JPS6158570B2 - - Google Patents

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JPS6158570B2
JPS6158570B2 JP52072913A JP7291377A JPS6158570B2 JP S6158570 B2 JPS6158570 B2 JP S6158570B2 JP 52072913 A JP52072913 A JP 52072913A JP 7291377 A JP7291377 A JP 7291377A JP S6158570 B2 JPS6158570 B2 JP S6158570B2
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JP
Japan
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roll
rotating
fibers
rolls
carding
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Application number
JP52072913A
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English (en)
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JPS532630A (en
Inventor
Aaru Uinchi Aren
Eichi Chuuningu Junia Chaaruzu
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Cotton Inc
Original Assignee
Cotton Inc
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Publication date
Application filed by Cotton Inc filed Critical Cotton Inc
Publication of JPS532630A publication Critical patent/JPS532630A/ja
Publication of JPS6158570B2 publication Critical patent/JPS6158570B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01GPRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
    • D01G15/00Carding machines or accessories; Card clothing; Burr-crushing or removing arrangements associated with carding or other preliminary-treatment machines
    • D01G15/76Stripping or cleaning carding surfaces; Maintaining cleanliness of carding area
    • D01G15/80Arrangements for stripping cylinders or rollers
    • D01G15/805Arrangements for stripping cylinders or rollers by suction or blowing
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01GPRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
    • D01G21/00Combinations of machines, apparatus, or processes, e.g. for continuous processing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、繊維材料を開繊、洗浄してウエブを
製造する装置に関する。又本発明は繊維材料のウ
エブ製造における清浄、精開繊および繊維の配列
処理に関し、特にウエブの大容量生産における清
浄および繊維材料の配列に関する。更に又本発明
は、木綿、合成繊維、混綿、羊毛、および他の織
物繊維に対し使用可能な装置に関する。 過去においては、例えば不織布繊維即ちスライ
バの製造の為の不織木綿バツトの製造工程におい
ては、通常の不織布仕上げカードに供給される材
料がバツチキヤー技術(batchkier technique:
一束の繊維を精錬ガマで処理する技術)により精
練および漂白(以下単に「化学的処理」と呼ぶ)
を行うプロセスが一般に必要とされて来た。この
化学的処理による製品は、ほぐされねばならない
繊維のウエツトケーキとなる。これに関連して行
なわれる湿式排綿処理(wet picking
practices:化学的処理を経た繊維のウエツトケ
ーキを排綿処理して、該ウエツトケーキをほぐす
処理。その後、繊維は乾燥され、ウエブを製造す
る為にカーデイング装置に供給される。尚、排綿
処理とは、混在している夾雑物を繊維中から人手
により取り除く操作を云う。)は、不均一で繊維
質の絡んだ諸要素をもたらし、これが更に様々な
量のネツプを有するカードから生じる不均一なウ
エブをもたらす事になる。 不均一なウエブをもたらすこと等の従来の化学
的処理における上記の欠点は、連続的な精錬およ
び漂白操作を行うことによつて防止することが可
能であり、該連続的な精錬および漂白操作は仕上
げカードに供給されるべき材料に前段階処理を施
す。この様な連続的な精錬および漂白操作は、連
続的ウエブの処理および乾燥を可能とし、これに
より繊維質の絡みあつた要素を形成する湿式排綿
処理を使用せずにすむ。 然しながら、経済的に可能な連続的な化学的処
理操作を行う為には、毎時数千ポンド、例えば毎
時7000ポンド(約3170Kg)以上の材料を供給する
比較的高速で精錬および漂白の為の装置に供給さ
れる必要がある。又、この様に供給されたウエブ
が適正に清潔で、適当な面積密度を有し、かつ均
等に構成されて許容出来る程度にネツプを含まな
いものである事が望ましい。 従来のカードはヤード当り比較的軽量な即ち小
さな面積密度の綿ウエブの製造が可能である事が
周知である。洗浄の程度がウエブの重量の大きな
関数である為、ウエブが軽くなる程度が大きくな
る程ウエブは清潔となる。然し、従来のカードを
用いて所望の小さな面積密度のウエブを製造する
時、製造能力は著しく低下する。実際、毎時70ポ
ンド(約31.78Kg)の製造能力は従来のカードに
おいては高速度であると考えられ、平均的には一
般にこれよりかなり低い速度である。実験的な毎
時300ポンド(約136Kg)迄の操業を従来のカード
装置を用いて行つたが、ウエブの均一性および清
浄度は著しく低下し市販可能な製品の水準に至ら
なかつた。 合格出来るウエブの高速操業に対する通常のカ
ード装置の不適合はその固有の構造的特性から生
じるものである。 多年にわたり使用されかつ今もなおその主流を
占める従来のカード装置は、部分的に開繊された
繊維のバツトから繊維のふさを引抜く為のリツカ
インと、繊維がリツカインによりその上に配設さ
れるシリンダと、複数個あつてカード装置のシリ
ンダの周面の約3分の1を囲繞するフラツトバー
即ち「回転フラツト」と、繊維をシリンダから取
除くドツフアとからなつている。前記の回転フラ
ツトは、カード用シリンダの場合と類似する針即
ちワイヤを埋めた表面を有する。シリンダに対し
て比較的運動しないフラツトは、清掃の目的で毎
分数インチ程度しか運動しない。従来のカードに
おいては直径が約50インチ(約1270mm)が普通で
あるカード用シリンダは、このシリンダが回転フ
ラツトを通過する様繊維を搬送する時、毎分約
2000乃至4000フイート(約1016乃至2032cm/秒)
の周速度で回転する。 カード処理の間、回転フラツトの針は、カード
用シリンダから繊維を収集して厚くなり、作用サ
イクルの約60%迄は比較的効率が悪い。フラツト
により収集された未開繊の繊維は、本装置に供給
される全繊維材料の2乃至5%になる。「フラツ
ト・ストリツプ」として知られるこれ等の繊維は
一般にもつれ節として処理される。更に、フラツ
トのローデイングも又シリンダ上の繊維をシリン
ダ上のクロージング上に押圧してインパクトを生
じ、更に約1%丈無駄になる材料を増加する。こ
の様に、多くの要因が結合して従来のカード装置
の生産能力に制約を与える事が判る。最近の数年
になつて目立つて来た問題は、回転フラツトの構
造および付随機構において、機械の付近の大気の
飛散する塵や繊維による汚染を回避する為のカバ
ーを機械全体にわたり設ける事が難しいと云う事
である。既に述べた様に、従来のカード装置の場
合には、主カードシリンダ自体は一般に、繊維を
回転フラツトの付近を搬送する時、毎分約2000乃
至4000フイート(約1016乃至2032cm/秒)の周速
度で回転する。この速度においては、供給される
スライバの単位長さ当りの所望重量に依存する
が、カードによる生産高は、カード処理済みの綿
