JPS6227507B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は複数の絶縁被覆導線を外被で覆つたケ
ーブル端部に取付けるコネクタに関するもので、
組立てた状態で通路を形成する２個のハウジング
部を備え、この通路は挿入端側より、ケーブルの
外被端部を把持する第１通路部とこの第１通路部
の先に位置してこの外被から突出した絶縁被覆導
線を把持する第２通路部とを有し、各ハウジング
部の第１通路部には組立てた際にケーブルの外被
に作用する引張り応力緩和部材が設けられ、ハウ
ジング部の一方には第２通路部に挿通された各導
線に圧接される圧接コンタクト部材が設けられ、
この圧接コンタクト部材が前記絶縁被覆導線が通
路の第２通路部まで阻害されることなく導入され
る位置と、少なくとも一部が絶縁被覆導線内に挿
通される位置との間を移動可能なコネクタを対象
とするものである。

［従来の技術］ 上記の形式のコネクタは米国特許第4193658号
に記載されている。このハウジング部の各々には
リブ形状の引張り応力緩和部材が設けられてお
り、組立てた際にケーブルの外被内に押圧されて
このケーブルの外被を局部的に変形し、これによ
りケーブル外被を強固に把持する。これはケーブ
ル外被を外力から保護する。また、各導線には電
気コンタクト部材である圧接部材が貫入され、こ
の圧接部材は導線の少なくとも一部内まで貫入さ
れる。

上記圧接部材と導線との間の電気的接触を長期
間良好に保持するためには、この導線にいかなる
機械的な引張り応力を生じさせないことが重要で
ある。コネクタを取付けたケーブルは使用中に、
絶縁被覆導線が外被内である程度移動することが
あり、この結果、圧接部材に接触している導線に
引張り応力が生じる。これは導線と挿通接触部と
の間に間隙を生じさせることを意味する。これは
電気接触を阻害し、長期間の使用中には電気的な
接触を完全に阻害する。

本発明は上記形式のコネクタを改良することに
より、各絶縁被覆導線の応力を排除するコネクタ
を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段、作用および効
果］ 上記目的を達成するため、本発明によれば、前
述のコネクタに更に、他方のハウジング部の第２
通路部に円錐状の複数の突起を設け、これらの突
起を通路の壁面から導線と直角方向に突出させ
て、前記一方のハウジング部により形成された通
路壁面まで延設し、コネクタを組立てた際に、こ
れらの突起により絶縁被覆導線の断面積よりも小
さい通路開口を形成し、これにより、コネクタを
組立てた際に各突起の壁面が各絶縁被覆導線の絶
縁被覆部を好適に把持して各絶縁被覆導線にかか
る外力から保護する。

すなわち、これらの円錐状の突起は横方向に並
設された一連の開口を形成し、この各開口内に絶
縁被覆導線を収容して各絶縁被覆部を円錐状の側
部壁面で押圧する。このため、各円錐状の突起と
隣接する開口内の絶縁被覆とを介して押圧力が伝
達され、各絶縁被覆導線は均一な力で強固に把持
される。

更に、各突起が円錐状に形成されているため、
これらの突起は各絶縁導線間に貫入する力が強
く、各絶縁導線に横方向あるいは上下方向の力が
加わつても強固に保持しかつ隣接する絶縁導線に
影響を与えることがない。

なお、ケーブルの外被に作用する引張り応力緩
和部材と各絶縁導線に作用する引張り応力緩和部
材とを備えたコネクタは英国特許第1559572号に
記載されているが、しかし、このコネクタはハウ
ジングを一体に形成したものである。この各引張
り応力緩和部材はハウジングの一部として形成さ
れており、ヒンジ状に回動あるいは変形して変位
し、ケーブル外被あるいは各絶縁被覆導線の絶縁
被覆を保持するものである。このコネクタのハウ
ジングは全体にかなり複雑で、種々の引張り応力
緩和部材を作動させるには特別の工具を必要とす
る。

