JPS62283247A - トルクカム装置 - Google Patents

トルクカム装置

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JPS62283247A
JPS62283247A JP12404886A JP12404886A JPS62283247A JP S62283247 A JPS62283247 A JP S62283247A JP 12404886 A JP12404886 A JP 12404886A JP 12404886 A JP12404886 A JP 12404886A JP S62283247 A JPS62283247 A JP S62283247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
drive side
torque
thrust
length
Prior art date
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Pending
Application number
JP12404886A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Yano
矢野 泰之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication of JPS62283247A publication Critical patent/JPS62283247A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は伝達トルクに比例した推力を発生するトルクカ
ム装置に関するものである。
従来技術とその問題点 従来、伝達トルクに比例した推力(軸方向の圧力)を発
生するトルクカム装置として、ヒ1)えば特開昭57−
134060号公報に記載のように、対向する入、出力
部材の間にカムローラを複数個配置したものが知られて
いる。この種のトルクカム装Wの場合、正方向の伝達ト
ルクが掛かった時だけでなく、エンジンブレーキ時のよ
うに逆トルクが掛かった時でも伝達トルクに比例した推
力を発佳し得るように、入、出力部材の対向面には正逆
両方の傾きを有するカム面が形成されている。
ところで、伝達トルクをT、発生推力をF、カム面の傾
斜角度をθ、カムローラとカム面との接触点の回転半径
をRとすると、次の関係式が成立する。
F± □ 2Rtan  θ したがって、伝達トルクT及び接触点の回転半tM R
を同一とすると、カム面の傾斜角度θが小さい程大きな
発生推力Fを得ることができるが、傾斜角度θを小さく
するとカム面の底部から頂部までの高さが低くなるため
、カムローラがカム面の頂部を乗り越したり、トルクカ
ム装置が動作限界位置に達してそれ以上の推力を発生し
得なくなるという問題が生じる。この問題は、対向する
カムレースに設けられるカム面及びカムローラの等記数
を減らし、1個当りのカム面の周方向長さを長くすれば
解決できるが、この場合には1個当りのカムローラに加
わる面圧が高くなり、カムローラ或いはカム面の寿命を
損うという欠点がある。
発明の目的 本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目
的は、カムローラの等記数を減らすことなくカムローラ
の有効動作範囲を広げ、大きな伝達トルクに対してもト
ルクに比例した推力を発生し得るトルクカム装置を提供
することにある。
発明の構成 上記目的を達成するために、本発明は、同一軸線上に軸
方向及び回転方向に相対移動可能に配置された入、出力
部材と、入、出力部材の対向面に設けられたカム面と、
カム面間に転動自在に配置されたカムローラとを備え、
入力部材から出力部材へ伝達トルクに比例した推力を与
えるトルクカム装置において、上記カム面は正駆動側斜
面と逆駆動側斜面とを有し、側斜面の角度はほぼ同一で
、かつ正駆動側斜面の周方向長さを逆駆動側斜面の周方
向長さより長くしたものである。
すなわち、正駆動時の最大伝達トルクに比べ逆駆動時(
エンジンブレーキ時)の最大トルクはかなり小さいため
、逆駆動側斜面の長さを正駆動側斜面の長さより短(し
ても実用上問題がなく、しかもこのようにすれば、正駆
動側斜面をその分だけ長くできるのでカムローラの有効
動作範囲を広げることができる。
実施例の説明 第1図は本発明にかかるトルクカム装置をトロイダル形
無段変速機に通用した一例を示し、エンジンと連結され
た入力軸1上には人力ディスク2と出力ディスク3とが
回転可能に支持されており、特に入力ディスク2は軸方
向にも移動可能である。両ディスク2.3の対向した円
環面2a、3a間には2個のパワーローラ4,4が圧接
状態で配置され+:(7)/<ツー0−ラの両ディスク
2.3に対する傾きを変化させることにより変速比を変
