JPS62274313A - 無人者の障害物回避動作指令装置 - Google Patents

無人者の障害物回避動作指令装置

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JPS62274313A
JPS62274313A JP61118296A JP11829686A JPS62274313A JP S62274313 A JPS62274313 A JP S62274313A JP 61118296 A JP61118296 A JP 61118296A JP 11829686 A JP11829686 A JP 11829686A JP S62274313 A JPS62274313 A JP S62274313A
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obstacle
avoidance
unmanned vehicle
course
distance
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Application number
JP61118296A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Ninomiya
芳樹 二宮
Gunji Sugimoto
杉本 軍司
Takero Hongo
武朗 本郷
Keiichi Watanabe
恵一 渡辺
Hideo Arakawa
英男 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
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Publication date
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 この発明は無人車の障害物回避動作指令装置に係り、特
に、無人で自律移動する車両の障害物との衝突回避を行
なうための無人車の障害物回避動作指令装置に関するも
のである。
〔従来技術〕
従来、無人車用の障害物回避動作指令装置としては、非
接触式障害物感知センサを無人車前部左右方向に複数個
並設し、これらのセンサがら得られる障害物までの測距
値に基づいて、障害物のおおよその存在位置を検出し、
その情報をそのまま用いて、無人車が障害物と衝突しな
いような定められたステアリング操作をするものが提案
されている(特開昭59−74905号公報)。
この障害物回避動作指令装置は、第1図に示すように、
無人走行可能な走行車両としての芝刈り作業車において
、車体D1の前部左右方向に非接触式障害物センサとし
ての超音波センサ5A15Bを設けたものである。
この超音波センサ5A、5Bは各々同一構成になってお
り、車体前方の所定範囲にわたって超音波を間欠的に送
信し、この間欠送信の間に障害物Aから反射される反射
波を受信することによって、障害物を感知すると共に、
超音波の送受信に要した時間に基づいて障害物Aまでの
距離を検出するものである。そして、その障害物感知エ
リアを3分割して検知可能なように、前記超音波センサ
5A、5Bの各々の障害物感知エリアX+゛、Xtが部
分的にラップする様に配置しである。従って、2つのセ
ンサ5A、5Bの障害物検知結果の組合せによって3つ
の感知エリアAl5A2、A3のいずれの範囲に障害物
Aが存在するかを判別することができる。即ち、第2図
の感知位置判別テーブルに示すように、センサ5Aのみ
が障害物を感知した場合には車体左側前方即ち感知エリ
アA1に、センサ5Bのみが障害物を感知した場合には
車体右側前方即ち感知エリアA3に、両センサ5A、5
Bが障害物を感知した場合には車体中央前方即ち感知エ
リアA2にそれぞれ障害物Aが存在すると判別するので
ある。そして、このようにして判別された障害物位置そ
のままに基づき、この障害物を回避して走行するための
ステアリング量θ5、θ2、θ、を決定するものである
またその他には、障害物の分布状況が全て与えられた上
での回避のための経路の導出法を示しているものや、T
Vカメラや狭指向性の超音波距離計を回転させる等によ
って障害物を検知し、その情報に基づいて、回避走行等
の回避動作を行なわせるものもある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、特開昭59−74905号公報に示された障害
物回避動作指令装置では、その動作は単なる停止や定ま
った迂回動作のような簡単な回避動作のみで、停止動作
については障害物が存在する毎に停止されるので無人車
の運行を非効率的にし、定まった迂回動作については障
害物の分布が少し複雑になると適用出来ないという欠点
があった。
また上記の障害物の分布状況が全て与えられた時回避の
ための経路を導出する装置は、実用的な障害物の検知手
段と結びついた回避動作指令装置ではなく、上記のTV
カメラや狭指向性の超音波距離計を回転させる等によっ
て障害物を検知しその情報に基づいて回避走行等の回避
動作を行なわせる装置は、装置全体が大がかりになると
共に、実用的な処理速度と色々な障害物の分布状況に柔
軟に対処できる能力を兼ね備えた回避動作指令装置がな
いという問題があった。
すなわち、従来の実用化されている無人車における衝突
回避動作)旨令装置は停止や決まり切った迂回動作のよ
うな単純な動作しかできない、あるいはその他のもので
は障害物回避動作指令装置が実用的な処理速度と色々な
障害物の分布状況に柔軟に対処できる能力を兼ね備えて
いないという欠点があった。
そこで、本発明者等は、上記従来の問題点について研究
を進めたところ、障害物を検知する障害物検知装置と、
障害物と走行コースとの距離を求め回避動作の必要性を
判定する回避必要性判定装置と、障害物と予想される回
避時の無人車との距離を演算する事によって回避動作を
具体化する回避動作決定装置とを用い、実用的な処理速
度と種々の障害物の分布状況に柔軟に対処できる機能を
有する回避動作指令装置を提供することにより、従来技
術の主たる問題点を解決できるという事に到達した。
本発明は、従来技術の問題点を解消し、障害物を検知す
る障害物検知装置と、障害物と走行コースとの距離を求
め回避動作の必要性を判定する回避必要性判定装置と、
障害物と予想される回避時の車との距離を演算する事に
よって回避動作を具体化する回避動作決定装置とを用い
、実用的な処理速度と色々な障害物の分布状況に柔軟に
対処できる能力を有する回避動作指令装置を提供するこ
とを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)(その1)上記目的を
達成するために第1の発明は、第3図に示すように、無
人車の位置方位を検知して検知した位置方位情報を出力
する位置方位計測装置1と、無人車の動作を決定する走
行コースを記憶する記憶装置2と、無人車を移動および
転向させる駆動装置4と、前記記憶装置2に記憶された
走行コースの情報と前記位置方位情報とを比較して前記
駆動装置4を制御するための制御量を演算する走行制御
装置3とを備え、前記走行コースに沿って自律移動する
無人車の障害物回避動作指令装置において、障害物の位
置を検知して検知した障害物位置情報を逐次または記憶
蓄積して出力する障害物検知装置5と、前記記憶装置2
に記憶された走行コースの情報と前記障害物検知装置5
から得られる障害物位置情報とに基づいて、障害物と走
行コースとの間の距離を演算し、演算された距離と所定
値とを比較して障害物回避動作の必要があるか否かを判
定する回避必要性判定装置6と、前記回避必要性判定装
置6によって障害物回避動作の必要ありと判定されたと
き、前記障害物検知装置5から得られる障害物位置情報
と前記位置方位計測装置1から得られる位置方位情報と
に基づいて、障害物回避動作時の障害物と無人車との間
の距離を考慮して無人車が障害物の存在地点を通過しな
い回避動作を決定し、決定された回避動作を無人車に実
行させるように前記記憶手段2に記憶された走行コース
を変更する回避動作決定装置7と、を設けたことを特徴
とする。
(作 用〕 第3図において、障害′#検知装置5は障害物を検知し
その位置座標を出力するが、−回の検知動作で得られる
障害物位置の数は単数または復数の場合がある。また障
害物検知装置5にはメモリを備えることによって過去に
検知した障害物の位置座標を記憶蓄積する機能が加えら
れており、こうすれば−回の検知動作で得られる障害物
の情報は少ないが、検知動作を操り返すことによってメ
モリ内に詳細な障害物の分布状況を形成させることがで
きる。その結果として、色々な障害物の分布状況に柔軟
に対処できる能力が備えられる。障害物検知装置5から
出力される障害物位置については、この障害物の位置が
無人車の走行予定コース上にあり、回避の必要性がある
のかを判定する必要がある。これを行なうのが、回避必
要性判定装置6である。この回避必要性判定装置6は走
行コース記憶装置2に記憶された走行コースの情報から
走行コースと障害物の距離を求め、その距離値に基づい
て回避の必要性を判断するもので、この処理を省くと、
例えば回避の必要のない障害物に対しても回避動作を行
なってしまうため、運行能率が著しく低下する。
回避動作決定装置7は、障害物検知装置5で検知された
障害物が回避必要性判定装置6で回避必要であると判断
されたとき、その障害物との衝突を回避するための無人
車の動作を障害物と無人車または、回避時の無人車の予
想される位置との距離を考慮し、演算することによって
決定する。この決定にはその次の瞬間の無人車の速度を
与えるという短期的なものから、他の経路への変更とい
った長期的なものまで考えられる。ここで決定された回
避動作は、走行制御装置3で必要な制御量が計算され、
この制御量によって駆動装置4が制御されることにより
実際の動きに実現される。また回避動作が開始された後
も障害物検知装置5で障害物の情報を得て、以前決定さ
れた回避動作は正しかったか、あるいは障害物の状況に
変化がないかを判断することができる。この判断により
、よりよい回避動作が行なえ、状況変化にも対応できる
ようになる。また障害物についてはその複雑な外形情報
まで扱わず、回避動作をするのに必要十分なその位置情
報に限定しているため、回避動作を決定するための処理
が複雑にならず、実用的な処理速度が実現できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように第1の発明によれば、障害物回避の
必要性を判断し、回避の必要があるときのみ回避動作を
演算して無人車に回避動作を行なわせることができるの
で、回避動作を決定するための処理が複雑にならず実用
的な処理速度が得られる、という効果がある。
〔問題点を解決するための手段〕 (その2)また、上