本発明の好ましい実施例によれば、このコネク
タの上記突起の通路壁からの長さは第２通路部の
対応する断面寸法よりも大きく、他方のハウジン
グ部の通路壁には突起収容孔が設けられ、この突
起収容孔はコネクタを組立てた時に突起の端部を
収容する充分な深さを有する。突起の寸法は、突
起の先端が他方のハウジング部の壁面における上
記突起収容孔内に入るまで、導線の絶縁被覆を把
持しないように設定されている。すなわち、各突
起収容孔は各絶縁被覆導線に対応して予め形成さ
れ、各突起は絶縁被覆導線を把持する前にこの突
起収容孔に挿入されるため、突起の先端とこれに
対向する通路壁間の絶縁被覆は押し潰されない。

突起の形状は回転体である円錐形状の体部を備
えているのが好ましく、これは導線の絶縁被覆を
切断せず、変形させるだけである。更に、円錐形
状の突起は射出成形工程により形成でき、これは
鋳型の形成およおびこの鋳型から所定のハウジン
グ部を取外す場合に有益である。

本発明の他の好ましい実施例によると、他方の
ハウジング部に形成された上記の突起収容孔は盲
穴に形成され、この突起収容孔はハウジング部の
外方に開口して第２通路部における通路壁面の極
近部まで延在する。各盲穴の底面部と通路の壁面
間の部分の厚さは充分小さく、コネクタの組立て
中に上記各突起により貫通される。

これは、第２通路部における通路の壁面が滑ら
かで切れ目がないことを意味し、したがつて、こ
の絶縁被覆導線を何等障害なく容易に導入するこ
とができる。

以下、添附図面を参照して本発明を詳細に説明
する。

［実施例］ 第１図は本発明の一実施例によるコネクタの２
個のハウジング部を図式的に示す。本実施例では
この２個のハウジング部は基部１０とカバー部２
０とで構成されている。この基部１０は好適な材
料によりほぼ矩形のブロツク状に形成されてお
り、側壁部１１，１２と底壁１３とで囲まれた凹
所が設けられている。第１図に示すように、左側
には壁部材は設けられてなく、同第１図の右側に
は比較的厚い壁部材が設けられ、この壁部材内に
は複数の平行な穴が設けてあり、この内の一を符
号１４で示す。これ等の穴は盲穴、あるいは基部
の右側まで延設した通孔とすることができる。こ
れ等の穴１４は外被で覆われたケーブルの各絶縁
被覆導線を保持するものである。導線の挿通時に
これ等の各導線の案内を容易にし、確実に位置決
めするために、各穴１４の前部に複数の案内リブ
を設ける。この案内リブを符号１５で示す。

基部１０の右側における比較的厚い壁部材に長
い開口を形成し、この開口内に圧接コンタクト部
材を配置する。これ等の圧接コンタクト部材を符
号１６で示す。これ等の圧接コンタクト部材の案
内を容易にするために、各コンタクト部材間に直
立壁１７を配置してある。第１図ではこれ等の圧
接コンタクト部材は高位置に示してあり、これ等
の圧接コンタクト部材１６の下側の尖端が対応す
る穴１４の内部まで突出しないように配置され
る。

側壁部１１，１２には溝１８，１９が長手方向
に延設されており、また、これ等の溝１８，１９
の上側において各側壁部１１，１２の上部は面取
りされた傾斜面に形成されている。

第１図に示すように、カバー部２０の長手方向
の両側面には突縁部２１，２２が設けられてお
り、これ等の突縁部２１，２２はそれぞれ溝１
８，１９に対応した形状を備えている。図から明
らかなように、カバー部２０は上面を押圧して基
部１０内に嵌合することができ、この場合、傾斜
面に形成された突縁部２１，２２が側壁部１１，
１２の上部傾斜面に沿つて滑り、溝１８，１９内
に嵌入する。

カバー部２０が端部１０に結合されると、この
組立てられたコネクタの左側には、ケーブルの外
被部を保持する通路が形成される。このケーブル
外被は、カバー部２０の下面に配置され底部１３
に設けられた凹部２４に向けて尖つたリブ２３で
構成される引張り応力緩和部材で挟持される。こ
の凹部２４は盲凹部として形成することができ、
この場合、基部１０の下側は閉鎖される。また、
第３図に図式的に示すように、貫通させて形成す
ることも出来る。この場合第３図に示すように、
ケーブルの外被は一側からカバー部２０のリブ２
３により押圧され、このため他側で部分的に変形
し、この他側の変形した部が凹部２４内に押し込
まれる。これにより、ケーブル３０のケーブル外
被が外力から保護される。

