JPS62276025A - 繊維の高速清浄、開繊および配向方法 - Google Patents

繊維の高速清浄、開繊および配向方法

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JPS62276025A
JPS62276025A JP61187034A JP18703486A JPS62276025A JP S62276025 A JPS62276025 A JP S62276025A JP 61187034 A JP61187034 A JP 61187034A JP 18703486 A JP18703486 A JP 18703486A JP S62276025 A JPS62276025 A JP S62276025A
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fibers
mass
roll
rotating roll
fiber
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JP61187034A
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English (en)
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アレン・アール・ウインチ
チヤールズ・エイチ・チユーニング・ジユニア
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Cotton Inc
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Cotton Inc
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01GPRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
    • D01G15/00Carding machines or accessories; Card clothing; Burr-crushing or removing arrangements associated with carding or other preliminary-treatment machines
    • D01G15/76Stripping or cleaning carding surfaces; Maintaining cleanliness of carding area
    • D01G15/80Arrangements for stripping cylinders or rollers
    • D01G15/805Arrangements for stripping cylinders or rollers by suction or blowing
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01GPRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
    • D01G21/00Combinations of machines, apparatus, or processes, e.g. for continuous processing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 本発明は、繊維材料を開繊、洗浄してウェブを製造する
方法に関する。又本発明は繊維材料のウェブ製造におけ
る清浄、精開繊および繊維の配列処理方法に関し、特に
ウェブの大容量生産における清浄および繊維材料の配列
についての処理方法に関する。更に又本発明は、木綿、
合成繊維、混綿、羊毛、および他の織物繊維に対し使用
可能な装置を用いた処理方法に関する。
過去においては、例えば不織布繊維即ちスライバの製造
の為の不織木綿バットの製造工程においては、通常の不
織布仕上げカードに供給される材料がバッチキャー技術
(batch−kier techniqueニー束の
繊維を精錬ガマで処理する技術)により精練および漂白
(以下単に「化学的処理jと呼ぶ)を行うプロセスが一
般に必要とされて来た。この化学的処理による製品は、
はぐされねばならない繊維のウェットケーキとなる。こ
れに関連して行なわれる湿式排綿処理(wet pic
king practices:化学的処理を経た繊維
のウェットケーキを排綿処理して、該ウェットケーキを
ほぐす処理。その後、繊維は乾燥され、ウェブを製造す
る為にカーディング装置に供給される。尚、排綿処理と
は、混在している夾雑物を繊維中から人手により取り除
く操作を云う。)は、不均一で繊維質の絡んだ諸要素を
もたらし、これが更に様々な量のネップを有するカード
から生じる不均一なウェブをもたらす事になる。
不均一なウェブをもたらすこと等の従来の化学的処理に
おける上記の欠点は、連続的な精錬および漂白操作を行
うことによって防止することが可能であり、該連続的な
精錬および漂白操作は仕上げカードに供給されるべき材
料に前段階処理を施す。この様な連続的な精錬および漂
白操作は、連続的ウェブの処理および乾燥を可能とし、
これにより繊維質の絡みあった要素を形成する湿式排綿
処理を使用せずにすむ。
然しながら、経済的に可能な連続的な化学的処理操作を
行う為には、毎時数千ポンド、例えば毎時7000ポン
ド(約3170kg)以上の材料を供給する比較的高速
で精錬および漂白の為の装置に供給される必要がある。
又、この様に供給されたウェブが適正に清潔で、適当な
面積密度を有し、かつ均等に構成されて許容出来る程度
にネップを含まないものである事が望ましい。
従来のカードはヤード当り比較的軽量な即ち小さな面積
密度の綿ウェブの製造が可能である事が周知である。洗
浄の程度がウェブの重量の大きな関数である為、ウェブ
が軽くなる程度が大きくなる程ウェブは清潔となる。然
し、従来のカードを用いて所望の小さな面積密度のウェ
ブを製造する時、製造能力は著しく低下する。実際、毎
時70ポンド(約31.78kr)の製造能力は従来の
カードにおいては高速度であると考えられ、平均的には
一般にこれよりかなり低い速度である。実験的な毎時3
00ポンド(約136kg)迄の操業を従来のカード装
置を用いて行ったが、ウェブの均一性および清浄度は著
しく低下し市販可能な製品の水準に至らなかった。
合格出来るウェブの高速操業に対する通常のカード装置
の不適合はその固有の構造的特性から生じるものである
多年にわたり使用されかつ今もなおその主流を占める従
来のカード装置は、部分的に開繊された繊維のバットか
ら繊維のふさを引抜く為のりツカインと、繊維がリッカ
インによりその上に配設されるシリンダと、複数個あっ
てカード装置のシリンダの周面の約3分の1を囲繞する
フラットバー即ち「回転フラット」と、繊維をシリンダ
から取除くドツファとからなっている。前記の回転フラ
ットは、カード用シリンダの場合と類似する針即ちワイ
ヤを埋めた表面を有する。シリンダに対して比較的運動
しないフラットは、清掃の目的で毎分数インチ程度しか
運動しない。従来のカードにおいては直径が約50イン
チ(約1270mm)が普通であるカード用シリンダは
、このシリンダが回転フラットを通過する様繊維を搬送
する時、毎分約2000乃至4000フィート(約10
16乃至2032cm/秒)の周速度で回転する。
カード処理の間、回転フラットの針は、カード用シリン
ダから繊維を収集して厚くなり、作用すイクルの約60
%迄は比較的効率が悪い。フラットにより収集された未
開繊の繊維は、本装置に供給される全繊維材料の2乃至
5%になる。「フラット・ストリップ」として知られる
これ等の繊維は一般にもつれ節として処理される。更に
、フラットのローディングも又シリンダ上の繊維をシリ
ンダ上のクロージング上に押圧してインパクトを生じ、
更に約1%丈無駄になる材料を増加する。
この様に、多くの要因が結合して従来のカード装置の生
産能力に制約を与える事が判る。最近の数年になって目
立って来た問題は、回転フラットの構造および付随機構
において、機械の付近の大気の飛散する塵や繊維による
汚染を回避する為のカバーを機械全体にわたり設ける事
が難しいと云う事である。既に述べた様に、従来のカー
ド装置の場合には、主カードシリンダ自体は一般に、繊
維を回転フラットの付近を搬送する時、毎分約2000
乃至4000フィート(約1016乃至2032cm/
秒)の周速度で回転する。この速度においては、供給さ
れるスライバの単位長さ当りの所望重量に依存するが、
カードによる生産高は、カード処理済みの綿で毎時約4
.5から22.7乃至27.2kg(10から50乃至
60ポンド)までの間で変動するであろう。
前述の事から明らかな様に、従来のカード装置を連続的
にウェブを供給するのに利用することは完全には実用的
ではなかった。一方、もしある工場において高速の連続
的な化学的処理の為の搬送が必要とされる場合、所望の
ウェブ供給を行う為に多数のカード装置を同時に運転す
る為に巨額の資金投下が必要となるであろう。他方にお
いて、少数の機械を運転する場合は、小さな供給速度の
解決が必要となろう。化学的処理運転に対するこの様な
入力能力の犠牲の為それ以後の操業全体を差配し、この
為連続的な精錬および漂白操作の限界経済性を最善とす
る。もし中間程度の数の従来の機械を同時に通常の生産
速度より高い速度で運転する様な中庸の選択を求めた場