記目的を達成するために第2の発明は、第4図に示すよ
うに、無人車の位置方位を検知すると共に無人車の速度
を演算して速度情報を含む位置方位情報を出力する位置
方位計測装置1と、無人車の動作を決定する走行コース
を記憶する記憶装置2と、無人車を移動および転向させ
る駆動装置4と、前記記憶装置2に記憶された走行コー
スの情報と前記位置方位情報とを比較して前記駆9)J
 4jt置4を制御するための制御量を演算する走行制
御装置3とを備え、前記走行コースに沿って自律移動す
る無人車の障害物回避動作I@令装置において、障害物
の位置を検知して検知した障害物位置情報を逐次または
記憶蓄積して出力する障害物検知装置5と、前記記憶装
置2に記憶された走行コースの情報と前記障害物検知装
置5から得られる障害物位置情報とに基づいて、障害物
と走行コースとの間の距離を演算し、演算された距離と
所定値とを比較して障害物回避動作の必要があるか否か
を判定する回避必要性判定装置6と、前記回避必要性判
定装置6によって障害物回避動作の必要ありと判定され
たとき、前記障害物検知装置5から得られる障害物位置
情報と前記位置方位計測装置1から得られる位置方位情
報とに基づいて、障害物回避動作時の障害物と無人車と
の間の距離を考慮して無人車が障害物の存在地点を通過
しない回避動作を決定し、決定された回避動作を無人車
に実行させるように前記記憶手段2に記憶された走行コ
ースを変更する回避動作決定装置7と、前記障害物検知
装置5から得られる障害物位置情報と前記位置方位計測
装置1から得られる位置方位情報とに基づいて、障害物
と無人車との間の距離を演算すると共に演算された距離
と無人車の速度とに基づいて減速指令または停止指令を
求め、前記決定された回避動作を無人車に実行させる前
に無人車を減速または停止させるように前記走行制御装
置3へ減速指令または停止指令を出力する減速指令装置
8と、を設けたことを特徴とする。
〔作 用〕
第1の発明において、回避動作決定装置7が回避動作を
決定してしまうまでの期間は、無人車にどのような動作
をさせればよいのが不明なので、車はそのままの走行を
続ける。このことは、回避動作決定処理に時間がかかる
場合には障害物と衝突する危険をはらんでいる。そこで
第2の発明では、第4図における減速指令装置8が回避
動作決定装置7が作動する前に走行制御装置3に対して
減速指令を与え、この間に車が減速し、最悪の場合にも
停止し、この衝突を回避するようにした。
この処理は障害物検知装置5から得られる障害物位置と
、現在の無人車の距離を算出し、その距離と位置方位計
測装置lから得られる無人車の速度と無人車の停止性能
に基づいて、走行制御装置3に減速又は停止I旨令を出
力することによって行なう、またここで減速を行なえば
、迂回走行による回避動作が決定された時、車の向きを
変えるのが容易になる。
〔効 果〕
以上説明したように第2の発明によれば、回避動作決定
に時間がかかる場合に、無人車を減速または停止させる
ようにしているため、障害物への衝突回避を確実に行な
うことができる、という効果が得られる。
〔態様の説明〕
上記第1および第2の発明は実施するにあたって以下の
態様を採り得る。
第1の態様は、第5図に示すように、前記回避動作決定
装置7を、前記回避必要性判定装置6によって障害物回
避動作の必要ありと判定されたとき前記障害物検知装置
5から得られる障害物位置情報と前記位置方位計測装置
1から得られる位置方位情報とに基づいて、障害物回避
動作時の障害物と無人車との間の距離を考慮して無人車
が障害物の存在地点を通過しない回′避路を作成する回
避路作成手段9と、前記回避路作成手段9で作成された
回避路の情報を既に記憶されている走行コースに代えて
前記記憶装置2に一時的に記憶させて、前記回避路を一
時的に次に走行すべき走行コースとする回避路組み込み
手段10と、で構成したものである。
第1の態様を示す第5図において、回避路作成手段9は
、回避動作決定の一つの具体的な方法を示すもので、障
害物との衝突を避ける回避路の作成を行なうものである
0回避路の作成は障害物検知装置5からの障害物位置情
報、走行コース記憶装置2に記憶された走行コースの情
報等に基づいて、障害物と回避路の距離を予め求め、障
害物の存在地点を通過しないような新たな走行コース(
回避路)を作り上げることによって行なう。回避路組み
込み手段lOは、回避路作成手段9で作成した回避路を
、無人車が実際に走行する走行コースを記憶する走行コ
ース記憶語Tt2に、次に走行する走行コースとして組
み入れ、回避路に沿った走行を可能にする0回避路を作
成し、そこに沿った走行を行なわせる方法は、その場そ
の場で必要な制御量を計算し、その繰り返しによって、
回避動作を得る方法と比べると、前もってどこを走行す
るのか予測でき、一度回避路を作ってしまえば、その後
は走行コースに沿うという通常の走行が行なえるという
利点を持つ。
第2−の7Li様は、第6図に示すように、前記回避路
作成手段9を、前記回避路の始点を仮定して無人車が仮
定された始点に到達するまでの予測時間と前記位置方位
計測装置1から得られる位置方位情報とに基づいて前記
始点の位置座標を演算する回避の始点演算手段1)と、
前記回避路の終点を仮定して無人車が仮定された終点に
到達するまでの予測時間と前記位置方位計測装置1から
得られる位置方位情報とに基づいて前記終点の位置座標
を演算する回避の終点演算手段12と、前記始点の位1
座標、前記終点の位置座標および前記障害物検知装置5
から得られる障害物の位置情報に基づいて、障害物の位
置を中心とする円を仮定して前記始点、前記終点または
他の障害物位置を中心とする円から前記仮定された円に
引いた接線または円弧で構成される回避路を演算する回
避路演算手段13と、で構成したものである。
第6図に示すように、本発明の第2の態様は、回避路作
成手段9で行なわれる具体的な回避路作成法を示したも
のである0回避の始点演算手段llは、予め定められた
走行コースを離れ、回避走行を始める点、すなわち回避
路の始点となる回避の始点を仮定し、この点を車が回避
路決定処理を終えた時点に到達している点として、位置
方位計測装置lからの無人車の位置方位の情報等に基づ
いて予測演算する0回避の終点演算手段12は、回避走
行を終え、元の走行コースに戻る点すなわち回避路の終
点になる回避の終点を仮定し、この点を障害物検知装置
5からの障害物位置情報、走行コース記憶装置2に記憶
された走行コースの情報等に基づいて障害物位置からこ
の点までの距離を考慮し演算することによって求める0
回避路演算手段13は、回避の始点演算手段1)からの
回避の始点と1)1回避終点演算手段12からの回避の
終点と、障害物検知装置5からの障害物位置情報等に基
づいて、障害物の位置を中心とした円を仮定し、回避の
始点、回避の終点または他の障害物を中心とした円から
この円に引いた接線または円弧で構成される回避路を演
算する。
回避の始点、終点を予め演算することによって、回避路
作成はその2点間をつなぐ障害物と干渉しない走行コー
ス(回避路)を作る問題に帰着できる。こうすれば、回
避路を作成するとき、元の走行路の形状等に左右されな
いので、この処理の手数を省くことができる。
また、第3の態様は、第7図に示すように、前記回避動
作決定装置7に、評価関数を用いて前記回避路演算手段
で演算された回避路の中から最適な1つの回避路を選択
する比較選択手段14を設けたものである。
本発明の第3のLi様では、第7図に示すように、比較
選択手段14を備えたものである。これは回避路演算手
段13で演算出力される回避路が一般的に複数個あるた
め、その中から最適な一つを選択するために評価関数を
導入し、その評価関数を演算し、最適な回避路に相当す
る関数値を有するような回避路を選択するものである。
この機能によって、最適な回避路を選ぶことが可能にな
り、色々な障害物の分布状況に最も通した回避動作が可
能になる。
第4の態様は、第8図に示すように、前記回避動作決定
装置7を、回避路の始点を仮定して無人車が仮定された
始点に到達するまでの予測時間と前記位置方位計測装置
から得られる位置方位情報とに基づいて前記始点の位置
座標を演算する回避の始点演算手段1)と、回避路の終
点を仮定して無人車が仮定された終点に到達するまでの
予測時間と前記位置方位計測装置から得られる位置方位
情報とに基づいて前記終点の位置座標を演算する回避の
終点演算手段12と、前記障害物検知装置5に記憶蓄積
されている障害物位置情報と現在の走行コースとの距離
または前記障害物位置情報と演算中の回避路との距離を
演算すると共に該距離と所定のしきい値とを比較し、該
距離が所定のしきい値より小さい障害物を回避対象の障
害物として選択する回避対象の障害物選択手段15と、
前記回避対象の障害物選択手段15で選択された回避対
象の障害物の障害物位置情報を記憶する回避対象の障害
物記憶手段16と、前記始点の位置座標、前記終点の位
置座標および前記回避対象の障害物記憶手段16に記憶
された回避対象の障害物位置情報に基づいて、回避対象
の障害物の位置を中心とする円を仮定して前記始点、前
記終点または他の障害物位置を中心とする円から前記仮
定された円に引いた接線または円弧で構成される回避路
を演算する回避路演算手段13と、で構成したものであ
る。
本発明の第4の!Li様では、第8図に示すように回避
対象の障害物選択手段15と、回避対象の障害物記憶手
段16と、回避対象の障害物に対する回避路演算手段1
7とを備えた。これらの手段は、回避対象の障害物を選
択記憶しその障害物について回避路を演算することによ
って、演算し選択の対象とする回避路の、数、演算順を
制御し、回避路演算手段13の処理速度を高める。これ
によって、障害物の分布状況がyJ雑な場合でも実用的
な速度で回避動作決定処理を行なうことができる。
そして、第5のLAXは、第9図に示すように、回避走
行する前の元の走行コースを記憶する元の走行コース記
憶手段18を設け、回避走行中に新たに回避走行変更の
必要性が生じたとき、元の走行コースを回避路作成の指
標とし、より適合した回避動作を可能にしたものである
本発明の第5態様では第9図に示すように、元の走行コ
ース記憶手段18を設けた。これは、回避走行する前の
元の走行コースを記憶するもので、回避走行中に新らた
に回避走行変更の必要性が生じた時、ここで記憶された
元の走行コースを回避路作成の指標とすることによって
、より最適な回避路を得ることができる。
〔実施例〕
ll■二l基 以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
本実施例の無人車の障害物回避動作指令装置は、本発明
を誘導線を用いずに自律移動する無人車の衝突回避装置
に適用したものである。第1O図は本発明の実施例の衝
突回避装置の構成を示すブロック図である。