で毎時約4.5から22.7乃至27.2Kg(10から50乃至60
ポンド)までの間で変動するであろう。 前述の事から明らかな様に、従来のカード装置
を連続的にウエブを供給するのに利用することは
完全には実用的ではなかつた。一方、もしある工
場において高速の連続的な化学的処理の為の搬送
が必要とされる場合、所望のウエブ供給を行う為
に多数のカード装置を同時に運転する為に巨額の
資金投下が必要となるであろう。他方において、
少数の機械を運転する場合には、小さな供給速度
の解決が必要となろう。化学的処理運転に対する
この様な入力能力の為それ以後の操業全体を差配
し、この為連続的な精錬および漂白操作の限界経
済性を最善とする。もし中間程度の数の従来の機
械を同時に通常の生産速度より高い速度で運転す
る様な中庸の選択を求めた場合は、ウエブの均一
性ならびに清浄度は犠性となるが、カード装置に
おける巨額の資本投下は僅かに減少するに止ま
る。 従つて、特に綿に使用出来かつこれに限定され
ない斬新な装置を提供し、これにより適当な面積
密度および均一性を商業的になり立つ程度で可能
な適正な清浄度を有するウエブが高速、例えば毎
時約700ポンド(約320Kg)以上程度で生産出来る
事が望ましい。 カード操作の各態様を改善する為数年にわたり
種々の試みがなされて来た。然し、これ等の試み
は、ややもすると繊維の損傷、カード処理された
ウエブの不均一性、環境汚染、低生産性、等の広
範囲な諸問題を解決する完全に斬新なカード装置
の提供よりも、個々の問題の解決に限られていた
様に考えられる。 カード処理された繊維の品質の改善に資する1
つの提起された装置は、1935年の米国特許第
2014673号に開示されている。この装置は、主と
して平行軸上で回転する相互に隣接する様取付け
られた2つのシリンダからなる。カード処理され
洗浄されあるいは開繊されるべき繊維が供給され
る第1のシリンダは、シリンダの表面に接する周
部の歯列が設けられている。この構造の歯列は、
繊維を損傷する事なく繊維を分離し整合するもの
と記述されている。繊維は、第2のシリンダの周
部上に取付けられた歯列を突出させる事により第
1のシリンダの歯列から取外される。フラツトの
回転の代りに、シリンダは、周部の上部に緊密に
嵌合する円筒状のカバーが設けられ、塵や他の異
物を取除く為のグリツドバーが設けられる。繊維
は空気の流れにより第2のシリンダから取除かれ
る。更に興味深い事は、本開示によれば「供給」
ロールと「ストリツピング」ロールの歯列に示さ
れたレーキ角が、繊維を供給ロールから剥取る
為、ストリツピングロールが供給ロールに対し更
に低速度かつ反対方向に回転するか、あるいは供
給ロールと同一方向に回転しなければならない事
になつている剥取り作用が示される点である。
又、米国特許第2041673号の指摘する処は剥取り
ロールの歯列が供給ロールの歯列の溝部を通る点
である事に留意すべきである。 回転フラツトを除外しカード処理された繊維の
品質を改善する為の別の提起は、米国特許第
2879549号において開示される。本提起の内容
は、カード処理用シリンダ上に固く嵌合された被
覆板を除去してその代りこの被覆板の凹状の内表
面を粒状の研摩剤で被覆する事からなる。繊維の
質量は、カード処理シリンダにより周囲に支持さ
れている為、繊維を直直にさせて厚さを薄くする
粒状表面の摩耗作用および緩速作用を受ける。本
装置は、比較的無駄が少なくネツプが比較的少
く、かつ周囲の大気中への塵や他の繊維の放散が
最少限度に抑制されるバツト即ちスライバの製造
に供されるものであるが、それでも尚、通常の周
速が毎分約2000乃至4000フイート(約1016乃至
2032cm/秒)で運転する従来周知のカード処理シ
リンダに基本的に依存している。この装置も又更
に良質の繊維の生産速度が比較的高くなる事が記
述されているが、その生産能力における増加は、
比較的大きな処理能力よりもむしろ機械自体の内
部のもつれ節の抑制を示していた。換言すれば、
増大する生産能力は、従来周知の回転フラツトに
より収集される未開繊の繊維を構成する「平坦な
ストリツプ」の実質的な除去、並びにシリンダの
被覆自体の堆積から生じるもつれ節の結果であつ
た。ネツプの減少は、回転シリンダ自体の歯列上
の繊維の堆積を更に抑制する結果であつた。 粒状のカードに関する改善は、米国特許第
3604062号において開示され、同特許は、一面で
は、米国特許第2879549号の研摩材被覆板を内側
の凹面上に複数個の歯列を有する凹状板で代替す
るものであつた。カード処理シリンダ自体は前方
のレーキ角を有する歯列が設けられ、静止する凹
状の被覆の内面上の歯列は反対方向に向けられて
いた。従来のフラツト形式の回転カードにおいて
は、ローラ頂部を有するカードを有するものと共
に、フラツト又はロール上の歯列は主シリンダ上
の歯列に対して対向位置の連続するカード処理面
を提供する。従つて、回転型のフラツト又はロー
ラ形式においては、カード処理作用は運動する円
筒形状面を通る間欠的な接線のみで達成される。
粒状形態のカードに関しては、静止面は、形状が
粒状で殆んど深さがなく比較的平坦な表面を有す
る粒子からなり、この粒子の全ては総体的にカー
ド作用の均一性と効率の全般的な低減を生じる。
米国特許第3604062号のカード処理装置において
は、カード処理作用は全表面にわたつて均等に生
じ、その結果更に実際上のカード作用点が与えら
れる。米国特許第3604062号の装置における別の
利点は、主カード処理シリンダの支持面の一部を
被覆する回転フラツト又はローラにより繊維が最
初にカード処理され、仕上げカード処理は回転フ
ラツト又は作用ロールの直後の主シリンダのカー
ド処理面に隣接して比較的小さな静止板を定置す
る事により達成される従来周知の回転フラツト型
カード又はローラ型カードに関連しても使用出来
る点である。この様に、更に繊維を別の機械に転
送する必要なしに繊維をカード処理する事が可能
となる。この発明の結果として、従来使用された
ものよりも小径の主シリンダを有するカード処理
機械を製作する事が出来た。この特許の装置につ
いて明記された別の利点は、金属性のカード作用
被覆を用いた結果耐久性が更に大きくなつた事で
ある。この機械の別の利点は、唯一のリツカイ
ン・シリンダと唯一のドツフアを用いる事が出来
る点である。然し、この様な機械は、機械の調整
に従つて、10乃至80ポンド(約4.5乃至36Kg)の
範囲内で変化する生産能力を有するに過ぎない。
この生産能力は、従来のカード装置のそれと大差
はなく、上質のバツト即ちウエブを直接化学的処
理操作又は紡糸工程に供給する為に高速の連続生
産能力が必要とされる場合には依然として満足す
べきものではない。 米国特許第3081499号は、全て同じ直径の3本
の平行な歯列を設けたシリンダ列を有する装置を
開示している。最初の2本のシリンダは同方向に
(例、反時計方向)に回転するが、第3のシリン
ダは反対方向に回転する。各シリンダは、実質的
に半径方向、即ち歯列の前面が実質的に零のレー
キ角を有し歯列がシリンダの半径の直線的延長で
ある直線状を呈するものとして開示された歯列が
設けられている。第1のシリンダはブレーカを構
成し、カード作用は最初の2つのシリンダ間のニ
ツプ中の歯列により行われる。最初の2つのシリ
ンダの各々は比較的小さな除去ロールが設けられ
ている。第3のシリンダは細い繊維の密度を高め
る為の集束作用を与え、この繊維を持続性のある
ウエブの形態でコンベアに搬送する。この特許に
より主張される利点の1つは、機械を無事通過出
来た繊維量に関してカード装置の非常に大きなカ
ード処理能力である。この様に、本特許の指摘す
る処によれば、主カード作用シリンダが約50イン
チ(約1270mm)の直経を有して約165rpmで回転
される従来のカード装置においては、綿の供給量
は毎時約10ポンド(約4.54Kg)を必要とする。更
に、フラツトのフラツシユの堆積の為、清掃の為
丸一日の運転停止を必要とし、従来のカード処理
装置は、運転速度を増加しようとすれば運転停止
の頻度が増大する。一方、この特許によれば、開
示されたカード機械は、毎時60ポンド(約27Kg)
の綿の連続処理能力に維持出来る。 連続的に高い処理能力、例えば毎時700ポンド
(約318Kg)を有し、ネツプの形成が実質的になく
許容し得る清浄度と均一性(精開繊および配列)
を達成する事の出来る方法および装置についての
調査が続けられた。 前述の事柄に関して、本発明の目的は、繊維質
材料の均一なウエブを製造する為の斬新な装置の
提供にある。 本発明の特定の目的は、前述の如きウエブの大
量生産が可能な斬新な装置の提供にある。 本発明の別の目的は、からみ節のない均一なウ
エブの連続的な大量生産速度を維持出来る装置の
提供にある。 本発明の他の目的は、後続の処理の為の繊維の
開繊および清浄を行う為の斬新な装置の提供にあ
る。 本発明の他の目的は、紡糸の製造の為直ちに使
用出来る十分な高品質および均一性を有する繊維
のウエブの連続的な大量生産を維持出来る斬新な
装置の提供にある。 本発明の更に別の目的は、直ちに連続的な化学
性精錬および漂白工程に使用出来る十分な高品質
および均一性を有するカード処理された木綿繊維
のウエブの連続的な大量生産を維持出来る斬新な
装置の提供にある。 本発明によれば、からみ合つた繊維のバツトあ
るいは塊体を開繊処理及び清浄化処理する繊維ウ