カバー部２０には更にケーブルの各々の絶縁被
覆導線を外力から保護する手段が設けてあり、本
実施例ではこの手段を一連の歯状に突出する突起
の形態に形成してあり、この内の一を符号２５で
示す。これ等の突起２５は案内リブ１５と整合し
て配置されている。すなわち、穴１４内に挿入さ
れるケーブル３０の各絶縁被覆導線は、このコネ
クタを組立てたときに各突起２５の間に配置され
る。これ等の突起２５の長さはこのコネクタを組
立てたときに先端が基部１０の底部１３上に直立
あるいはこの底部１３の近部に位置するように設
定される。この歯状の突起２５は各絶縁被覆導線
が互いに分離して少なくとも各突起の間隙に位置
する場合にのみ使用するもので、これを各絶縁導
線が分離していないケーブルに用いた場合は一方
向に延在する一または複数の導線の絶縁被覆がこ
れ等の突起２５の下部と基部１０の底部１３との
間で押し潰され、コネクタを組立てるのが困難あ
るいは不可能となる。

したがつて、突起２５は組立てた状態における
カバー部２０の下部と基部１０の底部１３の上面
との距離よりも長くし、組立てた時にこの突起が
基部１０の底部１３に設けた突起収容孔２６内に
突出するのが好ましい。第１図では、これ等の突
起収容孔の内の一のみを符号２６で示してある。
このような突起２５を設けた場合には、この突起
２５の先端が対応する突起収容孔２６内に挿入さ
れるとき、各導線を挟持する作用が生じないた
め、各突起は導線の間を良好に案内され、導線を
所定の位置に確実に配置することができるという
利点を有する。また、この突起は、各絶縁被覆導
線が薄い連結材で互いに結合されている種々の形
式のフラツトケーブル等にも使用することができ
る。この場合、各突起はコネクタを組立てるとき
に薄い連結材を貫通できるように形成する必要が
ある。

カバー部２０かある程度剛性を有する必要があ
る。すなわち、カバー部２０を基部１０内に押し
込むときに僅かな変形をも生じさせないためであ
り、また、このカバー部を押し込んだ状態では引
張り応力緩和部材がコネクタの全幅に渡つて均一
に各導線を保持し、ケーブルの外被あるいは各導
線による力でこのカバー部が湾曲しないようにす
るためである。そして、引張り応力緩和部材の保
持効果はコネクタの側部よりも中央部の方が小さ
い。この保持効果を均一にするために、カバー部
は充分な剛性を得る断面形状を備えている。第１
図および第３図から明らかなように、ケーブル外
被の引張り応力緩和部材すなわちリブ２３の箇所
においては、その形状に関して充分な剛性を備え
ており、補強手段を設けてない。しかし、突起２
５の箇所においては、このカバー部を平坦に形成
すると剛性が低下するため、このカバー部２０の
上面に複数の補強リブを一体に形成してある。添
付図面中では二つの補強リブ２７，２８を示す。

第４図は本発明によるコネクタをケーブル端部
に取付ける方法を図式的に示す。第４図のａはケ
ーブル３０を示すもので、このケーブル３０は複
数の絶縁被覆導線３１からなり、各絶縁被覆導線
３１は外被３２で覆われている。この実施例で
は、外被３１はシールド層３３を備えており、こ
のシールド層３３が一部露出している。ケーブル
３０の端部は所定の長さＬに互りシールド層３３
を含む外被３２を剥ぎ取り、各絶縁被覆導線３１
を露出する。

上記ケーブル３０がフラツトケーブルである場
合は、各導線はコネクタの基部１０に形成された
穴１４の間隔に対応して互いに離隔している。ケ
ーブル３０がフラツトケーブルでない場合には、
第４図のｂに示すように例えばクリツプ状の把持
具４１を用いて各導線３１を所定の位置に正確に
保持する必要がある。この把持部４１は、各絶縁
被覆導線の端部の長さL′が穴１４内に完全に挿入
されるのに充分な位置で把持する。これ等の穴１
４が全て盲穴である場合、すなわち絶縁被覆導線
の端部がコネクタの背面に突出するのもでない場
合、各絶縁被覆導線の端部を第４図のｂに示す長
さL′に切り揃える。

