JPH01259901A - 単板積層材の製造工程におけるスカーフ切削方法 - Google Patents
単板積層材の製造工程におけるスカーフ切削方法Info
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- JPH01259901A JPH01259901A JP8849088A JP8849088A JPH01259901A JP H01259901 A JPH01259901 A JP H01259901A JP 8849088 A JP8849088 A JP 8849088A JP 8849088 A JP8849088 A JP 8849088A JP H01259901 A JPH01259901 A JP H01259901A
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Landscapes
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(−1’) 産業上の利用分野
本発明は両木口を同時に同一角度の対照的なスカーフ斜
面に切削加工した厚薄二様のベニヤ単板を繊維方向に搬
送しながら所要面に接着剤を塗布して連続した階段状の
ずらし重ねに積層接着する単板積層材、いわゆるLVL
(ラミネーテッド・ベニヤ・ランバー)乃至はLVB
(ラミネーテッド・ベニヤ・ボード)と通称されている
単板積層材の製造工程において利用される、厚薄二様の
ベニヤ単板の改良されたスカーフ切削方法に関するもの
である。
面に切削加工した厚薄二様のベニヤ単板を繊維方向に搬
送しながら所要面に接着剤を塗布して連続した階段状の
ずらし重ねに積層接着する単板積層材、いわゆるLVL
(ラミネーテッド・ベニヤ・ランバー)乃至はLVB
(ラミネーテッド・ベニヤ・ボード)と通称されている
単板積層材の製造工程において利用される、厚薄二様の
ベニヤ単板の改良されたスカーフ切削方法に関するもの
である。
I 従来技術
従来技術による両木口を同時に同一角度の対照的なスカ
ーフ斜面に切削加工するベニヤ単板のスカーフ切削方法
には、例えば実開昭62−185002号ベニヤ単板の
スカーフ加工装置等に開示されている、被加工単板を繊
維方向へ搬送するコンベアと、該コンベアの搬出部付近
に上下動自在に架設した前記被加工単板の前端縁ストッ
パー機構と、該前端縁ストッパー機構の当接部直前付近
に前記コンベアの直下から斜め上方へ向けて往復動自在
に架設した前記被hO工単板の前端縁スカーフ加工用回
転切削部材と、該前端縁スカーフ加工用回転切削部材に
対し前記被加工単板の繊維方向の長さに対応した位置の
前記コンベアの直上から斜め下方へ向けて往復動自在に
架設した前記被加工甲板の後端縁スカーフ加工用回転切
削部材と、前記前後端縁スカーフ加工用回転切削部材の
それぞれに対応して前記コンベアの列間に各別に架設し
た前記被加工単板の端縁圧締用抑圧1b’i3とからな
るベニヤ単板のスカーフ加工装置によって、その両木口
を同時に同一角度の対照的なスカーフ斜面に切削加工し
て単板積層材の製造工程に提供するベニヤ単板のスカー
フ切削方法がある。
ーフ斜面に切削加工するベニヤ単板のスカーフ切削方法
には、例えば実開昭62−185002号ベニヤ単板の
スカーフ加工装置等に開示されている、被加工単板を繊
維方向へ搬送するコンベアと、該コンベアの搬出部付近
に上下動自在に架設した前記被加工単板の前端縁ストッ
パー機構と、該前端縁ストッパー機構の当接部直前付近
に前記コンベアの直下から斜め上方へ向けて往復動自在
に架設した前記被hO工単板の前端縁スカーフ加工用回
転切削部材と、該前端縁スカーフ加工用回転切削部材に
対し前記被加工単板の繊維方向の長さに対応した位置の
前記コンベアの直上から斜め下方へ向けて往復動自在に
架設した前記被加工甲板の後端縁スカーフ加工用回転切
削部材と、前記前後端縁スカーフ加工用回転切削部材の
それぞれに対応して前記コンベアの列間に各別に架設し
た前記被加工単板の端縁圧締用抑圧1b’i3とからな
るベニヤ単板のスカーフ加工装置によって、その両木口
を同時に同一角度の対照的なスカーフ斜面に切削加工し
て単板積層材の製造工程に提供するベニヤ単板のスカー
フ切削方法がある。
Q\) 発明が解決しようとする問題点上記従来例に開
示されているベニヤ単板のスカーフ切削方法は、固定的
もしくは半固定的に一対の回転切削部材を搬送方向に対
峙した単一機能のスカーフ加工装置によってその両木口
を同時に同一角度の対照的なスカーフ斜面に切削加工し