エブ製造装置において; 繊維のバツトまたは塊体を運搬する供給機構
と; 供給機構に続いて、少なくとも3つの回転ロー
ルを含むカード装置を設け、該カード装置の回転
ロールは歯列を設けた針布を有し、そして該カー
ドは更に歯列および/または吸込開口をその表面
に備えた最終回転ロールを有しており; 1つの回転ロールとこれに連続する回転ロール
とが反対方向に回転し、そして下流側の回転ロー
ルの周速度が上流側の回転ロールの周速度よりも
順次速くなり、一方、最終回転ロールはその上流
側の回転ロールよりも遅い速度で回転する様な態
様で、該複数の回転ロールを回転する駆動装置
と; 少なくとも2つの回転ロールの円周に隣接して
配置され、この回転ロール上で繊維を付加的にカ
ーデイングするカーデイング・プレートと; 回転ロールの係合位置でトラツシユを除去する
吸引装置と;そして 最終ロールの表面から繊維のウエブを取り出す
回収装置; とを含む繊維ウエブ製造装置が提供される。 本発明の更に別の態様によれば、からみ合つて
いて配向が不規則であり且つトラツシユを含んだ
綿繊維の塊体を処理する為の高速且つ高性能の装
置が提供されるが、この装置の構成は下記の如く
である。即ち、 () 1平方ヤード(約0.81m2)当り約2000乃至
20000グレイン(約130〜1300g)の範囲内の重
さを有しかつ厚さよりも大きな縦方向寸法と横
方向寸法とを有し、そして2つの面部を有する
厚手のバツトの形態をした繊維の塊体を供給す
る装置と; () バツト形態の繊維の塊体を供給ロール装置
から第1の中継点に向かつて略々縦の移動方向
へ毎時約700ポンド(約317Kg)の速度で搬送
し、そして繊維の塊体を把持して縦の移動方向
と直角な方向については殆ど移動していない状
態を維持する様に繊維の未だ処理されていない
塊体を把持する供給ロール装置と; () 歯列を有しており且つ第1の中継点におい
て配設された第1のシリンダ状回転ロール装置
を含み、該シリンダ状回転ロール装置の歯列を
備えたシリンダ状表面において供給ロール装置
から供給される繊維を受け取り、第1のシリン
ダ状のロール装置は縦方向の移動方向と同じ水
平面中に存在し且つ該縦方向の移動方向と略々
直角な方向に存在する回転軸心を有し、前記歯
列はシリンダ状面上に配設されシリンダ状の回
転ロール装置の回転方向に対して或角度で傾斜
した前面を有し、繊維の塊体の一部の先端部分
にたて方向の移動方向と略々直角な運動を与
え、更に第1の円周方向の移動方向への急激な
加速力を繊維の塊体の一部に作用させ、前記加
速力は繊維の塊体の一部を円周方向移動方向に
毎分約3000乃至5000フイート(約900乃至
1500m)の範囲内の速度で加速する様にし、前
記直角方向の運動および円周方向の加速力は、
繊維の未だ処理されていない塊体を把持する
間、繊維がからみ合つて配向が不規則になつて
いる未だ処理されていない塊体からその一部を
むしり取る様に作用し、移動している繊維の塊
体を薄くして且つ繊維を均一に配向する作用を
助長し、且つ繊維のもつれをほぐす作用を助長
し、前記直角方向の運動及び加速力は更にトラ
ツシユを繊維の円周方向移動方向から下方且つ
外方向に放出し、繊維の塊体の一部から該トラ
ツシユを分離し且つ該塊体の一部がトラツシユ
を含まない状態とし; () 第1の中継点の下流側の第2の中継点に配
設され、歯列を有する第2のシリンダ状回転ロ
ール装置を含み、第1のシリンダ状回転ロール
装置の歯列から第2のシリンダ状回転ロール装
置の歯列に向けて接線方向に繊維を受取り、該
第2のシリンダ状回転ロール装置は第1のシリ
ンダ状回転ロール装置の回転軸と略々同じ水平
面内にありかつ該回転軸と略同平行な回転軸心
を有し、第2のシリンダ状回転ロール装置は第
1のシリンダ状回転ロール装置と反対の方向に
回転し、かつ第2のシリンダ状回転ロール装置
の回転方向に対して或角度で傾斜された前面を
有する歯列を有し、そして繊維に対して略々接
線方向の加速力を与え、該加速力は、第1の円
周方向移動方向に連続して波状につながつてい
る第2の円周方向の移動方向へ作用し、第1の
シリンダ状回転ロール装置の歯列から第2の円
周方向移動方向へ繊維を自由に加速させ、そし
て更に第2の中継点において繊維の塊体の一部
における第1の面部をカード処理し、円周方向
の加速力および第1の面部におけるカーデイン
グの合成作用は、個々の繊維の塊体の一部を薄
くしてドラフテイングを行い、個々の繊維を分
離してもつれを解除し、繊維から、トラツシユ
を排除するのを助長せしめ; () 第2の中継点の下流側の第3の中継点にお
いて配設され、歯列を有する第3のシリンダ状
回転ロール装置を有し、第2のシリンダ回転ロ
ール装置の歯列から第3のシリンダ状回転ロー
ル装置の歯列に向けて接線方向に繊維を受取
り、前記第3のシリンダ状回転ロール装置は第
1のシリンダ状回転ロール装置の回転軸と略々
同じ水平面内にありかつ該回転軸と略々平行で
ある回転軸心を有し、第3のシリンダ状回転ロ
ール装置は第2のシリンダ状回転ロール装置と
反対の方向に回転し、かつ第3の回転ロールの
回転方向に或角度で傾斜した前面を有する歯列
を配して、第3の回転ロールの歯列により略々
接線方向の加速力が繊維に付加され、該加速力
は、第2の円周方向移動方向に連続して且つ波
形につづいている第3の円周移動方向に作用
し、第2のシリンダ状回転ロール装置の歯列か
ら第3の円周方向移動方向に繊維を自由に加速
させ、更に第3の中継点において第1の面部と
反対側の繊維の塊体の一部の第2の面部をカー
ド処理し、加速力と第2の面部におけるカーデ
イングとの合成作用は、個々の繊維を薄くして
ドラフテイング作用を行うと共に個々の繊維を
分離してもつれをほぐし、繊維からトラツシユ
を排除するのを助長せしめ; () 第3の中継点の下流側の次の中継点におい
て、歯を有する第4のシリンダ状回転ロールを
含み、第4のシリンダ状回転ロール装置の直ぐ
上流において接線方向の減速力を繊維の塊体の
一部に作用し、該減速力は、上流側の円周方向
の移動方向に連続し且つ波状につづいている円
周方向移動方向へ作用し、その間、個々の繊維
の均一に配向された状態及びもつれがほぐされ
た状態を維持し; () 第1の中継点の下流側でかつ前記第4のシ
リンダ状回転ロールの上流側において、シリン
ダ状の輪郭を有する歯列を設けたカーデイン
グ・プレートを含み、繊維の塊体の一部が一定
速度で円周方向を移動しているときに、少なく
とも2箇所において繊維の塊体の一部をその面
部において付加的にカーデイングし、これによ
り移動方向およびその横断方向において個々の
繊維の配向を均一にする作用および分離作用を
助長し、更に個々の繊維からトラツシユを排除
する事及びもつれた繊維をほぐす事を助長し; () シリンダ状回転ロール装置に隣接して配設
され、繊維から取除かれたトラツシユを搬送す
る装置と; () 第4のシリンダ状回転ロールの下流側にお
いて繊維の塊体を毎時約700ポンド(約317Kg)
の速度で回収する装置とを含み、該繊維の塊体
は実質的にトラツシユあるいはネツプを含んで
おらず、前記第4のシリンダ状回転ロールにお
いて、1平方ヤード(約0.81m2)当り約1200グ
レイン以下の密度を有する様に調整され、個々
の繊維の殆どが縦方向へ均一に配向され、且つ
実質的に相互に平行となつている。 本発明の更に別の態様によれば、繊維の塊体を
清浄化すると共にカード処理する為の装置が提供
され、その構成は下記の如くである。即ち、 (a) 平行な回転軸を中心として回転する様に隣接
して取付けられた少なくとも3個の回転ロール
から成る回転ロール列と; (b) 繊維をむしり取る複数の歯列を含み、該歯列
は前記各回転ロールの表面に固定されており、 前記の全ての歯列は、これ等歯列が固定され
ている各回転ロールの回転方向に対して或角度
で傾斜された前面を有し、前記回転ロールは間
隔を空けて配置されており、その歯列が隣接す
る回転ロールの歯列と係合してカーデイングを
行ない且つ繊維を転送する様になつており; (c) 隣接する回転ロールとは反対方向に回転する
様に前記回転ロールを回転する装置を含み、 後続の各回転ロールの周速度はその前段の回
転ロールの周速度より大きく、これにより前記
回転ロールの最初の回転ロールの歯列上へ導入
された繊維の塊体が連続するロールの周部に沿
つて波状に曲がりくねつた径路中を最後段の回
転ロールに向かつて進行し、同時にカーデイン
グされた繊維のウエブが漸進的に薄くなり、 前記各回転ロールの周速度は、繊維の塊体に
包含されているトラツシユおよび屑を前記塊体
内から排除するのに充分な度であり; (d) 回転ロール列における少なくとも2つ以上の
回転ロールの周部に隣接して配設され、付加的
なカーデイング作用を行うポイントを提供する
複数個のカーデイングプレートと;そして (e) 回転ロール列における最後段の回転ロールか
ら、清浄化されかつカード処理されたウエブを
取り出す装置とを含んでいる。 本発明のさらに別の態様によれば、繊維の塊体
を清浄化しカード処理する為の装置が提供され
る。その構成は下記の如くである。即ち、 (a) 平行な回転軸を中心として回転する様に隣接
して取りつけられた一列の回転ロールを含み、
該回転ロール列は、 第1から第4の回転ロール部材と、 該第1の回転ロールに繊維を供給する供給ロ
ール部材と、 第5の回転ロールからカード処理された繊維