本実施例装置は、走行するコースの情報を予め記憶した
走行コース記憶手段It と、無人車の現在の位置方位
を計測する位置方位計測手段n1 と、位置方位計測手
段■1から得られた無人車の位置方位と走行コース記憶
手段1)に記憶された目標コースおよび目標速度とに基
づき、無人車を走行させるのに必要な制御量を演算する
走行制御手段■1 と、走行制御手段■、の出力する制
御量に基づき、実際に無人車を駆動する駆動手段■1 
と、障害物の位置を検知すると共に検知された障害物の
位置から得られた障害物の情報を処理して障害物の分布
状態を示す位置情報を記憶すると共に、その障害物の回
避必要性を判定し、回避すべき障害物が検知されたとき
、走行制御手段■1に減速を指示すると共に、障害物と
の衝突を回避する迂回路を演算してその迂回路を今後走
行するコースとして走行コース記憶手段■1に一時的に
記憶させる回避動作決定手段■、とから構成されている
回避動作決定手段■1は、障害物の位置を検知して検知
された障害物の位置から得られる障害物の情報を処理し
、障害物の分布状態を示す位置情報を記憶する障害物検
知装置5と、障害物検知装置5の出力する障害物位置と
走行コース記憶装置1)に記憶された走行コースとの距
離値を求め、その距離値を所定のしきい値と比較して、
距離値がしきい値より小さい場合は障害物が無人車と衝
突するコース上に存在し、その障害物は回避の必要があ
ると判定する回避必要性判定装置6と、回避必要性判定
装置6がその障害物を回避の必要ありと判断したとき、
障害物検知装置5からの障害物の位置情報に基づいて、
障害物の存在地点を通過しないような停止、迂回走行等
の回避動作を、回避時の障害物と無人車の距離を考慮す
ること等によって決定し、走行制御系に回避動作を実行
させる回避路決定装置7と、停止、回避走行等の回避動
作を決定する回避路決定装置7の処理動作中に無人車が
走行し続け、障害物に衝突するのを防止するために、回
避路決定装置7の処理を行う前に障害物検知装置5から
得られる障害物位置と現在の無人車との距離を算出し、
その距離と位置方位計測装面■1から得られる無人車の
速度と無人車の停止性能とに基づいて走行制御手段■1
に減速または停止指令を出力する減速指令装置8とから
構成されている。
また、上記の回避動作決定装置7は、障害物と回避路と
の距離を考慮する等によって障害物の存在地点を通過し
ないような回避路を作成する回避路作成手段9と、回避
路作成手段9で演算されて出力される回避路は一般的に
複数個あるため、その中から最適な一つの回避路を選択
するために評価関数を導入し、その評価関数を演算し、
最適な回避路に相当する関数値を有するような回避路を
選択する比較選択手段14と、比較選択手段14で選択
された回避路に沿って無人車を走行させるために、この
回避路を、予め定められた走行コースの代わりに一時的
に次に走行すべき走行コースとして走行コース記憶装置
!、にそのコースのデータを記憶する回避路組み込み手
段lOとからなる。
上記の回避路作成手段9は、予め定められた走行コース
を離れ、回避走行を始める点すなわち回避路の始点とな
る回避の始点を仮定し、この始点を位置方位計測装置■
1がら入力される無人車の位置方位の情報に基づいて無
人車が回避路決定処理を終えた時点に到達している点と
して予測演算して始点の位置座標を求める回避の始点演
算手段1)と、回避走行を終え、元の走行コースに戻る
点すなわち回避路の終点になる回避の終点を仮定し、こ
の点を障害物検知装置3からの障害物位置情報及び走行
コース記憶装置■1に記憶された走行コースの情報等に
基づいて障害物位置からこの点までの距離を演算するこ
とによって終点の位置座標を求める回避の終点演算手段
12と、回避の始点演算手段1)からの回避の始点の位
置座標と、回避の終点演算手段12からの回避の終点の
位置座標と障害物検知装置5からの障害物位置情報とに
基づいて、障害物の位1を中心とした円を想定し、回避
の始点、回避の終点または他の障害物を中心とした円か
らこの円に引いた接線を連結して構成される回避路を演
算する回避路演算手段13と、回避路演算手段13の処
理速度を高めるために、演算し選択の対象とする回避路
の、数、演算順を制御することを目的として障害物検知
装置5に記憶されている障害物の中から、その障害物と
現在の走行コースとの距離、あるいは演算中の候補とな
る回避路との距離を算出することによって現在の回避動
作と関わりの少ない離れた障害物を除き、回避対象の障
害物を選択する回避対象の障害物選択手段15と、回避
対象の障害物選択手段15で選択された回避対象の障害
物の位置情報を記憶する回避対象の障害物記憶手段16
とからなる。この場合、回避路演算手段13は、回避対
象の障害物記憶手段16に記憶されたその回避対象の障
害物の位置情報について回避路演算手段13と同様に回
避対象の障害物に対する回避路を演算する回避路演算手
段17によって構成されることになる。その他には、既
にある障害物に対する回避動作を行なった後の回避走行
中に新たに回避走行変更の必要性が生じたときに、回避
路作成の上棟とするために、回避走行する前の元の走行
コースを記憶する元の走行コース記憶手段18が構成要
素となる。
障害物検知装置5は、走行時に障害物検知の必要となる
無人車前方の領域に対して取り付けられた障害物との距
離を測る超音波センサ等の複数個の距離測定手段51と
、距離計測手段51の出力する測距値に基づいて、障害
物の無人車に最も近い1点の座標を演算出力する位置座
標演算手段52と、これまでに検知した障害物位置情報
を記憶する障害物位置記憶装置53と、障害物位置記憶
装置53に位置情報が記憶されている障害物の位置と新
たに検知された障害物の位置との位置関係を比較する比
較手段54と、比較手段54の比較結果に応じて、障害
物位置記憶装置53に記憶されている障害物位置情報、
又は新たに検知された障害物位置情報に基づいて、検知
動作を繰り返す毎により正確な障害物位置情報が障害物
位置記憶装置53に記憶されるように障害物位置記憶装
置53に記jQされる障害物の位置情報を演算出力する
記憶障害物位置演算手段55とからなる。
障害物検知装置5は障害物位置記憶装置53に記憶する
位置座標で表わされた障害物の位置情報(○□(1)、
Oya[ll)  (ただし、i=l、・・−n)を出
力する8回避必要性判定装置6は、障害物検知装置5が
出力する障害物位置情報(08−1)、0、、[ll)
を入力し、その障害物が走行コースに接近していて、無
人車と衝突する可能性が高く、回避する必要があるか否
かを判定する。この判定は判定対象の障害物位置情報と
今後走行予定の走行コースデータとを入力し、ある長さ
のコース(線分又は円弧)に対し障害物がその領域に含
まれるか否かを判別する走行コースへの射影判別回路6
1と、走行コースを直線又は円とみなしたとき、障害物
と走行コースとの距離を演算し、その距離が所定のしき
い(i Dい以内かを判別する走行コースとの距離判定
回路62とによって行われる。射影判定回路61は、直
線型の走行コースとの演算を行なう直線コース射影判別
回路61)と円弧型の走行コースとの演算を行なう円弧
コース射影判別回路612とからなる。直線コース射影
判別回路61)と円弧コース射影判別回路612は入力
した走行コースが直線型か円弧型かにより選択される。
そして、直線コース射影判別回路61)は次の+1)式
に示す演算および(2)式に示す判別を行う。
+Tzh+   、、、、+21 但し、(X、、Y、)、(X、、Y、)  は直線型の
走行コースの始点、終点の座標値、Tt□は所定の判別
のしきい値を示し、tは演算され判別の対象となる射影
値を示す。
そして、上記(2)式の判別式が成立するときは障害物
がこの線分の領域内に存在することになる。
その時は射影判別回路61の出力論理信号Tを1とし、
判別式が成立しないとき出力論理信号TをOにする。
円弧コース射影判別回路612は次の(3)式に示す演
算及び(4)式に示す判別を行なう。
(ただし、a tanはjanの逆関数である。)A、
≦t≦A m + T tbc         、 
、 、 、 141(X、、Y、)は円弧型の走行コー
スの始点の座標値、 (X、、Y、)は円弧型の走行コースの終点の座標値、 (X、、Y、)4.を円弧ノ中心点ノ座!1)4Ii、
Tt口は所定の判別しきい値、 (は演算され判別の対象となる射影値を表す。
そして、上記(4)式の判別式が成立するときは障害物
がこの円弧の領域内に存在することになる。
射影判別回路61は判別式が成立するとき出力論理記号
Tを1とし、判別式が成立しないとき出力論理記号Tを
Oとする。
出力論理信号Tが1の時は距離判別回路62が起動され
る。出力論理信号Tが0の時は回避必要性判別装置6は
次の走行コースを読み込み、読み込んだ走行コースを対
象として射影判別回路61を起動し、上記と同様の処理
を行なう、射影判別回路61の出力論理信号Tの0状態
が継続し、読み込む走行コースのデータが無くなったと
きは、上記処理を中断し、障害物は無人車の走行予定の
走行コース上に存在しないと判断し、回避必要性判定袋
5!6の出力論理信号Uを0とする。
距離判別回路62は、射影判別回路61の出力論理信号
Tが1となったとき、すなわち、障害物がこの走行コー
スの領域内に存在するとき起動され、対象となる走行コ
ースが直線型のときに演算を行う直線コース距離判別回
路621と走行コースが円弧型の時に演算を行なう円弧
コース距離判別回路622とからなる。直線コース距離
判別回路621と円弧コース距離判別回路622とは入
力した走行コースが直線型か円弧型かにより選択されて
起動される。
直線コース距離判別回路621は次の(5)式に示す演
算および(61式に示す判別を行なう。
・・・・・・・・・(5) d≦D Lkl              ・・・・
・・・・・(6)但し、I)ttht は所定の判別の
しきい値を表し、dは演算され判別の対象となる距離値
を表す。
そして、上記(6)式の判別式が成立するときは障害物
がこの直線の近傍に存在することになる。判別式が成立
するときはその障害物は無人車と衝突する可能性が高い
記憶しておくのに値する有意な障害物であると判断でき
るので、回避必要性判定装置6の出力論理信号Uを1と
し、判別式が成立しないときは出力論理信号Uを0にす
る。
円弧コース距離判別回路622は次の(7)式に示す演
算および(8)式に示す判別を行なう。
但し、Dい。は所定の判別のしきい値を表し、dは演算
され判別の対象となる距離値を表す。
そして、上記(8)式の判別式が成立するときは障害物
がこの円弧の近傍に存在することになる0判別式が成立
するときはその障害物は無人車と衝突する可能性が高い
記憶しておくのに値する有意な障害物であると判断でき
るので、回避必要性判定装置6の出力論理信号Uを1と
し、判別式が成立しないときは出力論理信号Uを0にす
