JPS62281814A - 徐放化貼付剤 - Google Patents

徐放化貼付剤

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JPS62281814A
JPS62281814A JP12029286A JP12029286A JPS62281814A JP S62281814 A JPS62281814 A JP S62281814A JP 12029286 A JP12029286 A JP 12029286A JP 12029286 A JP12029286 A JP 12029286A JP S62281814 A JPS62281814 A JP S62281814A
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hollow
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hollow fiber
plaster
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Nagafumi Hidaka
修文 日高
Tomomi Sakai
酒井 知巳
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Teysan Pharmaceuticals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〈産業上の利用分野〉 本発明は徐放化された経皮投与用徐放化貼付剤に関する
ものである。更に詳細には、本発明は特定の中空繊維の
中空部分に特定の薬物を含有せしめた中空繊維を含む粘
着剤層と、該層を支持する支持体とから主として構成さ
れ、該中空繊維周辺に空隙を設けることにより、すぐれ
た薬物徐放化効果を有しつつ、ムレ、カブレ等の副作用
を抑制し1りる経皮投与用徐放化貼付剤に関する。
〈従来の技術〉 医薬品の開発においては、優れた薬物をもつ新規なる化
合物を開発することと同時に、これら新規化学物質や既
に医薬品として使用されている化学物質のもつ効果を、
さらに高めるために剤型を変更したり、投与形態を最適
化することが種々検討されている。
例えば、医薬品の体中における有効持続時間のパラメー
ターでもある半減期の短い医薬品の持続時間を長くする
という目的から、医薬品を最小有効濃度以上、最大安全
濃度以下の濃度部ら、有効血中濃度域で薬効成分が長時
間に亘って人体へ吸収されるようないわゆる徐放化製剤
の開発が活発に行なわれている。
徐放化製剤の一例として、軟lt5スプレー塗布などの
経皮吸収用製剤がある。これらの製剤は自分量で皮膚へ
塗るため、投与量が一定せず、また衣服等に軟膏などが
付着し汚れるといった問題がある。ざらに軟膏中の薬物
は初IIIIll濁度と塗布した厚み、軟膏基材中での
薬物の拡散速度、皮膚での吸収速度等に支配されて、ヒ
トの皮膚に吸収されるが、使用時の不確定条件因子が多
く、有効濃度や酢1作用が問題となる医薬品には適用し
にくいという問題がある。
かかる欠点の改善策として薬効成分を、粘着剤中に一定
吊含有させ、一定の大きさに成型したテ“−ブ剤、貼付
剤がある(例えば特開昭57−116011号公報、特
開昭58−134020号公報参照)。
テープ剤、貼付剤を用いる方法によれば、軟膏やスプレ
ー塗布等の方法で起る多くの問題点が解決できる。また
かかるテープ剤、貼付剤を使用した時に起るであろう皮
膚への刺激、皮膚への残留物、剥離等の刺激の問題につ
いても粘着剤の種類や組成を適当に組合せることにより
、改善せんとしている(例えば特開昭49−18924
号公報参照)。
従来のテープ剤、貼付剤においては、医薬品を最小有効
濃度以上で、且つ最大安全濃度以下で、できるだけ長い
期間投与したい場合、たとえば、単に粘着剤中の薬物濃
度を高めると、初期の人体への吸収濃度が高くなったり
皮膚障害を起こしたりする。また薬物の吸収速度を下げ
るため、粘着剤の組成を変更して薬物の拡散速度を遅く
すると薬物の初期吸収濃度が下がってしまうという問題
がある。
徐放効果を高める他の方法として、粘着剤層の厚さを大
ぎくする方法があるが、この場合、一般には皮膚刺激を