を回収する取り出し装置と、そして 前記供給ロール部材と前記第1から第4の回
転ロール部材を回転する装置とを有し、該回転
装置によつて、隣接する供給ロール部材あるい
は回転ロール部材は反対方向に回転し、連続す
る回転ロール部材の各々は周速度がその前段の
回転ロール部材あるいは回転ロール部材の周速
度よりも速くなつており; (b) 前記第1から第4の回転ロール部材の表面に
固定された、繊維をむしり取る複数の歯列を含
み、 前記の歯列はこの歯列が固定される各回転ロ
ール部材の回転方向に対して或角度で傾斜され
た前面を有し、前記各回転ロール部材は間隔を
空けて配置され、その歯列が隣接した回転ロー
ル部材の歯列と係合してカーデイングを行い且
つ繊維を搬送する様にし、 各回転ロール部材の回転方向及び回転速度
は、繊維の塊体を第1の回転ロール部材の歯列
へ導入し、該塊体は前記回転ロール部材の周囲
部に沿つて波状に曲がりくねつた径路を前記第
4の回転ロール部材に向かつて進行し、同時に
カーデイングされた繊維のウエブが漸進的に薄
くなり、そしてウエブの両面が連続する回転ロ
ール部材によつてカーデイングされる様にな
り、 前記回転ロール部材の周速度は繊維の塊体に
包含されるトラツシユ及び屑を前記塊体中より
除去するのに充分な速さであり; (c) 少なくとも2つの前記回転ロール部材に隣接
して配置され、付加的なカーデイングを行うポ
イントを提供する装置と; (d) 前記第4の回転ロール部材と前記取り出し装
置との間に配置された第5の回転ロールと; (e) 第4の回転ロール部材の周速度より小さな周
速度で前記第5の回転ロールを回転させて繊維
の塊体の集束作用を生じる装置と;そして (f) 前記各回転ロールに隣接してその表面に沿つ
た空気の流れを制御し、繊維が前段の回転ロー
ルにブローバツクされてしまう事を防止する装
置とを含んでいる。 本発明の範囲内に該当する他の目的、態様およ
び利点については、添付図面に関して以下の望ま
しい実施態様の記述を読めば当業者には明らかと
なろう。 第1図において、特に精密な開繊処理および清
浄化処理を行う為の本発明の装置を用いた典型的
な綿繊維処理システムの諸工程を簡単なフローチ
ヤートで示している。第1図において、開俵から
各工程において共通のバツト成形に至る初段を有
する2つの全処理システムが示されている。 第1のシステムにおいては、未加工の綿の俵
が、特にトラツシユ(短毛ではない)成分に関
し、又繊維の長さ、強度およびミクロネール
(micronaire)特性に関して品質級および(又
は)綿の種類又は選択基準に従つて分級される。 開俵操作は適当な構造の開俵機により行われる
が、その開俵機の作用は、納入された圧縮状の俵
の繊維の比較的大きな密度のものから比較的小さ
な密度の短繊維塊に至る原綿俵繊維を開繊し、こ
れにより繊維の後続の粗開繊および清浄化工程に
対する制御された自動的供給を容易にするもので
ある。後続の粗開繊および清浄化段は、フアイバ
ー・コントロール社により製造される如き傾斜型
ステツプ・クリーナ又は他の周知の繊維清浄装置
の如き粗開繊および清浄化装置の1つ以上の小段
からなる。1段以上の粗開繊および清浄化工程を
出た繊維は、次に、周知のシヤーリー
(shirley)社の開繊クリーナの如き中間の精開繊
および清浄装置および(又は)フアイバー・コン
トロール社の310型精開繊クリーナ又は同社の
C60型オープナ/クリーナの如き他の開繊クリー
ナからなる1つ以上の段に送られる。 中間の精開繊および清浄段からの制御された均
一な繊維の転送は次いで繊維バツト成形により行
われて、以下に述べる高度の精開繊および清浄化
繊維処理の有効な運転の為に必要な大きな繊維供
給速度および繊維面積密度供給均一性を達成す
る。この様な繊維バツトは従来周知の織物のカー
ド処理供給システムについて知られる改良型の繊
維供給シユートを用いて形成出来、あるいは繊維
は所望の密度の更に均一なバツトが除去即ち「ド
ツフ処理」出来る1つ以上のコンデンサ・シリン
ダ上に放出される。 この高度の精開繊および清浄作用段は、本文中
に詳細に記述された本発明の装置を用いて達成さ
れる。 高度の精開繊および清浄作用段から出た品物
は、必要に応じて、紡糸の為のカード・スライバ
調製用のフイニツシヤ・カード又は化学的清浄化
操作工程に直接送られる。この精開繊清浄作用段
からの処理品は、最初に、必要に応じて振落し段
が続く1次バツト形成段に送られる事が望まし
く、1枚以上のウエブはこの時重合されるかある
いは合成されて所望の重量(面積密度)および繊
維混合比の密度を高めたバツトを形成する。この
様に形成された高密度のバツトは、半連続的又は
連続的なバツチにより、この最初の綿繊維全シス
テムにおける紡糸に用いられるカード・スライバ
に最終的に変換する為後続のフイニツシヤ・カー
ドに供給される均一なバツト供給材とされる。別
のシステムにおいては、精開繊および清浄化工程
からの処理品、望ましくは圧密化バツト・フオー
マ又は1次バツト・フオーマ又はプレイタからの
処理品は、不織布または紡糸工程の為の清浄化綿
繊維の調製の為のバツチ・キア又は連続的化学ク
リーナに供給する為に使用される。 第2図および第3図においては、本発明の望ま
しい繊維処理装置は、平行軸心の周囲に回転する
様隣接位置に取付けられた1列のロール、A,
B,C,DおよびEからなる事が判ろう。ロール
Aはリツカー・インとして作用し、ロールB,
C,Dは主処理作用ロールであり、ロールEは圧
密化ロールである。本発明の重要な特徴は、隣接
するロールが反対方向に回転する事で、これは換
言すれば、1つおきのロールが同一方向に回転す
る事である。この様に、第3図の各ロール上の矢
印により示される如く、ロールA,C、およびE
は反時計方向に、ロールB,Dは時計方向に回転
する。 列状の各ロールA,B,C,DおよびEは、ロ
ールの周部にそれぞれ固定された複数個の繊維把
持用針布歯列1a,1b,1c,1sおよび1d
が設けられている。本発明の別の重要な特徴は、
これ等の歯列が傾斜する角度である。この様に、
第3図に示す如く、ロールA,B,C,D上の歯
列は実質的に前方のレーキ角を有する。即ち、ロ
ールA,B,C,D上の歯列の前面は全て歯列が
取付けられる特定のロールの回転方向に半径方向
に対して実質的な角度、例えば約3゜乃至50゜、
望ましくは約5゜乃至40゜の角度で傾斜してい
る。然し、圧密化ロールEにおいては、歯列は同
じ角度であるが回転方向と反対方向即ち後方に傾
斜している。本文において注意すべき事は、歯列
に加えて又はその代りに、ロールEは穿孔して繊
維の塊体即ちウエブをロール上に保持させる為の
吸気作用を与えても良い事である。もしロールE
が歯列の代りに穿孔されている場合には、ウエブ
の圧密化作用中にある繊維が平行度を失う事も生
じ得る。同様に、ロールA,B,C又はDも吸気
作用即ち真空保持法を行う為穿孔出来る。この様
な吸気即ち真空保持法も又別の塵介や他の微細な
トラツシユの除去にも役立つ。 ロール列の前方にあるのは、供給源(図示せ
ず)から処理すべき繊維7の塊体を連続的に供給
する為のシユート4の如き装置である。繊維は、
天然繊維例えば木綿、又は合成繊維例えばナイロ
ンやポリエステル、又はこれ等繊維の混合体でも
良い。 再び第2図および第3図において、トラツシユ
を含む繊維は、シユート4から供給プレート10
を通過する事が示され、この供給プレートから繊
維は供給ロール13によりロールAの歯列1aに
送られる。繊維が供給ロールから引抜かれてロー
ルAの周部の下部の周囲で反時計方向に移動する
時、これ等繊維は、最初の配向、精梳、および清
浄作用を受けて層16を形成する。ロールAとB
の間に喰込まれると、層16は第2の処理ロール
Bの歯列1bに転位されてこのロールの周部の上
部の周囲の第3図に示される如き時計方向径路を
とる。次に繊維層16がロールBとCの間に喰込
まれると、繊維は第3のロールCの歯列1cによ
り取上げられ、このロールの周囲の下部に沿つて
反時計方向に運動を続ける。同様に、層16は次
に連続的に時計方向に回転するロールD上の歯列
Isに転位される。既に述べた様に、隣接ロールは
反対の方向に回転する為、繊維層はロールAから
Eに進行するに伴い図示の如き波状の径路をとる
事になる。 ロールAの周速は供給ロール13の周速より大
きい為、繊維層16は、供給ロール13に供給さ
れる塊体の密度より小さな密度を有する。更に、
層16の回転速度は、同層がロールAの下部の周
囲に送られる時、実質的な量のトラツシユが繊維
をある程度混えて歯列1aにより弛緩させる即ち
ほぐして、遠心力および歯列1aにより作用され
る横方向の作用力が厚いトラツシユに及ぶ時、こ
れ等の作用力により放出させるに十分な大きさで
ある。層およびトラツシユは従来周知の繊維回収
装置19に引出されるが、前記装置の一部が第3
図においてロールAの周部の一部に隣接して示さ
れている。層16がロールAとBの間に係合する
と、第2のロールBの歯列1bにより歯列1aか
ら抜取られる。ロールBはロールAよりも大きな
周速で回転している為、同ロールはこれ等2つの
ロールの係合関係の転位点においてドラフテイン
グ作用とカーデイング作用を有する。ロールBに
沿つた別のカード作用点は、ロールBの周部の一
部と並列位置関係に取付けられた1対の隣接した
固定カード作用プレート22,25により与えら
れる。ロールの長さと同じ長さのこれ等の固定プ