合は、ウェブの均一性ならびに清浄度は犠牲となるが、
カード装置における巨額の資本投下は僅かに減少するに
止まる。
従って、特に綿に使用出来かつこれに限定されない斬新
な装置を提供し、これにより適当な面積密度および均一
性を商業的になり立つ程度で可能な適正な清浄度を有す
るウェブが高速、例えば毎時約700ポンド(約320
kg)以上程度で生産出来る事が望ましい。
カード操作の各態様を改善する為数年にわたり種々の試
みがなされて来た。然し、これ等の試みは、ややもする
と繊維の損傷、カード処理されたウェブの不均一性、環
境汚染、低生産性、等の広範囲な諸問題を解決する完全
に斬新なカード装置の提供よりも、個々の問題の解決に
限られていた様に考えられる。
カード処理された繊維の品質の改善に資する1つの提起
された装置は、1935年の米国特許第2014673
号に開示されている。この装置は、主として平行軸上で
回転する相互に隣接する様取付けられた2つのシリンダ
からなる。カード処理され洗浄されあるいは開繊される
べき繊維が供給される第1のシリンダは、シリンダの表
面に接する周部の歯列が設けられている。この構造の歯
列は、繊維を損傷する事なく繊維を分離し整合するもの
と記述されている。繊維は、第2のシリンダの周部上に
取付けられた歯列を突出させる事により第1のシリンダ
の歯列から取外される。フラットの回転の代りに、シリ
ンダは、周部の上部に緊密に嵌合する円筒状のカバーが
設けられ、塵や他の異物を取除く為のグリッドバーが設
けられる。
繊維は空気の流れにより第2のシリンダから取除かれる
。更に興味深い事は、本開示によれば「供給」ロールと
「ストリッピング」ロールの歯列に示されたレーキ角が
、繊維を供給ロールから剥取る為、ストリッピングロー
ルが供給ロールに対し更に低速度かつ反対方向に回転す
るか、あるいは供給ロールと同一方向に回転しなければ
ならない事になっている剥取り作用が示される点である
又、米国特許第2041673号の指摘する処は剥取り
ロールの歯列が供給ロールの歯列の溝部を通る点である
事に留意すべきである。
回転フラットを除外しカード処理された繊維の品質を改
善する為の別の提起は、米国特許第2879549号に
おいて開示される。本提起の内容は、カード処理用シリ
ンダ上に固く嵌合された被覆板を除去してその代りこの
被覆板の凹状の内表面を粒状の研摩剤で被覆する事から
なる。繊維の質量は、カード処理シリンダにより周囲に
支持されている為、繊維を直直にさせて厚さを薄くする
粒状表面の摩耗作用および緩速作用を受ける。
本装置は、比較的無駄が少なくネップが比較的少く、か
つ周囲の大気中への塵や他の繊維の放散が最少限度に抑
制されるバット即ちスライバの製造に供されるものであ
るが、それでも尚、通常の周速が毎分約2000乃至4
000フィート(約1016乃至2032cm/秒)で
運転する従来周知のカード処理シリンダに基本的に依存
している。
この装置も又更に良質の繊維の生産速度が比較的高くな
る事が記述されているが、その生産能力における増加は
、比較的大きな処理能力よりもむしろ機械自体の内部の
もつれ節の抑制を示していた。
換言すれば、増大する生産能力は、従来周知の回転フラ
ットにより収集される未開繊の繊維を構成する「平坦な
ストリップ」の実質的な除去、並びにシリンダの被覆自
体の堆積から生じるもつれ節の結果であった。ネップの
減少は、回転シリンダ自体の歯列上の繊維の堆積を更に
抑制する結果であった。
粒状のカードに関する改善は、米国特許第360406
2号において開示され、同特許は、−面では、米国特許
第2879549号の研摩材被覆板を内側の凹面上に複
数個の歯列を有する凹状板で代替するものであった。カ
ード処理シリンダ自体は前方のレーキ角を有する歯列が
設けられ、静止する凹状の被覆の内面上の歯列は反対方
向に向けられていた。従来のフラット形式の回転カード
においては、ローラ頂部を有するカードを有するものと
共に、フラット又はロール上の歯列は主シリンダ上の歯
列に対して対向位置の連続するカード処理面を提供する
。従って、回転型のフラット又はローラ形式においては
、カード処理作用は運動する円筒形状面を通る間欠的な
接線のみで達成される。粒状形態のカードに関しては、
静止面は、形状が粒状で殆んど深さがなく比較的平坦な
表面を有する粒子からなり、この粒子の全ては総体的に
カード作用の均一性と効率の全般的な低減を生じる。米
国特許第3604062号のカード処理装置においては
、カード処理作用は全表面にわたって均等に生じ、その
結果更に実際上のカード作用点が与えられる。米国特許
第3604062号の装置における別の利点は、主カー
ド処理シリンダの支持面の一部を被覆する回転フラット
又はローラにより繊維が最初にカード処理され、仕上げ
カード処理は回転フラット又は作用ロールの直後の主シ
リンダのカード処理面に隣接して比較的小さな静止板を
定置する事により達成される従来周知の回転フラット型
カード又はローラ型カードに関連しても使用出来る点で
ある。この様に、更に繊維を別の機械に転送する必要な
しに繊維をカード処理する事が可能となる。この発明の
結果として、従来使用されたものよりも小径の主シリン
ダを有するカード処理機械を製作する事が出来た。この
特許の装置について明記された別の利点は、金属性のカ
ード作用被覆を用いた結果耐久性が更に大きくなった事
である。この機械の別の利点は、唯一のリツ力イン・シ
リンダと唯一のドツファを用いる事が出来る点である。
然し、この様な機械は、機械の調整に従って、10乃至
80ポンド(約4.5乃至36kg)の範囲内で変化す
る生産能力を有するに過ぎない。この生産能力は、従来
のカード装置のそれと大差はなく、上質のバット即ちウ
ェブを直接化学的処理操作又は紡糸工程に供給する為に
高速の連続生産能力が必要とされる場合には依然として
満足すべきものではない。
米国特許第3081499号は、全て同じ直径の3本の
平行な歯列を設けたシリンダ列を有する装置を開示して
いる。最初の2本のシリンダは同方向に(例、反時計方
向)に回転するが、第3のシリンダは反対方向に回転す
る。各シリンダは、実質的に半径方向、即ち歯列の前面
が実質的に零のレーキ角を有し歯列がシリンダの半径の
直線的延長である直線状を呈するものとして開示された
歯列が設けられている。第1のシリンダはブレーカを構
成し、カード作用は最初の2つのシリンダ間のニップ中
の歯列により行われる。最初の2つのシリンダの各々は
比較的小さな除去ロールが設けられている。第3のシリ
ンダは細い繊維の密度を高める為の集束作用を与え、こ
の繊維を持続性のあるウェブの形態でコンベアに搬送す
る。この特許により主張される利点の1つは、機械を無
事il1通出来た繊維量に関してカード装置の非常に大
きなカード処理能力である。この様に、本特許の指摘す
る処によれば、主カード作用シリンダが約50インチ(
約1270mm)の直径を有して約165rpmで回転
される従来のカード装置においては、綿の供給量は毎時
約10ポンド(約4.54kf)を必要とする。更に、
フラットのフラッシュの堆積の為、清掃の為九−日の運
転停止を必要とし、従来のカード処理装置は、運転速度
を増加しようとすれば運転停止の顧度が増大する。一方
、この特許によれば、開示されたカード機械は、毎時6
0ポンド(約27kg)の綿の連続処理能力に維持出来
る。
連続的に高い処理能力、例えば毎時700ポンド(約3
18kir)を有し、ネップの形成が実質的にな(許容
し得る清浄度と均一性(精開繊および配列)を達成する
事の出来る方法についての調査が続けられた。
前述の事柄に関して、本発明の目的は、繊維質材料の均
一なウェブを製造する為の斬新な方法の提供にある。
本発明の特定の目的は、前述の如きウェブの大量生産が
可能な斬新な方法の提供にある。
本発明の別の目的は、からみ節のない均一なウェブの連
続的な大量生産速度を維持出来る方法の提供にある。
本発明の他の目的は、後続の処理の為の繊維の開繊およ
び清浄を行う為の斬新な方法の提供にある。
本発明の他の目的は、紡糸の製造の為直ちに使用出来る
十分な高品質および均一性を有する繊維のウェブの連続
的な大量生産を維持出来る斬新な方法の提供にある。
本発明の更に別の目的は、直ちに連続的な化学性精錬お
よび漂白工程に使用出来る十分な高品質および均一性を
有するカード処理された木綿繊維のウェブの連続的な大
量生産を維持出来る斬新な方法の提供にある。
本発明によれば、からみ合っていて配向が不規則な繊維
の未だ処理されていない塊体を処理する方法において; (1)未だ処理されていない塊体を第1の中継点に向け
て縦方向に搬送する工程を含み、該工程の間に繊維の未
だ処理されていない塊体を把持し1 (I[)第一の中継点において、把持された繊維の塊体
に該繊維の塊体の一部の前縁部が第1円周方向に加速力
を受ける様にせしめる工程を含み、該加速力は繊維の塊
体の一部を円周方向に加速し、円周方向における加速力
は、繊維の未だ処理されていない塊体が把持されている
間に、からみ合っていて配向が不規則な繊維の未だ処理
されていない塊体からその一部をむしり取る事を確実に
行なわしめ、そして該繊維の塊体を薄くして且つ移動方
向と同じ方向に配向せしめる事を助長し、そして該繊維
のもつれをほぐす事を助長し; (III)前記第1の中継点の下流側の第2の中継点に
おいて、円周方向に移動する繊維の塊体の一部に対し略
々接線方向の加速力を作用する工程を含み、該加速力は
、上流側の円周方向の移動方向に連続して波状になる様
につづいている第2の円周方向の移動方向に作用するも
