JPS61221121A - テ−プ製剤 - Google Patents

テ−プ製剤

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JPS61221121A
JPS61221121A JP6441885A JP6441885A JPS61221121A JP S61221121 A JPS61221121 A JP S61221121A JP 6441885 A JP6441885 A JP 6441885A JP 6441885 A JP6441885 A JP 6441885A JP S61221121 A JPS61221121 A JP S61221121A
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JP
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drug
tape
transcutaneous
meth
skin
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JP6441885A
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English (en)
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Yusuke Ito
祐輔 伊藤
Tetsuo Horiuchi
堀内 哲夫
Saburo Otsuka
大塚 三郎
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業ヒの利用分野〉 本発明は経皮吸収性薬物の生体内吸収を増大せしめたテ
ープ製剤に関するものである。
〈従来の技術〉 近年、生体内に薬物を投与(7て各種疾患の治療や予防
を行なうための製剤として薬物の経皮吸収性を利用した
経皮吸収投与製剤が開発されている0これらの製剤は薬
物を皮膚を通して直接血管内へ投与する方法を用いてい
るので、経口投与製剤の欠点である肝−次通過による代
謝が防止できるので、有効な薬理作用が期待出来、また
取り扱いのうえでも非常に簡便なものである。
しかし、身体の外皮には角質層が存在し、生体内への異
物の侵入に対して優れたバリヤー機能を有している。そ
こで、一般にテープ製剤を開発するにあたり、この角質
層のバリヤー機能を弱めて薬物の経皮吸収性を向上させ
る方法が検討されている。例えば、テープ製剤の貼着後
、貼着部位を透湿性のない材料で覆う密封包帯療法が行
なわれているが、発汗を促がし角質層をルーズ化させる
方法で−あるので皮膚接触面に水分が貯溜して皮膚との
密着性が損なわれ、薬物の経皮吸収性が阻害されるとい
う問題がある。また薬物の経皮吸収性を積極的に向上さ
せる方法として、ジメチルスルホキシド、ジメチルアル
キルアミド、メチルピロリドン、ドデシlレピロリドン
、N−アル、キルアザ。
シクロアルキノンなどの経皮吸収促進剤を含有させて強
制的に薬物を体内へ経皮投与さぞる方法があシ、相応の
効果が認められている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、上記経皮吸収促進剤を添加、含有させた場合に
は薬物の経皮吸収時に、これらの促進剤も多量に吸収さ
れて血中に入る可能性があるために生体に対する安全性
や、経皮吸収促進剤自体の薬理活性の面で実用上好まし
くない場合があり、未だ多くの問題点を包含しているの
が現状である0 薬物の経皮吸収性を向とさせるための促進剤としての要
求機能としては、 ■薬理学的作用効果がない。
■無毒性、皮膚非刺激性、非アレルギー性である0 ■速効性を有する。
■テープ製剤剥離後、生体内に経皮吸収促進剤が貯溜せ
ず角質のバリヤー機能の回復が早い。
■生体内物質を体外へ放出除去するキャリヤーとならな
い。
■各種薬物との溶解性が良好である0 ω膏体物質との相溶性が良好である。
■無色、無臭及び無味である。
■経皮吸収促進剤自体の分解安定性が良好で、且つ一薬
物と反応しない□ ■経済的に安価に入手できる。
などが挙げられるが、従来の経皮吸収促進剤は前述した
ように経皮吸収性の向とは満足するものの、種々の欠点
も併有しておシ新規な吸収促進剤を含有したテープ製剤
の開発が要望されている。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本発明者らは上記問題点に鑑がみ、角質層のバリ
ヤー機能を低減又は喪失させて薬物の経皮吸収性を向上