レートは、その歯列も又ロールBの回転方向と同
じか反対方向に半径に対して種々の角度で傾斜し
た針布がその内側の凹状面に設けられている。プ
レート22,25の如き固定カード作用プレート
は、本文に参考の為引用した米国特許第3604062
号に詳細に記述されている。これ等のプレート
は、習熟した技術者には周知の方法で支持枠(図
示せず)上に調整自在に取付けられ、最良のカー
デイング作用を得る様ロールから適当な距離に設
置されている。プレート22,25はスプリング
を装填するかあるいは調整の後固定出来る様にす
るのが望ましい。 ロールBと共に時計方向に移動する部分的にカ
ード処理された繊維16は、2つのロールBとC
の間で係合されてロールCに転位される。ロール
CはロールBよりも大きな周速で回転する。従つ
て、繊維16はこの転位の間に更にカーデイング
作用とドラフテイング作用を受ける。本発明の更
に重要な特徴は、ロールCの周部に設けられた更
に2つのカーデイング作用点に関する。これ等の
付加的なカーデイング作用は、プレート22,2
5と同様な固定カーデイング作用プレート28,
31からなる。カーデイングプレート28,31
は、ロールCの周部に並置位置で更にプレート2
2,25が取付けられたロールB上の部分と略々
直径方向に反対側の部分に隣接して固定又はスプ
リング装填により調整自在に取付けられている。
プレート28,31をこの様に設置した効果は、
繊維層16の両面にカーデイング作用を与える事
である。反時計方向に固定カーデイング・プレー
ト28,31を通過した後、繊維16は第3のロ
ールCから時計方向に回転する第4のロールDに
転位される。ロールDはロールCよりも大きな周
速で回転する為、この間の転位においてもカーデ
イング作用とドラフテイング作用が生じる。この
カーデイング作用は、ロールBの部分と対応する
ロールDの部分に隣接する固定カーデイング作用
プレート34,37の並設により増強され、更に
2つのカーデイング作用点を提供する。プレート
22,25,28および31の場合と同様に、カ
ーデイング・プレート34,37が周知の方法で
調整自在に取付けられ、これ等プレートも固定さ
れるか調整の後スプリング装填されても良い。 繊維16がロールDとEの間に係合関係となる
迄に、繊維16はドラフト作用を受けて薄くされ
る為もはや持続性のある連続状のウエブの形態を
持たない。従つて、ロールEは、ロールDと反対
の方向(例えば反時計方向)でかつ同ロールより
も実質的に小さな周速で回転される。更に、歯列
1dを回転方向と反対の角度に傾斜する事によ
り、繊維がロールDからロールEに転位する際、
繊維は集束作用を受ける。この時更に密度の高い
持続性のあるウエブ40の形態の繊維16は、こ
れも又反時計方向に回転する溝付きのロール43
(DM)に受渡され、これによりロールEからウ
エブ40を引剥がす。次にウエブ40は溝付きロ
ール43とナイフ・エツジ46間を通過し、更に
固定された傾斜面49を滑り落ちて以後の処理の
為の位置に回収即ち撤去する為無端ベルト52上
に至る。前に述べた如く、ロールEから圧密化さ
れたウエブ40を取外す組立体については、参考
の為本文中に引用された米国特許第3283366号に
詳細に記述されている。 第2図および第3図に示す如き望ましい一実施
態様においては、ロールA,B,C,DおよびE
は、本発明の要件ではないが、同一の直径であ
る。本発明によれば、いくつかの構成要素の構成
の為種々の寸法のロールを必要としない為、更に
製造上の経済性が増大する利点が得られる。 前に述べた様に、本発明の主な目的の一つは、
これ迄不可能であつた品質と生産量の両立が可能
な綿繊維処理装置の提供にある。この様に、従来
のカード装置が毎時約60又は70ポンド(約27.2又
は31.7Kg)以下の速度で精練および漂白に適した
綿ウエブを製造するが、本文に記述した処理装置
は高品質のウエブを毎時400ポンド(約181Kg)以
上800ポンド(約317Kg)迄生産出来るものであ
る。「高品質」とは、実質的に均一な面積密度
で、細かな種子片や他の「ペツパ・トラツシユ」
と呼ばれる着色分の如き残留する微細なトラツシ
ユを大巾に減少させてネツプを殆んど含まない均
一な織布を意味する。然し、ここで留意すべき事
は、もし本発明の繊維ウエブ製造装置に対する装
入原料が既にネツプ(微繊維に非常に堅くよじれ
てからみ付いている)を含む場合は、この様なネ
ツプは除去出来ないかも知れない点である。然
し、新たなネツプの形成は回避されるか、あるい
は最少限定に抑制されるのである。 中継点即ち供給ロールとロールA間の区域にお
いて通常大量のトラツシユが除去される為、供給
ロール13と供給プレート10の丁度上方の周部
に隣接して大容量の繊維およびトラツシユ受取り
要素を設ける事が望ましい。この目的の為には従
来の繊維回収装置が適当である事は既に述べた
が、前記装置は種々の構造のものが当業者に知ら
れている。この様な繊維回収装置19の受取りダ
クトの一部が第3図に示されている。ロールAと
同心位置にスクリーン55が設けられ、周知の装
置(図示せず)によりロールAの周部からの距離
は調整可能である。扇形部と対向するスクリーン
55を被う周知のカバープレート58も示されて
いる。このプレートも又必要に応じて、例えば固
定カーデイング・プレート22,25を調整自在
に取付ける為に用いられるものと同様な装置(図
示図)により調整自在である。カバー・プレート
を調整自在に取付ける装置は周知であり、本発明
の一部を構成するものではない。 再び第3図において、歯列を設けたロールB
は、固定カーデイング・プレート22,25と
略々直径方向に反対側でスクリーン61および6
4が設けられているのが示される。スクリーン6
1と64は、歯列を設けたロールBの周部と同心
的に凹状を呈し、本発明を構成しない周知の装置
(図示せず)により前記周部からの距離が調整自
在である。これ等のスクリーンは、図示の如く、
以下に述べる理由の為に一体である事が望ましい
が、又穿孔してもリブ止めしても良い。スクリー
ン61と64はそれぞれスクリーン55の前縁部
67に隣接する一点から殆んどロールBとCの係
合部内の一地点迄延在し、その範囲は通常はロー
ルBの円周の約3分の1に相当する。 次にロールCに関して、このロールには固定カ
ーデイング・プレート28,31と略々直径方向
に反対側の同心状の凹状のカバープレート70が
設けられているのが判る。プレート70も又、カ
バープレート58と同じ方法で図示しない手段に
より調整自在に取付けられている。必須のもので
はないが、カバープレート58と70にはそれぞ
れウインド73,76が取付られ、これ等は針布
の状態の検査およびウエブの一部から弛緩して切
断され最後にはウエブの別の部分に再び付着して
ウエブの不均一性の原因となる「ブローバツク」
の発生を検出する為に設けられる。 再び第3図において、ロールDには、固定カー
デイング・プレート34,37と略々直径方向に
反対側のロールDの周部の一部に隣接してスクリ
ーン61,64と同様な(図示しない手段によ
り)調整自在な一体のスクリーン79,82が設
けられているのが判る。スクリーン79,82は
共に、ロールDとEの係合位置付近の一点85か
らロールCとDの係合位置からかなり離れた一点
88迄回転方向に延在するロールDの円周の約3
分の1にわたり被覆する。湾曲したプレートがロ
ールEの円周においてポイント85からポイント
94まで延びており、該ロールEの円弧はスクリ
ーン79及び82により囲繞されるロールDの円
弧と略々対応する位置にあり、また該ポイント9
4は全体を付号97で図示されたウエブを回収す
る装置に隣接している。 前述の目的の大きな処理能力を達成するには、
いくつかのロールを従来周知のカードの周速より
も大きな周速で回転する事が一般的である。又、
ある繊維から清浄化された高品質のウエブを製造
すると云う別の目的の達成の為には、これ迄使用
されなかつた地点即ち中間ロールCにおいてカー
デイング作用が2つの隣接するロール(BとD)
において生じる弧部と略々直径方向に反対側の弧
部に沿つてカーデイング作用を行う事が望まし
い。更に、前に述べた如く、全てのロールは同一
の直径で良い事が判つている。 前述のスクリーンを用いて空気流を制御する事
が出来る。この様に、ロールの係合区域における
負の空気圧の作用により強化される為、ロールの
周囲に適正な空気の流れを確保し、かつ隣接する
ロールの係合位置において全ての繊維を有効に転
送し、ロールAからロールE迄進行する間前述の
波状の経路に繊維を維持する事が可能となる。 前述の如く、多くの清浄作用(即ち、種子を除
いた原綿に伴われるトラツシユの取除)がロール
Aにおいて生じ、該ロールAにおいては多くのト
ラツシユがいくらかの繊維と共に遠心力および接
線方向の作用力により飛ばされて繊維回収装置1
9で捕捉されるが、いくらかの小さなトラツシユ
粒子は繊維中に残り、繊維回収装置19の入口ダ
クトを通過してロールAの周部に依然として存在
するのが普通である。この残つたトラツシユは繊
維と共に次のロールBにより取出される。特に弛
緩した状態で保持された表面のトラツシユは、長
繊維や塵屑と共に、照合番号100Aで全体的に表
示しロールAとBの係合位置付近に示された吸引
装置により繊維の塊体から除去される。トラツシ
ユを除去する装置は、米国特許第3858276号の主