増大させたり、皮膚へ粘着剤の一部が残留物として残る
等の問題が生じやすい。
他の方法としては粘着剤中の薬物濃度を下げ、皮膚への
貼付する面積を大きくすることも行なわ机ている。しか
し貼付する面積を大きくした場合、貼付剤の取扱いがむ
づかしくなり゛、刺激を受ける皮膚の面積が大きくなり
好ましくない、あるいは適用部位が限られてしまう等の
問題がある。
〈発明が解決しようとする問題点〉 かかる問題に対する一つの解決策として中空多孔繊維中
に薬物及び/又は吸収助剤を存在せしめ皮膚面に接触せ
しめる方法が提案されている(例えば特開昭57−31
611号公報)。しかし、この方法をもってしても、薬
物が接触する皮膚の極小部での薬物濃度が異常に高くな
り、皮膚に好ましくない刺激を与え、カブレ等の問題を
起こしやすくなる。本発明者は該中空1311を粘着剤
層の中に置けば、一応、局部での刺激を回避できること
を見出した。しかし、この場合でも、蒸発性を有する薬
物の場合粘着層への薬物の移行が速いため、結果として
粘着層内へ薬物を混合して作成した製剤と同じように薬
物の放出が早くなり、長時間の徐放化製剤として実用に
供するには更に改良を加える必要があった。
く問題点を解決するための手段〉 本発明者は、かかる欠点に鑑みて、薬効成分が確実に小
さい貼付面積で、しかも薬物の所望土が長期間に亘って
徐々に投与でき、且つ、ムレ、カブレ等の01作用を抑
制し得る徐放化貼付剤を得ることを目的として鋭意検討
した結果、中空部分に、人体に適用した場合、蒸発性を
有する薬物を含有せしめた特定の中空繊維を粘着剤層の
中に存在せしめ、該中空繊維周辺に空隙を設けることに
より、上記の欠点を排除し得ることを児出し、本発明に
到達した。
すなわち本発明は、外周方向に貫通した孔を有する中空
繊維であって、該中空繊維の中空部分に、人体に適用し
た場合、蒸発性を有する薬物を含有せしめた中空繊維を
含む粘着剤層と該層を支持する支持体とからなり、該中
空繊維周辺に空隙を設けてなる経皮投与用徐放化貼付剤
に関する。
本発明で用いる中空繊維は外周方向に貫通した孔を有す
ることが必須である。ここで外周方向に貫通した孔を有
する中空繊維としては、中空繊維断面全体に散在し、繊
維軸方向に配列し且つその少なくとも一部は中空部まで
連通している微細孔を有する中空繊維が好ましい。
本発明の中空繊維の横断面における外形及び中空部の形
状はいずれも任意でよい。例えば外形及び中空部がいず
れもほぼ円形の場合、外形及び中空部のいずれか一方が
ほぼ円形で他方が異形の場合、外形及び中空部共に類似
または非類似の異形の場合等であってもよい。また、外
形の大ぎざについては特に制限する必要はない。
本発明の中空繊維の中空率は任意でよいが、特に5%以
上であることが好ましく、また外周方向に災通した孔の
繊維横断面積に占める割合いは、中空部分を除いた繊維
横断面積の0.001〜70%が好ましく、特に0.0
1〜50%、更に1〜50%が好ましい。
本発明にあっては、かかる中空繊維は繊維外径の10倍
以上の適当な長さに切断して使用するのが好ましい。1
0倍以上に切断した場合、中空部に充填された薬物の多
くが横断面から放出されるよりも外周方向に貫通する孔
を通して放出されるようになり、徐放化効果が高まるの
で好ましい。また10倍以上であると、人の皮膚に触れ
た時、刺すような刺激を与えることが少ないので好まし
い。
本発明の中空繊維は、特に、繊維外径に対してはほとん
2無限に長い形状となし織物1編物、不織布等の組織形
態で用いる時、良好な取扱い性。
皮膚に対する良好な感触、薬物の適度な徐放性となり、
その特徴が最大限に発揮されるのである。。
本発明に用いる中空繊維の材質としては、例えばポリエ
チレンテレフタレートなどのポリエステル:ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなとのポリオレフィン;ナイロン6
、ナイロン66などのポリアミド:ポリウレタン、酢酸
セルロース、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、
ポリ酢酸ビニル等、任意のものを選ぶことができる。こ
れらのなかでもポリエステルが好ましく、特にポリエチ
レンテレフタレートが好ましい。