る。回避必要性判定装置6の出力論理信号Uは回避動作
決定装置7および減速指令装置8へ送出され、出力輪l
信号Uが1のとき、回避の必要性があるので、回避動作
決定装置7および減速指令装置8が起動される。
減速指令装置8は、停止および回避走行等の回避動作を
決定する回避動作決定装置7の作動中に、無人車が走行
し続けて、障害物に衝突するのを防止するために、回避
動作決定装置7が起動されたとき、同時に起動される。
減速指令装置8は、障害物検知装置5から得られる障害
物位置情報と現在の無人車の位置情報との距離を算出す
る距離算出回路81と、距離算出回路81の出力する距
離と位置方位計測装置■1から得られる無人車の速度と
無人車の停止性能とに基づいて走行制御装置■、に出力
する減速度を演算する減速度演算回路82とからなる。
距離算出回路81は、障害物検知装置5から障害物位置
座標(0え、(1),0,,1ll)を入力すると共に
、位置方位計測装置n、から現在の車の位置(X、Y>
を入力し、次式に示す演算を行なうことによって、障害
物位置と現在の無人車間の距離dを演算する。
d −(Oxmfll −x) ” + (0,、+1
)−y ) ” ・・・・・’(91減速度演算回路8
2は、距離算出回路81が出力する距離dと位置方位計
測装置■8から得られる無人車の速度Vとに基づいて、
次式に示す演算を行い走行制御装置■、に出力する減速
度deを求める。
d e = v/ (d −dl)     −・==
(10)但し、dlは停止時の無人車と障害物との安全
距離である。
減速指令装置8は最終的に減速度演算回路82の演算す
る減速度deを走行制御装置■1に出力する。
回避の始点演算手段1)は、位置方位計測装置■1から
得られる無人車の現在位i!(x、y)、方位θ、速度
Vに基づいて、車が回避路決定処理を終えた時点に到達
していると予測される点(X。
、Y、)を演算し、この点を回避の始点位置として出力
する。この演算は次に示す式に基づいて行われる。
X!=X+V、  −cos θ・τ−o、s・Vl・
vl ・sin θ・τ2   ・・・・・・(1))
Ya = 3’ ” V *  ’ Sin θ・τ−
0,5・V。
・vl ・cos θ・τ2.    ・・・・・・(
12)但し、 τ:予測時間 ■、;無人車の線速度 Vユ :無人車の角速度 である。
この式は、速度変化が小さい時にτ時間後の車の位置を
近似的に演算するものである0回避の始点演算手段1)
の出力する回避の始点の位置座標は、回避路演算手段1
3に送出される。
回避の終点演算手段12は、後述の回避対象の障害物記
憶手段16に記憶された障害物の位置座標(0,、(1
)、0yalll)  (ただしi−1,・=m)全て
に対してその座標値を入力し、それに対する回避の終点
の座標値を演算出力す゛る。この座標の算出法として、
走行コースと障害物の位置との位置関係によって、3種
の回避の終点の演算手段を使い分ける。この手段は、3
種の回避の終点の演算手段(以下では(1)、(2)、
(3)を付して区別する)と、これらを選択する回路と
によって以下のように構成される。まず、後述の元の走
行コース記憶装置18から回避動作前に走行していた走
行コースの情報を入力し、障害物(0,、+1).0.
。(1))とその走行コースの終点位置の距HDを演算
する障害物と終点間の距離演算回路121を備え、次式
に示す演算を行い、Dを求め出力する。
D  −(Oxo(1)−Xs  )  ”  +(O
yotll −Yb  )  ”・・・αl また、回避の終点演算手段12は、この出力値りと所定
のしきい値r2とを比較し、出力値りがしきい値r2よ
り大きいときは1)そうでないときは0となる論理信号
B、を出力する比較器122を備えている。論理信号B
1が1のときは、回避の終点の演算手段[1) 126
を起動し、論理信号B1が0のときは、元の走行コース
記憶装置■1から人力する走行コースを現在対象として
いる走行コースの次の走行コースとし、走行コース型判
定回路123を起動する。走行コース型判定回路123
は走行コースの情報を入力し、走行コースの型が直線型
か円弧型かを判定する。走行コースの型が直線の場合に
は障害物と終点間の距離演算回路121を起動し、同様
の処理を繰り返す、走行コースの型が円弧の場合は障害
物と終点間の距離演算回路124を起動し、障害物と終
点間の距離演算回路124と同様に距離値りを演算出力
する。比較器125はこの出力値りと所定のしきい(I
 r z とを比較し、D値r、より大きいときは1、
そうでないときはOとなる論理信号B2を出力する。論
理信号B!が1のときは、回避の終点の演算手段+21
)27を起動し、論理信号B2が1のときは、回避の終
点の演算手段+31)28を起動する。
回避の終点の演算手段fi+ 126は走行コースと障
害物の位置関係が第1)図に示す場合に回避の終点の座
標(X、、Y、)を計算する演算手段で、走行コースが
直線型の時に起動される直線型演算手段と、走行コース
が円弧型の時に起動される円弧型演算手段とからなる。
直線型演算手段は直線コースの方程式 %式% と、障害物の位置座標(0,。+1).0.。(1))
を中点とする半径「2の円の方程式 %式% の交点を次式に示すように演算し、回避の終点の座標(
Xb 、 Yb )を出力する。
a  2   +bt ・・・ ・・・010′ ただし、a、bは定数である。
円弧型演算手段は円弧型コースの方程式%式% (但し、(Xc、Yc)は円弧の中心点座標、Roは半
径) と、障害物の位置座標(08゜+1).0.、(1))
を中心とする半径r2の円の方程式 (x−01)0(1)) ” + (y−Oyo(1)
) ” −rt ”・・・ ・・・Ol の交点を同様に演算し、回避の終点の座標(xb2 Y
、)を出力する。
回避の終点の演算手段+21)27は走行コースと障害
物の位置関係が第12図に示す場合に回避の終点の座標
(Xb 、 Yh )を計算する演算手段である。この
回避の終点の演算手段(2)は障害物位置−(0,、f
ll、 o、、+1))を中点とした半径r2の円内で
、かつ障害物位置(0,。(1)1o、。(1))を中
心とした半径r3の円外の領域に、走行コース上の無人
車の停止などの動作が行われる点や、直線型のコースか
ら円弧型のコースに切り替わる点が存在するとき、その
点をそのまま回避の終点とする演算を行うものである。
この演算は次式に示すものであり、回避の終点の演算手
段(2)はこの演算によって回避の終点の座標(xb 
、 yb )を出力する。
Kb−X−・・・・・・(20) X b ” Y−・・・・・・(21)但し、(X、、
Y、)は走行コースの終点座標である。
回避の終点の演算手段T31)28は走行コースと障害
物の位置関係が第13図に示す場合に回避の終点の座1
 (Xb 、  Y、 )を計算する演算手段である。
この演算手段(3)は障害物位置(08゜fll、0、
。(1))を中点とした半径r、の円内の領域に、走行
コース上の無人車の停止などの動作が行われる点や、直
線型のコースから円弧型のコースに切り替わる点が存在
するとき、走行コースと障害物位置を中心とした半径r
、の円の交点を演算し、回避の終点とするものである。
そして、この演算手段(3)は、走行コースが直線型の
時に起動される直線型演算手段と、走行コースが円弧型
の時に起動される円弧型演算手段とからなる。直線型演
算手段は直線コースの方程式 %式%(22) と、障害物の位置座標(0,。to、oy。(1))を
中点とする半径「、の円の方程式 %式% の交点を次式に示すように演算し、回避の終点の座標(
X= 、Yb )を出力する。
a  !  4  b z ・・・・・・(24) a 赤 X、+C Y、−一□ ・・・・・・(25) 円弧型演算手段は円弧型コースの方程式%式% (但し、(Xc、Yc)は円弧の中心点座標、Roは半
径) と、障害物の位置座標(0,。ill 、 O、、(1
)’)を中点とする半径「、の円の方程式 %式% との交点を上記と同様に演算し、回避の終点の座標(X
5.Yb )を出力する。
回避対象の障害物選択15は、障害物検知装置5に記憶
されている障害物位置情報の中から、まず新たに検知し
、回避必要性判定装置6において回避必要と判定された
障害物の情報を選択し回避対象の障害物記憶手段16に
出力する。そして、この障害物に対して回避路演算手段
17を動作させ、回避路を演算したとき、障害物検知装
置5に記憶されている障害物の中でこの回避路に干渉す
る障害物が存在するときは、その障害物を選択し回避対
象の障害物記憶手段16に出力する。
回避対象の障害物記憶手段16は、回避対象の障害物選
択手段15で選択された障害物に関する位置情報を入力
し、記憶するメモリからなる。このメモリに位置情報が
記憶された1つ1つの障害物に対して順次それを対象と
した回避路演算手段17の回避路作成処理が行われる。
回避路演算手段13は回避対象の障害物に対して回避路
の演算を行う回避路演算手段17によって構成される0
回避路演算手段17は複数個の2点間回避路演算回路か
らなる。2点間回避路演算回路はp+ 、pz 2地点
間で障害物Oを回避する回避路を演算選択し出力するも
ので、り+点、22点、0点の座標値を入力し起動する
。2点間回避路演算回路171は93点から障害物Oの
右側を通り92点に至る回避路を演算する右側回避終演
算回路171)と、21点から障害物0の左側を通りp
!点に至る回避路を演算する左側回避路演算回路171
2と、右側回避終演算回路171)と左側回避路演算回
路1712との出力する2つの回避路を比較し、選択出
力する回避路比較選択回路1713からなる。右側回避
終演算回路171)、左側回避路演算回路1712は略
同様の処理であるので、以下にその構成をまとめて説明
する(右と左の違いは演算式の上で復号同順で区別する
)。
この回路では次の値を演算し出力する。すなわち、地点
1)+ から障害物0を中心とし半径r、の円の左側へ
引いた接線の方程式a1 ・x+b、  ・y+C+ 
=0の定数a、 、l)I s C1とこの接線の上記
円で切取られる線分の始点(XI 、y+ ”)、終点
(Xs 、 Y2 )を演算して出力する。
この演算を行なうには、まず地点p1の座標値を入力し
、地点p1が回避路の始点であるか否かを判別する。地
点p1が回避路の始点(x。
、Y、)のときは、上記線分の始点(XI 、Y+ )
が回避路の始点と等しくなるので、次の演算が行なわれ
る。
XI−X−・・・・・・(28) Y +  −Y −・・・・・・(29)次に障害1)
5oの位置座標(0,1、O,、)を入力し、a、−x
+b、  °)”C+  ”Oの定数alsb1、C1
を次式に示すように演算する。
b+  = (Oll−XI)” −r + ”   
 =、−(31)cl  =  at  ・XI   
b+  ・Y+    ・・・”・(32)(aCt!