第４図のｃは絶縁被覆導線の平行端部を基部１
０の穴内に挿入する方法を示す。組立て工程にお
けるこの時点では、全圧接コンタクト部材１６は
高位置にあり、これ等の圧接コンタクト部材の下
側の尖端は穴１４への導線の端部の挿入の障害と
ならない。このとき、第１図に示す案内リブ１５
が絶縁被覆導線の端部を案内する。

第４図のｃから明らかなように、基部１０の底
部１３における突起収容孔２６は導線端部の挿入
時の障害となる場合がある。すなわち、導線の端
部がこれ等の突起収容孔２６の縁部に引掛かる場
合である。これを防止するため、突起収容孔２６
を基部１０の外側に開口する盲穴に形成し、この
突起収容孔２６の底壁面を薄壁あるいは膜状に形
成して、底面１３の内面側を滑らかにする。この
薄壁あるいは膜状とした突起収容孔２６の底壁面
の厚さは、カバー部を押し込むときに突起２５で
容易に貫通されるように設定されている。第３図
に、突起２５で穿孔された底壁面の残りの膜材２
９を示す。

第４図のｄには、ケーブルの外被３２を基部１
０の底部の所定の位置に正確に配置した状態を示
す。

第４図のｅには、カバー部２０が基部１０内に
押し込められ、突縁部２１，２２が溝１８，１９
内に嵌入した状態を示す。このカーバ部２０を押
し込むときに、膜材２９を穿孔した突起２５は底
部１３の突起収容孔２６で案内される。この突起
２５は少なくともコネクタの横方向より見て円錐
形状であるのが好ましい。すなわち、隣接する各
突起の間隔を次第に減少させて最終的には絶縁被
覆導線の横断面よりも小さいものとし、これによ
り、隣接する突起２５の対向する側縁部をこれ等
突起間に挟持された絶縁被覆導線の絶縁材に貫入
させる。この結果、この絶縁材は部分的に変形
し、導線が強固に挟持される。これは、各導線が
外力から保護されることを意味する。

上記突起は様々の形態が考えられるが、この突
起は全体が円錐形状であるのが好ましい。この突
起を円錐形状とすると、各絶縁被覆導線の絶縁被
覆に嵌合した場合に、この絶縁被覆の表面を傷の
ない滑らかな面とすることができる。更に、射出
成形工程あるいはこれと同様な工程によりコネク
タのハウジング部を形成する場合、各突起が円錐
形状であれば射出成形用の鋳型を形成するのに有
利であり、また、この鋳型からハウジング部を取
出すにも有利である。

第４図のｆに示す次の組立て段階で、圧接コン
タクト部材１６を第３図に示す位置まで押し込
む。この位置では、圧接コンタクト部材１６の尖
端部１６ａ，１６ｂは導線３１の絶縁被覆３５お
よび中央導線部の心線３４を貫通し、このコンタ
クト部材１６は絶縁被覆導線３１の心線３４と良
好に接触する。この最終的な位置は更に第４図の
ｇにおいて図式的に示す。

第３図において、符号４０は導通層を示し、こ
の導通層はカバー部２０の表面部の少なくとも一
部に設けられており、また、基部１０の一部表面
に設けることもできる。第３図から明らかなよう
に、引張り応力緩和部材であるリブ２３は、組立
てる際にケーブル３０の外被３２内に食い込み、
シールド層３３に接触する。このリブ２３の少な
くとも一部に導通層を設けられていると、このコ
ネクタの導通層とケーブル外被のシールド層とが
接触する。

更に、第１図および第２図にはコネクタの側部
にクランプ部材３９が示してある。このクランプ
部材３９はこのコネクタに嵌合する他のコネクタ
のハウジングを保持するものである。