てそのまま単板積層材の製造工程に提供する工程操作に
よるものであったから、全量等厚のベニヤ単板について
はその繊維方向の全長も、また前後のスカーフ斜面を重
ね合せた残りの繊維方向の有効長さについても共に全量
同一寸法に切削加工することが出来たが、板厚に厚薄二
様のものがある時は、その繊維方向の全長については全
量同一寸法に切削加工することは出来るが、その繊維方
向の有効長さについては、厚いベニヤ単板より薄いベニ
ヤ単板の方が同一角度での切削加工によってスカーフ斜
面が短く形成される分だけその有効長さが厚いベニヤ単
板より長くなり、従ってこれを連続した階段状のずらし
重ねになるようにこの厚薄二様のベニヤ単板を表裏板お
よび芯板として仕組む時は、そのずらし重ねのピッチが
厚薄同等とならず、表板の場合はその薄いベニヤ単板の
後端部の仕組位置が芯板の厚いベニヤ単板の後端部の仕
組位置より次第に後方に延びてきてその上に重なったり
、或いは裏板の場合は著しく芯板から突出する等の障害
を発生して、正常な状態で連続した階段状のずらし重ね
の仕組作業を継続することが不可能になる事態を惹起す
るため、この種ずらし重ねによる単板積層材製造の従来
工程では、全量等厚のベニヤ単板の適用を原則としてい
たものである。
示されているベニヤ単板のスカーフ切削方法は、固定的
もしくは半固定的に一対の回転切削部材を搬送方向に対
峙した単一機能のスカーフ加工装置によってその両木口
を同時に同一角度の対照的なスカーフ斜面に切削加工し
てそのまま単板積層材の製造工程に提供する工程操作に
よるものであったから、全量等厚のベニヤ単板について
はその繊維方向の全長も、また前後のスカーフ斜面を重
ね合せた残りの繊維方向の有効長さについても共に全量
同一寸法に切削加工することが出来たが、板厚に厚薄二
様のものがある時は、その繊維方向の全長については全
量同一寸法に切削加工することは出来るが、その繊維方
向の有効長さについては、厚いベニヤ単板より薄いベニ
ヤ単板の方が同一角度での切削加工によってスカーフ斜
面が短く形成される分だけその有効長さが厚いベニヤ単
板より長くなり、従ってこれを連続した階段状のずらし
重ねになるようにこの厚薄二様のベニヤ単板を表裏板お
よび芯板として仕組む時は、そのずらし重ねのピッチが
厚薄同等とならず、表板の場合はその薄いベニヤ単板の
後端部の仕組位置が芯板の厚いベニヤ単板の後端部の仕
組位置より次第に後方に延びてきてその上に重なったり
、或いは裏板の場合は著しく芯板から突出する等の障害
を発生して、正常な状態で連続した階段状のずらし重ね
の仕組作業を継続することが不可能になる事態を惹起す
るため、この種ずらし重ねによる単板積層材製造の従来
工程では、全量等厚のベニヤ単板の適用を原則としてい
たものである。
しかしながら近時良質原木の枯渇にともない、最終品質
を決定する表裏板には比較的良質廉価の薄いベニヤ単板
を、またその隠蔽される芯板には比較的低質廉価の厚い
ベニヤ単板を適用して、所望の品質の製品を経済的に生
産しようとする合理化工法の確立が急務となってきたこ
とに鑑み、本発明は厚薄二様のベニヤ単板を同一工程に
投入しても、その連続した階段状のずらし重ねの仕組位
置を常に正常位置に調整可能に構成したものである。
を決定する表裏板には比較的良質廉価の薄いベニヤ単板
を、またその隠蔽される芯板には比較的低質廉価の厚い
ベニヤ単板を適用して、所望の品質の製品を経済的に生
産しようとする合理化工法の確立が急務となってきたこ
とに鑑み、本発明は厚薄二様のベニヤ単板を同一工程に
投入しても、その連続した階段状のずらし重ねの仕組位
置を常に正常位置に調整可能に構成したものである。
口 問題を解決するための手段
本発明は、上記厚薄二様のベニヤ単板を同一工程に投入
しても、その連続した階段状のずらし市ねの仕組位置を
常に正常位置に調整可能に、両木口を同時に同一角度の
対照的なスカーフ斜面に切削加工した厚薄二様のベニヤ
単板を繊維方向に搬送しながら所要面に接着剤を塗布し
て連続した階段状のずらし重ねに積層接着する単板積層
材の製造工程において、薄いベニヤ単板の繊維方向の全
長を、厚いベニヤ単板の繊維方向の全長に対して、その
板厚に比例した一側のスカーフ斜面長さの差だけ短く切
削加工するように改良した、単板積層材の製造工程にお
けるスカーフ切削方法である。
しても、その連続した階段状のずらし市ねの仕組位置を
常に正常位置に調整可能に、両木口を同時に同一角度の
対照的なスカーフ斜面に切削加工した厚薄二様のベニヤ
単板を繊維方向に搬送しながら所要面に接着剤を塗布し
て連続した階段状のずらし重ねに積層接着する単板積層