のであり、繊維を第2の円周方向へ自由に加速させ、そ
の間に繊維の塊体の一部における第1の面部に対してカ
ード処理を行い; (IV)第2の中継点の下流側の第3の中継点において
、円周方向に移動する繊維の塊体の一部に対し略々接線
方向の別の加速力を作用する工程を含み、該別の加速力
は、上流側の円周方向の移動方向に連続して波状になる
様に続いている第3の円周方向に作用するものであり、
繊維を第3の円周方向へ自由に加速する間に、繊維の塊
体の一部における前記第1の面部と反対側の第2の面部
をカーディングし; (V)繊維の塊体の一部が一定の速度で円周方向に移動
している場合に、少なくとも1箇所で繊維の塊体の一部
をその一面部において付加的にカーディングする工程と
; (VI)第3の中継点の下流側の次の中継点において、
繊維の塊体の一部に減速力を作用させる工程と;そして (VII)圧密化された繊維の塊体を回収する工程; とを含む方法が提供される。
本発明の更に別のjl[によれば、からみ合っていて配
向が不規則であり且つトラッシュを含む繊維の塊体を処
理する高速の大量処理法が提供され、その構成は下記の
如くである。即ち、 (I)1平方ヤード(約0.81m2当り約2000乃
至20000グレイン(約130〜1300g)の重さ
を有し、厚さよりも大きな縦横の寸法を有し、2つの面
部を有する厚手のバット形態をした繊維の塊体を提供す
る工程と; (II)供給ロールからバット形態の繊維の塊体を第1
の中継点に向けて略々縦方向に毎時約700ポンド(約
317kg)の速度で搬送する工程を含み、該工程の間
、繊維の塊体を把持して縦の移動方向に直角な方向には
殆ど移動しない様な状態に該繊維の塊体を維持し; (III)第1の中継点において、縦の移動方向に直角
な方向に第1の回転ロールのシリンダ状面上の歯列を繊
維の塊体に対して係合させる工程を含み、該歯列は回転
ロールの回転方向に実質的な角度で傾斜した前面を有し
、繊維の塊体の一部の先端部に対し繊維の第1の円周方
向の移動方向の急激な加速力を作用させ; (IV)第1の中継点の下流側の第2の中継点において
、円周方向に移動する繊維の塊体の一部を第2の回転ロ
ールのシリンダ状面上の歯列に対して接線方向に係合さ
せる工程を含み、該第2の回転ロールは第1の回転ロー
ルと反対方向に回転し、且つ第2の回転ロールの回転方
向に対して実質的な角度にて傾斜した前面を有する歯列
を有しており、上流側の円周方向の移動方向に連続して
波状につづいている第2の円周方向を移動している繊維
に対して、第2の回転ロールの歯列によって略々接線方
向の加速力を作用させ、繊維の塊体の一部を第1の回転
ロールの歯列から第2の円周方向の移動方向に自由に加
速させ、その間に繊維の塊体の第1の面部をカーディン
グし; (V)第2の中継点の下流側の第3の中継点において、
円周方向に移動する繊維の塊体の一部を第3の回転ロー
ルのシリンダ状面上の歯列に対して接線方向に係合させ
る工程を含み、該第3の回転ロールは第2の回転ロール
と反対の方向に回転し、且つ第3の回転ロールの回転方
向に対して実質的な角度で傾斜する前面を有する歯列を
有しており、上流側の円周方向の移動方向に連続して波
状になっている第3の円周方向を移動している繊維に対
して、第3の回転ロールの歯列により略々接線方向の加
速力を作用させ、第2の回転ロールの歯列から第3の円
周方向の移動方向へ毎分約10000乃至20000フ
ィート(約3000乃至6000m)の範囲の速度で繊
維を自由に加速させ、その間に繊維の塊体の一部におけ
る第1の面部の反対側の第2の面部をカーディングし:
(VI)繊維の塊体の一部が一定の速度で円周方向に移
動しているときに、少なくとも2箇所において、繊維の
塊体の一部をその面部において付加的にカーディングす
る工程と; (VII)第3の中継点の下流側の次の中継点において
、繊維の塊体の一部に対して接線方向の減速力を作用さ
せる工程を含み、該減速力は、前記工程(V)における
繊維の塊体の一部の円周方向の移動方向と連続して波状
につながっている円周方向を作用するものであり、該減
速力を作用させる工程の間に個々の繊維の配向を維持し
且つもつれがほぐれた状態を維持し;(VIII)毎時
約700ポンド(約317kg)以上の速度で、1平方
ヤード(約0.81+yr)当り約1200グレイン(
約77.8g)以下の密度を有し、且つ個々の繊維の大
部分が縦方向に配向され、且つ相互に略々平行となって
おり、圧密化されていて実質的にトラツシユおよびネッ
プを含まない繊維の塊体を回収する工程と;そして (IX)繊維の塊体から取除かれたトラツシユを搬送す
る工程; とを含んでいる。
本発明の別の態様によれば、前記方法は前記工程(II
I)に続きかつ前記工程(VII)に先立って、繊維の
塊体の一部が一定速度にて円周方向へ移動しているとき
に、少なくとも1つの位置において、前記工程(VI)
でカード処理された面部と反対側のバットの面部におい
て繊維の塊体の一部をカーディングする工程をさらに含
んでいる。
本発明の更に別の態様によれば、 回転ロールのカードにおけるカーディングの速度を増加
し且つカード処理された製品の品質を改善する為に、織
布繊維をカーディングする改良された方法において; (al  カード処理されるべき繊維を供給ロールから
第1の回転ロールまで供給する工程ふくみ、該回転ロー
ルはその表面に繊維をむしり取る歯列を有しており、前
記歯列は前記第1の回転ロールの回転方向中に実質的な
角度で傾斜した前面を有し、 前記第1の回転ロールの周速度は供給ロールの周速度よ
りも大きく、前記繊維に含まれるトラツシユの少くとも
一部を放出し、そして前記繊維を配向し、精梳し、分離
し; (b)  第1の回転ロールから第2、第3、第4およ
び第5の回転ロールに向けて繊維を連続的に転送する工
程を含み、 前記第2、第3および第4の回転ロールの各各は前段の
回転ロールの周速度より大きな周速度で回転し、前記第
2、第3および第4の回転ロールの各々はその表面上に
繊維をむしり取る歯列を複数個有しており、前記歯列は
前記各回転ロールの回転方向に実質的な角度で傾斜した
前面を有し、受取側の回転ロールは常に送付側の回転ロ
ールと反対方向に回転し、これにより前記第2の回転ロ
ールから第4の回転ロールまで前記繊維を連続的にカー
ディングおよびドラフテイングし、これ等繊維を漸進的
に薄くなったウェブに形成し、該ウェブは波状になった
径路中を移動し、以て前記ウェブは一連の回転ロールの
円周に沿って移動すると同時にその両面をカード処理さ
れ; (11,1繊維が前記第1の回転ロールから第5の回転
ロール迄進行するのと同時に繊維からトラツシユを連続
的に取除く工程と; (dl  第4の回転ロールから比較的低速で回転する
第5の回転ロールに向けて薄くなったウェブを転送する
工程と;そして (el  清浄化され且つカード処理された織布繊維の
ウェブを回収する・工程とを含み、該回収されるウェブ
は実質的にネップを含まず、繊維製品及び織物製品へ更
に加工することについて好適である様な方法が提供され
る。
本発明の範囲内に該当する他の目的、態様および利点に
ついては、添付図面に関して以下の望ましい実施態様の
記述を読めば当業者には明らかとなろう。
第1図において、特に精密な開繊処理および清浄化処理
を行う為の本発明の方法を用いた典型的な綿繊維処理シ
ステムの諸工程を簡単なフローチャートで示している。
第1図において、開俵から各工程において共通のバット
成形に至る初段を有する2つの全処理システムが示され
ている。
第1のシステムにおいては、未加工の綿の俵が、特にト
ラツシユ(短毛ではない)成分に関し、又繊維の長さ、
強度およびミクロネール(micronaire)特性
に関して品質縁および(又は)綿の種類又は選択基準に
従って分級される。
開俵操作は適当な構造の開俵機により行われるが、その
開俵機の作用は、納入された圧縮状の俵の繊維の比較的
大きな密度のものから比較的小さな密度の短繊維塊に至
る原綿俵繊維を開繊し、これにより繊維の後続の粗開繊
および清浄化工程に対する制御された自動的供給を容易
にするものである。後続の粗閲繊および清浄化段は、フ
ァイバー・コントロール社により製造される如き傾斜型
ステップ・クリーナ又は他の周知の繊維清浄装置の如き
粗開繊および清浄化装置の1つ以上の小段からなる。1
段以上の粗開繊および清浄化工程を出た繊維は、次に、
周知のシャーリ−(Shlrley)社の開繊クリーナ
の如き中間の精開繊および清浄装置および(又は)ファ
イバー・コントロール社の310型精開繊クリーナ又は
同社のC60型オープナ/クリーナの如き他の開繊クリ
ーナからなる1つ以上の段に送られる。
中間の精開繊および清浄段からの制御された均一な繊維
の転送は次いで繊維バット成形により行われて、以下に
述べる高度の精開繊および清浄化繊維処理の有効な運転
の為に必要な大きな繊維供給速度および繊維面積密度供
給均一性を達成する。
この様な繊維バットは従来周知の織物のカード処理供給
システムについて知られる改良型の繊維供給シュートを
用いて形成出来、あるいは繊維は所望の密度の更に均一
なバットが除去即ち「ドツフ処理」出来る1つ以上のコ
ンデンサ・シリンダ上に放出される。
この高度の精開繊および清浄作用段は、本文中に詳細に
記述された本発明の方法において用いられる装置によっ
て達成される。
高度の精開繊および清浄作用段から出た品物は、必要に
応じて、紡糸の為のカード・スライバ調製用のフィニッ
シャ・カード又は化学的清浄化操作工程に直接送られる
。この精開繊清浄作用段からの処理品は、最初に、必要