題であり、本文中に参照の為引用されている。吸
引装置100Aにより取除かれた弛緩材料は、ロ
ールAとBの係合位置に指向されロールAの全表
と略々同じ長さのノズル106を介して真空パイ
プ103内に吸取られる。パイプ103は、ダク
ト109により適当な吸込デバイス(図示せず)
に結合されている。 真空パイプ103により除去されない遊動トラ
ツシユは、供給ロール13に付着するトラツシユ
および繊維と共に、供給ロール13とロールAの
係合位置に指向されロールAの全長と略々同じ長
さのノズル115を介して真空パイプ112によ
り取除かれる。真空パイプ112は、ダクト11
8により、ダクト109の場合と同様な吸込デバ
イスに接続され得る。 繊維の塊体がロールAから比較的高速のロール
Bに転送される間、前述の如く固定カーデイン
グ・プレート22,25により強化されるドラフ
テイングおよびカーデイング作用を受ける。この
カーデイングおよびドラフテイング作用は、繊維
の塊体の厚さが薄くなることを生じ、又特にカー
デイング・プレート22,25上の歯列121と
接触する表面上の繊維のこれ以上の開繊作用によ
り露呈された多量のトラツシユの弛緩をもたら
す。このトラツシユ、塵および残留繊維は、カー
デイング・プレート25を被いかつロールBとC
の係合位置上に延在するプレナム124を介して
取出される。又このプレナム124はダクト12
7によりダクト109と118と同様な吸込デバ
イスに接続する事が出来る。 繊維の塊体16が、ロールBから更に高速で回
転するロールCに転位する時、再びドラフテイン
グおよびカーデイング作用を受け、これにより更
に繊維16の密度を減少すると共に更に微細なト
ラツシユの残量の弛緩即ち露呈をもたらす。この
時、本発明の斬新な概念の一つが役立つ。 本発明以前には、カード処理された綿ウエブに
対する当業者の考察は唯2つの方向即ち長さと巾
についてのみなされたがその実質的な厚さについ
ては考慮された事がなかつた。然し、この誤つた
前提は、フイニツシヤ・カードを経る必要なしに
それ以後の工業的用途に使用可能なトラツシユを
殆んど伴わないウエブの製造を可能にする大容量
の高速カーデイングの発展を妨げていた元凶であ
つた。カード処理されたウエブは2次元であると
云う前述の前提を棄て、有限の厚さを有するもの
であると考える事により、本発明はウエブ16の
反対側の面をカーデイングする有利な工程をもた
らしたのである。これは、前述の如く、ロールC
の隣接位置でロールB上の前方のプレート22と
25から約180゜離して固定カーデイング・プレ
ート28,31を設ける事により達成出来る。第
3図に示す如く、ロールBとCの係合位置の前述
のトラツシユ除去装置100を別に設ける事によ
り、プレート28,31のカーデイング作用によ
り弛緩された表面のトラツシユは除去出来る。弛
緩したトラツシユ、塵および長繊維は、次いで、
前述のものと同様な真空パイプ130,133お
よび136により除去する事が出来る。 ここで、前記トラツシユ除去装置は米国特許第
3858276号において開示されている。概説する
と、該トラツシユ除去装置はくさび形部材(ナイ
フエツジ)を備え、該ナイフエツジは関連する複
数のロール(AとB、BとC、CとD)間の各々
において、針布に略々対応する様な部分を有して
いる。ナイフエツジは複数の通路を画定し、該通
路は遠心力に応答してトラツシユが該通路を通過
して除去されるのを許容する。真空パイプ(ロー
ルAB間の場合は符号103)及びノズル(ロー
ルAB間の場合は符号106)はトラツシユの除
去を助長する。同様な真空パイプ及びノズルが、
トラツシユの除去を助長するために、ロールBC
間、CD間、DE間に設けられている。 この時迄に薄くなつたウエブ16は、更にロー
ルCとDの係合位置に転送される際にドラフテイ
ング作用およびカーデイング作用を受ける。又、
既に述べた如く、ウエブ16は、固定カーデイン
グ・プレート34,37によるこれ以上のカーデ
イング作用を受ける。更に残つたトラツシユは、
ロールCとDの係合位置におよびカーデイング・
プレート34と37の下方のカーデイングおよび
ドラフテイング作用により弛緩され、第3図に示
す如く一方がカーデイング・プレート34の前方
でロールCおよびDの係合位置付近に取付けられ
他方はカーデイング・プレート37の後方に取付
けられる別の一対のトラツシユ除去装置100の
ナイフ・エツジを経て、ウエブの表面から分離さ
れる。この様に分離されたトラツシユ、塵、およ
び長繊維は、真空パイプ139により且つプレナ
ム142を介して除去する事ができ、該プレナム
は、既に記載さた態様にて、ダクト145により
真空源(図示せず)に接続されている。 ウエブ16がロールDとEの係合位置に進入す
ると、ウエブは比較的低回転のロールEの後方に
傾斜した歯列1d上に転位される。比較的大きな
密度のウエブ40の密度即ち単位長さ当りの重さ
の増加は、ロールDとEの相対的速度に依存す
る。トラツシユを含まず、持続性があり且つ完全
に開繊されたウエブ40は、前述のウエブを回収
する装置97によりロールEから取外されて、次
に予定される工程に運ぶ為コンベア52上に載置
される。 前の記述において、いくつかのトラツシユ除去
装置と、弛緩したトラツシユ、長繊維、塵等を収
集するのに用いられる吸引装置について論議し
た。これ等の吸引装置は、負圧下のブレーカー・
カードの区域を維持する別の目的に供される。こ
の条件は、好都合にも、直接空気流中にこれ等ト
ラツシユや他の乾燥した粒子を浮遊させる事によ
りこれを除去し、この為これ等粒子の大気中への
逸散を防止し、又前述の工程およびその以降の繊
維処理工程における健康上の障害を最少限度に抑
制するものである。 作用について説明すれば、第2図および第3図
に関して、からみあつて不規則に配向されたトラ
ツシユを含む綿繊維の塊体即ち厚い塊り7は繊維
処理装置2により処理される。これは、バツトの
両面部8,9を有し、その厚さよりも実質的に大
きな縦横寸法を有するバツト形態の繊維の塊体7
を提供する事により達成される。このバツトは、
種々の寸法および重さ、例えば約1平方ヤード
(約0.81m2)当り約2000グレイン(129.6g)以
上、望ましくは1平方ヤード当り約2000乃至
20000グレイン(129.6g〜1296g)の範囲の寸法
および重さを有するもので良い。繊維の塊体7
は、それからバツト(batt)の形態にて供給ロー
ル13から第1の中継点3に向かつて好適な速度
で比較的ゆつくりと搬送され、その間、該塊体は
しつかりと把持または保持されて、未だ処理され
ていない繊維の塊体を、(ロール列の)縦方向に
垂直な方向、即ち(ロール列における)最初の供
給方向に対して概略横断する方向あるいは垂直な
方向については実質的に移動しない様に維持す
る。ここで留意すべき事は、「縦方向」なる用語
の使用は、繊維処理の方法および装置が特にこと
わらぬ限り種々の形態および空間的関係において
実施される為、必らずしも水平方向又は垂直方向
を示唆するものではない事である。供給ロールの
周速は変動するが、主として毎分約10乃至100フ
イート(約3乃至30m)の範囲内にある。繊維の
塊体7は、次いで最初の回転ロールAの円筒表面
5の中間位置の歯列1aに対して指向されるが、
前記歯列1aは第3図に矢印で示されるロールの
回転方向に実質的な角度で傾斜した前面6を有す
る。この為、第1の中継点3において繊維の塊体
の一部の先端部に縦の移動方向を略々横切る急激
な偏向運動を生じさせる急激な偏向作用を生じる
と同時に同塊体の一部の先端部に第3図における
矢印により示される如き繊維の第1の円形状の移
動方向に急激な加速作用力を作用させる。この作
用力は、回転ロールA上で前記塊体の一部を、移
動方向へ、比較的大きな速度、例えば毎分約2000
フイート(約600m)以上、一般的には毎分約
2000乃至6000フイート(約600乃至1800m)、更に
望ましくは毎分約3000乃至5000フイート(約900
乃至1500m)の範囲内で加速しようとする。繊維
の未だ処理されていない塊体を把持する間、横断
方向の偏向作用および円形状の移動方向の加速作
用は、からまつて不規則に配向された繊維の未だ
処理されていない塊体から塊体の一部即ち一部分
を引抜く作用を有し、移動方向において塊体7の
薄化作用および配向作用(供給方向に繊維をそろ
える)を助長すると共に繊維の塊体のもつれの解
除を助長する。急激な横方向の偏向作用、円形状
の加速作用力および歯列1aによる精梳作用の合
成作用は又、トラツシユ11を下方ならびに外方
に放出させると共に繊維の塊体7から分解させる
ものである。トラツシユは、適当な装置19と1
15により繊維の塊体の区域から外に排除出来
る。第1の中継点3の下流側の第2の中継点12
における繊維の塊体は、次に、第2の回転ロール
Bの円筒状表面14上の歯列1bに対して接線方
向に指向させられ、第2のロールは第1のロール
Aと反対方向に回転し、第2のロールBの回転方
向に実質的な角度で傾斜した前面15を有する歯
列1bを有して、第2のロールBの歯列1bによ
り第1即ち上流側の円形状の移動方向に対し波状
の第2の円形状の移動方向に繊維に対して略々接
線方向に加速する力を作用させ、かつ第1のロー
ルAの歯列1aから第3図の矢印により示される
如き第2の円形状の移動方向に繊維の塊体の一部
を自由に即ち実質的に拘束する事なく加速させ