材の製造工程において、薄いベニヤ単板の繊維方向の全
長を、厚いベニヤ単板の繊維方向の全長に対して、その
板厚に比例した一側のスカーフ斜面長さの差だけ短く切
削加工するように改良した、単板積層材の製造工程にお
けるスカーフ切削方法である。
宗作 用
本発明のスカーフ切削方法を従来例に開示されているベ
ニヤ単板のスカーフ加工装置に適用する場合の作用につ
いて詳述すれば、先ず単板積層材の製造工程へ投入され
る厚薄二様の、例えば板厚3.2mと板厚1.6mの厚
薄二様のベニヤ単板は、その厚薄が予め移載ロボット等
のコンピューター等にプログラムされている仕組順序に
従って2種類の堆積から各別に取出されることによって
既に供給過程のベニヤ単板の厚薄は識別されているから
、その厚薄の識別にのっとって通常は芯板に使用される
厚い3.2Mのベニヤ単板の到来時には、所定の繊維方
向の全長に両断されるように、例えば全長950#のベ
ニヤ単板に繊維方向を両断可能な間隔に配設されている
、前端縁スカーフ加工用回転切削部材と後端縁スカーフ
加工用回転切削部材を一対に連装したスカーフ加工装置
によって、その前後のスカーフ斜面を重ね合せた残りの
繊維方向の有効長さ、例えば全長950#から20#の
スカーフ斜面の長さを引いた残りの930mの有効長さ
となるように、その前後の両木口を一挙にスカーフ切削
して両断する。次にまた通常は表裏板に使用される薄い
1.6Mのベニヤ単板の到来時には、前記前端縁スカー
フ加工用回転切削部材と後端縁スカーフ加工用回転切削
部材の間隔を、前記厚薄二様のベニヤ単板の板厚に比例
した一側のスカーフ斜面の長さの差だけ、例えば厚い3
.2 mのベニヤ単板の2ONr1のスカーフ斜面の長
さと、薄い土6mベニヤ単板の10mのスカーフ斜面の
長さの厚薄10mmの差だけその繊維方向の全長を短く
切削出来るように、またその時の前後のスカーフ斜面を
重ね合せた残りの繊維方向の有効長さも、前記厚い3.
2Mのベニヤ単板の時と同等に切削加工が出来るように
、前記−対の前後端縁スカーフ加工用回転切削部材の何
れかを、通常は後端縁スカーフ加工用回転切削部材の方
を前端縁スカーフ加工用回転切削部材の方へネジ、エア
ーシリンダー等の移動装置により都度移動させて相互の
間隔を、例えば950履から940#に一時的に縮め、
また前記厚い3.2 rtmのベニヤ単板の再到来の時
には再び最初の間隔となるように、例えば940al1
11から950mに直ちに復帰するように対応させるも
のである。従って前記3.2#と1.6#2+11の厚
薄二様のベニヤ単板を同一工程に投入することによって
、その両断される繊維方向の全長はそれぞれ異なった寸
法の、例えば950Mと940mの寸法に切削加工され
るも、その前後のスカーフ斜面を重ね合せた残りの繊維
方向の有効長さは共に同一寸法に、例えば930mの同
一寸法に切削加工されるので、その連続した階段状のず
らし重ねの仕組位置は、その厚薄に拘りなく全量正常位
置に調整されることになるのである。
ニヤ単板のスカーフ加工装置に適用する場合の作用につ
いて詳述すれば、先ず単板積層材の製造工程へ投入され
る厚薄二様の、例えば板厚3.2mと板厚1.6mの厚
薄二様のベニヤ単板は、その厚薄が予め移載ロボット等
のコンピューター等にプログラムされている仕組順序に
従って2種類の堆積から各別に取出されることによって
既に供給過程のベニヤ単板の厚薄は識別されているから
、その厚薄の識別にのっとって通常は芯板に使用される
厚い3.2Mのベニヤ単板の到来時には、所定の繊維方
向の全長に両断されるように、例えば全長950#のベ
ニヤ単板に繊維方向を両断可能な間隔に配設されている
、前端縁スカーフ加工用回転切削部材と後端縁スカーフ
加工用回転切削部材を一対に連装したスカーフ加工装置
によって、その前後のスカーフ斜面を重ね合せた残りの
繊維方向の有効長さ、例えば全長950#から20#の
スカーフ斜面の長さを引いた残りの930mの有効長さ
となるように、その前後の両木口を一挙にスカーフ切削
して両断する。次にまた通常は表裏板に使用される薄い
1.6Mのベニヤ単板の到来時には、前記前端縁スカー
フ加工用回転切削部材と後端縁スカーフ加工用回転切削
部材の間隔を、前記厚薄二様のベニヤ単板の板厚に比例
した一側のスカーフ斜面の長さの差だけ、例えば厚い3
.2 mのベニヤ単板の2ONr1のスカーフ斜面の長
さと、薄い土6mベニヤ単板の10mのスカーフ斜面の
長さの厚薄10mmの差だけその繊維方向の全長を短く
切削出来るように、またその時の前後のスカーフ斜面を
重ね合せた残りの繊維方向の有効長さも、前記厚い3.