本発明で用いる中空繊維は、例えば、特開昭56−20
612号公報、特開昭56−20613号公報、特開昭
56−113420号公報等に記載された方法によって
製造することができる。
本発明では中空繊維は材質や形態の異なるものや中空率
の異なるものを複数組み合せて用いることもできる。
本発明においては、以上に説明した外周方向に貫通した
孔を有する中空繊維の中空部分に薬物を含有せしめた中
空繊維を用いる。薬物は、薬物単独で中空部分に存在し
ていてもよく、あるいは後述する粘着剤と共に存在して
いてもよく、あるいは通常使用される公知の賦形剤、溶
解助剤、拡散助剤、促進剤等と共に存在していてもよい
薬物は任意の方法によって中空繊維の中空部分に充填す
ることができる。例えば、薬物を溶解したi液中へ、中
空繊維を一旦浸漬した後、取出し溶媒を除去する方法;
粘着剤溶液の中に薬物を溶解せしめ、次いで中空繊維を
浸漬する方法:あるいは薬物を、賦形剤、溶解助剤、拡
散助剤、皮膚吸収促進剤と共に混合した後、溶液状、軟
膏状等にし、これに中空繊維を浸漬、若しくは接触させ
る方法等が用いられる。中空繊維の中空部への薬物又は
薬物混合物の浸入を助けるために加熱、加圧、真空加圧
、超音波撮動等の手段も用いることができる。
本発明において、人体に適用した場合蒸発性を有する薬
物とは、本来、固体でありながら、昇華することによっ
て蒸発するものであっても、又本来、液体であって、そ
の状態から蒸発するものであっても良い。かかる薬物の
例を挙げれば、硝酸イソソルビド、ニトログリセリンの
如き硝酸エステル類がその典型的な例であるが、グアイ
アズレン、ハロメタン、抱水クロラール、メントール。
カンフ7−やサリチル酸メチルの如きサリチル酸エステ
ル類等も例示することができる。薬物の使用堡は、用い
る薬物の薬理作用の強さ、皮膚への吸収性などによって
適宜決定される。
本発明の製剤においては、粘着剤層中に、以上に説明し
た如き中空繊維が含まれる。
本発明で使用する粘着剤としては、通常の感圧接着剤が
用いられ、例えばシリコーンゴム、ポリイソプレンゴム
、スチレン−ブタジェン共重合ゴム、アクリルゴム、天
然ゴム等を主成分とするゴム系粘性組成物:ボリビニル
アルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合のようなビニ
ル系粘性組成物;シリコン系粘着剤、ポリウレタン弾性
体、ポリエステル弾性体、ポリブタジェン弾性体などを
主成分とする粘性組成物ニアクリル系樹脂等の中から選
択することができる。なかでもアクリル系樹脂が好まし
く、特に皮膚刺激性がより少なく、適度の粘着性、接着
性と高度の内部凝集力、かつ優れたWf4溶剤性という
観点から、(1)炭素数4以上のアルキル基の(メタ)
アクリル酸アルキルエステルを少なくとも90〜98モ
ル%、(2)アクリル酸または/及びメタクリル酸2〜
6モル%を共重合したアクリル系樹脂が特に好ましい。
炭素数4以上のアルキル基の(メタ)アクリル酸エステ
ルの例としでは、たとえばブチル(メタ)アクリレート
アミル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリ
レート、ヘプチル(メタ)アクリレート。
オクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリ
レート、デシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキ
シル〈メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの粘
着剤は1種あるいは2種以上を複合して用いてもよい。
本発明においては、中空繊維の中空部分に薬物を含有せ
しめる以外に、更にこれらの粘着剤中に薬物を含有せし
めてもよい。粘着剤中にも薬物を含有する製剤の場合に
は、該製剤を投与したとき、先ず粘着剤中に薬物が拡散
移動して皮膚へ吸収される。そうすると該粘着剤中の薬
物濃度が低下するが、低下した分は中空繊維の中空部分
に充填されては高濃度の薬物により補充される。このよ
うな様構により、より長い時間に亘って薬物投与量を一
定の範囲に制御できる製剤となる。
粘着剤層の厚さは、通常5〜1 、000ミクロン、好
