縦目の製品の仕組過程の斜視図で
ある。 １．２・・・製品、１ａ、２ａ・・・表板、１ｂ、２ｂ
・・・裏板、３・・・芯板、４ａ、４ｂ・・・中間製品
、５ａ、５ｂ・・・連接個所、８・・・ホットプレス、
１０・・・クロスカットソー、１２ａ、１２ｂ、１３ａ
、１３ｂ・・・自動移載機、１６・・・スプレッダ−１
１７ａ、１７ｂ・・・自動供給機、１９・・・スカーフ
マシン。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）その表板と裏板は生産計画に応じた製品長さと幅
   をもった横目または縦目のベニヤ単板とし、またその芯
   板は生産計画に応じた製品幅と適宜長さをもった縦目の
   ベニヤ単板として、前記横目または縦目の表裏板はこれ
   を上下層にそれぞれ前後端縁を連接して配列し、また前
   記縦目の芯板はこれを中間層に階段状のずらし重ねに積
   層した連続状の中間製品を一体に熱圧すると共に、これ
   を更に前記生産計画に応じた所定の製品長さに表裏板の
   連接個所付近から個々の製品に切断するようにしたこと
   を特徴とする単板積層材の製造方法。
2. （２）中間製品を熱圧するホットプレスと、該ホットプ
   レスの後段に配設した生産計画に応じた長さの製品に連
   続状の単板積層材を切断するクロスカットソーと、前記
   ホットプレスの前段側方に配設した吸着若しくは刺着ヘ
   ッド或いはこれに準ずる機構を備えた横目または縦目の
   表裏板用および縦目の芯板用の自動移載機とを一連工程
   に結合したことを特徴とする単板積層材の製造装置。
3. （３）縦目の芯板の両面または片面に接着剤を塗布する
   スプレッダーを芯板用の自動移載機の前段に配設した特
   許請求の範囲（２）項記載の単板積層材の製造装置。
4. （４）縦目の芯板の前後端縁を対照的な斜面に切削加工
   するスカーフマシンをスプレッダーの前段に配設した特
   許請求の範囲（３）項記載の単板積層材の製造装置。
5. （５）スカーフマシンまたはスプレッダーの前段に縦目
   の芯板を供給する吸着若しくは刺着ヘッド或いはこれに
   準ずる機構を備えた自動供給機を配設した特許請求の範
   囲（３）、（４）項記載の単板積層材の製造装置。
6. （６）クロスカットソーの後段に製品を押し出しながら
   或いは落下させながら堆積する自動堆積機を配設した特
   許請求の範囲（２）項記載の単板積層材の製造装置。