に応じて振落し段が続く1次バット成形段に送られる事
が望ましく、1枚以上のウェブはこの時重合されるかあ
るいは合成されて所望の重量(面積密度)および繊維混
合比の密度を高めたバットを形成する。この様に形成さ
れた高密度のバットは、半連続的又は連続的なバッチに
より、この最初の綿繊維全システムにおける紡糸に用い
られるカード・スライバに最終的に変換する為後続のフ
ィニッシャ・カードに供給される均一なバット供給材と
される。別のシステムにおいては、精開繊および清浄化
工程からの処理品、望ましくは圧密化バット、フォーマ
又は1次バット・フォーマ又はブレイタからの処理品は
、不織布または紡糸工程の為の清浄化綿繊維の調製の為
のバッチ・キア又は連続的化学クリーナに供給する為に
使用される。
第2図および第3図においては、本発明の方法において
用いられるのが望ましい繊維処理装置は、平行軸心の周
囲に回転する様隣接位置に取付けられた1列のロール、
A、B、C,DおよびEからなる事が判ろう。ロールA
はリッカー・インとして作用し、ロールB、C,Dは主
処理作用ロールであり、ロールEは圧密化ロールである
。本発明の方法において重要な特徴は、隣接するロール
が反対方向に回転する事で、これは換言すれば、1つお
きのロールが同一方向に回転する事である。
この様に、第3図の各ロール上の矢印により示される如
く、ロールASC,およびEは反時計方向に、ロールB
、Dは時計方向に回転する。
列状の各ロールA、B、C,DおよびEは、ロールの周
部にそれぞれ固定された複数個の繊維把持用針布歯列1
a、1b、IC1ISおよび1dが設けられている。本
発明の別の重要な特徴は、これ等の歯列が傾斜する角度
である。この様に、第3図に示す如く、ロールA、B、
C,D上の歯列は実質的に前方のレーキ角を有する。即
ち、ロールA、B、C,D上の歯列の前面は全て歯列が
取付けられる特定のロールの回転方向に半径方向に対し
て実質的な角度、例えば約3°乃至50°、望ましくは
約5°乃至40°の角度で傾斜している。然し、圧密化
ロールEにおいては、歯列は同じ角度であるが回転方向
と反対方向即ち後方に傾斜している。本文において注意
すべき事は、歯列に加えて又はその代りに、ロールEは
穿孔して繊維の現体即ちウェブをロール上に保持させる
為の吸気作用を与えても良い事である。もしロールEが
歯列の代りに穿孔されている場合には、ウエブの圧密化
作用中にある繊維が平行度を失う事も生じ得る。同様に
、ロールA、B、、C又はDも吸気作用即ち真空保持法
を行う為穿孔出来る。この様な吸気即ち真空保持法も又
別の塵介や他の微細なトラツシユの除去にも役立つ。
ロール列の前方にあるのは、供給源(図示せず)から処
理すべき繊維7の塊体を連続的に供給する為のシュート
4の如き装置である。繊維は、天然繊維例えば木綿、又
は合成繊維例えばナイロンやポリエステル、又はこれ等
繊維の混合体でも良い。
再び第2図および第3図において、トラツシユを含む繊
維は、シュート4から供給プレート10を通過する事が
示され、この供給プレートから繊維は供給ロール13に
よりロールAの歯列1aに送られる。繊維が供給ロール
から引抜かれてロールAの周部の下部の周囲で反時計方
向に移動する時、これ等繊維は、最初の配向、精梳、お
よび清浄作用を受けて層16を形成する。ロールAとB
の間に噛込まれると、層16は第2の処理ロールBの歯
列1bに転位されてこのロールの周部の上部の周囲の第
3図に示される如き時計方向径路をとる。次に繊維層1
6がロールBとCの間に噛込まれると、繊維は第3のロ
ールCの歯列1cにより取上げられ、このロールの周囲
の下部に沿って反時計方向運動を続ける。同様に、層1
6は次に連続的に時計方向に回転するロールD上の歯列
ISに転位される。既に述べた様に、隣接ロールは反対
の方向に回転する為、繊維層はロールAからEに進行す
るに伴い図示の如き波状の径路をとる事になる。
ロールAの周速は供給ロール13の周速より大きい為、
繊維層16は、供給ロール13に供給される塊体の密度
より小さな密度を有する。更に、層16の回転速度は、
同層がロールAの下部の周囲に送られる時、実質的な量
のトラッシュが繊維をある程度混えて歯列1aにより弛
緩させる即ちほぐして、遠心力および歯列1aにより作
用される横方向の作用力が厚いトラッシュに及ぶ時、こ
れ等の作用力により放出させるに十分な大きさである。
層およびトラッシュは従来周知の繊維回収装置19に引
出されるが、前記装置の一部が第3図においてロールへ
の周部の一部に隣接して示されている。層16がロール
AとBの間に係合すると、第2のロールBの歯列1bに
より歯列1aから抜取られる。ロールBはロールAより
も大きな周速で回転している為、同ロールはこれ等2つ
のロールの係合関係の転位点においてドラフテイング作
用とカーディング作用を有する。ロールBに沿った別の
カード作用点は、ロールBの周部の一部と並列位置関係
に取付けられた1対の隣接した固定カード作用プレート
22.25により与えられる。ロールの長さと同じ長さ
のこれ等の固定プレートは、その歯列も又ロールBの回
転方向と同じか反対方向に半径に対して種々の角度で傾
斜した針布がその内側の凹状面に設けられている。プレ
ート22.25の如き固定カード作用プレートは、本文
に参考の為引用した米国特許第3.604,062号に
詳細に記述されている。これ等のプレートは、習熟した
技術者には周知の方法で支持枠(図示せず)上に調整自
在に取付けられ、最良のカーディング作用を得る様ロー
ルから適当な距離に設置されている。プレート22.2
5はスプリングを装填するかあるいは調整の後固定出来
る様にするのが望ましい。
ロールBと共に時計方向に移動する部分的にカード処理
された繊維16は、2つのロールBとCの間で係合され
てロールCに転位される。ロールCはロールBよりも大
きな周速で回転する。従って、繊維16はこの転位の間
に更にカーディング作用とドラフテイング作用を受ける
。本発明の更に重要な特徴は、ロールCの周部に設けら
れた更に2つのカーディング作用点に関する。これ等の
付加的なカーディング作用点は、プレート22.25と
同様な固定カーディング作用プレート28.31からな
る。カーディングプレート28.31は、ロールCの周
部に並置位置で更にプレート22.25が取付けられた
ロールB上の部分と略々直径方向に反対側の部分に隣接
して固定又はスプリング装填により調整自在に取付けら
れている。
プレート28.31をこの様に設置した効果は、繊維層
16の両面にカーディング作用を与える事である。反時
計方向に固定カーディング・プレート28.31を通過
した後、繊維16は第3のロールCから時針方向に回転
する第4のロールDに転位される。ロールDはロールC
よりも大量な周速で回転する為、この間の転位において
もカーディング作用とドラフテイング作用が生じる。こ
のカーディング作用は、ロールBの部分と対応するロー
ルDの部分に隣接する固定カーディング作用プレート3
4.37の並設により増強され、更に2つのカーディン
グ作用点を提供する。プレート22.25.28および
31の場合と同様に、カーディング・プレート34.3
7が周知の方法で調整自在に取付けられ、これ等プレー
トも固定されるか調整の後スプリング装填されても良い
繊維層6がロールDとEの間に係合間係となる迄に、繊
維16はドラフト作用を受けて薄くされる為もはや持続
性のある連続状のウェブの形態を持たない。従って、ロ
ールEは、ロールDと反対の方向(例えば反時計方向)
でがっ同ロールよりも実質的に小さな周速で回転される
。更に、歯列1dを回転方向と反対の角度に傾斜する事
により、繊維がロールDからロールEに転位する際、繊
維は集束作用を受ける。この時更に密度の高い持続性の
あるウェブ40の形態の繊維16は、これも又反時計方
向に回転する溝付きのロール43(DM)に受渡され、
これによりロールEからウェブ40を引剥がす。次にウ
ェブ40は溝付きロール43とナイフ・工・フジ46間
を通過し、更に固定された傾斜面49を滑り落ちて以後
の処理の為の位置に回収即ち撤去する為無端ベルト52
上に至る。前に述べた如く、ロールEから圧密化された
ウェブ40を取外す組立体については、参考の為本文中
に引用された米国特許第3,283,366号に詳細に
記述されている。
第2図および第3図に示す如き望ましい一実施態様にお
いては、ロールA、B、C,DおよびEは、本発明の要
件ではないが、同一の直径である。
本発明によれば、いくつかの構成要素の構成の高程々の
寸法のロールを必要としない為、更に製造上の経済性が
増大する利点が得られる。
前に述べた様に、本発明の主な目的の一つは、これ迄不
可能であった品質と生産量の両立が可能な綿繊維処理装
置を用いる方法の提供にある。この様に、従来のカード
装置が毎時約60又は70ポンド(約27.2又は31
.7kg)以下の速度で精練および漂白に適した綿ウェ
ブを製造するが、本文に記述した処理装置は高品質のウ
ェブを毎時400ポンド(約181kg)以上800ポ
ンド(約317kg)迄生産出来るものである。「高品
質」とは、実質的に均一な面積密度で、細かな種子片や
他の「ペッパ・トラッシュ」と呼ばれる着色分の如き残
留する微細なトラッシュを大巾に減少させてネップを殆
んど含まない均一な織布を意味する。然し、ここで留意
すべき事は、もし本発明の方法において用いられる繊維
ウェブ製造装置に対する装入原料が既にネップl繊維に
非常に堅くよじれてからみ付いている)を含む場合は、
この様なネップは除去出来ないかも知れない点である。