:点plが回避の始点でなくある障害物の左又は右側に
存在するときは、障害物0の位置座L (Ox *、o
、1)を入力し、;1.−x+b、  ・y+c+=o
の定数a、 、b、 、c、を次式に示すように演算す
る。
2つの円の6し、の丑゛ キの6人 a + =  (0ya−()ya* )      
・・・・・・(33)b、= (0,、−0,、、) 
      ・・・・・・(34)c+  =a+  
’ O,、+b、  ・Oym+・1 ・FT丁r7マ
コ璽−・・・・・・(35)但し、(0−−−,0−a
−)は地点p1にある障害物の位置座標である。
2つの円の る、の丑゛  の−人 す、= Cows  Xt )”   r+ ”   
・・・・・・(37)c+ −at  HXt   b
+  ・Y*   ・・”・(38)但し、(Xt 、
  YL )は両日の中点である。
この場合は、線分の始点(x+ 、Yl >は回避の始
点と等しくないので、今演算している回避路に連結する
既に作成した回避路の直線 3゜−X + bo−y + C,−0−(39)の情
報を入力し、前の処理で演算した直線a+  ’X ”
b+  ・y+、’−1−0−・=(40)との交点を
次式のように演算し線分の始点(X。
、Yl)を求める。
この処理は、次に地点p2の値を入力し、地点p2が回
避の終点であるか否かを判別するものである。地点p2
が回避の始点<Xs 、 Yh )の時は、障害物から
地点ptに至る線分の終点(Xz、Yg)が回避の終点
と等しくなるので、次の演算が行われる。
XZ−X、     ・・・・・・(43)Yz−Yh
     ・・・・・・(44)そして、a、−x+b
、−y+ct =Oの定数az 、bz 、C2を次式
に示すように演算する。
tz = (0,、−Xz ) ” −r、 ”   
””・・(46)c、 = −ax  ’ Xz −b
z  ・Y、   ”””(47)(b)地点ptが回
避の始点でなくある障害物の左又は右側に存在するとき
は、障害物0の位置座!!I(0,、,07,)を入力
し、at  ・x+bz  ・y+c、=oの定数at
 、bt 、C2を次式に示すように演算する。
2つの円の6じ、の北゛ 線の”人 ax −(Oya  O*am )     ・=−(
48)bt = Coma  Oym* )     
 −−(49)C!  =at  ・ Oxa”bz 
 ・ Oy@+  r+但し、(0,、、、O,ll、
 )は地点p1がある障害物の位置座標である。
b2=(o、、−xt)”−r、”   ・・・・−(
52)c2=  ax  + xL   bz  ・Y
t   −−(53)但し、(xt、Y、) は両日の
中点である。
線分の終点(Xx 、 Yt )はこの場合は、回避の
始点と等しくないので、今演算している回避路に連結す
る既に作成した回避路の直線 a2  ・x+b、+ y+c3−0−− (54)の
情報を入力し、前の処理で演算した直線a、  ・x+
b、  ・y+c、=O・−・−(55)との交点を次
式のように演算し線分の始点(X z、Y2)を求める
次に、これまで求めた直線a、・x+b、  ・y+c
+=oと直線ax  ・x+bz  −y+c2 =0
の交点を次式に示すように演算しくX3 、  Yx 
)を求める。
上記で回避路を構成する2つの線分(X、、Y、)−(
X3 、 Yl )、(X3 、Yl )   (Xt
、Yt)・が演算されたので、次にこの回避路に干渉す
る障害物が障害物検知装置5に記憶されている障害物の
中に存在するかを障害物の位置情報(08゜(1)。
0.。(1))を順次入力し、判別する。線分(X、。
Yl)  (Xs 、Yx )に障害物が存在するかを
判別する処理は、まず次の(60)式に示す判別演算処
理を行い、障害物がその領域に含まれるかを次の(61
)式に基づいて判別する。
、、0.、 (60) 0≦t≦(Xs  X+ )” + (Yj  Yl 
)”+Ttb+   ・・・・・(61) 但し、Tい、は所定の判別のしきい値を示し、tは演算
され判別の対象となる距離値を示す。
そして、上記(61)式の判別式が成立するときは障害
物がこの線分の領域に存在することになり次の距離判別
処理に進む0判別式が成立しないときは障害物がこの線
分の領域に存在しないことになり、その障害物は線分に
干渉しないと判断される。
距離判別処理は、次の(62)式に示す演算、次の(6
3)式に示す判別によって行なわれる。
・・・・・(62) d≦D t、、     ・・・・・(63)但し、D
Lk+ は所定の判別のしきい値を示し、dは演算され
判別の対象となる距離値を示す。
そして、上記(63)式の判別式が成立するときは障害
物がこの直線の近傍に存在することになる。
その時はその障害物はこの線分に干渉すると判断される
。またこの判別式が成立しない時はその障害物はこの線
分に干渉しないと判断される。
線分に干渉する障害物が存在すると判断された場°合は
、その線分上を走行できないので、その間にその障害物
を回避する回避路を作成する処理が必要になる。この回
避路はある2点間で障害物を回避する回避路を演算する
処理なので、複数個の2点間回避路演算回路171の他
の1つを次の値を入力し、起動させることによって回避
路を演算できる。
1)’l−1)1 p’t=0 0 ′ −干渉する障害物 但し、  ′は新たに起動する2点間回避路演算回路1
71の入力値である。
すな−わち、回避路の線分に干渉する障害物の存在が判
別されたとき、2点間回避路演算回路の処理を一時中止
し、その小区間での回避路演算を行うために、他の2点
間回避路演算回路を起動し、この演算回路で演算された
回避路を入力し、再び処理を中止していた元の2点間回
避路演算回路を起動し、回避路の中の障害物が干渉して
いた区間を、他の2点間回避路演算回路から人力した回
避路で置き換え、次の処理に進む、また、全ての障害物
について干渉するか否かの判断を行ない、干渉する障害
物が存在しなかったときは、そのまま次の処理に進む、
ここで、回避路に干渉するか否かの判別は、障害物記t
9装置5に記載されている障害物の中から、回避対象の
障害物を選択する場合にも使用し、ここで干渉すると判
断された障害物は、回避対象の障害物選択手段15によ
って選択され、回避対象の障害物の位置座標が回避対象
の障害物記憶手段16に出力される。
次の線分(Xs 、Yj )−(X、、Yz )に障害
物が存在するかを判別する処理は、上記で説明した線分
(X+ 、Yl)−(X3 、y、)に障害物が存在す
るかを判別する場合と同様、まず次の(64)式に示す
判別演算処理を行ない、障害物がその領域に含まれるか
を(65)式によって判別する。
・・・・・・(64) 0ust≦ (Xz  −X3 )”  +  CYz
  −Ys )”+ T1)     ・・・・・・(
65)但し、Tい、は所定の判別のしきい値を示し、t
は演算され判別の対象となる射影値を示す。
そして、上記(65)式かの判別式が成立するときは障
害物がこの線分の領域内に存在することになり次の距離
判別処理に進む。判別式が成立しないときは障害物がこ
の線分の領域に存在しないことになり、その障害物は線
分に干渉しないと判断される。
距離判別処理は、次の(66)式に示す演算および(6
7)式に示す判別によって行なわれる。
・・・・・・(66) d≦DLh+       ・・・・・・(67)但し
、Dい、は所定の判別のしきい値を示し、1dは演算さ
れ判別の対象となる距離値を示す。
そして、この(67)式の判別式が成立するときは障害
物がこの直線の近傍に存在することになる。
その時はその障害物はこの線分に干渉すると判断される
。またこの判別式が成立しない時はその障害物はこの線
分に干渉しないと判断される。
線分に干渉する障害物が存在すると判断された場合には
、その線分上は走行できないので、その間にその障害物
を回避する回避路を作成する処理が必要になる。この回
避路は、ある2点間で障害物を回避する回避路を演算す
る処理なので、複数個の2点間回避路演算回路17の他
の1つに次の値を入力して起動させることによって演算
することができる。
p’l−。
p’z−pz r  =干渉する障害物 但し、′は新たに起動する2点間回避路演算回路171
の入力値である。
すなわち、回避路の線分に干渉する障害物の処理を一時
中止し、その小区間での回避路演算を行なうために、他
の2点間回避路演算回路を起動し、この演算回路で演算
された回避路を入力し、再び処理を中止していた元の2
点間回避路演算回路を起動し、回避路の中の障害物が干
渉していた区間を、他の2点間回避路演算回路から入力
した回避路で置き換える。これにより、91点からpz
点に至る幾つかの線分を連結した回避路が完成する。
また、全ての障害物について干渉するか否かの判断を行
ない、干渉する障害物が存在しなかったときは、そのま
まその線分を用いることにより、91点から92点に至
る幾つかの線分を連結した回避路が完成する。またここ
で回避路に干渉するか否かの判別も、障害物記憶装置5
に記載されている障害物の中から回避対象の障害物を選
択する場合にも使用し、ここで干渉すると判断された障
害物は、回避対象の障害物選択手段15によって選択さ
れ、回避対象の障害物の位置座標が回避対象の障害物記
憶手段16に出力される。
右側回避路演算回路171)、左側回避路演算回路17
12は以上の処理によって対象とした障害物の左右を通
る回避路をそれぞれ出力する。障害物の分布状況によっ
て、回避路が演算できないときは、回避路を出力しない