化させ、入力軸1の動力を人力ディスク2から出力ディ
スク3へと変速しつつ伝達している。なお、第1図上半
分は低速比状態、下半分は高速比状態を示している。
人力軸1の左端部には、入力軸1の伝達トルクに比例し
た推力を人力ディスク(出力部材)2に与えるトルクカ
ム装置5が設けられている。すなわち、トルクカム装置
5の人力部材6はスプライン6aによって入力軸lに対
し軸方向に移動可能に係合しており、この入力部材6は
、入力軸1の左端部近傍に螺着されたナツト7により皿
バネ8を介して背後から弾性的に支持されている。入力
部材6と出力部材2との対向面には、第2図に示すよう
な同一形状のカム面9,10が3個形成されており、カ
ム面9.10はそれぞれ正駆動側斜面9a、10aと逆
駆動側斜面9b、10bとを有し、かつ逆駆動I1)斜
面9b、10bの頂部近傍には円弧状の段差面9c、 
lOcが形成されている。上記正駆動側斜面9a、io
aと逆駆動側斜面9b、 lobの斜面角度θ1.θ2
は略等しく設定されており、しかも正駆動側斜面9a、
 LOaの周方向長さi、は逆駆動側斜面9b、 10
bの周方向長さり、より長い。
上記入力部材6と出力部材2との間には円板状のカムロ
ーラ保持器1)が配置されている。このカムローラ保持
器1)に形成された3個の保持孔1)aには3個一対の
カムローラ12が回転自在に嵌合しており、これにより
各カムローラ12が各カム面9.10に対して同一位置
に配置されている。
上記入力部材6と出力部材2との内径部には、第3図に
示すようにストッパ面を構成するスプライン歯6b、 
2bが形成されている。上記スプライン歯6b、2bは
カムローラ12がカム面9,10の底部から頂部まで転
動する全範囲にわたって軸方向に係合しており、上記ス
プライン歯6b、2b どうしが周方向に当接すること
によって入力部材6と出力部材2との相対回転角度を規
制し、上記カムローラ12の斜面9a、 9b、 10
a、 Jobからの乗り越しを防止している。
上E出方部材2の右端部には、入力軸1上に回E自在に
支持された出力軸13がスプライン13aにテ係合して
おり、この出力軸13から後続のギ+m構(図示せず)
に動力伝達される。また・上記ナツト7は軸受14を介
してケース15にて回転支持されており、特に上記軸受
14の内輪14aはナツト7の径方向に挿入された回り
止めど716を抜は止めしている。入力軸1の左端には
ギヤ式オイルポンプ17が設けられており、このオイル
ポンプ17カAら吐出された油の一部は入力軸lの軸心
孔1aを介してトルクカム装置5及び入出力ディスク2
.3を支持する軸受18.19を/IJI滑してし)る
作動の説明 上記構成のトルクカム装置5において、入力軸1が停止
している時には第2図に示すようにカムローラ12はカ
ム面9,100底面に位置し、皿/<28のバネ力のみ
を初期推力F、として出力部材2に与えている。この初
期推力F、は伝達トルりが零の時でもパワーローラ4と
円環面2a、3a とが接触伏惑を保ち得る値に設定さ
れてしする。
人力軸1が第1図矢印方向に正駆動されると、人力軸1
と一体回転する入力部材6が出力部材2より早く回転す
るので、第4図のようにカムローラ12が正駆動側斜面
9a、10a上を転動し、出力部材2に入力軸1の伝達
トルクに比例した推力を発生する。この推力によりパワ
ーローラ4と円環面2a、3a との間に伝達トルクに
比例した適正な圧接力が与えられ、滑りの無いトラクシ
ョン駆動が行われる。
また、エンジンブレーキ時には人力部材6が出力部材2
より遅く回転するため、第5図のようにカムローラ12
が逆駆動側斜面9b、 10b上を転動し、出力部材2
に逆駆動トルクに比例した推力を発生する。
第6図実線は上記トルクカム装置5の正駆動時の特性を
示し、伝達トルクがT、に達するまでは皿バ茅8による
初期推力F、がトルクカム装置5の推力であり、伝達ト
ルクがT1以上になると、正駆動側斜面9a、10aの
斜面角度に対応した上昇勾配で推力が伝達トルクに比例
して上昇する。そして、伝達トルクがT2に達すると、
第3図に示したスプライン歯6b、2bが当接して人力
部材6と出力部材2との相対回転を規制するため、伝達
トルクがそれ以上に上昇しても推力はF2に維持され、
後続の無段変速機に過大な推力が掛かるのを規制してい
る。第6図破線は逆駆動時の特性であり、正駆動時と同
様の上昇勾配で推力は伝達トルクに比例して上昇するが
、逆駆動時の最大トルクは正駆動時の最大トルクに比べ
て小さいので、トルクがT、を越えると推力はF2より
小さいF3に維持される。
第1図のようなトラクション駆動式無段変速機のトルク
カム装置の場合、伝達トルクの大きさによってカムロー
ラのカム面・に対する位置が一義的に決定される。その
ため、大きな伝達トルクが掛かった時でもパワーローラ
4と円環面2a 、 3aとの間の適切な圧接力を得よ
うとすれば、伝達トルクに比例した推力の上限値(第6