然し、新たなネップの形成は回避されるか、あるいは最
少限定に抑制されるのである。
中継点即ち供給ロールとロールA間の区域において通常
大量のトラッシュが除去される為、供給ロール13と供
給プレート10の丁度上方の周部に隣接して大容量の繊
維およびトラッシュ受取り要素を設ける事が望ましい。
この目的の為には従来の繊維回収装置が適当である事は
既に述べたが、前記装置は種々の構造のものが当業者に
知られている。この様な繊維回収装置19の受取りダク
トの一部が第3図に示されている。ロールAと同心位置
にスクリーン55が設けられ、周知の装置(図示せず)
によりロール八〇周部からの距離は調整可能である。扇
形部と対向するスクリーン55を被う周知のカバープレ
ート58も示されている。このプレートも又必要に応じ
て、例えば固定カーディング・プレート22.25を調
整自在に取付ける為に用いられるものと同様な装置(図
示せず)により調整自在である。カバー・プレートを調
整自在に取付ける装置は周知であり、本発明の方法に用
いられる新規な装置の一部を構成するものではない。
再び第3図において、歯列を設けたロールBは、固定カ
ーディング・プレート22.25と略々直径方向に反対
側でスクリーン61および64が設けられているのが示
される。スクリーン61と64は、歯列を設けたロール
Bの周部と同心的に凹状を呈し、本発明を構成しない周
知の装置(図示せず)により前記周部からの距離が調整
自在である。これ等のスクリーンは、図示の如く、以下
に述べる理由の為に一体である事が望ましいが、又穿孔
してもリブ止めしても良い。スクリーン61と64はそ
れぞれスクリーン55の前縁部67に隣接する一点から
殆んどロールBとCの係合部内の一地点迄延在し、その
範囲は通常はロールBの円周の約3分の1に相当する。
次にロールCに関して、このロールには固定カーディン
グ・プレート28.31と略々直径方向に反対側の同心
状の凹状のカバープレー)70が設けられているのが判
る。プレート70も又、カバープレート58と同じ方法
で図示しない手段ににより調整自在に取付けられている
。必須のものではないが、カバープレート58と70に
はそれぞれウィンド73.76が取付られ、これ等は針
布の状態の検査およびウェブの一部から弛緩して切断さ
れ最後にはウェブの別の部分に再び付着してウェブの不
均一性の原因となる「ブローバック」の発生を検出する
為に設けられる。
再び第3図において、ロールDには、固定カーディング
・プレート34.37と略々直径方向に反対側のロール
Dの周部の一部に隣接してスクリーン61.64と同様
なく図示しない手段により)調整自在な一体のスクリー
ン79.82が設けられているのが判る。スクリーン7
9.82は共に、ロールDとEの係合位置付近の一点8
5からロールCとDの係合位置からかなり離れた一点8
B迄回転方向に延在するロールDの円周の約3分の1に
わたり被覆する。湾曲したプレートがロールEの円周に
おいてポイント85からポイント94まで延びており、
該ロールEの円弧はスクリーン79及び82により囲繞
されるロールDの円弧と略々対応する位置にあり、また
該ポイント94は全体を符号97で図示されたウェブを
回収する装置に隣接している。
前述の目的の大きな処理能力を達成するには、いくつか
のロールを従来周知のカードの周速よりも大きな周速で
回転する事が一般的である。又、ある繊維から清浄化さ
れた高品質のウェブを製造すると云う別の目的の達成の
為には、これ迄使用されなかった地点即ち中間ロールC
においてカーディング作用が2つの隣接するロール(B
とD)において生じる弧部と略々直径方向に反対側の弧
部に沿ってカーディング作用を行う事が望ましい。
更に、前に述べた如く、全てのロールは同一の直径で良
い事が判っている。
前述のスクリーンを用いて空気流を制御する事が出来る
。この様に、ロールの係合区域における負の空気圧の作
用により強化される為、ロールの周囲に適正な空気の流
れを確保し、かつ隣接するロールの保合位置において全
ての繊維を有効に転送し、ロールAからロールE迄進行
する間前述の波状の経路に繊維を維持する事が可能とな
る。
前述の如く、多くの清浄作用(即ち、種子を除いた原綿
に伴われるトラツシユの取除)がロールAにおいて生じ
、該ロールAにおいては多くのトラツシユがいくらかの
繊維と共に遠心力および接線方向の作用力により飛ばさ
れて繊維回収装置19で捕捉されるが、いくらかの小さ
なトラツシユ粒子は繊維中に残り、繊維回収装置19の
入口ダクトを通過してロールAの周部に依然として存在
するのが普通である。この残ったトラツシユは繊維と共
に次のロールBにより取出される。特に弛緩した状態で
保持された表面のトラツシユは、長繊維や塵屑と共に、
照合番号100Aで全体的に表示しロールAとBの保合
位置付近に示された吸引装置により繊維の現体から除去
される。トラツシユを除去する装置は、米国特許第38
58276号の主題であり、本文中に参考の為引用され
ている。
吸引装置100Aにより取除かれた弛緩材料は、ロール
AとBの係合位置に指向されロールAの全表と略々同じ
長さのノズル106を介して真空バイブ103内に吸取
られる。バイブ103は、ダクト109により適当な吸
込デバイス(図示せず)に結合されている。
真空パイプ103により除去されない遊動トラッシュは
、供給ロール13に付着するトラッシュおよび繊維と共
に、供給ロール13とロールAの係合位置に指向されロ
ールへの全長と略々同じ長さのノズル115を介して真
空パイプ112により取除かれる。真空パイプ112は
、ダクト118により、ダクl−109の場合と同様な
吸込デバイスに接続され得る。
繊維の塊体がロールAから比較的高速のロールBに転送
される間、前述の如く固定カーディング・プレート22
.25により強化されるドラフテイングおよびカーディ
ング作用を受ける。このカーディングおよびドラフテイ
ング作用は、繊維の塊体の厚さが薄くなることを生じ、
又特にカーディング・プレート22.25上の歯列12
1と接触する表面上の繊維のこれ以上の開繊作用により
露呈された多量のトラッシュの弛緩をもたらす。このト
ラッシュ、塵および残留繊維は、カーディング・プレー
ト25を被いかつロールBとCの係合位置上に延在する
ブレナム124を介して取出される。又このプレナム1
24はダクト127によりダクト109と118と同様
な吸込デバイスに接続する事が出来る。
繊維の塊体16が、ロールBから更に高速で回転するロ
ールCに転位する時、再びドラフテイングおよびカーデ
ィング作用を受け、これにより更に繊維16の密度を減
少すると共に更に微細なトラツシユの残量の弛緩即ち露
呈をもたらす。この時、本発明の斬新な概念の一つが役
立つ。
本発明以前には、カード処理された綿ウェブに対する当
業者の考察は唯2つの方向即ち長さと巾についてのみな
されたがその実質的な厚さについては考慮された事がな
かった。然し、この誤った前提は、フィニッシャ・カー
ドを経る必要なしにそれ以後の工業的用途に使用可能な
トラツシユを殆んど伴わないウェブの製造を可能にする
大容量の高速カーディングの発展を妨げていた元凶であ
つた。カード処理されたウェブは2次元であると云う前
述の前提を棄て、有限の厚さを有するものであると考え
る事により、本発明はウェブ16の反対側の面をカーデ
ィングする有利な工程をもたらしたのである。これは、
前述の如く、ロールCの隣接位置でロールB上の前方の
プレート22と25から約1800離して固定カーディ
ング・プレート28.31を設ける事により達成出来る
第3図に示す如く、ロールBとCの係合位置の前述のト
ラツシユ除去装置100を別に設ける事により、プレー
ト28.310力−デイング作用により弛緩された表面
のトラツシユは除去出来る。
弛緩したトラツシユ、塵および長繊維は、次いで、前述
のものと同様な真空パイプ130.133および136
により除去する事が出来る。
ここで、前記トラツシユ除去装置は米国特許第3.85
8,276号において開示されている。概説すると、該
トラツシユ除去装置はくさび形部材(ナイフェツジ)を
備え、該ナイフェツジは関連する複数のロール(AとB
、BとCSCとD)間の各々において、針布に略々対応
する様な部分を有している。ナイフェツジは複数の通路
を画定し、該通路は遠心力に応答してトラツシユが該通
路を通過して除去されるのを許容する。真空パイプ(ロ
ールAB間の場合は符号103)及びノズル(ロールA
B間の場合は符号106)はトラツシユの除去を助長す
る。同様な真空パイプ及びノズルが、トラツシユの除去
を助長するために、ロールBC間、CD間、DE間に設
けられている。
この時化に薄くなったウェブ16は、更にロールCとD
の係合位置に転送される際にドラフテイング作用および
カーディング作用を受ける。又、既に述べた如く、ウェ
ブ16は、固定カーディング・プレート34.37によ
るこれ以上のカーディング作用を受ける。更に残ったト
ラツシユは、ロールCとDの係合位置におよびカーディ
ング・プレート34と37の下方のカーディングおよび
ドラフテイング作用により弛緩され、第3図に示す如く
一方がカーディング・プレート34の前方でロールCお
よびDの係合位置付近に取付けられ他方はカーディング
・プレート37の後方に取付けられる別の一対のトラッ
シュ除去装ff100のナイフ・エツジを経て、ウェブ
の表面から分離される。この様に分離されたトラッシュ
、塵、および長繊維は、真空バイブ139により且つプ
レナム142を介して除去する事ができ、該ブレナムは
、既に記載されたB様にて、ダクト145により真空源