2Mのベニヤ単板の時と同等に切削加工が出来るように
、前記−対の前後端縁スカーフ加工用回転切削部材の何
れかを、通常は後端縁スカーフ加工用回転切削部材の方
を前端縁スカーフ加工用回転切削部材の方へネジ、エア
ーシリンダー等の移動装置により都度移動させて相互の
間隔を、例えば950履から940#に一時的に縮め、
また前記厚い3.2 rtmのベニヤ単板の再到来の時
には再び最初の間隔となるように、例えば940al1
11から950mに直ちに復帰するように対応させるも
のである。従って前記3.2#と1.6#2+11の厚
薄二様のベニヤ単板を同一工程に投入することによって
、その両断される繊維方向の全長はそれぞれ異なった寸
法の、例えば950Mと940mの寸法に切削加工され
るも、その前後のスカーフ斜面を重ね合せた残りの繊維
方向の有効長さは共に同一寸法に、例えば930mの同
一寸法に切削加工されるので、その連続した階段状のず
らし重ねの仕組位置は、その厚薄に拘りなく全量正常位
置に調整されることになるのである。
〜 実施例
本発明の実施例を第1〜3図について詳述すれば、第1
図は前端縁スカーフ加工用回転切削部材と後端縁スカー
フ加工用回転切削部材を一対に連装したスカーフ加工装
置によってその両木口を同時に同一角度の対照的なスカ
ーフ斜面1a、’lbに切削加工したベニヤ単板1の斜
視図を示すものであり、また第2図はその表裏板に薄い
ベニヤ単板2a、2bをずらし重ねに使用し、またその
芯板に厚いベニヤ単板3を多数ずらし重ねに使用すると
共にそれぞれの繊維方向を平行に仕組んで連続した階段
状のずらし重ねに積層接着した単板積層材4、通称LV
Lと称されている単板積層材4に適用した場合を示すも
のであり、その他にも例えば前記表裏板と前記芯板との
間、若しくは前記芯板の間にクロスパントとなる繊維方
向が直交した別のそえ芯板を挿入して一体に積層接着し
た単板積層材、通称LVBと称されているクロスパント
入りの単板積層材にもそのまま本発明工法を適用するこ
とが出来るものである。
図は前端縁スカーフ加工用回転切削部材と後端縁スカー
フ加工用回転切削部材を一対に連装したスカーフ加工装
置によってその両木口を同時に同一角度の対照的なスカ
ーフ斜面1a、’lbに切削加工したベニヤ単板1の斜
視図を示すものであり、また第2図はその表裏板に薄い
ベニヤ単板2a、2bをずらし重ねに使用し、またその
芯板に厚いベニヤ単板3を多数ずらし重ねに使用すると
共にそれぞれの繊維方向を平行に仕組んで連続した階段
状のずらし重ねに積層接着した単板積層材4、通称LV
Lと称されている単板積層材4に適用した場合を示すも
のであり、その他にも例えば前記表裏板と前記芯板との
間、若しくは前記芯板の間にクロスパントとなる繊維方
向が直交した別のそえ芯板を挿入して一体に積層接着し
た単板積層材、通称LVBと称されているクロスパント
入りの単板積層材にもそのまま本発明工法を適用するこ
とが出来るものである。
籾で、前記単板積層材4に適用した場合の薄いベニヤ単
板2a、2bと厚いベニヤ単板3は、その両木口が同一