図のF2)を出来るだけ高くする必要がある。従来のト
ルクカム装置ではカム面の正駆動I1)1)a逆駆動側
斜面との周方向長さが同等であるため、大きな伝達トル
クがかかった時にカムローラが正駆動側斜面を乗り越し
たり、正駆動I1)1)a限界位置に達して伝達トルク
に比例した推力を発生し得なくなる。これに対し、本発
明のトルクカム装置5では、カム面9.10の正駆動側
斜面9a、10aの周方向長さが逆駆動側斜面’3b、
 10bより長いので、カム面9.10の1個当りの全
長し及び斜面角度が従来と同じでも、正駆動側斜面9a
、10aの長さ1)を大きく取ることができる。したが
って、カムローラ12の等記数を減らさずに正駆動時の
カムローラ12の転動範囲を広げることができ、伝達ト
ルクに比例した推力の上限値F2を高くすることができ
る。また、エンジンブレーキ(逆駆動)時の最大トルク
は正駆動時の最大トルクに比べて低いので、逆駆動側斜
面9b、 lObの長さが短くても実用上何ら支障がな
く、大きな斜面範囲が必要な正駆動側斜面9a、10a
に十分なスペースを活用できる。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明によればカム面の
正駆動側斜面と逆駆動側斜面との角度をほぼ同一とし、
かつ正駆動側斜面の周方向長さを逆駆動側斜面の周方向
長さより長くしたので、カムローラの等記数を減らさず
に正駆動時の推力発生範囲を広げることができ、正駆動
時に大きな伝達トルクがかかってもトルクに比例した推
力を発生できる。また、正駆動時の最大伝達トルクに対
し逆駆動時(エンジンブレーキ時)の最大トルクはかな
り小さいため、逆駆動側斜面の長さを正駆動側斜面の長
さに比べ短くしても実用上問題がなく、大きな斜面範囲
が必要な正′HA勤側斜面に十分なスペースを活用でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をトロイダル形無段変速機に適用した一
例の断面図、第2図は第1図の■−■線断面図、第3図
は第1図の■−■線断面図、第4図3第5図は正駆動時
及び逆駆動時における第1図の■−■線断面図、第6図
はトルクカム装置の特性図である。 1・・・入力軸、2・・・入力ディスク(出力部材)、
5・・・トルクカム装置、6・・・入力部材、9.10
・・・カム面、9a、log・・・正駆動側斜面、9b
、 10b・・・逆駆動側斜面、9c、 10c・・・
段差面、12・・・カムローラ。 出 願 人  ダイハツ工業株式会社 代 理 人  弁理士 筒井 秀隆 第2図 第5図 第3図 第6図 伝 遇(1−1し2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)同一軸線上に軸方向及び回転方向に相対移動可能
    に配置された入、出力部材と、入、出力部材の対向面に
    設けられたカム面と、カム面間に転動自在に配置された
    カムローラとを備え、入力部材から出力部材へ伝達トル
    クに比例した推力を与えるトルクカム装置において、上
    記カム面は正駆動側斜面と逆駆動側斜面とを有し、両斜
    面の角度はほぼ同一で、かつ正駆動側斜面の周方向長さ
    を逆駆動側斜面の周方向長さより長くしたことを特徴と
    するトルクカム装置。
JP12404886A 1986-05-29 1986-05-29 トルクカム装置 Pending JPS62283247A (ja)

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JP12404886A JPS62283247A (ja) 1986-05-29 1986-05-29 トルクカム装置

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JP12404886A JPS62283247A (ja) 1986-05-29 1986-05-29 トルクカム装置

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JPS62283247A true JPS62283247A (ja) 1987-12-09

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ID=14875698

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01122550U (ja) * 1988-02-15 1989-08-21
JP2017062039A (ja) * 2006-09-26 2017-03-30 トロトラク・(ディヴェロプメント)・リミテッド 連続可変変速機

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