(図示せず)に接続されている。
ウェブ16がロールD、!:Eの保合位置に進入すると
、ウェブは比較的低回転のロールEの後方に傾斜した歯
列ld上に転位される。比較的大きな密度のウェブ40
の密度即ち単位長さ当りの重さの増加は、ロールDとE
の相対的速度に依存する。
トラツシユを含まず、持続性があり且つ完全に開繊され
たウェブ40は、前述のウェブを回収する装置97によ
りロールEから取外されて、次に予定される工程に運ぶ
為コンベア52上に載置される。
前の記述において、いくつかのトラッシュ除去装置と、
弛緩したトラッシュ、長繊維、塵等を収集するのに用い
られる吸引装置について論議した。
これ等の吸引装置は、負圧下のブレーカ−・カードの区
域を維持する別の目的に供される。この条件は、好都合
にも、直接空気流中にこれ等トラツシユや他の乾燥した
粒子を浮遊させる事によりこれを除去し、この為これ等
粒子の大気中への逸散を防止し、又前述の工程およびそ
れ以降の繊維処理工程における健康上の障害を最少限度
に抑制するものである。
作用について説明すれば、第2図および第3図に関して
、からみあって不規則に配向されたトラッシュを含む綿
繊維の塊体即ち厚い塊り7は繊維処理装置2により処理
される。これは、バットの両面部8.9を有し、その厚
さよりも実質的に大きな縦横寸法を有するバット形態の
繊維の塊体7を提供する事により達成される。このバッ
トは、種々の寸法および重さ、例えば約1平方ヤード(
約0.81イ)当り約2,000グレイン(129,6
g)以上、望ましくは1平方ヤード当り約2,000乃
至20,000グレイン(129,6g〜1296g)
の範囲の寸法および重さを有するもので良い。繊維の塊
体7は、それからバット(batt)の形態にて供給ロ
ール13から第1の中継点3に向かって好適な速度で比
較的ゆっくりと搬送され、その間、該塊体はしっかりと
把持または保持されて、未だ処理されていない繊維の塊
体を、(ロール列の)縦方向に垂直な方向、即ち(ロー
ル列における)最初の供給方向に対して概略横断する方
向あるいは垂直な方向については実質的に移動しない様
に維持する。ここで留意すべき事は、「縦方向」なる用
語の使用は、繊維処理の方法および装置が特にことわら
ぬ限り種々の形態および空間的関係において実施される
為、必らずしも水平方向又は垂直方向を示唆するもので
はない事である。供給ロールの周速は変動するが、主と
して毎分約10乃至100フィート(約3乃至30m)
の範囲内にある。繊維の塊体7は、次いで最初の回転ロ
ールAの円筒表面5の中間位置の歯列1aに対して指向
されるが、前記歯列1aは第3図に矢印で示されるロー
ルの回転方向に実質的な角度で傾斜した前面6を有する
。この為、第1の中継点3において繊維の塊体の一部の
先端部に縦の移動方向を略々横切る急激な偏向運動を生
じさせる急激な偏向作用を生じると同時に同塊体の一部
の先端部に第3図における矢印により示される如き繊維
の第1の円形状の移動方向に急激な加速作用力を作用さ
せる。この作用力は、回転ロールA上で前記塊体の一部
を、移動方向へ、比較的大きな速度、例えば毎分約2,
000フィート(約600m)以上、一般的には毎分約
2,000乃至6.000フィート(約600乃至18
00m)、更に望ましくは毎分約3.000乃至5,0
00フィート(約900乃至1500m)の範囲内で加
速しようとする。繊維の未だ処理されていない塊体を把
持する間、横断方向の偏向作用および円形状の移動方向
の加速作用は、からまって不規則に配向された繊維の未
だ処理されていない塊体から塊体の一部即ち一部分を引
抜く作用を有し、移動方向において塊体7の薄化作用お
よび配向作用(供給方向に繊維をそろえる)を助長する
と共に繊維の塊体のもつれの解除を助長する。急激な横
方向の偏向作用、円形状の加速作用力および歯列1aに
よる精梳作用の合成作用は又、トラツシユ11を下方な
らびに外方に放出させると共に繊維の塊体7から分解さ
せるものである。トラツシユは、適当な装置19と11
5により繊維の塊体の区域から外に排除出来る。第1の
中継点3の下流側の第2の中継点12における繊維の塊
体は、次に、第2の回転ロールBの円筒状表面14上の
歯列1bに対して接線方向に指向させられ、第2のロー
ルは第1のロールAと反対方向に回転し、第2のロール
Bの回転方向に実質的な角度で傾斜した前面15を有す
る歯列1bを有して、第2のロールBの歯列1bにより
第1即ち上流側の円形状の移動方向に対し波状の第2の
円形状の移動方向に繊維に対して略々接線方向に加速す
る力を作用させ、かつ第1のロールAの歯列1aから第
3図の矢印により示される如き第2の円形状の移動方向
に繊維の塊体の一部を自由に即ち実質的に拘束する事な
く加速させる。
ロールAからロールBに対する接線方向即ち波状の転位
作用も又、第2の中継点12において層16即ち繊維の
塊体の一部の第1の表面部即ち表面16aのカード作用
を行う。接線方向即ち波状の加速作用および第1の面部
16aにおけるカーディング作用の合成された作用は、
移動方向における個々の繊維の薄化およびドラフテイン
グ作用を行い、トラツシユの弛緩ならびに繊維の塊体に
おける個々の繊維のもつれの解体を助長する。第2の中
継点12の下流側の第3の中継点17においては、繊維
の塊体即ち層16は、第3の回転ロールCの円筒状表面
18上の歯列ICに対して接線方向に指向させられる。
第3の回転ロールCは、第2のロールBの回転方向と反
対方向に回転し、第3図に示す如(第3のロールCの回
転方向に実質的な角度で傾斜した前面を有する歯列IC
を有する。略々接線方向の加速作用が、第2の即ち上流
側の移動方向に対して波状の第3の円形状の移動方向に
第3のロールCの歯列ICにより繊維に対して支えられ
て、繊維を第2のロールBの歯列1bから第3の円形状
の移動方向に自由に加速させる。ロールCにおける速度
は変動するが、一般的には第3の中継点17において、
毎分約10,000フィート(約3000m)以上、典
型的には毎分約10,000乃至25,000フィート
(約3 、000乃至7.500m) 、望ましくは毎
分約10,000乃至20,000(約3,000乃至
6.OOOm)の範囲内にあり、繊維の塊体即ち層16
の第2の反対側の面部16bのカード作用も又行われる
本発明の方法に用いられる繊維ウェブ製造装置において
、標準的な直径9インチ(22,86cm)のロールA
−Eの好適な速度の範囲の具体例は以下の通りである。
ロールA 最小速度  2000フイ一ト/分(610m1分)最
大速度  5000フイ一ト/分(1525m1分)平
  均  3500フイ一ト/分(1068m/分)ロ
ールB 最小速度  4500フイ一ト/分(1373m/分)
最大速度  7000フイ一ト/分(2135m1分)
平  均  5750フイ一ト/分(1754m1分)
ロ −lしC 最小速度  5800フイ一ト/分(1769m1分)
最大速度  9500フイ一ト/分(2898m1分)
平  均  7650フイ一ト/分(2333m/分)
ローJしD 最小速度  7000フイ一ト/分(2135w+7分
)最大速度  14000フイ一ト/分(4270m/
分)平  均  10000フィート/分(3050r
n1分)ローJしE 最小速度  約150フィート/分(約46m/分)最
大速度  約1500フィート/分(約460m/分)
平  均  約500フィート/分(約150m/分)
これ等の値は米国特許第4,219,908号に略々引
用されており、該米国特許第4,219,908号は米
国特許第4,126,914号の部分係属出願に対応す
るものである。
波状の加速作用および第2即ち反対側の面部16bにお
けるカーディング作用の合成作用は、移動方向に個々の
繊維を薄化すると共にドラフテイング作用を行おうとし
、個々の繊維を分離してそのもつれを解こうとすると共
に繊維からトラフシュの弛緩を助長する。繊維の環体7
は、中継点19AおよびロールDにおいて同じ作用を受
け、中継点12およびロールBにおける如く作用する。
必要に応じて、ロールDは、トラフシュ成分が比較的少
なく初期の配向性が比較的高く又均一性が比較的高くか
つ比較的精度の高い開繊状態の繊維袋人材を取扱う場合
等には省く事が出来る。、又、必要に応じて、第2図お
よび第4図に示す如く3つのカーディング・ロールB、
C,およびDの後方に別の歯列を設けたカーディング・
ロール又は歯列を設けない転送ロールも又色々な周速で
使用出来る。ロールA乃至りに関して前に記述された様
な処理の後、繊維の環体7は次に、比較的低速で運動す
るロール已に繊維の環体を送って個々の繊維の配向性お
よびもつれの解除を維持し乍ら、個々の繊維を圧密化お
よびドラフテイング作用を一緒に生じる前後の繊維処理
ロールの円形状の移動方向に対し波状の円形状の移動方
向に繊維に接線方向の減速作用力を作用させる事により
繊維を集束させる事により、第4の中継点19Aの下流
側の中継点21において環体7に作用を与える事により
集束する事が出来る。各点(22,25)、(28,3
1)、および(34,37)において、繊維の環体は、
カード処理された面部における繊維部分に拘束作用を与
え乍らバットの残りの繊維部分の速度は維持する様に一
定の速度で円形の移動方向にある間バットの露呈された
面部において更にカード処理出来、これにより移動方向
およびこれを横断方向に個々の繊維の配向および分離作
用を助長し、更に繊維のもつれの解除作用および繊維の
環体におけるトラフシュの弛緩作用を助長する。又、多