る。ロールAからロールBに対する接線方向即ち
波状の転位作用も又、第2の中継点12において
層16即ち繊維の塊体の一部の第1の表面部即ち
表面16aのカード作用を行う。接線方向即ち波
状の加速作用および第1の面部16aにおけるカ
ーデイング作用の合成された作用は、移動方向に
おける個々の繊維の薄化およびドラフテイング作
用を行い、トラツシユの弛緩ならびに繊維の塊体
における個々の繊維のもつれの解体を助長する。
第2の中継点12の下流側の第3の中継点17に
おいては、繊維の塊体即ち層16は、第3の回転
ロールCの円筒状表面18上の歯列1cに対して
接線方向に指向させられる。第3の回転ロールC
は、第2のロールBの回転方向と反対方向に回転
し、第3図に示す如く第3のロールCの回転方向
に実質的な角度で傾斜した前面を有する歯列1c
を有する。略々接線方向の加速作用が、第2の即
ち上流側の移動方向に対して波状の第3の円形状
の移動方向に第3のロールCの歯列1cにより繊
維に対して支えられて、繊維を第2のロールBの
歯列1bから第3の円形状の移動方向に自由に加
速させる。ロールCにおける速度は変動するが、
一般的には第3の中継点17において、毎分約
10000フイート(約3000m)以上、典型的には毎
分約10000乃至25000フイート(約3000乃至
7500m)、望ましくは毎分約10000乃至20000(約
3000乃至6000m)の範囲内にあり、繊維の塊体即
ち層16の第2の反対側の面部16bのカード作
用も又行われる。 本発明に従つた繊維ウエブ製造装置において、
標準的な直径9インチ(22.86cm)のロールA〜
Eの好適な速度の範囲の具体例は以下の通りであ
る。 ロールA 最小速度 2000フイート/分(610m/分) 最大速度 5000フイート/分(1525m/分) 平均 3500フイート/分(1068m/分) ロールB 最小速度 4500フイート/分(1373m/分) 最大速度 7000フイート/分(2135m/分) 平均 5750フイート/分(1754m/分) ロールC 最小速度 5800フイート/分(1769m/分) 最大速度 9500フイート/分(2898m/分) 平均 7650フイート/分(2333m/分) ロールD 最小速度 7000フイート/分(2135m/分) 最大速度 14000フイート/分(4270m/分) 平均 10000フイート/分(3050m/分) ロールE 最小速度 約150フイート/分(約46m/分) 最大速度 約1500フイート/分(約460m/分) 平均 約500フイート/分(約150m/分) これ等の値は米国特許第4219908号に略々引用
されており、該米国特許第4219908号は米国特許
第4126914号の部分係属出願に対応するものであ
る。 波状の加速作用および第2即ち反対側の面部
16bにおけるカーデイング作用の合成作用は、移
動方向に個々の繊維を薄化すると共にドラフテイ
ング作用を行おうとし、個々の繊維を分離してそ
のもつれを解こうとすると共に繊維からトラツシ
ユの弛緩を助長する。繊維の塊体7は、中継点1
9AおよびロールDにおいて同じ作用を受け、中
継点12およびロールBにおける如く作用する。
必要に応じて、ロールDは、トラツシユ成分が比
較的少なく初期の配向性が比較的高く又均一性が
比較的高くかつ比較的精度の高い開繊状態の繊維
装入材を取扱う場合等には省く事が出来る。又、
必要に応じて、第2図および第4図に示す如く3
つのカーデイング・ロールB,C、およびDの後
方に別の歯列を設けたカーデイング・ロール又は
歯列を設けない転送ロールも又色々な周速で使用
出来る。ロールA乃至Dに関して前に記述された
様な処理の後、繊維の塊体7は次に、比較的低速
で運動するロールEに繊維の塊体を送つて個々の
繊維の配向性およびもつれの解除を維持し乍ら、
個々の繊維を圧密化およびドラフテイング作用を
一緒に生じる前後の繊維処理ロールの円形状の移
動方向に対し波状の円形状の移動方向に繊維に接
線方向の減速作用力を作用させる事により繊維を
集束させる事により、第4の中継点19Aの下流
側の中継点21において塊体7に作用を与える事
により集束する事が出来る。各点22,25、2
8,31、および34,37において、繊維の塊
体は、カード処理された画部における繊維部分に
拘束作用を与え乍らバツトの残りの繊維部分の速
度は維持する様に一定の速度で円形の移動方向に
ある間バツトの露呈された面部において更にカー
ド処理出来、これにより移動方向およびこれを横
断方向に個々の繊維の配向および分離作用を助長
し、更に繊維のもつれの解除作用および繊維の塊
体におけるトラツシユの弛緩作用を助長する。
又、多数の装置19,106,115,130,
133,136および139は繊維の塊体7から
弛緩され解放されたトラツシユを搬送する作用の
為に設けられている。次に圧密化された繊維バツ
トは、縦方向に配向され相互に実質的に平行な
個々の繊維の実質的部分を有する圧密化された殆
んどトラツシユおよびネツプを含まない繊維の塊
体を回収する様、従来周知の溝付きのドツフア・
ロール43(DM)により圧密化ロールEから取
外される。圧密化作用段、即ちロールEにおい
て、繊維の塊体は種々の密度を有し得るが、主と
して1平方ヤード(約0.81m2)当り約1200グレイ
ン(77.76g)以下である。 複数個のローラの周速が1つずつ大きくなつて
いく事が本明細書で繰返し言及されている。この
事は、本発明の繊維ウエブ製造装置が高品質の清
浄なカード処理された綿を毎時700ポンド(約317
Kg)或いはそれ以上搬送する事を可能とし、該カ
ード処理された綿は、化学的操作あるいは紡糸用
のスライバを準備するのに用いられる通常のフイ
ニツシヤカードへ連続的に直接搬送される事に適
合しており、または、紡糸装置へ搬送される事に
適合している。処理装置の処理品の量および品質
がロールAに初めに供給される原材料の量および
同ロールの速度により決定される事が判るであろ
う。又、隣接するロールの周速が増加するに伴
い、ロール表面上の歯列の密度即ち歯列において
カーデイング作用をする作用ポイントの密度は、
本明細書を読めば当業者には明らかな様に、一般
的に増加する事に留意すべきである。毎時700ポ
ンド(約約317Kg)を処理する為の典型的な構成
および作用の詳細は、下記の表1において9イン
チ(約230mm)の直径のロールに関して示されて
いる。
【表】 下記の表は、固定カーデイング・プレートの
望ましい特性を示す。
【表】 下記の表においては、表および表に示し
た如きロールおよびプレート寸法を用いて第3図
に示された如き繊維ウエブ製造装置の運転結果を
表示する。表の各欄の表記は自明であろう。
【表】 本発明の望ましい実施態様の前の記述において
は、主な作用要素の詳細の考察を簡素化すると共
に従来の支持構造を想起する事により不当に複雑
にしない様に、繊維ウエブ製造装置の主な作用要
素のみについて言及した。記述から省いたもの
は、本願の装置を構成する従来周知の諸要素即ち
ベース、支持構造部、ロールベアリングおよびい
くつかのロールの全駆動装置である。これ等の構
成要素は、本発明の一部を構成せず、又当業者が
構成出来るものである。各ロールは個別に最も適
当な速度で駆動出来、あるいは適当なチエーンや
ベルト駆動部および所望の速比を有する適当な歯
車装置を用いて単一の原動機により駆動出来る。 前述の如く、前の記述は本発明の望ましい実施
態様に関するものである。別の実施態様が第4図
に示されている。 第4図の実施態様は、ロールCから固定カーデ
イング・プレート28,31を省いた点で第3図
の実施態様と異なる。繊維ウエブ製造装置は、こ
の点を除けば、第3図に示されたものと同じであ
り、例えばトラツシユや塵の問題がそれ程重要で
なく、従つてトラツシユやネツプを更に含んだ綿
繊維級の場合に通常必要とされるカーデイングや
清浄化の必要程度はそれ程大きくない様な比較的
清浄でネツプを含まない綿繊維又は合成繊維のカ
ーデイングに使用出来る。 第3図および第4図の2つの実施態様の例にお
いては、ロールはその水平軸心を直線状になる様
水平方向に配置されて示されている。これは望ま
しい構成であるが、いくつかのロールは必要に応
じて垂直方向に配置出来、あるいはその軸心を千
鳥状又は他の形態に配置出来る。然しながら、ロ
ールの軸心の配置の態様の如何に関わらず、構造
の簡素化の観点から、図示の如く水平方向の配置
は特に更に有効なトラツシユの除去に関しては望
ましい構成であるが、ロールは前述の態様で作用
する。更に、ロールからロールへの接線方向即ち
波状の加速作用は必らずしも等しい増分である必
要はない。然し、約10%以上、更に一般的には約
20%以上のドラフト比(直ぐ上流側のロールの速
度に対する下流側のロールの速度の比)は、トラ
ツシユの弛緩および(又は)繊維のもつれの解除
を行う為に繊維の十分なドラフト作用を行い、か
つ繊維の効率のよい円滑なロール間の転位を行う
為に一般に必要とされている。又、更に効率の良
い清浄化および(又は)精開繊および(又は)繊
維の配向を行う為には、2個以上の繊維処理装置
を直列位置関係に結合する事が望ましい。更に、
繊維処理装置からの繊維処理品の一部は、必要に
応じて装置によるこれ以上の処理の為装入シユー
ト又は供給ロールに再循環出来る。又、各種のト
ラツシユ除去装置および繊維回収装置を必要に応