の角度aをもった対照的なスカーフ斜面の長さSl、3
2に、例えば板厚の4〜8倍程度のスカーフ斜面の長ざ
Sl、S2に同時に切削加工されてその繊維方向が両断
されており、その時の前後のスカーフ斜面を重ね合せた
残りの繊維方向の有効長ざKは、それぞれの繊維方向の
全長J11゜12からそれぞれのスカーフ斜面の長さ$
1゜S2を引いた同一寸法の有効長さKに設定されてい
る。従って同一工程に厚薄二様のベニヤ単板が投入され
る場合であっても、その連続した階段状のずらし重ねの
ピッチPは、例えば厚いベニヤ単板3の板厚の4〜8倍
程度のピッチPにこれを一旦設定すれば、何れの積層部
位でも規則正しいピッチPに維持されることになる。而
して前記薄いベニヤ単板2a、2bと厚いベニヤ単板3
の有効長さKを同一寸法に設定するためには、その両木
口のスカーフ切削の際にそれぞれの板厚t1.t2に対
してその仝長11..I12を規則的に異なる長さに両
断する必要がある。前記厚薄二様の板厚t1.t2をも
ったベニヤ単板2a。
板2a、2bと厚いベニヤ単板3は、その両木口が同一
の角度aをもった対照的なスカーフ斜面の長さSl、3
2に、例えば板厚の4〜8倍程度のスカーフ斜面の長ざ
Sl、S2に同時に切削加工されてその繊維方向が両断
されており、その時の前後のスカーフ斜面を重ね合せた
残りの繊維方向の有効長ざKは、それぞれの繊維方向の
全長J11゜12からそれぞれのスカーフ斜面の長さ$
1゜S2を引いた同一寸法の有効長さKに設定されてい
る。従って同一工程に厚薄二様のベニヤ単板が投入され
る場合であっても、その連続した階段状のずらし重ねの
ピッチPは、例えば厚いベニヤ単板3の板厚の4〜8倍
程度のピッチPにこれを一旦設定すれば、何れの積層部
位でも規則正しいピッチPに維持されることになる。而
して前記薄いベニヤ単板2a、2bと厚いベニヤ単板3
の有効長さKを同一寸法に設定するためには、その両木
口のスカーフ切削の際にそれぞれの板厚t1.t2に対
してその仝長11..I12を規則的に異なる長さに両
断する必要がある。前記厚薄二様の板厚t1.t2をも
ったベニヤ単板2a。
2b、3の繊維方向の全長11,122の規則的な両断
は、第3図に例示するように、薄いベニヤ単板2a、
2bの繊維方向の全長i1を、厚いベニヤ単板3の繊維
方向の仝長12に対してスカーフ切削の際に板厚t1.
t2に比例して形成される一側のスカーフ斜面の長さS
l、S2の相互の差だけ短く、即ち(S2−31>だけ
繊維方向に短い対峙間隔でスカーフ切削が出来るように
、例えばスカーフ加工装置の前後に対峙したカッターブ
ロック、チップソー等からなる一対の前後端縁スカーフ
加工用回転切削部材の搬送方向に対する対峙間隔をネジ
、エアーシリンダー等の移動装置によりその都度所定の
仝長11と12に交々調整可能に構成することによって
行われるのである。
は、第3図に例示するように、薄いベニヤ単板2a、
2bの繊維方向の全長i1を、厚いベニヤ単板3の繊維
方向の仝長12に対してスカーフ切削の際に板厚t1.