数の装置19.106.115.130.133.13
6および139は繊維の環体7から弛緩され解放された
トラフシュを搬送する作用の為に設けられている。次に
圧密化された繊維バットは、縦方向に配向され相互に実
質的に平行な個々の繊維の実質的部分を有する圧密化さ
れた殆んどトラフシュおよびネップを含まない繊維の環
体を回収する様、従来周知の溝付きのドツファ・ロール
43(DM)により圧密化ロールEから取外される。圧
密化作用段、即ちロールEにおいて、繊維の環体は種々
の密度を有し得るが、主として1平方ヤード(約0.8
1rrf)当り約1.200グレイン(77,76g)
以下である。
複数個のローラの周速が1つずつ大きくなっていく事が
本明細書で繰返し言及されている。この事は、本発明に
おいて用いられる繊維ウェブ製造装置が高品質の清浄な
カード処理された綿を毎時700ポンド(約317kg
)或いはそれ以上搬送する事を可能とし、該カード処理
された綿は、化学的操作あるいは紡糸用のスライバを準
備するのに用いられる通常のフィニッシャカードへ連続
的に直接搬送される事に適合しており、または、紡糸装
置へ搬送される事に適合している。処理装置の処理品の
量および品質がロールAに初めに供給される原材料の量
および同ロールの速度により決定される事が判るであろ
う。又、隣接するロールの周速が増加するに伴い、ロー
ル表面上の歯列の密度即ち歯列においてカーディング作
用をする作用ポイントの密度は、本明細書を読めば当業
者には明らかな様に、一般的に増加する事に留意すべき
である。毎時700ポンド(約317kg)を処理する
為の典型的な構成および作用の詳細は、下記の表Iにお
いて9インチ(約230mm)の直径のロールに関して
示されている。
(第3図に関して) 表   I (ms)       ンチあたり)”A   229
 2.000    24    +10゜B    
   4.000   120    +15゜C〃6
,000   196    +15゜D      
 8.000   224    +15゜E    
〃150−   240    +406DM   8
9 460− 望ましい特性を示す。
表   ■ プレート 作用ポイント(1d)あたリ レーキ角28
                  +10931 
                 +1O634+1
06 37                  +10゜下
記の表■においては、表■および表■に示した如きロー
ルおよびプレート寸法を用いて第3図に示された如き繊
維ウェブ製造装置の運転結果を表示する。表の各欄の表
記は自明であろう。
以下余白 67一 本発明の望ましい実施態様の前の記述においては、主な
作用要素の詳細の考察を簡素化すると共に従来の支持構
造を想起する事により不当に複雑にしない様に、繊維ウ
ェブ製造装置の主な作用要素のみについて言及した。記
述から省いたものは、本願で用いられる装置を構成する
従来周知の諸要素即ちベース、支持構造部、ロールベア
リングおよびいくつかのロールの全駆動装置である。こ
れ等の構成要素は、本発明の一部を構成せず、又当業者
が構成出来るものである。各ロールは個別に最も適当な
速度で駆動出来、あるいは適当なチェーンやベルト駆動
部および所望の速比を有する適当な歯車装置を用いて単
一の原動機により駆動出来る。
前述の如く、前の記述は本発明の望ましい実施態様に関
するものである。別の実施B様が第4図に示されている
第4図の実施態様は、ロールCから固定カーディング・
プレート28.31を省いた点で第3図の実施態様と異
なる。繊維ウェブ製造装置は、この点を除けば、第3図
に示されたものと同じであり、例えばトラツシユや塵の
問題がそれ程重要でなく、従ってトラツシユやネップを
更に含んだ綿繊維縁の場合に通常必要とされるカーディ
ングや清浄化の必要程度はそれ程大きくない様な比較的
清浄でネップを含まない綿繊維又は合成繊維のカーディ
ングに使用出来る。
第3図および第4図の2つの実施態様の例においては、
ロールはその水平軸心を直線状になる様水平方向に配置
されて示されている。これは望ましい構成であるが、い
くつかのロールは必要に応じて垂直方向に配置出来、あ
るいはその軸心を千鳥状又は他の形態に配置出来る。然
しなから、ロールの軸心の配置の態様の如何に関わらず
、構造の簡素化の観点から、図示の如く水平方向の配置
は特に更に有効なトラツシユの除去に関しては望ましい
構成であるが、ロールは前述の態様で作用する。更に、
ロールからロールへの接線方向即ち波状の加速作用は必
らずしも等しい増分である必要はない。然し、約10%
以上、更に一般的には約20%以上のドラフト比(直ぐ
上流側のロールの速度に対する下流側のロールの速度の
比)は、トラツシユの弛緩および(又は)繊維のもつれ
の解除を行う為に繊維の十分なドラフト作用を行い、か
つ繊維の効率のよい円滑なロール間の転位を行う為に一
般に必要とされている。又、更に効率の良い清浄化およ
び(又は)精開繊および(又は)繊維の配向を行う為に
は、2個以上の繊維処理装置を直列位置関係に結合する
事が望ましい。更に、繊維処理装置からの繊維処理品の
一部は、必要に応じて装置によるこれ以上の処理の為装
入シュート又は供給ロールに再循環出来る。又、各種の
トラツシユ除去装置および繊維回収装置を必要に応じて
真空で補助出来る様にする事も出来る。
本発明の原理、望ましい実施態様および作用モードにつ
いて本文に説明した。然し、本願により特許保護を意図
する本発明は、開示された特定の態様が限定的なもので
はなく例示的なものと見做すべきである為、開示した態
様に限定するものと解釈すべきものではない。本発明の
主旨から逸脱する事なく当業者により多くの変更例が可
能である。
本発明は、従来のカーディング装置(例えば実開昭50
−52328号公報記載の装置)を用いた処理方法にお
いて必要であったウォーカーロール(カーディング作用
をするロール)を必要としない。実開昭50−5232
8号公報に記載された様な装置では、ロールを搬送され
る繊維がウォーカーロールによってはぎ取られて繊維の
搬送状態が制御出来なくなってしまう事があるので、高
速にて大量の繊維を十分にカード処理することはできな
かった。本発明の方法において用いられる繊維ウェブ製
造装置では、その様なウォーカーロールは設けられてお
らず、個々のロールにおいて繊維は一定の角速度及び周
速度で搬送されるので、高速度で繊維を搬送しても制御
可能な状態が常に維持される。従って、本発明の方法に
よれば高速度でカード処理する事が可能となるのである
これに加えて、本発明の方法において用いられる繊維ウ
ェブ製造装置においては、カード作用を行なう回転ロー
ルがカーディングプレートによって包囲されているので
、ロール上で搬送されている繊維がロール表面から巻き
上がる事がない。もしも、カーディングプレートによっ
て包囲されていなければ、高速で搬送されている場合、
繊維が巻き上げられて繊維ウェブ製造装置の目詰りを惹
起する虞れがある。トラツシユ除去装置(及び吸引装置
)と、ロールを包囲するという上記特徴とを組み合わせ
る事により、本願発明の方法においては繊維ウェブの高
速処理が可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を用いて非常に精密な開繊(配向
等)および清浄作用を行う典型的な綿繊維処理システム
の各段のフローチャート、第2図は本発明において用い
られることが望ましい繊維ウェブ製造装置の部分破断斜
視図、第3図は第2図に示した繊維ウェブ製造装置の一
部を別のトラツシユ除去装置と共に示す断面側面図、お
よび第4図は第2図に示した繊維ウェブ製造装置の変更
例の一部を別のトラツシユ除去装置と共に示す断面側面
図である。 4−シュート、7・−繊維塊体、1〇−供給プレート、
11−−− )ラッシュ、13−供給ロール、エロー繊
維層、22,25.28,31,34゜37−カーディ
ングプレート、40−・ウェブ、43・−溝付きロール
、46−ナイフェツジ、49−傾斜面、52−無端ベル
ト、55,61.64−スクリーン、70・・−カバー
プレート、9〇−湾曲プレート、97−  ウェブ回収
装置、10 (1−)ラッシュ除去装置、100 A、
−吸引装置、103−真空バイブ、106− ノズル、
109−ダクト、124− プレナム。 代理人の氏名   川原1)−穂 手続ネ市正書(方式) 3.補正をする者 事件との関係   特許出願人 名  称  コツトン・インコーホレーテッド4、代理
人 郵便番号  105

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)からみ合つていて配向が不規則な繊維の未だ処理
    されていない塊体を処理する方法において:( I )未
    だ処理されていない塊体を第1の中継点に向けて縦方向
    に搬送する工程を含み、該工程の間に繊維の未だ処理さ
    れていない塊体を把持し; (II)第一の中継点において、把持された繊維の塊体に
    該繊維の塊体の一部の前縁部が第1円周方向に加速力を
    受ける様にせしめる工程を含み、該加速力は繊維の塊体
    の一部を円周方向に加速し、円周方向における加速力は
    、繊維の未だ処理されていない塊体が把持されている間
    に、からみ合つていて配向が不規則な繊維の未だ処理さ
    れていない塊体からその一部をむしり取る事を確実に行
    なわしめ、そして該繊維の塊体を薄くして且つ移動方向
    と同じ方向に配向せしめる事を助長し、そして該繊維の