させると共に、皮膚刺激性が少なく、薬物の溶解性に優
れる経皮吸収促進剤を含有したテープ製剤について種々
検討を重ねた結果。
特定の吸収促進剤を用いることによって優れた効果を発
揮するテープ製剤が得られることを見い出し、本発明に
至ったものである。
即ち、本発明は担持体と該担持体1に設けられた経皮吸
収性薬物含有の膏体層とからなる製剤において、前記膏
体層に薬物の経皮吸収促進剤としてイソソルビトジメチ
ルエーテルを含有することを特徴とするテープ製剤を提
供するものである。
本発明に用いるイソソルビトジメチルエーテルは薬物の
経皮吸収性を向上させるための吸収促進剤でアシ、常温
では低粘性の液体であるためにテープ製剤中での拡散移
動性が高く、適用皮膚面に存在する角質層と接触した時
に効率よく角質層のバリヤー機能を低減又は喪失せしめ
るものである。
また、各種薬物の溶解性やテープ製剤に使用する膏体成
分との相溶性も良好であるためにテープ製剤中に含有さ
せる経皮吸収性薬物の含有量を溶解状態にて増大させる
ことが出来、従って疾患の治療又は予防に充分な量の薬
物の放出、経皮吸収が行なわれる。更に本発明のテープ
製剤の剥離、除去後も皮下組織におけるイソソルビドジ
メチルエ ′−チルの貯溜量も比較的少なく、経皮吸収
されても皮膚に対する刺激性やアレルギー性も非常に小
さく、安全性の高いものである。
本発明のテープ製剤において上記イソソルビトジメチル
エーテルと共に膏体層に含有させて疾患の治療又は予防
に効果を発揮する経皮吸収性薬物は、健常皮膚に存在す
る角質I!1のバリヤー機能を、共存するイソソルビト
ジメチルエーテルが低減又は喪失させるので非常に速や
かに角質ノーを通過して皮肉の血中にまで到達する。こ
のような経皮吸収性薬物としては以下のものが例示でき
る。
イ)フルテコステロイト類: 例えば、ハイドロコーチシン、プレドニゾロン、バラメ
タシン、ベクロメタゾンプロピオネート。
フルメタシン、ベタメタシン、ベタメタシンバレレート
、デキサメタシン、トリアムシノロン、トリアムシノロ
ジアセトニド、フルオシノロン、フルオシノロンアセト
ニド、フルオシノロンアセトニドアセテート、プロピオ
ン酸クロベタゾールなど、 口)鎮痛消炎剤: 例、t id’ 、アヤトアミノフエン、メフェナム酸
、°フルフェナム酸、インドメタシン、ジクロフェナッ
ク、ジクロフェナックナトリウム、アルクロフェナック
、オキシフェンブタシン、フェニルブタシン、イブプロ
フェン、フルルビプロフエ〉、ケトブロフエン、サリチ
ル酸、サリチル酸メチル、!−メントール、カンフ1−
、スリンダック、トルメチンナトリウム、ナプロキセン
、フェンブフェンなど、 ハ)催眠鎮静剤: 側光ば、フエノバルビタール、アモバルビタール、シク
ロバルビタール、ドリアプラム、ニトラゼパム、フルニ
トラゼパム、ロラゼペム、ハロペリドールなど、 二)精神安定剤: 例、t if 、フルフェナジン、テオリダジシ、ジア
ゼパム、フルジアゼペム、フlレニトラセハム、クロル
プロマジンなど。
ホ)抗高血圧剤: 例、t if 、クロニジン、塩酸クロニジン、ピンド
ロール、プロプラノロール、塩酸プロプラノロール、ブ
フラノール、インデノロール、ニパジビン、ロフエジキ
シン、ニプラジロール、ブクモロール、ニフェジピンな
ど。
へ)降圧利尿剤: 例えば、ハイドロサイアザイド、ベンドロフルナサイア
ザイド、シクロベンチアザイドなど、ト)抗生物質: 例えば、ペニシリン、テトラサイクリン、オキシテトラ
サイクリン、硫酸フラジオマイシン、エリスロマイシン
、クロラムフェニコールナト、チ)麻酔剤: 例えば、リドカイ〉、ペンシカイン、アミノ安息香酸エ
チルなど、 す)抗菌性物質: 例、tば、[化ベンザルコニウム、ニトロフラゾン、ナ
イスタチシ、アセトスルファミン、クロトリマゾールな
ど、 ヌ)抗真菌剤: 例、ttf、ペンタマイシン、アムホテリシンB1ピロ
ールニドリン、クロトリマゾール−&ト。
ル)ビタミン剤: 例えば、ビタミンA、ビタミン8%ビタミンK。
エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、オク
トチアミン、リボフラビン酪酸エステルなど。
オ)抗癲判剤: 例えば、ニトラゼ/fム、クロナゼパム、メプロバメー
トなど。
ワ)冠血管拡張剤: 例、t ハ、ニトログリセリン、ニトログリコール、イ
ソソルビドジニトレート、エリスリトールテトラニトレ
ート、ペンタエリスリトールテトラニトレート、フロパ
チルニトレート、ジピリダモール、そりシドミシなど。