ましくは10〜500ミクロンが好適である。
中空繊維を含む粘着剤層は次のようにして製造すること
ができる。
すなわら、例えば中空繊維を後述する支持体上に置き、
中空繊維の表面へ感圧性粘着剤を塗布する方法;中空繊
維を支持体上に置き、粘着剤モノマーを塗布した後、加
熱若しくはU■照射、電離線放射により反応させる方法
;あるいは、あらかじめ支持体上に粘着剤の層を作って
おき、次いで中空部分に薬物の充填された中空繊維を、
この粘着剤の層へ押しつけて、中空繊維を必要な程度ま
で埋没させる方法等があげられる。
本発明の製剤は、以上の如き粘着層を支持する支持体を
設ける。支持体としては、薬物の逃散をさまたげ、皮膚
への密着性を低下させず、皮膚取付時違和感を与えない
という要件を満たすものが好ましく、例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレンのようなポリオレフィン、ポリエチ
レンテレフタレートのようなポリエステル、ナイロン6
やナイロン66のようなポリアミド、ポリビニルアルコ
ール、塩化ビニリデン、ポリウタレン、エチレンー酢酸
ビニル共重合体、金属箔、ゴム等のシート。
フィルム、箔等を用いることができる。これらの支持体
は単体で用いてもよく、複合したりまた積層して用いて
もよい。
本発明にあっては前記の如き中空繊維の周辺部に空隙を
設けることにより、従来の製剤において未解決であった
小面積で遅滞なく徐放的に薬物を供給でき、且つ、ムレ
、カブレを抑制することができる。本発明において該空
隙を効率的に設置するには該中空繊維を織物1編物、不
織布等の組織にすると空隙を生じやすく好都合である。
この空隙の存在が、それが存在しない場合に比べ薬物を
ほとんど一定の速度でよりスムースに供給するのは驚く
べきことであるが、その原因はyA維衣表面ら気化され
た薬物が気相から空隙部に広い表面を有する粘着層に吸
収され拡散する方が、中空!a維から実質的に気化する
ことなく粘着層へ拡散する場合に比べ、よりゆるやかで
しかも定速度になると考えることができる。又、該空隙
は実質的に皮膚面に開口しているものでないにもかかわ
らず、上述の如くムレ、カブレを抑制できる原因につい
ても詳らかではないが、中空繊維周辺に空隙部を設ける
ことで製剤の柔軟性は顕著に改善されることから皮膚に
貼付した場合の物理的刺激が大巾に減少することが皮膚
カブレ減少に寄与しているものと考えれる。また、皮膚
から粘着層の中を経て中空繊維周辺に来た水分が、該空
隙部を通って端部より放出さ゛れるため、支持体フィル
ムを通して放出されるのみの場合に比ベムレ、カブレ等
が生じにくいもとも考えられる。かかる経路で水分は放
逐されるにも如らず、蒸発性を有する薬物が逃散するよ
りむしろ皮膚に達し、薬効を発揮するのは驚くべきこと
であった。当業者にとって当然のことであるが、ムレ抑
制等の効果を重視するあまり、該空隙を大きくしすぎる
と、その部分から製剤の層間ハクリを生じやすくなるの
で、層間のハクリを生じない様留意が必要である。その
ためには、該繊維組織の両側に存在する粘着剤層を相互
に及び/又は該繊維組織を介して接合を充分性わせるこ
とが重要である。
本発明においては、繊維組織の両側に粘着層を貼り合せ
た後でも、中空繊維の単糸1本1本の表面積の総和の1
0%以上好ましくは50%以上が粘着剤層に粘着されて
おらず、粘着剤層に両面を覆われた中空繊維の周辺に空
隙が存在するようにしである。表面積の総和の10%未
満とすると、十分な空隙を確保するのがむつかしく、し
たがって薬物の放出のコントロールがむずかしくなる。
また本発明では、粘着剤層の上に剥離シートを設けても
よい。剥離シートは通常使用されるものでよく例えば表
面に離型層をコーティングした紙等が挙げられる。
本発明の製剤は、必要に応じて吸収助剤、溶解助剤、拡
散助剤、充填剤などを含有していてもよい。
本発明で用いられる吸収助剤又は拡散助剤としては、例
えばラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルフ
オン酸ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスル
フォン酸ナトリウム、ジオクチルスルホコハクI!i!