じて真空で補助出来る様にする事も出来る。 本発明の原理、望ましい実施態様および作用モ
ードについて本文に説明した。然し、本願により
特許保護を意図する本発明は、開示された特定の
態様が限定的なものではなく例示的なものと見做
すべきである為、開示した態様に限定するものと
解釈すべきものではない。本発明の主旨から逸脱
する事なく当業者により多くの変更例が可能であ
る。 本発明は、従来のカーデイング装置(例えば実
開昭50−52328号公報記載の装置)において必要
であつたウオーカーロール(カーデイング作用を
するロール)を必要としない。実開昭50−52328
号公報に記載された様な装置では、ロールを搬送
される繊維がウオーカーロールによつてはぎ取ら
れて繊維の搬送状態が制御出来なくなつてしまう
事があるので、高速にて大量の繊維を十分にカー
ド処理することはできなかつた。本発明の繊維ウ
エブ製造装置では、その様なウオーカーロールは
設けられておらず、個々のロールにおいて繊維は
一定の角速度及び周速度で搬送されるので、高速
度で繊維を搬送しても制御可能な状態が常に維持
される。従つて高速度でカード処理する事が可能
となるのである。 これに加えて、本発明の繊維ウエブ製造装置に
おいては、カード作用を行なう回転ロールがカー
デイングプレートによつて包囲されているので、
ロール上で搬送されている繊維がロール表面から
巻き上がる事がない。もしも、カーデイングプレ
ートによつて包囲されていなければ、高速で搬送
されている場合、繊維が巻き上げられて繊維ウエ
ブ製造装置の目詰りを惹起する虞れがある。トラ
ツシユ除去装置(及び吸引装置)と、ロールを包
囲するという上記特徴とを組み合わせる事によ
り、本願発明の装置においては繊維ウエブの高速
処理が可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置を用いて非常に精密な開
繊(配向等)および清浄作用を行う典型的な綿繊
維処理システムの各段のフローチヤート、第2図
は本発明の望ましい繊維ウエブ製造装置の部分破
断斜視図、第3図は第2図に示した繊維ウエブ製
造装置の一部を別のトラツシユ除去装置と共に示
す断面側面図、および第4図は第2図に示した繊
維ウエブ製造装置の変更例の一部を別のトラツシ
ユ除去装置と共に示す断面側面図である。 4…シユート、7…繊維塊体、10…供給プレ
ート、11…トラツシユ、13…供給ロール、1
6…繊維層、22,25,28,31,34,3
7…カーデイングプレート、40…ウエブ、43
…溝付きロール、46…ナイフエツジ、49…傾
斜面、52…無端ベルト、55,61,64…ス
クリーン、70…カバープレート、90…湾曲プ
レート、97…ウエブ回収装置、100…トラツ
シユ除去装置、100A…吸引装置、103…真
空パイプ、106…ノズル、109…ダクト、1
24…プレナム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 からみ合つた繊維のバツトあるいは塊体を開
    繊処理及び清浄化処理する繊維ウエブ製造装置に
    おいて: 繊維のバツトまたは塊体を運搬する供給機構
    と; 供給機構に続いて、少なくとも3つの回転ロー
    ルを含むカード装置を設け、該カード装置の回転
    ロールは歯列を設けた針布を有し、そして該カー
    ド装置は更に歯列および/または吸込開口をその
    表面に備えた最終回転ロールを有しており; 1つの回転ロールとこれに連続する回転ロール
    とが反対方向に回転し、そして下流側の回転ロー
    ルの周速度が上流側の回転ロールの周速度よりも
    順次速くなり、一方、最終回転ロールはその上流
    側の回転ロールよりも遅い速度で回転する様な態
    様で、該複数の回転ロールを回転する駆動装置
    と; 少なくとも2つの回転ロールの円周に隣接して
    配置され、この回転ロール上で繊維を付加的にカ
    ーデイングするカーデイング・プレートと; 回転ロールの係合位置でトラツシユを除去する
    トラツシユ除去装置と;そして 最終ロールの表面から繊維のウエブを取り出す
    回収装置; とを含む事を特徴とする繊維ウエブ製造装置。 2 繊維の塊体の一部をカーデイングする回転ロ
    ールは、隣り合つた回転ロールによつてカーデイ
    ングされた繊維の塊体の面とは反対側の面をカー
    デイングする特許請求の範囲第1項記載の繊維ウ
    エブ製造装置。 3 (a) 平行な回転軸を中心として回転する様に
    隣接して取付けられた少なくとも3個の回転ロ
    ールから成る回転ロール列と; (b) 繊維をむしり取る複数の歯列を含み、該歯列
    は前記各回転ロールの表面に固定されており、 前記の全ての歯列は、これ等歯列が固定され
    ている各回転ロールの回転方向に対して或角度
    で傾斜された前面を有し、前記回転ロールは間
    隔を空けて配置されており、その歯列が隣接す
    る回転ロールの歯列と係合してカーデイングを
    行ない且つ繊維を転送する様になつており; (c) 隣接する回転ロールとは反対方向に回転する
    様に前記回転ロールを回転する装置を含み、 後続の各回転ロールの周速度はその前段の回
    転ロールの周速度より大きく、これにより前記
    回転ロールの最初の回転ロールの歯列上へ導入
    された繊維の塊体が連続する周部に沿つて波状
    に曲がりくねつた径路中を最後段の回転ロール
    に向かつて進行し、同時にカーデイングされた
    繊維のウエブが漸進的に薄くなり、 前記各回転ロールの周速度は、繊維の塊体に
    包含されているトラツシユおよび屑を前記塊体
    内から排除するのに充分な速度であり; (d) 回転ロール列における少なくとも2つ以上の
    回転ロールの周部に隣接して配設され、付加的
    なカーデイング作用を行なうポイントを提供す
    る複数個のカーデイングプレートと;そして (e) 回転ロール列における最後段の回転ロールか
    ら、清浄化され且つカード処理されたウエブを
    取り出す装置とを含む; 特許請求の範囲第1項記載の繊維ウエブ製造装
    置。 4 (a) 平行な回転軸を中心として回転する様に
    隣接して取り付けられた一列の回転ロールを含
    み、該回転ロール列は、 第1から第4の回転ロール部材と、 該第1の回転ロールに繊維を供給する供給ロ
    ール部材と、 第5の回転ロールからカード処理された繊維
    を回収する取り出し装置と、そして 前記供給ロール部材と前記第1から第4の回
    転ロール部材を回転する装置とを有し、該回転
    装置によつて、隣接する供給ロール部材あるい
    は回転ロール部材は反対方向に回転し、連続す
    る回転ロール部材の各々は周速度がその前段の
    供給ロール部材あるいは回転ロール部材の周速
    度よりも速くなつており; (b) 前記第1から第4の回転ロール部材の表面に
    固定された、繊維をむしり取る複数の歯列を含
    み、 前記の歯列はこの歯列が固定される各回転ロ
    ール部材の回転方向に対して或角度で傾斜され
    た前面を有し、前記各回転ロール部材は間隔を
    空けて配置され、その歯列が隣接した回転ロー
    ル部材の歯列と係合してカーデイングを行い且
    つ繊維を搬送する様にし、 各回転ロール部材の回転方向及び回転速度
    は、繊維の塊体を第1の回転ロール部材の歯列
    へ導入し、該塊体は前記回転ロール部材の周囲
    部に沿つて波状に曲がりくねつた径路を前記第
    4の回転ロール部材に向かつて進行し、同時に
    カーデイングされた繊維のウエブが漸進的に薄
    くなり、そしてウエブの両面が連続する回転ロ
    ール部材によつてカーデイングされる様にな
    り、 前記回転ロール部材の周速度は繊維の塊体に
    包含されるトラツシユ及び屑を前記塊体中から
    除去するのに充分な速さであり; (c) 少なくとも2つの前記回転ロール部材に隣接
    して配置され、付加的なカーデイングを行うポ
    イントを提供する装置と; (d) 前記第4の回転ロール部材と前記取り出し装
    置との間に配置された第5の回転ロールと; (e) 第4の回転ロール部材の周速度より小さな周
    速度で前記第5の回転ロールを回転させて繊維
    の塊体の集束作用を生じる装置と;そして (f) 前記各回転ロールに隣接してその表面に沿つ
    た空気の流れを制御し、繊維が前段の回転ロー
    ルにブローバツクされてしまう事を防止する装
    置とを含む; 特許請求の範囲第1項記載の繊維ウエブ製造装
    置。 5 5つの回転ロール部材が全て同じ直径を有す
    る特許請求の範囲第4項記載の繊維ウエブ製造装
    置。 6 第1、第2、第3、第4および第5の回転ロ
    ール上の歯列の数はそれぞれ1平方インチ(約
    6.452cm2)当り24、120、196、224および240の作
    用ポイントを提供し、前記歯列はそれぞれ10゜、
    15゜、15゜、15゜、15゜および40゜のレーキ角を
    有する特許請求の範囲第5項記載の繊維ウエブ製
    造装置。
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