。演算回路171)゜から出力された回避路は、回避路
比較選択回路1713に送出される。
回避路比較選択回路1713は右側回避路演算回路17
1)と左側回避路演算回路1712とが出力する2つの
回避路を比較し、選択出力する。
この処理のフローチャートを第14図に示す、この処理
は2つの回避路の有無、と3つの評価関数値、すなわち
総回避路長Lr、L/、元の走行コース記憶手段18に
記憶された元の走行コースとの最大距1idlDr、D
J!、現在の車の状態からその回避路を走行するのに必
要な回転角度Ar、A6という量を演算比較することに
よって行なう。
すなわち、第14図のステップ100で右側回避路が存
在するか否かを判断し、右側回避路がない場合はステッ
プ102で左側回避路が存在するか否かを判断する。ス
テップ102で左側回避路がないと判断された場合、す
なわち右側回避路と左側回避路とのいずれも存在しない
場合は、ステップ126で回避路は存在しないと判断さ
れ、回避路は選択されない、一方、ステップ102で左
側回避路が存在すると判断された場合、すなわち左側回
避路のみが存在する場合には、ステップ130で左側回
避路が選択される。
ステップ100で右側回避路が存在すると判断されたと
きは、ステップ104で左側回避路が存在するか否かを
判断し、否定の場合すなわち右側回避路のみが存在する
場合はステップ128で右側回避路を選択し、ステップ
104の判断が肯定のときはステップ106へ進む。ス
テップ106では、右側回避路の総回避路長Lr と左
側回避路の聡回避路長L1とを比較し、Lr>Lt+な
らばステップ1)0でLr/Lj!が所定値Lsを越え
ているか否かを判断する。ステップ1)0の判断が否定
のときはステップ1)2へ進み、ステップ1)0の判断
が肯定のとき、すなわち右側回避路の総回避路長L「が
左側回避路の総回避路長LILより十分長いときは、ス
テップ130で左側回避路を選択する。一方、ステップ
106でLr:5Lj!と判断されたときは、ステップ
108でLn/Lrが所定値Lsを越えているか否かを
判断する。ステップ108の判断が否定のときはステッ
プ1)2へ進み、ステップ108の判断が肯定のとき、
すなわち左側回避路の総回避路長LIlが右側回避路の
総回避路長Lrより十分長いときは、ステップ128で
右側回避路を選択する。
次のステップ1)2では、左右の回避路と元の走行コー
スとの最大距離Dl、Drを比較し、Dr 101とき
はステップ1)4でD I −Drと所定値Ds とを
比較する。ステップ1)4でDJ−Dr >Ds と判
断されたときは、左右方向の最大距離が略等しく右側回
避路の方がかなり元の走行コースに近いのでステップ1
28で右側回避路を選択する。ステップ1)4でDI−
Dr:!aDs と判断されたときは、ステップ1)6
で回避路を走行するのに必要な左右方向の回転角度A1
.Arを比較する。右方向回転角度A「が左方向回転角
度A/より小さいときは、ステップ128で右側回避路
を選択し、AI≦Arのときはステップ1)8でAr 
−Aj+とAs とを比較しAr −AIが所定値As
より小さいときはステップ128で右側回避路を選択し
、Ar−Al>Asのときはステップ130で左側回避
路を選択する0以上の結、 果、右側回避路の最大距離
Drが左側回避路の最大距離より十分大きいときは右側
回避路が選択され、右側回避路の最大路MDrが左側回
避路の最大距離より小さくかつその差が小さいときには
、回転角度も考慮して回避路が選択される。
また、ステップ1)2においてDr>Diと判断された
ときには、ステップ120〜ステツプ124においてス
テップ1)4〜ステツプ1)6と同様に右側回避路また
は左側回避路が選択される。
そして最終的に左側、右側回避路をi!訳し出力するか
、または回避路が無いことを示す信号を出力する。以上
の処理によって2点間回避路演算回路171は、与えら
れたり+、I)z2地点間で与えられた障害物Oを回避
する回避路を演算選択し出力する。
回避路演算手段17は回避対象の障害物記憶手段16に
位置が記憶された障害物の1つ1つに対して起動され、
その障害物を障害物0とし、回避の始点をI)l、回避
の終点をp2として2点間回避路演算回路1つを動作さ
せる。2点間回避路演算回路で演算された回避路は比較
選択手段14に送出される。
比較選択手段14は、回避路演算手段17が回避対象の
障害物記憶手段16に位置が記憶されたそれぞれの回避
対象の障害物に対して演算した回避路の中から、最適な
一つを選択するために評価関数を演算し、最適な回避路
に相当する関数値を有するような回避路を選択する。こ
の処理は回避路比較選択回路1713とほぼ同様の第1
4図のフローチャートに示した処理で、回避路の比較を
行い、最終的に1つの回避路を選択する。
回避路組み込み手段10は比較選択手段14で選択され
た回避路のコースのデータを、予め定められた現在走行
中の走行コースの代わりに、次に走行すべき走行コース
として走行コース記憶装置!1に一時的に記憶する。こ
の操作は、走行コース記憶装W ■+ 内のメモリの内
容の書き換えまたは、走行コースのデータを指し示すポ
インタの値を書き換えることによって行なわれる。走行
コース記憶装置■1の゛走行コースを書き換えた後は、
走行制御手段■1は走行コース記憶装置It に記憶さ
れた走行コースデータに基づいて、車を走行させるので
、回避のための特別な走行制御装置は必要ない。
元の走行コース記憶手段18は、回避走行する前の元の
走行コースのデータを記憶するメモリからなる0回避走
行中に新たに回避走行変更の必要性が生じた時、ここで
記憶された元の走行コースデータを回避の終点演算手段
12、比較選択手段14、回避路演算手段17の処理に
用いることによって、より最適な回避路を得ることがで
きる。
走行コース記憶手段1)は、定められたコースを走らせ
るのに必要なパラメータを予め記憶したメモリ101か
ら成る。コースを走るのに必要なパラメータには動作の
種類、コースの形状値、走行速度等が含まれる。メモリ
101へのデータの書き込みは走行させる前に予め人手
によって行なってお(。
位置方位計測手段■、は、左右独立の計測輪2IR12
1Lと、それぞれの計測輪21R121Lの一定時間内
の回転数を計数する独立のカウンタ回路22R,22L
と、このカウンタ回路22R122Lの計数値から、車
の現在位置方位を演算する演算回路23からなる。
走行制御手段■1は、位置方位計測手段■、から得られ
た車の位置方位と、走行コース記憶手段1、に記憶され
たコースのパラメータ値に基づき、現在の車の状態から
与えられた走行コースを与えられた速度でより忠実に走
行するために必要となる左右駆動輪の加速度値を求める
加速度演算回路31と、その加速度値を積分して左右駆
動輪の実際の駆動量である回転速度を求める積分回路3
2とからなる。
駆動手段■1は走行制御手段■1から与えられる駆動量
に従って、モータ41の回転を制御するサーボ増幅14
2と、モータ41.クラツチ43、ギヤ44、駆動輪4
5等の駆動部分からなる。
ス」L別181」− 無人車走行中は、位置方位計測手段■1においては、2
つの独立のカウンタ回路22R,22Lが左右独立の計
測輪21R,21Lの一定時間内の回転数を計数し、演
算回路23がこのカウンタ回路22R,22Lの計数値
から、車の現在位置方位を演算する。
走行制御手段■1においては、加速度演算回路31が位
置方位計測手段■1から得られた車の位置方位と走行コ
ース記憶手段■1に記憶されたコースのパラメータ値と
に基づき、現在の車の状態から与えられた走行コースを
与えられた速度でより忠実に走行するために必要となる
左右駆動輪の加速度値を求め、積分回路32がその加速
度値を積分して左右駆動輪の実際の駆動量である回転速
度を出力する。
駆動手段■1においてはサーボ増幅器42が走行制御手
段■、から与えられる駆動量に従ってモータ41の回転
を制御し、モータ41の回転は、クラッチ43、ギヤ4
4を介して、駆動輪45に伝えられ無人車を駆動する。
回避動作指令手段v1は次の作用を有する。
障害物検知装置5は、複数個の距離測定手段51を動作
させ、位置座標演算手段52は、障害物検知装置5から
出力された障害物の無人車に最も近い1点の座標を演算
出力する。ここで得られた障害物位置情報は、比較手段
54で、既に障害物位置記憶装置53に記憶されている
障害物位置と比較され、その比較結果に応じて、障害物
位置記憶装置53は障害物位置記憶装置53に記憶され
ている障害物位置、または新たに検知された障害物位置
に店づいて、検知動作を繰り返す毎により正確な障害物
情報が障害物位置記憶装置53に記憶されるように演算
、メモリ操作を行なう、1回または数回の検知動作を行
なった結果、障害物位置記憶装置53の記憶する障害物
の位置情報に変更があった場合、その障害物に対応する
車の動作が必要かを判断するために、回避必要性判定装
置6を起動し、判定される障害物の位置情報を送出する
。ここで、障害物検知装置5に記憶されている障害物位
置合てについて回避必要性判定を行なうことも考えられ
るが、既に記憶されていて、その位置情報に変更のない
障害物は、それを記憶または位置変更した時点でその障
害物に対する回避動作を行なっており、回避必要性は無
いので判定する必要はない。
回避必要性判定装置6は、障害物検知装置5の出力する
障害物位置座標(018(1),0yi(It)を入力
し、その障害物が走行コースに近く、無人車と衝突する
可能性が高く、回避する必要があるか否かを判定する。
ここでいう走行コースは無人車が既に回避状態に入って