塩、ポリオキシアルキルフェニルエーテルサルフェート
アンモニウム塩などの界面活性剤:エタノール、グリセ
リン、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
ポリエチレングリコール、高級脂肪酸アルコールなどの
アルコール類;ジメチルスルホキシド及びアルキルメチ
ル誘導体;サリチル酸、尿素、ジメチルアセトアミド、
ジメチルホルムアミド、ラノリン。
アラントイン、スクアレン、カーボボール、ジイソプロ
ピルアジペート、ピログルタミン酸ラウリルエステル、
エチルラウレート、ニコチン酸メチル、ソルビトール及
びドデシルピロリドン、メチルピロリドンのようなピロ
リドン誘導体、オリーブ油、ヒマシ油、流動パラフィン
、ワセリン、ゼラチン、アミノ酸、ニコチン酸ベンジル
、旦−メントール、カンフ7−、ドデシルアザシクロへ
ブタン−2−オンなどを用いることができる。
充填剤としては水、酸化チタン、炭酸カルシウム、石ロ
ウ。ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、珪藻土、
カーボンブラック、ベンガラ、各種の染顔料、流動パラ
フィン、ワセリン、乳糖。
香料、脱臭剤、ポリエチレン、ポリプロピレン。
ポリエステル、ポリスチレン等の合成樹献の粉末や成型
物等を挙げることができる。
以上に詳述した如く、本発明の製剤は、その接看剤店中
に薬物を含む中空繊維とその周辺に空隙を設けたもので
あり、薬物の徐放化効果において、著しく浸れた製剤で
ある。
〈実施例〉 以下に実施例をあげて本発明を、さらに詳細に説明する
。実施例中の部は重量品を示し、実施例中に出てくる特
性は以下の方法で測定した。
(1)吸水速度試験法(JIS−11018に準ず)繊
維を布帛になし、この布帛をアニオン性洗剤ザブ(花玉
石鹸社製)の0.3%水溶液で家庭用電気洗濯改により
40 ’Cで30分の洗濯を所定回数くり返し、次いで
、乾燥して得られる試料を水平に張り、試料の上1 c
mの高さから水滴を1滴(0,04cc )滴下し、水
が完全に試料に吸収され反射光が観測されなくなるまで
時間を測定する。
(H)吸水率測定法 布帛を乾燥して得られる試料を水中に30分以上浸漬し
た後家庭用電気洗a殿の脱水機で5分間脱水する。乾燥
試料の重量と脱水後の試料のIIから下記式により求め
た。
吸水率=((脱水後の試料重昂−乾燥試料重量〉/乾燥
試料重量) (%) (イ) 硝酸イソソルビドの血中濃度測定法3戒の採取
血液より、血漿を分離した後、4−のn−ヘキサンで抽
出し濃縮して、酢酸エチルを加えて 100μすとし、
GC−ECDにより定量した。
また、実施例で使用する中空繊維及び粘着剤溶液は以下
の方法で作成した。
(1)  中空糸試料(1) テレフタル酸ジメチル297部、エチレングリコール2
65部、3,5−ジ(カルボメトキシ)ベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム53部(テレフタル酸ジメヂルに対して
11.7モル%)、酢酸マンガン4水塩0.084部及
び酢酸ナトリウム3水塩1.22部を精留塔付ガラスフ
ラスコに入れ、常法に従ってエステル交換反応を行ない
、@論量のメタノールが留出した後反応生成物を精留塔
付重縮合用フラスコに入れ、安定剤として正リン酸の5
6%水溶液0.090部及び重縮金触媒として三酸化ア
ンチモン0.135部を加え、温度275℃で、常圧下
20分、 30mtn−の減圧下15分反応させた後高
真空下で100分間反応させた。最終内圧は0.39m
1(qであり、得られた共重合ポリマーの極限粘度は0
,402.軟化点は約200℃であった。反応終了復共
重合ポリマーを常法に従いチップ化した。
この共重合ポリマーのチップ15部と極限粘度0.64
0のポリエチレンテレフタレートのチップ85部とをナ
ウタ・ミキサー(細用鉄工所製)中で5分間混合した後
、窒素気流中にて 110°Cで2時間、更に150℃
で7時間乾燥した後、二軸のスクリウ式押出礪を用いて
285°Cで溶融混練してチップ化した。このチップの
極限粘度は0.535.軟化点は261℃であった。
このチップを常法により乾燥し、紡糸口金に巾0.05
 、、径0.68である円形スリットの2個所が閉じた
円弧状の間口部をもつものを使用し、常法に従って紡糸
し、外径と内径の比が2:1の中空繊維(中空′$25
%)を作った。この原糸は300デニール/24フイラ
メントであり、この原糸を用い常法に従って延伸倍率4
.2倍で延伸し、71デニール/24フイラメントのマ
ルチフィラメントを得た。このマルチフィラメントをメ