t2に比例して形成される一側のスカーフ斜面の長さS
l、S2の相互の差だけ短く、即ち(S2−31>だけ
繊維方向に短い対峙間隔でスカーフ切削が出来るように
、例えばスカーフ加工装置の前後に対峙したカッターブ
ロック、チップソー等からなる一対の前後端縁スカーフ
加工用回転切削部材の搬送方向に対する対峙間隔をネジ
、エアーシリンダー等の移動装置によりその都度所定の
仝長11と12に交々調整可能に構成することによって
行われるのである。
(ト〉 発明の効果
叙上のように本発明は厚薄二様のベニヤ単板を同一工程
に投入しても、その階段状のずらし重ねの仕組位置を全
付正常位置に調整可能に、薄いベニヤ単板の繊維方向の
全長を、厚いベニヤ単板の繊維方向の全長に対して、そ
の板厚に比例した一側のスカーフ斜面の長さの差だけ短
く切削加工するようにした、単板積層材の製造工程にお
けるスカーフ切削方法であるので、従来工程における等
厚のベニヤ単板に限定されていた、この種ずらし重ねに
よる単板積層材製造の際の品質的、経済的不都合を解消
して、その最終品質を決定する表裏板には比較的低質廉
価の薄いベニヤ単板を、またその隠蔽される芯板には比
較的低質廉価の厚いベニヤ単板を適用することが出来る
、所望の品質の製品を経済的に生産することが出来る合
理化工法を本に確立したものであり、本発明の完成によ
って単板積層材の製造工程は著しい発展をとげたもので
ある。
に投入しても、その階段状のずらし重ねの仕組位置を全
付正常位置に調整可能に、薄いベニヤ単板の繊維方向の
全長を、厚いベニヤ単板の繊維方向の全長に対して、そ
の板厚に比例した一側のスカーフ斜面の長さの差だけ短
く切削加工するようにした、単板積層材の製造工程にお
けるスカーフ切削方法であるので、従来工程における等
厚のベニヤ単板に限定されていた、この種ずらし重ねに
よる単板積層材製造の際の品質的、経済的不都合を解消
して、その最終品質を決定する表裏板には比較的低質廉
価の薄いベニヤ単板を、またその隠蔽される芯板には比
較的低質廉価の厚いベニヤ単板を適用することが出来る
、所望の品質の製品を経済的に生産することが出来る合
理化工法を本に確立したものであり、本発明の完成によ
って単板積層材の製造工程は著しい発展をとげたもので
ある。
図は本発明の実施の一例を示すものであって、第1図は
両木口を対照的なスカーフ斜面に切削加工したベニヤ単
板の斜視図、第2図は仕組過程の単板積層材の側面図、
第3図は厚薄二様のベニヤ単板に対するスカーフ切削の
説明図である。 1・・・ベニヤ単板、1a、1b・・・スカーフ斜面、
2a、2b・・・薄いベニヤ単板、3・・・厚いベニヤ
単板、4・・・単板積層材、tl、t2・・・板厚、S
l、S2・・・スカーフ斜面の長さ1.f!11!2・
・・全長。 特許出願人 橋本電機工業株式会社
両木口を対照的なスカーフ斜面に切削加工したベニヤ単
板の斜視図、第2図は仕組過程の単板積層材の側面図、
第3図は厚薄二様のベニヤ単板に対するスカーフ切削の
説明図である。 1・・・ベニヤ単板、1a、1b・・・スカーフ斜面、
2a、2b・・・薄いベニヤ単板、3・・・厚いベニヤ
単板、4・・・単板積層材、tl、t2・・・板厚、S
l、S2・・・スカーフ斜面の長さ1.f!11!2・
・・全長。 特許出願人 橋本電機工業株式会社
Claims (1)
- 両木口を同時に同一角度の対照的なスカーフ斜面に切削
加工した厚薄二様のベニヤ単板を繊維方向に搬送しなが
ら所要面に接着剤を塗布して連続した階段状のずらし重
ねに積層接着する単板積層材の製造工程において、薄い
ベニヤ単板の繊維方向の全長を、厚いベニヤ単板の繊維
方向の全長に対して、その板厚に比例した一側のスカー
フ斜面の長さの差だけ短く切削加工して、階段状のずら
し重ねの仕組位置を調整するようにしたことを特徴とす
る単板積層材の製造工程におけるスカーフ切削方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8849088A JPH01259901A (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | 単板積層材の製造工程におけるスカーフ切削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8849088A JPH01259901A (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | 単板積層材の製造工程におけるスカーフ切削方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01259901A true JPH01259901A (ja) | 1989-10-17 |
JPH0431842B2 JPH0431842B2 (ja) | 1992-05-27 |
Family
ID=13944248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8849088A Granted JPH01259901A (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | 単板積層材の製造工程におけるスカーフ切削方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01259901A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH054202A (ja) * | 1990-11-13 | 1993-01-14 | Fuanshii Tsuda Kk | 単板積層材および該単板積層材を利用した化粧材ならびにその製造方法 |
-
1988
- 1988-04-11 JP JP8849088A patent/JPH01259901A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH054202A (ja) * | 1990-11-13 | 1993-01-14 | Fuanshii Tsuda Kk | 単板積層材および該単板積層材を利用した化粧材ならびにその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0431842B2 (ja) | 1992-05-27 |
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