力)抗ヒスタミン剤: 例えば、塩酸ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミン
、ジフェニルイミダゾール ヨ)鎮咳剤: 例えば、デキストロIトルファン、テルブタリン、エフ
ェドリン、塩酸エフェドリン、サルブタモール、イソプ
ロテノールナト。
り)性ホルモン: 例えば、プロプステロン、エストラジオールなど。
し)抗管剤: 例えば、ドキセピンなど、 ン)脳循環改善剤: 例えば、ビデルギン、ニルゴツトアルカロイド。
イフエシプロジルなど、 ツ)制吐剤,抗潰瘍剤: 例えば、メトクロプラミド、クレボプライド、ドンペリ
ド、スコポラミン、臭化水素酸スコポラミン、5−フル
オロウラシル、メルカプトプリンなど、 ネ)生体医薬: 例えば、ポリペプチド類(TRH%LHRHの誘導体)
、プロスタグランジン類など、 ナ)その他: 例,t if.フェニコール、デスモブレシン、ジゴキ
シンなど、 が挙げられ,これらの薬物は必要に応じて二種類以上併
用することが出来る。
また、上記薬物は単独で膏体層中に混合することが出来
るが,前記イソソルビトジメチルエーテルに溶解させた
のちに混合したり、薬物を溶解しうる溶解助剤に溶解さ
せたのちに混合することも出来る。このような溶解助剤
としては、例えばベンジルアルコール、ドデシルアルコ
ールの如キ高級アルコール類、エチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブタンジオ
ール、ミリスチン酸イソプロピル、クロタミト〉、ラノ
リン、流動パラフィン、鉱油、オリーブ油、シリコーン
油、スクアレン、ジエチルセパケート、オレイン酸、ア
クリル系オリゴマーなどが挙げられ、これらは使用する
薬物9種類によって適宜選択し、前記薬物を出来る限シ
少量の溶解助剤にて溶解させて混合することが好ましい
前記イソソルビトジメチルエーテル及ヒ経皮吸収性薬物
を含有する膏体層は、直接皮膚表面に接触する層であり
、安定に経皮吸収性薬物を保持し、有効に皮膚表面へ拡
散放出して生体内への薬物移行を良好とするものである
。これらの膏体層を構成する成分としては、常温での粘
着性や非粘着性を問わず、ゴム系及び合成樹脂系のもの
を使用することか出来る。例えばポリ酢酸ビニル、天然
ゴムなどの非粘着性の膏体を使用する場合は得られたテ
ープ製剤を外科用テープの如き補助テープ又はシートで
皮膚面上に固定し、密着させることが出来るが、該補助
テープ又C↓ンートを用いずに直接皮膚面に貼着するた
めには感圧性接着剤組成物とすることが好ましい。また
、かかる感圧性接着剤組成物のうち、薬物の経日安定性
(薬物の分解防止性)や、薬物の放出性1組成物臼体の
劣化防止性などの点でアクリル系感圧性接着剤組成物が
好ましい。
アクリル系感圧性接着剤組成物としては、例えハ(メタ
)アクリル酸ブチルエステル、(メタ)アクリル酸ペン
チルエステル 酸ヘキシルエステル、(メタ)アクリル酸へブチルエス
テル、(メタ)アクリル酸オクチルエステル、(メタ)
アクリル酸ノニルエステルアクリル酸デシルエステル%
 (メタ)アクリル酸ウンデシルエステル% (メタ)
アクリル酸ドデシルエステル、(メタ)アクリル酸トリ
デシルエステルの如き(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルの一樵以上の重合体,又は該エステルと共重合可能
な単量体との共重合体などが挙げられる。
共重合可能な単量体としては、例えば(メタ)アクリル
酸,イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸.無水マレイ
ン酸、フマール酸の如きカルボキシル基含有率を体、ス
チレンスルホン酸、アリルスルホン酸、スルホブaビル
アクリレート、(メタ)アクリロイルオキシナフタレン
スルホン酸。
アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸、アクリロイ
ルオキシベンゼンスルホン酸の如きスルホキシル基含有
単量体、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルエステル
、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピルエステルの如
きヒドロキシル基含有単量体.  (メタ)アクリル7
ミド、ジメチル(メタ)アクリル7ミド、N−ブチルア
クリルアミド、テトラメチルブチルアクリルアミド、N
−メチロール(メタ)アクリルアミドの如きアミド基含
有アクリル系単量体、(メタ)アクリル酸アミノエチル