いる場合には元の走行コースではなく走行コースとして
組み込んだ回避路となる。この処理は判定対象の障害物
位置と、今後走行予定の走行コースデータを入力し、走
行コースへの射影判別回路61が、ある長さのコース(
線分又は円弧)に対し障害物がその領域に含まれるかを
判別し、その領域にあると判定された時、走行コースと
の距離判別回路62が障害物と走行コースとの距離を演
算し、その距離が所定のしきい値りい以内かを判別する
ことにより行なわれる。
距離がしきい値以内の場合は回避必要性があると判断さ
れ、論理出力信号Sを回避動作決定装置7、減速指示装
置8へ送出し、これらを起動する。
減速指示装置8は距離算出回路81が障害物検知装置5
から得られる障害物位置と現在の無人車の距離とを算出
し、減速度演算回路82が距離算出回路81の出力する
距離との位置方位計測装置■1から得られる無人車の速
度と無人車の停止性能とに基づいて走行制御装置■1に
出力する減速度を演算し、減速度deを走行制御装置■
1に出力することによって、停止、回避走行等の回避動
作を決定する回避動作決定装置7の作動中に無人車がそ
のまま走行し続け、障害物に衝突するのを防止する。
回避動作決定装置7は次の作用を存する。
回避動作決定装置7が起動されると、最初に回避の始点
演算手段1)、回避対象の障害物選択手段15、元の走
行コース記憶手段18が起動される。
回避の始点演算手段1)は、位置方位計測装置口、から
の無人車の現在位置(x、y)、方位θ、速度Vを入力
して、車が回避路決定処理を終えた時点に到達している
と予測される点(X、、Yb)を演算し、この点を回避
の始点位置として出力する。
回避対象の障害物選択手段15は、障害物検知装r1)
5に記憶されている障害物位置情報の中から、まず新た
に検知し、回避必要性判定装置6において回避必要と判
定された障害物の情報を選択し、回避対象の障害物記憶
手段16に出力する。回避対象の障害物記憶手段16は
、回避対象の障害物選択手段15で選択された障害物を
人力し、記憶する。
次に、回避対象の障害物記憶手段16に記憶された回避
対象の障害物に対して、回避路演算手段9、回避の終点
演算手段12が起動される。
回避の終点演算手段12は、後述の回避対象の障害物記
憶手段16に記憶された障害物位置座標、元の走行コー
ス記憶装置1日に記憶された回避動作前に走行していた
走行コースを入力し、走行コースと障害物の位置関係が
第1)図に示す場合は回避の終点の演算手段(1)12
6が、走行コースと障害物の位置関係が第12図に示す
場合に回避の終点の演算手段(2)127が、走行コー
スと障害物の位置関係が第13図に示す場合は回避の終
点の演算手段(3)128がそれぞれ動作し、円滑な回
避動作が行なえるような回避の終点の座標値(Xi 、
 Yb )を演算出力する。
回避路演算手段9は回避対象の障害物(ol)に対して
回避路の演算を行なう回避路演算手段17を起動する。
回避路演算手段17は複数個設置された2点間回避路演
算回路の一つを次の値を入力値として与え起動する。
pl =回避の始点(P、) 〇 −回避対象の障害物(OI) pz =回避の終点(P、) 例えば第15図に示すように回避路に干渉する障害物が
存在しない場合は、障害物の左右の回避路を演算し、適
した方が選択され出力される。この場合は、回避路演算
手段13が出力するのは1つの回避対象の障害物に対し
て演算された1つの回避路のみなので、比較選択手段1
4は、その回避路をそのまま選択出力し、回避路組み込
み手段lOはその回避路のコースデータを、走行コース
記憶装置■1に記憶させ、その回避路に沿った走行が行
なわれる。
一方、例えば第16図に示すように回避路に干渉する障
害物(02)が存在する場合は、まず、回避対象の障害
物選択手段15が、その干渉した障害物を回避対象の障
害物として選択し、回避対象の障害物記憶手段16に出
力され記憶される。
また同時に2点間回避路演算回路の処理を一旦中断し、
その干渉する障害物の存在する回避路線分の小区間での
回避路を算出するために、他の1つの2点間回避路演算
回路を次の値を入力値として与え起動する。
pI =干渉した区間の回避路線分の始点(Pl)〇 
−干渉した障害物(02) pt =干渉した区間の回避路線分の終点(P、)ここ
で出力されたその区間での最適回避路を、中断していた
2点間回避路演算回路が入力し、全体の区間での最適回
避路を選択し出力する(第17図参照)、これで1つの
回避対象の障害物に対する回避路演算手段17の処理は
終了したが、この時点で、先程干渉した障害物が回避対
象の障害物として追加記憶されているため、今度はその
障害物に対して同様に回避路演算手段17の処理が行な
われ、1つの回避路が出力される(第18図参照)、こ
の結果、回避路演算手段13からは2つの回避路が出力
される。比較選択手段14は、この2つの回避路の中か
ら、最適な一つを選択するために評価関数を演算し、最
適な回避路に相当する関数値を有するような回避路を選
択する。回避路組み込み手段10はこの回避路のコース
データを走行コース記憶装置■、に記憶させ、その回避
路に沿った走行が行われる。他の色′々な障害物の分布
状況に対しても、同様な処理によって、最適な回避路を
演算でき、これに沿った走行を射せる事ができる。
一実i四漫」九皿− 上述の作用を有する本実施例装置は、障害物検知装置5
を備えることにより、過去に検知した障害物の情報を記
憶することができ、単なる一回の検知結果に比べると、
正確広範な障害物の情報を得ることができる。また、障
害物検知装置として実施例に示した前車な構造の一回の
動作で得る障害物の情報が少ない装置を用いた場合でも
、記憶装置を備えることにより、検知動作を繰り返すこ
とによって、広範な障害物の情報を得ることができる。
これにより、回避動作を行なうのに必要十分な障害物の
分布状況を得ることができる。
本実施例装置は次の装置で構成される回避動作決定装置
7を備えることによって、障害物検知装置5から入力さ
れる障害物の分布に対して、小規模な!ji置で、実用
的な処理速度で、十分な回避動作を行なわせる事ができ
る。各々の装置は以下に示す効果を存する。すなわち、
回避の始点演算手段1)、回避の終点演算手段12、回
避路演算手段13は、線分の連結によって構成される回
避路の1つの実用的な作成手法を実現する装置で、回避
の始点演算手段1)、回避の終点演算手段12は回避路
の出発点と帰着点を与え、回避路演算手段13は、この
間で障害物の位置を中心とした円を仮定し、回避の始点
、回避の終点または他の障害物を中心とした円からこの
円に引いた接線を連結して構成される回避路を演算する
回避対象の障害物選択手段15、回避対象の障害物記憶
手段16、回避路演算手段17は実現した線分の連結に
よって構成される回避路の1つの実用的な作成手法にお
いて、障害物検知装置5に記憶されている障害物の中か
ら、その障害物との現在の走行コースとの距離、あるい
は演算中の回避路の候補との距離を算出することによっ
て回避動作を行なうのに関係する障害物だけを選択し、
回避路の無駄な演算処理を省き、実用的な処理速度を実
現する。
比較選択手段14と、回避路演算手段17の2点間回避
路演算回路171の回避路比較選択回路1713は、演
算出力される回避路が複数個であるため、評価関数を導
入し、その評価関数を演算し、最適な回避路に相当する
関数値を有するような回避路を選択することによって、
その中から最適な一つの回避路を選択する。この処理に
よって、ただ単に回避動作を行なうだけでなく、その場
に最も適応した回避動作を行なうことができる。
元の走行コース記憶手段18は、回避走行する前の元の
走行コースを記憶し、既にある障害物に対する回避動作
を行なった後の回避走行中に新たに回避走行変更の必要
性が生じた時、この元の走行コースに基づいて回避の終
点を演算し、回避路作成範囲を定め、また回避路の選択
を行なうことによって、その場に最も適応した回避動作
を行なうことができる。
回避必要性判定装置6は障害物検知装置5の出力する障
害物が回避必要があるかを判定し、回避動作決定装置7
を起動する。これは前方のある領域での障害物の検知を
回避動作の起動信号とする場合に比べると次の利点を有
する0例えば、右折コースを走行時に前方に障害物が存
在しこの障害物が右折地点の先にあり回避の必要がない
場合を想定すると、障害物の検知のみを回避動作の起動
信号とする場合は、その障害物を検知すれば、無駄な回
避動作を行なってしまうか、回避必要性判定装置6を有
する場合は、走行コースに対する障害物の位置関係を判
定するため、この障害物が回避の必要のない障害物であ
ると判定でき、無駄な回避動作を防止できる。
減速指令装置8は回避動作決定装置7が作動する前に走
行制御装置3に対して減速指令を与え、回避動作決定装
ff17が回避動作を決定してしまうまでの期間に車を
減速させ、最悪の場合にも停止し、障害物との衝突を回
避する。またここで減速を行なえば、迂回走行による回
避動作が決定された時、車の向きを変えるのが容易にな
るという利点も有する。
なお、実施例では本回避動作指令装置の構成として専用
の演算回路によるハード構成を示したが、マイクロコン
ピュータを用い、そのためのプログラムによって行なう
ことも可能であり、またプログラムの変更も容易である
こと等から、マイクロコンピュータを用いた方が実用的
に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来技術を示す説明図、第3図は第1