上記より明らかに、本発明によるコネクタは各
導線を外力から保護する引張り応力緩和部材を備
えたものである。従来は、一端にコネクタを設け
たケーブルを使用する場合、特にこのコネクタ内
に挿通されたケーブルの端部がケーブルの外被と
圧接コンタクト部材１６間で長手方向に移動し、
各心線３４が接触コンタクト部材１６の尖端１６
ａ，１６ｂから外れる場合がある。すなわち、第
３図を例として説明すると、内部の心線にかかる
僅かな外力でもこの心線３４と接触コンタクト部
材１６の先端部との間に間隙が形成されて接触不
良となり、あるいは完全に分離される。本発明に
おけるコネクタは上記引張り応力緩和部材、特に
突起２５により、第３図で左側の絶縁被覆導線に
外力が加わつた場合でも、この外力を接触部まで
伝達しない。

以上本発明を実施例を参照して説明したが、本
発明の範囲内において種々の変更あるいは変形が
可能であることは明らかである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるコネクタの図
式的な分解斜視図、第２図は組立てた状態の斜視
図、第３図は断面図、第４図はａ乃至ｇの手順に
より多心ケーブルに取付ける方法を示す図であ
る。 １０……基部、１１，１２……側壁部、１３…
…底部、１４……穴、１５……案内リブ、１６…
…圧接コンタクト部材、１７……直立壁、１８，
１９……溝、２０……カバー部、２１，２２……
突縁部、２３……リブ、２４……凹部、２４……
突起、２６……突起収容孔、２７，２８……補強
リブ、３０……ケーブル、３１……絶縁被覆導
線、３２……外被、３３……シールド層、３４…
…心線、３５……絶縁被覆、３９……クランプ部
材、４０……導通層。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 外被で覆われた−又は複数の絶縁被覆導線を
   有するケーブルの一端に取付けるコネクタにおい
   て、 組立てたときに、ケーブル外被の端部を収容す
   る第１通路部と、外被から突出する絶縁被覆導線
   を収容する第２通路部とを有する通路を形成する
   二個のハウジング部を備え、 これ等の各ハウジング部の第１通路部にはケー
   ブルの外被に作用する引張り応力緩和部材が設け
   られ、 前記ハウジング部の一方には、第２通路部に各
   導線と接触する圧接コンタクト部材が設けられ、
   この圧接コンタクト部材は、前記絶縁被覆導線が
   前記第２通路部まで自由に挿通できる第１位置か
   ら、各絶縁被覆導線に少なくとも一部接触する第
   ２位置まで移動可能であり、 前記ハウジング部の他方には、第２通路部に円
   錐状の複数の突起が設けられ、これらの突起は前
   記ハウジング部を組立てたときにこれらのハウジ
   ング部で形成された通路の壁面から通路内に導線
   と直角方向に突出し、かつ、前記一方のハウジン
   グ部により形成された通路壁面まで延設され、 前記突起は前記通路内で絶縁被覆導線の断面積
   よりも小さい開口を形成し、これらの突起が前記
   導線の絶縁被覆を把持して各絶縁被覆導線の引張
   り応力緩和部材を形成することを特徴とするコネ
   クタ。 ２ 前記突起の長さは対応する第２通路部の断面
   寸法よりも大きく、前記一方のハウジング部の壁
   内には、組立てた状態でこの突起の端部を収容す
   るのに充分な深さを備えた突起収容孔が配置され
   る特許請求の範囲第１項に記載のコネクタ。 ３ 前記突起は回転体である円錐形状に形成され
   ている特許請求の範囲第１項記載のコネクタ。 ４ 前記一方のハウジング部に形成された突起収
   容孔は、この一方のハウジング部の外壁より、前
   記第２通路部から僅かに離隔した距離に延在する
   盲穴に形成されてこの間に分割壁を含み、これら
   各盲穴の端部と第２通路部の分割壁の厚さは薄
   く、組立て時に突起で貫通される特許請求の範囲
   第２項記載のコネクタ。 ５ 前記各突起の間隔は、導線間を架橋材で連結
   したフラツトケーブルの各導線の間隔に対応し、
   この突起の寸法が組立てた際に各導線間の架橋材
   を貫通して実際の導線には接触しないように設定
   されてフラツトケーブルの端部に取付けられる特
   許請求の範囲第１項記載のコネクタ。 ６ 前記突起の設けられた他方のハウジング部に
   は、内壁から突出する突起とほぼ対向する外壁上
   に１または複数の補強リブが設けられている特許
   請求の範囲第１項記載のコネクタ。