エステル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチルエ
ステル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチルエス
テル、(メタ)アクリル酸tertーブチルエステルの
如きアルキルアミノアルキル基含有アクリル系単量体、
(メタ)アクリル酸メトキシエチルエステル、(メタ)
アクリル酸エトキシエチルエステル、(メタ)アクリル
酸メトキシエチルエステル,(メタ)7クリル酸テトラ
ヒドロフルフリルエステル、(メタ)アクリル酸メトキ
シエチレングリコールエステル、(メタ)アクリル酸メ
トキシジエチレングリコールエステル、(メタ)アクリ
ル酸メトキシポリエチレングリコールエステル、(メタ
)アクリル酸メトキシポリプロピレングリコールエステ
ルの如きアルコキシ基(又は側鎖にエーテル結合)含有
単量体。
N−(メタ)アクリロイルア2ノ酸の如きビニル系単量
体,アクリル酸のウレタン、尿素、イソシアネートエス
テルの如きアクリル系単量体などの官能性単量体、及び
(メタ)アクリロニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル、ビニルピロリドン、ビニルピリジン、ビニルピ
ラジン、ビニルピペラジン、ビニルピペリドン、ビニル
ピリミジン、ビニルピロール、ビニルイミダソールルシ
カフロラクタム、ビニルオキサゾールアゾール メチルスチレン、ビス(N,N’−ジメチルアミノエチ
ル)マレエートなどのビニル系単量体が挙げられ,これ
らの単量体は感圧性接着剤中に2〜60重量%、好まし
くは5〜50重量%の範囲で含有することが出来る。こ
れらの範囲外では充分な皮膚接着性や凝集性を得られな
い場合があシ、皮膚面への糊残り現象を生じたシ,貼着
使用中での脱落現象を生じたシすることがある。
本発明において上記(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル及び共重合可能な単量体は、アルキル部分が直鎖状及
び分岐状の各檎異性体,並びに置換基の位置が異なった
各種異性体及び誘導体も包含するものである。
他の感圧性接着剤組成物としては,例えばシリコーンゴ
ム、ポリイソプレンゴム、ポリイソブチレンゴム、ポリ
ブタジェン、スチレシーブタジエン(又はイソプレン)
−スチレンブロック共重合体ゴム、7クリル系ゴム、天
然ゴムの如きゴム系物質,ポリビニルアルキルエーテル
、ポリ酢酸ビニル、ポリ酢酸ビニルの部分鹸化物、ポリ
ビニルアルコール 系高分子物質、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロースの如きセルロ
ース誘導体、プルラン、デキストリン、寒天の如き多糖
類,ポリウレタン弾性体、ポリエステル系弾性体や、ポ
リアクリル酸(又はそれらの塩)、ポリメタクリル酸(
又はそれらの塩)、カルボキシビニル重合体の如き水溶
性アクリル系重合体に、グリセリンの如き多価アルコー
ル類、トリグリシジルイソシアネートの如き架橋剤,及
び水を配合した含水Yル様のものも使用目的,含有する
薬物の種類,所望の粘着力などに応じてその種類を適宜
選択することが出来る。
また、上記組成物を使用する際において、凝集力不足の
ために皮膚貼着後、適用皮膚面に糊残シ現象を生じて皮
膚面の汚染を起こす恐れがある場合は、皮膚接着性を損
なわない程度に適度な化学的架橋処理や物理的架橋処理
を該組成物に施すことが好ましい。
このような化学的架橋処理としては、例えばジビニルベ
ンゼン、エチレングリコールレジ(メタ)アクリレート
、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、
トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ボリプロ
ビレングリコールジ(メタ)アクリレート、グリシジル
(メタ)アクリレートなどのビニル基,7クリロイル基
、又はグリシジル基の如き反応性基を分子内に2個以上
有する単量体を共重合する処理方法や,過酸化ベンゾイ
ルの如き有機過酸化物、イソシアネート系架橋剤、メラ
ミン系架橋剤,エポキシ系架橋剤、金属′化合物などの
外部架橋剤の添加による処理方法などが挙げられ、上記
単量体による架橋処理の場合は0.01〜10重量%、
好ましくは 0.1〜5重量%の範囲で含有させて共重
合することにより、また上記外部架橋剤による架橋処理
の場合は感圧性接着剤組成物100重量部に対して0.