    もつれをほぐす事を助長し; (III)前記第1の中継点の下流側の第2の中継点にお
    いて、円周方向に移動する繊維の塊体の一部に対し略々
    接線方向の加速力を作用する工程を含み、該加速力は、
    上流側の円周方向の移動方向に連続して波状になる様に
    つづいている第2の円周方向に向かつて作用するもので
    あり、繊維を第2の円周方向へ自由に加速させ、その間
    に繊維の塊体の一部における第1の面部に対してカード
    処理を行い; (IV)第2の中継点の下流側の第3の中継点において、
    円周方向に移動する繊維の塊体の一部に対し略々接線方
    向の別の加速力を作用する工程を含み、該別の加速力は
    、上流側の円周方向の移動方向に連続して波状になる様
    に続いている第3の円周方向に作用するものであり、繊
    維を第3の円周方向へ自由に加速する間に、繊維の塊体
    の一部における前記第1の面部と反対側の第2の面部を
    カーディングし; (V)繊維の塊体の一部が一定の速度で円周方向に移動
    しているときに、少なくとも1箇所で繊維の塊体の一部
    をその一方の面部において付加的にカーディングする工
    程と; (VI)第3の中継点の下流側の次の中継点において、繊
    維の塊体の一部に減速力を作用させる工程と;そして (VII)圧密化された繊維の塊体を回収する工程; とを含むことを特徴とする方法。
  2. (2)前記方法が更に: ( I )バットの形態をした繊維の塊体を提供する工程
    を含み、該バットは厚さよりも実質的に大きな縦方向寸
    法と横方向寸法とを有し、そして2つの面部を有してお
    り; (II)バットの形態をしている繊維の未だ処理されてい
    ない塊体を第1の中継点に向けてゆつくりと搬送する工
    程を含み、該工程の間、繊維の塊体を把持して、繊維の
    未だ処理されていない塊体を縦方向と実質的に直角な方
    向については移動しない様な状態に維持し; (III)繊維の塊体の一部が一定の速度で円周方向に移
    動しているときに少なくとも2箇所において、繊維の塊
    体の両面部を付加的にカーディングする工程と; (IV)繊維の塊体から取除かれたトラツシユを搬送する
    工程と:そして (V)圧密化されて、実質的にトラツシユを含まない繊
    維の塊体を回収する工程とを含み、その圧密化された塊
    体においては、繊維が縦方向に配向され、且つ実質的に
    相互に平行となつている; 特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)前記方法が: ( I )1平方ヤード(約0.81m^2)当り約20
    00乃至20000グレイン(約130〜1300g)
    の重さを有し、厚さよりも大きな縦方向寸法と横方向寸
    法を有し、2つの面部を有する厚手のバット形態をした
    繊維の塊体を提供する工程と; (II)供給ロールからバット形態の繊維の塊体を第1の
    中継点に向けて略々縦方向に毎時約700ポンド(約3
    17kg)の速度で搬送する工程を含み、該工程の間、
    繊維の塊体を把持して縦の移動方向に直角な方向につい
    ては殆ど移動しない様な状態に該繊維の塊体を維持し;
    (III)第1の中継点において、縦の移動方向に対して
    直角な方向に第1の回転ロールのシリンダ状面上の歯列
    を繊維の塊体に対して係合させる工程を含み、該歯列は
    回転ロールの回転方向に実質的な角度で傾斜した前面を
    有し、繊維の塊体の一部の先端部に対し繊維の第1の円
    周方向の移動方向の急激な加速力を作用させ;(IV)第
    1の中継点の下流側の第2の中継点において、円周方向
    に移動する繊維の塊体の一部を第2の回転ロールのシリ
    ンダ状面上の歯列に対して接線方向に係合させる工程を
    含み、該第2の回転ロールは第1の回転ロールと反対方
    向に回転し、且つ第2の回転ロールの回転方向に対して
    実質的な角度にて傾斜した前面を有する歯列を有してお
    り、上流の円周方向の移動方向に連続して波状につづい
    ている第2の円周方向を移動している繊維に対して、第
    2の回転ロールの歯列によつて略々接線方向の加速力を
    作用させ、繊維の塊体の一部を第1の回転ロールの歯列
    から第2の円周方向の移動方向に自由に加速させ、その
    間に繊維の塊体の第1の面部をカーディングし; (V)第2の中継点の下流側の第3の中継点において、
    円周方向に移動する繊維の塊体の一部を第3の回転ロー
    ルのシリンダ状面上の歯列に対して接線方向に係合させ
    る工程を含み、該第3の回転ロールは第2の回転ロール
    と反対の方向に回転し、且つ第3の回転ロールの回転方
    向に対して実質的な角度で傾斜する前面を有する歯列を
    有しており、上流側の円周方向の移動方向に連続して波
    状になつている第3の円周方向を移動している繊維に対
    して、第3の回転ロールの歯列により略々接線方向の加
    速力を作用させ、第2の回転ロールの歯列から第3の円
    周方向の移動方向へ毎分約10000乃至 20000フィート(約3000乃至6000m)の範
    囲の速度で繊維を自由に加速させ、その間に繊維の塊体
    の一部における第1の面部と反対側の第2の面部をカー
    ディングし; (VI)繊維の塊体の一部が一定の速度で円周方向に移動
    しているときに、少なくとも2箇所において、繊維の塊
    体の一部をその面部において付加的にカーディングする
    工程と; (VII)第3の中継点の下流側の次の中継点において、
    繊維の塊体の一部に対して接線方向の減速力を作用させ
    る工程を含み、該減速力は前記工程(V)における繊維
    の塊体の一部の円周方向の移動方向と連続して波状につ
    ながつている円周方向に作用するものであり、該減速力
    を作用させる工程の間に個々の繊維の配向を維持し、且
    つもつれがほぐされた状態を維持し;(VIII)毎分約7
    00ポンド(約317kg)以上の速度で、1平方ヤー
    ド(約0.81m^2)当り1200グレイン(約77
    .8g)以下の密度を有し、且つ個々の繊維の大部分が
    縦方向に配向され、且つ相互に略々平行となつており、
    圧密化されていて実質的にトラツシユおよびネツプを含
    まない繊維の塊体を回収する工程と;そして (IX)繊維の塊体から取除かれたトラツシユを搬送する
    工程; とを含む特許請求の範囲第1項記載の方法。
  4. (4)前記工程(III)に続きかつ前記工程(VII)に先
    立つて、繊維の塊体の一部が一定速度にて円周方向へ移
    動しているときに、少なくとも1つの位置において、前
    記工程(VI)でカード処理された面部と反対側のバット
    の面部において繊維の塊体の一部をカーディングする工
    程を更に含む特許請求の範囲第3項記載の方法。
  5. (5)回転ロールのカードにおけるカーディングの速度
    を増加し且つカード処理された製品の品質を改善するた
    めの、織布繊維をカーディングする改良された方法にお
    いて: (a)カード処理されるべき繊維を供給ロールから第1
    の回転ロールまで供給する工程を含み、該回転ロールは
    その表面に繊維をむしり取る歯列を有しており、前記歯
    列は前記第1の回転ロールの回転方向中に実質的な角度
    で傾斜した前面を有し、 前記第1の回転ロールの周速度は供給ロールの周速度よ
    りも大きく、前記繊維に含まれるトラツシユの少なくと
    も一部を放出し、そして前記繊維を配向し、梳り、分離
    し; (b)第1の回転ロールから第2、第3、第4および第
    5の回転ロールに向けて繊維を連続的に転送する工程を
    含み、 前記第2、第3および第4の回転ロールの各各は前段の
    回転ロールの周速度より大きな周速度で回転し、前記第
    2、第3および第4の回転ロールの各々はその表面上に
    繊維をむしり取る歯列を複数個有しており、前記歯列は
    前記各回転ロールの回転方向に実質的な角度で傾斜した
    前面を有し、受取側の回転ロールは常に送付側の回転ロ
    ールと反対方向に回転し、これにより前記第2の回転ロ
    ールから第4の回転ロールまで前記繊維を連続的にカー
    ディングおよびドラフテイングし、これ等繊維を漸進的
    に薄くなつたウェブに形成し、該ウェブは波状になつた
    径路を移動し、以て前記ウェブは一連の回転ロールの円
    周に沿つて移動すると同時にその両面をカード処理され
    ; (c)繊維が前記第1の回転ロールから第5の回転ロー
    ル迄進行するのと同時に繊維からトラツシユを連続的に
    取除く工程と; (d)第4の回転ロールから比較的低速度で回転する第
    5の回転ロールに向けて薄くなつたウェブを転送する工
    程と;そして (e)清浄化され且つカード処理された織布繊維のウェ
    ブを回収する工程とを含み、該回収されるウェブは実質
    的にネツプを含まず、繊維製品及び織物製品へ更に加工
    することについて好適である; ことを特徴とする方法。
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