リセス編地になし、常法により精練、乾燥後、1%のカ
セイソーダ水溶液で1lllii温度にて2時間処理し
てアルカリ減量率15%、吸水速度3秒。
吸水率80%の布帛を得た。
得られた中空繊維は、該中空ll維断面全体に散在し繊
維方向に配列し、且つその少なくとも1部は中空部まで
連通している微細孔を有する中空繊維であった。
(2)  中空糸試料(2) 中空糸試料(1)の作成において得られたメリヤス編地
にアルカリ処理を行わないものであり、吸水速度は23
0秒、吸水率は38%の布帛である。
この中空糸は外周方向に貫通した孔を有さない。
:3)粘着剤溶液及び粘着層(1) 2−エチルへキシルアクリレート97.4部、メタアク
リルl!i!i2.5部、ポリエチレングリコール(重
合度14)ジメタクリレート 0,1部2過酸化ベンゾ
イル1.0部および酢酸エチル100品を還流冷却器、
かきまぜ機を有する反応容器に仕込み窒素雰囲気下60
℃でゆっくり虎痒しながら9時間重合を続けた。重合転
化率は99.9%であった。
得られた重合体溶液に酢酸エチル500部を加えて固形
分濃度を約20%に調節した。該粘着層含む酢酸エチル
溶液をシリコンコートした離型紙の上に乾燥後の厚みが
20μとなるように塗工し、90℃で10分間乾燥して
粘着層(1)を19だ。
実施例1及び比較例1 硝酸イソソルビド40部を含むアロトン溶液100部の
入った容器に中空糸試料(1)8部を浸漬した状態で1
分後に引上げ、風乾した。この中空糸1部中に硝酸イソ
ソルビドは約0.1部存在した。
厚さ5μのポリエチレンテレフタレートからなるフィル
ムを支持体としてその上に前述の粘着剤溶液を乾燥後の
厚みが60μとなるように塗工し、90℃で10分間乾
燥したのち、該粘着層の上に前記硝酸イソソルビド含有
中空糸試料を置き、さらにその上に粘着層(1)を該中
空糸試料を覆いかぶせるように置いてサンプルを得た。
このサンプル中の硝酸イソソルビド含但は10g/mで
あり、このサンプルの断面を拡大観察したところ、繊維
単糸の表面積の総和の約80%は粘着層に直接は接触し
ておらず、mum織周辺に多数の空隙の存在が認められ
た。このサンプルをAとする。
一方、前記と同じようにして得た厚み60μの粘着層の
上に置かれた硝酸イソソルビドを含有する中空糸試料の
上に、粘着層(1)を空気を巻き込まないように両端か
ら加圧しながら圧着してサンプルを得た。硝酸イソソル
ピドは全体で10g/TIt含有されていた。このサン
プルの断面を拡大観察したところlltIi組織周辺に
は空隙は全く認められなかった。このサンプルを8とす
る。
この製剤を2 cm X 2 ctaに裁断し、体重的
2 、7 K9のウサギの脱毛した背部に貼付し、所定
時間に血液を採取し、血中濃度を測定した。
結果を表−1に示す。
表−1家兎血中濃度(5羽ずつの平均)  (n(1部
me)実施例2及び比較例2 ムレ感のみを評価するため、薬物を含まない形態でのテ
ストを行った。即ち、実施例1及び比較例1において、
中空糸試料中への硝酸イソソルビドを含有せしめる工程
を省いた以外は、全く同様の操作を行い、いわゆるブラ
セボに相当するサンプルを作成した。断面観察で空隙の
存在するサンプルCと存在しないサンプルDを各々10
Crn角に切り出してヒトの胸部に貼付し、ムレの具合
を調べた結果、明らかにサンプルDの方がムレ感が強く
、貼付2日月後半より、Dサンプル貼付部の殊に端部の
皮膚にカユミを覚えるようになった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、外周方向に貫通した孔を有する中空繊維であって、
    該中空繊維に蒸発性を有する薬物を含有せしめた中空繊
    維を含む粘着剤層と該層を支持する支持体とからなり、
    該中空繊維周辺に空隙を設けてなる経皮投与用徐放化貼
    付剤。 2、中空繊維の少なくとも一部が織物、編物、不織布の
    形態から選ばれてなる特許請求の範囲第1項記載の徐放
    化貼付剤。 3、中空繊維がポリエステルである特許請求の範囲第1
    項又は第2項記載の徐放化貼付剤。 4、蒸発性を有する薬物が硝酸エステル類、ハロタン、
    抱水クロラール、グアイアズレン、メントール、カンフ
    ァー、サリチル酸エステル類から選ばれる特許請求の範
    囲第1項〜第3項のいずれか1項記載の徐放化貼付剤。 5、粘着剤層がアクリル系樹脂からなる特許請求の範囲
    第1項〜第4項のいずれか1項記載の徐放化貼付剤。
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