05〜20重量部、好ましくは0.1〜5重量部の範囲
で添加することによシ所望の凝集力を付与することが出
来る。
物理的架橋処理としては、例えば電子線、β線、γ線、
エックス線の如き電離性放射線の照射、紫外線吸収剤添
加後の紫外線の照射などの方法が挙げられる。
これら架橋処理はその架橋度合を選択することによって
凝集力を付与するだけでなく、含有する薬物の放出速度
も制御することも可能である。
上記成分からなる膏体暑中に含有させる経皮吸収性薬物
及びイソソルビトジメチルエーテルの配合量は、膏体1
00重量部に対してそれぞれ0.01〜20重量部,及
び5〜50重量部の範囲が好ましく,さらにテープ製剤
中への薬物の単位面積当たりの含量を1〜1000μl
/cdとなるように設計することが、膏体からの薬物の
放出性や、薬物溶解性の点で好ましい。イソソルビトジ
メチルエーテルの配合量が50重量部を越えると膏体暑
中の液状成分が増えるために凝集性が低下し、貼着使用
に際して皮膚面の汚染を生じる場合があシ、また5重量
部に満たない場合は、イソソルビトジメチルエーテルの
添加による薬物の経皮吸収性向1等の効果がほとんど見
られなくなるので好ましくない。
本発明のテープ製剤は以上のように経皮吸収性薬物及び
イソソルビトジメチルエーテルを含有した膏体層を、プ
ラスチックフィルム、シート又は片、紙、不織布、織布
、金属箔、或いはこれらの組み合わせによる積層フィル
ムの如き担持体上に直接或いは下塗シ材料1例えばゴム
及び/又は合成樹脂を主体とする組成物などを介して間
接的に設けることによって得ることが出来る。
膏体層の形成方法としては、担持体上に直接に塗布乾燥
するか、又は予め剥離シート上に塗布乾燥したのち、こ
れを担持体上に転着させてもよいことは勿論であるが、
膏体層を担持体上全面に設けても、部分的に設けてもよ
い。更に、膏体層を担持体上に一層のみ設ける以外に担
持体側の##1ど薬物含有量が高濃度になるように多層
構造とすることによって、経皮吸収性薬物の放出性を持
続化させることが可能であり、逆に皮膚接触面側の薬物
含有量を高濃度化することによって、テープ製剤を皮膚
に貼着した直後の薬物の放出が多波となり、速効性を発
揮するようになる。
〈発明の効果〉 以上のように本発明のテープ製剤はイソソルビトジメチ
ルエーテルを含有しているので、皮膚面に適用した際に
バリヤー機能を有する角質層を薬物の経皮吸収に適した
状態にルーズ化させて、疾患治療に有効な量の薬物の放
出、経皮吸収を促進するものである。またイソソルビト
ジメチルエーテルは薬物の溶解性に優れ、且つ膏体成分
との相溶性も非常に良好であるので、体内への初期大量
投与に必要な薬物含量の増大も計ることが出来る。
更に皮膚刺激性が非常に小さいので長時間の貼着使用に
よっても皮膚の気触が少なく、アレルギー反応も生じな
いものである。
〈実施例〉 以下に本発明の実施例を示し、更に具体的に説明するが
1本発明のテープ製剤は何等これらに限定されるもので
はなく、技術的思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可
能である。なお1文中部とあるのは重を部を意味する。
実施例1 アクリル酸2−エチルヘキシルエステル95部、アクリ
ル酸5部からなる単量体混合物を重合開始剤としての過
酸化ベンゾイル(BPO)を用いて酢酸エチル中にて溶
液重合し、固形分濃度25重、量%の膏体溶液を得た。
得られた溶液の固形分100部に対してイノソルビドジ
メチルエーテルlO部、イソソルビドジニトレート20
部を添加、混合し、片面にコロナ処理を施した25μ慨
厚のポリエステルフィルムの処理面上に乾燥後の厚みが
50μ情となるように塗布、乾燥して本発明のテープ製
剤を得た。
比較例1a及びlb 比較例1a及び1bは実施例1に対応してお勺、イソソ
ルビトジメチルエーテルを添加しないもの全比較例1 
aとし、イソソルビトジメチルエーテルの代わシに経皮