の発明の概念を示す概略構成図、第4図は第2の発明を
示す概略構成図、第5図は本発明の第1の態様を示す概
略構成図、第6図は本発明の第2のc、様を示す概略構
成図、第7図は本発明の第3の態様を示す概略構成図、
第8図は本発明の第4のa様を示す概略構成図、第9図
は本発明の第5の態様を示す概略構成図、第10図は本
発明の実施例の全体を示すシステム図、第1)図、第1
2図、第13図は回避の終点の演算手段の動作を示す平
面図、第14図は回避路比較選択回路1713、比較選
択手段14で行なわれる比較選択処理のフローチャート
、第15図、第16図、第17図、第18図は回避動作
決定装置7の動作を示す平面図である。 1・・・位置方位計測手段 2・・・走行コース記憶装置 3・・・走行制御装置 4・・・駆動装置 5・・・障害物検知装置 6・・・回避必要性判定装置 7・・・回避動作決定装置 8・・・減速指示装置 9・・・回避路作成手段 10・・・回避路組み込み手段 1)・・・回避の始点演算手段 12・・・回避の終点演算手段 13・・・・回避路演算手段 14・・・比較選択手段 15・・・回避対象の障害物選択手段 16・・・回避対象の障害物記憶手段 17・・・回避対象の障害物に対する回避路演算手段1
日・・・元の走行コース記憶手段。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無人車の位置方位を検知して検知した位置方位情
    報を出力する位置方位計測装置と、無人車の動作を決定
    する走行コースを記憶する記憶装置と、無人車を移動お
    よび転向させる駆動装置と、前記記憶装置に記憶された
    走行コースの情報と前記位置方位情報とを比較して前記
    駆動装置を制御するための制御量を演算する走行制御装
    置とを備え、前記走行コースに沿って自律移動する無人
    車の障害物回避動作指令装置において、 障害物の位置を検知して検知した障害物位置情報を逐次
    または記憶蓄積して出力する障害物検知装置と、 前記記憶装置に記憶された走行コースの情報と前記障害
    物検知装置から得られる障害物位置情報とに基づいて、
    障害物と走行コースとの間の距離を演算し、演算された
    距離と所定値とを比較して障害物回避動作の必要がある
    か否かを判定する回避必要性判定装置と、 前記回避必要性判定装置によって障害物回避動作の必要
    ありと判定されたとき、前記障害物検知装置から得られ
    る障害物位置情報と前記位置方位計測装置から得られる
    位置方位情報とに基づいて、障害物回避動作時の障害物
    と無人車との間の距離を考慮して無人車が障害物の存在
    地点を通過しない回避動作を決定し、決定された回避動
    作を無人車に実行させるように前記記憶手段に記憶され
    た走行コースを変更する回避動作決定装置と、を設けた
    ことを特徴とする無人車の障害物回避動作指令装置。
  2. (2)無人車の位置方位を検知すると共に無人車の速度
    を演算して速度情報を含む位置方位情報を出力する位置
    方位計測装置と、無人車の動作を決定する走行コースを
    記憶する記憶装置と、無人車を移動および転向させる駆
    動装置と、前記記憶装置に記憶された走行コースの情報
    と前記位置方位情報とを比較して前記駆動装置を制御す
    るための制御量を演算する走行制御装置とを備え、前記
    走行コースに沿って自律移動する無人車の障害物回避動
    作指令装置において、 障害物の位置を検知して検知した障害物位置情報を逐次
    または記憶蓄積して出力する障害物検知装置と、 前記記憶装置に記憶された走行コースの情報と前記障害
    物検知装置から得られる障害物位置情報とに基づいて、
    障害物と走行コースとの間の距離を演算し、演算された
    距離と所定値とを比較して障害物回避動作の必要がある
    か否かを判定する回避必要性判定装置と、 前記回避必要性判定装置によって障害物回避動作の必要
    ありと判定されたとき、前記障害物検知装置から得られ
    る障害物位置情報と前記位置方位計測装置から得られる
    位置方位情報とに基づいて、障害物回避動作時の障害物
    と無人車との間の距離を考慮して無人車が障害物の存在
    地点を通過しない回避動作を決定し、決定された回避動
    作を無人車に実行させるように前記記憶手段に記憶され
    た走行コースを変更する回避動作決定装置と、前記障害
    物検知装置から得られる障害物位置情報と前記位置方位
    計測装置から得られる位置方位情報とに基づいて、障害
    物と無人車との間の距離を演算すると共に演算された距
    離と無人車の速度とに基づいて減速指令または停止指令
    を求め、前記決定された回避動作を無人車に実行させる
    前に無人車を減速または停止させるように前記走行制御
    装置へ減速指令または停止指令を出力する減速指令装置
    と、 を設けたことを特徴とする無人車の障害物回避動作指令
    装置。
  3. (3)前記回避動作決定装置を、 前記回避必要性判定装置によって障害物回避動作の必要
    ありと判定されたとき前記障害物検知装置から得られる
    障害物位置情報と前記位置方位計測装置から得られる位
    置方位情報とに基づいて、障害物回避動作時の障害物と
    無人車との間の距離を考慮して無人車が障害物の存在地
    点を通過しない回避路を作成する回避路作成手段と、 前記回避路作成手段で作成された回避路の情報を既に記
    憶されている走行コースに代えて前記記憶装置に一時的
    に記憶させて、前記回避路を一時的に次に走行すべき走
    行コースとする回避路組み込み手段と、 で構成した特許請求の範囲第(1)項または第(2)項
    記載の無人車の障害物回避動作指令装置。
  4. (4)前記回避路作成手段を、 前記回避路の始点を仮定して無人車が仮定された始点に
    到達するまでの予測時間と前記位置方位計測装置から得
    られる位置方位情報とに基づいて前記始点の位置座標を
    演算する回避の始点演算手段と、 前記回避路の終点を仮定して無人車が仮定された終点に
    到達するまでの予測時間と前記位置方位計測装置から得
    られる位置方位情報とに基づいて前記終点の位置座標を
    演算する回避の終点演算手段と、 前記始点の位置座標、前記終点の位置座標および前記障
    害物検知装置から得られる障害物位置情報に基づいて、
    障害物の位置を中心とする円を仮定して前記始点、前記
    終点または他の障害物の位置を中心とする円から前記仮
    定された円に引いた接線または円弧で構成される回避路
    を演算する回避路演算手段と、 で構成した特許請求の範囲第(3)項記載の無人車の障
    害物回避動作指令装置。
  5. (5)前記回避動作決定装置に、評価関数を用いて前記
    回避路演算手段で演算された回避路の中から最適な1つ
    の回避路を選択する比較選択手段を設けた特許請求の範
    囲第(4)項記載の無人車の障害物回避動作指令装置。
  6. (6)前記回避動作決定装置を、 回避路の始点を仮定して無人車が仮定された始点に到達
    するまでの予測時間と前記位置方位計測装置から得られ
    る位置方位情報とに基づいて前記始点の位置座標を演算
    する回避の始点演算手段と、回避路の終点を仮定して無
    人車が仮定された終点に到達するまでの予測時間と前記
    位置方位計測装置から得られる位置方位情報とに基づい
    て前記終点の位置座標を演算する回避の終点演算手段と
    、前記障害物検知装置に記憶蓄積されている障害物位置
    情報と現在の走行コースとの距離または前記障害物位置
    情報と演算中の回避路との距離を演算すると共に該距離
    と所定のしきい値とを比較し、該距離が所定のしきい値
    より小さい障害物を回避対象の障害物として選択する回
    避対象の障害物選択手段と、 前記回避対象の障害物選択手段で選択された回避対象の
    障害物の障害物位置情報を記憶する回避対象の障害物記
    憶手段と、 前記始点の位置座標、前記終点の位置座標および前記回
    避対象の障害物記憶手段に記憶された回避対象の障害物
    位置情報に基づいて、回避対象の障害物の位置を中心と
    する円を仮定して前記始点、前記終点または他の障害物
    位置を中心とする円から前記仮定された円に引いた接線
    または円弧で構成される回避路を演算する回避路演算手
    段と、で構成された特許請求の範囲第(1)項または(
    2)項記載の無人車の障害物回避動作指令装置。
  7. (7)回避走行する前の元の走行コースを記憶する元の
    走行コース記憶手段を設け、回避走行中に新たに回避走
    行変更の必要性が生じたとき、元の走行コースを回避路
    作成の指標とし、より適合した回避動作を可能にしたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)乃至第(6)項
    記載の無人車の障害物回避動作指令装置。
JP61118296A 1986-05-22 1986-05-22 無人者の障害物回避動作指令装置 Pending JPS62274313A (ja)

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