吸収促進剤としてのN−ドデシルアザシクロヘプタノン
を同量配合したものを比較例1bとした。
実施例2 ポリアクリル酸−Na (MW= 18,000 ) 
  30部グリセリン            15部
蒸留水               15部非イオン
系界面活性剤        0.5部イソソルビトジ
メチルエーテル     5部ジアゼ/fム     
        10部上記成分の混合物に架橋剤とし
てのトリグリシジルイソシアヌレート0.5部を添加し
、ポリエチレン(40μ倶厚)/ナイロン不織布(50
μ惰厚)の積層シートの不織布面積に150μ悔厚とな
るように塗布したのち、剥離処理を施したポリエステル
フィルムにて表面を被覆し、密封包装を行なって40℃
にて24時間熟成放置して含水デル様のテープ製剤を得
た。
比較例2a及び2b 比較例2a及び2bは実施例2に対応しておシ、イソソ
ルビトジメチルエーテルを添加しないものを比較例2 
aとし、インソルビドジメチルエーテルの代わりに経皮
吸収促進剤としてのジメチルスルホキシドを同量配合し
たものを比較例2bとしたO 実施例3 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体  
             100部流動パラフィン 
          50部水添ロジン       
       90部イソソルビトジメチルエーテル 
   30部上記成分の混合物にクロニジンを25μ、
!i’/eAとなるように添加し、25μ情厚のアルミ
ニウム蒸着ポリエステルフィルムのアルミニウム面(1
11に100μ惰厚となるように塗布、形成して本発明
のテープ製剤を得た。
比較例3a及び3b 比較例3a及び3bは実施例3に対応しておシ、イソソ
ルビトジメチルエーテルを添加しないもの全比較例3 
aとし、イソソルビトジメチルエーテルの代わりに経皮
吸収促進剤としてのジメチルアセトアミドを同量配合し
たものを比較例3bとした。
上記で得られた各実施例及び比較例のテープ製剤の各棟
特性を以下の方法に従って測定し、その結果を第1表に
示した。
〔薬物の血漿中濃度] 各実施例及び比較例にて得られたテープ製剤を4cIL
×4cIrL角の大きさに裁断し、背面を除毛したウサ
ギの除毛部位に貼付したのち3時間経過した時に211
Ll採血し、血漿中濃度をガスクロマトグラフィー法に
よって測定、定量した。
〔薬物の溶解性〕
各実施例及び比較例にて得られたテープ製剤中の各種薬
物の添加量のみを変化させ、0〜5℃の温度下にて1ケ
月保存した際に薬物の結晶化を生じない最大薬物含有量
(テープ製剤中の薬物含有率)を薬物の溶解性とした。
〔皮膚刺激性〕
各実施例及び比較例にて得られたテープ製剤を5〜10
名のボランティアの背中に51×5crIL角のサンプ
ルとして48時間貼付し、更にテープ製剤を除去後1時
間経過した時の皮膚面の状態を以下の基準にて評価し、
その平均値を皮膚刺激性とした。
5点:木簡が発生 4点:丘疹が発生 3点:貼付面全面が発赤 2点:貼付面の一部に赤斑発生 1点:変化なし 第  1  表 以上の結果からも明らかなように、本発明のテープ製剤
は長期間の貼付においても皮膚刺激性が低く、且つ薬物
の溶解性も高いために高含量化が可能となるものであシ
、薬物の経皮吸収性も顕著に向上し、疾患治療に効果を
発揮するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)担持体と該担持体上に設けられた経皮吸収性薬物含
    有の膏体層とからなる製剤において、前記膏体層に薬物
    の経皮吸収促進剤としてイソソルビトジメチルエーテル
    を含有することを特徴とするテープ製剤。
JP6441885A 1985-03-27 1985-03-27 テ−プ製剤 Pending JPS61221121A (ja)

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